JP2015155591A - 断熱パネル - Google Patents

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美男 青木
Yoshio Aoki
美男 青木
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Abstract

【課題】軽量で優れた断熱効果を有する断熱パネルを提供すること。
【解決手段】第1の面板1と第2の面板2との間に、合成樹脂発泡体によって形成された格子部3が挟持された断熱パネルPであって、格子部3によって形成された複数の区画Sでは、隣接する区画S間の空気の流れが遮断されているとともに、第1の面板1の外面と内面および第2の面板2の外面と内のうちの少なくともいずれかの面に断熱塗料が塗布された断熱パネルPとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築材料などに利用可能な断熱パネルに関するものである。
特許文献1には、合成樹脂発泡体(例えば、発泡スチロール)からなる断熱材と粗布と表面材とを積層一体化した断熱パネル(断熱成形板)を建物の下地面に配設する断熱工法が記載されている。この断熱工法では、断熱材として合成樹脂発泡体が利用されているため、軽量で、断熱性と加工性が良好であるとされている。
特開平8-1846号公報
しかしながら、特許文献1の工法に利用される断熱パネルは、通常の合成樹脂発泡体が断熱材として使用されているに過ぎず、十分な断熱効果が確保されているとは言い難い。
建築材料に利用される断熱パネルは、施工、運搬の容易性を確保するために軽量であることが求められるが、製品重量を抑えつつも優れた断熱効果を有する断熱パネルはこれまでに知られていない。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、軽量で優れた断熱効果を有する断熱パネルを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明の断熱パネルは、第1の面板と第2の面板との間に、合成樹脂発泡体によって形成された格子部が挟持された断熱パネルであって、格子部によって形成された複数の区画では、隣接する区画間の空気の流れが遮断されているとともに、第1の面板の外面と内面および第2の面板の外面と内面のうちの少なくともいずれかには断熱塗料が塗布されていることを特徴としている。
この断熱パネルでは、格子部は、交差する縦分画部と横分画部とによって区画が形成されていることが好ましい。
この断熱パネルでは、第1の面板および第2の面板は、合成樹脂発泡体によって形成されていることがより好ましい。
本発明の建築材料は、前記の断熱パネルを含むことを特徴としている。
本発明の建物の断熱構造は、前記の建築材料が建物の下地付近に配設されていることを特徴としている。
本発明のコンテナは、前記の断熱パネルが配設されていることを特徴としている。
本発明の断熱板は、断熱パネルに補強板が配設されていることを特徴としている。
本発明の断熱パネルは、軽量であるため、施工や運搬が容易であるとともに、優れた断熱効果を奏するため、例えば、断熱材などの建築材料に好適に利用することができる。また、本発明の断熱パネルをコンテナに配設することで、断熱性に優れたコンテナを提供することができる。
本発明の断熱パネルの一実施形態を例示した分解斜視図である。 本発明の断熱パネルの一実施形態を例示した正面図である。 図2に例示した本発明の断熱パネルのA−A’断面図である。 本発明の断熱パネルの使用形態を例示した断面概要図である。
図1は、本発明の断熱パネルの一実施形態を例示した分解斜視図である。図2は、本発明の断熱パネルの一実施形態を例示した正面図である。図3は、図2に例示した本発明の断熱パネルのA−A’断面図である。
図1、図2および図3に例示したように、断熱パネルPは、第1の面板1と第2の面板2との間に、合成樹脂発泡体からなる格子部3が挟持された積層構造を有している。
格子部3を形成する合成樹脂発泡体には、発泡スチロール(ポリスチレンフォーム)、硬質発泡ポリエチレン、硬質ウレタン発泡体などの他、ガラスバルーンやシリカバルーンなどの中空体からなる軽量骨材を樹脂バインダーで成形したものなども含まれる。格子部3は、合成樹脂発泡体によって形成されているため、軽量で断熱性に優れている。
格子部3は、方形状の枠部31の内側において、対向する枠部31同士を接続する縦分画部32と横分画部33とが直交しており、この縦分画部32と横分画部33によって囲まれた複数の区画Sが形成されている。
第1の面板1と第2の面板2の材料も、格子部3と同様に、公知の合成樹脂発泡体を好ましく例示することができる。
第1の面板1と第2の面板2の形状は特に限定されないが、例えば、互いに略同一な方形状であることが好ましい。さらに、第1の面板1と第2の面板2の厚さも特に限定されず、断熱パネルPの断熱効果などを考慮して適宜設計することができる。また、第1の面板1と第2の面板2の厚さは、互いに異なる厚さで形成されていてもよい。
第1の面板1の外面1aと内面1bおよび第2の面板2の外面2aと内面2bの少なくともいずれかの面には、断熱塗料が塗布されている。ここで、「外面」とは、断熱パネルPの外側(表側)に表出する面をいい、「内面」とは、第1の面板1と第2の面板2との間に挟持された格子部3と当接する面をいう。
断熱塗料は、水性塗料、有機溶媒型塗料、粉体塗料のいずれの形態であってもよいが、溶媒又は分散媒を含む液状塗料であることが望ましい。例えば、断熱塗料は、ビヒクルと、ビヒクルを溶解又は分散する液状媒体と、金属粉末とを含むことができる。
ビヒクルとしては、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、熱可塑性エラストマなどの熱可塑性樹脂、BR、SBR、NBR、CR、EPDM、フッ素ゴムなどのゴム類など、溶媒又は分散媒が蒸発することで被膜を形成するものを用いることができる。場合によっては、ポリオールとイソシアネートからなるウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることもできる。
ビヒクル及び液状媒体としては、水系エマルジョンを用いることが特に好ましい。水系エマルジョンとしては、アクリルエマルジョン、シリコンアクリルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、ウレタンアクリルエマルジョン、SBRエマルジョン、エポキシエマルジョンなどが例示され、また、水ガラス、コロイダルシリカなどの無機バインダも用途に応じて各種選択して用いることができる。
金属粉末は、熱反射性を有するものであって、チタン、アルミニウム、金、銀、インジウム、銅およびこれらの酸化物などの粉末が例示される。また、厳密な意味では金属ではないが、本発明では、表面に金属光輝層を形成し熱反射性を有する、シリカ、ガラス、マイカ、タルクなどの粉末も金属粉末に含むものとする。金属粉末の形状は特に限定されないが、例えば、球状、鱗片状などの形状を例示することができる。さらに、断熱性を確保するためには、金属粉末は、断熱塗料中に20質量%以上含まれていることが好ましい。
好ましい断熱塗料51としては、具体的には、断熱効果に加え、抗菌・消臭効果に優れたものとして、高圧ガス工業株式会社製(発売元n-tech株式会社)「Blue on Tech」などを例示することができる。
塗布される断熱塗料の厚さは、特に限定されず、断熱効果を考慮して適宜設計することができる。一応の目安としては、例えば、10μm〜400μm程度の範囲を例示することができる。また、断熱塗料の塗布方法も特に限定されず、スプレーによる吹き付けや、ローラーによる塗布などを行うことができる。
第1の面板1と第2の面板2の間に格子部3を挟持する際には、例えば、公知の接着剤などを適宜使用し、第1の面板1、第2の面板2の間および格子部3を互いに接着し、連結することが好ましい。
断熱パネルPは、その内部に、第1の面板1と第2の面板2の間に挟持された格子部3によって、空気を内包する複数の区画Sが形成されており、隣接する区画間の空気の流れが遮断されている。このため、断熱パネルPは、軽量であるものの、格子部3によって形成された空気の層によって外部からの熱が及びにくく断熱性に優れている。
さらに、断熱パネルPは、第1の面板1の外面1aと内面1bおよび第2の面板2の外面2aと内面2bに断熱塗料が塗布されている場合には、4層の断熱塗料層が形成されており、断熱効果が格段に向上する。
本発明の断熱パネルPは、軽量であるとともに優れた断熱効果を有するため、例えば建築材料などとして有効に利用することができる。具体的には、例えば、建物の壁面、天井、床面などの下地(壁)付近に本発明の断熱パネルPを配設することで、建物の断熱構造を構築することができ、夏場の室内温度の上昇、冬場の室内温度の低下を抑制することができる。また、本発明の断熱パネルPは軽量であるため施工性にも優れている。
さらに、例えば、本発明の断熱パネルPは、貨物の運搬のための車両、船舶などのコンテナの内面などに配設することで、断熱効果に優れたコンテナとすることができる。このため、従来、保冷車を使用して輸送していた貨物を、通常の貨物車両で輸送することもできるため、輸送コストのカット、輸送の効率化が図られる。
さらに、本発明の断熱パネルは、コンテナや倉庫の内面、建物下地などに配設する場合には、例えば、接着剤などを使用して、本発明の断熱パネルの片面または両面に木質板(例えばベニヤ板など)や各種の金属薄板などの補強板を接着して一体化させた断熱板として利用することもできる。
具体的には、例えば、図4に例示したように、本発明の断熱板は、断熱パネル1がコンテナの内面や建物の下地面などの配設面H側に位置し、補強板4が断熱パネル1の外側に位置するように配設することができる。このように、断熱パネル1とともに補強板4を配設することで、断熱パネル1による断熱性を確保しつつ、衝撃強度を高めることができる。このため、例えば、本発明の断熱板(補強板4が配設されている断熱パネル1)を内面に備えたコンテナは、断熱性に優れるとともに、コンテナ内の貨物などによって断熱パネル1が損傷するのが抑制されるため、特に好ましい。
本発明の断熱パネルなどは、以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、断熱パネルの格子部に形成される区画の数や配置などは、断熱パネルの強度や断熱性を考慮して適宜設計することができる。また、格子部は、例えば、縦分画部のみで形成された縦長な区画を有するものや、横分画部のみで形成された横長な区画を有するものであってもよい。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
<1>断熱効果の確認実験
(1)図1〜図3に例示した形態の断熱パネルについて、断熱効果の確認実験を行った。
<実施例1>
大小2つの発泡スチロール製の箱体を用意し、それぞれの箱体の外面および内面に、断熱塗料と塗布した。断熱塗料は、高圧ガス工業株式会社製(発売元n-tech株式会社)「Blue on Tech」を使用した。この断熱塗料は、優れた断熱効果に加え、酸化チタンおよびシリカの配合による、有機物分解作用、抗菌作用を有し、また、金属イオン配合および銀系統の無機物微粒子の配合によってその抗菌性がさらに向上している。このような優れた抗菌作用を有することから、雑菌の繁殖を防ぎ、消臭効果があるため、衛生面でも優れている。
そして、大きな箱体を外箱とし、この大きな箱体の内側に小さな箱体を内箱として配置した。そして、この外箱と内箱の間に、発泡スチロール製の格子部を配置して外箱と内箱を連結し、外箱と内箱の間に空気の流れが遮断された複数の区画を形成した。
このような二重箱構造を有する箱体は、外箱を第1の面板、内箱を第2の面板として、その間に格子部が挟持された構造として考えることができるため、本発明の断熱パネルの断熱効果の確認実験に利用することができる。
<比較例1>
格子部を備えておらず、断熱塗料の塗布も行っていない、通常の発泡スチロール箱を使用した。
(2)実施例1の断熱パネルを模した箱体および比較例1の発泡スチロール箱のそれぞれの内部に1000gの氷を入れて密封し、外部からヒーターによる熱を均等に加えて、箱の外側をおよそ25℃に加温し、所定時間経過後に残存する氷の量を測定した。
<2>結果
結果を表1に示す。
Figure 2015155591
表1に示したように、比較例1の発泡スチロール箱では、34.8%の氷が解けてしまい、残った氷は少なかった。
一方、実施例1の断熱パネルを模した箱体では、726gの氷が残存しており、溶けた氷の量を27.4%に抑えることができた。したがって、格子部によって形成された区画に保持されている空気と、外箱および内箱に塗布された断熱塗料によって優れた断熱効果が発揮されることが確認された。
1 第1の面板
2 第2の面板
3 格子部
31 枠部
32 縦分画部
33 横分画部
P 断熱パネル
S 区画

Claims (7)

  1. 第1の面板と第2の面板との間に、合成樹脂発泡体によって形成された格子部が挟持された断熱パネルであって、
    格子部によって形成された複数の区画では、隣接する区画間の空気の流れが遮断されているとともに、第1の面板の外面と内面および第2の面板の外面と内面のうちの少なくともいずれかの面には断熱塗料が塗布されていることを特徴とする断熱パネル。
  2. 格子部は、枠部とともに、交差する縦分画部と横分画部とによって区画が形成されていることを特徴とする請求項1の断熱パネル。
  3. 第1の面板および第2の面板は、合成樹脂発泡体によって形成されていることを特徴とする請求項1または2の断熱パネル。
  4. 請求項1から3のいずれかの断熱パネルを含むことを特徴とする建築材料。
  5. 請求項4の建築材料が建物の下地付近に配設されていることを特徴とする建物の断熱構造。
  6. 請求項1から3のいずれかの断熱パネルが配設されていることを特徴とするコンテナ。
  7. 請求項1から3のいずれかの断熱パネルに補強板が配設されていることを特徴とする断熱板。






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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11333420B2 (en) 2018-08-31 2022-05-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator preventing condensation in a divided portion of a housing body thereof

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