JP2015151074A - 測定装置 - Google Patents

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Kana Tanaka
香名 田中
広樹 樋口
Hiroki Higuchi
広樹 樋口
良真 望月
Yoshimasa Mochizuki
良真 望月
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Abstract

【課題】ヘリコプタに搭載されるカメラ等の測定部の姿勢を制御する測定装置であって、圃場の作物の状態を位置と関連付けて精度良く測定する構成を提供する。
【解決手段】測定装置2は、下方光測定部51と、支持部50と、制御部と、を備える。下方光測定部は、圃場からの光を測定する測定面を有する。姿勢検出部は、下方光測定部の姿勢を検出する。支持部は、ヘリコプタ1に取り付けられるとともに、下方光測定部の姿勢を変更できるように当該下方光測定部を支持する。制御部は、姿勢検出部の検出結果に基づいて、下方光測定部の測定面が略真下方向を向くように支持部を制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ヘリコプタに取り付けられた光測定部の姿勢を制御可能な測定装置に関する。
従来から、下方の映像を撮影するためのカメラが搭載された無人ヘリコプタが知られている。特許文献1から3は、この種のヘリコプタ及びカメラの支持装置等を開示する。
特許文献1のヘリコプタは、胴体の下方にカメラ装置を備える。カメラ装置は、赤外線カメラ又はCCD等が収容されている。カメラ装置は、上下方向を回転軸として回転可能に取り付けられている。カメラ装置の内部の赤外線カメラ等は、水平方向を回転軸として回転可能に取り付けられている。この構成により、カメラ装置及び内部の赤外線カメラ等を回転させることで、所望の地点を撮影することができる。
特許文献2のヘリコプタは、特許文献1と同様の回転機構を有する赤外線カメラ等を備えている。このヘリコプタは、前後方向及び水平方向の傾きを取得するジャイロを備える。このヘリコプタは、ジャイロが取得した傾きの変化を打ち消すように、赤外線カメラ等を回転させることができる。これにより、ヘリコプタの姿勢の変化によって映像が乱れることを防止できる。
特許文献3のヘリコプタは、特許文献1の回転機構及び特許文献2のジャイロを備える。このヘリコプタは、指定した撮影目標にカメラを向け続けるモード、カメラを斜め下方の所定角度に固定するモード、カメラの水平方向の角度のみを固定するモード等を有する。
この種のヘリコプタは、人や動物等を捜索したり圃場の様子を観察したりするために用いられる。ここで、特許文献4は、圃場の様子をヘリコプタで撮影することで、作物の生育状態を圃場の位置毎に検出して記録する方法を開示する。具体的には、特許文献4では、GPS受信機とカメラを備えるヘリコプタを用いて圃場の作物を撮影して画像を取得する。この画像には、GPS受信機が検出した位置情報が関連付けられる。そして、この画像を解析して例えば葉緑素の含有量を求めることで、圃場の位置毎に作物の生育状態を把握できる。
特開2006−264566号公報 特開2006−264567号公報 特許第4532318号公報 特許第3932222号公報
しかし、一般的にヘリコプタは姿勢が傾いているため、カメラが画像を取得した位置とGPS受信機の測位位置とが正確には一致しない(後述の図5を参照)。また、上記の特許文献3では、カメラを斜め下方の所定角度に固定するモードを有しているが、斜め下方を撮影する場合、作物の位置を正確に把握することは困難である。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ヘリコプタに搭載されるカメラ等の測定部の姿勢を制御する測定装置であって、圃場の作物の状態を位置と関連付けて精度良く測定する構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の測定装置が提供される。即ち、この測定装置は、下方光測定部と、姿勢検出部と、支持部と、制御部と、を備える。前記下方光測定部は、圃場からの光を測定する測定面を有する。姿勢検出部は、前記下方光測定部の姿勢を検出する。前記支持部は、ヘリコプタに取り付けられるとともに、前記下方光測定部の姿勢を変更できるように当該下方光測定部を支持する。前記制御部は、姿勢検出部の検出結果に基づいて、前記下方光測定部の前記測定面が略真下方向を向くように前記支持部を制御する。
これにより、ヘリコプタが傾いた場合であっても、下方光測定部の姿勢を維持できるので、略真下方向に位置する圃場からの光を測定することができる。従って、取得したデータが圃場のどの地点に対応するかを精度良く認識できる。
前記の測定装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この測定装置は、上方の光を測定する測定面を有する上方光測定部を備える。前記支持部は、測定台を備える。前記測定台の下面には、前記下方光測定部が取り付けられ、前記測定台の上面には、前記上方光測定部が取り付けられる。前記ヘリコプタの上下方向で見たときに、前記測定台が、前記ヘリコプタの胴体と重ならない位置に配置されている。
これにより、上記の位置に上方光測定部を配置することで、ヘリコプタが太陽光を遮ることを防止できるので、太陽光を的確に測定することができる。また、上方光測定部の反対側に下方光測定部を配置することで、太陽光と反射光とを的確に比較することができる。
前記の測定装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記測定台は、前記ヘリコプタの胴体より前方に位置する。前記支持部は、前記ヘリコプタの胴体より前方、又は、前記ヘリコプタの胴体を挟んでテールロータの反対側に位置する。
これにより、光測定部を前方に配置することで、ヘリコプタのメインロータにより発生した風が圃場の葉を揺らすまでに、圃場からの光を測定することができる。従って、測定の精度を向上させることができる。また、支持部を前方又はテールロータの反対側に配置することで、離着陸時に地面に接触することを防止できる。
前記の測定装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この測定装置は、GPS衛星が送信した測位信号に基づいて位置を算出するGPS受信機を備える。前記GPS受信機が前記測定台に取り付けられる。
これにより、位置情報と測定結果とを対応付ける処理を省略できる。特に、本発明のように光測定部の姿勢が変化する場合は、GPS受信機がヘリコプタの胴体等に固定されていると演算量が増えるので、この効果を有効に発揮させることができる。また、必要なセンサをまとめて保持できるので、省スペース化及び防振構造の共通化を実現できる。
本発明の一実施形態に係る測定装置が取り付けられたヘリコプタの平面図及び正面図。 測定装置の平面図及び正面図。 測定台及びそれに取り付けられた各種センサを示す斜視図及び正面図。 測定装置の電気的構成を示すブロック図。 測定装置が姿勢制御されない比較例において光測定部の測定位置とGPS受信機の測位位置が異なることを説明する図。 本実施形態の構成により光測定部の測定位置とGPS受信機の測位位置が一致することを説明する図。 測定装置の好適な取付位置を示す平面図。 変形例に係る測定装置の平面図及び正面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、ヘリコプタ1が左右方向を回転軸として傾くことを前後方向の傾きと称し、ヘリコプタ1が前後方向を回転軸として傾くことを左右方向の傾きとする。
図1に示すヘリコプタ1は、無人ヘリコプタであり、ユーザが図略の操作装置を操作することで、上昇、下降、及び旋回等を行うことができる。本実施形態のヘリコプタ1は、圃場に農薬を散布したり、測定装置2を用いて作物の生育状態を記録したりするため等に用いられる。以下、ヘリコプタ1及び測定装置2の構成について説明する。
ヘリコプタ1は、図1に示すように、胴体11と、メインロータ12と、テールロータ13と、スキッド14と、を備えている。
胴体11は、ヘリコプタ1の中央に位置し、前後方向に細長い形状である。胴体11の内部には、メインロータ12を駆動するための駆動部、ユーザの操作装置の指示に応じて駆動部等を制御する駆動制御装置等が収容されている。
メインロータ12は、胴体11の上部に取り付けられた大型のロータである。メインロータ12は、ヘリコプタ1の上下方向を回転軸として回転する。メインロータ12が回転することにより、ヘリコプタ1を飛行させるために必要な揚力を発生させることができる。
テールロータ13は、胴体11の後端の右側に取り付けられた小型のロータである。テールロータ13は、ヘリコプタ1の左右方向を回転軸として回転する。ヘリコプタ1は、メインロータ12の回転の反作用により、メインロータ12の回転方向と反対側に力を受けて回転しようとする。テールロータ13は、この反作用の力と反対方向の力を発生させて、ヘリコプタ1が回転することを防止する。
スキッド(降着装置)14は、胴体11の下方に取り付けられる。スキッド14は、着陸時に地面に接触する部材と、この部材を胴体11に接続するための部材と、で構成される。
次に、図1から図4までを参照して、測定装置2について説明する。測定装置2は、ヘリコプタ1に取り付けられており、太陽光及び圃場からの反射光及等を測定する装置である。図2に示すように、測定装置2は、支持部10に、下方光測定部51等のセンサが取り付けられる。支持部10は、取付部20と、連結支持構造30と、姿勢変更部40と、測定台50と、を主要な構成として備える。
取付部20は、ヘリ側取付部21と、光測定部側取付部22と、から構成される。
ヘリ側取付部21は、取付部20のうち、前後方向に延びる部分である。ヘリ側取付部21は、長手方向が前後方向と一致する部材であり、図1に示すようにヘリコプタ1の下側及び左側に位置するように、当該ヘリコプタ1に取付可能である。なお、取付方法及び取付位置は任意であり、ヘリコプタ1側の形状に応じて任意の構成を採用することができる。ヘリ側取付部21は、測定台50等を胴体11の前方に位置させるために用いられている。
光測定部側取付部22は、ヘリ側取付部21の前端に接続された部分であって、左右方向に延びる部分である。光測定部側取付部22は、測定台50等をヘリコプタ1の左右方向の中央に位置させるために用いられている。
連結支持構造30は、第1連結部31と、第2連結部32と、防振ゴム33と、第1測定台支持部34と、第2測定台支持部35と、を備える。
第1連結部31は、L字状の板材であり、その一辺を構成する第1部分31a(正面視で上下に延びる部分)と、その他辺を構成する第2部分31bと、から構成される。第1部分31aは、ボルト等によって光測定部側取付部22によって固定されている。第2部分31bは、防振ゴム33を介して、第2連結部32に固定されている。
第2連結部32はL字状の板材であり、その一辺を構成する第1部分32a(正面視で前後に延びる部分)と、その他辺を構成する第2部分32bと、から構成される。第1部分32aは、第1連結部31の第2部分31bに固定されている。第2部分32bは、ボルト等によって第1測定台支持部34に固定されている。
第1測定台支持部34は、図2(a)に示すようにクランク状の板材である。具体的には、平面視で左右方向に延びる中央部分34aと、中央部分34aの左端に接続される左部分34bと、中央部分34aの右端に接続される右部分34cと、から構成されている。中央部分34aは、ボルト等によって第2連結部32の第2部分32bに固定されている。左部分34bは、ボルト等によって第2測定台支持部35に固定されている。右部分34cは、平板状の第2測定台支持部35と、向かい合うように配置されている。
姿勢変更部40は、左右揺動モータ41と、左右揺動軸42と、前後揺動モータ43と、前後揺動軸44と、を備えている。
左右揺動モータ41は、測定台50等を左右方向に揺動するための駆動力を発生させるモータである。左右揺動モータ41は、第2連結部32の第2部分32bの後側に固定されている。本実施形態の左右揺動モータ41は、サーボモータであるが、他のモータであっても良い。
左右揺動軸42は、左右揺動モータ41が発生させた駆動力を伝達する伝達軸であり、回転軸と前後方向が一致している。左右揺動軸42は、左右揺動モータ41から前側に延びるように配置されている。左右揺動軸42は、フランジ等を介して、第2連結部32の第2部分32bに回転可能に取り付けられるとともに、第1測定台支持部34の中央部分34aに回転不能に(一体的に回転するように)取り付けられる。
この構成により、左右揺動モータ41の左右揺動軸42を回転させることで、第1測定台支持部34及び第2測定台支持部35(ひいては測定台50)を左右方向に揺動することができる。
前後揺動モータ43は、測定台50等を前後方向に揺動するための駆動力を発生させるモータである。前後揺動モータ43は、第2測定台支持部35の左側に固定されている。本実施形態の前後揺動モータ43は、サーボモータであるが、他のモータであっても良い。
前後揺動軸44は、前後揺動モータ43が発生させた駆動力を伝達する伝達軸であり、回転軸と左右方向が一致している。前後揺動軸44は、前後揺動モータ43から右側に延びるように配置されている。前後揺動軸44は、フランジ等を介して、第2測定台支持部35に回転可能に取り付けられるとともに、測定台50に回転不能に(一体的に回転するように)取り付けられる。
この構成により、前後揺動モータ43の前後揺動軸44を回転させることで、測定台50を前後方向に揺動することができる。
測定台50は、図3に示すように円板状の部材であり、各種センサが取り付けられる。測定台50の上面50aには、2つの下方光測定部51と、GPS受信機53と、が取り付けられる。一方、測定台50の下面50bには、2つの上方光測定部52と、姿勢検出部54と、が取り付けられる。
下方光測定部51は、測定台50の上面50aの中心を避けた位置に取り付けられている。2つの下方光測定部51は、上面50aの中心を挟んで互いに点対称となる位置にそれぞれ取り付けられている。下方光測定部51は、測定面51aを用いて、下方向から届く光(具体的には太陽光が圃場の葉等で反射した光)を測定する。なお、下方光測定部51の測定面51aは、ヘリコプタ1及び測定台50が傾いていないときに真下方向を向くように配置されている。
上方光測定部52は、測定台50の下面50bの中心を避けた位置に取り付けられている。2つの上方光測定部52は、下面50bの中心を挟んで互いに点対象となる位置にそれぞれ取り付けられている。また、下方光測定部51及び上方光測定部52は、平面視において位置が重ならないように取り付けられている。上方光測定部52は、測定面52aを用いて、上方向から届く光(具体的には太陽光等)を測定する。なお、上方光測定部52の測定面52aは、ヘリコプタ1及び測定台50が傾いていないときに真上方向を向くように配置されている。
GPS受信機53は、測定台50の上面50aの中心に取り付けられている。GPS受信機53は、GPS衛星が送信した測位信号を解析することで、自機の位置を算出することができる。
姿勢検出部54は、測定台50の下面50bの中心に取り付けられている。姿勢検出部54は、ジャイロ等で構成されており、測定台50の前後方向の傾き及び左右方向の傾きを検出する。
次に、測定装置2で行われる処理を、図4に示すブロック図を参照して説明する。
測定装置2は、制御部60を備える。制御部60は、測定装置2の各部の制御を行う。以下、制御部60が行う姿勢維持処理と、測定処理と、について説明する。
初めに、姿勢維持処理について説明する。制御部60は、姿勢検出部54が検出したヘリコプタ1の前後方向及び左右方向の傾きを取得する。制御部60は、ヘリコプタ1の前後方向及び左右方向の傾きに応じて、測定面51aが略真下方向を向くように(即ち、測定面52aが真上方向を向くように、又は、測定台50が水平となるように)、左右揺動モータ41及び前後揺動モータ43を回転させる。
以上により、ヘリコプタ1が傾いた場合であっても、略真上方向及び略真下方向の光を測定することができる。
次に、測定処理について説明する。制御部60は、圃場の上部を航行しながら下方光測定部51及び上方光測定部52を用いて、圃場の作物からの反射光及び太陽光を取得する。制御部60は、これらのデータと、当該データを取得したときの位置と、を対応付けて記憶装置61に記録する。
ユーザは、測定の終了後にヘリコプタ1から記憶装置61を取り外し、記録内容を別の処理装置(PC等)に出力する。上記の測定を継続的に行うことにより、測定日及び測定位置に応じた、作物の葉緑素の含有量及び日当たり等を記録することができる。これらのデータに基づいて、例えば圃場及び作物の状態を精密に観察できるので、効率的な農業を行うことができる。
次に、図5及び図6を参照して、上記の姿勢維持処理を行わない比較例と、姿勢維持処理を行う本実施形態と、を比較する。
一般的にヘリコプタ1は、前方向に移動する場合は前傾姿勢となり、停止する場合は後傾姿勢となる。また、上述のようにテールロータ13によりヘリコプタ1の回転を防止することができる。しかし、テールロータ13はメインロータ12より下方に位置するため、テールロータ13が発生させる力を打ち消すためにヘリコプタ1をテールロータ13側に傾ける必要がある。このように、ヘリコプタ1は、通常は傾いている。
図5(a)に示す比較例では、ヘリコプタ1が後方に傾斜することで、測定面51a及び測定面52aが傾斜するため測定方向が真下方向から前方にズレが生じる。従って、GPS受信機53が算出する位置と、測定位置と、にズレが生じる(図5(b)を参照)。
この場合、正確な測定結果を得るためには位置のズレを補正する必要があるが、ヘリコプタ1は常に同じ傾きとは限らないため、時間に応じたヘリコプタ1の傾きを記憶して位置の補正を行う必要がある。この処理は、非常に繁雑であり、現実的でない。
更に、ヘリコプタ1が圃場の上方をひととおり航行した場合であっても、圃場の全ての位置を測定できるとは限らないため、測定結果が十分に取得できない可能性も存在する。
これに対し、図6(a)に示す本実施形態では、ヘリコプタ1が前後方向及び左右方向に傾斜した場合であっても、測定面51aが略真下を向き、測定面52aが略真上を向くように測定台50の姿勢が制御される。更に、本実施形態では、下方光測定部51及び上方光測定部52と、GPS受信機53と、が同じ測定台50に支持されている。従って、GPS受信機53が算出する位置と、測定位置と、が一致する(図6(b)を参照)。
従って、位置のズレを補正する処理が不要になるとともに、ヘリコプタ1が圃場の上方をひととおり航行することで、圃場の全ての位置を測定できる。
次に、図7を参照して測定装置2の好適な設置位置について説明する。図7には、測定装置2の好適な設置位置が破線で示されている。
本実施形態では、上方からの光も測定対象なので、平面視において、ヘリコプタ1の胴体11と測定台50(詳細には上方光測定部52)が重ならないことが好ましい。
また、メインロータ12が回転することで下方に風が発生する。圃場の葉はこの風を受けて揺れる。葉が揺れている場合、下方光測定部51は適切な測定を行うことができない。以上を考慮して、測定台50(詳細には下方光測定部51)を胴体11の前方に設置することで、圃場の葉が揺れる前に圃場からの光を測定することができる。
また、上述のようにヘリコプタ1は、テールロータ13の影響により、テールロータ13側に傾斜する。従って、テールロータ13側に測定装置2を位置させると、離着陸時に破損する可能性がある。以上を考慮して、測定台50(詳細には下方光測定部51)を胴体11を挟んでテールロータ13の反対側に設置することで、測定装置2の破損を防止することができる。
具体的には、本実施形態のようにメインロータ12の回転方向が上方から見て時計回りである場合(図7(a))は、前方及び左方が測定装置2の好適な設置位置となる。一方、メインロータ12の回転方向が逆(上方から見て反時計回り)の場合(図7(b))は、テールロータ13の位置も逆になるため、前方及び右方が測定装置2の好適な設置位置となる。
次に、図8を参照して、上記実施形態の変形例を説明する。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
上記実施形態の測定装置2は、左右揺動モータ41及び前後揺動モータ43を備え、ヘリコプタ1が左右方向及び前後方向に傾いた場合であっても、測定面51aが真下方向を向くように測定台50の姿勢が調整される。本変形例では、ヘリコプタ1が水平方向に揺動(上下方向を回転軸として揺動)した場合であっても、測定台50の姿勢を維持する構成である。
具体的には、第1連結部31と第2連結部32の間に、水平揺動モータ45及び水平揺動軸46が取り付けられる。水平揺動軸46は、第1連結部31に回転可能に取り付けられるとともに、第2連結部32に回転不能(一体的に回転する)ように取り付けられる。
この構成により、水平揺動モータ45を水平方向に揺動することで、測定台50の姿勢を変化させることができる。これにより、例えばヘリコプタ1が前進及び後進により圃場を測定する場合であっても、測定結果を精度良く取得することができる。
以上に説明したように、この測定装置2は、下方光測定部51と、姿勢検出部54と、支持部10と、制御部60と、を備える。下方光測定部51は、圃場からの光を測定する測定面51aを有する。姿勢検出部54は、下方光測定部51の姿勢を検出する。支持部10は、ヘリコプタ1に取り付けられるとともに、下方光測定部51の姿勢を変更できるように当該下方光測定部51を支持する。制御部60は、姿勢検出部54の検出結果に基づいて、下方光測定部51の測定面が略真下方向を向くように支持部10を制御する。
これにより、ヘリコプタ1が傾いた場合であっても、下方光測定部51の姿勢を維持できるので、略真下方向に位置する圃場からの光を測定することができる。従って、取得したデータが圃場のどの地点に対応するかを精度良く認識できる。
また、上記の測定装置2は、上方の光を測定する測定面52aを有する上方光測定部52を備える。支持部10は、測定台50を備える。測定台50の下面50bには、下方光測定部51が取り付けられ、測定台50の上面50aには、上方光測定部52が取り付けられる。ヘリコプタ1の上下方向で見たときに、測定台50が、ヘリコプタ1の胴体11と重ならない位置に配置されている。
これにより、上記の位置に上方光測定部52を配置することで、ヘリコプタ1が太陽光を遮ることを防止できるので、太陽光を的確に測定することができる。また、上方光測定部52の反対側に下方光測定部51を配置することで、太陽光と反射光とを的確に比較することができる。
また、上記の測定装置2の測定台50は、ヘリコプタ1の胴体11より前方に位置する。支持部10は、ヘリコプタ1の胴体11より前方、又は、ヘリコプタ1の胴体11を挟んでテールロータ13の反対側に位置する。
これにより、光測定部を前方に配置することで、ヘリコプタ1のメインロータ12により発生した風が圃場の葉を揺らすまでに、圃場からの光を測定することができる。従って、測定の精度を向上させることができる。また、支持部10を前方又はテールロータ13の反対側に配置することで、離着陸時に地面に接触することを防止できる。
また、上記の測定装置2は、GPS衛星が送信した測位信号に基づいて位置を算出するGPS受信機53を備える。GPS受信機53が測定台50に取り付けられる。
これにより、位置情報と測定結果とを対応付ける処理を省略できる。特に、本実施形態のように光測定部の姿勢が変化する場合は、GPS受信機53がヘリコプタ1の胴体11等に固定されていると演算量が増えるので、この効果を有効に発揮させることができる。また、必要なセンサをまとめて保持できるので、省スペース化及び防振構造の共通化を実現できる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
下方光測定部51、上方光測定部52、GPS受信機53及び姿勢検出部54の配置及び個数は任意であり、適宜変更することができる。例えば、下方光測定部51又は上方光測定部52を1個又は3個以上にしても良い。
下方光測定部51及び上方光測定部52は、映像又は画像を取得するカメラに限られず、光を検出する構成であれば様々な光測定部を用いることができる。
支持部10の構造及び測定台50の姿勢を変化させる方法は任意であり、適宜変更することができる。例えば、上記では、取付部20は、ヘリコプタ1の左方を通って前方に延びているが、ヘリコプタ1の下方を通って前方に延びても良い。
1 ヘリコプタ
2 測定装置
11 胴体
12 メインロータ
13 テールロータ
10 支持部
20 取付部
30 連結支持構造
40 姿勢変更部
41 左右揺動モータ
43 前後揺動モータ
45 水平揺動モータ
50 測定台
51 下方光測定部
52 上方光測定部
53 GPS受信機
54 姿勢検出部
60 制御部

Claims (4)

  1. 圃場からの光を測定する測定面を有する下方光測定部と、
    前記下方光測定部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
    ヘリコプタに取り付けられるとともに、前記下方光測定部の姿勢を変更できるように当該下方光測定部を支持する支持部と、
    姿勢検出部の検出結果に基づいて、前記下方光測定部の前記測定面が略真下方向を向くように前記支持部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置であって、
    上方の光を測定する測定面を有する上方光測定部を備え、
    前記支持部は、測定台を備え、
    前記測定台の下面には、前記下方光測定部が取り付けられ、前記測定台の上面には、前記上方光測定部が取り付けられ、
    前記ヘリコプタの上下方向で見たときに、前記測定台が、前記ヘリコプタの胴体と重ならない位置に配置されていることを特徴とする測定装置。
  3. 請求項2に記載の測定装置であって、
    前記測定台は、前記ヘリコプタの胴体より前方に位置し、
    前記支持部は、前記ヘリコプタの胴体より前方、又は、前記ヘリコプタの胴体を挟んでテールロータの反対側に位置することを特徴とする測定装置。
  4. 請求項2又は3に記載の測定装置であって、
    GPS衛星が送信した測位信号に基づいて位置を算出するGPS受信機を備え、
    前記GPS受信機が前記測定台に取り付けられることを特徴とする測定装置。
JP2014028430A 2014-02-18 2014-02-18 測定装置 Pending JP2015151074A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018007051A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 オリンパス株式会社 撮影機器、移動撮影装置、撮影用移動体及び移動体用撮影制御装置
WO2018053784A1 (zh) * 2016-09-23 2018-03-29 深圳市大疆创新科技有限公司 减震板及具有该减震板的无人飞行器

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