JP2015152617A - 画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影装置の制御方法 - Google Patents

画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置において、OSDを表示させる際に、操作者から最も近い装置からOSDの表示制御を可能とする。
【解決手段】マルチプロジェクションシステムにおける画像投影装置100であって、リモコン111から操作指示を検出した際に、当該画像投影装置100とリモコン111との間の距離情報を取得する距離情報検出部114と、システムの他の画像投影装置から距離情報を取得するコマンド通信部116と、システムのすべての画像投影装置の距離情報を比較する距離情報比較部115と、比較の結果、システムにおいて当該画像投影装置が、距離情報が最も小さい値であることを判定した場合に、当該画像投影装置100にOSDを表示させる制御をするOSD表示制御部107と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影装置、画像投影システムおよび画像投影装置の制御方法に関する。さらに詳述すると、2台以上の画像投影装置を使用して画像投影を行うマルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置に関する。
画像投影装置(画像投射装置)として広く知られたプロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。例えば、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量な画像投影装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれら画像投影装置が利用されるようになってきている。
プロジェクタは、一般に、接続された情報処理装置(パーソナルコンピュータ)等から入力されてスクリーンに投影(投射)する画像とは別途、画像投影装置に対する種々の操作、設定を要求可能なメニュー画面等をスクリーンに投射するオンスクリーンディスプレイ(On Screen Display、以下、OSDという)機能を備えている。
OSD機能で表示されるメニュー画面では、設定言語、表示モード、画像調整、電源設定等の各種の設定が可能となっており、ユーザが所望する操作を要求することができる。また、エラー表示画面等もOSD機能で表示される。以下、OSD機能により投射されるメニュー画面、エラー画面等を単にOSDとも呼ぶ。
また、画像投影装置の本体には画像投影ための各種設定や指示を行うための操作部が設けられている。操作部は、画像投影装置の外面に設けられるキー、ボタン等によって構成され、ユーザからの種々の操作要求を受け付けるものである。また、画像投影装置には、遠隔操作装置(リモコンという)からの操作信号を受信する受信部が設けられており、操作部と同様に、種々の操作要求を受け付けることが可能となっている。ユーザは、例えば、OSDのメニューやメッセージに従い、操作部若しくはリモコンを使って各種設定を行なうことができる。
また、2台以上の画像投影装置から互いに異なる投影領域に画像を投影し、投影された画像を組み合わせることで単一の画像投影を行うマルチプロジェクションシステムが知られている。マルチプロジェクションシステムでは、単一画像に対応する画像信号を複数に分割して各画像投影装置に供給し、各画像投影装置に単一画像を構成する画像を表示させるものである。マルチプロジェクションシステムによれば、大画面で高精細な画像を表示することが可能となる。
このようなマルチプロジェクションシステムにおいては、システムを構成する全ての画像投影装置に対して、画像投影装置の電源オン、オフや各種の設定を1台ずつ操作しなければならず、手間がかかるという問題があった。
そこで、1台のリモコンでマルチプロジェクションシステムに使用される全ての画像投影装置を一括して操作するマルチプロジェクションシステムが既に知られている。例えば、特許文献1には、外部から送信されたリモコン信号を受信する受信部と、受信部がリモコン信号を受信した場合に、リモコン信号に基づく所定の処理を画像表示装置に行わせる制御部と、受信部がリモコン信号を受信した場合に、他の画像表示装置に所定の処理を行わせるためのリモコン信号を送信する送信部と、を備えた画像表示装置が開示されている。特許文献1の技術では、1つのリモコン装置で複数の画像表示装置を一括して操作することが可能となっている。
また、特許文献2には、第1の画像投射装置と、該第1の画像投射装置との通信が可能な第2の画像投射装置と、使用者により操作される操作手段と、を含み、第1及び第2の画像投射装置は、互いに異なる領域に画像を投射してこれら画像の組み合わせにより構成される第1の画像を表示し、第1の画像投射装置は、操作手段の操作に応じて、第1及び第2の画像投射装置の少なくとも一方から第1及び第2の画像投射装置に共通の設定メニュー画像としての第2の画像を投射させる制御手段を有し、制御手段は、第2の画像が表示された状態での操作手段の設定操作に応じて、第1及び第2の画像投射装置をともに設定操作に対応した状態に移行させる画像投射システムが開示されている。特許文献2の技術では、複数の画像投射装置の各種設定をあたかも1つの画像投影装置の設定を行うように簡単に行えるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、OSD表示についての制御が考慮されておらず、各種設定や指示の操作に伴い、OSD表示を行う場合には、全ての画像投影装置がOSDを表示してしまい、非常に見難くなるとともに、操作もしにくいという問題があった。
また、マルチプロジェクションシステムにおいて、各種設定や指示の操作を予め決められたマスタの画像投影装置からスレーブの画像投影装置に指示する構成では、マスタとなる画像投影装置を決定しておかなければならない。特許文献2に記載の技術では、マスタとなる第1の画像投射装置を決定しておかなければならず、また、マスタとなる画像投影装置の設置位置が操作者から離れている場合などは、表示されるOSDが見難くなってしまうという問題があった。また、マスタとなる画像投影装置の設置位置が操作者から離れている場合において、各種設定や指示のための操作を確実に実行するために、マスタの画像投影装置の設置場所まで移動して操作を行うなど、操作が煩雑となっていた。
そこで本発明は、マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置において、OSDを表示させる際に、操作者から最も近い装置からOSDの表示制御を可能とする画像投影装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像投影装置は、複数の画像投影装置が互いに異なる領域に画像を投影して、これらの画像を組み合わせた投影画像を投影する画像投影システムにおける画像投影装置であって、遠隔操作手段から操作指示を検出した際に、当該画像投影装置と前記遠隔操作手段との間の距離情報を取得する距離情報検出手段と、前記画像投影システムの他の画像投影装置から前記距離情報を取得する通信手段と、前記画像投影システムのすべての画像投影装置の前記距離情報を比較する距離情報比較手段と、前記距離情報比較手段による比較の結果、前記画像投影システムにおいて当該画像投影装置が、前記距離情報が最も小さい値であることを判定した場合に、当該画像投影装置にOSDを表示させる制御をするOSD表示制御手段と、を備えるものである。
本発明によれば、マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置において、OSDを表示させる際に、操作者から最も近い装置からOSDの表示制御が可能となる。
本実施形態に係る画像投影装置の機能ブロック図である。 3台の画像投影装置を使用して構成されるマルチプロジェクションシステムの概略構成図である。 各距離情報検出部とリモコンとの距離の関係の一例を示す模式図である。 画像投影装置の記憶部に記録されるIDテーブルの模式図である。 ID要求コマンドのフォーマットを示す模式図である。 ID要求応答コマンドのフォーマットを示す模式図である。 ID要求コマンドとID要求応答コマンドの送受信制御のシーケンス図である。 距離情報要求コマンドのフォーマットを示す模式図である。 距離情報要求応答コマンドのフォーマットを示す模式図である。 距離情報要求コマンドと距離情報要求応答コマンドの送受信制御のシーケンス図である。 操作要求コマンドのフォーマットを示す模式図である。 操作求応答コマンドのフォーマットを示す模式図である。 操作要求コマンドと操作要求応答コマンドの送受信制御のシーケンス図である。 画像投影装置が電源投入された後の初期化処理におけるマルチプロジェクション判定処理のフローチャートである。 ID要求コマンドの受信処理のフローチャートである。 ID要求応答コマンドの受信処理のフローチャートである。 操作部キー押下処理を示すフローチャートである。 押下キー処理とOSD表示処理のフローチャートである。 リモコンキー押下処理を示すフローチャートである。 距離情報要求コマンドの受信処理を示すフローチャートである。 距離情報要求応答コマンドの受信処理を示すフローチャートである。 操作要求コマンドの受信処理を示すフローチャートである。 受信割り込み処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る構成を図1から図23に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る画像投影装置(画像投影装置100)は、複数の画像投影装置が互いに異なる領域に画像を投影して、これらの画像を組み合わせた投影画像を投影する画像投影システム(マルチプロジェクションシステム)における画像投影装置であって、遠隔操作手段(リモコン111)から操作指示を検出した際に、当該画像投影装置と遠隔操作手段との間の距離情報を取得する距離情報検出手段(距離情報検出部114)と、画像投影システムの他の画像投影装置から距離情報を取得する通信手段(コマンド通信部116)と、画像投影システムのすべての画像投影装置の距離情報を比較する距離情報比較手段(距離情報比較部115)と、距離情報比較手段による比較の結果、画像投影システムにおいて当該画像投影装置が、距離情報が最も小さい値であることを判定した場合に、当該画像投影装置にOSDを表示させる制御をするOSD表示制御手段(OSD表示制御部107)と、を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(画像投影装置の構成)
図1は、本実施形態に係る画像投影装置の機能ブロック図である。画像投影装置100は、制御部101、画像信号入力部102、画像信号処理部103、光源制御部104、光変調部105、投射光学部106、OSD表示制御部107、電源部109、操作部110、温度制御部112、記憶部113、距離情報検出部114、距離情報比較部115、およびコマンド通信部116を備えている。
制御部101は、画像投影装置100の装置全体を制御する制御手段である。また、画像信号入力部102は、外部からの画像信号を入力する。映像信号を入力するインタフェースとして、D−Subコネクタ等のVGA(Video Graphics Array)入力端子やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子、S−VIDEO端子、RCA端子等のビデオ入力端子を備えており、これらの端子に接続されたケーブルを介して、図示しないパーソナルコンピュータなどの映像供給装置から映像信号を受信する。また、ネットワーク経由や、USBメモリなどの外部記憶媒体から映像信号が入力されるものであっても良い。
画像信号処理部103は、入力した画像信号を画素数や周波数に合わせて信号変換したり、色補正や歪補正等を行う。光源制御部104は、光源を制御し、照明光を出力する。光変調部105は、照明光を赤色、緑色、青色の3原色成分に分離し、各色を画像信号に応じて光変調する。
投射光学部106は、光変調された光束をスクリーン等の投影面に投影する。また、電源部109は、光源等の各部に電力を供給する。
操作部110は、リモコン111のキー操作を処理する。また、画像投影装置100の本体に設けられたキー、ボタンであって、これらの操作を処理する。また、温度制御部112は、光源や装置内部を冷却する冷却手段(ファン)などを制御して、温度制御を行う。また、記憶部113は、ROMやRAMで構成され、データやプログラムなどを記憶する。
OSD表示制御部107は、OSDの表示、表示停止を制御する。また、距離情報検出部114は、画像投影装置100とリモコン111の距離情報を検出する距離情報検出手段である。また、コマンド通信部116は、他の画像投影装置との間で各種のコマンドの送受信を行う通信手段である。また、距離情報比較部115は、コマンド通信部116から取得した他の画像投影装置の距離情報と、自機の距離情報とを比較する距離情報比較手段である。
(画像投影システムの構成)
図2は、3台の画像投影装置を使用して構成されるマルチプロジェクションシステム(画像投影システム)の概略構成図である。
第1の画像投影装置100aは投影画像PI1、第2の画像投影装置100bは投影画像PI2、第3の画像投影装置100cは投影画像PI3を、それぞれ投影する。3つの投影画像PI1,PI2,PI3を合わせて1つの投影画像を形成する。また、領域BR1は投影画像PI1とPI2の重畳領域を示しており、2つの投影画像PI1とPI2を自然に重ね合わさるよう輝度制御される。領域BR2も同様に投影画像PI2とPI3との重畳領域を示している。
図2に示すように、各画像投影装置100a,100b,100cは、リモコン111からの信号を受信する距離情報検出部114a,114b,114cを備えている。リモコン111は、原則として、マルチプロジェクションシステムに1台設けられる。図3は、各距離情報検出部114a,114b,114cと、リモコン111との距離の関係の一例を示す模式図である。なお、図3において、Dst1,Dst2,Dst3はそれぞれリモコン111と距離情報検出部114a,114b,114cとの距離を示している。
図3に示す位置でリモコン111が操作された場合、リモコン111との距離が一番近い距離Dst3となるのは、第3の画像投影装置100cである。そして、本実施形態では、以下に詳細に説明するように、3台の画像投影装置100a,100b,100cのうち、リモコン111と最も近い距離情報検出部114cを備えた画像投影装置100cのみにOSD表示をさせるものである。
なお、図3に示す状況から、例えば、操作者が移動することでリモコン111の位置が変動し、別の位置からリモコン111が操作された場合、リモコン操作を検出した画像投影装置は、リモコン111との距離情報を取得、比較し、リモコン111との距離が最も近い画像投影装置だけがOSD表示をする。OSD表示をする画像投影装置が変更になる場合、これまでOSD表示をしていた画像投影装置はOSD表示を停止する。
ここで、画像投影装置100の距離情報検出部114によるリモコン111との距離の検出方法としては、例えば、遠隔操作手段が赤外線リモコンである場合、距離情報検出部114は、受光素子での受光光量に基づいて、赤外線リモコンとの距離を測定するものである。
また、距離情報検出部114は、リモコン111からの信号を受信する受光部(受信部)を少なくとも2箇所有し、三角測量の原理に従って距離を取得するようにしてもよい(参考文献:特開2001−197577号公報)。なお、距離情報検出部114によるリモコン111との距離の検出方法は、特に限られるものではなく、公知または新規の距離検出方法を適用することができる。
(IDテーブル)
図4は、画像投影装置100の記憶部113に記録されるIDテーブルの模式図である。IDテーブル400には、マルチプロジェクションシステムを構成する各画像投影装置の識別子(ID403a)と取得した距離情報(距離情報403b)等が格納される。
IDテーブル400の自機距離情報401には、この画像投影装置100(自機)とリモコン111との距離情報が格納される。次のフィールドには、マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置100の総台数から自機分の1を減じた台数n402が格納される。
また、次のフィールドには、自機以外の画像投影装置(PJ1,PJ2,・・・,PJn)までの距離情報403がn個格納される(距離情報403−1〜403−n)。また、各距離情報403は、画像投影装置のID403aと距離情報403bで構成される。
このID403aとして、専用のIDを各画像投影装置100に設定するようにしても良いが、画像投影装置100のシリアル番号など記憶部113に記録されている固有の情報をIDとして利用することが好ましい。これにより、専用のIDを別途設定する必要がなくなるためである。
IDテーブル400に格納されている自機距離情報401とn個の距離情報403bを比較することで、画像投影装置100とリモコン111との距離が最も近い画像投影装置100を特定することが可能となる。
(コマンドの送受信制御)
以下にコマンド通信部116による各コマンドの送信−受信制御、要求−応答制御について説明する。なお、図5〜図13の説明では、ID要求コマンド500等の各要求コマンドを送信する送信側(要求側)の画像投影装置100を画像投影装置100R、ID要求コマンド500等の各要求コマンドを受信して、これに応答する受信側(応答側)の画像投影装置100を画像投影装置100Aともいう。マルチプロジェクションシステムを構成するすべての画像投影装置100は、各要求コマンドの送信側、受信側のいずれにもなるため、すべての画像投影装置100は、画像投影装置100Rとしても画像投影装置100Aとしても機能する。
(1)ID要求・ID要求応答制御
図5は、ID要求コマンドのフォーマットを示す模式図である。ID要求コマンド500は、コマンド通信部116からマルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100Aに送信される。
ID要求コマンド500は、ID要求コマンドであることを示す識別子“R_ID”501と、ID要求コマンド500を送信する画像投影装置100RのID(要求機ID)502と、で構成される。なお、識別子501は、他のコマンドと識別可能な文字列または数値であれば特に限られるものではない。
画像投影装置100Rは、電源投入時の初期化処理の1つとしてID要求コマンド500を送信する。また、電源投入後は、定期的にID要求コマンド500を送信することで、マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置100の構成状態をチェックすることが好ましい。
ID要求コマンド500の応答として、ID要求応答コマンド600(図6)を受信することで、マルチプロジェクションシステムは何台の画像投影装置100で構成されているかと、各画像投影装置100AのIDを取得することができる。
図6は、ID要求応答コマンド600のフォーマットを示す模式図である。ID要求応答コマンド600は、ID要求コマンド500を受信したn台の画像投影装置100Aが、ID要求コマンド500を送信した画像投影装置100Rへの応答として送信するものである。
ID要求応答コマンド600は、ID要求応答コマンド600であることを示す識別子“A_ID”601と、ID要求応答コマンド600を送信する画像投影装置100AのID(応答機ID)602と、ID要求応答コマンド600の送信先の画像投影装置100RのID(要求機ID)603と、で構成される。なお、識別子601は、他のコマンドと識別可能な文字列または数値であれば特に限られるものではない。
画像投影装置100Aは、電源投入時の初期化処理の1つとしてID要求コマンド500を受信する。
図7にID要求コマンド(R_IDコマンド)500とID要求応答コマンド(A_ID応答コマンド)600の送受信制御のシーケンス図を示す。
図7に示すように、画像投影装置100Rのコマンド通信部116から送信されたID要求コマンド500は、複数の画像投影装置100Aのコマンド通信部116でそれぞれ受信される。各画像投影装置100Aは、ID要求コマンド500に対する応答としてID要求応答コマンド600を各コマンド通信部116から、要求元である画像処理装置100Rに送信する。そして、画像投影装置100Rはコマンド通信部116で各画像投影装置100AからのID要求応答コマンド600を受信する。
(2)距離要求・距離要求応答制御
図8は、距離情報要求コマンドのフォーマットを示す模式図である。距離情報要求コマンド800は、コマンド通信部116からマルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100Aに送信される。
距離情報要求コマンド800は、距離情報要求コマンド800であることを示す識別子“R_Len”801と、距離情報要求コマンド800を送信する画像投影装置100RのID(要求機ID)802と、で構成される。なお、識別子801は、他のコマンドと識別可能な文字列または数値であれば特に限られるものではない。
マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置100は、リモコン111の操作を検出した時に、距離情報要求コマンド800を送信する。
そして、距離情報要求コマンド800の応答として、距離情報要求応答コマンド900(図9)を受信することで、マルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100Aとリモコン111間の距離情報を取得することができる。
図9は、距離情報要求応答コマンド900のフォーマットを示す模式図である。距離情報要求応答コマンド900は、距離情報要求コマンド800を受信したn台の画像投影装置100Aが、距離情報要求コマンド800を送信した画像投影装置100Rへの応答として距離情報を送信するものである。
距離情報要求応答コマンド900は、距離情報要求応答コマンド900であることを示す識別子“A_Len”901と、距離情報要求応答コマンド900を送信する画像投影装置100AのID(応答機ID)902と、距離情報要求コマンド800の応答先の画像投影装置100RのID(要求機ID)903と、距離情報904と、で構成される。なお、識別子901は、他のコマンドと識別可能な文字列または数値であれば特に限られるものではない。
距離情報904には、自機がリモコン111の操作を検出している場合は、自機の距離情報検出部114が検出した距離情報を設定する。また、自機がリモコン111の操作を検出していない場合は、初期値(例えば、−1)を距離情報904に設定する。
図10に距離情報要求コマンド800と距離情報要求応答コマンド900の送受信制御のシーケンス図を示す。
図10に示すように、画像投影装置100Rのコマンド通信部116から送信された距離情報要求コマンド800は、複数の画像投影装置100Aのコマンド通信部116でそれぞれ受信される。各画像投影装置100Aは、距離情報要求コマンド800に対する応答として距離情報要求応答コマンド900を各コマンド通信部116から、要求元である画像処理装置100Rに送信する。画像投影装置100Rはコマンド通信部116で各画像投影装置100Aからの距離情報要求応答コマンド900を受信する。
(3)操作要求・操作要求応答制御
図11は、操作要求コマンドのフォーマットを示す模式図である。操作要求コマンド1100は、コマンド通信部116からマルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100Aに送信される。
操作要求コマンド1100は、操作要求コマンド1100であることを示す識別子“R_OP”1101と、操作要求コマンド1100を送信する画像投影装置100RのID(要求機ID)1102と、操作内容1103と、で構成される。なお、識別子1101は、他のコマンドと識別可能な文字列または数値であれば特に限られるものではない。
操作内容1103には、例えば、電源ボタンの押下の場合を「1」、メニューボタンの押下の場合を「2」などのように、操作内容がコード化された値が格納されている。
マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置100のいずれかが、操作部110やリモコン111からの操作を検出した時に操作要求コマンド1100は送信される。なお、操作要求コマンド1100を送信した画像投影装置100R、およびこれを受信した画像投影装置100Aは、操作内容1103を実行する。
そして、操作要求コマンド1100の応答として、操作要求応答コマンド1200(図12)を受信することで、マルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100Aへ操作された内容が反映されたことが確認できる。
図12は、操作要求応答コマンド1200のフォーマットを示す模式図である。操作要求応答コマンド1200は、操作要求コマンド1100を受信したn台の画像投影装置100Aが、操作要求コマンド1100を送信した画像投影装置100Rへの応答として送信するものである。
操作要求応答コマンド1200は、操作要求応答コマンド1200であることを示す識別子“A_OP”1201と、操作要求応答コマンド1200を送信する画像投影装置100AのID(応答機ID)1202と、操作要求応答コマンド1200の応答先の画像投影装置100RのID(要求機ID)1203と、で構成される。なお、識別子1201は、他のコマンドと識別可能な文字列または数値であれば特に限られるものではない。
図13に操作要求コマンド1100と操作要求応答コマンド1200の送受信制御のシーケンス図を示す。
図13に示すように、画像投影装置100Rのコマンド通信部116から送信された操作要求コマンド1100は、複数の画像投影装置100Aのコマンド通信部116でそれぞれ受信される。各画像投影装置100Aは、操作要求コマンド1100に対する応答として操作要求応答コマンド1200を各コマンド通信部116から、要求元である画像処理装置100Rに送信する。画像投影装置100Rはコマンド通信部116で各画像投影装置100Aからの操作要求応答コマンド1200を受信する。
(処理フローチャート)
以下に画像投影装置100の制御部101、距離情報検出部114、距離情報比較部115、およびコマンド通信部116が実行する各処理の詳細について図14〜図23のフローチャートを参照しつつ説明する。
(1)マルチプロジェクション判定処理
図14は、画像投影装置100が電源投入された後の初期化処理におけるマルチプロジェクション判定処理のフローチャートである。このマルチプロジェクション判定処理は、画像投影装置100がマルチプロジェクションシステムを構成する1台として稼動しているか、画像投影装置100が単体として稼動しているのかを判定する処理である。また、マルチプロジェクションシステムである場合は、システムが何台の画像投影装置100で構成されているかの判定を行うものである。
先ず、IDテーブル400を初期化(−1とする)する処理を行い(S1401)、次いで、コマンド通信部116からID要求コマンド500(R_ID)を送信する処理(S1403)と、マルチプロジェクションシステムを構成する全ての画像投影装置100からID要求応答コマンド600(A_ID)の受信に必要な時間(ID取得用待ち時間)を経過したかどうかを判断する(S1402)。
ID取得用待ち時間を経過していない場合(S1402:No)、ID要求コマンド500を送信し(S1403)、ID要求応答コマンド600を受信するために、R_IDコマンド用の所定の時間を待ち(S1404)、再び、ID取得用待ち時間は経過したかをチェックする(S1402)。
ID取得用待ち時間を経過した後(S1402:Yes)、IDテーブル400のテーブル数n402が0より大きいかどうかを判断する(S1405)。n>0であれば(S1405:Yes)、画像投影装置100は複数台存在していることを意味するため、マルチプロジェクションシステムであることを示すフラグ(MPフラグ)をオンに設定する(S1406)。一方、IDテーブル400のテーブル数nが0の場合(S1405:No)、画像投影装置は自機以外に存在しないことを意味するため、MPフラグをオフに設定する(S1407)。以上の処理により、画像投影装置100がマルチプロジェクションシステムを構成するか否か、およびマルチプロジェクションシステムである場合はその構成台数を取得する。
(2)ID要求コマンドの受信処理
図15は、ID要求コマンド(R_ID)の受信処理のフローチャートである。コマンド通信部116からID要求コマンド500(R_ID)を受信した画像投影装置100は、これに対する応答としてID要求応答コマンド600(A_ID)を送信する。
この処理では、先ず、記憶部113に記録されている自機のIDを送信機ID(応答機ID)602にセットし(S1501)、ID要求コマンド500(R_ID)の送信機ID(要求機ID)502を送信先ID(要求機ID)603にセットする(S1502)。次いで、ID要求応答コマンド600(A_ID)を送信する(S1503)。
(3)ID要求応答コマンドの受信処理
図16は、ID要求応答コマンド(A_ID)の受信処理のフローチャートである。ID要求コマンド500を送信した画像投影装置100は、その応答として画像投影装置100からID要求応答コマンド600を受信する。
この処理では、先ず、IDテーブル400を検索して(S1601)、受信した送信機ID(応答機ID)602がIDテーブル400に登録されているか判断し(S1602)、登録されていない場合(S1602:No)、IDテーブル400のID403aに格納し(S1603)、インデックス値n402を1加算する(S1604)。一方、受信した送信機ID(応答機ID)602がIDテーブル400に登録されていれば(S1602:Yes)、そのまま処理は終了する。
マルチプロジェクションシステムを構成する複数の画像投影装置100からそれぞれのID要求応答コマンド600を受信し、ID要求応答コマンド受信処理を繰り返し実行することで、IDテーブル400には、マルチプロジェクションシステムを構成する自機以外の全ての画像投影装置100のIDが格納される。
(4)操作部キー押下処理
次に、画像投影装置100の本体に設けられたキー、ボタンなどの本体操作手段としての操作部110が操作された場合の処理を説明する。この場合、操作部110が操作された画像投影装置100がOSDを表示する。この場合において、他の画像投影装置100がOSDを表示していた場合は、OSDの表示は停止される。
図17は、操作部キー押下処理を示すフローチャートである。また、図18は、S1701の押下キー処理とOSD表示処理のフローチャートである。
操作部110のキーが押下された場合、操作部110で押下されたキー処理とOSD表示を行う(S1701)。詳しくは、図18に示すように、OSDを表示するためにOSD表示を制御するOSDフラグをオンにセットするとともに(S1801)、操作部110で押下されたキーの処理を行う(S1802)。
次いで、MPフラグのオンオフを判定し、オフの(マルチプロジェクションシステムでない)場合は(S1702:No)、は処理を終了する。一方、オンの(マルチプロジェクションシステムである)場合は(S1702:Yes)、IDテーブル400に格納されている他のn台の画像投影装置100に対しても操作部110で行われた操作内容を反映する。
すなわち、操作要求応答コマンド1200の受信数である応答受信カウントを「0」にセットし(S1703)、操作要求コマンド1100(R_OP)により操作部110で行われた操作内容を送信する(S1704)。そして、応答受信カウントが「n」になるまで操作要求応答コマンド1200を受信する(S1705)。応答受信カウントがnとなった時点では(S1705:Yes)、他のn台の画像投影装置100に操作内容が反映されていることとなる。
(5)リモコンキー押下処理
次に、リモコン111が操作された場合の処理を説明する。この場合、リモコン111の操作位置に最も近い画像投影装置100がOSDを表示する。
図19は、リモコンキー押下処理を示すフローチャートである。また、図18は、S1908とS1914の押下キー処理とOSD表示処理のフローチャートである。
先ず、MPフラグのオンオフを判定し、オフの場合は(S1901:No)、押下されたキー処理とOSD表示を行って(S1914)、処理を終了する。詳しくは、図18に示すように、OSDを表示するためにOSD表示を制御するOSDフラグをオンにセットするとともに(S1801)、リモコン111で押下されたキーの処理を行う(S1802)。
一方、MPフラグがオンの場合は(S1901:Yes)、IDテーブル400に格納されている自機距離情報401を取得する(S1902)。
次に、マルチプロジェクションシステムを構成する他の複数の画像投影装置100から距離情報を取得するため、応答受信カウントを「0」にセットし(S1903)、距離情報要求コマンド800(R_Len)をコマンド通信部116から送信し(S1904)、他の複数の画像投影装置100からの距離情報要求応答コマンド900の受信数である受信応答カウントが「n」になるまで待つ(1905)。
受信応答カウントがnになった時点で(S1905:Yes)、IDテーブル400に格納されている他のn台の画像投影装置の距離情報403と自機距離情報401とを比較する(S1906)。
自機距離情報401がリモコン111に最も近い場合以外(S1907:No)は、他の画像投影装置100でOSDを表示することとなるため、自機がOSDを表示していれば(S1912:Yes)、OSDの表示を消す制御のためにOSDフラグをオフに設定する(S1913)。
これに対し、自機距離情報401がリモコン111に最も近い場合(S1907:Yes)は、リモコン111で押下されたキー処理とOSD表示を行う(S1908)(図18)。
次いで、IDテーブル400に格納されている他のn台の画像投影装置100にもリモコン111で行われた操作内容を反映するために、応答受信カウントを「0」にセット(S1909)し、操作要求コマンド1100(R_OP)によりリモコン111で行われた操作内容を送信(S1910)し、応答受信カウントが「n」になるまで操作要求応答コマンド1200の受信する(S1911)。応答受信カウントがnとなった時点で(S1911:Yes)、他のn台の画像投影装置100に操作内容が反映されていることとなる。
(6)距離情報要求コマンドの受信処理
図20は、距離情報要求コマンド(R_Len)の受信処理を示すフローチャートである。コマンド通信部116から距離情報要求コマンド800(R_Len)を受信した画像投影装置100は、これに対する応答として距離情報要求応答コマンド900(A_Len)を送信する。
この処理では、先ず、記憶部113に記録されている自機のIDを送信機ID(応答機ID)902にセットする(S2001)。次に、距離情報要求コマンド800(R_Len)の送信機ID(要求機ID)802を送信先ID(要求機ID)903としてセット(S2002)し、距離情報403にIDテーブル400に格納されている自機距離情報401をセットして(S2003)、距離情報要求応答コマンド900(A_Len)を送信する(S2004)。
(7)距離情報要求応答コマンドの受信処理
図21は、距離情報要求応答コマンド(A_Len)の受信処理を示すフローチャートである。距離情報要求コマンド800(R_Len)を送信した画像投影装置100は、これに対する応答として他の画像投影装置100から距離情報要求応答コマンド900(A_Len)を受信する。
この処理では、先ず、IDテーブル400を検索して(S2101)、受信した送信機ID(応答機ID)902とIDテーブル400のn番目のID403aと同じであるかを判断し、同じ場合は(S2101:Yes)、距離情報403の距離情報403bに距離情報904を格納する(S2103)。
一方、受信した送信機ID(応答機ID)902がIDテーブル400のID403aと同じでない場合は、IDテーブル400に格納されている次の距離情報403のID403aと比較するためにインデックス値n402に1を加算する(S2102)。
マルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100から受信したそれぞれの距離情報要求応答コマンド900(A_Len)に対し、本処理を実行することでIDテーブル400の距離情報403bを構築することができる。
(8)操作要求コマンドの受信処理
図22は、操作要求コマンド(R_OP)の受信処理を示すフローチャートである。コマンド通信部116から操作要求コマンド1100(R_OP)を受信した画像投影装置100は、先ず、操作内容1103から押下されたキーについての処理(S2201、図18のS1802と同じ処理)を行う。
次に、記憶部113に記録されている自機のIDを送信機ID(応答機ID)1202にセットする(S2202)。次に、操作要求コマンド1100(R_OP)の送信機ID(要求機ID)1102を送信先ID(要求機ID)1203としてセット(S2203)し、操作要求応答コマンド1200(A_OP)を送信する(S2204)。
(9)受信割り込み処理
図23は、画像投影装置の受信割り込み処理のフローチャートである。ここまで述べたように、画像投影装置100における受信処理には、マルチプロジェクションシステムを構成する他の画像投影装置100からの各要求コマンド(ID要求コマンド500、距離情報要求コマンド800、操作要求コマンド1100)を受信した場合と、自機が送信した上記各要求コマンドに対する要求応答コマンド(ID要求応答コマンド600、距離情報要求応答コマンド900、操作要求応答コマンド1200)を受信した場合とがある。
これらの要求コマンド、要求応答コマンドの受信処理は不定期に発生するため、割り込み処理として実装される。この受信割り込み処理では、受信したコマンドの識別子に従って処理を行う。
識別子が“R_ID”であるID要求コマンド500を受信した場合は(S2301:Yes)、ID要求コマンド受信処理を行い(S2302、図15)、受信割り込み処理を終了する。
また、識別子が“R_Len”である距離情報要求コマンド800を受信した場合は(S2303:Yes)、距離情報要求コマンドの受信処理を行い(S2304、図20)、受信割り込み処理を終了する。
また、識別子が“R_OP”である操作要求コマンド1100を受信した場合は(S2305:Yes)、操作要求コマンドの受信処理を行い(S2306、図22)、受信割り込み処理を終了する。
また、各要求応答コマンドを受信した場合(S2307)において、コマンドの送信先ID(要求機ID)と自機IDが異なる場合は(S2307:No)、自機が送信した各要求コマンドに対する応答ではないので、受信割り込み処理を終了する。
送信先ID(要求機ID)と自機IDが等しい場合は(S2307:Yes)、自機が送信した各要求コマンドに対する要求応答コマンドであるため、以下のように、これを処理する。
すなわち、識別子が“A_ID”であるID要求応答コマンド600を受信した場合は(S2308:Yes)、ID要求応答コマンドの受信処理を行い(S2309、図16)、受信割り込み処理を終了する。
また、識別子が“A_Len”である距離情報要求応答コマンド900を受信した場合は(S2310:Yes)、距離情報要求応答コマンドの受信処理を行い(S2311、図21)、受信割り込み処理を終了する。
また、識別子が“A_OP”である操作要求応答コマンド1200を受信した場合は(S2312)、特に処理はないので、そのまま受信割り込み処理を終了する。なお、定義されていない識別子のコマンドを受信した場合は(S2312:No)、そのまま受信割り込み処理を終了してもよいし、コマンドエラーとしてエラー処理を行うようにしてもよい。
以上説明した本実施形態に係る画像投影装置によれば、マルチプロジェクションシステムを構成する画像投影装置において、各種設定や指示の操作がリモコンで行われた場合に、リモコンに最も近い画像投影装置だけがOSDを表示するようにすることができる。また、画像投影装置の本体の操作部から操作された場合は、操作された画像投影装置がOSDを表示することができる。
リモコンに最も近い画像投影装置や操作者が操作した画像投影装置からのみOSDを表示させることにより、OSDが複数表示されることなく、OSDの表示内容を見易くすることができる。また、操作者の不要な移動を抑えることができる。
すなわち、OSDを表示した画像投影装置が他の画像投影装置へ操作された内容を通知するので、システム内において、マスタとなる画像投影装置の決定を不要にし、操作者が最も操作し易い画像投影装置を自由に選択することが可能となる。また、1つのリモコンで全ての画像投影装置に操作内容を反映できる。また、マルチプロジェクションシステムを構成する全ての画像投影装置がOSDを表示すると、投影画面が見難く操作性が悪かったが、操作部、リモコンが操作された画像投影装置のみOSDを表示しないようにしているため、操作者に見やすいOSD表示として、操作性を向上させることができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
100 画像投影装置
100a 第1の画像投影装置
100b 第2の画像投影装置
100c 第3の画像投影装置
100R 画像投影装置(コマンド要求側)
100A 画像投影装置(コマンド応答側)
101 制御部
102 画像信号入力部
103 画像信号処理部
104 光源制御部
105 光変調部
106 投射光学部
107 OSD表示制御部
109 電源部
110 操作部
111 リモコン
112 温度制御部
113 記憶部
114,114a,114b,114c 距離情報検出部
115 距離情報比較部
116 コマンド通信部
400 IDテーブル
401 自機距離情報
402 自機以外の画像投影装置の台数(n)
403 距離情報
403a ID
403b 距離情報
500 ID要求コマンド
501 識別子(R_ID)
502 要求機ID
600 ID要求応答コマンド
601 識別子(A_ID)
602 応答機ID
603 要求機ID
800 距離情報要求コマンド
801 識別子(R_Len)
802 要求機ID
900 距離情報要求応答コマンド
901 識別子(A_Len)
902 応答機ID
903 要求機ID
904 距離情報
1100 操作要求コマンド
1101 識別子(R_OP)
1102 要求機ID
1103 操作内容
1200 操作要求応答コマンド
1201 識別子(A_OP)
1202 応答機ID
1203 要求機ID
BR1,BR2 重畳領域
Dst1,Dst2,Dst3 (リモコン−距離情報検出部間)距離
PI1,PI2,PI3 投影画像
特開2011−133602号公報 特開2008−216805号公報

Claims (7)

  1. 複数の画像投影装置が互いに異なる領域に画像を投影して、これらの画像を組み合わせた投影画像を投影する画像投影システムにおける画像投影装置であって、
    遠隔操作手段から操作指示を検出した際に、当該画像投影装置と前記遠隔操作手段との間の距離情報を取得する距離情報検出手段と、
    前記画像投影システムの他の画像投影装置から前記距離情報を取得する通信手段と、
    前記画像投影システムのすべての画像投影装置の前記距離情報を比較する距離情報比較手段と、
    前記距離情報比較手段による比較の結果、前記画像投影システムにおいて当該画像投影装置が、前記距離情報が最も小さい値であることを判定した場合に、当該画像投影装置にOSDを表示させる制御をするOSD表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記距離情報検出手段は、前記遠隔操作手段からの受光光量に基づいて前記距離情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記距離情報検出手段は、前記遠隔操作手段からの信号を受信する受信部を少なくとも2箇所有し、三角測量の原理に従って前記距離情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載の画像投影装置を複数備えてなることを特徴とする画像投影システム。
  5. 当該画像投影システムにおいて、OSDを表示している画像投影装置について前記遠隔操作手段から操作がなされた場合、
    OSDを表示している画像投影装置の前記通信手段は、該操作内容を、OSDを表示していない他の画像投影装置に送信し、
    該操作内容は、他の画像投影装置でも実行されることを特徴とする請求項4に記載の画像投影システム。
  6. 当該画像投影システムにおいて、OSDを表示している画像投影装置について本体操作手段から操作がなされた場合、
    OSDを表示している画像投影装置の前記通信手段は、該操作内容を、OSDを表示していない他の画像投影装置に送信し、
    該操作内容は、OSDを表示していない他の画像投影装置についても実行されることを特徴とする請求項4または5に記載の画像投影システム。
  7. 複数の画像投影装置が互いに異なる領域に画像を投影して、これらの画像を組み合わせた投影画像を投影する画像投影システムにおける画像投影装置の制御方法であって、
    遠隔操作手段から操作指示を検出した際に、当該画像投影装置と前記遠隔操作手段との間の距離情報を取得する距離情報検出処理と、
    前記画像投影システムの他の画像投影装置から前記距離情報を取得する通信処理と、
    前記画像投影システムのすべての画像投影装置の前記距離情報を比較する距離情報比較処理と、
    前記距離情報比較処理による比較の結果、前記画像投影システムにおいて当該画像投影装置が、前記距離情報が最も小さい値であることを判定した場合に、当該画像投影装置にOSDを表示させる制御をするOSD表示制御処理と、
    を行うようにしたことを特徴とする画像投影装置の制御方法。
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