JP2015151667A - 変化する衝撃吸収性を有するヘルメット - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘルメットの重さおよび/または剛性を増加させることなく頭部損傷を軽減させることができる改善されたヘルメットを提供する。
【解決手段】本体と、内面および外面を備えたアウターシェルと、複数の衝撃吸収体とを有し、衝撃吸収体はアウターシェルの内部に配置される。第1組の衝撃吸収体は第1衝撃吸収特性を有し、第2組の衝撃吸収体は第2衝撃吸収特性を有し、第2衝撃吸収特性は第1衝撃吸収特性とは異なっている。
【選択図】図2A
【解決手段】本体と、内面および外面を備えたアウターシェルと、複数の衝撃吸収体とを有し、衝撃吸収体はアウターシェルの内部に配置される。第1組の衝撃吸収体は第1衝撃吸収特性を有し、第2組の衝撃吸収体は第2衝撃吸収特性を有し、第2衝撃吸収特性は第1衝撃吸収特性とは異なっている。
【選択図】図2A
Description
本願は、出典を明示することによってその内容全体を本願の開示内容の一部とする2014年5月10日に出願された米国仮特許出願第61/991,463号の利益を主張する。
本発明はヘルメットに関し、より詳しくは、変化する衝撃吸収性を有するヘルメットに関する。
スポーツにおける頭部損傷はますます多くなっている。このような損傷の発生が増大する理由の一部は、ヘルメットが間違った安心感を与え、したがってフットボールのようなコンタクト(接触)スポーツにおいて攻撃的に使用されることにある。2つのヘルメットが同時に破壊すると全部の力の伝達が生じ、このため脳震盪を引き起こし、より重大な頭部損傷を招く。
また、現在使用されているヘルメットは重くて不快感を増長する。このような不快感により、間違った安心感が更に増長され、ヘルメットの重さと保護との間の誤った相関関係を生じさせる。
現在使用されているヘルメットは或る程度の衝撃吸収性を有する作りになっているが、このような衝撃吸収性は、衝撃力に応じて変化するものではない。
頭部損傷を軽減させる改善されたヘルメットに対する要望が存在している。ヘルメットの重さおよび/または剛性を増加させることなくこのような損傷軽減能力を付与することも有利であろう。
本発明は、従来技術の問題および欠点を解消する。1つの観点では、本発明は、本体と、内面および外面を備えたアウターシェルと、複数の衝撃吸収体とを有し、衝撃吸収体はアウターシェルの内部に配置される。少なくとも1つの衝撃吸収体は第1衝撃吸収特性を有し、少なくとも他の衝撃吸収体は第2衝撃吸収特性を有し、第2衝撃吸収特性は第1衝撃吸収特性とは異なっている。
好ましくは、少なくとも1つの衝撃吸収体は、第1衝撃吸収特性を有する第1組の衝撃吸収体を有し、少なくとも他の衝撃吸収体は、第2衝撃吸収特性を有する第2組の衝撃吸収体を有する。
いくつかの実施形態では、衝撃吸収体は圧縮性発泡材料からなる。いくつかの実施形態では、衝撃吸収体は空気ポケットを形成する空気セルからなる。空気セルには、力を減衰させ、圧力閾値を超えたときに圧力を解放する逃がし弁を設けることができる。いくつかの実施形態では、第1組の衝撃吸収体は第1高さを有し、第2組の衝撃吸収体は第2高さを有し、第1高さは第2高さより大きい。
いくつかの実施形態では、アウターシェルは本体に対して回転して、側方にエネルギを解放する。アウターシェルには、衝撃をヘルメットに偏向させる低摩擦の外面を設けることができる。
いくつかの実施形態では、第1衝撃吸収特性が第2衝撃吸収特性より小さい付勢閾値を与え、第1組および第2組の衝撃吸収体の付勢はヘルメットに加えられる衝撃力に応じて定められ、したがって種々の衝撃力に適応できる。いくつかの実施形態では、第1組の衝撃吸収体と第2組の衝撃吸収体との間で応力吸収勾配が異なっている。
ヘルメットには、第3組の衝撃吸収体を設けることができ、ヘルメットに加えられる衝撃力の大きさに応じて連続負荷を与えるように、第3組の衝撃吸収体の応力吸収勾配は、第1組の衝撃吸収体の応力吸収勾配および第2組の衝撃吸収体の応力吸収勾配とは異なる。
もう1つの観点によれば、本発明は、衝撃力によりヘルメットに加えられる力を拡散および分散させるヘルメットを提供する。ヘルメットは、本体と、アウターシェルと、該アウターシェルの内部に配置される複数の衝撃吸収部材とを有する。シェルの外面は低摩擦表面を有し、ヘルメットに加えられる力を、直接打撃ではなく逸らせることを補助して偏向させる。衝撃吸収部材は異なる衝撃吸収勾配を有し、衝撃力の強さに応じて連続負荷を与える。アウターシェルは本体に対して回転でき、直接打撃を最小にする。
いくつかの実施形態では、複数の衝撃吸収部材が、第1衝撃吸収特性を有する第1組の衝撃吸収体と、第2衝撃吸収特性を有する第2組の衝撃吸収体とを有し、第1組の衝撃吸収体および第2組の衝撃吸収体の付勢がヘルメットへの衝撃力に応じて定められるように、第1衝撃吸収特性は第2衝撃吸収特性より小さい付勢閾値を与える。
いくつかの実施形態では、衝撃吸収部材は、空気ポケットを形成する空気セルを有している。空気セルには、力を減衰させることができる逃がし弁を設けることができる。いくつかの実施形態では、衝撃吸収体は圧縮性発泡材料で構成される。いくつかの実施形態では、衝撃吸収部材は、第1高さを有する第1組の衝撃吸収体と、第2高さを有する第2組の衝撃吸収体とを有し、第1高さは第2高さより大きい。
もう1つの観点によれば、本発明は、ヘルメットに取付けることができる力偏向手段およびエネルギ拡散手段を有し、これらの手段は、第1衝撃吸収特性を有する第1組の衝撃吸収体および第2衝撃吸収特性を有する第2組の衝撃吸収体からなる。第1組の衝撃吸収体および第2組の衝撃吸収体の付勢がヘルメットへの衝撃力に応じて定められるように、第1衝撃吸収特性は第2衝撃吸収特性より小さい付勢閾値を与える。
いくつかの実施形態では、第1組および第2組の衝撃吸収体は圧縮性発砲材料からなる。いくつかの実施形態では、衝撃吸収体は、空気ポケットを形成する空気セルからなる。いくつかの実施形態では、第1組の衝撃吸収体は第1高さを有し、第2組の衝撃吸収体は第2高さを有し、第1高さは第2高さより大きい。いくつかの実施形態では、力偏向手段およびエネルギ拡散手段は、着脱可能にヘルメットに取付けることができる。
以下の添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は、従来技術によるフットボール用ヘルメットを示す。ヘルメット10は、硬いアウターシェル12と、該シェル12の内部の軟らかいパッドとを有している。ヘルメット10は比較的重く、脳損傷を軽減する試みでの頭部緩衝は、軟らかいパッドを頼りにしている。しかしながら、ヘルメットが重いため、ヘルメットの着用を煩わしいものとしかつ不快にしている。また、ヘルメットが重いことは、運動パフォーマンスにも悪影響を与える。
また、ヘルメット内部のパッドは、特に、重いヘルメットは着用者に間違った保護感覚を与えるため、頭部に十分な保護を与えない。この間違った保護感覚、しばしば、頭部により大きな損傷を与えることにつながる。なぜならば、着用者は相手に対する直接的な力としてヘルメットを使用し、直接的な衝撃をヘルメットに受けるように、ヘルメットが攻撃的に使用されるからである。
また、従来技術のヘルメットに設けることができるパッドの量は、ヘルメットのサイズにより制限される。なぜならば、厚いパッドを使用すると内部空間が一層狭くなり、更に大きくかつ煩わしいヘルメットになってしまうからである。また、このような付加的パッドおよびクッションを追加するならば、力の如何に係わらず全ての衝撃に対処できるのに十分なものとする必要がある。したがって、ヘルメットは、小さい衝撃力に対処する必要がなくても、ヘルメット全体に亘って厚いクッションを有するように設計する必要がある。また、もしもヘルメットが専ら最大衝撃力のためのみに設計されるならば、ヘルメットの剛性が大きくなって、使用者の頭部上で「ガタガタ揺れる」ものとなってしまうであろう。
本発明は、損傷防止の有効性を犠牲にすることのない軽量ヘルメットを有利に提供する。これは、ヘルメットを内張りする、高さの異なる衝撃吸収体(衝撃吸収部材)により達成される。また、いくつかの実施形態では、ヘルメットは、或る衝撃力を受けたときにアウターシェルがヘルメット本体に対してスピンして、衝撃力を更に分散させるように設計されている。
ここで図面(幾つかの図面を通して、同様なコンポーネンツは同じ参照番号で示されている)を参照すると、図2A〜図3には、本発明のヘルメットの第1実施形態が示されている。ヘルメットは、その全体が参照番号20で示されかつ慣用のフェースガード22を有している。ヘルメット20の内側には、本発明の衝撃吸収特徴を形成するインナーライナ30が設けられている。インナーライナ30は、アウターシェル24の内面に取付けられる上面32と、衝撃吸収体40が取付けられる下面34とを有している。
図2A〜図3の実施形態における衝撃吸収体40は、加えられる力を受入れかつ分散させるのに十分な可撓性および剛性を有する圧縮性発泡材料で形成されている。衝撃吸収体40は、高さおよび圧縮性を変えることができ、したがって、異なる作用閾値を有する異なる衝撃吸収特性を得ることができる。図2A〜図3の実施形態では、3つのサイズの衝撃吸収体が設けられ、最小高さh1の衝撃吸収体40aは第1衝撃吸収特性を有し、最大高さh3の衝撃吸収体40cは第2衝撃吸収特性を有し、中間高さh2の衝撃吸収体40bは第3衝撃吸収特性を有している。高さh2は、高さh1より大きくかつ高さh3より小さい。衝撃吸収体40a、40b、40cは、総称して衝撃吸収体40と呼ぶことにする。図面の明瞭化のため、全図面に亘って、衝撃吸収体40a、40b、40cの幾つかのみが示されている。高さの異なる4つ以上の衝撃吸収体を設けることもできることは理解されよう。高さの異なる2つのみの衝撃吸収体を設けることを考えることもできる。いずれにせよ、ライナは、少なくとも1つの衝撃吸収体、好ましくは第1衝撃吸収特性を有する第1組の衝撃吸収体と、少なくとも1つの他の衝撃吸収体、好ましくは第1衝撃吸収特性とは異なる第2衝撃吸収特性を有する第2組の衝撃吸収体とを有する。また、衝撃吸収体40は、図2A〜図3に示した交互のパターンとは異なるパターンまたはグルーピングで構成できる。前述のように、衝撃吸収体40は、十分な衝撃力を受けたときに圧縮される圧縮性発砲材料で形成できる。しかしながら、他のクッション材料を考えることもできる。
図5Bに示す代替実施形態では、インナーライナ48の衝撃吸収体50は、最小高さg1の衝撃吸収体50aと、最大高さg3の衝撃吸収体50cと、高さg1より大きくかつ高さg3より小さい中間高さg2の衝撃吸収体50bとからなる。衝撃吸収体50a、50b、50cは、総称して衝撃吸収体50と呼ぶことにする。図面の明瞭化のため、図5Bには衝撃吸収体50a、50b、50cの幾つかのみが示されている。この実施形態では、衝撃吸収体は、図2Aに示したような発泡体材料ではなく空気セルからなり、空気セルには逃がし弁を設けることができる。図5Aの衝撃吸収特徴は、他の全ての点で図2Aの衝撃吸収特徴と同じであり、図2Bに示したヘルメットと同様なヘルメットに使用される。理解されようが、図2Aの実施形態に関して前述したように、交互パターンで配置された、高さの異なる3つの衝撃吸収体の組を示したが、高さの異なる衝撃吸収体の異なる数の組および/または異なるパターンを考えることもできる。
図6〜図8には、異なる大きさの力がヘルメットに衝突したときに生じる事象が示されている。図6〜図8には図5Bのインナーライナ48が示されているが、図2Aのインナーライナ30も図6〜図8に示したインナーライナと同じ態様で機能しかつ反応する。高さの異なる衝撃吸収体50(衝撃吸収体40と同様)は異なる応力吸収勾配、したがって異なる付勢閾値を有し、かつ衝撃力の強さに応じて連続的な負荷を受ける。したがって、図6に示すように比較的小さい衝撃力がヘルメットに加えられる場合には、少数の衝撃吸収体のみ、すなわち最も可撓性が大きくかつ最も付勢閾値が小さい衝撃吸収体50cのみが付勢される。図7に示すように、より大きな衝撃力がヘルメットに加えられる場合には、最大高さの衝撃吸収体50cおよび中間高さの衝撃吸収体50bの両方が影響を受けかつ付勢される。図8に示すように、更に大きい衝撃力が加えられる場合には、衝撃吸収体50a、すなわち最小高さ、最小の可撓性および最大の付勢閾値を有する衝撃吸収体50aもまた付勢される。すなわち、この衝撃力を吸収しかつ分散させるため、全てのサイズの吸収体50が付勢される。このように構成すれば、衝撃力を吸収するのに必要な衝撃吸収体のみが付勢されることになり、一連の小さい衝撃吸収体は、さもなくば、必要とされる以上にヘルメット内で場所を取らずかつヘルメットの重さを軽減させることができる。衝撃吸収体40も、衝撃吸収体50と同様に、すなわち衝撃力に応じて付勢されることに留意されたい。
図6〜図8には、多数または全ての衝撃吸収体50が衝撃を受けているところが示されているが、衝撃に応じて、衝撃吸収体50a、50b、50cのうちの或るものだけが影響を受けることは理解されよう。例えば或る場合には、衝撃を受けた領域内の衝撃吸収体のみが影響を受けかつ付勢される。十分に大きい衝撃を受けたときは、ライナ48の全ての衝撃吸収体が影響を受けかつ付勢されるようにすることもできる。このことは、ライナ30および衝撃吸収体40並びに他の衝撃吸収体、例えば後述の衝撃吸収体60、70にも適用できる。
図5Aの実施形態では、インナーライナ61の衝撃吸収体60は同じ高さを有するが、異なる材料を用いることにより、衝撃吸収性を変化させている。図5Aの実施形態は、材料の軽さを変えることにより、前述の実施形態におけるようにコンパクトにできるという同じ長所を達成できる。この実施形態は、衝撃吸収性を変化させることによる長所を有しており、比較的小さい衝撃力が加えられたときには一部の衝撃吸収要素(すなわち、最大の可撓性および圧縮性を有する衝撃吸収体)が付勢され、より大きい力が加えられるとより多くの衝撃吸収体(より小さい可撓性および圧縮性を有する衝撃吸収体を含む)が付勢される。このような変化する衝撃吸収性は、図2Aおよび図5Bの実施形態と同様なパターンを用いて達成でき、異なる衝撃吸収特性を有する3組の衝撃吸収体、例えば、第1の可撓性および圧縮性を有する第1組と、異なる可撓性および圧縮性(例えばより小さい可撓性および圧縮性)を有する第2組と、更に異なる可撓性および圧縮性(例えば更に小さい可撓性および圧縮性)を有する第3組とを交互のパターンで配置する。前述の実施形態におけるように、異なる衝撃吸収体の組数を異ならせること、および異なる衝撃吸収体の配置パターンを異ならせることも考えられる。
いくつかの実施形態では、本願に開示する種々の実施形態の衝撃吸収体として発泡体のような材料を使用できる。或いは、衝撃吸収体として流体を使用し、頭部への衝撃効果を低減させるため、圧力が圧力閾値を超えたときに圧力を解放する逃がし弁を設けることができる。逃がし弁は力を減衰できかつ変化する衝撃吸収特性を有する衝撃吸収体を得るべく異なる閾値で圧力を解放させる。他の実施形態では、或る衝撃吸収体に発泡体のような圧縮性表面を設けることができ、他の衝撃吸収体には流体を使用して逃がし弁を設けることができる。
したがって、本発明による衝撃吸収体は、種々の形状、種々の高さおよび/または種々の材料を用いて種々の力に適合させ、種々の保護を行うことができる。衝撃吸収体は、交互に配置するか、種々のパターンで一緒にグループ化することができる。衝撃吸収体は、変化する衝撃吸収特性を有する2つ以上の組に配置し、均一または不均一に分布させることができる。各組の衝撃吸収体の数は同数でもよいし、各組で異ならせることもできる。
上記衝撃吸収特徴を有するインナーライナは、例えばヘルメット20に取付けられる着脱不可能なコンポーネントとして提供できる。或いは、図9の実施形態に示すように、衝撃吸収体70を備えたインナーライナ71を、慣用ヘルメット80内に挿入可能な別コンポーネントとして作り、これを例えば接着、クリップ止めまたは他の既知の種々の方法によりヘルメットに取付けることもできる。図9に示すライナ71は図2Aの衝撃吸収体を有するが、本願に開示の他の衝撃吸収体、例えば衝撃吸収体50または60を備えた他のライナを着脱可能なインナーライナとして提供できる。
本発明のいくつかの実施形態におけるヘルメットのアウターシェルは、ヘルメット本体に対して回転可能に構成できる。この構成は、直接打撃を最小にすべく、力を偏向させることを補助する。これは例えば図4Bおよび図4Cに示されており、図4Bには、方向矢印により示す前方衝撃力によってアウターボディ84がインナーライナ86に対して回転されたところが示され、図4Cには、後方衝撃力が加えられたときのアウターボディ84の回転が示されている。本願に開示の他の実施形態のヘルメット(衝撃吸収体と組合わされたヘルメット)のアウターシェルも、図4Bおよび図4Cに示すように回転できるようにヘルメット本体に対して回転可能に取付けることができる。
いくつかの実施形態では、上記いずれかのヘルメットの外表面に低摩擦コーティングまたは低摩擦層を設けることにより低摩擦外表面にするか、滑り易さを増強した外表面にして、直接打撃を逸らせまたは偏向させる補助をするように構成できる。すなわち、低摩擦外表面は、ヘルメットに加えられる力を偏向させる。
他のスポーツおよび他の用途のヘルメットを考えることもできる。図10A〜図10Cには、永久的に取付けられるものであるか、図9に示す着脱可能なものであるかを問わず本発明のインナーライナおよび衝撃吸収体のいずれかを備えた種々のヘルメットの例が示されている。図10Aはモーターサイクル用ヘルメット100を示し、図10Bは自転車用ヘルメット110を示し、図10Cは野球バッターのヘルメット130を示す。例えばラクロス用ヘルメットおよびフィールドホッケー用ヘルメットを含む他のヘルメットを考えることもできる。
上記説明は多くの具体的構成を含んでいるが、これらの具体例は本発明の範囲を制限するものと解釈すべきではなく、本発明の好ましい実施形態の単なる例示であると解釈すべきである。当業者ならば、特許請求の範囲の記載により定められた範囲および精神内にある他の多くの可能な変更を考え得るであろう。
20 ヘルメット
24 アウターシェル
30、71 インナーライナ
40、50、60、70 衝撃吸収体
40a、50a 最小高さの衝撃吸収体
40b、50b 中間高さの衝撃吸収体
40c、50c 最高高さの衝撃吸収体
48、86 インナーライナ
84 アウターボディ
100 モーターサイクル用ヘルメット
110 自転車用ヘルメット
130 野球バッターのヘルメット
24 アウターシェル
30、71 インナーライナ
40、50、60、70 衝撃吸収体
40a、50a 最小高さの衝撃吸収体
40b、50b 中間高さの衝撃吸収体
40c、50c 最高高さの衝撃吸収体
48、86 インナーライナ
84 アウターボディ
100 モーターサイクル用ヘルメット
110 自転車用ヘルメット
130 野球バッターのヘルメット
Claims (13)
- 本体と、内面および外面を備えたアウターシェルと、複数の衝撃吸収体とを有し、衝撃吸収体はアウターシェルの内部に配置され、複数の衝撃吸収体は、第1衝撃吸収特性を有する少なくとも第1衝撃吸収体と、第2衝撃吸収特性を有する少なくとも第2衝撃吸収体とを有し、第2衝撃吸収特性は第1衝撃吸収特性とは異なっていることを特徴とするヘルメット。
- 前記少なくとも第1衝撃吸収体は、第1衝撃吸収特性を有する第1組の衝撃吸収体を有し、少なくとも1つの第2衝撃吸収体は、第2衝撃吸収特性を有する第2組の衝撃吸収体を有することを特徴とする請求項1記載のヘルメット。
- 前記衝撃吸収体は、空気ポケットを形成する空気セルからなることを特徴とする請求項2記載のヘルメット。
- 前記空気セルは逃がし弁を有し、逃がし弁は圧力閾値を超えたときに圧力を解放し、第1組の衝撃吸収体の逃がし弁は、第2組の逃がし弁とは異なる圧力閾値を有することを特徴とする請求項3記載のヘルメット。
- 前記第1組の衝撃吸収体は第1高さを有し、第2組の衝撃吸収体は第2高さを有し、第1高さは第2高さより大きいことを特徴とする請求項2記載のヘルメット。
- 前記アウターシェルは本体に対して回転して、直接打撃を最小にする側にエネルギを解放することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のヘルメット。
- 前記アウターシェルの外面は、衝撃をヘルメットに偏向させる低摩擦面を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のヘルメット。
- 前記第1衝撃吸収特性は第2衝撃吸収特性より小さい付勢閾値を与え、第1組および第2組の衝撃吸収体の付勢はヘルメットに加えられる衝撃力に応じて定められることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項記載のヘルメット。
- 前記第1組の衝撃吸収体の第1応力吸収勾配は、第2組の衝撃吸収体の第2応力吸収勾配とは異なることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項記載のヘルメット。
- 第3組の衝撃吸収体を更に有し、ヘルメットに加えられる衝撃力の大きさに応じて連続負荷を与えるように、第3組の衝撃吸収体の応力吸収勾配は、第1組の衝撃吸収体の第1応力吸収勾配および第2組の衝撃吸収体の第2応力吸収勾配とは異なることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項記載のヘルメット。
- 前記第1組および第2組の衝撃吸収体は、圧縮性発砲材料からなることを特徴とする請求項2または5〜10のいずれか1項記載のヘルメット。
- 前記衝撃吸収体はインナーライナ上に配置され、インナーライナはヘルメットに取付けることができることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のヘルメット。
- 前記インナーライナは、着脱可能にヘルメットに取付けることができることを特徴とする請求項12記載のヘルメット。
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