JP2015153365A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015153365A
JP2015153365A JP2014029371A JP2014029371A JP2015153365A JP 2015153365 A JP2015153365 A JP 2015153365A JP 2014029371 A JP2014029371 A JP 2014029371A JP 2014029371 A JP2014029371 A JP 2014029371A JP 2015153365 A JP2015153365 A JP 2015153365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
occurrence
image
hough transform
feature point
generalized hough
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014029371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6326244B2 (ja
Inventor
達也 日名子
Tatsuya Hinako
達也 日名子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Toko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Toko Co Ltd filed Critical Takaoka Toko Co Ltd
Priority to JP2014029371A priority Critical patent/JP6326244B2/ja
Publication of JP2015153365A publication Critical patent/JP2015153365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6326244B2 publication Critical patent/JP6326244B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】検出対象物体の形状に応じた特徴点の共起性を利用した一般化ハフ変換により、入力画像から検出対象物体を正確に検出することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る画像処理装置10は、撮像部1により対象物が撮像された画像を取得する画像取得部21と、対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報をあらかじめ取得し、この共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換を用いて画像から対象物を抽出する共起性一般化ハフ変換部22と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、画像から所定の物体を検出する画像処理装置に関する。
従来、画像から所定の物体を検出する技術として、直線近似法、二値化重心法や、正規化相関法などのパターンマッチング法などが知られている。たとえば正規化相関法によるパターンマッチングによれば、入力画像(カメラ画像)の中から登録画像(テンプレート画像)と類似する部分画像を特定することができる。
また、正規化相関法の他にも、エビデンスを特徴空間に投票するハフ変換法も、直線や曲線抽出および形状認識のためのパターンマッチングの1つの方法として知られている。ハフ変換は、登録画像を用いることなく入力画像から所定の物体を検出することができる。このため、ハフ変換は、登録画像を用いる正規化相関法に比べ、登録画像の選定者のレベルによって検出精度が左右されることがなく利便性が高い。特に、ハフ変換を形状抽出に一般化した一般化ハフ変換(GHT、Generalized Hough Transform)は、パラメータで表すことができない不定形の図形を検出することができるため、大変利便性が高い。
特開2009−43039号公報
一般化ハフ変換では、検出対象の物体の形状に関する情報をあらかじめ定義しておく。そして、画像上の特徴点を抽出し、特徴点の位置とエッジの法線方向にもとづいて特徴点ごとに所定のセルに投票を行うことを繰り返すことにより、物体の検出を行うようになっている。
抽出される特徴点には、ゴミなどに起因する意図しない特徴点も含まれることが多い。しかし、従来の一般化ハフ変換では、抽出した全ての特徴点について均等に投票を行う。このため、入力画像にゴミなどのノイズが多い場合には、的確に物体を検出することが難しい。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、検出対象物体の形状に応じた特徴点の共起性を利用した一般化ハフ変換により、入力画像から検出対象物体を正確に検出することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、上述した課題を解決するために、撮像部により対象物が撮像された画像を取得する画像取得部と、対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報をあらかじめ取得し、この共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換を用いて画像から対象物を抽出する共起性一般化ハフ変換部と、を備えたものである。
本発明に係る画像処理装置は、検出対象物体の形状に応じた特徴点の共起性を利用した一般化ハフ変換により、入力画像から検出対象物体を正確に検出することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の一構成例を示すブロック図。 (a)は抽出対象物の一例としての三角形を示す説明図、(b)は抽出対象物の形状に応じてあらかじめ記憶媒体に記憶される抽出対象の特徴点と検出対象図形の基準点間のベクトルの一例を示す説明図、(c)は入力画像の特徴点をもとに基準点に対して投票処理が行われる様子の一例を示す説明図、(d)は種々の抽出対象物の形状の例を示す説明図。 一般化ハフ変換により円形形状の抽出対象物を抽出する際の様子の一例を示す説明図。 (a)は、対象物が円形形状である場合において、1つの特徴点(x、y)に対して共起されるべき予想特徴点を3つ抽出した様子の一例を示す説明図、(b)は(a)に示す場合において抽出された共起されるべき特徴点のエッジの法線方向の向きの一例を示す説明図。 対象物が任意の形状であっても共起性GHTを適用可能であることを説明するための図。 図1に示す画像処理装置のCPUにより、共起性一般化ハフ変換を用いることにより入力画像から対象物を正確に検出する際の手順を示すフローチャート。 図6のステップS1で共起性GHT部により実行される共起性GHT画像生成処理の手順を示すサブルーチンフローチャート。 図6のステップS3で二値化ラベリング部により実行される二値化処理およびラベリング処理の手順を示すサブルーチンフローチャート。 図8に示す手順における二値化処理およびラベリング処理を説明するための図。
本発明に係る画像処理装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置10の一構成例を示すブロック図である。
画像処理装置10は、図1に示すように、入力部11、表示部12、ネットワーク接続部13、記憶部14および制御部15を有する。
入力部11は、たとえばキーボード、トラックボール、タッチパネル、テンキーなどの一般的な入力装置により構成され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を制御部15に出力する。
表示部12は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、制御部15の制御に従ってCAD画像などの各種画像を表示する。
ネットワーク接続部13は、ネットワークの形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。ネットワーク接続部13は、この各種プロトコルに従って画像処理装置10と他の電気機器とを接続する。この接続には、電子ネットワークを介した電気的な接続などを適用することができる。
ここで電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、無線/有線LANやインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
記憶部14は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、制御部15のCPUにより読み書き可能な記録媒体を含んだ構成を有する。記憶部14は、あらかじめ対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報を記憶している。なお、このは、ネットワーク接続部13によりネットワークを介してダウンロードされてもよい。
制御部15は、CPU、RAMおよびROMをはじめとする記憶媒体などにより構成され、この記憶媒体に記憶されたプログラムに従って画像処理装置10を制御する。
制御部15のCPUは、ROMをはじめとする記憶媒体に記憶された共起性GHTプログラムおよびこのプログラムの実行のために必要なデータをRAMへロードし、このプログラムに従って、検出対象物体の形状に応じた特徴点の共起性を利用した一般化ハフ変換を用いることにより入力画像から検出対象物体を正確に検出するための処理を実行する。
制御部15のRAMは、CPUが実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。制御部15のROMをはじめとする記憶媒体は、共起性GHTプログラムや、プログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。
なお、ROMをはじめとする記憶媒体は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、CPUにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、これら記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
図1に示すように、制御部15のCPUは、共起性GHTプログラムによって、少なくとも画像取得部21、共起性GHT部22および二値化ラベリング部23として機能する。この各部21−23は、RAMの所要のワークエリアをデータの一時的な格納場所として利用する。なお、この機能実現部は、CPUを用いることなく回路などのハードウエアロジックによって構成してもよい。
画像取得部21は、撮像部1により対象物が撮像された画像(入力画像)を取得し、共起性GHT部22に与える。
共起性GHT部22は、対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報をあらかじめ取得し、この共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換(以下、共起性一般化ハフ変換(共起性GHT)という)を用いて入力画像から対象物を抽出する。
二値化ラベリング部23は、所定の強度閾値thを用いて共起性GHT画像から二値画像を生成し、この二値画像に対してラベリング処理を施し、ラベリング処理後の各ラベルの代表座標をする。ラベルの代表座標としては、ラベルの中心や重心などを用いることができる。
所定の強度閾値thは、入力画像に含まれると推定される対象物の数にもとづいて自動設定することができる。二値化ラベリング部23は、対象物の数に応じて所定の範囲を設定し、強度閾値thより高い強度の画素を抽出することにより二値画像を生成してラベリング処理を施し、ラベリング処理後のラベル数が所定の範囲内となるように補助処理を行ってもよい。
補助処理では、ラベル数が所定の範囲より外であると所定の範囲以内となるよう自動的に強度閾値thを変更して再度二値画像を生成してラベリング処理を施すことを繰り返す一方、ラベル数が所定の範囲以内であるとラベリング処理後の各ラベルの代表座標を取得する。また、強度閾値thの変更が繰り返され続ける弊害を未然に防ぐため、強度閾値thの変更回数に上限を設けてもよい。
なお、ラベリング処理を施す場合、ラベルの情報があれば対象物の位置情報を取得可能である。このため、ラベリング処理を施した後は、入力画像や共起性GHT画像などの元画像を記憶媒体から削除してもよい。
ここで、共起性一般化ハフ変換について説明する。
まず、一般化ハフ変換について簡単に説明する。図2および図3は一般化ハフ変換について説明するための図である。図2(a)は抽出対象物の一例としての三角形を示す説明図であり、(b)は抽出対象物の形状に応じてあらかじめ記憶媒体に記憶される抽出対象の特徴点と検出対象図形の基準点間のベクトルの一例を示す説明図であり、(c)は入力画像の特徴点をもとに基準点に対して投票処理が行われる様子の一例を示す説明図であり、(d)は種々の抽出対象物の形状の例を示す説明図である。
また、図3は、一般化ハフ変換により円形形状の抽出対象物を抽出する際の様子の一例を示す説明図である。
図2(d)および図3に示すように、ハフ変換を形状抽出に一般化した一般化ハフ変換(GHT)は、パラメータで表すことができない不定形の図形を検出することができる。
一般化ハフ変換を行う場合は、検出対象の物体の形状に関する情報(抽出対象の特徴点と基準点間のベクトル)をあらかじめ設計情報から、またはネットワークを介して、または入力部11を介して取得する(図2(b)参照)。そして、画像上の特徴点を抽出し、特徴点の位置とエッジの法線方向にもとづいて特徴点ごとに所定のセル(基準点)に投票を行うことを繰り返すことにより、物体の検出を行う(図2(c)参照)。
特に、対象物がバンプである場合には、入力画像から対象物を抽出する方法として一般化ハフ変換法が好適である。
このように、一般化ハフ変換では、検出対象の物体の形状に関する情報を利用する。そして、画像上の特徴点を抽出し、特徴点の位置とエッジの法線方向(図2(b)参照)にもとづいて特徴点ごとに所定のセルに投票を行うことを繰り返すことにより、物体の検出を行うようになっている。
しかし、一般化ハフ変換において抽出される特徴点には、ゴミなどに起因する意図しない特徴点も含まれることが多い。にもかかわらず、一般化ハフ変換では、抽出した全ての特徴点について均等に投票を行うため、入力画像にゴミなどのノイズが多い場合には、的確に物体を検出することが難しい。
検出対象の物体の形状をうまく利用し、検出対象物体の形状に応じた特徴点の共起性を利用することができれば、より正確な物体検出ができると考えられる。
そこで、本実施形態に係る共起性GHT部22は、一般化ハフ変換に代えて、検出対象物体の形状に応じた特徴点の共起性を利用した一般化ハフ変換(共起性一般化ハフ変換(共起性GHT))を行う。
図4(a)は、対象物が円形形状である場合において、1つの特徴点(x、y)に対して共起されるべき予想特徴点を3つ抽出した様子の一例を示す説明図であり、(b)は(a)に示す場合において抽出された共起されるべき特徴点のエッジの法線方向の向きの一例を示す説明図である。
また、図5は、対象物が任意の形状であっても共起性GHTを適用可能であることを説明するための図である。
検出対象物体の形状がわかっているのであるから、1つの特徴点が抽出された場合には、この特徴点が対象物に属する特徴点である場合には抽出した特徴点と共起すべき予想特徴点の位置(予想共起位置)およびエッジ法線方向(予想共起エッジ法線方向)をあらかじめ定義することが可能である(図5の共起座標間距離Dx1,Dy1,エッジ法線方向の向きVx1,Vy1参照)。
したがって、予想特徴点の予想共起位置に実際にエッジが存在し、かつこのエッジの法線方向が予想共起エッジ法線方向に一致する場合には、抽出した特徴点が対象物に属する特徴点である可能性が極めて高いと考えられる。このため、この抽出した特徴点の検出対象図形の基準点への投票度数を大きくする。
このように、共起性一般化ハフ変換によれば、ゴミに起因する特徴点の影響を大きく低減することができ、より的確に検出対象物を検出することができる。
また、図5に示すように、対象物が任意の形状であっても、対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報にもとづいて共起性GHTを適用することができる。
なお、図4には、対象物が円形形状である場合において、予想共起位置を90度ずつずらした位置とする場合の例について示したが、予想共起位置は180度の位置(対角)位置のみであってもよいし、45度ずつずらした位置などより多くの位置を定義してもよい。
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の動作の一例について説明する。
図6は、図1に示す画像処理装置10のCPUにより、共起性一般化ハフ変換を用いることにより入力画像から対象物を正確に検出する際の手順を示すフローチャートである。
共起性一般化ハフ変換を実行する場合、共起性GHT部22は、対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報(図5のDx1等参照)をあらかじめ取得しておく。また、この手順は画像取得部21により対象物が撮像された入力画像が取得されてスタートとなる。
まず、ステップS1において、共起性GHT部22は、入力画像に対して共起性一般化ハフ変換を施し、共起性一般化ハフ変換画像(共起性GHT画像)を生成する。
次に、ステップS2において、二値化ラベリング部23は、共起性一般化ハフ変換画像に対して二値化処理およびラベリング処理を施す。
次に、ステップS3において、二値化ラベリング部23は、各ラベルの代表座標を取得する。所定の領域を有する対象物のそれぞれと各ラベルは1対1に対応する。
以上の手順により、共起性一般化ハフ変換を用いて入力画像から対象物を正確に検出することができる。
図7は、図6のステップS1で共起性GHT部22により実行される共起性GHT画像生成処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
ステップS11において、共起性GHT部22は、入力画像から特徴点を抽出する。次に、ステップS12において、共起性GHT部22は、抽出した特徴点と共起すべき予想特徴点の情報を取得する。予想特徴点の情報には、予想共起位置の情報(たとえば抽出した特徴点との相対ベクトルなど)や予想共起エッジ法線方向の情報が含まれる。
次に、ステップS13において、共起性GHT部22は、予想特徴点の予想共起位置に実際にエッジが存在し、かつこのエッジの法線方向が予想共起エッジ法線方向に一致するか否かを判定する。エッジが存在し、かつこのエッジの法線方向が予想共起エッジ法線方向に一致する場合は、ステップS14に進み、ステップS11で抽出した特徴点の検出対象図形の基準点への投票度数を大きくしてステップS16に進む。一方、エッジが存在しないか、エッジが存在してもエッジの法線方向が予想共起エッジ法線方向とは一致するとはいえない場合は、ステップS15に進み、ステップS11で抽出した特徴点の検出対象図形の基準点への投票度数を小さくしてステップS16に進む。
そして、ステップS16において、共起性GHT部22は、投票度数にもとづいて共起性一般化ハフ変換画像を生成し、図24のステップS52に進む。
以上の手順により、共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換(共起性一般化ハフ変換)によって、入力画像から的確に対象物を抽出することができる。
図8は、図6のステップS3で二値化ラベリング部23により実行される二値化処理およびラベリング処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。また、図9は、図8に示す手順における二値化処理およびラベリング処理を説明するための図である。
ステップS21において、二値化ラベリング部23は、入力画像の所定領域に含まれると推定される対象物の数nAを求める。
次に、ステップS22において、二値化ラベリング部23は、対象物1つが占める平均画素数nBの情報をパラメータなどから取得する。所定領域に含まれる全ての対象物により占められる画素数はnA×nBで表せる。
なお、ステップS21およびS22は、入力画像の生成前にあらかじめ行っておいてもよい。
次に、ステップS23において、二値化ラベリング部23は、処理対象画像としてステップS1で生成された共起性一般化ハフ変換画像を取得する。
次に、ステップS24において、二値化ラベリング部23は、取得した画像の画素の強度分布をヒストグラム化する(図9参照)。
次に、ステップS25において、二値化ラベリング部23は、有効画素数がnA×nBとなるように強度閾値thを求める。
次に、ステップS26において、二値化ラベリング部23は、強度閾値thより高い強度の画素を抽出することにより二値画像を生成してラベリング処理を実行する。
以上のステップS21−26の手順により、二値化処理の閾値thを適切に自動設定することができる。
また、強度閾値thの値がより適切な値となるよう、次の補助処理(ステップS27−30)を行ってもよい。補助処理は、ラベル数がより確実に所定の範囲以内となるような強度閾値thを自動設定するための処理であり、ステップS26での結果得られたラベル数が所定の範囲以内であるか否かが判定され、所定の範囲外であった場合はラベル数が所定の範囲以内となるよう強度閾値thを再設定しステップS26に戻る処理である。
なお、補助処理を行う場合、記憶部14はラベル数の上限値および下限値をあらかじめ記憶しておいてもよい。
ステップS27において、二値化ラベリング部23は、ステップS26の結果得られたラベル数が上限より小さいか否かを判定する。ラベル数が上限以上である場合は、ステップS28に進み、ラベル数がより所定の範囲以内となるように強度閾値thに所定の定数α(ただしα>1)を乗じてステップS26に戻る。一方、ラベル数が上限より小さい場合はステップS29に進む。
次に、ステップS29において、二値化ラベリング部23は、ステップS26の結果得られたラベル数が下限より大きいか否かを判定する。ラベル数が下限以下である場合は、ステップS30に進み、ラベル数がより所定の範囲以内となるように強度閾値thに所定の定数β(ただしβ<1)を乗じてステップS26に戻る。一方、ラベル数が下限より大きい場合はラベル数が所定の範囲以内であると判定し図1のステップS3に進む。
なお、補助処理(ステップS27−30)は実行されずともよく、実行される場合であってもループ回数(補助処理の回数)に制限を設けてもよい。
補助処理を行うことにより、ラベル数がより確実に所定の範囲以内となるような強度閾値thを自動設定することができる。
本実施形態に係る画像処理装置10は、共起性一般化ハフ変換を用いることができる。このため、一般化ハフ変換を行う場合に比べてゴミなどの誤検出の影響を低減することができ、より正確に対象物を検出することができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置10は、二値画像を生成する際に閾値thを適切に自動設定することができるため、ユーザにとって非常に利便性が高い。また、閾値thを自動設定する際に補助処理を行う場合、ラベル数が確実に所定範囲内となるような閾値thを設定することができる。
なお、共起性一般化ハフ変換を行う場合、入力画像を圧縮しておくと、計算速度を向上させることができる。また、入力画像を平滑化しておいてもよく、この場合、画像中のゴミの影響を低減することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 撮像部
10 画像処理装置
21 画像取得部
22 共起性GHT部
23 二値化ラベリング部

Claims (6)

  1. 撮像部により対象物が撮像された画像を取得する画像取得部と、
    前記対象物の形状に応じた特徴点の共起性に関する情報をあらかじめ取得し、この共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換を用いて前記画像から前記対象物を抽出する共起性一般化ハフ変換部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記共起性一般化ハフ変換部は、
    前記画像から特徴点を抽出し、この抽出した特徴点が前記対象物に属する特徴点である場合には前記抽出した特徴点と共起すべき予想特徴点の、予想共起位置および予想共起エッジ法線方向の情報を取得し、前記予想特徴点の予想共起位置に実際にエッジが存在し、かつこのエッジの法線方向が予想共起エッジ法線方向に一致する場合には、前記抽出した特徴点の基準点への投票度数を大きくする、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像に含まれると推定される前記対象物の数にもとづいて強度閾値を自動設定し、前記強度閾値より高い強度の画素を抽出することにより二値画像を生成してラベリング処理を施し、ラベリング処理後の各ラベルの代表座標を取得する二値化ラベリング部、
    をさらに備えた請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記二値化ラベリング部は、
    前記推定される前記対象物の数にもとづいて前記強度閾値を設定するとともに前記推定される前記対象物の数に応じて所定の範囲を設定し、前記強度閾値より高い強度の画素を抽出することにより二値画像を生成してラベリング処理を施すとともに、ラベリング処理後のラベル数が前記所定の範囲より外であると前記所定の範囲以内となるよう自動的に前記強度閾値を変更して再度二値画像を生成してラベリング処理を施すことを繰り返す一方、前記ラベル数が前記所定の画素数範囲以内であるとラベリング処理後の各ラベルの代表座標を取得する、
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記共起性一般化ハフ変換部は、
    前記画像に対して圧縮処理を施すことにより画素数を減らしてから、前記共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換を用いて前記画像から前記対象物を抽出する、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記共起性一般化ハフ変換部は、
    前記画像に対して平滑化処理を施してから、前記共起性に関する情報を利用した一般化ハフ変換を用いて前記画像から前記対象物を抽出する、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
JP2014029371A 2014-02-19 2014-02-19 画像処理装置 Active JP6326244B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014029371A JP6326244B2 (ja) 2014-02-19 2014-02-19 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014029371A JP6326244B2 (ja) 2014-02-19 2014-02-19 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015153365A true JP2015153365A (ja) 2015-08-24
JP6326244B2 JP6326244B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=53895483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014029371A Active JP6326244B2 (ja) 2014-02-19 2014-02-19 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6326244B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158888A (ja) * 1988-12-12 1990-06-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パターンマッチング回路
JPH05344341A (ja) * 1992-06-08 1993-12-24 Nec Corp 自動二値化装置
JPH09231342A (ja) * 1996-02-26 1997-09-05 Sanyo Electric Co Ltd 錠剤検査方法及び装置
JP2011002919A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Seiko Epson Corp 物体検出方法、物体検出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158888A (ja) * 1988-12-12 1990-06-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パターンマッチング回路
JPH05344341A (ja) * 1992-06-08 1993-12-24 Nec Corp 自動二値化装置
JPH09231342A (ja) * 1996-02-26 1997-09-05 Sanyo Electric Co Ltd 錠剤検査方法及び装置
JP2011002919A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Seiko Epson Corp 物体検出方法、物体検出装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
波部 斉、ロベルトチポラ: ""Joint Hough Forests:局所パッチ間の共起関係を考慮した投票ベースの物体検出"", 情報処理学会 シンポジウム 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU) 2011, JPN6017049031, 20 July 2011 (2011-07-20), JP, pages 381 - 386, ISSN: 0003706446 *
秋月 秀一、橋本 学: ""特徴的3−Dベクトルペアを用いたばら積み部品の高速位置姿勢認識"", 電気学会論文誌C, vol. 133, no. 9, JPN6017049032, 1 September 2013 (2013-09-01), JP, pages 1853 - 1854, ISSN: 0003706445 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6326244B2 (ja) 2018-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111986178B (zh) 产品缺陷检测方法、装置、电子设备和存储介质
CN111523468B (zh) 人体关键点识别方法和装置
CN108229343B (zh) 目标对象关键点检测方法、深度学习神经网络及装置
US20140147035A1 (en) Hand gesture recognition system
US9971954B2 (en) Apparatus and method for producing image processing filter
JP2006350434A (ja) 手形状認識装置及びその方法
US20170200057A1 (en) Image processing device, character recognition device, image processing method, and program
CN111507055B (zh) 电路设计版图和电镜扫描图像的配准方法及系统、电路设计版图和其成像误差计算方法
KR20130134163A (ko) 표적 추출 장치와 그 방법 및 상기 방법을 구현하는 프로그램이 기록된 기록 매체
KR20120044484A (ko) 이미지 처리 시스템에서 물체 추적 장치 및 방법
JP6177541B2 (ja) 文字認識装置、文字認識方法及びプログラム
JP2013215549A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法
US9826158B2 (en) Translation display device, translation display method, and control program
US10395090B2 (en) Symbol detection for desired image reconstruction
JP5772675B2 (ja) 濃淡画像のエッジ抽出方法、エッジ抽出装置並びに濃淡画像のエッジ抽出プログラム
US20150003736A1 (en) Method and apparatus for extracting pattern from image
CN112532884B (zh) 识别方法、装置及电子设备
US20160035106A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and medium storing image processing program
JP2012123631A (ja) 注目領域検出方法、注目領域検出装置、及びプログラム
JP6326244B2 (ja) 画像処理装置
JP2017033556A (ja) 画像処理方法及び電子機器
JP2019100937A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP2016206909A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP2015176252A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2015184743A (ja) 画像処理装置および物体認識方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6326244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150