JP2015158446A - 周波数分析器及び電子機器 - Google Patents

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Shigeya Taguchi
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Abstract

【課題】簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器及び電子機器を提供する。【解決手段】周波数分析器(10A)は、被試験デバイス(1)に既知の周波数からなる信号を付与し、被試験デバイス(1)の周波数特性を求める。発振器(11)に基づいて第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生部(12)と、発振器(11)に基づいて第1周波数群発生部(12)にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生部(13)と、発生させた各複数の周波数を含む信号を被試験デバイス(1)に透過又は反射させて混合するミキサ(14)と、複数の周波数を含む信号を検出する出力周波数群検出部(15)とが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、デバイス又は物質等の測定対象の周波数特性を測定する周波数分析器及び電子機器に関するものである。詳細には、幅広い帯域を走査するためのスペクトル分析手法を用いた周波数分析器に関する。
デバイス又は物質等の測定対象の周波数特性を測定する場合、以下のような方法が採られている。
第一の手法としては、図4に示すように、測定対象である被試験デバイス(DUT:Device Under Test)110に対して既知の単一の周波数を有する入力信号S101を与え、被試験デバイス(DUT)110からの出力をミキサ111にて2乗する。そして、ミキサ111からの出力である直流DC(Direct Current)に現れる信号パワーであるDC出力信号S102の周波数を測定する。これにより、測定対象に既知の特定の単一の周波数を与えたときに、その特定の単一の周波数がどのように変化するかという測定対象の単一の周波数についての周波数特性を求めることができる。
したがって、測定対象の広い範囲の周波数特性を求める場合には、入力信号S101の周波数を変えて測定することにより、測定対象の複数の周波数についての周波数特性を得ることができる。
また、第二の方法としては、図5に示すように、測定対象である被試験デバイス(DUT)210に対して既知の複数の周波数を含む周波数群からなる入力信号S201を付与する。次いで、被試験デバイス(DUT)210の出力と、別に用意した掃引基準周波数を有する掃引基準周波数信号S202とをミキサ211にてミキシングして、直流DCに現れる信号パワーであるDC出力信号S203の各周波数を測定する。
これにより、測定対象である被試験デバイス(DUT)210に対して既知の複数の周波数を含む周波数群を入力し、掃引基準周波数信号S202の掃引基準周波数を掃引することにより、一度で、該複数の周波数に対する被試験デバイス(DUT)210の周波数特性を得ることができる。
上記第一の手法は、例えば特許文献1に開示された周波数変換デバイスに用いられている。
特開2005−354699号公報(2005年12月22日公開)
しかしながら、上記従来の周波数分析器では、以下の問題点を有している。
まず、第一の方法では、測定対象の出力信号が単一の周波数で構成されている場合には、その周波数を掃引することによって、パワーの周波数特性を得ることができる。しかし、例えば、図6に示すようなマルチトーンを持った信号や帯域等の複数の周波数を持ったマルチトーン入力信号S301であれば、DC出力信号S303では全ての周波数成分パワーが直流DCに変換されるため、周波数毎のパワーを測定することは不可能である。
また、第二の方法では、基準周波数が単一の周波数を持っているので、周波数特性を得ることは可能である。しかし、広い帯域を持つ信号の測定にはそれに応じた基準周波数を発生させる発振器が必要であり、装置が複雑となる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器及び電子機器を提供することにある。
本発明の一態様における周波数分析器は、上記の課題を解決するために、測定対象物に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物からの出力信号に基づいて該測定対象物の周波数特性を求める周波数分析器において、複数の周波数を発振する発振手段と、
上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段と、上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、上記第1周波数群発生手段にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段と、上記第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段にて発生させた各複数の周波数を含む信号の両方を上記測定対象物に透過又は反射させ、該測定対象物からの各出力信号を混合する混合手段と、混合手段から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段とが設けられていることを特徴としている。
また、本発明の一態様における周波数分析器は、上記の課題を解決するために、測定対象物に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物からの出力信号に基づいて該測定対象物の周波数特性を求める周波数分析器において、複数の周波数を発振する発振手段と、上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段と、上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、上記第1周波数群発生手段にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段と、上記第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段にて発生させた各複数の周波数を含む信号のうちの一方を上記測定対象物に透過又は反射させたときの該測定対象物からの出力信号と、該測定対象物に透過又は反射させなかった該第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段のうちの他方にて発生させた複数の周波数を含む信号とを混合する混合手段と、混合手段から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段とが設けられていることを特徴としている。
また、本発明の一態様における電子機器は、上記の課題を解決するために、前記記載の周波数分析器を備えている。
本発明の一態様によれば、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器及び電子機器を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態1における周波数分析器の構成を示すブロック図である。 上記周波数分析器における発振器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における周波数分析器の構成を示すブロック図である。 従来の測定対象の周波数特性を測定する方法を示す回路図である。 従来の他の測定対象の周波数特性を測定する方法を示す回路図である。 従来のさらに他の測定対象の周波数特性を測定する方法を示す回路図である。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
尚、本実施の形態では、測定対象である被試験デバイス(DUT:Device Under Test)を透過又は反射させたときの信号強度を測定する周波数分析器に関して例示する。この周波数分析器は、例えば、周波数変換デバイス等の電子機器に適用できる。
(周波数分析器の構成)
本実施の形態の周波数分析器10Aの構成について、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本実施の形態の周波数分析器10Aの構成を示すブロック図である。図2は、周波数分析器10Aの発振器11の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の周波数分析器10Aは、図1に示すように、発振器11と、第1周波数群発生部12と、第2周波数群発生部13と、ミキサ14と、出力周波数群検出部15とを備えている。
上記発振器11は、図2に示すように、例えば、基準の周波数を出力する1個の基準発振器11aと非線形な特性を持つ回路11bとによって構成されている。非線形な特性を持つ回路11bでは、例えば、基準の周波数xに対して、
y=a+ax+a+a
にて表される周波数yを出力する。ただし、a、a、a、aは定数である。
この結果、例えば、基準発振器11aにてx=基準周波数ωA1を発生し、このx=基準周波数ωA1を非線形な特性を持つ回路11bに通す。これによって、定数a、a、a、aを変化させることによって、種々の高次の高調波である周波数y=ωA2、ωA3…を出力することが可能となる。尚、発振器11の構成は、必ずしもこれに限らず、他の構成を採用することも可能である。
上記第1周波数群発生部12は、発振器11から出力される第1群の複数の周波数の信号を発生する。具体的には、第1周波数群発生部12は、基本波として周波数ωA1を有していると共に、高次波として、高次周波数ωA2・ωA3を有する第1信号SA0を発生する。尚、ここでは、周波数として角周波数ωを用いて表している。角周波数ωは、1秒間に円周上を進む角度である。通常の1秒間の回転数を表す周波数fに対して、1回転の角度は2π[rad]であるので、角周波数ω=2πf[rad/s]にて表される。
上記第2周波数群発生部13は、発振器11から出力される第2群の複数の周波数の信号を発生する。具体的には、第2周波数群発生部13は、基本波として周波数ωB1を有していると共に、高次波として高次周波数ωB2・ωB3を有する第2信号SB0を発生する。
ここで、
ωB1−ωA1=Δω (式1)
ωB2−ωA2=Δω (式2)
ωB3−ωA3=Δω (式3)
が成立するとする。
また、
Δω≠Δω≠Δω (式4)
として、差分周波数Δω・Δω・Δωは互いに異なる値となるようにする。
ミキサ14は、被試験デバイス(DUT:Device Under Test)1を透過した信号を混合するものである。具体的には、本実施の形態では、第1周波数群発生部12から出力された信号が被試験デバイス(DUT)1を透過した後の出力信号と、第2周波数群発生部13から出力された信号が被試験デバイス(DUT)1を透過した後の出力信号とを混合する。
上記出力周波数群検出部15は、ミキサ14から出力信号を検出する。具体的には、複数の差分周波数Δω・Δω・Δωからなる信号を検出する。
(周波数分析器の動作)
上記構成を有する本実施の形態の周波数分析器10Aの動作について、以下に示す。
まず、発振器11にて出力される複数の発振周波数により第1周波数群発生部12にて、周波数ωA1及び高次周波数ωA2・ωA3を発生させる。
同様にして、第2周波数群発生部13においても、発振器11にて出力される複数の発振周波数により周波数ωB1及び高次周波数ωB2・ωB3を発生させる。
次いで、これら第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生した第1信号SA0及び第2信号SB0の両方を被試験デバイス(DUT)1に透過させる。
そして、被試験デバイス(DUT)1から出力されるそれぞれのデバイス出力信号SA1・SB1の周波数群同士をミキサ14にて掛け合わせることによって、出力周波数群検出部15にてその出力信号Sの周波数群を得る。また、各周波数群を掃引することにより、出力周波数群検出部15において、連続的な周波数スペクトルを得ることができる。
したがって、被試験デバイス(DUT)1が存在する場合と、被試験デバイス(DUT)1が存在しない場合との出力周波数群検出部15の値を比較することによって、対象とする物質である被試験デバイス(DUT)1の周波数特性を得ることができる。
さらに、周波数の掃引範囲も、単一の周波数の掃引に対して狭くてよい。このため、発振器11の設計の簡単化も図ることができる。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、第1周波数群発生部12にて発生させる複数の周波数の関係を以下のようにする。
ωA2=2×ωA1 (式5)
ωA3=3×ωA1 (式6)
また、第2周波数群発生部13にて発生させる複数の周波数の関係を以下のようにする。
ωB2=2×ωB1 (式7)
ωB3=3×ωB1 (式8)
すなわち、高次の周波数は基本波の倍数である高調波としても、上記(式1)〜(式4)の条件は満たすので、同様な測定が可能である。この場合、基本波を歪ませることにより、高調波を発生させることによって、回路の簡略化を図ることができる。この場合、周波数の掃引範囲は単一の周波数の掃引に対して1/3となる。
また、上述の説明では、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生した第1信号SA0及び第2信号SB0を被試験デバイス(DUT)1に透過させるとしていた。
しかし、必ずしも被試験デバイス(DUT)1に透過するだけに限らず、被試験デバイス(DUT)1に反射させる場合についても適用が可能である。すなわち、被試験デバイス(DUT)1かたの反射信号に対しても同様な測定が可能である。
また、上述の説明では、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生する周波数群は、それぞれ3つの周波数成分を持つとして説明した。しかし、必ずしもこれに限らず、さらに多くの周波数成分でも同様の原理を当て嵌めることが可能である。
また、本実施の形態においては、出力周波数群検出部15にて得られる所望の出力周波数はそれぞれのトーンの差周波数成分としている。しかしながら、ミキサ14によるミキシングにおいては、和周波数成分も存在すると共に、リークパスによる漏れも存在する。
そこで、例えば、第1周波数群発生部12における第1周波数群に属する周波数成分(ωA1,ωA2,ωA3)と、第2周波数群発生部13における第2周波数群に属する周波数成分(ωB1,ωB2,ωB3)との各対応する差分周波数成分(Δω,Δω,Δω)がそれぞれの第1周波数群に属する周波数成分(ωA1,ωA2,ωA3)及び第2周波数群に属する周波数成分(ωB1,ωB2,ωB3)よりも小さくなるようにしておくことが好ましい。すなわち、周波数分析器10Aを、以下の式が成立する範囲で動作させる。ただし、本実施の形態では、第1周波数群に属する周波数成分(ωA1,ωA2,ωA3)のうちでは周波数ωA1が最も小さい値となっており、第2周波数群に属する周波数成分(ωB1,ωB2,ωB3)のうちでは周波数ωB1が最も小さい値となっている。また、差分周波数成分(Δω,Δω,Δω)のうちでは差分周波数Δωが最も大きい値となっている。
Δω<ωA1,ωB1 (式9)
これにより、これら和周波数や漏れ周波数の影響を低減することが可能となる。
このように、本実施の形態の周波数分析器10Aは、測定対象物としての被試験デバイス1に既知の周波数からなる信号を付与し、該被試験デバイス1からの出力信号に基づいて該被試験デバイス1の周波数特性を求める。そして、周波数分析器10Aは、複数の周波数を発振する発振手段としての発振器11と、発振器11にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段としての第1周波数群発生部12と、発振器11にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群発生部12にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段としての第2周波数群発生部13と、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生させた各複数の周波数を含む信号の両方を被試験デバイス(DUT)1に透過又は反射させ、該被試験デバイス(DUT)1からの各出力信号を混合する混合手段としてのミキサ14と、ミキサ14から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段としての出力周波数群検出部15とが設けられている。
上記構成によれば、一定の間隔を持った複数の周波数を有する第1周波数群からなる入力信号である第1信号SA0を被試験デバイス(DUT)1に付与する。一方、第1周波数群の複数の周波数とは異なる複数の周波数を有する第2周波数群からなる入力信号である第2信号SB0も被試験デバイス(DUT)1に付与する。そして、被試験デバイス(DUT)1から出力される各複数の周波数からなるデバイス出力信号SA1・SB1をそれぞれミキサ14にて混合する。これにより、周波数毎の情報を保って低い周波数に変換することができ、被試験デバイス(DUT)1の周波数特性を求めることが可能である。
ここで、本実施の形態では、第1周波数群発生部12は、複数の周波数を発振する発振器11に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。また、第2周波数群発生部13についても、複数の周波数を発振する発振器11に基づいて、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。
この結果、本実施の形態では、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、第1周波数群に属する複数の周波数を発生させるときに用いた発振器11を用いる。この結果、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、別途の発振手段を設ける必要がない。このため、構造も複雑にはならない。
また、第1周波数群に属する複数の周波数及び第2周波数群に属する複数の周波数を変化させれば、被試験デバイス(DUT)1に対する広帯域の周波数特性を測定することが可能である。
したがって、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器10Aを提供することができる。
また、本実施の形態における周波数分析器10Aでは、第1周波数群及び第2周波数群に属する複数の周波数は、それぞれ基本波とその高調波とによって構成されている。
これにより、高調波は、基本波の整数倍にて構成されるので、高調波の取得が容易である。この結果、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13での複数の周波数の発生が容易となる。
また、本実施の形態における周波数分析器10Aでは、ミキサ14から出力された信号における最大の差分周波数が、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生される複数の周波数よりも小さい値となるように設定されている。これにより、混合手段にて発生する和周波数や漏れ周波数の影響を低減することが可能となる。
また、本実施の形態における電子機器は、本実施の形態の周波数分析器10Aを備えている。したがって、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器10Aを備えた電子機器を提供することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
尚、本実施の形態では、測定対象である被試験デバイス(DUT:Device Under Test)を透過又は反射させたときの信号強度を測定する周波数分析器に関して例示する。この周波数分析器は、例えば、周波数変換デバイス等の電子機器に適用できる。
前記実施の形態1の周波数分析器10Aでは、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生した第1信号SA0及び第2信号SB0の両方を被試験デバイス(DUT)1に反射又は透過させていた。しかし、本実施の形態の周波数分析器10Bでは、第1周波数群発生部12にて発生した第1信号SA0のみを被試験デバイス(DUT)1に透過又は反射させている点が異なっている。
(周波数分析器の構成)
本実施の形態の周波数分析器10Bの構成について、図3に基づいて説明する。図3は、本実施の形態の周波数分析器10Bの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の周波数分析器10Bは、図3に示すように、発振器11と、第1周波数群発生部12と、第2周波数群発生部13と、ミキサ14と、出力周波数群検出部15とを備えている。
すなわち、本実施の形態の周波数分析器10Bの構成要素は、前記実施の形態1の周波数分析器10Aの構成要素と同じである。したがって、各構成要素の説明は省略する。
しかし、本実施の形態の周波数分析器10Bでは、第1周波数群発生部12にて発生した第1信号SA0のみを被試験デバイス(DUT)1に透過又は反射させ、第2周波数群発生部13にて発生した第2信号SB0はミキサ14に直接入力している点が異なっている。
(周波数分析器の動作)
上記構成を有する本実施の形態の周波数分析器10Bの動作について、以下に示す。
まず、発振器11にて出力される複数の発振周波数により第1周波数群発生部12にて、周波数ωA1及び高次周波数ωA2・ωA3を発生させる。
同様にして、第2周波数群発生部13においても、発振器11にて出力される複数の発振周波数により周波数ωB1及び高次周波数ωB2・ωB3を発生させる。
次いで、第1周波数群発生部12にて発生した第1信号SA0のみを被試験デバイス(DUT)1に透過させる。
一方、第2周波数群発生部13にて発生した第2信号SB0は、被試験デバイス(DUT)1に通過させることなく、直接、ミキサ14に入力する。
そして、被試験デバイス(DUT)1から出力されるデバイス出力信号SA1の周波数群と、第2周波数群発生部13にて発生した第2信号SB0の周波数群とをミキサ14にて掛け合わせることによって、出力周波数群検出部15にてその出力信号Sの周波数群を得る。また、各周波数群を掃引することにより、出力周波数群検出部15において、連続的な周波数スペクトルを得ることができる。
したがって、被試験デバイス(DUT)1が存在する場合と、被試験デバイス(DUT)1が存在しない場合との出力周波数群検出部15の値を比較することによって、対象とする物質である被試験デバイス(DUT)1の周波数特性を得ることができる。
また、周波数の掃引範囲も、単一の周波数の掃引に対して狭くてよい。このため、発振器11の設計の簡単化も図ることができる。
ここで、本実施の形態においても、実施の形態と同様に、第1周波数群発生部12にて発生させる複数の周波数の関係を以下のようにすることが可能である。
ωA2=2×ωA1 (式5)
ωA3=3×ωA1 (式6)
また、第2周波数群発生部13にて発生させる複数の周波数の関係を以下のようにする。
ωB2=2×ωB1 (式7)
ωB3=3×ωB1 (式8)
すなわち、高次の周波数は基本波の倍数である高調波としても、上記(式1)〜(式4)の条件は満たすので、同様な測定が可能である。この場合、基本波を歪ませることにより、高調波を発生させることによって、回路の簡略化を図ることができる。この場合、周波数の掃引範囲は単一の周波数の掃引に対して1/3となる。
尚、上述の説明では、第1周波数群発生部12にて発生した第1信号SA0を被試験デバイス(DUT)1に透過させるとしていた。しかし、本実施の形態においても、必ずしも被試験デバイス(DUT)1に透過するだけに限らず、被試験デバイス(DUT)1に反射させる場合についても適用が可能である。すなわち、被試験デバイス(DUT)1かたの反射信号に対しても同様な測定が可能である。
また、上述の説明では、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生する周波数群は、それぞれ3つの周波数成分を持つとして説明した。しかし、必ずしもこれに限らず、本実施の形態においても、さらに多くの周波数成分でも同様の原理を当て嵌めることが可能である。
さらに、本実施の形態においても、出力周波数群検出部15にて得られる所望の出力周波数はそれぞれのトーンの差周波数成分としている。しかしながら、ミキサ14によるミキシングにおいては、和周波数成分も存在すると共に、リークパスによる漏れも存在する。
そこで、例えば、第1周波数群発生部12における第1周波数群に属する周波数成分(ωA1,ωA2,ωA3)と、第2周波数群発生部13における第2周波数群に属する周波数成分(ωB1,ωB2,ωB3)との各対応する差分周波数成分(Δω,Δω,Δω)がそれぞれの第1周波数群に属する周波数成分(ωA1,ωA2,ωA3)及び第2周波数群に属する周波数成分(ωB1,ωB2,ωB3)よりも小さくなるようにしておくことが好ましい。すなわち、周波数分析器10Aを、以下の式が成立する範囲で動作させる。ただし、本実施の形態では、第1周波数群に属する周波数成分(ωA1,ωA2,ωA3)のうちでは周波数ωA1が最も小さい値となっており、第2周波数群に属する周波数成分(ωB1,ωB2,ωB3)のうちでは周波数ωB1が最も小さい値となっている。また、差分周波数成分(Δω,Δω,Δω)のうちでは差分周波数Δωが最も大きい値となっている。
Δω<ωA1,ωB1 (式9)
これにより、これら和周波数や漏れ周波数の影響を低減することが可能となる。
このように、本実施の形態の周波数分析器10Bでは、測定対象物としての被試験デバイス(DUT)1に既知の周波数からなる信号を付与し、該被試験デバイス(DUT)1からの出力信号に基づいて該被試験デバイス(DUT)1の周波数特性を求める。そして、周波数分析器10Bには、複数の周波数を発振する発振手段としての発振器11と、発振器11にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段としての第1周波数群発生部12と、発振器11にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群発生部12にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段としての第2周波数群発生部13と、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生させた各複数の周波数を含む信号のうちの一方を被試験デバイス(DUT)1に透過又は反射させたときの被試験デバイス(DUT)1からの出力信号と、被試験デバイス(DUT)1に透過又は反射させなかった第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13のうちの他方にて発生させた複数の周波数を含む信号とを混合する混合手段としてのミキサ14と、ミキサ14から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段としての出力周波数群検出部15とが設けられている。
上記の構成によれば、一定の間隔を持った複数の周波数を有する第1周波数群からなる入力信号を被試験デバイス(DUT)1に付与する。一方、例えば、第1周波数群の複数の周波数とは異なる複数の周波数を有する第2周波数群からなる入力信号は、直接、ミキサ14に入力する。尚、本発明においては、必ずしもこれに限らず、第2周波数群からなる入力信号を被試験デバイス(DUT)1に付与し、第1周波数群からなる入力信号を直接ミキサ14に入力することも可能である。
そして、被試験デバイス(DUT)1から出力される第1周波数群に対応する各複数の周波数からなる出力信号と、第2周波数群からなる入力信号とをそれぞれミキサ14にて混合する。これによって、周波数毎の情報を保って例えば低い周波数に変換することができ、被試験デバイス(DUT)1の周波数特性を求めることが可能である。
ここで、本実施の形態では、第1周波数群発生部12は、複数の周波数を発振する発振器11に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。また、第2周波数群発生部13についても、複数の周波数を発振する発振器11に基づいて、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。
この結果、本実施の形態では、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、第1周波数群に属する複数の周波数を発生させるときに用いた発振器11を用いる。この結果、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、別途の発振手段を設ける必要がない。このため、構造も複雑にはならない。
また、第1周波数群に属する複数の周波数及び第2周波数群に属する複数の周波数を変化させれば、被試験デバイス(DUT)1に対する広帯域の周波数特性を測定することが可能である。
したがって、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器10Bを提供することができる。
また、本実施の形態における周波数分析器10Bでは、第1周波数群及び第2周波数群に属する複数の周波数は、それぞれ基本波とその高調波とによって構成されている。
これにより、高調波は、基本波の整数倍にて構成されるので、高調波の取得が容易である。この結果、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13での複数の周波数の発生が容易となる。
また、本実施の形態における周波数分析器10Bでは、ミキサ14から出力された信号における最大の差分周波数が、第1周波数群発生部12及び第2周波数群発生部13にて発生される複数の周波数よりも小さい値となるように設定されている。
これにより、ミキサ14にて発生する和周波数や漏れ周波数の影響を低減することが可能となる。
また、本実施の形態における電子機器は、本実施の形態の周波数分析器を備えている。したがって、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器10Bを備えた電子機器を提供することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1における周波数分析器10Aは、測定対象物(被試験デバイス1)に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物(被試験デバイス1)からの出力信号に基づいて該測定対象物(被試験デバイス1)の周波数特性を求める周波数分析器において、複数の周波数を発振する発振手段(発振器11)と、上記発振手段(発振器11)にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)と、上記発振手段(発振器11)にて発振された複数の周波数に基づいて、上記第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段(第2周波数群発生部13)と、上記第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)及び第2周波数群発生手段(第2周波数群発生部13)にて発生させた各複数の周波数を含む信号の両方を上記測定対象物(被試験デバイス1)に透過又は反射させ、該測定対象物(被試験デバイス1)からの各出力信号を混合する混合手段(ミキサ14)と、上記混合手段(ミキサ14)から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段(出力周波数群検出部15)とが設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、複数の周波数を有する第1周波数群からなる入力信号を測定対象物に付与すると共に、該第1周波数群の複数の周波数とは異なる複数の周波数を有する第2周波数群からなる入力信号も測定対象物に付与する。そして、測定対象物から出力される各複数の周波数からなる出力信号をそれぞれ混合手段にて混合する。これにより、周波数毎の情報を保って例えば低い周波数に変換することができ、測定対象物の周波数特性を求めることが可能である。
ここで、本発明では、第1周波数群発生手段は、複数の周波数を発振する発振手段に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。また、第2周波数群発生手段についても、複数の周波数を発振する上記発振手段に基づいて、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。
この結果、本発明では、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、第1周波数群に属する複数の周波数を発生させるときに用いた発振手段を用いる。この結果、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、別途の発振手段を設ける必要がない。このため、構造も複雑にはならない。
また、第1周波数群に属する複数の周波数及び第2周波数群に属する複数の周波数を変化させれば、測定対象物に対する広帯域の周波数特性を測定することが可能である。
したがって、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器を提供することができる。
本発明の態様2における周波数分析器10Bは、測定対象物(被試験デバイス1)に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物(被試験デバイス1)からの出力信号に基づいて該測定対象物(被試験デバイス1)の周波数特性を求める周波数分析器において、複数の周波数を発振する発振手段(発振器11)と、上記発振手段(発振器11)にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)と、上記発振手段(発振器11)にて発振された複数の周波数に基づいて、上記第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段(第2周波数群発生部13)と、上記第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)及び第2周波数群発生手段(第2周波数群発生部13)にて発生させた各複数の周波数を含む信号のうちの一方を上記測定対象物(被試験デバイス1)に透過又は反射させたときの該測定対象物(被試験デバイス1)からの出力信号と、該測定対象物(被試験デバイス1)に透過又は反射させなかった該第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)及び第2周波数群発生手段(第2周波数群発生部13)のうちの他方にて発生させた複数の周波数を含む信号とを混合する混合手段(ミキサ14)と、上記混合手段(ミキサ14)から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段(出力周波数群検出部15)とが設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、複数の周波数を有する第1周波数群からなる入力信号を測定対象物に付与する。一方、例えば、該第1周波数群の複数の周波数とは異なる複数の周波数を有する第2周波数群からなる入力信号は、直接、混合手段に入力する。
そして、測定対象物から出力される第1周波数群に対応する各複数の周波数からなる出力信号と、第2周波数群からなる入力信号とをそれぞれ混合手段にて混合する。これによって、周波数毎の情報を保って例えば低い周波数に変換することができ、測定対象物の周波数特性を求めることが可能である。
ここで、本発明では、第1周波数群発生手段は、複数の周波数を発振する発振手段に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。また、第2周波数群発生手段についても、複数の周波数を発振する上記発振手段に基づいて、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する。
この結果、本発明では、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、第1周波数群に属する複数の周波数を発生させるときに用いた発振手段を用いる。この結果、第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生するために、別途の発振手段を設ける必要がない。このため、構造も複雑にはならない。
また、第1周波数群に属する複数の周波数及び第2周波数群に属する複数の周波数を変化させれば、測定対象物に対する広帯域の周波数特性を測定することが可能である。
したがって、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器を提供することができる。
本発明の態様3における周波数分析器10A・10Bは、態様1又は2における周波数分析器において、前記第1周波数群及び第2周波数群に属する複数の周波数は、それぞれ基本波とその高調波とによって構成されているとすることができる。
これにより、高調波は、基本波の整数倍にて構成されるので、高調波の取得が容易である。この結果、第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段での複数の周波数の発生が容易となる。
本発明の態様4における周波数分析器10A・10Bは、態様1、2又は3における周波数分析器において、前記混合手段(ミキサ14)から出力された信号における最大の差分周波数が、前記第1周波数群発生手段(第1周波数群発生部12)及び第2周波数群発生手段(第2周波数群発生部13)にて発生される複数の周波数よりも小さい値となるように設定されていることが好ましい。
これにより、混合手段にて発生する和周波数や漏れ周波数の影響を低減することが可能となる。
本発明の態様5における電子機器は、態様1〜4のいずれか1における周波数分析器を備えている。
上記の発明によれば、簡単な構成にて広帯域の周波数特性を測定し得る周波数分析器を備えた電子機器を提供することができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、測定対象物に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物からの出力信号に基づいて該測定対象物の周波数特性を求める周波数分析器及びそれを備えた例えば周波数変換デバイス等の電子機器に適用できる。
1 被試験デバイス
10A 周波数分析器
10B 周波数分析器
11 発振器(発振手段)
12 第1周波数群発生部(第1周波数群発生手段)
13 第2周波数群発生部(第2周波数群発生手段)
14 ミキサ(混合手段)
15 出力周波数群検出部(周波数群検出手段)
A0 第1信号
B0 第2信号
A1 デバイス出力信号
B1 デバイス出力信号
出力信号
出力信号

Claims (5)

  1. 測定対象物に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物からの出力信号に基づいて該測定対象物の周波数特性を求める周波数分析器において、
    複数の周波数を発振する発振手段と、
    上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段と、
    上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、上記第1周波数群発生手段にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段と、
    上記第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段にて発生させた各複数の周波数を含む信号の両方を上記測定対象物に透過又は反射させ、該測定対象物からの各出力信号を混合する混合手段と、
    上記混合手段から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段とが設けられていることを特徴とする周波数分析器。
  2. 測定対象物に既知の周波数からなる信号を付与し、該測定対象物からの出力信号に基づいて該測定対象物の周波数特性を求める周波数分析器において、
    複数の周波数を発振する発振手段と、
    上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、第1周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第1周波数群発生手段と、
    上記発振手段にて発振された複数の周波数に基づいて、上記第1周波数群発生手段にて発生される複数の周波数とは互いに異なり、かつ第2周波数群に属する複数の周波数を同時に発生する第2周波数群発生手段と、
    上記第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段にて発生させた各複数の周波数を含む信号のうちの一方を上記測定対象物に透過又は反射させたときの該測定対象物からの出力信号と、該測定対象物に透過又は反射させなかった該第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段のうちの他方にて発生させた複数の周波数を含む信号とを混合する混合手段と、
    上記混合手段から出力された信号により、複数の周波数を含む信号を検出する周波数群検出手段とが設けられていることを特徴とする周波数分析器。
  3. 前記第1周波数群及び第2周波数群に属する複数の周波数は、それぞれ基本波とその高調波とによって構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の周波数分析器。
  4. 前記混合手段から出力された信号における最大の差分周波数が、前記第1周波数群発生手段及び第2周波数群発生手段にて発生される複数の周波数よりも小さい値となるように設定されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の周波数分析器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の周波数分析器を備えていることを特徴とする電子機器。
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