JP2015157485A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予熱による記録媒体のシワの発生を抑制し、高品質な印画を実現可能とさせる記録装置を提供する。【解決手段】メディアMにインクを噴射するインクジェットヘッドと、メディアMを支持面50に沿って搬送する搬送部と、メディアMの搬送方向におけるインクジェットヘッドの上流側においてメディアMを予熱するプレヒーター部41とを有するプリンターであって、プレヒーター部41は、メディアMが搬送方向の下流側に向かうにつれて、メディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくする加熱手段60を有するという構成を採用する。【選択図】図2

Description

本発明は、記録装置に関する。
記録媒体に流体を噴射して画像や文字等を記録する記録装置の一つとして、インクジェット式プリンターが知られている。このインクジェット式プリンターにおいて、浸透乾燥や蒸発乾燥を必要とするインク(流体)を用いる場合、記録媒体に噴射したインクを乾燥させるために、加熱装置を設ける必要がある。
特許文献1及び2には、記録媒体の搬送経路におけるインクジェットヘッドの上流側において記録媒体を予熱する予熱装置を設け、インクを噴射する前に、予め記録媒体を所定温度以上に加熱することで、着弾したインクの凝集、滲み等を抑制して、高品質な印画を実現可能とさせる手段が開示されている。
特許第4429923号公報 特開平5−286130号公報
しかしながら、上記予熱によって記録媒体の温度が急激に上昇すると、記録媒体が熱伸び等することによるシワ等によって、印画不良が発生する場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、予熱による記録媒体のシワの発生を抑制し、高品質な印画を実現可能とさせる記録装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、記録媒体に流体を噴射する記録ヘッドと、上記記録媒体を支持面に沿って搬送する搬送装置と、上記記録媒体の搬送方向における上記記録ヘッドの上流側において上記記録媒体を予熱する予熱装置とを有する記録装置であって、上記予熱装置は、上記記録媒体が上記搬送方向の下流側に向かうにつれて、上記記録媒体に与える単位時間当たりの熱量を大きくする加熱手段を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、記録媒体が記録ヘッドに向かって搬送方向下流側に搬送されるにつれて、徐々に大きな熱を受けて予熱されることとなるため、温度が急激に上昇することがなくなる。したがって、記録媒体の熱伸び等によるシワ等の発生を抑制することができる。
また、本発明においては、上記加熱手段は、上記搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように上記支持面に沿って配置される複数の加熱源を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、搬送方向下流側に向かうにつれて、支持面に沿って配置される複数の加熱源の間隔が狭くなっているので、搬送方向下流側に向かうにつれて記録媒体に与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。
また、本発明においては、上記加熱手段は、上記支持面を有すると共に、上記搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように上記支持面が設けられる側と逆側に曲率中心を有する仮想曲線に沿って曲げられた複数の曲げ部を有する支持部材と、上記支持部材を加熱して上記支持面上の上記記録媒体を加熱する間接加熱装置とを有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、搬送方向下流側に向かうにつれて曲げ部の間隔が狭くなっているので、記録媒体が搬送方向下流側に向かうにつれて加熱された曲げ部(支持面)と接触する面積が大きくなり、結果、搬送方向下流側に向かうにつれて当該記録媒体に与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。
また、本発明においては、上記加熱手段は、上記支持面に沿って配置される複数の加熱源の温度を、上記搬送方向の下流側に向かうにつれて大きくする温度制御手段を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、搬送方向下流側に向かうにつれて、支持面に沿って配置される複数の加熱源の温度が大きくなっているので、搬送方向下流側に向かうにつれて記録媒体に与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。
本発明の第1実施形態におけるプリンターを示す構成図である。 本発明の第1実施形態におけるプレヒーター部を示す断面構成図である。 本発明の第1実施形態におけるヒーターの構成を示す平面図である。 本発明の第2実施形態におけるプレヒーター部を示す断面構成図である。 本発明の第2実施形態におけるヒーターの構成を示す平面図である。
以下、本発明に係る記録装置の各実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る記録装置として、インクジェット式プリンター(以下、単にプリンターと称する)を例示する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態におけるプリンター1を示す構成図である。
プリンター1は、比較的大型のメディア(記録媒体)Mを扱うラージフォーマットプリンター(LFP)である。本実施形態のメディアMは、例えば64インチ(Inch)程度の幅を有する塩化ビニル系フィルムから形成されている。
図1に示すように、プリンター1は、ロール・ツー・ロール方式でメディアMを搬送する搬送部(搬送装置)2と、メディアMに対してインク(流体)を噴射して画像や文字等を記録する記録部3と、メディアMを加熱する加熱部(加熱装置)4とを有する。これら各構成部は、本体フレーム5に支持されている。
搬送部2は、ロール状のメディアMを送り出すロール21と、送り出されたメディアMを巻き取るロール22とを有する。搬送部2は、ロール21,22間の搬送経路においてメディアMを搬送する搬送ローラー対23,24を有する。また、搬送部2は、搬送ローラー対24,ロール22間の搬送経路においてメディアMに張力を付与するテンションローラー(張力付与装置)25を有する。
テンションローラー25は、揺動フレーム26に支持されており、メディアMの裏面に幅方向(図1において紙面垂直方向)で接触する構成となっている。テンションローラー25は、メディアMの幅よりも幅方向において長く形成されている。テンションローラー25は、後述する加熱部4のアフターヒーター部43よりも搬送方向下流側に設けられている。
記録部3は、搬送ローラー対23,24間の搬送経路においてメディアMに対してインク(流体)を噴射するインクジェットヘッド(記録ヘッド)31と、インクジェットヘッド31を搭載して幅方向に往復移動自在なキャリッジ32とを有する。インクジェットヘッド31は、複数のノズルを備え、メディアMとの関係で選択されて浸透乾燥や蒸発乾燥を必要とするインクを噴射可能な構成となっている。
加熱部4は、メディアMを加熱することによりインクをメディアMに速やかに乾燥定着させ、滲みやぼやけを防止して、画質を高める構成となっている。加熱部4は、メディアMの搬送経路の一部を構成する支持面を有して、メディアMをロール21,22間で上方に凸となるように湾曲させて支持すると共に、支持面上のメディアMを加熱する構成となっている。
加熱部4は、記録部3が設けられた位置よりも搬送方向上流側でメディアMを予熱するプレヒーター部(予熱装置)41と、記録部3と対向する位置でメディアMを加熱するプラテンヒーター部42と、記録部3が設けられた位置よりも搬送方向下流側でメディアMを加熱するアフターヒーター部43とを有する。
本実施形態では、プレヒーター部41におけるヒーター41aの加熱温度が、40℃に設定されている。また、本実施形態では、プラテンヒーター部42におけるヒーター42aの加熱温度が、ヒーター41aと同じく40℃(目標温度)に設定されている。また、本実施形態では、アフターヒーター部43におけるヒーター43aの加熱温度が、ヒーター41a,42aよりも高い50℃に設定されている。
プレヒーター部41は、メディアMを常温から目標温度(プラテンヒーター部42における温度)に向けて徐々に昇温させることによって、インクの着弾時からの乾燥を速やかに促す構成となっている。また、プラテンヒーター部42は、目標温度を維持した状態でインクの着弾をメディアMに受けさせて、インクの着弾時からの乾燥を速やかに促す構成となっている。
また、アフターヒーター部43は、メディアMを目標温度よりも高い温度まで昇温させ、メディアMに着弾したインクのうち未だ乾燥していないものを速やかに乾燥させ、少なくともロール22で巻き取る前に、着弾したインクをメディアMに完全に乾燥定着させる構成となっている。
続いて、本実施形態のプレヒーター部41における特徴的な構成について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本発明の第1実施形態におけるプレヒーター部41を示す断面構成図である。図3は、本発明の第1実施形態におけるヒーター41aの構成を示す平面図である。
図2に示すように、プレヒーター部41は、メディアMを支持する支持面50を有する支持部材51を有する。本実施形態の支持部材51は、鉄板、より詳しくはSPCC(冷間圧延鋼板)から形成されている。支持部材51は、メディアMの幅よりも幅方向において長く、より詳しくは、64インチ程度の幅よりも長く形成されている。
プレヒーター部41は、メディアMが搬送方向の下流側に向かうにつれて、メディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくする加熱手段60を有する。本実施形態の加熱手段60は、搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように、支持面50に沿って配置される複数のヒーター(加熱源)41aを有する。
加熱手段60は、支持部材51の支持面50の裏側に設けられている。図3に示すように、本実施形態の加熱手段60は、チューブヒーターであり、アルミテープ52を介して、支持部材51の裏側に貼付されている。したがって、本実施形態では、ヒーター41aは、支持部材51を介し、熱伝導で支持面50上に支持されたメディアMを裏側から加熱する構成となっている。
本実施形態のヒーター41aとは、つづら折状となったチューブヒーターの幅方向(図3において紙面左右方向)に延びる部位を意味する。ヒーター41aは、搬送方向(図3において紙面上下方向)において間隔をあけて配置されている。本実施形態のヒーター41aは、搬送方向下流側(図3において紙面上側)に向かうにつれて間隔が狭くなるように配置されている。具体的には、搬送方向上流側(図3において紙面下側)で隣接するヒーター41a同士の間隔よりも、搬送方向下流側で隣接するヒーター41a同士の間隔の方が小さくなるように配置されている。
プレヒーター部41は、上記加熱手段60によって、メディアMを記録部3到達時において目標温度まで徐々に温める構成となっている。本実施形態では、メディアMがプレヒーター部41の最下流部に到達した時の温度(プレヒート目標温度)は、プラテンヒーター部42における温度(目標温度:40℃)の±5℃以内となるように設定している。また、メディアMがプラテンヒーター部42を通過したときの昇温範囲は、プレヒート目標温度の30%以下に設定している。なお、これらプレヒーター部41の設定は、搬送部2によるメディアMの搬送速度(本実施形態では60平米/時間(m2/hr))も考慮して決定される。
続いて、プレヒーター部41における予熱及びメディアMのシワ等を抑制する作用について説明する。
図1に示す記録部3において、メディアMに対する記録処理(印画)が開始されると、メディアMが搬送部2によって搬送される。プレヒーター部41は、ロール21から繰り出されたメディアMを支持面50で支持すると共に、記録部3に到達するまでにメディアMを常温からプレヒート目標温度まで昇温させる。
図2に示すように、支持面50を有する支持部材51の裏側には、ヒーター41aが設けられている。ヒーター41aは、支持部材51を介し、熱伝導で支持面50上に支持されたメディアMを裏側から加熱する構成となっている。したがって、メディアMは、その裏側から加熱されるため、記録部3到達前においてメディアMの表面(印画面)に対して熱的ダメージを低減若しくは与えないようにすることができる。
また、支持面50に沿って配置される複数のヒーター41aは、搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように配置されている。このため、プレヒーター部41では、メディアMが搬送方向の下流側に向かうにつれて、メディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。
すなわち、ヒーター41aは、搬送方向の下流側に向かうにつれて配置が密になっているので、各ヒーター41aの単位時間当たりに与える熱量を一定に設定しても、配置が密になった搬送方向下流側の支持面50においては、配置が疎になった搬送方向上流側の支持面50における温度よりも大きくなる。このため、搬送方向下流側に向かうにつれて、支持面50において徐々に昇温する温度勾配が形成され、結果、メディアMは記録部3到達までに徐々に温められることとなる。
これにより、メディアMが記録部3に向かって搬送方向下流側に搬送されるにつれて、徐々に大きな熱を受けて予熱されることとなるため、プレヒート目標温度までの昇温を達成できると共に、メディアMの温度が急激に上昇することがなくなる。すなわち、プレヒーター部41における支持面50の最上流部の温度は最も低く、ロール21から繰り出されたメディアMの温度である常温に近しいので、メディアMの温度が急激に上昇することがなく、メディアMの熱伸びが比較的緩やかに熱的に無理なく進行することにより、シワやヨレ、曲り等の発生が抑制される。このため、記録部3において、高品質な印画を実現可能とさせることができる。
したがって、上述した本実施形態によれば、メディアMにインクを噴射するインクジェットヘッド31と、メディアMを支持面50に沿って搬送する搬送部2と、メディアMの搬送方向におけるインクジェットヘッド31の上流側においてメディアMを予熱するプレヒーター部41とを有するプリンター1であって、プレヒーター部41は、メディアMが搬送方向の下流側に向かうにつれて、メディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくする加熱手段60を有するという構成を採用することによって、メディアMがインクジェットヘッド31に向かって搬送方向下流側に搬送されるにつれて、徐々に大きな熱を受けて予熱されることとなるため、温度が急激に上昇することがなくなる。したがって、メディアMの熱伸び等によるシワ等の発生を抑制することができる。
したがって、本実施形態では、予熱によるメディアMのシワの発生を抑制し、高品質な印画を実現可能とさせるプリンター1が得られる。また、本実施形態では、加熱手段60がヒーター41aの疎密配置により構成されるため、温度制御等する装置を別途設ける必要がなく、コスト安に寄与することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図4は、本発明の第2実施形態におけるプレヒーター部41を示す断面構成図である。図5は、本発明の第2実施形態におけるヒーター41aの構成を示す平面図である。
第2実施形態における加熱手段60は、支持部材51と、ヒーター41a(間接加熱装置)とを有する。
第2実施形態のヒーター41aは、支持部材51を介し、熱伝導で支持面50上に支持されたメディアMを裏側から加熱する構成となっている。ヒーター41aは、搬送方向(図5において紙面上下方向)において間隔をあけて配置されている。具体的には、ヒーター41aは、搬送方向において略等間隔で配置されている。したがって、支持面50の温度は、搬送方向最上流部から最下流部まで略均一となっている。
図4に示すように、支持部材51は、メディアMの搬送方向において間隔をあけて複数の曲げ(曲げ部53)が形成されており、支持面50側が全体として略湾曲した凸となる形状を有する。換言すると、支持部材51は、支持面50が設けられる側と逆側に曲率中心O(図5参照)を有する仮想曲線C(図5参照)に沿って、搬送方向において曲げられた形状を有する。
曲げ部53は、搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように設けられている。具体的には、搬送方向上流側で隣接する曲げ部53同士の間隔よりも、搬送方向下流側で隣接する曲げ部53同士の間隔の方が小さくなるように設けられている。
上記構成によれば、搬送方向下流側に向かうにつれて曲げ部53の間隔が狭くなっているので、メディアMが搬送方向下流側に向かうにつれてヒーター41aにより加熱された曲げ部53(支持面50)と接触する面積が大きくなり、結果、搬送方向下流側に向かうにつれて当該メディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。
すなわち、当該湾曲した搬送経路においては、実質的にメディアMが曲げ部53の頂点のみで接触するという特性を有するため、第2実施形態では、曲げ部53の間隔を搬送方向の下流側に向かうにつれて小さくすることで、第1実施形態のようにヒーター41aの配線を変更することなく、熱的な接触面積を増加させて、搬送方向下流側に向かうにつれてメディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。また、第2実施形態においても、加熱手段60が曲げ部53の疎密により構成されるため、温度制御等する装置を別途設ける必要がなく、コスト安に寄与することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、加熱手段60は、支持面50に沿って複数の加熱源を支持面50と距離をおいて配置し、その加熱源と支持面50との距離が、搬送方向の下流側に向かうにつれて近くなる構成でも良い。この構成によれば、搬送方向下流側に向かうにつれて、支持面50に沿って配置される複数の加熱源が支持面50に近づくように配置されているので、搬送方向下流側に向かうにつれてメディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。
また、例えば、プレヒーター部41における加熱源の構成としては、熱媒体として気体や液体を用いる構成であっても、抵抗加熱や誘導加熱等の電気加熱を用いる構成であっても、またそれらを複合して用いる構成であっても良い。
また、例えば、上記実施形態の加熱手段60は、ヒーター41aあるいは曲げ部53の粗密により構成した場合を例にして説明したが、この構成に限定されるものではない。
例えば、加熱手段60は、支持面50に沿って配置される複数の加熱源の温度を、搬送方向の下流側に向かうにつれて大きくする温度制御手段を有する構成でもよい。この構成によれば、搬送方向下流側に向かうにつれて、支持面50に沿って配置される複数の加熱源の温度が大きくなっているので、搬送方向下流側に向かうにつれてメディアMに与える単位時間当たりの熱量を大きくすることができる。この場合、例えば、加熱源として電熱線を、温度制御手段として電熱線に印加する電圧を調節する電源装置を採用することができる。
また、上記実施形態においては、記録装置がプリンター1である場合を例にして説明したが、プリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
また、記録装置としては、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。本発明は、例えば微小量の液滴を吐出させる記録ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。また、記録媒体としては、塩化ビニル系フィルム等のプラスチックフィルム以外に、用紙、機能紙、基板や金属板などを包含するものとする。
1…プリンター(記録装置)、2…搬送部(搬送装置)、31…インクジェットヘッド(記録ヘッド)、41…プレヒーター部(予熱装置)、41a…ヒーター(加熱源)、50…支持面、51…支持部材、53…曲げ部、60…加熱手段、M…メディア(記録媒体)。

Claims (3)

  1. 記録媒体に流体を噴射する記録ヘッドと、前記記録媒体を支持面に沿って搬送する搬送装置と、前記記録媒体の搬送方向における前記記録ヘッドの上流側において前記記録媒体を予熱する予熱装置とを有する記録装置であって、
    前記予熱装置は、前記記録媒体が前記搬送方向の下流側に向かうにつれて、前記記録媒体に与える単位時間当たりの熱量を大きくする加熱手段を有し、
    前記加熱手段は、
    前記支持面を有すると共に、前記搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように前記支持面が設けられる側と逆側に曲率中心を有する仮想曲線に沿って曲げられた複数の曲げ部を有する支持部材と、
    前記支持部材を加熱して前記支持面上の前記記録媒体を加熱する間接加熱装置とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記加熱手段は、前記搬送方向の下流側に向かうにつれて間隔が狭くなるように前記支持面に沿って配置される複数の加熱源を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記加熱手段は、前記支持面に沿って配置される複数の加熱源の温度を、前記搬送方向の下流側に向かうにつれて大きくする温度制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
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