JP2015154533A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比して出力トルクを向上させることが可能な電動機を提供する。【解決手段】インナーロータ型の電動機1において、永久磁石22の配向中心Cを、回転子2の回転中心Oから対象の永久磁石22の外周面までの距離R1の1.2倍以上1.8倍以下の距離だけ回転中心Oから離隔した位置とする。また、回転中心Oと配向中心Cとの間の距離Dは、ヨーク部31の内側端と回転中心Oとの間の距離R2の0.8倍以上、1.4倍以下することが好ましく、距離R2の0.8倍以上、1.1倍以下することがさらに好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は、回転子に永久磁石が設けられたインナーロータ型電動機に関する。
特許文献1には、インナーロータ型電動機用の回転子が開示されている。この回転子は、円柱状のロータコアの外周面に、周方向の断面が円弧状台形をなす方形ブロックの永久磁石が周方向に複数取り付けられて構成されている。特許文献1に記載された回転子が円筒形状の固定子によって囲繞されることで、インナーロータ型の電動機が構成される。
かかるインナーロータ型の電動機では、ロータの回転中心から放射方向に磁化配向させたラジアル磁石が一般的に用いられている。
特開2013−90433号公報
例えば空気調和機に用いられる電動機では、小型でありながら出力トルクが大きいものが望まれる。しかしながら、ラジアル磁石を用いたインナーロータ型の電動機では、トルクを向上させることが難しかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができる電動機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の電動機は、回転可能であり、複数の永久磁石が回転方向に配置された回転子と、前記回転子を囲繞するように複数配置されたコイルを具備する固定子と、を備え、前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記回転子の外周面と回転中心との間の距離の1.2倍以上1.8倍以下の距離だけ前記回転中心から離隔した位置に設けられている。
この態様において、前記固定子は、円筒形のヨーク部と、前記ヨーク部の内側端から前記回転子の回転方向に複数突設されたティース部と、前記ティース部に導線が巻回された前記コイルとを具備し、前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記ヨーク部の内側端と前記回転中心との間の距離の0.8倍以上1.4倍以下の距離だけ前記回転中心から離隔した位置に設けられていてもよい。
また、上記態様において、前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記ヨーク部の内側端と前記回転中心との間の距離の0.8倍以上1.1倍以下の距離だけ前記回転中心から離隔した位置に設けられていてもよい。
また、上記態様において、前記回転子は、回転可能なロータコアを具備し、前記ロータコアの外周面に前記複数の永久磁石が取り付けられており、前記回転子の外周面と前記回転中心との間の距離は、前記永久磁石の外周面のうち前記回転中心から最も離れた位置と前記回転中心との間の距離であってもよい。
また、上記態様において、前記回転子は、回転可能なロータコアを具備し、前記ロータコアの外周面に前記複数の永久磁石が取り付けられており、前記回転子の外周面と前記回転中心との間の距離は、前記永久磁石の回転方向中央における前記永久磁石の外側端と前記回転中心との間の距離であってもよい。
また、上記態様において、前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記回転中心と前記永久磁石の回転方向一端とを通る第1の直線と、前記回転中心と前記永久磁石の回転方向他端とを通る第2の直線との間の範囲に設けられていてもよい。
また、上記態様において、前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記回転中心と前記永久磁石の回転方向中央位置とを通る第3の直線上に設けられていてもよい。
本発明に係る電動機によれば、従来に比して出力トルクを向上させることが可能となる。
実施の形態に係る電動機の構成を示す側面断面図。 実施の形態に係る電動機の永久磁石の磁気配向を説明するための模式図。 配向中心が永久磁石に近接した場合の磁束の向きを説明するための模式図。 性能評価試験の結果を示すグラフ。 実施の形態に係る電動機を使用した空気調和機の構成を示す模式図。 配向中心の位置の変形例を示す模式図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る電動機の内部構成を示す側面図である。なお、以下の説明では、電動機の回転中心軸の軸長方向を「軸長方向」、電動機の回転半径方向を「径方向」、電動機の回転方向を「周方向」という。
本実施の形態に係る電動機1は、インナーロータ型の電動機であり、さらに詳しくはSPMモータ(Surface Permanent Magnet Motor)である。当該電動機1は、回転子2と、固定子3とを備えている。
回転子2は、概略円筒状のロータコア21と、複数(図1では8個)の永久磁石22とを具備する。各永久磁石22は、ロータコア21の外周面上において、周方向に等間隔に配置されている。また、永久磁石22は、ロータコア21の外周面に接着剤等によって固着されている。
永久磁石22は、円弧状に湾曲した板状をなしており、その円弧が回転子2の回転中心周りの円に沿うように配置されている。つまり、各永久磁石22によって円が形成されているが、各永久磁石22の円弧形状は、この円に沿っている。
また、永久磁石22の外周面は、周方向両端が丸みを帯びるように形成されており、その厚さ(径方向の長さ)が、周方向中央位置において最も大きく、周方向両端に近づくにしたがって徐々に小さくなっている。このため、永久磁石22の外周面と回転子2の回転中心との間の距離は、永久磁石22の周方向中央位置において最大となる。以下、この距離を「回転子外径」という。
また、ロータコア21の中空部分には、図示しない回転軸が挿入されている。回転軸とロータコア21とは固着されており、回転子2は回転軸と一体的に回転可能となっている。
固定子3は、概略円筒状をなしており、回転子2を囲繞している。固定子3は、図示しないハウジングに覆われた状態で固着されている。かかる固定子3と回転子2とは、互いに相対的に回転可能である。
固定子3は、円筒状をなすヨーク部31と、ヨーク部31の内周面において、周方向に等間隔に配置された複数(図1では12個)のティース部32と、各ティース部32に導線が巻回された複数(図1では12個)のコイル33とを有している。
ヨーク部31は、側面断面視が円弧状に湾曲した板状部310が繋ぎ合わされて構成されている。また、各板状部310の凹状に湾曲した内側面には、周方向中央位置からティース部32が内側(つまり、回転子2の回転中心に向かう側)へと突設されている。即ち、板状部310とティース部32とは一対一に対応している。
ティース部32は、径方向に延びる直線部321と、直線部321の内側端から周方向両側に延びる内側端部322とを具備する。内側端部322は、隣り合うティース部32の内側端部322と僅かな隙間を介して近接しており、各内側端部322が側面視において円を形成するように配置されている。
コイル33は、ティース部32の直線部321に導線が巻回されることにより構成されている。
次に、永久磁石22の磁気配向について説明する。図2は、本実施の形態に係る電動機1の永久磁石22の磁気配向を説明するための模式図である。なお、図2では、コイル33を省略している。
図2において破線で示すように、各永久磁石22は、回転子2の回転中心Oと当該永久磁石22の周方向中心位置とを通る直線22a上に配向中心Cが位置するよう、磁気配向される。この配向中心Cは、回転子2の外周面よりも径方向外側、即ち、当該永久磁石22の外周面よりも径方向外側に位置づけられる。
さらに詳細に配向中心Cについて説明する。配向中心Cは、回転中心Oからの距離Dが、回転子外径R1の1.2倍以上1.8倍以下の位置に設けられている。この範囲に配向中心Cを設定することによって、配向中心Cにおける永久磁石22の磁束量が非常に大きくなる。
距離Dが回転子外径R1の1.0倍以上1.2倍未満の場合、配向中心Cの位置が永久磁石22に近接する。図3は、配向中心Cが永久磁石22に近接した場合の磁束の向きを説明するための模式図である。配向中心Cが永久磁石22に近接すると、図中矢印で示すように磁束がティース部32の径方向内側端に集中する。このため、磁気飽和が生じ、電動機1の損失が悪化する可能性がある。
距離Dを回転子外径R1の1.2倍以上、1.8倍以下に設定することにより、上記のような無駄な損失を減ずることができ、また、固定子3を錯交しない漏れ磁束を減ずることができる。つまり、固定子3を錯交する磁束量を多くすることができるため、トルクを向上させることができる。
また、配向中心Cは、回転中心Oからの距離Dが、回転中心Oからヨーク部31の内周面までの距離(以下「ヨーク部内径」という。)R2の0.8倍以上1.4倍以下の位置に設けられていることが好ましい。また、配向中心Cは、回転中心Oからの距離Dが、ヨーク部内径R2の0.8倍以上1.1倍以下の位置に設けられることがさらに好ましい。このように、配向中心Cをヨーク部31とティース部32との接続部付近に位置づけることで、固定子3を錯交する磁束量が多くなるため、トルク向上の効果を大きくすることができる。
電動機1の寸法仕様の例を下表に示す。仕様Aでは、回転子外径R1が34.75mmであり、ヨーク部内径R2が49.5mmである。この仕様Aの場合、配向中心Cと回転中心Oとの距離Dが41.7mm(回転子外径R1の1.2倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設ける)以上、62.55mm(回転子外径R1の1.8倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設ける)以下とされることで、適切な磁束量を得ることができる。
Figure 2015154533
上述したように、配向中心Cの位置がヨーク部31とティース部32との接続部付近であれば、出力トルクが向上するため好ましい。仕様Aの場合、ヨーク部内径R2の0.8倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設定すると、回転中心Oと配向中心Cとの間の距離Dが39.6mmとなる。これは、回転子外径R1に基づく距離Dの範囲の下限値である41.7mmよりも小さい。したがって、距離Dをヨーク部内径R2の0.8倍以上とすることを考慮しても、距離Dの好ましい範囲の下限値は、結局41.7mmとなる。
仕様Aの場合、ヨーク部内径R2の1.4倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設定すると、距離Dが69.3mmとなる。これは、回転子R1に基づく距離Dの範囲の上限値である62.55mmよりも大きい。したがって、距離Dをヨーク部内径R2の1.4倍以下とすることを考慮しても、距離Dの好ましい範囲の上限値は、結局62.55mmとなる。
さらに、距離Dをヨーク部内径R2の1.1倍以下とすることについても検討する。仕様Aの場合、ヨーク部内径R2の1.1倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設定すると、距離Dが54.45mmとなる。これは、上述した距離Dの範囲の下限値(41.7mm)と上限値(62.55mm)の間である。このため、仕様Aの場合、距離Dをヨーク部内径R2の1.1倍以下とすることを考慮すると、距離Dの範囲の上限値を54.45mmとすることがさらに好ましい。
次に、仕様Bについて説明する。仕様Bでは、回転子外径R1が25mmであり、ヨーク部内径R2が39.5mmである。仕様Bの場合、配向中心Cと回転中心Oとの距離Dが30mm(回転子外径R1の1.2倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設ける)以上、45mm(回転子外径R1の1.8倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設ける)以下とされることで、適切な磁束量を得ることができる。
また、仕様Bの場合、ヨーク部内径R2の0.8倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設定すると、距離Dが31.6mmとなる。これは、上述した回転子外径R1に基づく距離Dの範囲内である。したがって、仕様Bの場合、距離Dをヨーク部内径R2の0.8倍以上とすることを考慮すると、距離Dの範囲の下限値を31.6mmとすることがさらに好ましい。
仕様Bの場合、ヨーク部内径R2の1.4倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設定すると、距離Dが55.3mmとなる。これは、上述した距離Dの範囲の上限値である45mmよりも大きい。したがって、距離Dをヨーク部内径R2の1.4倍以下とすることを考慮しても、距離Dの好ましい範囲の上限値は、結局45mmとなる。
さらに、仕様Bの場合、ヨーク部内径R2の1.1倍だけ回転中心Oから隔てた位置に配向中心Cを設定すると、距離Dが43.45mmとなる。これは、上述した距離Dの範囲の下限値(31.6mm)と上限値(45mm)との間である。このため、仕様Bの場合、距離Dをヨーク部内径R2の1.1倍以下とすることを考慮すると、距離Dの範囲の上限値を43.45mmとすることがさらに好ましい。
<性能評価試験>
上記の仕様Bの電動機について、直線22a上で配向中心Cの位置を変化させて、ラジアル配向に対するトルク定数比を調べた。図4は、性能評価試験の結果を示すグラフである。図4において、縦軸はトルク定数比を示し、横軸は配向中心Cの位置を示している。なお、図4のグラフでは、配向中心Cの位置として、回転子外径R1に対する回転中心Oと配向中心Cとの距離Dの割合、即ち、距離Dが回転子外径R1の何倍であるかを用いている。
図4における横軸の値が“0”のときは、配向中心Cと回転中心Oとが一致している、即ち、ラジアル配向であることを意味する。また、横軸の値が負のときは、配向中心Cが回転中心Oを挟んで対象の永久磁石22の反対側に位置していることを意味する。
図4を参照すると分かるように、ラジアル配向のときにはトルク定数比が0%であり、横軸が負のときにはトルク定数比が概ね0乃至3%となっている。つまり、配向中心Cが回転中心Oに対して対象の永久磁石22とは反対側の位置にある場合には、ラジアル配向に比べて固定子3を錯交する磁束量が増えるため、若干トルク定数比が向上している。
距離Dが回転子外径R1の0倍より大きくなると、即ち、配向中心Cが回転中心Oから径方向外側に対象の永久磁石22へと近づいていくと、トルク定数比は減少し、負の値を取る。横軸の値が0.4のとき、即ち、距離Dが回転子外径R1の0.4倍のとき、トルク定数比は−6.7となる。距離Dが回転子外径R1の0倍乃至1.0倍付近のとき、即ち、配向中心Cが回転中心Oと対象の永久磁石22との間にあるときには、トルク定数比が負の値を取ると推定される。
距離Dが回転子外径R1の1.2乃至1.6倍のときには、トルク定数比が約8乃至10となっている。また、横軸が∞のとき、即ち、永久磁石22の磁気配向がパラレル配向であるときには、トルク定数比が6.4となっている。パラレル配向のときでもトルク定数比は向上しているが、距離Dが回転子外径R1の1.2乃至1.6倍のときは、パラレル配向よりも高いトルク定数比が得られている。
磁気配向がパラレル配向に近づくほど、つまり配向中心Cの位置が、回転中心Oから対象の永久磁石22側に離れていくほど、トルク定数比はパラレル配向の場合に近づくと推定される。また、電動機1の構造上、ヨーク部31が永久磁石22からさほど離れた位置に設けられることはないことから、距離Dが回転子外径R1の1.2以上1.8以下の場合に、概ね7乃至8以上の良好なトルク定数比を得ることができると思われる。
本実施の形態に係る電動機1は、空気調和機の室内機及び室外機に使用することが可能である。図5は、本実施の形態に係る電動機1を使用した空気調和機の構成を示す模式図である。図5に示すように、空気調和機100の室内機110におけるファン111を駆動するためのモータ112として、本実施の形態に係る電動機1を使用することができる。また、空気調和機100の室外機120におけるファン121を駆動するためのモータ122として、本実施の形態に係る電動機1を使用することもできる。
(その他の実施の形態)
なお、上述した実施の形態においては、回転子2の外周に永久磁石22が配置されたSPMモータの場合について述べたが、これに限定されるものではない。回転子に永久磁石が埋め込まれたIPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)において、回転中心から永久磁石の配向中心までの距離を回転子外径の1.2倍以上1.8倍以下とすることもできる。この場合、回転子外径は、回転中心から永久磁石の外周面上の位置までの距離ではなく、回転中心から回転子外周面上の位置(回転子外周面のうち回転中心から最も離れた位置)までの距離となる。但し、IPMモータでは、永久磁石からロータコアの鉄心を通って固定子へと磁束が流れるため、磁束の向きがティース部に集中するように矯正されやすい。これに対してSPMモータでは磁束の向きが矯正されにくく、上述したように磁気配向を設定することによるトルク向上の効果がIPMモータの場合よりも高い。
また、上述した実施の形態においては、回転中心Oと永久磁石22の周方向中心位置とを通る直線22a上に配向中心Cを設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。回転中心Oから配向中心Cまでの距離が回転子外径R1の1.2倍以上1.8倍以下となるのであれば、直線22aから外れた位置に配向中心Cを設けることも可能である。
図6は、配向中心Cの位置の変形例を示す模式図である。永久磁石22から配向中心Cが離れるほど、電動機の出力トルクは低下する。このため、配向中心Cは、径方向だけでなく周方向にも永久磁石22から離れないことが好ましい。より好適には、図6に示すように、永久磁石22の一端(図中左側端)と回転中心Oとを通る直線22bと、永久磁石22の他端(図中右側端)と回転中心Oとを通る直線22cとの間(図中斜線で示す範囲)に、配向中心Cが設けられる。
本発明の電動機は、回転子に永久磁石が設けられたインナーロータ型電動機として有用である。
1 電動機
2 回転子
21 ロータコア
22 永久磁石
22a 直線
3 固定子
31 ヨーク部
310 板状部
32 ティース部
33 コイル
321 直線部
322 内側端部

Claims (7)

  1. 回転可能であり、複数の永久磁石が回転方向に配置された回転子と、
    前記回転子を囲繞するように複数配置されたコイルを具備する固定子と、
    を備え、
    前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記回転子の外周面と回転中心との間の距離の1.2倍以上1.8倍以下の距離だけ前記回転中心から離隔した位置に設けられている、
    電動機。
  2. 前記固定子は、円筒形のヨーク部と、前記ヨーク部の内側端から前記回転子の回転方向に複数突設されたティース部と、前記ティース部に導線が巻回された前記コイルとを具備し、
    前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記ヨーク部の内側端と前記回転中心との間の距離の0.8倍以上1.4倍以下の距離だけ前記回転中心から離隔した位置に設けられている、
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記ヨーク部の内側端と前記回転中心との間の距離の0.8倍以上1.1倍以下の距離だけ前記回転中心から離隔した位置に設けられている、
    請求項2に記載の電動機。
  4. 前記回転子は、回転可能なロータコアを具備し、前記ロータコアの外周面に前記複数の永久磁石が取り付けられており、
    前記回転子の外周面と前記回転中心との間の距離は、前記永久磁石の外周面のうち前記回転中心から最も離れた位置と前記回転中心との間の距離である、
    請求項1乃至3の何れかに記載の電動機。
  5. 前記回転子は、回転可能なロータコアを具備し、前記ロータコアの外周面に前記複数の永久磁石が取り付けられており、
    前記回転子の外周面と前記回転中心との間の距離は、前記永久磁石の回転方向中央における前記永久磁石の外側端と前記回転中心との間の距離である、
    請求項1乃至3の何れかに記載の電動機。
  6. 前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記回転中心と前記永久磁石の回転方向一端とを通る第1の直線と、前記回転中心と前記永久磁石の回転方向他端とを通る第2の直線との間の範囲に設けられている、
    請求項1乃至5の何れかに記載の電動機。
  7. 前記永久磁石の磁気配向の中心が、前記回転中心と前記永久磁石の回転方向中央位置とを通る第3の直線上に設けられている、
    請求項6に記載の電動機。
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