JP2015162755A - 無線通信方法及び無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法及び無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015162755A
JP2015162755A JP2014035904A JP2014035904A JP2015162755A JP 2015162755 A JP2015162755 A JP 2015162755A JP 2014035904 A JP2014035904 A JP 2014035904A JP 2014035904 A JP2014035904 A JP 2014035904A JP 2015162755 A JP2015162755 A JP 2015162755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
calibration
communication method
bandwidth
securing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014035904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6276065B2 (ja
Inventor
高橋 洋
Hiroshi Takahashi
洋 高橋
誠隆 入江
Masataka Irie
誠隆 入江
岡 直人
Naoto Oka
直人 岡
浦部 嘉夫
Yoshio Urabe
嘉夫 浦部
坂本 剛憲
Takenori Sakamoto
剛憲 坂本
和弘 安道
Kazuhiro Ando
和弘 安道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2014035904A priority Critical patent/JP6276065B2/ja
Priority to US14/620,838 priority patent/US9674712B2/en
Publication of JP2015162755A publication Critical patent/JP2015162755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6276065B2 publication Critical patent/JP6276065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0686Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission
    • H04B7/0695Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission using beam selection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/10Monitoring; Testing of transmitters
    • H04B17/11Monitoring; Testing of transmitters for calibration
    • H04B17/12Monitoring; Testing of transmitters for calibration of transmit antennas, e.g. of the amplitude or phase
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0868Hybrid systems, i.e. switching and combining
    • H04B7/088Hybrid systems, i.e. switching and combining using beam selection

Abstract

【課題】端末がキャリブレーション中に送信したキャリブレーション用の信号以外の信号を受信することを抑制し、またキャリブレーション中に送信するキャリブレーション用の信号を通信相手が受信することを抑制した無線通信方法及び無線通信装置を提供する。
【解決手段】ビームフォーミングにおいて特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶し、送信又は受信特性の劣化を検出した場合、キャリブレーション用の帯域を確保し、確保した帯域中に特性が不良なビームに変更してキャリブレーションを実施し、キャリブレーション終了後には特性が良好なビームに戻す。
【選択図】図2

Description

本開示は、通信中に送信又は受信特性を改善させるキャリブレーションを実施する無線通信方法及び無線通信装置に関する。
無線通信装置では、例えば温度上昇による送信又は受信特性の劣化を改善するために、キャリブレーションが実施される。従来のキャリブレーションは、2つのアンテナを有する端末において、一方のアンテナから信号を送信し、他方のアンテナを用いて信号を受信することで行われる。無線通信装置におけるキャリブレーション方法として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
国際公開第2008/146494号
しかしながら、従来のキャリブレーション方法は、端末がキャリブレーション中に送信したキャリブレーション用の信号以外の信号を受信する可能性を排除することが困難であり、また、キャリブレーション用の信号を通信相手が受信して誤動作を起こす可能性もある。
本開示は、係る事情に鑑みてなされたものであり、端末がキャリブレーション中に送信したキャリブレーション用の信号以外の信号を受信することを抑制し、またキャリブレーション中に送信するキャリブレーション用の信号を通信相手が受信することを抑制した無線通信方法及び無線通信装置を提供する。
本開示の無線通信方法は、ビームフォーミングの設定処理の結果から特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶するビーム記憶ステップと、送信又は受信特性が劣化していることを検出する検出ステップと、前記検出したことを契機にキャリブレーション用の帯域を確保する帯域確保ステップと、前記キャリブレーション用の帯域中に前記特性が不良なビームに変更するステップと、前記キャリブレーション用の帯域中にキャリブレーションを実施するステップと、前記キャリブレーション終了後に前記特性が良好なビームに変更するステップと、有する。
本開示によれば、キャリブレーション中に他の端末からの信号の受信を抑制し、かつキャリブレーション中に信号を送信する場合でも、他の端末がキャリブレーション用の信号を受信することを抑制することで、キャリブレーションの精度向上を図ることができる。
実施の形態1に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図 実施の形態1に係る無線通信装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る無線通信装置を備えた端末において、該端末と基地局とを含むネットワークにおけるビームフォーミングの設定処理の流れを示す図 Sector Sweep Feedbackのフレームフォーマットを示す図 Sector Sweep ACKのフレームフォーマットを示す図 実施の形態1に係る無線通信装置を具備した端末の動作を説明するためのネットワーク構成例を示す図 実施の形態1に係る無線通信装置を備えた端末がキャリブレーションするまでの処理を説明するための図 実施の形態2に係る無線通信装置を具備した端末の動作を説明するためのネットワーク構成例を示す図 実施の形態2に係る無線通信装置を具備した端末がキャリブレーション用の帯域を確保する方法を説明するための図 実施の形態3に係る無線通信装置を具備した端末の動作を説明するためのネットワーク構成例を示す図 実施の形態3に係る無線通信装置を備えた端末の動作を説明するための図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(本開示の一形態を得るに至った経緯)
近年、60GHz帯を使用するミリ波無線通信において、複数の無線通信規格が策定若しくは検討されている。
免許を受ける必要がない主要な無線LAN(Local Area Network)/無線PAN(Personal Area Network)規格としては、例えば、WiGig(Wireless Gigabit)、IEEE802.15.3c、Wireless HD(High Definition)、ECMA−387がある。また、IEEE802.11ad規格の策定も完了している。
ところで、無線通信装置においては、回路の小型化が進むに従って回路の発熱による送信又は受信特性の劣化が問題となるため、キャリブレーションを実施して送信又は受信特性の改善を図っている。無線通信装置におけるキャリブレーション方法として、特許文献1に記載された方法がある。
特許文献1に記載されたキャリブレーション方法は、第1のアンテナからパイロット信号を送信し、第1のアンテナとは異なる第2のアンテナを用いて受信して第1のアンテナのチャネル推定値を算出する一方、第2のアンテナからパイロット信号を送信して、第1のアンテナを用いてパイロット信号を受信して第2のチャネル推定値を算出し、第1及び第2のチャネル推定値を用いて、第1のアンテナ及び第2のアンテナ間において送受信する信号を調整するための補正係数を算出する。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、キャリブレーション中に自分が送信した信号以外にも第三の端末からの信号を受信する可能性があり、また、自分が送信した信号を受信する専用の帯域を割り当てることが困難である。さらに、自分が送信した信号を自分以外の端末が受信してしまうことで、受信した端末が不要な受信処理を行ってしまうという課題がある。
以下、端末がキャリブレーション中に送信したキャリブレーション用の信号以外の信号を受信することを抑制し、またキャリブレーション中に送信するキャリブレーション用の信号を通信相手が受信することを抑制した無線通信方法及び無線通信装置について説明する。
本開示の実施の形態は、ミリ波通信規格であるWiGigに対応する端末上において動作することを前提としている。なお、WiGigでの使用を前提に説明するが、例えば、同様のミリ波規格であるIEEE802.15.3c、指向性を有する他の無線通信規格でも勿論使用可能である。
また、本開示の実施の形態では、基地局(PCP)が、1つのチャネルにおいて複数の端末(STA)を管理するNW(NetWork)を構成する場合を想定している。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、実施の形態1に係る無線通信装置1は、前述したように、WiGigに対応する端末上において動作するものであり、無線部10と、ビームフォーミング結果記憶部11と、プロトコル処理部12と、特性劣化検出部13と、キャリブレーションタイミング制御部14と、帯域管理部(帯域確保部)15と、アンテナ16と、を備える。なお、帯域管理部15は、帯域確保部に対応する。また、無線部10は、第1,第2のビーム変更部及びキャリブレーション実施部に対応する。
アンテナ16は、送信用と受信用の2つのアンテナを用いて構成される。無線部10は、受信用のアンテナ16を介して受信された無線受信信号に対して無線受信処理(例えば、ダウンコンバート、アナログディジタル変換、復調処理)を施し、プロトコル処理部12へ出力する。また、無線部10は、プロトコル処理部12から入力されるディジタル信号に対して無線送信処理(例えば、アップコンバート、ディジタルアナログ変換、変調処理)を施し、送信用のアンテナ16を介して送信する。また、無線部10は、ビームフォーミングを行うためのビームを形成し、また形成したビームを切り替える設定処理を行う。また、無線部10は、ビームフォーミングの設定処理の結果、ビーム毎の情報(例えば、受信電力、RSSI(Received Signal Strength Indication)、エラー率)をビームフォーミング結果記憶部11へ出力する。
ビームフォーミング結果記憶部11は、無線部10からのビーム毎の情報を記憶する。プロトコル処理部12は、例えば、通信相手の端末との接続処理、認証処理、帯域確保、帯域開放処理、又は、ビームフォーミングの制御処理を行う。また、プロトコル処理部12は、例えば、送信するパケットの生成処理及び受信したパケットの解析を行う。また、プロトコル処理部12は、例えば、送信したパケット数、再送したパケット数、受信パケット数、受信したパケットのうちCRC(Cyclic Redundancy Check)エラー数を含む統計情報を保持する。統計情報は、接続端末毎に管理されてもよいし、パケット種別毎に管理されてもよい。また、プロトコル処理部12は、無線部10に対してキャリブレーションの指示又はキャリブレーション中のビーム制御を行う。
特性劣化検出部13は、プロトコル処理部12が管理する統計情報に基づいて無線通信装置1の送信又は受信特性の劣化を検出する。そして、送信又は受信特性の劣化を検出した場合は、その旨をキャリブレーションタイミング制御部14に通知する。キャリブレーションタイミング制御部14は、特性劣化検出部13からの情報の入力を契機に、キャリブレーション処理を行うための帯域を取得するための帯域取得要求を帯域管理部15に対して出力する。なお、キャリブレーションタイミング制御部14は、帯域取得要求に加えて前回キャリブレーションに要した時間も出力してもよい。帯域管理部15は、キャリブレーションタイミング制御部14からの入力によって、キャリブレーションを実施するための帯域取得要求をプロトコル処理部12に出力する。
図2は、実施の形態1に係る無線通信装置1の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、無線通信装置1は、以下のステップS1〜ステップS10の処理を行う。
ステップS1:初期設定処理(無線部10)
ステップS2:ビームフォーミングの設定処理(無線部10)
ステップS3:ビームフォーミングの設定結果を保持する処理(ビームフォーミング結果記憶部11)
ステップS4:接続・認証処理(プロトコル処理部12)
ステップS5:特性の劣化を検出する処理(特性劣化検出部13)
ステップS6:キャリブレーション用の帯域を確保する処理(帯域管理部15)
ステップS7:キャリブレーション用の帯域になった場合にアンテナ指向性を特性が最も悪くなるビームへと変更する処理(無線部10)
ステップS8:キャリブレーションを実施する処理(無線部10)
ステップS9:キャリブレーション完了後に特性が最良となるビームへ変更する処理(無線部10)
ステップS10:キャリブレーション用の帯域を開放する処理(無線部10)
まず初期設定を行うステップS1では、無線通信装置1は、無線通信装置1内の各種パラメータ設定を行う。例えば、無線通信装置1が使用する周波数チャネルの設定、又は、送信電力の設定が挙げられる。なお、本ステップ内においてキャリブレーション処理を行うようにしてもよい。
ビームフォーミングの設定処理を行うステップS2では、無線通信装置1は、接続する通信相手との通信に使用するビームを決定する。基本的なプロトコルは規格に従う。図3は、実施の形態1に係る無線通信装置1を備えた端末(STA:Station)20において、端末20と基地局(PCP:Personal basic service Control Point)50とを含む構成のネットワークにおけるビームフォーミングの設定処理の流れを示す図である。同図に示すPCP50とSTA20はそれぞれ4つのビーム(セクタ)を有しているものとして記載している。
PCP50は、第1のビームB1を用いて第1のSSW(Sector Sweep)を、第2のビームB2を用いて第2のSSWを、第3のビームB3を用いて第3のSSWを、第4のビームB4を用いて第4のSSWを順々に送信する。STA20は、PCP50からの第1のSSW〜第4のSSWを無指向性のアンテナを用いて受信し、受信特性(例えば、受信電力)を測定する。PCP50からの第4のSSWの送信に続き、STA20は第5のビームB5を用いて第5のSSWを、第6のビームB6を用いて第6のSSWを、第7のビームB7を用いて第7のSSWを、第8のビームB8を用いて第8のSSWを送信する。PCP50は無指向性のアンテナを用いてSTA20からのSSWの送信を受信し、受信特性を測定する。
PCP50は、第8のSSWを受信した後、受信した第5から第8のSSWの中から最も受信特性が良好だったセクタのIDをSector Sweep Feedbackに含めて送信する。STA20は、PCP50からのSector Sweep Feedbackを受信すると、受信した第1から第4のSSWの中から最も受信特性が良好だったセクタのIDをSector Sweep ACKに含めて送信する。なお、最も受信特性が良好であったID以外に、所定以上の受信特性を有しているセクタのIDを送信してもよい。
図2に戻り、ビームフォーミングの設定結果を保持するステップS3では、無線通信装置1は、ビームフォーミングプロトコル(ビームフォーミングの設定)の結果からデータ通信に最適なビーム(以下、“最良なビーム”と呼ぶ)に加えて通信に適さないビーム(以下、“最悪なビーム”と呼ぶ)を保持する。ここで、図3を参照して、最悪なビームを決定する方法を説明する。
同図において、最良なビームは上記の説明によって定まるが、最悪なビームは次のようにして決定する。最も簡単な決定方法は、最良なビーム以外のビームを最悪なビームとするものである。例えば、最良なビームと正対するビーム、図3のPCP50でいえば第1のビームB1が最良なビームだった場合、第1のビームB1に正対する第3のビームB3を最悪なビームとする。
なお、ビームフォーミングのプロトコル中において最良なビーム以外に最悪なビームも測定し、結果を通信相手に通知してもよい。通知方法としては、例えば、図4に示すSector Sweep Feedbackのフレームフォーマットと、図5に示すSector Sweep ACKのフレームフォーマットを使用し、Sector Sweep Feedback中と、Sector Sweep ACK中それぞれのReservedのフィールドにWorst Sector Select301,401を設け、そこに最も受信特性が悪かったセクタIDを含めて通知する方法が挙げられる。
なお、図4及び図5において、Sector Select及びDMG Antenna Select302,402には、最良のビームが示されている。なお、全てのビーム(セクタ)に対する特性を含めて通知してもよい。例えばIE(Information Element)に各セクタの情報を含めてフレームに付加することができる。この情報を用いて、所定特性以下のセクタの中から、キャリブレーション時のビームとして選択することができる。
図2に戻り、ビームフォーミングの設定処理後の接続・認証処理を行うステップS4では、通信を行う相手端末との接続及び認証処理を行う。
接続・認証処理後の特性の劣化を検出するステップS5では、無線通信装置1は、一定期間中の再送率=再送数/(初送数+再送数)が一定値を上回った場合に特性が劣化したものと判断する。なお、再送率に加えて、再送率を求めた期間中のスループットの劣化率と組み合わせて特性が劣化したと判断してもよい。再送率が劣化してもスループットの観点でみるとそれほど影響が無い場合があるため、結果としてキャリブレーション回数の削減が可能である。
また、無線通信装置1は、一定期間中のCRCエラー数が一定値を超えた場合に特性が劣化したと判断するようにしてもよい。CRCエラー数を判断基準とすることで受信特性が劣化していると判断できる。また、無線通信装置1は、一定期間中のスループットの劣化率が一定値を超えた場合に特性が劣化したと判断してもよい。
また、無線通信装置1は、温度センサを具備している場合は、温度センサの情報を利用するようにしてもよい。例えば、端末の起動時における温度から一定値以上の温度の温度上昇が認められた、又は温度上昇量によらず端末の限界温度を超えた場合に、特性が劣化したと判断してもよい。
また、無線通信装置1は、通信相手に受信電力を測定させ、結果を通知させてもよい。無線通信装置1は、通知された受信電力と設定している送信電力値との差分が一定値以上であれば特性が劣化したと判断してもよい。また、無線通信装置1は、特性の劣化を一定回数以上検出した場合には、特性の劣化検出によらず、周期的に特性の劣化を検出したとみなしてもよい。
特性の劣化を検出する処理後のキャリブレーション用の帯域を確保するステップS6では、無線通信装置1は、特性の劣化検出をトリガに、通信中にキャリブレーションを実施するための帯域を確保する。具体的には、無線通信装置1は、データ通信用のSP(Service Period、サービスピリオド)を確保し、確保した帯域をキャリブレーション用の帯域として使用する。なお、無線通信装置1は、既にデータ通信用としてSPを設定している場合には、帯域を確保する手順を省略できるため、既に設定したSPをキャリブレーション用に使用してもよい。なお、キャリブレーション用の帯域としてSPを挙げたが、SP以外にも占有できる帯域を確保する手段があれば別の手段でも構わない。
また、無線通信装置1は、複数のチャネルを同時期に使用できる場合には、現在、使用しているチャネルに加えて他のチャネルに対してもキャリブレーション用の帯域を確保してもよい。無線通信装置1は、複数のチャネルに亘って帯域を確保するように、帯域を要求する場合に専用のフラグを制御パケットに含めて送信してもよい。複数チャネルを同時期に確保することで隣接チャネルからの干渉の影響を除外でき、無信号期間を作ることができ、キャリブレーション精度の向上を図ることができる。
また、キャリブレーション用の帯域を確保が困難であった場合、特にネットワークの制御権がない端末は、STAからPCPに変更することで、帯域を確保するようにしてもよい。
次に、無線通信装置1は、キャリブレーション用の帯域を確保した後に、アンテナ指向性を特性が最も悪くなるビームへと変更するステップS7では、ビームフォーミングの設定結果を保持するステップS3において保持した最悪なビームに指向性を制御する。なお、アンテナ指向性は、所定の特性以下のビームであれば、特性が最も悪くなるビーム以外でもよい。
無線通信装置1は、特性が最も悪くなるビームへ変更する処理後、キャリブレーションを実施するステップS8では、送信又は受信のキャリブレーションを実施する。
無線通信装置1は、キャリブレーション完了後に特性が最良となるビームへと変更するステップS9では、ビームフォーミングの設定結果を保持するステップS3において記憶した最良のビームへ戻す。なお、最良のビーム以外にも所定の特性以上のビームであれば、キャリブレーション完了後のビームとして使用してもよい。
キャリブレーション用の帯域を開放するステップS10では、無線通信装置1は、確保したキャリブレーション用の帯域を開放する。なお、無線通信装置1は、キャリブレーションに要した時間を保持して、次回キャリブレーション用の帯域を確保する場合に、保持したキャリブレーション時間に基づいて帯域を確保してもよい。これにより冗長な帯域確保を防ぐことができる。
図6は、実施の形態1に係る無線通信装置1を具備した端末の動作を説明するためのネットワーク構成例を示す図である。同図は、PCP50がSTA20−1とSTA20−2を接続してネットワークを構成している図である。PCP50は1つのチャネルをサポートしている。STA20−1は本実施の形態に係る無線通信装置1を具備している。
図7は、STA20−1がキャリブレーションを行うまでの処理を説明するための図である。同図は帯域割当のイメージとSTA20−1のビーム制御を簡単に示したものである。同図において、STA20−1は、ビームフォーミング期間T1中にPCP50との間においてビームフォーミングの設定処理を実行し、最良なビームBg(gはGoodという意味)と最悪なビームBb(bはBadという意味)を決定する。ビームフォーミング期間T1終了後、STA20−1は、最良なビームBgに設定し、PCP50、STA20−1及びSTA20−2の何れもが送信権を有する期間T2に遷移する。なお、STA20−2の図示は省略する。そして、期間T2中に送信又は受信特性の劣化を検出した場合、STA20−1はキャリブレーション用の帯域を確保する。
STA20−1は、PCP50に対して、STA20−1が送信権を有しPCP50を宛先とするSPの要求を出す。そして、帯域確保の要求が受け入れられた後に、SPに遷移する。STA20−1は、ビームを最悪なビームBbに設定し、キャリブレーションを実行する。キャリブレーション用の帯域中では、PCP50及びSTA20−2は送信権を有しないためSTA20−1は信号を受信しない無信号区間を作ることができる。STA20−1はキャリブレーション終了後、ビームを最良なビームBgに戻し、キャリブレーション用に確保した帯域を開放して、期間T3に遷移する。
実施の形態1に係る無線通信装置1によれば、ビームフォーミングの設定処理において、特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶し、送信又は受信特性の劣化を検出した場合、キャリブレーション用の帯域を確保し、確保した帯域中に特性が不良なビームに変更してキャリブレーションを実施し、キャリブレーション終了後には特性が良好なビームに戻すので、キャリブレーション中に他の端末からの受信信号を抑制し、かつキャリブレーション中に信号を送信する場合でも他の端末が受信することを抑制できるため、キャリブレーションの精度向上を図ることができる。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係る無線通信装置を具備した端末の動作を説明するためのネットワーク構成例を示す図である。ネットワーク構成例は、PCPが複数のチャネルをサポートし、複数のSTAを管理するNWを構成する場合を想定しており、複数のチャネルを同時期に使用可能なPCP51が、STA20−1とSTA20−2とを別々のチャネルにおいて接続している。STA20−1は、実施の形態2に係る無線通信装置1Aを具備している。
WiGigでは、チャネルch1からチャネルch4まで規定されている。STA20−1はチャネルch2を使用してPCP51と接続し、STA20−2はチャネルch3を使用してPCP51と接続している。STA20−1が具備する無線通信装置1Aは、キャリブレーション用の帯域確保の方法に特徴を有しているため、キャリブレーション用の帯域確保の方法について説明する。STA20−1における最良なビームと最悪なビームの決定の方法及び特性が劣化したことを検出する方法は同じである。なお、実施の形態2に係る無線通信装置1Aは、前述した実施の形態1に係る無線通信装置1と同様の構成を採るので、図1を援用する。
図9は、STA20−1がキャリブレーション用の帯域を確保する方法を説明するための図である。同図において、STA20−1とSTA20−2が異なるチャネルを使用しているため、STA20−1は、STA20−2からの信号を受信する可能性は低い。なお、同じチャネルを使用している実施の形態1に係る無線通信装置1では、STA20−2からの信号を受信する可能性を除外することは困難である。
STA20−1は、チャネルが異なるためSTA20−2からの信号による影響は少ないと考えられるが、実際は隣接チャネル干渉という形によってSTA20−2からの信号を受信する可能性がある。なお、チャネルch1とチャネルch4は、PCP51、STA20−1、STA20−2の何れも使用していないため空きチャネルとなる。チャネルch2はPCP51とSTA20−1とが使用可能なチャネルであり、チャネルch3はPCP51とSTA20−2とが使用可能なチャネルである。
STA20−1が具備する無線通信装置1Aは、前述した実施の形態1に係る無線通信装置1と同様に、特性の劣化を検出した場合にPCP51に対してキャリブレーション用の帯域を要求する。PCP51はSTA20−1からの帯域要求を受けてチャネルch2にキャリブレーション用の帯域を設定する。ここで、チャネルch2にキャリブレーション用の帯域を設定するのと同時期に、チャネルch3に対してもPCP51を送信元において宛先をSTA20−2とするSPを設定する。
このため、チャネルch3を使用するSTA20−2は、送信を禁止され、PCP51は、チャネルch2において、STA20−1とキャリブレーション中であるため、送信を禁止される。
ここで、一般的なSPの設定では、STA20またはPCP51は、上位層(例えば、アプリ、サプリカント)からSP設定要求を受けてSPを設定する。つまり、上位層からのデータ送信の要求がある場合に、SPを設定する。
これに対して、本実施の形態では、上位層からのSP設定要求ではなく、ch2でのキャリブレーション用SPの設定に基づくものであるため、上位層からデータ送信の要求が発生することはない。また、PCP51が自律的にデータを生成して送信することもないため、PCP51が送信権を有するSPではあるが、PCP51からパケットの送信が行われることはない。
このため、チャネルch2にキャリブレーション用の帯域が設定された期間に送信できるのはSTA20−1となる。
PCP51は、キャリブレーション終了後、チャネルch2及びチャネルch3に設定したキャリブレーション用の帯域を開放する。
なお、STA20−1がキャリブレーション用に複数のチャネルに亘って帯域を確保する方法として、帯域要求に使用する制御パケットに複数チャネルを確保することを示すフラグを含めてPCP51に要求する方法が考えられる。これにより、複数チャネルを確保する帯域要求を受信したPCP51は複数チャネルに亘って帯域を確保できる。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係る無線通信装置を具備した端末の動作を説明するためのネットワーク構成例を示す図である。同図は、PCP50−1とSTA20−1とを含むネットワーク70と、PCP50−2とSTA20−2とを含むネットワーク71が近接して存在する場合を想定している。ネットワーク70,71において使用しているチャネルは同一でもよいし、別でも構わない。
図10のネットワーク構成では、PCP50−1とPCP50−2とが異なる基地局であるため、双方のネットワーク70,71での帯域割当を共有することが困難である。なお、実施の形態3に係る無線通信装置1Bは、前述した実施の形態1に係る無線通信装置1と同様の構成を採るので、図1を援用する。
STA20−1は、実施の形態3に係る無線通信装置1Bを具備している。STA20−1が具備する無線通信装置1Bは、ビームの制御方法が異なる以外、例えば、特性劣化の検出方法、又は、キャリブレーション用の帯域確保手順については実施の形態1及び2に係る無線通信装置1,1Aと同様である。STA20−1が最良なビームを選択する方法は、実施の形態1及び2に係る無線通信装置1,1Aにおいて示した方法と同じであるが、最悪なビームの決定する方法に違いがある。最悪なビームを決定する方法として、一定期間ビームを絞った状態において受信状態を観測する方法を採っている。以下に図を用いて説明する。
図11は、実施の形態3に係る無線通信装置1Bを備えたSTA20−1の動作を説明するための図である。STA20−1は、ビームフォーミングのプロトコル(ビームフォーミングの設定処理)を実行し、最良なビームを決定する。ビームフォーミングプロトコル完了後、第1のビームB1を用いて一定期間受信を行う。上記の制御は少なくともSTA20−1が属するネットワーク70ではSTA20−1以外の端末が送信を行わないキャリブレーション用の帯域中に行うことが望ましい。次いで第2のビームB2、第3のビームB3、第4のビームB4を用いて同様に一定期間受信を行う。ここで、STA20−1が属するネットワーク70以外のネットワークが近接していれば、第1のビームB1から第4のビームB4を用いて受信している何れかの期間において、ネットワーク70以外のネットワークからパケットを受信する可能性がある。
図11では、第1のビームB1、第2のビームB2及び第3のビームB3を用いてPCP50−2とSTA20−2のネットワーク71からの受信電力を検出している(斜線を引いている部分の高さが受信電力の大きさを表している)。第1から第3のビームB1〜B3を使用した場合、キャリブレーション用の帯域中に、ネットワーク71から信号を受信する可能性ある。STA20−1は、最悪なビーム(キャリブレーション用ビーム)として第4のビームB4を選択する。これにより、無線通信装置1Bを具備するSTA20−1が属するネットワーク70以外からの受信信号を抑制したキャリブレーションが可能となる。
以上、図面を参照しながら実施の形態1〜3について説明したが、本開示はかかる例に限定されものではないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
特に、実施の形態1〜3に係る無線通信装置1,1A,1Bでは、これらをSTA20に具備することを前提に説明したが、PCP50に具備するようにしてもよい。実施の形態1〜3に係る無線通信装置1,1A,1BをPCP50が具備することでキャリブレーション用の帯域を割り当てることが容易となる。これは、PCP50がネットワークを管理しているため、キャリブレーション用の帯域の要求を拒否されないためである。
実施の形態1〜3に係る無線通信装置1,1A,1BをSTA20が具備した場合、キャリブレーション用の帯域を要求して拒否された場合、STA20がPCP50となってネットワークを再構築することも可能である。ネットワークにおけるPCP50とSTA20の役割を変更することでキャリブレーション用の帯域確保が容易となる。
なお、実施の形態1〜3に係る無線通信装置1,1A,1Bでは、ハードウェアによって構成する場合を例にとって説明したが、ハードウェアとの連携においてソフトウェアによって実現可能である。
また、実施の形態1〜3に係る無線通信装置1,1A,1Bの説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、各機能ブロックの一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法にはLSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサによって実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内部の回路セルの接続、設定が再構成可能なリコンフィグラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、別技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
(本開示の一態様の概要)
本開示の第1の無線通信方法は、ビームフォーミングの設定結果から特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶するビーム記憶ステップと、キャリブレーション用の帯域を確保する帯域確保ステップと、前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中に前記特性が不良なビームに変更するステップと、前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中にキャリブレーションを実施するステップと、前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間の終了後に前記特性が良好なビームに変更するステップと、を有する。
また、本開示の第2の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、送信又は受信特性の劣化を検出した後に開始する。
また、本開示の第3の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記特性が良好なビームに変更するステップの後に、前記キャリブレーション用の帯域を開放するステップを有する。
また、本開示の第4の無線通信方法は、第2の無線通信方法であって、前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、一定期間中の再送率とスループットの劣化率が数区間に渡って一定以上劣化した場合、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する。
また、本開示の第5の無線通信方法は、第2の無線通信方法であって、前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、温度センサによって起動時の温度を保持し、前記起動時の温度から一定以上の温度上昇、又は前記起動時からの温度上昇によらず限界温度に達した場合に、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する。
また、本開示の第6の無線通信方法は、第2の無線通信方法であって、前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、通信相手に受信電力を測定させ、前記測定された受信電力を返送させ、前記返送された受信電力と設定している送信電力との差分が一定以上であれば、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する。
また、本開示の第7の無線通信方法は、第2の無線通信方法であって、前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、CRCエラー数が継続して一定値を超えた場合に、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する。
また、本開示の第8の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、データ通信用の帯域とは別に自局が送信権をもつ帯域を確保する。
また、本開示の第9の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、データ通信用に設定している帯域を前記キャリブレーション用の帯域として確保する。
また、本開示の第10の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、端末による帯域要求を拒否された場合に、前記端末が一時的に基地局となり、前記キャリブレーション用の帯域を確保する。
また、本開示の第11の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、キャリブレーションに要した時間を記憶し、次回キャリブレーション用の帯域を確保する場合に前記記憶されたキャリブレーションに要した時間に基づいて帯域を確保する。
また、本開示の第12の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、複数のチャネルにわたってキャリブレーション用の帯域を同時期に確保する。
また、本開示の第13の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記帯域確保ステップは、確保する帯域がサービスピリオドである。
また、本開示の第14の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記ビーム記憶ステップは、前記特性が良好なビームと正対となるビームを前記特性が不良なビームとする。
また、本開示の第15の無線通信方法は、第1の無線通信方法であって、前記ビーム記憶ステップは、ビームフォーミング用の制御パケットに前記特性が不良なビームの情報を含め、前記制御パケットに基づいて前記特性が不良なビームを決定する。
また、本開示の無線通信装置は、ビームフォーミングの設定結果から特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶するビームフォーミング結果記憶部と、キャリブレーション用の帯域を確保する帯域確保部と、前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中に前記特性が不良なビームに変更する第1のビーム変更部と、前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中にキャリブレーションを実施するキャリブレーション実施部と、前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間の終了後に前記特性が良好なビームに変更する第2のビーム変更部と、を備える。
本開示は、送信又は受信特性の劣化を改善するキャリブレーションを実施する機能を有する無線通信装置などに有用である。
1,1A,1B 無線通信装置
10 無線部
11 ビームフォーミング結果記憶部
12 プロトコル処理部
13 特性劣化検出部
14 キャリブレーションタイミング制御部
15 帯域管理部
16 アンテナ
20,20−1,20−2 STA
50,50−1,50−2,51 PCP
70,71 ネットワーク

Claims (16)

  1. ビームフォーミングの設定結果から特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶するビーム記憶ステップと、
    キャリブレーション用の帯域を確保する帯域確保ステップと、
    前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中に前記特性が不良なビームに変更するステップと、
    前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中にキャリブレーションを実施するステップと、
    前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間の終了後に前記特性が良好なビームに変更するステップと、
    を有する無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、送信又は受信特性の劣化を検出した後に開始する無線通信方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記特性が良好なビームに変更するステップの後に、前記キャリブレーション用の帯域を開放するステップを有する無線通信方法。
  4. 請求項2に記載の無線通信方法であって、
    前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、一定期間中の再送率とスループットの劣化率が数区間に渡って一定以上劣化した場合、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する無線通信方法。
  5. 請求項2に記載の無線通信方法であって、
    前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、温度センサによって起動時の温度を保持し、前記起動時の温度から一定以上の温度上昇、又は前記起動時からの温度上昇によらず限界温度に達した場合に、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する無線通信方法。
  6. 請求項2に記載の無線通信方法であって、
    前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、通信相手に受信電力を測定させ、前記測定された受信電力を返送させ、前記返送された受信電力と設定している送信電力との差分が一定以上であれば、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する無線通信方法。
  7. 請求項2に記載の無線通信方法であって、
    前記送信又は受信特性の劣化を検出するステップは、CRCエラー数が継続して一定値を超えた場合に、前記送信又は受信特性が劣化したと判断する無線通信方法。
  8. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、データ通信用の帯域とは別に自局が送信権をもつ帯域を確保する無線通信方法。
  9. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、データ通信用に設定している帯域を前記キャリブレーション用の帯域として確保する無線通信方法。
  10. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、端末による帯域要求を拒否された場合に、前記端末が一時的に基地局となり、前記キャリブレーション用の帯域を確保する無線通信方法。
  11. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、キャリブレーションに要した時間を記憶し、次回キャリブレーション用の帯域を確保する場合に前記記憶されたキャリブレーションに要した時間に基づいて帯域を確保する無線通信方法。
  12. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、複数のチャネルにわたってキャリブレーション用の帯域を同時期に確保する無線通信方法。
  13. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記帯域確保ステップは、確保する帯域がサービスピリオドである無線通信方法。
  14. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記ビーム記憶ステップは、前記特性が良好なビームと正対となるビームを前記特性が不良なビームとする無線通信方法。
  15. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記ビーム記憶ステップは、ビームフォーミング用の制御パケットに前記特性が不良なビームの情報を含め、前記制御パケットに基づいて前記特性が不良なビームを決定する無線通信方法。
  16. ビームフォーミングの設定結果から特性が良好なビームと特性が不良なビームとを記憶するビームフォーミング結果記憶部と、
    キャリブレーション用の帯域を確保する帯域確保部と、
    前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中に前記特性が不良なビームに変更する第1のビーム変更部と、
    前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間中にキャリブレーションを実施するキャリブレーション実施部と、
    前記キャリブレーション用の帯域を確保している期間の終了後に前記特性が良好なビームに変更する第2のビーム変更部と、
    を備える無線通信装置。
JP2014035904A 2014-02-26 2014-02-26 無線通信方法及び無線通信装置 Active JP6276065B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014035904A JP6276065B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 無線通信方法及び無線通信装置
US14/620,838 US9674712B2 (en) 2014-02-26 2015-02-12 Radio communication method and radio communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014035904A JP6276065B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 無線通信方法及び無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015162755A true JP2015162755A (ja) 2015-09-07
JP6276065B2 JP6276065B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=53883577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014035904A Active JP6276065B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 無線通信方法及び無線通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9674712B2 (ja)
JP (1) JP6276065B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017159259A1 (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 通信システム、通信システムの制御方法、基地局装置、および無線端末装置
WO2018190236A1 (ja) * 2017-04-14 2018-10-18 日本電気株式会社 ビームフォーミングアンテナの校正回路
JP2020129831A (ja) * 2020-05-01 2020-08-27 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 通信システム、通信システムの制御方法、基地局装置、および無線端末装置
JP2021509783A (ja) * 2017-12-29 2021-04-01 キーサイト テクノロジーズ シンガポール(セールス) プライベート リミテッド 電気通信ネットワークのための試験装置及び電気通信ネットワークを試験する方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6276065B2 (ja) * 2014-02-26 2018-02-07 パナソニック株式会社 無線通信方法及び無線通信装置
KR102379525B1 (ko) * 2015-09-24 2022-03-29 삼성전자주식회사 빔 포밍 방식을 지원하는 통신 시스템에서 빔 패턴 선택 프로세스 수행 장치 및 방법
JP6750985B2 (ja) * 2016-04-15 2020-09-02 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 通信装置および通信方法
WO2018128384A1 (ko) * 2017-01-03 2018-07-12 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 다중 사용자 mimo 전송을 위한 빔 정보 보고 방법 및 이를 위한 장치
WO2022152842A1 (en) * 2021-01-15 2022-07-21 Sony Group Corporation Beam selection for radio-frequency calibration

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000286629A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線送信装置及び送信指向性調整方法
JP2006033658A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007116414A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置及び無線通信方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI107851B (fi) * 1996-05-22 2001-10-15 Nokia Networks Oy Menetelmä antennikeilan valitsemiseksi, tukiasema ja solukkoradiojärjestelmä
US5691729A (en) * 1996-11-04 1997-11-25 Hazeltine Corporation Aperture-to-receiver gain equalization in multi-beam receiving systems
DE60212761T2 (de) * 2001-05-29 2006-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Gerät zur drahtlosen Kommunikation
CN100435492C (zh) * 2003-11-25 2008-11-19 中兴通讯股份有限公司 一种用于码分多址系统实现波束成形的装置及方法
US7929988B2 (en) * 2005-02-22 2011-04-19 Panasonic Corporation Radio reception apparatus and radio reception method
US7680518B2 (en) * 2006-03-31 2010-03-16 Interdigital Technology Corporation Deviation based antenna control algorithm for an access point
EP2134016A1 (en) * 2007-03-30 2009-12-16 Panasonic Corporation Radio communication system, radio communication device, and radio communication method
US20100150013A1 (en) 2007-05-29 2010-06-17 Mitsubishi Electric Corporation Calibration method, communication system, frequency control method, and communication device
US8379750B2 (en) * 2007-07-05 2013-02-19 Panasonic Corporation Radio communication for reducing the signaling amount in selecting a plurality of beams in pre-coding for enhancing throughput
US8351406B2 (en) 2009-12-21 2013-01-08 Intel Corporation Techniques for dynamic resource allocation
US8301161B2 (en) * 2010-10-27 2012-10-30 Qualcomm Innovation Center, Inc. Method, device, and system for obtaining a mobile computing device location
CN102135623B (zh) * 2011-03-23 2014-11-05 中兴通讯股份有限公司 移动终端和全球定位系统参数校准方法
US20120309321A1 (en) * 2011-05-31 2012-12-06 Broadcom Corporation Synchronized calibration for wireless communication devices
KR101839386B1 (ko) * 2011-08-12 2018-03-16 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서의 적응적 빔포밍 장치 및 방법
US9591589B2 (en) * 2012-10-01 2017-03-07 Lg Electronics Inc. Method and terminal for transmitting uplink signal by reduced power in intraband non-contiguous uplink carrier aggregation
US9608862B2 (en) * 2013-03-15 2017-03-28 Elwha Llc Frequency accommodation
JP6276065B2 (ja) * 2014-02-26 2018-02-07 パナソニック株式会社 無線通信方法及び無線通信装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000286629A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線送信装置及び送信指向性調整方法
JP2006033658A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007116414A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置及び無線通信方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017159259A1 (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 通信システム、通信システムの制御方法、基地局装置、および無線端末装置
JP2017169127A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 通信システム、通信システムの制御方法、基地局装置、および無線端末装置
WO2018190236A1 (ja) * 2017-04-14 2018-10-18 日本電気株式会社 ビームフォーミングアンテナの校正回路
JPWO2018190236A1 (ja) * 2017-04-14 2019-12-19 日本電気株式会社 ビームフォーミングアンテナの校正回路
JP2021509783A (ja) * 2017-12-29 2021-04-01 キーサイト テクノロジーズ シンガポール(セールス) プライベート リミテッド 電気通信ネットワークのための試験装置及び電気通信ネットワークを試験する方法
JP7309719B2 (ja) 2017-12-29 2023-07-18 キーサイト テクノロジーズ シンガポール(セールス) プライベート リミテッド 電気通信ネットワークのための試験装置及び電気通信ネットワークを試験する方法
JP2020129831A (ja) * 2020-05-01 2020-08-27 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 通信システム、通信システムの制御方法、基地局装置、および無線端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9674712B2 (en) 2017-06-06
US20150245225A1 (en) 2015-08-27
JP6276065B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6276065B2 (ja) 無線通信方法及び無線通信装置
US11271632B2 (en) Apparatus and method for transmitting or receiving signal using beamforming in wireless communication system
US11316254B2 (en) Apparatus and method for multi cell communication using beamforming in wireless communication system
TWI705718B (zh) 控制用於獨立鏈路的分配
AU2018407973B2 (en) System and method for periodic beam failure measurements
US10700757B2 (en) Selection of beamforming directions based on learned performance
WO2019137509A1 (zh) 信号传输方法、相关设备及系统
US11476957B2 (en) Communication system with beam quality measurement
US20210337549A1 (en) Resource indication method and apparatus
US20190081751A1 (en) Enhanced sounding reference signaling for uplink beam tracking
BR112019011295A2 (pt) método de configuração de recurso e aparelho, equipamento de usuário, dispositivo de rede e armazenamento legível por computador
US10334452B2 (en) Apparatus and method for optimizing parameter of antenna in wireless communication system
CN114342474A (zh) 相邻小区测量过程中涉及的用户设备
US20190379509A1 (en) User Equipment-Initiated Phase Tracking for Fifth Generation New Radio
EP3675548A1 (en) Device and method for operating beamforming in wireless communication system
WO2019157663A1 (zh) 参考信号资源的发送位置的指示方法、装置及通信系统
US9531605B2 (en) Determination of radiation beam pattern
KR20220143829A (ko) 하나의 dci에 근거하는 m-trp urllc 송신을 위한 빔 장해 회복
JP7426983B2 (ja) 信号報告の方法、端末装置、及びネットワーク装置
US20210368456A1 (en) Transmission of synchronization signals
CN107615821B (zh) 一种数据传输方法、设备和系统
KR102398433B1 (ko) 전송 지연의 측정
US20240015543A1 (en) Adapting a measurement behavior
JP2024512750A (ja) 電子機器、通信方法、及び記憶媒体
WO2020063602A1 (zh) 多通道波束赋形方法、装置及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6276065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151