JP2015156006A - 自動演奏制御方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
シ−ケンス情報3として、シ−ケンサ−の進行方向(ディレクション)とその移動タイミング(ステップタイム)、シ−ケンス周期(エンドステップ)を指定するパラメ−タを持っている。
シ−ケンサ−の進行方向(ディレクション)として、順方向、逆方向、往復、ランダムなどがある。また、シ−ケンス情報3をもとに決定されるパラメ−タとして、現在ステップ4を持つ。
設定用スイッチ5や各ステップに対応したノブ6もしくはスライダ−7にて、演奏中に手動で部分的にパラメ−タ値を変更することが可能である。
シ−ケンサ−の進行方向(ディレクション)が順方向の場合、
Step1→Step2→Step3→・・・→Step16→Step1→Step2→・・・
というように、現在ステップ4がエンドステップまで繰り返して進行する。
図1の設定をした場合、図2のように、まずC4がベロシティ−8=127、ゲ−トタイム9=95%の長さで発音する。発音開始から16分音符分の時間が経過したとき、D4がベロシティ−8=120、ゲ−トタイム9=80%の長さで発音する。さらに2音目の発音から16分音符分の時間が経過したときE4がベロシティ−8=127、ゲ−トタイム9=80%の長さで発音する。
そして、エンドステップが16であるため、Step16まで進んだ次にStep1に戻り、再びC4がベロシティ−8=127、ゲ−トタイム9=95%の長さで発音する。
Step12→Step5→Step3→・・・→Step11→Step9→Step9→・・・
この場合のランダムは、シ−ケンスデ−タに不規則性を出すために使われるが、音楽フレ−ズとしての周期性に乏しく、再現性が全くない。
キ−=C、スケ−ル=自然的短音階(Natural Minor Scale)と設定したとき、図1と同じ設定にした場合でも、図3のようにE4が自動的にEb4に補正されて出力する。
そのため、これらのパラメ−タ値を手動でリアルタイムに変更操作を加えることで、周期性を持たせつつ、揺らぎを与えたり、アドリブ演奏をして人間味を与えることは可能ではある。しかし、操作ミスを招いたり、演奏の再現性を欠くことがある。また、一度に取り扱えるパラメ−タの種類に限りがある。
また、図3のように、最終的に音楽的スケ−ルに変換する機能を実装している場合、音程10は、音楽的な音階に自動補正され、より計画的な結果を得られる。
演奏用のステップシ−ケンサ−14の持つすべてのパラメ−タをそれぞれのステップシ−ケンサ−15から制御できるようにし、ランダム出力ジェネレ−タ−16も独立して用意する。
さらに、シ−ケンサ−の進行方向(ディレクション)をランダムに設定して使用することで、出力値を各ステップで設定した値のみを用いてランダム出力させるといった使い方も可能である。
また、特定のステップにのみ、自動パラメ−タ値変更を割り当てることができるため、各ステップに対応したノブ6もしくはスライダ−7を待たないコンパクトな設計のシ−ケンサ−であっても、同等の効果が得られる
ランダム範囲とその動作タイプは、個別に設定できるようにする。
動作タイプとは、設定範囲(Max値〜Min値)内でどのようなランダム発生方法をとるかを選べる機能である。設定範囲内でランダムに値を出力する設定が標準的だが、その他、2値(Max値か、Min値のどちらか)、3値(Max値か、Max値とMin値の平均値か、Min値のいずれか)などが考えられる。
まず、STEP1で、C4がベロシティ−8=127、ゲ−トタイム9=95%の長さで発音する。
発音開始から16分音符分の時間が経過したとき、STEP2へ移動する。
STEP2での出力音程10については、RND1の設定により、C4(60)、Db4(61)、D4(62)、Eb4(63)、E4(64)のいずれかにランダムに決定される。ベロシティ−8は、RND2の設定により、72もしくは98のどちらか12となり、ゲ−トタイム9=80%の長さで発音する。さらに16分音符分の時間が経過したとき、STEP3へ移動し、E4がベロシティ−8=72もしくは98のどちらか12、ゲ−トタイム9は、RND4で設定した範囲13に変換され出力される。
多くのデジタル化されたシ−ケンサ−は、MIDI方式に基づいて設計されている。
MIDI規格において、音程10(ノ−トナンバ−)とノ−トの強さ(ベロシティ−8)は、定義されている。MIDI方式の場合、内部パラメ−タの取り得る範囲は、7bit(0〜127)であり、制御用ステップシ−ケンサ−15の出力値をそのまま使用できる。
それ以外の、ゲ−トタイム9(通常0〜105%)やステップタイプ(通常11種類程度)など、MIDI規格で定義されていないパラメ−タ(有効範囲が範囲が0〜127でない)を制御したい場合には、変換が必要となる。
下記に、少ないパラメ−タを取り扱い操作するときの変換の一例を示す。
パラメ−タ範囲とは、たとえば、ステップタイプが11種類(0〜11)だとすると、最大値の11となる。数1の演算式にこのパラメ−タ範囲=11を代入し、出力値が整数となるように四捨五入を適応すれば、入力が0〜127のとき出力に0〜11が得られる。
数1のように変換すれば、どのようなパラメ−タに対しても自由にランダム出力をアサインしたり、別系統のステップシ−ケンサ−の出力値を使用することができる。
音楽制作用途であれば、アルペジェ−タ−や標準的なMIDIシ−ケンサ−(DAW等)にも応用可能である。特に、設計上で最大ステップ数が制約された、ル−プ(繰り返し)させて使用することを前提とした装置において、簡単にその効果を実現できる。
また、映像制作機器や照明機器の制御にも利用可能である。
2 ステップ情報
3 シ−ケンス情報
4 現在ステップ
5 設定ボタン
6 ステップ制御用ノブ
7 ステップ制御用スライダ−
8 ベロシティ−
9 ゲートタイム
10 音程(ノートナンバ−)
11 第1の課題解決方法を適応したステップシ−ケンサ−
12 ランダム出力設定によって変化する音程
13 ランダム出力設定によって変化するゲートタイム
14 演奏用シ−ケンサ−
15 制御用シ−ケンサ−
16 ランダム出力ジェネレ−タ−
17 第1、第2の課題解決方法を適応したステップシ−ケンサ−
Claims (1)
- ステップシ−ケンサ−等の繰り返しを前提とした音楽制作装置において、範囲指定可能なランダム出力ジェネレ−タ−やシ−ケンサ−制御のためのシ−ケンサ−を複数用い、組み合わせて制御することにより、フレ−ズの原型や演奏の再現性を保ちながら繰り返すたびに違った要素が現れる複雑で人間的なシ−ケンスデ−タの生成法
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014045660A JP5846509B2 (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | 自動演奏制御方法及び装置 |
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JP2014045660A JP5846509B2 (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | 自動演奏制御方法及び装置 |
Publications (2)
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JP2015156006A true JP2015156006A (ja) | 2015-08-27 |
JP5846509B2 JP5846509B2 (ja) | 2016-01-20 |
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ID=54775330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014045660A Active JP5846509B2 (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | 自動演奏制御方法及び装置 |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS62183495A (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-11 | カシオ計算機株式会社 | 自動演奏装置 |
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JP2004004995A (ja) * | 2003-09-16 | 2004-01-08 | Yamaha Corp | リズム特徴決定装置および記憶媒体 |
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- 2014-02-20 JP JP2014045660A patent/JP5846509B2/ja active Active
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Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN7014003011; RS7000取扱説明書 , 20040129, P85-86, ヤマハ株式会社 * |
Also Published As
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