JP2015152330A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015152330A
JP2015152330A JP2014023928A JP2014023928A JP2015152330A JP 2015152330 A JP2015152330 A JP 2015152330A JP 2014023928 A JP2014023928 A JP 2014023928A JP 2014023928 A JP2014023928 A JP 2014023928A JP 2015152330 A JP2015152330 A JP 2015152330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
harness
wiring board
display
connectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014023928A
Other languages
English (en)
Inventor
友樹 石附
Yuki Ishizuki
友樹 石附
康之 藤塚
Yasuyuki Fujitsuka
康之 藤塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2014023928A priority Critical patent/JP2015152330A/ja
Publication of JP2015152330A publication Critical patent/JP2015152330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】コスト上昇を抑制することが可能な表示装置を提供する。【解決手段】所定情報を表示する表示手段と、この表示手段の制御を行う制御部13aが配設された配線基板13と、この配線基板13の背後を覆う基部42aを有するケース部材42と、基部42aに形成された開口部42bを臨むように配線基板13の一方の面13dに配設される第1、第2のコネクタ13bと、この第1、第2のコネクタ13bと各々結合される第1、第2のハーネスコネクタ110、120を有するハーネス部材100とを備え、ハーネス部材100は、開口部42bの周縁に位置する基部42a箇所に設けられた壁部42c(溝部42e)に配設される弾性体150を有するものである。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動2輪車をはじめとする各種車両に搭載され、所定情報を表示する表示手段を備えた表示装置に関するものである。
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、車両情報を含む所定情報を表示する表示手段と、この表示手段の制御を行う制御部が実装された配線基板と、この配線基板の背後を覆う基部(底壁部)を有するケース部材と、基部に開口形成された開口部を臨むように配線基板の背面に実装される車体側コネクタと、この車体側コネクタと結合される車体側ハーネスコネクタを有する車体側ハーネス部材とを備え、車体側ハーネス部材は、開口部の周縁に位置する基部箇所に設けられた壁部(第1壁部)に装着されるグロメット(弾性体)である車体側防水ブーツを有するものである。そして、この場合、車体側防水ブーツは、車体側ハーネスコネクタに接続される車体側配線コードの一部を覆うように第1壁部に装着されている。
特開2010−195256号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の表示装置と、携帯端末とを無線通信接続する構成とした場合、配線基板の背面に上述した車体側コネクタだけではなく、携帯端末充電用のUSBコネクタをも実装することが考えられる。USBコネクタは、上述した開口部の形成位置とは異なるケース部材(基部)の他の箇所に開口形成された他の開口部を臨むように配線基板の背面に実装される。
このUSBコネクタに対応するように設けられるUSB側ハーネス部材は、USBコネクタの相手側となるUSB側ハーネスコネクタと、このUSB側ハーネスコネクタに接続されるUSB側配線コードと、USB側配線コードの一部を覆うUSB側防水ブーツとで構成される。そして、USB側ハーネスコネクタとは反対側に位置するUSB側配線コードの末端部は、車両の適宜箇所に搭載された携帯端末保持具に導通接続される。そして、携帯端末が携帯端末保持具に装着されると、携帯端末の充電を行うことができる。
以上のように、表示装置に搭載される配線基板背面に車体側コネクタとUSBコネクタとが実装され、車体側コネクタの相手側となる車体側ハーネスコネクタに接続される車体側配線コードの一部を覆う車体側防水ブーツを第1壁部に装着し、USBコネクタの相手側となるUSB側ハーネスコネクタに接続されるUSB側配線コードの一部を覆うUSB側防水ブーツを第1壁部とは異なるケース部材(基部)の他の箇所に形成された第2壁部に装着する構成とした場合、表示装置に2つの防水ブーツ(車体側防水ブーツ、USB側防水ブーツ)を搭載しなければならず、この結果、表示装置を構成する部品点数が多くなるため部品費や組付費が嵩み、コストアップの原因となっていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、コスト上昇を抑制することが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、所定情報を表示する表示手段と、前記表示手段の制御を行う制御部が配設された配線基板と、前記配線基板の背後を覆う基部を有するケース部材と、前記基部に形成された開口部を臨むように前記配線基板の一方の面に配設される第1、第2のコネクタと、前記第1、第2のコネクタと各々結合される第1、第2のハーネスコネクタを有するハーネス部材とを備え、前記ハーネス部材は、前記開口部の周縁に位置する前記基部箇所に設けられた壁部に配設される弾性体を有することを特徴とする。
また本発明は、前記弾性体は、前記第1、第2のハーネスコネクタに各々接続される第1、第2の配線部材の所要部を覆うように前記壁部に配設されることを特徴とする。
また本発明は、前記第1のコネクタは、その本体部の周囲に膨出された膨出部を備え、前記基部には、前記第1のハーネスコネクタを前記第1のコネクタから取り外すか、または前記第2のハーネスコネクタを前記第2のコネクタから取り外すときに、前記膨出部の前記開口部側への移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、コスト上昇を抑制することが可能な表示装置を提供できる。
本発明の実施形態による表示装置の正面図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 図1のC−C断面図。 図2中、D部を拡大して示す拡大断面図。 同実施形態による相手側機器(携帯端末)の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態による表示装置と相手側機器との電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の変形例による配線基板に実装された第1のコネクタとケース部材の一部を示す図。 同実施形態の他の変形例による配線基板の法線方向から見たときの配線基板と回路基板との位置関係を示す図。
以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施形態を自動2輪車のハンドル中央に搭載される車両用計器に適用した場合を例に挙げて説明する。
図1〜図4において、本実施形態による表示装置としての車両用計器Mは、指針式表示部10と表示手段20とからなる表示ユニット30と、車両用計器Mの外装ケースを構成する筐体40と、この筐体40内に収容されている回路基板50と、表示手段20を覆う透光性の保護部材60と、この保護部材60の外周部に装着される緩衝部材70と、この緩衝部材70を背後から支持する導電性の支持部材80とを備え、この場合、相手側機器である携帯端末90と通信接続可能に構成されている。
指針式表示部10は、例えば車両の走行速度をアナログ的に表示する速度計からなり、図2に示すように指針11と、この指針11を作動させる計器ムーブメントからなる駆動装置12と、この駆動装置12を導通装着してなる配線基板13と、指針11と配線基板13との間に位置し、指針11が指示する目盛や数字等の表示部14aを有する表示板14とから主に構成され、表示板14及び表示手段20の背後側に設けられる配線基板13上には、指針11及び表示板14に対応する複数の発光素子15が搭載されている。
そして、この場合、指針11は発光素子15の点灯によりその照射光を受けて発光可能な光透過材料により形成され、また表示板14の表示部14a(図1参照)は発光素子15の点灯によりその照射光を受けて発光するよう光透過性材料により形成されている。
配線基板13は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンとしての導電路(図示せず)が施された硬質回路基板からなり、駆動装置12と、発光素子15と、駆動装置12と発光素子15と表示手段20の制御を行う制御部13aと、車体側コネクタである第1のコネクタ13bと、USBコネクタである第2のコネクタ13cと、抵抗やコンデンサ等の各種電子部品(図示せず)とが前記導電路に導通接続されている。
また、駆動装置12、光源15並びに表示手段20の制御を行うための制御部13aが前記導電路に実装(配設)された配線基板13の前方側には、例えば白色系の合成樹脂材料にて形成されたケース体16が設けられており、このケース体16には、発光素子15を収納しそれらの光を指針11及び表示板14側に案内する照明室が複数形成されている。なお、ケース体16は、表示板14を保持する保持体としての機能を有している。また、ケース体16は、表示板14だけではなく表示手段20側に位置する回路基板50をも固定保持している。
そして、指針11や表示板14の前方側には、これらを覆う透光性合成樹脂材料にて形成された略平板状の透視部17が設けられており、この透視部17は、筐体40に備えられる後述する前面側開口部を塞ぐように前記前面側開口部に配設されている。自動2輪車に搭乗した状態で、車両用計器Mを視認している搭乗者(視認者)は、透視部17を通じて車両情報を透視(視認)することができる。
表示手段20は、例えばTFT型の液晶表示パネルからなり、車両情報と当該車両情報を除いた車両の外部情報とを含む各種情報(所定情報)を表示するフラットパネルディスプレイであり、この場合、指針式表示部10と並設された構成となっている。
筐体40は、例えば黒色の合成樹脂材料にて形成され、指針式表示部10と表示手段20とでなる表示ユニット30と、回路基板50と、保護部材60とを収容するものであり、この場合、上側ハウジング41と、回路基板50の背後を覆う基部(底壁部)42aを有する下側ハウジング(ケース部材)42とに分割形成された構成となっている。
両ハウジング41、42のうち搭乗者側に位置する上側ハウジング41の前方側には、指針11や表示板14に対応する箇所に前面側開口部43が開口形成され、この前面側開口部43に透視部17が配設される。
ケース部材である下側ハウジング42の基部42aには、配線基板13の一方の面(背面)13dに並設された状態で実装された第1、第2のコネクタ13b、13cが臨む開口部42bが開口形成されている(図3参照)。つまり、この場合、第1、第2のコネクタ13b、13cは、基部42aに開口形成された開口部42bを臨むように配線基板13の背面13dに実装(配設)されることになる。
また、図3中、42cは、開口部42bの周縁に位置する基部42a箇所に設けられた略環状の径小壁部(壁部)であり、この径小壁部42cは、開口部42bを包囲する(取り囲む)ように、配線基板13側とは反対側となる基部42aの背後に向けて突出している。
そして、径小壁部42cを包囲するように径小壁部42cの外側には径小壁部42cの径寸法とりも若干、径大の環状からなる径大壁部42dが、径小壁部42cと同様に基部42aに一体形成されている。
なお、ここでは径大壁部42dの突出寸法が、径小壁部42cの突出寸法よりも若干、高くなっており、径小壁部42cと径大壁部42dとの間に形成される凹状の環状溝からなる溝部42eに、ハーネス部材100に備えられる後述する裾部(弾性体)が嵌め込まれる。
ハーネス部材100は、第1、第2のコネクタ13b、13cと各々結合される第1、第2のハーネスコネクタ110、120と、これら第1、第2のハーネスコネクタ110、120に各々接続される配線コードからなる第1、第2の配線部材(図示せず)と、前記第1、第2の配線部材を保護する第1、第2の保護チューブ130、140と、グロメットからなる弾性体(防水ブーツ)150とを有している。
第1のハーネスコネクタ110は車体側ハーネスコネクタからなり、第2のハーネスコネクタ120はUSB側ハーネスコネクタからなる。また、前記第1の配線部材は車体側配線コードからなり、前記第2の配線部材はUSB側配線コードからなる。また、第1の保護チューブ130は車体側保護チューブからなり、第2の保護チューブ140はUSB側保護チューブからなる。
弾性体150は、例えば黒色の合成ゴム材料にて形成されており、第1、第2の保護チューブ130、140に挿通された前記第1、第2の配線部材が挿通される筒部151と、この筒部151より径大であって筒部151とは反対側に位置する先端部分が溝部42eに嵌め込まれる裾部152と、筒部151と裾部152とを繋ぐ傾斜された傘部153とを備えている。この場合、弾性体150は、第1、第2の保護チューブ130、140(前記第1、第2の配線部材)の一部(所要部)を覆うように溝部42eに配設される。ここでの主要部とは、筒部151と裾部152と傘部153とで囲まれた第1、第2の保護チューブ130、140部分を指す。
このように構成されたハーネス部材100は、前記第1の配線部材を有する第1のハーネスコネクタ110が配線基板13に実装された第1のコネクタ13bに結合されることで、車両情報に関する信号を前記第1の配線部材を介して配線基板13に実装された制御部13aへと伝送するものである。
また、前記第2の配線部材を有する第2のハーネスコネクタ120が配線基板13に実装された第2のコネクタ13cに結合されることで、車両が起動している際に配線基板13に備えられる電源回路からの電力供給により、携帯端末90を充電することができる。例えば前記第2の配線部材の末端部が車両の適宜箇所に搭載された携帯端末保持具(図示せず)に導通接続されており、携帯端末90が前記携帯端末保持具に装着されると、前記電源回路からの電力供給によって携帯端末90の充電を行うことができる。
また、図5中、44は、保護部材60の周縁部分や緩衝部材70、支持部材80を覆うように上側ハウジング41に一体形成された鍔部であり、45は、固定手段としてのネジSが螺合する複数の螺合部であり、これら螺合部45は、筐体40の所定箇所である鍔部44の背面側周縁に形成されている。なお、必要に応じて螺合部45の内部にインサートナット(図示せず)を埋設することも可能である。また、46は、緩衝部材70の配設位置を位置規制するための位置規制部であり、この位置規制部46は、筐体40における鍔部44の所定箇所から下方に向けて垂下形成されたリブ形状となっている。
回路基板50は、例えばガラスエポキシ系基材に所定の回路パターンが施された硬質回路基板からなり、配線基板13と離間する(略平行状態をなす)ように配線基板13の背後側に位置している。この回路基板50は、その外形形状が配線基板13の外形形状よりも小さくなっており、配線基板13と配線部材(図示せず)を用いてコネクタ接続されている。
この回路基板50には、相手側機器である携帯端末90との無線通信を行うためのアンテナ部51が形成されている。このアンテナ部51は、回路基板50の背面に導電性材料を用いて形成されたアンテナ用回路パターンからなり、図4中、回路基板50の上端側に設けられ、前記回路パターンと導通接続されている。
保護部材60は、透光性合成樹脂材料にて形成された略平板状の透視パネルからなり、その周縁部が鍔部44と微少のクリアランスPを有するように鍔部44によって隠蔽されている。
また、図2中、Tは回路基板50を固定するために設けられたボス部からなり、このボス部Tは、ケース体16に一体的に形成され、配線基板13を貫通して回路基板50側に垂下形成されており、適宜固定手段を用いてボス部Tに回路基板50が取り付けられる。
車両用計器Mを視認する搭乗者は、透光性の保護部材60を通じて表示手段20に表示される車両情報と車両の外部情報とを含む前記所定情報を透視(視認)することができる。ここでの詳細図示は省略するが、車両情報としては、エンジン回転数情報、走行距離情報、燃費情報、燃料残量が僅かであることを報知する残燃料警告表示等の各種警告情報等を挙げることができ、車両の外部情報としては、ナビゲーション情報や音楽情報等を挙げることができる。
つまり、表示手段20に表示される情報は、車両情報と車両の外部情報とが混在しているものとなり、車両情報と車両の外部情報とを任意の配列形態にて表示可能となっている。なお、この場合、表示手段20と透光性の保護部材60とを、表示手段20と保護部材60との間に形成される隙間に充填された光学接着剤からなる光硬化型の透明樹脂160によって接合している。
緩衝部材70は、例えば黒色の弾性(柔軟性)を有するシリコンゴム等で形成された略枠状の弾性体からなり、この場合、図5に示すように保護部材60の外周部に装着されている。より具体的には、緩衝部材70は、断面略コの字形状に形成され、保護部材60における周縁部分の表裏面や保護部材60の側面を保護するように保護部材60の外周部に装着され、位置規制部46によって位置規制された状態で、鍔部44と位置規制部46と支持部材80との間に埋め込まれる。なお、この場合、緩衝部材70は保持部材60に装着された状態で、位置規制部46を利用して上側ハウジング41(筐体40)に組み付けられる。
支持部材80は、導電性を有する材料(金属材料)にて略枠状に形成され、保護部材60や緩衝部材70を背後から支持している。この場合、支持部材80の外形形状は緩衝部材70の外形形状と略同一形状となっており、また支持部材80に、各螺合部45に連通するような円形の貫通孔形状からなる複数のネジ孔(孔部)81を形成している。
そして、上側ハウジング41(各螺合部45)と支持部材80との固定は、ネジSをネジ孔81に各々貫通させ、各ネジ孔81を貫通したネジSが各螺合部45(あるいは前記インサートナット)にそれぞれ螺合されることで完了する。
この際、緩衝部材70は、ネジSが固定される前は、位置規制部46からはみ出るようになっており、支持部材80の上側ハウジング41へのネジ固定に伴い、支持部材80からの押圧力が緩衝部材70に作用して、緩衝部材70が所定量だけ圧縮される。これにより、クリアランスPから装置内部(車両用計器M内部)に侵入しようとする水分や塵等は、緩衝部材70で遮断(ブロック)されるため、防水性、防塵性を向上させることが可能となる。
なお、携帯端末90としては、例えばスマートフォンを適用することができ、この場合、自動2輪車に搭乗している搭乗者が着用している衣類のポケット等に収容されているものとする。ここで、携帯端末90と車両用計器Mとは、ともに近距離電波送受信機能を有しているものとする。
図6は携帯端末90のブロック図を示しており、携帯端末90は、所定の情報を表示するタッチパネルを備えたタッチ型ディスプレイ91と、このタッチ型ディスプレイ91の動作を制御するCPU等を含む制御装置92と、車両用計器Mに備えられるアンテナ部51との間でデータのやりとりが可能な通信部93(ここではBluetooth(登録商標)とする)と、制御装置92の処理プログラムが格納されるフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリからなる記憶手段94とから主に構成されている。
タッチ型ディスプレイ91は、携帯端末90の正面に設けられ、例えば詳細図示は省略するが、液晶表示パネルの表示エリア上に抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルが重ねて配置された構成となっており、搭乗者が前記表示エリアに対応するタッチパネル箇所をタッチすることにより、スイッチとして機能する。また、通信部93は、車両用計器M側に搭載されたアンテナ部51との間で無線通信を行うものである。
図7は、車両用計器Mと携帯端末90とが無線通信接続される場合の車両用計器Mと携帯端末90とのブロック図の主要部を示しており、車両用計器Mに備えられる回路基板50には、例えば上述したアンテナ用回路パターンからなるアンテナ部51の他、無線I/F52、デコーダ53、制御手段54等が搭載されている。制御手段54は、無線I/F52とデコーダ53の制御を行うものである。
また、配線基板13が回路基板50とコネクタ接続されているとき、携帯端末90と車両用計器Mとの間でやりとりされるデータには、映像信号、音信号、電源等が含まれる。例えば回路基板50は、車両の外部情報(ここではナビゲーション情報とする)として携帯端末90(通信部93)側から送られてくる映像信号、音信号等を配線基板13側に出力することができる。
例えば、やりとりされるデータのうち映像信号を例に挙げて説明すると、携帯端末90(通信部93)側から送られてくる当該映像信号は、回路基板50の無線I/F52へと送られるとともに、制御手段54による制御のもとデコーダ53から出力されて、回路基板50とコネクタ接続されている配線基板13に実装された制御部13aへと入力(供給)される。そして、制御部13aによる制御のもと、映像信号に基づくナビゲーション情報を表示手段20に表示させるべく、表示手段20を表示動作させる制御を行う。すると、表示手段20には、車両情報と混在した状態で(ターンバイターン表示等を含む)ナビゲーション情報が表示されることになる。
ここで、配線基板13と、アンテナ用回路パターンからなるアンテナ部51の形成された回路基板50と、支持部材80との三者の位置関係に着目すると、配線基板13の板面方向とは直交する方向である配線基板13の法線方向(つまり図4中、矢印X方向)から見たときに、配線基板13、支持部材80の双方は、ともにアンテナ部51と重なり合う位置関係とならないように、回路基板50の前方側に位置していることが望ましい。具体的には、本例の場合、矢印X方向(前記法線方向)から見たときに、アンテナ部51が、図4中、配線基板13の上端側からはみ出るように設けられ、且つ、支持部材80の配設位置を避けるように設けられている。
このように配線基板13及び支持部材80が、アンテナ部51と重なり合う位置関係とならないように、回路基板50の前方側に位置していることにより、アンテナ部51と搭乗者が携帯している携帯端末90との間に、導電性を有する支持部材80や導電路が設けられた配線基板13が位置していない(介在していない)構成となるため、配線基板13の導電路や導電性を有する支持部材80の影響を受けて前記無線通信を行うための無線電波が遮蔽されないものとなって、携帯端末90とアンテナ部51との間の無線通信性能を良好とすることが可能となる。
以上のように本実施形態では、前記所定情報を表示する表示手段20と、この表示手段20の制御を行う制御部13aが配設された配線基板13と、この配線基板13の背後を覆う基部42aを有するケース部材としての下側ハウジング42と、基部42aに形成された開口部42bを臨むように配線基板13の一方の面13dに実装される第1、第2のコネクタ13b、13cと、この第1、第2のコネクタ13b、13cと各々結合される第1、第2のハーネスコネクタ110、120を有するハーネス部材100とを備え、ハーネス部材100は、開口部42bの周縁に位置する基部42a箇所に設けられた溝部42eに配設される弾性体150を有するものである。また、弾性体150は、第1、第2のハーネスコネクタ110、120に各々接続される前記第1、第2の配線部材の所要部を覆うように溝部42eに配設されるものである。
下側ハウジング42に備えられる基部42aに並設された両コネクタ13b、13cが臨む単一の開口部42bが開口形成され、両コネクタ13b、13cと各々結合される両ハーネスコネクタ110、120を有する単一のハーネス部材100が開口部42bを塞ぐように溝部42eに嵌め込まれる構成となっていることから、従来では表示装置に搭載していた2つのハーネス部材を1つだけ使用すればよいので、従来に比べて構成部品が削減され、コストアップ(コスト上昇)を抑制することができる。
また本実施形態では、裾部152(弾性体150)が溝部42eに配設される(嵌め込まれる)ものであったが、例えば径大壁部42dを廃止して、裾部152(弾性体150)と径小壁部42cとが当接するように、裾部152(弾性体150)を径小壁部42cの外周部に沿うように装着(配設)してもよい。このとき弾性体150は、両保護チューブ130、140(前記第1、第2の配線部材)の所要部を覆うように径小壁部42cに装着(配設)されることになる。
また、図8は、第1のコネクタ13bと下側ハウジング42の形状を一部変更した本実施形態の変形例を示している。この変形例においては、第1のコネクタ13bが、コネクタの外装ケースを構成する本体部171と、その本体部の周囲に膨出された円柱形状からなる膨出部172とを備え、膨出部172の高さ寸法は、本体部171の高さ寸法よりも一段低くなっている。一方、膨出部172と対向する基部42a箇所には、膨出部172側に向けて突出形成されたリブからなる規制部42fが設けられている。
この基部42aに一体形成された規制部42fは、第1のハーネスコネクタ110を第1のコネクタ13bから取り外すか、または第2のハーネスコネクタ120を第2のコネクタ13cから取り外すときに、配線基板13が変形しないように膨出部172と規制部42fとが当接し、膨出部172の開口部42b側への移動を規制する機能を有している。
従って、この変形例によれば、第1のコネクタ13bの本体部171に膨出部172を設け、基部42aに膨出部172と対向するように規制部42fを設けるだけの簡素な構成で、配線基板13の変形を防止することができる。なお、膨出部172の個数は、配線基板13上の空きスペースに応じて、必要な個数だけ設けることも可能であり、さらに(1つ以上の)膨出部172を利用して第1のコネクタ13bを配線基板13にネジ固定してもよい。また、当然のことながら、規制部42fの形状も配線基板13の変形を防止することができる形状であれば、あらゆる形状を採用することができることは言うまでもない。
また本実施形態では、矢印X方向から見たときにアンテナ部51が配線基板13の周囲にはみ出ている例について説明したが、例えばアンテナ部51が配線基板13の周囲にはみ出ないような構成において、本実施形態の他の変形例として図9に示すように、アンテナ部51に対応する配線基板13の周縁箇所に凹形状に切り欠き形成された切り欠き部13eを設け、矢印X方向から見たときに、切り欠き部13eにアンテナ部51が位置する(臨む)ように回路基板50が配線基板13の背後側に配置される構成としてもよい。なお、この場合、前記実施形態と同様に、矢印X方向から見たときにアンテナ部51が支持部材80と重ならない位置関係となっていることは言うまでもない。
このように構成した場合であっても、配線基板13及び支持部材80が、アンテナ部51と重なり合う位置関係とならないように、配線基板13及び支持部材80の背後側に回路基板50が位置していることにより、アンテナ部51と搭乗者が携帯している携帯端末90との間に、導電性を有する支持部材80や導電路が設けられた配線基板13が位置していない構成となるため、前記実施形態と同様に携帯端末90とアンテナ部51との間の無線通信性能を良好とすることが可能となる。
10 指針式表示部
13 配線基板
13a 制御部
13b 第1のコネクタ
13c 第2のコネクタ
13d 背面(一方の面)
20 表示手段
30 表示ユニット
40 筐体
41 上側ハウジング
42 下側ハウジング(ケース部材)
42a 基部
42b 開口部
42c 径小壁部(壁部)
42d 径大壁部
42e 溝部
42f 規制部
50 回路基板
90 携帯端末(相手側機器)
100 ハーネス部材
110 第1のハーネスコネクタ
120 第2のハーネスコネクタ
130 第1の保護チューブ
140 第2の保護チューブ
150 弾性体
151 筒部
152 裾部
153 傘部
171 本体部
172 膨出部

Claims (3)

  1. 所定情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段の制御を行う制御部が配設された配線基板と、
    前記配線基板の背後を覆う基部を有するケース部材と、
    前記基部に形成された開口部を臨むように前記配線基板の一方の面に配設される第1、第2のコネクタと、
    前記第1、第2のコネクタと各々結合される第1、第2のハーネスコネクタを有するハーネス部材とを備え、
    前記ハーネス部材は、前記開口部の周縁に位置する前記基部箇所に設けられた壁部に配設される弾性体を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記弾性体は、前記第1、第2のハーネスコネクタに各々接続される第1、第2の配線部材の所要部を覆うように前記壁部に配設されることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1のコネクタは、その本体部の周囲に膨出された膨出部を備え、
    前記基部には、前記第1のハーネスコネクタを前記第1のコネクタから取り外すか、または前記第2のハーネスコネクタを前記第2のコネクタから取り外すときに、前記膨出部の前記開口部側への移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の表示装置。
JP2014023928A 2014-02-11 2014-02-11 表示装置 Pending JP2015152330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014023928A JP2015152330A (ja) 2014-02-11 2014-02-11 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014023928A JP2015152330A (ja) 2014-02-11 2014-02-11 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015152330A true JP2015152330A (ja) 2015-08-24

Family

ID=53894770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014023928A Pending JP2015152330A (ja) 2014-02-11 2014-02-11 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015152330A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180215435A1 (en) * 2017-02-01 2018-08-02 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Saddle Type Vehicle
JP2021154804A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の充電構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180215435A1 (en) * 2017-02-01 2018-08-02 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Saddle Type Vehicle
JP2018122756A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両
US10628107B2 (en) 2017-02-01 2020-04-21 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Saddle type vehicle
JP2021154804A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の充電構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10283084B2 (en) Information display device
KR20190012004A (ko) 스피커를 포함하는 전자 장치
CN110431829B (zh) 移动终端
CN208173127U (zh) 显示器组件和电子设备
KR102514256B1 (ko) 밴드를 포함하는 웨어러블 전자 장치
US10052953B2 (en) Information provision apparatus for vehicle
KR20210105782A (ko) 디스플레이를 포함하는 전자 장치
JP6330351B2 (ja) 車両用表示装置
KR20160122514A (ko) 이동 단말기
KR20190117133A (ko) 벤딩 가능한 디스플레이를 포함하는 전자 장치
JP6561716B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2015152330A (ja) 表示装置
KR20200095959A (ko) 디스플레이를 포함하는 전자 장치
JP6530949B2 (ja) 医療用モニター、電子機器、及び映像表示ユニット
JP6589653B2 (ja) 車両用情報提供装置
KR20210068919A (ko) 기생 주파수 제거 구조를 포함하는 전자 장치
KR20200100359A (ko) 스피커를 포함하는 전자 장치
KR20210029017A (ko) 광 센서 모듈을 포함하는 전자 장치
JP6300008B2 (ja) 車両用表示装置
JP6623786B2 (ja) 車両用情報提供装置
WO2015076143A1 (ja) 車両用表示装置
CN109933134A (zh) 显示屏及电子设备
JP2015101154A (ja) 車両用表示装置
JP6493750B2 (ja) 計器装置
US20150062037A1 (en) Touch display device