JP2015155931A - 画像表示装置の駆動方法、画像表示装置および画像表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】プラズマディスプレイパネルのコントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させる。【解決手段】タイミング検出放電を発生させるタイミング検出サブフィールドを含む複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、タイミング検出サブフィールドは、データ電極に書込みパルスを印加するとともにフィールド毎に定められた走査電極に走査パルスを印加して書込み放電を発生させる書込み期間と、走査電極と維持電極とに交互にタイミング検出パルスを印加してタイミング検出放電を発生させるタイミング検出期間とを有し、連続して配置されたN本(Nは自然数)の走査電極を1つの走査電極群とするとき、特定の走査電極は、フィールドFjのそれぞれに対して、走査電極群の中の1本の走査電極SCiである。【選択図】図5
Description
本発明は、画像表示装置の駆動方法、画像表示装置、およびライトペンを用いて手書き入力が可能な画像表示システムに関する。
画像表示装置として代表的なプラズマディスプレイパネルは、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が複数形成された前面基板と、複数のデータ電極が形成された背面基板とを対向配置し、その間に多数の放電セルが形成されている。そして放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色、緑色および青色の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行う。
プラズマディスプレイパネルを駆動する方法としては、1フィールド期間を複数のサブフィールドで構成し、発光させるサブフィールドの組み合わせによって画像表示を行うサブフィールド法が一般的である。各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を形成する。書込み期間では、表示する画像に応じて放電セルで選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、走査電極と維持電極とに交互に維持パルスを印加して維持放電を発生させ、対応する放電セルの蛍光体層を発光させる。
サブフィールド法の中でも、全ての放電セルで強制的に初期化放電を発生させる強制初期化動作を行う回数を1フィールドに1回とし、さらに傾斜波形電圧を用いて初期化放電を発生させることで、画像表示に関係しない発光を極力減らしてコントラストを向上させた駆動方法が、例えば特許文献1に開示されている。
近年は、このようなプラズマディスプレイパネルを用いて、黒板やホワイトボードのように、画像表示面上から、文字や絵などを入力できる電子黒板としての応用も検討されている。例えば特許文献2には、位置座標検出時にのみ1フィールド中に位置座標検出期間を設けて、この期間内に位置座標検出用の発光を発生させ、その発光をライトペンで検出するタイミングにより位置座標を検出する方法が記載されている。
このように、画像表示装置と、ライトペンと、ライトペンの指し示す座標に基づく画像信号を作成する描画装置とを用いて、ライトペンで描画可能な画像表示システムを構成することができる。しかしながら位置座標検出のための発光を発生させると、画像表示に関係しない発光が増加するためコントラストが低下するという課題があった。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであり、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させる画像表示装置の駆動方法、画像表示装置、およびライトペンを用いて描画可能な画像表示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、行方向に延びた複数の走査電極および維持電極と列方向に延びた複数のデータ電極とを有するプラズマディスプレイパネルを用いた画像表示装置の駆動方法であって、画像を表示するための画像表示サブフィールドと、タイミング検出放電を発生させるタイミング検出サブフィールドと、y座標検出放電を発生させるy座標検出サブフィールドと、x座標検出放電を発生させるx座標検出サブフィールドと、を含む複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、タイミング検出サブフィールドは、データ電極に書込みパルスを印加するとともにフィールド毎に定められた特定の走査電極に走査パルスを印加して書込み放電を発生させる書込み期間と、走査電極と維持電極とに交互にタイミング検出パルスを印加してタイミング検出放電を発生させるタイミング検出期間とを有し、連続して配置されたN本(Nは自然数)の走査電極を1つの走査電極群とするとき、特定の走査電極は、フィールドのそれぞれに対して、走査電極群の中の1本の走査電極であることを特徴とする。この方法により、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させる画像表示装置の駆動方法を提供することができる。
また本発明の画像表示装置の駆動方法は、時間的に連続するNフィールドを1つのフィールド群とするとき、タイミング検出サブフィールドの書込み期間において走査パルスを印加するフィールドは、走査電極のそれぞれに対して、フィールド群の中の1つのフィールドであってもよい。
また本発明の画像表示装置の駆動方法の前記自然数Nは2であり、タイミング検出サブフィールドの書込み期間において、奇数番目の走査電極に走査パルスを印加するフィールドと偶数番目の走査電極に走査パルスを印加するフィールドとを交互に繰り返してもよい。
また本発明の画像表示装置は、行方向に延びた複数の走査電極および維持電極と列方向に延びた複数のデータ電極とを有するプラズマディスプレイパネルと、1フィールド期間を複数のサブフィールドで構成してプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路とを備えた画像表示装置であって、駆動回路は、画像を表示するための画像表示サブフィールドとタイミング検出放電を発生させるタイミング検出サブフィールドとy座標検出放電を発生させるy座標検出サブフィールドとx座標検出放電を発生させるx座標検出サブフィールドとを含む複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、タイミング検出サブフィールドは、データ電極に書込みパルスを印加するとともにフィールド毎に定められた特定の走査電極に走査パルスを印加して書込み放電を発生させる書込み期間と、走査電極と維持電極とに交互にタイミング検出パルスを印加してタイミング検出放電を発生させるタイミング検出期間とを有し、連続して配置されたN本(Nは自然数)の走査電極を1つの走査電極群とするとき、特定の走査電極は、フィールドのそれぞれに対して、走査電極群の中の1本の走査電極であることを特徴とする。この構成により、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させる画像表示装置を提供することができる。
また本発明の画像表示システムは、上記に記載の画像表示装置と、ライトペンと、描画装置とを備え、ライトペンは、画像表示装置の発光を受光して受光信号を出力する受光素子と、y座標検出サブフィールドおよびx座標検出サブフィールドと同期した座標基準信号を受光信号にもとづき作成するタイミング検出回路と、ライトペンが指し示す画像表示装置の表示画面上の座標を座標基準信号と受光信号にもとづき算出する座標算出回路と、座標算出回路が算出した座標を描画装置に送信する送信回路とを有し、描画装置は、ライトペンから送信された座標を受信する受信回路と、受信回路で受信した座標にもとづき描画信号を作成する描画回路とを有することを特徴とする。この構成により、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させる画像表示システムを提供することができる。
本発明によれば、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させる画像表示装置の駆動方法、画像表示装置、およびライトペンを用いて描画可能な画像表示システムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態における画像表示システムについて、プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)を用いた画像表示システムを例に、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、パネルおよびその駆動方法について説明する。
まず、パネルおよびその駆動方法について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における画像表示システムのパネル10の分解斜視図である。ガラス製の前面基板11上には、走査電極12と維持電極13とからなる表示電極対14が複数形成されている。そして表示電極対14を覆うように誘電体層15が形成され、その誘電体層15上に保護層16が形成されている。背面基板21上にはデータ電極22が複数形成され、データ電極22を覆うように誘電体層23が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁24が形成されている。そして、隔壁24の側面および誘電体層23上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層25が設けられている。
これら前面基板11と背面基板21とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対14とデータ電極22とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には放電ガスが封入されている。放電空間は隔壁24によって複数の区画に仕切られており、表示電極対14とデータ電極22とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態1における画像表示システムのパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に延びたn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極12)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極13)が配列され、列方向に延びたm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極22)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。ここで隣接する3本のデータ電極と1対の表示電極対との交差する部分に形成される3個の放電セルは、赤のサブピクセル、緑のサブピクセル、青のサブピクセルである。そして赤のサブピクセル、緑のサブピクセル、青のサブピクセルが一組で1つの画素を構成する。したがって、例えばパネル10が1080×1920の画素をもつ高精細度パネルであれば、n=1080、m=1920×3=5760である。
次に、画像表示装置の駆動電圧波形について説明する。本実施の形態においては、1フィールド期間を、画像を表示するための複数の画像表示サブフィールドと、座標を検出するための複数の座標検出サブフィールドとで構成する。
まず画像表示サブフィールドの詳細について説明する。画像表示サブフィールドは、あらかじめ定められた輝度重みを持つ複数のサブフィールドで構成され、それぞれの画像表示サブフィールドの発光・非発光を放電セル毎に制御することにより画像を表示する。
本実施の形態において画像表示サブフィールドは、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有する8個のサブフィールドSF1〜SF8であり、サブフィールドSF1〜SF8それぞれの輝度重みは、例えば(1、34、21、13、8、5、3、2)である。そして最初に配置されたサブフィールドSF1の初期化期間では、以前の放電の履歴にかかわらず強制的に初期化放電を発生させる強制初期化動作を行う。サブフィールドSF2〜SF8の初期化期間では、直前のサブフィールドで放電を発生させた放電セルのみで初期化放電を発生させる選択初期化動作を行う。しかしサブフィールド数、輝度重み等のサブフィールド構成は、上記に限定されるものではない。
図3は、本発明の実施の形態1における画像表示システムのパネル10に印加する駆動電圧波形図であり、画像表示サブフィールドのうちのサブフィールドSF1〜SF3においてパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形を示している。
サブフィールドSF1の初期化期間Piでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vi1から電圧Vi2まで上昇する上り傾斜電圧を印加する。次にデータ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vi4まで下降する下り傾斜電圧を印加する。
すると全ての放電セルで微弱な初期化放電が発生して、走査電極SC1〜SCn上の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。なお、微弱な初期化放電にともなう発光の輝度は低い。
続く書込み期間Pwでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。
次に、1行目の走査電極SC1に電圧Vaの走査パルスを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に電圧Vdの書込みパルスを印加する。すると書込みパルスを印加したデータ電極Dkと走査電極SC1との間および維持電極SU1と走査電極SC1との間で書込み放電が起こる。そして走査電極SC1上および維持電極SU1上に壁電圧が蓄積される。こうして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み動作が行われる。一方、書込みパルスを印加しなかった放電セルでは書込み動作は行われない。次に、2行目の走査電極SC2に走査パルスを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち2行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dkに書込みパルスを印加する。すると書込みパルスを印加した放電セルで書込み放電が起こる。
以下同様に、走査電極SC3〜SCnに走査パルスを順次印加するとともに発光させるべき放電セルのデータ電極Dkに書込みパルスを印加して、3行目〜n行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を順次発生させる。なおこのとき発生する書込み放電は、後述する維持放電に比較するとやや弱い放電であり、放電にともなう発光の輝度もやや低い。
続く維持期間Psでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加する。そして走査電極SC1〜SCnに電圧Vsの維持パルスを印加するとともに維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCiと維持電極SUiとの間で維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層25が発光する。そして走査電極SCi上および維持電極SUi上の壁電圧の極性が反転する。書込み期間Pwにおいて書込み動作を行わなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間Piの終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加するとともに維持電極SU1〜SUnに維持パルスを印加する。すると維持放電を起こした放電セルでは再び維持放電が発生して蛍光体層25が発光する。そして走査電極SCi上の壁電圧および維持電極SUi上の壁電圧の極性が反転する。以下同様に輝度重みに応じた数の維持パルスを走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に印加し、書込み期間Pwにおいて書込み放電を起こした放電セルで維持放電を継続して発生させる。なおこのとき発生する維持放電は強い放電であり、放電にともなう発光の輝度も高い。
そして維持期間Psの最後には、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vrまで上昇する上り傾斜電圧を印加する。すると、維持放電を発生した放電セルで微弱な消去放電が発生して、データ電極Dk上の壁電圧を残したまま、走査電極SCi上および維持電極SUi上の壁電圧が弱められる。
サブフィールドSF2の初期化期間Piでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vi4まで下降する下り傾斜電圧を印加する。すると、直前のサブフィールドSF1で維持放電を起こした放電セルでは微弱な初期化放電が発生し、走査電極SCi上の壁電圧および維持電極SUi上の壁電圧が弱められ、データ電極Dk上の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。一方、直前のサブフィールドSF1で維持放電を起こさなかった放電セルについては放電することはなく、直前のサブフィールドSF1の初期化期間Pi終了時における壁電圧が保たれる。
サブフィールドSF2の書込み期間Pwの動作はサブフィールドSF1の書込み期間Pwの動作と同様であるため説明を省略する。続く維持期間Psの動作も、維持パルスの数を除いてサブフィールドSF1の維持期間Psの動作と同様である。サブフィールドSF3〜SF8の動作も、維持パルスの数を除いてサブフィールドSF2の動作と同様である。
次に座標検出サブフィールドについて説明する。座標検出サブフィールドは、タイミング検出サブフィールドSFoと、y座標検出サブフィールドSFyと、x座標検出サブフィールドSFxとを有する。タイミング検出サブフィールドSFoは、ライトペンがy座標検出サブフィールドおよびx座標検出サブフィールドと同期をとるための発光を発生するサブフィールドである。y座標検出サブフィールドSFyはライトペンが指し示す画像表示面上のy座標を検出するための発光を発生するサブフィールドである。x座標検出サブフィールドSFxはライトペンが指し示す画像表示面上のx座標を検出するための発光を発生するサブフィールドである。なおここでは、行方向の座標をx座標、列方向の座標をy座標とした。
図4は、本発明の実施の形態1における画像表示システムのパネル10に印加する駆動電圧波形図であり、座標検出サブフィールドのそれぞれにおいてパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形を示している。
タイミング検出サブフィールドSFoは、初期化期間Piと書込み期間Pwとタイミング検出期間Poとを有する。
タイミング検出サブフィールドSFoの初期化期間Piでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vi1から電圧Vi2まで上昇する上り傾斜電圧を印加する。このとき図4に示したように、データ電極D1〜Dmを電圧0(V)にした後でハイインピーダンス状態としてもよい。次にデータ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vi4まで下降する下り傾斜電圧を印加する。このとき図4に示したように、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加した後にハイインピーダンス状態に設定してもよい。
すると全ての放電セルで微弱な初期化放電が発生して、走査電極SC1〜SCn上の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。
タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Pwでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。その後、データ電極D1〜Dmに電圧Vdの書込みパルスを印加するとともに、フィールド毎に定められた特定の走査電極に電圧Vaの走査パルスを印加して、特定の走査電極を有する放電セル(特定の放電セル)で書込み放電を発生させる。
特定の走査電極は、各フィールドに対して以下の規則にもとづき設定される。時間的に連続するNフィールド(Nは自然数)を1つのフィールド群とし、連続して配置されたN本の走査電極を1つの走査電極群とする。そして、
(規則1)1つのフィールドに対して走査パルスを印加する走査電極は、それぞれの走査電極群の中で1つである。
(規則2)1つの走査電極に対して走査パルスを印加するフィールドは、それぞれのフィールド群の中で1つである。
(規則1)1つのフィールドに対して走査パルスを印加する走査電極は、それぞれの走査電極群の中で1つである。
(規則2)1つの走査電極に対して走査パルスを印加するフィールドは、それぞれのフィールド群の中で1つである。
図5は、本発明の実施の形態1における画像表示システムの走査パルスを印加する走査電極とフィールドとの関係を示す図であり、N=2の例を示している。ここで横方向は時間軸方向でありフィールドを現している。また縦方向はパネルの上下方向に対応した走査電極を表している。そしてフィールドFj〜Fj+1が1つのフィールド群を、走査電極SCi〜SCi+1が1つの走査電極群を構成している。さらに「○」は走査パルスを印加することを示し、「×」は走査パルスを印加しないことを示している。
図5から明らかなように本実施の形態においては、フィールド毎に、奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、と偶数番目の走査電極SC2、SC4、・・・、とを交互に特定の走査電極とする。そしてタイミング検出サブフィールドSFoでは、およそ半分の放電セルで書込み動作を発生させる。
このときデータ電極D1〜Dmに書込みパルスを印加するとともに特定の走査電極の全てに走査パルスを同時に印加して、全ての特定の放電セルで同時に書込み放電を発生させてもよい。しかし本実施の形態においてはそうせずに、詳細は後述するが、データ電極D1〜Dmに書込みパルスを印加するとともに特定の走査電極の複数本毎に同時に走査パルスを印加して書込み放電を発生させている。
その後、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。
タイミング検出サブフィールドSFoのタイミング検出期間Poでは、最後の書込み放電を発生させた時刻to0から時間To0経過後の時刻to1において、走査電極SC1〜SCnに電圧Vsoのタイミング検出パルスを印加するとともに維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加して、特定の放電セルでタイミング検出放電を発生させる。次に、時刻to1から時間To1経過後の時刻to2において、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加するとともに維持電極SU1〜SUnにタイミング検出パルスを印加して、特定の放電セルで再びタイミング検出放電を発生させる。次に、時刻to2から時間To2経過後の時刻to3において、走査電極SC1〜SCnにタイミング検出パルスを印加するとともに維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加して、特定の放電セルで3回目のタイミング検出放電を発生させる。続いて時刻to3から時間To3経過後の時刻to4において、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加するとともに維持電極SU1〜SUnにタイミング検出パルスを印加して、特定の放電セルで4回目のタイミング検出放電を発生させる。
ここで、時間To1、時間To2、時間To3はあらかじめ定められた時間間隔であり、後述するように、時間To1、時間To2、時間To3の間隔で発生する4回の放電を検出することでタイミング検出放電を特定できる。本実施の形態において、時間To0、時間To1、時間To2、時間To3は、例えばそれぞれ50μs、40μs、20μs、30μsである。なおこのとき発生するタイミング検出放電は、維持放電と同様の強い放電であり、この放電にともなう発光の輝度も高い。
このように、タイミング検出サブフィールドは、データ電極D1〜Dmに書込みパルスを印加するとともにフィールド毎に定められた特定の走査電極に走査パルスを印加して書込み放電を発生させる書込み期間Pwと、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互にタイミング検出パルスを印加してタイミング検出放電を発生させるタイミング検出期間Poとを有する。
そして連続して配置されたN本の走査電極を1つの走査電極群とするとき、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Poにおいて走査パルスを印加する特定の走査電極は、フィールドのそれぞれに対して、走査電極群の中の1本の走査電極である。
また、時間的に連続するNフィールドを1つのフィールド群とするとき、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Poにおいて走査パルスを印加するフィールドは、走査電極SC1〜SCnのそれぞれに対して、フィールド群の中の1つのフィールドである。
そして自然数N=2の場合には、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Poにおいて、奇数番目の走査電極に走査パルスを印加するフィールドと偶数番目の走査電極に走査パルスを印加するフィールドとを交互に繰り返す。
こうしてタイミング検出サブフィールドSFoのタイミング検出期間Poでは画像表示に関係しない輝度の高い発光を発生するので、コントラストが大幅に低下するおそれがあった。しかしながら本実施の形態においては、全ての放電セルでタイミング検出放電を発生させるのではなく、特定の放電セルでタイミング検出放電を発生させている。そのためタイミング検出放電にともなう発光の輝度を1/N、本実施の形態においては1/2に抑制することができ、コントラストの低下を抑えることができる。
このように(規則1)および(規則2)により、タイミング検出放電の輝度を1/2に抑制できるので、コントラストの低下を抑えることができる。またタイミング検出放電を発生させる放電セルを各フィールドに分散できるので、フリッカーを低減することができる。
y座標検出サブフィールドSFyは、初期化期間Piとy座標検出期間Pyと消去期間Peとを有する。
y座標検出サブフィールドSFyの初期化期間Piでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vi4まで下降する下り傾斜電圧を印加する。次にデータ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vsを印加する。次に維持電極SU1〜SUnに電圧Vsを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加する。次に維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vi4まで下降する下り傾斜電圧を印加する。なおこのときも図4に示したように、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加した後にハイインピーダンス状態に設定してもよい。
すると全ての放電セルで微弱な初期化放電が発生し、走査電極SC1〜SCn上の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dmの壁電圧がy座標検出のための放電に適した値に調整される。
y座標検出サブフィールドSFyのy座標検出期間Pyでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。
次に、データ電極D1〜Dmにy座標検出電圧Vdyを印加する。そして、1行目の走査電極SC1に電圧Vayのy座標検出パルスを印加する。すると1行目の放電セルのデータ電極D1〜Dmと走査電極SC1との間および維持電極SU1と走査電極SC1との間でy座標検出のための放電が発生する。こうして1行目の放電セルでy座標検出のための放電を起こして、1行目の画素行、すなわち1行目の放電セルで構成される1行目の放電セル行が発光する。
次に、データ電極D1〜Dmにy座標検出電圧Vdyを印加したまま、2行目の走査電極SC2にy座標検出パルスを印加する。するとデータ電極D1〜Dmと走査電極SC2との間および維持電極SU2と走査電極SC2との間でy座標検出のための放電が起こり、2行目の画素行、すなわち2行目の放電セル行が発光する。以下同様に、データ電極D1〜Dmにy座標検出電圧Vdyを印加したまま走査電極SC3〜SCnにy座標検出パルスを順次印加して、3行目〜n行目の放電セル行を順次発光させる。なおこのとき発生するy座標検出のための放電は書込み放電と同様の放電であり、放電にともなう発光の輝度も維持放電よりやや低い。
こうしてy座標検出期間Pyでは、画像表示面の上端部から下端部まで走査する1本の横線が表示される。そのため後述するように、ライトペンで放電セル行の発光を受光し、発光のタイミングを知ることでライトペンが指し示す画像表示面のy座標を検出することができる。ただし、横線の走査する速度は非常に速いので、視覚的には画像表示面全体が僅かに明るくなったようにしか見えない。
y座標検出サブフィールドSFyの消去期間Peでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vrまで上昇する上り傾斜電圧を印加して、全ての放電セルで微弱な消去放電を発生させる。
x座標検出サブフィールドSFxは、初期化期間Piとx座標検出期間Pxと消去期間Peとを有する。
x座標検出サブフィールドSFxの初期化期間Piでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vi1から電圧Vi2まで上昇する上り傾斜電圧を印加する。このとき図4に示したように、データ電極D1〜Dmを電圧0(V)にした後でハイインピーダンス状態としてもよい。次にデータ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧Veを印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vaまで下降する下り傾斜電圧を印加する。さらに走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vrまで上昇する上り傾斜電圧を印加し、その後、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)からx座標検出電圧Vaxまで下降する下り傾斜電圧を印加する。
すると全ての放電セルで微弱な初期化放電が発生して、走査電極SC1〜SCn上の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の壁電圧はx座標検出のための放電に適した値に調整される。
x座標検出サブフィールドSFxのx座標検出期間Pxでは、走査電極SC1〜SCnにx座標検出電圧Vaxを印加したまま、1つの画素、すなわち赤のサブピクセル、緑のサブピクセル、青のサブピクセルに対応する1列目〜3列目のデータ電極D1〜D3に電圧Vdxのx座標検出パルスを印加する。すると1列目〜3列目の放電セルのデータ電極D1〜D3と走査電極SC1〜SCnとの間および維持電極SU1〜SUnと走査電極SC1〜SCnとの間でx座標検出のための放電が発生する。このようにして、1列目〜3列目の放電セルでx座標検出のための放電を起こして、1列目の画素列、すなわち1列目の放電セルで構成される1列目の放電セル列、2列目の放電セルで構成される2列目の放電セル列、3列目の放電セルで構成される3列目の放電セル列が発光する。
次に、走査電極SC1〜SCnにx座標検出電圧Vaxを印加したまま、4列目〜6列目のデータ電極D4〜D6にx座標検出パルスを印加する。するとデータ電極D4〜D6と走査電極SC1〜SCnとの間および維持電極SU1〜SUnと走査電極SC1〜SCnとの間にx座標検出のための放電が起こり、2列目の画素列、すなわち4列目〜6列目の放電セル列が発光する。
以下同様に、データ電極3本ずつ、データ電極Dmに至るまでx座標検出パルスを順次印加して、放電セル列3列ずつ、m列目の放電セル列に至るまで順次発光させる。なおこのとき発生するx座標検出のための放電も書込み放電と同様の放電であり、放電にともなう発光の輝度も維持放電よりやや低い。
こうしてx座標検出期間Pxでは、画像表示面の左端部から右端部まで走査する1本の縦線が表示される。そのため後述するように、ライトペンで放電セル列の発光を受光し、発光のタイミングを知ることでライトペンが指し示す画像表示面のx座標を検出することができる。ただし、縦線の走査する速度は非常に速いので、視覚的には画像表示面全体が僅かに明るくなったようにしか見えない。
x座標検出サブフィールドSFxの消去期間Peでは、データ電極D1〜Dmに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vi2まで上昇する上り傾斜電圧を印加する。このとき図4に示したように、データ電極D1〜Dmを電圧0(V)にした後でハイインピーダンス状態としてもよい。こうして、全ての放電セルで微弱な消去放電を発生させる。
なお本実施の形態において各電極に印加する電圧値は、例えば、電圧Vi1=150(V)、電圧Vi2=350(V)、電圧Vi4=−175(V)、電圧Va=電圧Vay=電圧Vax=−200(V)、電圧Vc=−50(V)、電圧Vs=電圧Vso=205(V)、電圧Vr=205(V)、電圧Ve=155(V)、電圧Vd=電圧Vdy=電圧Vdx=55(V)である。
本実施の形態においては、駆動回路の構成上、電圧Vaと電圧Vayと電圧Vaxとが等しく設定され、電圧Vdと電圧Vdyと電圧Vdxとが等しく設定されている。またサブフィールドSF1の初期化期間Piにおいて走査電極SC1〜SCnに印加する上り傾斜電圧の傾斜は、1.5(V/μs)、初期化期間Piのそれぞれにおいて走査電極SC1〜SCnに印加する下り傾斜電圧の傾斜は、−2.5(V/μs)、維持期間Psの最後において走査電極SC1〜SCnに印加する上り傾斜電圧の傾斜は、10(V/μs)である。ただしこれらの電圧値および傾斜電圧の傾斜は一例を挙げたに過ぎず、パネル10の特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
次に、画像表示システムの構成について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1における画像表示システム100の回路ブロック図である。画像表示システム100は、画像表示装置30と、描画装置40と、ライトペン50とを備える。ライトペン50は複数本備えていてもよい。
画像表示装置30は、パネル10と駆動回路とを備えている。パネル10は、上述したように、行方向に延びた複数の走査電極および維持電極と列方向に延びた複数のデータ電極とを有する。駆動回路は、画像を表示するための画像表示サブフィールドと、タイミング検出放電を発生させるタイミング検出サブフィールドと、y座標検出放電を発生させるy座標検出サブフィールドと、x座標検出放電を発生させるx座標検出サブフィールドと、を含む複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成して、パネル10を駆動する。
駆動回路は、画像信号処理回路31と、データ電極駆動回路32と、走査電極駆動回路33と、維持電極駆動回路34と、タイミング発生回路35と、各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)とを備えている。
画像信号処理回路31は、入力した画像信号と描画装置40とから出力される画像信号とを切換えて、または合成して、サブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。データ電極駆動回路32は、画像データをデータ電極D1〜Dmのそれぞれに対応する書込みパルスに変換し、データ電極D1〜Dmのそれぞれに印加する。
タイミング発生回路35は、水平および垂直の同期信号をもとにして各回路ブロックの動作を制御する各種の制御信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。走査電極駆動回路33は制御信号に基づいて走査電極SC1〜SCnのそれぞれに駆動電圧を印加し、維持電極駆動回路34は制御信号に基づいて維持電極SU1〜SUnに駆動電圧を印加する。
図7は、本発明の実施の形態1における画像表示システム100の走査電極駆動回路33の回路図である。走査電極駆動回路33は、傾斜電圧発生部36と、維持パルス発生部37と、走査パルス発生部38とを備えている。
傾斜電圧発生部36は、走査電極SC1〜SCnに印加する各種の上り傾斜電圧および下り傾斜電圧を発生する。そして走査パルス発生部38の節点Aに出力する。
維持パルス発生部37は、維持期間Psにおいて走査電極SC1〜SCnに印加する維持パルス、およびタイミング検出期間Poにおいて走査電極SC1〜SCnに印加するタイミング検出パルスを発生する。そして走査パルス発生部38の節点Aに出力する。
走査パルス発生部38は、書込み期間Pwにおいて走査電極SC1〜SCnに印加する書込みパルス、y座標検出期間Pyに走査電極SC1〜SCnに印加するy座標検出パルス、およびx座標検出期間Pxに走査電極SC1〜SCnに印加するx座標検出電圧を発生する。そして走査電極SC1〜SCnのそれぞれに印加する。また傾斜電圧発生部36で発生した各種の傾斜電圧、および維持パルス発生部37で発生した維持パルスおよびタイミング検出パルスを、走査パルス発生部38を介して走査電極SC1〜SCnに印加する。
走査パルス発生部38は、節点Aを電圧Va(=電圧Vay=電圧Vax)に接続するためのスイッチSWと、節点Aに電圧(Vc−Va)を重畳するための電源EPと、n本の走査電極SC1〜SCnのそれぞれに電源EPの高圧側の電圧を出力するためのスイッチング素子QH1〜QHnと、電源EPの低圧側の電圧を出力するためのスイッチング素子QL1〜QLnとを備えている。そしてスイッチSWをオンにするとともに、スイッチング素子QLiをオフ、スイッチング素子QHiをオンとすることで走査電極SCiに電圧Vcを印加し、スイッチング素子QHiをオフ、スイッチング素子QLiをオンとすることで走査電極SCiに電圧Vaを印加する。このようにスイッチング素子QHiおよびスイッチング素子QLiを制御して、走査電極SCiに書込みパルス等を印加する。
なおスイッチング素子QH1〜QHn、QL1〜QLnは複数の出力毎にまとめられ複数のICに集積化されている。以下、これらのICを走査ドライバと呼称する。本実施の形態においては、60出力分のスイッチング素子が1つのモノシリックICとして集積されているとして説明する。そして18個の走査ドライバIC1〜IC18を用いて走査パルス発生部38を構成し、n=1080本の走査電極SC1〜SC1080を駆動している。このように多数のスイッチング素子QH1〜QH1080、QL1〜QL1080をIC化することにより回路をコンパクトにまとめることができ実装面積も小さくなり、コストも下げることができる。
図8は、本発明の実施の形態1における画像表示システム100のパネル10に印加する駆動電圧波形図であり、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Pwにおいてパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形の一例を示している。本実施の形態においては、図5に示したように、時間的に連続する2フィールドを1つのフィールド群とし、連続して配置された2本の走査電極を1つの走査電極群とするとき、1つの走査電極に対して走査パルスを印加するフィールドは、それぞれのフィールド群の中で1つである。また、1つのフィールドに対して走査パルスを印加する走査電極は、それぞれの走査電極群の中で1つである。
図8に示したフィールドでは、走査パルスを印加する特定の走査電極は奇数番目の走査電極SC1、SC3、SC5、・・・、SC1079である。図8には、これら540本の奇数番目の走査電極に印加する駆動電圧波形を示し、偶数番目の走査電極の駆動電圧波形は省略した。
本実施の形態においては、これら特定の走査電極の全てに同時に走査パルスを印加するのではなく、1つの走査ドライバで駆動する走査電極に対しては互いの走査パルスが重ならないように、走査パルスを順次印加する。また複数の走査ドライバIC1〜IC18から出力されるそれぞれの走査パルスが一致するように複数の走査電極に同時に走査パルスを印加している。具体的には、走査ドライバIC1に接続された奇数番目の走査電極SC1、SC3、・・・、SC59には互いの走査パルスが重ならないように走査パルスを順次印加する。走査ドライバIC2〜IC18についても同様である。ただし、走査ドライバIC1に接続された走査電極SC1と、走査ドライバIC2に接続された走査電極SC61と、・・・、走査ドライバIC18に接続された走査電極SC1021とに、走査パルスを同時に印加する。走査電極SC3と、走査電極SC63と、・・・、走査電極SC1023とについても走査パルスを同時に印加する。走査電極SC5と、走査電極SC65と、・・・、走査電極SC1025と等についても同様である。
このように18個の走査ドライバを同時に動作させて、複数の走査電極に同時に走査パルスを印加することで、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み動作に要する駆動時間を大幅に短くすることができる。実際、特定の走査電極の数が全走査電極の数の1/2であり、走査ドライバが18個であるので、全ての走査電極に走査パルスを順次印加する場合と比較すると、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み動作に要する駆動時間は、1/36に短縮される。
もちろんタイミング検出サブフィールドSFoの書込み動作に要する駆動時間を短くするだけであれば、特定の走査電極の全てに同時に走査パルスを印加してもよい。しかしながら、仮に特定の走査電極の全てに同時に走査パルスを印加したと仮定すると、走査ドライバIC1には、特定の走査電極SC1、SC3、・・・、SC59の30本の走査電極で発生する書込み放電の放電電流が同時に流れることになり、走査ドライバの許容最大電流量を超過する。そのため正常な書込み動作を保証できなくなるおそれがある。走査ドライバIC2〜IC18についても同様である。
そこで本実施の形態においては、正常な書込み動作を行うために、1つの走査ドライバで駆動する走査電極に対しては互いの走査パルスが重ならないよう、走査電極に走査パルスを順次印加している。そして書込み動作に要する駆動時間を短くするために、複数の走査ドライバIC1〜IC18から出力される走査パルスのそれぞれが一致するように複数の走査電極に同時に走査パルスを印加している。
ライトペン50は、画像表示装置30の画像表示面上から文字や絵などを入力するためのものであり、受光素子52と、タイミング検出部54と、座標算出部56と、送信部58とを備えている。またライトペン50の先端部には接触スイッチ(図示せず)が設けられている。
受光素子52は、ライトペン50が画像表示装置30の画像表示面に接触しているとき、画像表示装置30の発光を受光して、タイミング検出部54および座標算出部56に受光信号を出力する。
タイミング検出部54は、受光信号の中から、あらかじめ定められた所定の数列に対応する時間間隔で発生した発光を検出し、タイミング検出サブフィールドSFoのタイミング検出期間Poのタイミング検出放電を特定する。そしてy座標検出サブフィールドおよびx座標検出サブフィールドと同期した座標基準信号を受光信号にもとづき作成する。
図9は、本発明の実施の形態における画像表示システム100のタイミングチャートである。タイミング検出部54は、受光信号の中から、発光の間隔が順に時間To1、時間To2、時間To3となる4個の連続する発光を探す。そして4個の連続する発光の1つ、例えば、タイミング検出期間Poの時刻to1に発生した発光を基準とし、あらかじめ分かっている時間Toyおよび時間Toxに基づいて、時刻ty0と時刻tx0とに立上りエッジを有する座標基準信号を作成し、座標算出部56に出力する。
座標算出部56は、時間の長さを計測するためのカウンタと、カウンタの出力に演算を施す演算回路とを備える。そして座標基準信号および受光信号にもとづき、ライトペン50が指し示す画像表示装置の画像表示面のx座標およびy座標を算出する。
図10は、本発明の実施の形態における画像表示システム100の位置座標検出方法を説明する模式図である。y座標検出サブフィールドSFyのy座標検出期間Pyにおいて、画像表示装置30の画像表示面の上端部から下端部まで走査する1本の横線Lyが表示される。そしてライトペン50が指し示す画像表示面の座標(x、y)を横線Lyが通過する時刻tyyにおいて、ライトペン50の受光素子は横線Lyの発光を受光する。そのため、受光素子は、図9に示したように時刻tyyで受光を示す受光信号を出力する。
またx座標検出サブフィールドSFxのx座標検出期間Pxにおいて、画像表示装置30の画像表示面の左端部から右端部まで走査する1本の縦線Lxが表示される。そしてライトペン50が指し示す画像表示面の座標(x、y)を縦線Lxが通過する時刻txxにおいて、ライトペン50の受光素子は縦線Lxの発光を受光する。そのため、受光素子は、図9に示したように時刻txxで受光を示す受光信号を出力する。
座標算出部56は、y座標検出期間Pyにおいて、タイミング発生回路35から出力される座標基準信号とライトペン50の受光素子から出力される受光信号とにもとづき、時刻ty0から時刻tyyまでの時間Tyyを測定する。そしてこの時間Tyyからy座標を求める。またx座標検出期間Pxにおいて、座標基準信号と受光信号とにもとづき、時刻tx0から時刻txxまでの時間Txxを測定する。そして時間Txxからx座標を求める。
このようして座標算出部56は、ライトペン50が指し示す画像表示面の座標(x、y)を求める。
送信部58は、座標算出部56が算出したx座標およびy座標をエンコードして描画装置の受信部42に無線で送信する。
描画装置40は、ライトペン50が指し示す画像表示面の座標(x、y)に基づき画像信号を作成する。この画像信号は、使用者が描画した画像を表示するためのものである。描画装置40は、受信部42と、描画部46とを備える。
受信部42は、ライトペン50の送信部58から送信された無線信号をデコードして、座標(x、y)に変換して描画部46に出力する。
描画部46はフレームメモリを備え、ライトペン50の座標算出部56が算出した座標(x、y)にもとづき、画像表示面上のライトペン50の軌跡を示す描画信号を作成し、画像表示装置30に出力する。
図11は、本発明の実施の形態における画像表示システム100の描画の一例を示す模式図である。描画部46は、座標算出部56が算出した座標(x、y)に対応する画素を中心に、所定の色および大きさの丸などのパターンをフレームメモリに書込む。使用者がライトペンを画像表示装置30の画像表示面に接触させたまま移動させると、座標算出部56が算出する座標(x、y)も移動する。そして描画部46は移動する座標(x、y)を中心に所定のパターンをフレームメモリに順次書き込む。こうして描画部46は、図11に示したように、画像表示面上のライトペン50の軌跡を示す描画信号を作成する。
そして画像表示装置30の画像信号処理回路31は、入力した画像信号と描画部46から出力される描画信号とを合成し、サブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。これにより、ライトペン50で書いた画像と入力した画像信号の画像とが重畳されて表示される。
なお本実施の形態においては、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Pwで書込み放電を発生させる特定の放電セルを決定する際に、1つの走査電極群に属する走査電極の数N、および1つのフィールド群に属するフィールドの数Nを、N=2と設定した例について説明した。これによりタイミング検出放電にともなう発光の輝度を1/2に抑制することができ、コントラストの低下を抑えることができた。しかしNの値はこれに限定されない。Nの値をさらに大きく設定すると、コントラストの低下をさらに抑えることができる。以下にその例について説明する。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2における画像表示システムの走査パルスを印加する走査電極とフィールドとの関係を示す図であり、N=5の場合の一例を示している。ここでも横方向は時間軸方向でありフィールドを現している。また縦方向はパネルの上下方向に対応した走査電極を表している。そしてフィールドFj〜Fj+4が1つのフィールド群を、走査電極SCi〜SCi+4が1つの走査電極群を構成している。
図12は、本発明の実施の形態2における画像表示システムの走査パルスを印加する走査電極とフィールドとの関係を示す図であり、N=5の場合の一例を示している。ここでも横方向は時間軸方向でありフィールドを現している。また縦方向はパネルの上下方向に対応した走査電極を表している。そしてフィールドFj〜Fj+4が1つのフィールド群を、走査電極SCi〜SCi+4が1つの走査電極群を構成している。
実施の形態2においても特定の走査電極は、各フィールドのそれぞれに対して以下の規則にもとづき設定される。
(規則1)1つのフィールドに対して走査パルスを印加する走査電極は、それぞれの走査電極群の中で1つである。
(規則2)1つの走査電極に対して走査パルスを印加するフィールドは、それぞれのフィールド群の中で1つである。
さらに、N≧5の場合には、
(規則3)あるフィールドで走査パルスを印加する走査電極に隣接する走査電極では、少なくともそのフィールドと、そのフィールドの次のフィールドとで走査パルスを印加しない。
(規則1)1つのフィールドに対して走査パルスを印加する走査電極は、それぞれの走査電極群の中で1つである。
(規則2)1つの走査電極に対して走査パルスを印加するフィールドは、それぞれのフィールド群の中で1つである。
さらに、N≧5の場合には、
(規則3)あるフィールドで走査パルスを印加する走査電極に隣接する走査電極では、少なくともそのフィールドと、そのフィールドの次のフィールドとで走査パルスを印加しない。
図12から明らかなように、フィールドFjに対して、それぞれ走査電極群の中の1つの走査電極でタイミング検出放電を発生させている。フィールドFj+1〜Fj+4についても同様である(規則1)。また走査電極SCiに対して、それぞれフィールド群の中の1つのフィールドで書込み動作を行っている。走査電極SCi+1〜SCi+4についても同様である(規則2)。これらにより、フィールド毎に全ての放電セルでタイミング検出放電を毎回発生させる場合と比較して、タイミング検出放電の回数を1/5に低減されるので、コントラストの低下を大幅に抑えることができる。さらに、タイミング検出放電を発生させる走査電極を各フィールドに分散できるので、フリッカーを低減することができる。
また走査電極SCiはフィールドFjで走査パルスを印加する。走査電極SCiに隣接する走査電極SCi−1および走査電極SCi+1は、フィールドFjおよびその次のフィールドFj+1では走査パルスを印加しない。走査電極SCi+1〜SCi+4についても同様である(規則3)。これにより、タイミング検出放電を発生させる放電セルの時間的および空間的連続性を低減できるので、タイミング検出放電にともなう発光パターンが認識され難くなる。
図13は、本発明の実施の形態2における画像表示システム100のパネル10に印加する駆動電圧波形図であり、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Pwにおいてパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形の一例を示している。
図13に示したフィールドでは、走査パルスを印加する特定の走査電極は、SC1、SC6、SC11、SC16、・・・、SC1071、SC1076の126本の走査電極である。図13には、これら126本の走査電極に印加する駆動電圧波形を示し、それ以外の走査電極の駆動電圧波形は省略した。
本実施の形態においても、1つの走査ドライバで駆動する走査電極に対しては互いの走査パルスが重ならないように、特定の走査電極に走査パルスを順次印加する。また複数の走査ドライバIC1〜IC18から出力されるそれぞれの走査パルスが一致するように複数の特定の走査電極に同時に走査パルスを印加している。具体的には、走査ドライバIC1に接続された特定の走査電極SC1、SC6、・・・、SC56には互いの走査パルスが重ならないように走査パルスを順次印加する。走査ドライバIC2〜IC18についても同様である。ただし、走査ドライバIC1に接続された特定の走査電極SC1と、走査ドライバIC2に接続された特定の走査電極SC61と、・・・、走査ドライバIC18に接続された特定の走査電極SC1021とに、走査パルスを同時に印加する。走査電極SC6と、走査電極SC66と、・・・、走査電極SC1026とについても走査パルスを同時に印加する。走査電極SC11と、走査電極SC71と、・・・、走査電極SC1031と等についても同様である。
このように18個の走査ドライバを同時に動作させて、複数の走査電極に同時に走査パルスを印加することで、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み動作に要する駆動時間を大幅に短くすることができる。実際、特定の走査電極の数が全走査電極の数の1/5であり、走査ドライバが18個であるので、全ての走査電極に走査パルスを順次印加する場合と比較すると、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み動作に要する駆動時間は、1/90に短縮される。
以上説明したように本発明によれば、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Pwにおいて、特定の走査電極に対してのみ走査パルスを印加して書込み放電を発生させることにより、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させることができる。また本発明によれば、タイミング検出サブフィールドSFoの書込み期間Pwにおいて、複数の走査ドライバを同時に動作させることにより、駆動回路の負担を増加させることなく、位置座標検出のための駆動時間を短くすることができる。
なお、実施の形態においては、y座標検出期間Pyに、放電セル行を1行分ずつ順次発光させて、画像表示面の上端部から下端部まで走査する横線を示した。しかし本発明はこれに限定されるものではない。例えば、放電セル行を2行分ずつ順次発光させて走査する横線を表示してもよく、また放電セル行を1行おきに発光させて走査する横線を表示してもよい。同様に、x座標検出期間Pxにおいても、放電セル列を3列分ずつ順次発光させて走査する横線を示したが、放電セル列を任意の複数列ずつ順次発光させてもよく、また放電セル列を複数列おきに発光させてもよい。これによりy座標検出サブフィールドSFy、x座標検出サブフィールドSFxに要する時間を短くすることができる。
また実施の形態において用いた具体的な各数値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、大画面、高精細度パネルを電子黒板として応用する場合であっても、コントラストの低下を抑制しつつ、座標検出のための発光を発生させるので、画像表示装置、その駆動方法、およびライトペンを用いて描画可能な画像表示システムとして有用である。
10 パネル
12 走査電極
13 維持電極
22 データ電極
30 画像表示装置
31 画像信号処理回路
32 データ電極駆動回路
33 走査電極駆動回路
34 維持電極駆動回路
35 タイミング発生回路
36 傾斜電圧発生部
37 維持パルス発生部
38 走査パルス発生部
40 描画装置
42 受信部
46 描画部
50 ライトペン
52 受光素子
54 タイミング検出部
56 座標算出部
58 送信部
100 画像表示システム
12 走査電極
13 維持電極
22 データ電極
30 画像表示装置
31 画像信号処理回路
32 データ電極駆動回路
33 走査電極駆動回路
34 維持電極駆動回路
35 タイミング発生回路
36 傾斜電圧発生部
37 維持パルス発生部
38 走査パルス発生部
40 描画装置
42 受信部
46 描画部
50 ライトペン
52 受光素子
54 タイミング検出部
56 座標算出部
58 送信部
100 画像表示システム
Claims (5)
- 行方向に延びた複数の走査電極および維持電極と列方向に延びた複数のデータ電極とを有するプラズマディスプレイパネルを用いた画像表示装置の駆動方法であって、
画像を表示するための画像表示サブフィールドと、タイミング検出放電を発生させるタイミング検出サブフィールドと、y座標検出放電を発生させるy座標検出サブフィールドと、x座標検出放電を発生させるx座標検出サブフィールドと、を含む複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、
前記タイミング検出サブフィールドは、前記データ電極に書込みパルスを印加するとともにフィールド毎に定められた特定の走査電極に走査パルスを印加して書込み放電を発生させる書込み期間と、前記走査電極と前記維持電極とに交互にタイミング検出パルスを印加してタイミング検出放電を発生させるタイミング検出期間とを有し、
連続して配置されたN本(Nは自然数)の走査電極を1つの走査電極群とするとき、前記特定の走査電極は、前記フィールドのそれぞれに対して、前記走査電極群の中の1本の走査電極であることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。 - 時間的に連続するNフィールドを1つのフィールド群とするとき、前記タイミング検出サブフィールドの書込み期間において前記走査パルスを印加するフィールドは、前記走査電極のそれぞれに対して、前記フィールド群の中の1つのフィールドであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 前記自然数Nは2であり、前記タイミング検出サブフィールドの書込み期間において、奇数番目の走査電極に走査パルスを印加するフィールドと偶数番目の走査電極に走査パルスを印加するフィールドとを交互に繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 行方向に延びた複数の走査電極および維持電極と列方向に延びた複数のデータ電極とを有するプラズマディスプレイパネルと、1フィールド期間を複数のサブフィールドで構成して前記プラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路とを備えた画像表示装置であって、
前記駆動回路は、
画像を表示するための画像表示サブフィールドと、タイミング検出放電を発生させるタイミング検出サブフィールドと、y座標検出放電を発生させるy座標検出サブフィールドと、x座標検出放電を発生させるx座標検出サブフィールドと、を含む複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、
前記タイミング検出サブフィールドは、前記データ電極に書込みパルスを印加するとともにフィールド毎に定められた特定の走査電極に走査パルスを印加して書込み放電を発生させる書込み期間と、前記走査電極と前記維持電極とに交互にタイミング検出パルスを印加してタイミング検出放電を発生させるタイミング検出期間とを有し、
連続して配置されたN本(Nは自然数)の走査電極を1つの走査電極群とするとき、前記特定の走査電極は、前記フィールドのそれぞれに対して、前記走査電極群の中の1本の走査電極であることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項4に記載の画像表示装置と、ライトペンと、描画装置とを備え、
前記ライトペンは、前記画像表示装置の発光を受光して受光信号を出力する受光素子と、前記y座標検出サブフィールドおよび前記x座標検出サブフィールドと同期した座標基準信号を前記受光信号にもとづき作成するタイミング検出回路と、前記ライトペンが指し示す前記画像表示装置の表示画面上の座標を前記座標基準信号と前記受光信号にもとづき算出する座標算出回路と、前記座標算出回路が算出した座標を前記描画装置に送信する送信回路とを有し、
前記描画装置は、前記ライトペンから送信された座標を受信する受信回路と、前記受信回路で受信した座標にもとづき描画信号を作成する描画回路とを有することを特徴とする画像表示システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012129562A JP2015155931A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | 画像表示装置の駆動方法、画像表示装置および画像表示システム |
PCT/JP2013/003437 WO2013183264A1 (ja) | 2012-06-07 | 2013-05-31 | 画像表示装置、画像表示装置の駆動方法および画像表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012129562A JP2015155931A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | 画像表示装置の駆動方法、画像表示装置および画像表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015155931A true JP2015155931A (ja) | 2015-08-27 |
Family
ID=54775279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012129562A Pending JP2015155931A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | 画像表示装置の駆動方法、画像表示装置および画像表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015155931A (ja) |
-
2012
- 2012-06-07 JP JP2012129562A patent/JP2015155931A/ja active Pending
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