JP2015155134A - ロボット、制御装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時にワークやツールが落下するおそれを低減することができ安全性が高まるロボット、制御装置、及び制御方法を提供する。【解決手段】ロボットは、指部54が設けられた把持部36と、把持部36が設けられたアーム32と、アーム32を駆動する駆動部48と、を備え、駆動部48は、停電時において、指部54と把持部36との接続部70の重力方向の高さよりも指部54の先端の重力方向の高さが高くなるようにアーム32を駆動する。【選択図】図3

Description

本発明は、ロボット、制御装置、及び制御方法に関するものである。
従来、産業用ロボットの停電対策として、種々の手段が提案されている。例えば、停電時に、無停電電源装置を用いてハンドを作業台の安全な場所に退避し、ハンドが把持するワークを配置する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−172968号公報
しかしながら、作業台には通常、別のワークやツールなどの障害物が多く存在し、ハンドが把持しているワークを安全に配置可能なスペースが存在しない場合がある。
また、たとえ安全に配置可能なスペースがあったとしても、停電した時点でのハンドの位置から安全に配置可能なスペースまでの距離が長いと、移動中にハンドを把持するための無停電電源装置の電力がなくなり、ワークを落下させてしまうおそれがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るロボットは、指部が設けられた把持部と、前記把持部が設けられたアームと、前記アームを駆動する駆動部と、を備え、前記駆動部は、停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、停電時において、指部と把持部との接続部の重力方向の高さよりも指部の先端の重力方向の高さが高くなるようにアームを駆動する。これにより、例えば把持しているワークやツールの放り投げを防止できる。その結果、停電時にワークやツールが落下するおそれを低減することができ安全性が高まる。
[適用例2]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記駆動部は、停電時において、前記駆動部の減速動作によって発生される回生エネルギーを用いることを特徴とする。
本適用例によれば、停電した場合に、回生エネルギーを用いて、アームを安全な姿勢で止めることができる。
[適用例3]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記アームは、第1アームと第2アームとを有し、前記ロボットは、前記第1アームと前記第2アームとが設けられた胴部を備え、前記駆動部は、停電時において、前記第1アームと前記第2アームとが左右対称な動きとなるように駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、停電時において、第1アームと第2アームとが左右対称な動きとなるので、各アームの慣性力が打ち消し合うように駆動することで急停止による転倒を防止できる。
[適用例4]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記駆動部は、停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動した後、前記把持部を前記胴部側に近づけるように前記アームを駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、把持部やアームの重量に対向して姿勢を維持するための駆動部の必要トルクを低減できる。
[適用例5]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記駆動部は、前記把持部を前記胴部側に近づけた後、前記把持部を重力方向に下げるように前記アームを駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、把持部を重力方向に下げることで位置エネルギーを回生エネルギーに変換できる。
[適用例6]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記駆動部は、前記把持部を重力方向に下げた後、前記第1アーム及び前記第2アームのそれぞれの肘部を作業台上に当接させるように前記アームを駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、肘部を作業台につけることで急停止による転倒を防止できる。
[適用例7]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記肘部には、バンパーが備えられていることを特徴とする。
本適用例によれば、ロボット及び作業台の損傷を低減できる。
[適用例8]本適用例に係る制御装置は、上記のいずれか一項に記載のロボットを制御する制御装置であって、停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、停電時において、指部と把持部との接続部の重力方向の高さよりも指部の先端の重力方向の高さが高くなるようにアームを駆動する。これにより、例えば把持しているワークやツールの放り投げを防止できる。その結果、停電時にワークやツールが落下するおそれを低減することができ安全性が高まる。
[適用例9]本適用例に係る制御方法は、上記のいずれか一項に記載のロボットを制御する制御方法であって、停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動することを特徴とする。
本適用例によれば、停電時において、指部と把持部との接続部の重力方向の高さよりも指部の先端の重力方向の高さが高くなるようにアームを駆動する。これにより、例えば把持しているワークやツールの放り投げを防止できる。その結果、停電時にワークやツールが落下するおそれを低減することができ安全性が高まる。
本実施形態に係るロボットの正面斜視図。 本実施形態に係るロボットの背面斜視図。 本実施形態に係るアームの詳細を示す図。 本実施形態に係る制御装置の構成図。 本実施形態に係る停電監視装置による停電監視フロー図。 本実施形態に係る停電時のロボットの動作フロー図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大又は縮小して表示している。
図1は、本実施形態に係るロボット2の正面斜視図である。図2は、本実施形態に係るロボット2の背面斜視図である。本実施形態に係るロボット2は、主として、胴部10と、アーム12と、タッチパネルモニター14と、脚部16と、搬送用ハンドル18と、電子カメラ20と、信号灯22と、電源スイッチ24と、外部I/F部26と、昇降ハンドル28と、を備える。アーム12は、第1アーム30と第2アーム32とを備える。ロボット2は、人間型双腕ロボットであり、制御部(制御装置)34(図4参照)からの制御信号に従い処理を行う。このロボット2は、例えば腕時計のような精密機器等を製造する製造工程で用いることができるものである。なお、この製造作業は、通常、作業台(図示せず)上で行われる。
なお、以下では、説明の都合上、図1、図2、図3中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。また、図1の手前側を「正面側」又は「正面」といい、図2の手前側を「背面側」又は「背面」という。
胴部10の両側面の上端近傍には、それぞれアーム12(いわゆるマニピュレーター)が設けられる。
アーム12の先端には、ワークW(図3参照)や道具(ツール)を把持するハンド(把持部)36(いわゆるエンドエフェクター)が設けられる。アーム12のエンドポイントの位置は、ハンド36の位置である。なお、エンドエフェクターはハンド36に限られない。
また、アーム12には、作業台の上に載置されたワークW等を撮影するハンドアイカメラ38が設けられる。
アーム12の詳細については、後に詳述する。なお、ロボット2に設けられるのはアーム12に限られない。例えば、複数のジョイントとリンクとにより構成され、ジョイントを動かすことで全体が動くマニピュレーターであれば、どのような形態でもよい。
胴部10は、脚部16のフレーム上に設けられる。なお、脚部16はロボットの基台であり、胴部10はロボットの胴体部である。胴部10は、本発明のロボット本体に相当する。なお、胴部10のみでなく、脚部16を含めてロボット本体としてもよい。
脚部16の内部には、ロボット2自身を制御する制御部34等が設けられる。脚部16の内部には回転軸が設けられ、この回転軸には胴部10の肩領域40が設けられる。
脚部16の背面には、電源スイッチ24と、制御部34と外部のPC等を接続する外部接続端子である外部I/F部26とが設けられる。電源スイッチ24は、ロボット2の電源を投入する電源ONスイッチ42と、ロボット2の電源を遮断する電源OFFスイッチ44とを有する。
また、脚部16の最下部には、図示しない複数のキャスターが水平方向に間隔をおいて設置されている。これにより、作業者が搬送用ハンドル18を押すこと等によりロボット2を移動搬送することができる。
胴部10から上に突出する、頭部に当たる部分には、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を有する電子カメラ20と、信号灯22とが設けられる。電子カメラ20は、例えば、作業台等を撮像することができる。信号灯22は、例えば、赤色の光、黄色の光、青色の光をそれぞれ発するLEDを有し、これらのLEDがロボット2の現在の状態に応じて適宜選択されて発光する。
胴部10の背面には、昇降ハンドル28が設けられる。昇降ハンドル28は、胴部10の最上部にある肩領域40を、胴部本体46に対して上下方向に移動させる。これにより、様々な高さの作業台に対応することができる。
また、胴部10の背面側には、ロボット2の背面側から視認可能なモニターを有するタッチパネルモニター14が配置されている。液晶モニターは、例えばロボット2の現在の状態を表示することができる。また、液晶モニターは、タッチパネル機能を有しており、ロボット2に対する動作の設定を行う操作部としても用いられる。タッチパネルモニター14は、本実施形態の入力部に相当する。
図3は、本実施形態に係るアーム12の詳細を示す図である。図3ではアーム12が退避姿勢(後に詳述)をとっている様子を示している。
アーム12は、胴部10側から順に、アーム部材(本実施形態のマニピュレーター部材に相当)12A,12B,12C,12D,12Eがジョイント(図示せず)により連結されて構成される。ジョイントには、それらを動作させるためのアクチュエーター(駆動部)48が設けられる。
アーム12は7個の回動軸を有する7軸ロボットである。7個の回動軸J1,J2,J3,J4,J5,J6,J7は、それぞれ、ジョイントに設けられたアクチュエーター48の回転軸である。アーム部材12A,12B,12C,12D,12E及びハンド36は、回動軸J1,J2,J3,J4,J5,J6,J7回りに独立して回動することができる。
アクチュエーター48は、例えば、サーボモーターやエンコーダーなどを備える。エンコーダーが出力するエンコーダー値は、制御部34によるロボット2のフィードバック制御に使用される。また、アクチュエーター48には、回転軸を固定する電磁ブレーキが設けられる。
アーム部材12Eの先端(アーム12の手首部分に相当)には、図示しない力覚センサーが設けられている。力覚センサーは、ロボット2が出している力に対する反力として受けている力や、モーメントを検出するセンサーである。力覚センサーとしては、例えば、並進3軸方向の力成分と、回転3軸回りのモーメント成分の6成分を同時に検出することができる6軸力覚センサーを用いることができる。なお、力覚センサーは、6軸に限らず、例えば3軸でもよい。
また、アーム部材12Eの先端には、ハンド36を着脱可能に設けるための着脱部材50を介して、ハンド36が設けられる。
ハンド36は、本体部52と、本体部52の先端側に配置された複数本(例えば、2本〜4本の任意の数)のフィンガー(指部)54とを有する。本体部52は、外形形状がほぼ直方体状をなし、その内部に各フィンガー54を駆動させる駆動機構(図示せず)が設けられる。駆動機構によりフィンガー54同士を互いに接近させることにより、これらの間で部品等の対象物を挟持することができる。また、駆動機構によりこの挟持状態からフィンガー54同士を互いに離間させることにより、対象物を解放することができる。
図4は、本実施形態に係る制御装置(制御部)34の構成図である。図4に示すように、本実施形態の制御装置34は、ロボットコントローラー56、停電監視装置58、及び無停電電源装置(コンデンサー)60を備える。主電源62(例えば外部電源)は、ロボットコントローラー56、停電監視装置58、及び無停電電源装置60にそれぞれ接続され、それぞれに電力を供給する。なお、無停電電源装置60はコンデンサーによる電源平滑回路も含んでいる。
ロボットコントローラー56は、ロボット2に電力を供給するとともに、予め記憶したプログラムに基づき指令信号をロボット2に出力し、ロボット2を3次元的に数値制御する。
停電監視装置58は、主電源62の電圧を常時監視し、電圧低下を感知して電圧低下信号をロボットコントローラー56の停電制御部64に出力する。また、主電源62の電圧低下後に、電圧が復旧した場合に電圧復旧信号を同様に出力する。
無停電電源装置60は、停電感知時にハンド36、ロボット2、及びロボットコントローラー56に電力を供給する。この無停電電源装置60の容量は、停電時において、フィンガー54とハンド36との接続部70の重力方向の高さよりもフィンガー54の先端の重力方向の高さが高くなるようにアーム12を駆動するように設定されている。この設定により、無停電電源装置60の容量を小さくすることができるので、無停電電源装置60の設置面積を減らすことができ、またコストも抑制できる。
図5は、本実施形態に係る停電監視装置58による停電監視フロー図である。図5に示すように、停電監視は、ステップS1〜S7の各ステップからなる。
ステップS1において、停電監視では主電源62(例えば外部電源)の電圧を常時監視する。ステップS2において、停電監視では電圧低下を感知する。ステップS3において、停電監視ではこの電圧低下が瞬時電圧低下でない場合に、停電と判断する。ステップS4において、停電監視ではロボットコントローラー56の停電制御部64に停電を通知し、ロボットコントローラー56により瞬時に無停電電源装置60を作動させ、無停電電源装置60からハンド36、ロボット2、及びロボットコントローラー56に電力を供給する。
次いで、ステップS5において、電源復旧を待ち、ステップS6において、電源が復旧したら、ステップS7において、ロボットコントローラー56の停電制御部64に停電通知解除を通知し、ロボットコントローラー56により電源を主電源62に復帰させ、主電源62から、ハンド36、ロボット2、及びロボットコントローラー56に電力を供給する。
図6は、本実施形態に係る停電時のロボット2の動作フロー図である。図6に示すように、停電時の動作は、ステップS11〜S17の各ステップからなる。
まず、ステップS11において、ワークW把持は、ロボット2の作動中、常時検出される。この検出は、ハンド36とワークWとの接触を検知するセンサー(例えばハンド36の接触面付近に備えられたリミットスイッチのON/OFF)、ハンド36の通電/切断、あるいは搬送ロボットの作動プログラム等により検出する。
次に、ステップS12において、ワークW把持中に停電通知を受信すると、ステップS13〜S17を開始し、ハンド36の掌を上に向け、ワークW把持を解除して停止する。これにより、電源供給が断絶した場合のロボット2の停止動作を、より安全な姿勢へと導く制御を行う。その際に、アクチュエーター48は、停電時において、アクチュエーター48の減速動作によって発生される回生エネルギーを用いてもよい。これによれば、停電した場合に、回生エネルギーを用いて、アーム12を安全な姿勢で止めることができる。
具体的には、まず、ステップS13において、停電制御部64の制御により、アクチュエーター48は、停電時において、図3に示すように、フィンガー54とハンド36との接続部70の重力方向の高さよりもフィンガー54の先端72の重力方向の高さが高くなるようにアーム12を駆動する。これにより、ハンド36からワークWやツールの落下を防止できる。
次に、ステップS14において、アクチュエーター48は、ハンド36を胴部10側に近づけるようにアーム12を駆動する。つまり、脇を締める。これにより、ワークWやツールやハンド36やアーム12の重量に対向して姿勢を維持するためのアクチュエーター48の必要トルクを低減できる。その際、アクチュエーター48は、第1アーム及び第2アームのそれぞれの肘部66を作業台(図示せず)に当たらない程度に下げるようにアーム12を駆動してもよい。これにより、肘部66の位置エネルギーが回生エネルギーとして回収できる。
次に、ステップS15において、アクチュエーター48は、ハンド36を重力方向に下げるようにアーム12を駆動する。これにより、ハンド36を重力方向に下げることで位置エネルギーを回生エネルギーに変換できる。
次に、ステップS16において、アクチュエーター48は、第1アーム及び第2アームのそれぞれの肘部66を作業台(図示せず)上に当接させるようにアーム12を駆動する。これによれば、肘部66を作業台につけることで急停止による転倒を防止できる。なお、肘部66には、バンパー68を設けてもよい。これにより、ロボット2及び作業台の損傷を低減できる。また、バンパー68が可動式で停電時以外は収納されていれば、通常時に邪魔にならない。
次に、ステップS17において、安定な姿勢になって停止したら、電磁ブレーキを非励磁にしてロックする。なお、アクチュエーター48は、停電時において、第1アーム30と第2アーム32とが左右対称な動きとなるように駆動してもよい。これによれば、停電時において、第1アーム30と第2アーム32とが左右対称な動きとなるので、各アームの慣性力が打ち消し合うように駆動することで急停止による転倒を防止できる。双腕ロボットでは、なるべく左右対称な(力が発生する)動きをさせることで、転倒に繋がる不安定姿勢をさらに防止できる。
各動作のうちのどれを選択するかは、予めプログラムにより設定する。この設定は、必要となる電力量が最小になるように選択するのが好ましい。また、本実施形態はこれに限定させず、その他の条件、例えば、停電通知解除後に再スタートしやすい状態に設定してもよい。
本実施形態によれば、アクチュエーター48は、停電時において、フィンガー54とハンド36との接続部70の重力方向の高さよりもフィンガー54の先端72の重力方向の高さが高くなるようにアーム12を駆動する。これにより、把持しているワークWやツールの放り投げを防止できる。その結果、停電時にワークWやツールが落下するおそれを低減することができ安全性が高まる。
以上、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。特に、本発明は、ロボットと、制御部及び撮像部とが別に設けられたロボットシステムとして提供してもよいし、ロボットに制御部等が含まれたロボットとして提供してもよいし、制御部のみ、又は制御部及び撮像部からなるロボット制御装置として提供してもよい。また、本発明は、ロボット等を制御するプログラムやプログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
2…ロボット 10…胴部 12…アーム 12A,12B,12C,12D,12E…アーム部材 14…タッチパネルモニター 16…脚部 18…搬送用ハンドル 20…電子カメラ 22…信号灯 24…電源スイッチ 26…外部I/F部 28…昇降ハンドル 30…第1アーム 32…第2アーム 34…制御部(制御装置) 36…ハンド(把持部) 38…ハンドアイカメラ 40…肩領域 42…電源ONスイッチ 44…電源OFFスイッチ 46…胴部本体 48…アクチュエーター(駆動部) 50…着脱部材 52…本体部 54…フィンガー(指部) 56…ロボットコントローラー 58…停電監視装置 60…無停電電源装置 62…主電源 64…停電制御部 66…肘部 68…バンパー 70…接続部 72…先端。

Claims (9)

  1. 指部が設けられた把持部と、
    前記把持部が設けられたアームと、
    前記アームを駆動する駆動部と、
    を備え、
    前記駆動部は、停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動することを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記駆動部は、停電時において、前記駆動部の減速動作によって発生される回生エネルギーを用いることを特徴とするロボット。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットにおいて、
    前記アームは、第1アームと第2アームとを有し、
    前記ロボットは、前記第1アームと前記第2アームとが設けられた胴部を備え、
    前記駆動部は、停電時において、前記第1アームと前記第2アームとが左右対称な動きとなるように駆動することを特徴とするロボット。
  4. 請求項3に記載のロボットにおいて、
    前記駆動部は、停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動した後、前記把持部を前記胴部側に近づけるように前記アームを駆動することを特徴とするロボット。
  5. 請求項4に記載のロボットにおいて、
    前記駆動部は、前記把持部を前記胴部側に近づけた後、前記把持部を重力方向に下げるように前記アームを駆動することを特徴とするロボット。
  6. 請求項5に記載のロボットにおいて、
    前記駆動部は、前記把持部を重力方向に下げた後、前記第1アーム及び前記第2アームのそれぞれの肘部を作業台上に当接させるように前記アームを駆動することを特徴とするロボット。
  7. 請求項6に記載のロボットにおいて、
    前記肘部には、バンパーが備えられていることを特徴とするロボット。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のロボットを制御する制御装置であって、
    停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動することを特徴とする制御装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のロボットを制御する制御方法であって、
    停電時において、前記指部と前記把持部との接続部の重力方向の高さよりも前記指部の先端の重力方向の高さが高くなるように前記アームを駆動することを特徴とする制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112021004757T5 (de) 2020-10-21 2023-06-29 Fanuc Corporation Steuervorrichtung, Steuersystem, Progamm und Steuerverfahren
WO2024084544A1 (ja) * 2022-10-17 2024-04-25 ファナック株式会社 ロボット制御装置

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