JP2015149707A - 疑似ランダム周波数信号の生成 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するシステムを提供する。【解決手段】ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するように構成されたシステムは、発振器と信号発生器とを含み得る。発振器は、発振器信号を生成するように構成され得る。発振器信号の周波数及び位相は、ランダムあるいは疑似ランダムであり、且つ受信された制御信号の値に基づき得る。信号発生器は、発振器信号とシード状態とに基づいて前記制御信号を生成するように構成され得る。前記制御信号の値はランダムあるいは疑似ランダムにされ得る。【選択図】 図1

Description

ここに開示される実施形態は、疑似ランダム周波数信号を生成することに関する。
様々な技術において、スペクトル拡散技術が使用されている。例えば、スペクトル拡散技術は、遠隔通信システムや無線通信システムで使用されることがある。スペクトル拡散技術は、とりわけ、例えば電気信号、電磁気信号及び/又は音響信号などの信号を、周波数ドメインで意図的に拡散させた帯域幅で生成する方法を含み得る。信号を周波数ドメインで拡散するための典型的な方法は、その信号を、ランダムあるいは疑似ランダムな信号と結合することである。
スペクトル拡散技術は、様々な理由で使用され得る。例えば、スペクトル拡散技術は、例えば無線ネットワーク内の基地局とユーザ装置との間など、2つのエンティティ間で伝送される通信を暗号化するために使用されることがある。スペクトル拡散技術はまた、起こるべくして起こる干渉、雑音及び/又は電波妨害に対する信号耐性を高めるために使用されることもある。代わりに、あるいは加えて、スペクトル拡散技術は、例えば衛星ダウンリンクにおいて、信号の電力束密度を制限するために使用され得る。
本願にて特許請求される事項は、上述のような欠点を解決したり上述のような環境においてのみ動作したりする実施形態に限定されるものではない。むしろ、この背景技術は、ここに記載される一部の実施形態が実施され得る一例に係る技術分野を例示するために提示されるに過ぎない。
ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するシステム及び方法を提供する。
一態様に係る一実施形態によれば、ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するようにシステムが構成され得る。このシステムは、発振器と信号発生器とを含み得る。発振器は、発振器信号を生成するように構成され得る。発振器信号の周波数及び位相は、ランダムあるいは疑似ランダムであり、且つ受信された制御信号の値に基づき得る。信号発生器は、発振器信号とシード状態とに基づいて前記制御信号を生成するように構成され得る。前記制御信号の値はランダムあるいは疑似ランダムにされ得る。
実施形態の目的及び利点は、少なくとも請求項にて特定的に列挙される要素、機構及び組み合わせによって、実現され達成されることになる。
理解されるように、以上の概要説明及び以下の詳細説明はどちらも、例示的且つ説明的なものであり、特許請求に係る本発明を限定するものではない。
以下の図を含む添付図面を使用して、更なる具体性及び詳細性をもって、実施形態例の記述及び説明を行う。
ランダム周波数信号生成システムの一例を示すブロック図である。 ランダム周波数信号生成システムの他の一例を示すブロック図である。 ランダム周波数信号生成システムの他の一例を示すブロック図である。 ランダム周波数信号生成システムの他の一例を示すブロック図である。 ランダム周波数信号生成システムを含む通信装置の一例の一部を示すブロック図である。 ランダム周波数信号生成システムを含むサンプリングシステムの一例を示すブロック図である。 疑似ランダム周波数信号を生成する方法の一例を示すフローチャートである。
一態様に係る一実施形態に従って、ランダムな周波数及び位相を有するランダム周波数信号を生成するように構成されたランダム周波数信号生成システムをここに記載する。ランダム周波数信号生成システムは、発振器と疑似ランダム信号発生器とを含み得る。信号発生器は、ランダムあるいは疑似ランダムな制御信号を発生するように構成され得る。発振器は、上記制御信号に基づいて発振信号を生成し得る。具体的には、制御信号の値に基づいて、発振信号の周波数が決定され得る。さらに、発振信号は、信号発生器にフィードバックされ得る。発振信号に基づいて、信号発生器は、制御信号が発振信号と同期されるように制御信号の値を変化させ得る。得られる発振信号が、ランダム周波数信号としてランダム周波数信号生成システムによって出力され得る。ランダム周波数信号生成システムは、信号の多重化及び暗号化のために、例えば通信システムなどの、スペクトル拡散技術を使用するシステムにて使用され得る。代わりに、あるいは加えて、ランダム周波数信号生成システムによって生成されるランダム周波数信号は、ランダムな周波数及び位相を有する信号を使用するシステムによって採用され得る。
本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って構成された、一例に係るランダム周波数信号生成システム100(“システム100”)のブロック図である。システム100は、通信可能に結合されたランダム又は疑似ランダム信号発生器110(“信号発生器110”)と発振器120とを含み得る。
信号発生器110は、ランダムあるいは疑似ランダムな制御信号112を生成するように構成され得る。信号発生器110は、制御信号112を発振器120に送信し得る。
発振器120は、制御信号112に基づいて発振信号122を生成するように構成され得る。具体的には、発振信号122の周波数及び位相が制御信号112の値に基づき得る。例えば、発振器120は、或る周波数帯域内の或る周波数を有する発振信号122を生成するように構成され得る。制御信号112の値は、発振器120の周波数帯域内で発振信号122の周波数を決定し得る。制御信号112がランダムあるいは疑似ランダムであることで、発振信号122はランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有し得る。
発振信号122はまた、信号発生器110にフィードバックされ得る。信号発生器110は、発振信号122を受信し、発振信号122の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジに基づいて制御信号112の値を変化させ得る。制御信号112の値を変化させることは、発振信号122の周波数が変化することをもたらす。発振信号122の周波数が制御信号112の変化に基づいて変化することにより、制御信号112の変化同士間のインターバル(時間間隔)がランダムとなり得る。
システム100の動作の一例は、次の通りである。信号発生器110が、第1のランダム値又は第1の疑似ランダム値を有する制御信号112を生成し得る。以降の説明を簡単にするため、代わりに疑似ランダム値が用いられてもよいという理解の下で、ランダム値を用いる例を記述することにする。第1のランダム値に基づいて、発振器120が発振信号122の周波数を第1の周波数に変化させ得る。発振信号122の次の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジで、信号発生器110が、制御信号112の値を第2のランダム値に変化させ得る。第2のランダム値に基づいて、発振器120が発振信号122の周波数を第2の周波数に変化させ得る。第2の周波数の発振信号122では、発振信号122の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジが、第1の周波数の発振信号122の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジと比較して、時間的にシフトされ得る。結果として、制御信号112の値の変化がランダムなインターバルで起こり得る。
制御信号112の値をランダムに変化させることにより、発振信号122の位相及び周波数の双方をランダムにし得る。一部の既知のランダム信号生成システムにおいては、ランダムあるいは疑似ランダムな制御信号の値が、クロック信号に基づく一定のインターバルで変化され得る。結果として、制御信号はクロック信号と位相整列され、ランダムな周波数を有するが非ランダムな位相を有する制御信号を生じさせる。また、単に既知のランダム信号生成システムを発振器と組み合わせることは、発振器の注入同期(インジェクションロッキング)により発振器が制御信号ひいてはクロック信号に位相整列されるため、発振器によって生成される発振信号も非ランダムな位相を有するという結果になり得る。対照的に、ランダムあるいは疑似ランダムな信号を用いて、例えば、発振信号122を用いて、制御信号112の値を変化させることにより、制御信号112の位相ひいては発振信号122の位相もランダムにし得る。
システム100には、本開示の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。例えば、一部の実施形態において、システム100は、デジタルシステムであってもよいし、アナログシステムであってもよいし、混合デジタルシステム若しくは混合アナログシステムであってもよい。他の一例として、信号発生器110は、制御信号112がデジタル信号であるようにデジタル発生器であってもよいし、制御信号112がアナログ信号であるようにアナログ発生器であってもよい。一部の実施形態において、発振器120は、数値制御発振器であってもよいし、電圧制御発振器であってもよいし、デジタル制御発振器であってもよい。
図2は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って構成された、他の一例に係るランダム周波数信号生成システム200(“システム200”)のブロック図である。システム200は、ランダム又は疑似ランダム信号発生器210(“信号発生器210”)、調整回路216、発振器220、及びデータ発生器230を含み得る。信号発生器210は、調整回路216及び発振器220に通信可能に結合され得る。調整回路216は、発振器220及び信号発生器210に通信可能に結合され得る。データ発生器230は、発振器220に通信可能に結合され得る。
信号発生器210は、ランダムあるいは疑似ランダムな制御信号212を生成し、該制御信号を調整回路216に送信するように構成され得る。
一部の実施形態において、信号発生器210はまた、1ビット以上のシード(種)信号208を受信するように構成され得る。これら及びその他の実施形態において、信号発生器210は、シード信号208に基づくシード状態に設定され得る。信号発生器210のシード状態は、信号発生器210の初期状態であってもよい。これら及びその他の実施形態において、制御信号212の現在値及び将来値は、信号発生器210のシード状態に基づき得る。例えば、一部の実施形態において、シード状態に基づき、信号発生器210は疑似ランダムシーケンスの値を生成し得る。これら及びその他の実施形態において、そのシーケンス内の値の個数は、信号発生器210の構成及び/又はシード信号208に基づき得る。
一部の実施形態において、信号発生器210は更に、クロックポート211で受信した信号に基づいて制御信号212の値を変化させるように構成され得る。例えば、信号発生器210は、クロックポート211における信号の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジを検出したときに、制御信号212の値を変化させ得る。制御信号212の値が変化することの一例は、次の通りである。制御信号212が信号発生器210のシード状態に基づく第1の値を有し得る。信号発生器210がクロックポート211における信号の立ち上がりエッジを検出し得る。立ち上がりエッジを検出した後、信号発生器210が制御信号212の値を第2の値へと変化させ得る。
調整回路216は、信号発生器210から制御信号212を受信して制御信号212の値を調整するように構成され得る。調整回路216は、制御信号212の値を調整して、信号発生器210からの制御信号212よりランダム化された、調整された制御信号(以下、調整済み制御信号)218を生成し得る。調整回路216は、何らかの組み合わせの信号処理又はその他の信号調整機構を用いて、制御信号212を調整し得る。例えば、調整回路216は、システム200内の雑音又はシステム200のその他の特徴若しくは特性に基づくオペランドを制御信号212に適用する除算器回路、乗算器回路、加算器回路、若しくは減算器回路、又はこれらの組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。調整回路216は、このようなオペランドを適用することで、調整済み制御信号218の値が、信号発生器210に提供されるシード信号208のみに基づいて決定されないようにし得る。代わりに、あるいは加えて、調整回路216は、制御信号212の値又はシステム200のその他の特徴若しくは特性に基づいて制御信号212を調整するアナログ回路又はデジタル回路であってもよい。調整済み制御信号218が発振器220に提供され得る。
発振器220は、調整済み制御信号218、又は調整済み制御信号218に基づく何らかのその他の信号を受信し得る。一部の実施形態において、発振器220はまた、データ発生器230からのデータ信号232と周波数調整信号234とを受信し得る。これら及びその他の実施形態において、発振器220は、調整済み制御信号218、データ信号232、及び/又は周波数調整信号234に基づいて発振器信号222を生成するように構成され得る。
発振器信号222は、システム200によって出力され得るとともに、信号発生器210にフィードバックされ得る。具体的には、発振器信号222は、信号発生器210のクロックポート211にフィードバックされ得る。結果として、発振器信号222は、それを受けて信号発生器210が制御信号212を変化させることになる信号として使用され得る。
一部の実施形態において、発振器220は、複数の周波数帯域内で発振器信号222を生成するように構成され得る。周波数調整信号234によって、動作用の1つの周波数帯域が選択され得る。例えば、発振器220は、0ヘルツから3.3ギガヘルツまで及ぶ3.2ギガヘルツの帯域幅を有するように、各周波数帯域が100メガヘルツの帯域幅を有する32個の周波数帯域を含み得る。10という値を有する周波数調整信号234によって、1ギガヘルツと1.1ギガヘルツとの間の帯域幅の周波数を有する周波数帯域が選択され得る。
調整済み制御信号218は、発振器220によって、選択された周波数帯域内で発振器信号222の周波数を選択するために使用され得る。例えば、周波数帯域が1ギガヘルツと1.1ギガヘルツとの間の帯域幅の周波数を有すると仮定して、或る低めの値の調整済み制御信号218は、1.02ギガヘルツという周波数を有する発振器信号222を生じさせ、或る高めの値の調整済み制御信号218は、1.08ギガヘルツという周波数を有する発振器信号222を生じさせ得る。なお、制御信号212の細かさ、周波数帯域の帯域幅、及び周波数帯域の数が、発振器220によって生成されることが可能な、異なる周波数を有する固有の発振器信号222の数を決定し得る。結果として、制御信号212の細かさは、システム200の拡散化に影響を及ぼし得る。例えば、制御信号212がデジタル制御信号であるとき、制御信号212のビット数が多いほど、システム200の拡散化を高め得る。
上述のように、発振器220は、調整済み制御信号218と周波数調整信号234とに基づいて信号を生成し得る。一部の実施形態において、発振器220は、調整済み制御信号218と周波数調整信号234とに基づいて生成された信号をデータ信号232と結合して、発振器信号222を生成し得る。発振器220は、上記信号をデータ信号232で変調することによって、上記信号とデータ信号232とを結合し得る。一部の実施形態において、信号をデータ信号232で変調することは、データ信号232を周波数ドメインで拡散して、より大きい帯域幅を有するデータ信号232を提供する結果となり得る。より大きい帯域幅を有するデータ信号232が、発振器信号222として出力され得る。データ信号232の周波数を拡散することは、以下に限られないが、とりわけ、暗号化による安全性、起こるべくして起こる干渉に対する高められた耐性、雑音及び電波妨害に対する高められた耐性、検波阻止、及び限界電力束密度を含む複数の理由により実行され得る。
データ信号232はデータ発生器230によって生成され得る。データ発生器230は、データ信号232を生成するように構成された何らかのデジタル回路及び/又はアナログ回路とし得る。例えば、一部の実施形態において、データ信号232は、例えば通信信号など、無線ネットワークで伝送される信号とし得る。これら及びその他の実施形態において、データ信号232は、例えばスマートフォンなどのモバイル装置とセルラー式中継塔との間の通信信号とし得る。代わりに、あるいは加えて、データ信号232は、装置と衛星との間の通信信号であってもよい。
システム200は、デジタル、アナログ、又はこれらの組み合わせとし得る。例えば、信号発生器210、調整回路216、発振器220、及び/又はデータ発生器230は、デジタル、アナログ、又はこれらの組み合わせとし得る。故に、一部の実施形態において、制御信号212及び調整済み制御信号218は、アナログ信号又はデジタル信号とし得る。制御信号212及び調整済み制御信号218がデジタル信号であるとき、制御信号212及び調整済み制御信号218は1ビット以上とし得る。一部の実施形態において、システム200がアナログコンポーネントとデジタルコンポーネントとを混合したものを含むとき、システム200は、デジタル−アナログ変換器、及び/又はアナログ−デジタル変換機を含み得る。
システム200には、本開示の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。例えば、一部の実施形態において、システム200は、調整回路216及び/又はデータ発生器230を含んでいなくてもよい。代わりに、あるいは加えて、システム200は、信号発生器210にシード信号208を提供し且つ/或いは発振器230に周波数調整信号234を提供するよう構成され得るコントローラ回路を含むように構成されてもよい。
図3は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って構成された、他の一例に係るランダム周波数信号生成システム300(“システム300”)のブロック図である。システム300は、ランダム又は疑似ランダム信号発生器310(“信号発生器310”)及び発振器320を含み得る。信号発生器310は、発振器320に通信可能に結合され得る。発振器320は、図1及び図2それぞれの発振器120及び220と同様とし得る。よって、図3に関して発振器320の更なる説明は行わない。
信号発生器310は、ランダムあるいは疑似ランダムな制御信号312を生成し、該制御信号を発振器320に送信するように構成され得る。制御信号312を生成するため、信号発生器310は、論理回路314と、ここではレジスタ318と総称する第1、第2、第3及び第4のレジスタ318a、318b、318c及び318dとを含み得る。論理回路314は、例えばxor(排他的論理和)、nand(否定論理積)、and(論理積)、or(論理和)、nor(否定論理和)などの単一の論理ゲート、又は複数の論理ゲートの組み合わせ、又はその他の論理回路とし得る。
図示のように、第1のレジスタ318aの出力は、第2のレジスタ318bの入力に結合される。第2のレジスタ318bの出力は、第3のレジスタ318cの入力に結合される。第3のレジスタ318aの出力は、第4のレジスタ318dの入力と論理回路314の第1の入力とに結合される。第4のレジスタ318dの出力は、論理回路314の第2の入力に結合される。論理回路314の出力は、第1のレジスタ318aの入力に結合される。
第1、第2及び第3のレジスタ318a、318b及び318cの出力は結合されて、発振器320に提供される制御信号312を形成する。さらに、制御信号312に基づいて発振器320によって生成される発振器信号322が、レジスタ318にクロック供給するよう、レジスタ318の各々に提供される。シード信号316もレジスタ318の各々に提供される。
動作を開始するため、一部の実施形態において、シード信号316がレジスタ318の各々に或る信号値を提供し、それにより、各レジスタ318がそれらそれぞれの信号値を出力し得る。第1、第2及び第3のレジスタ318a、318b及び318cによって出力される値が、3ビットの制御信号312を形成するように結合され得る。さらに、第3及び第4のレジスタ318c及び318dの出力が論理回路314に提供され、論理回路314が、第3及び第4のレジスタ318c及び318dの出力に基づいて、第1のレジスタ318aへの入力を提供し得る。発振器信号322の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジにて、レジスタ318が、それぞれの入力上の値を取り込んで、それらそれぞれの出力に再び値を生成する。故に、発振器の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジの後、論理回路314の出力が第1のレジスタ318aによって出力され、第2のレジスタ318bが、第1のレジスタ318aが先ほど出力したものを出力し、第3のレジスタ318cが、第2のレジスタ318bが先ほど出力したものを出力し、第4のレジスタ318dが、第3のレジスタ318cが先ほど出力したものを出力し得る。
一例は、シード値が1111であり且つ論理回路がxorゲートであるとして、以下の通りである。レジスタ318がシード値を与えられた後、各レジスタ318は1を出力し、制御信号312の値は111であり、論理回路314の出力は0である。発振器信号322の次の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジの後、第1のレジスタ318aは0を出力し、第2、第3及び第4のレジスタ318b、318c及び318dは1を出力し、制御信号の値は011であり、論理回路314の出力は0である。発振器信号322の次の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジの後、第1及び第2のレジスタ318a及び318bは0を出力し、第3及び第4のレジスタ318c及び318dは1を出力し、制御信号の値は001であり、論理回路314の出力は0である。発振器信号322の次の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジの後、第1、第2及び第3のレジスタ318a、318b及び318cは0を出力し、第4のレジスタ318dは1を出力し、制御信号の値は000であり、論理回路314の出力は1である。発振器信号322の次の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジの後、第1のレジスタ318aは1を出力し、第2、第3及び第4のレジスタ318b、318c及び318dは0を出力し、制御信号の値は100であり、論理回路314の出力は1である。
システム300には、本開示の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。例えば、一部の実施形態において、信号発生器310は、4つより多い/少ないレジスタを含んでいてもよい。また、制御信号312は、第1、第2及び第3のレジスタ318a、318b及び318c以外のレジスタの出力に基づいてもよい。代わりに、あるいは加えて、論理回路314は、2つより多い/少ないレジスタから入力を受信してもよく、それらのレジスタは、第3及び第4のレジスタ318c及び318dとは異なっていてもよい。代わりに、あるいは加えて、信号発生器310内のレジスタ318のうちの1つ以上がシード信号316から値を受け取らなくてもよい。
図4は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って構成された、他の一例に係るランダム周波数信号生成システム400(“システム400”)のブロック図である。システム400は、ランダム又は疑似ランダム信号発生器410(“信号発生器410”)、発振器420、及びデータ発生器430を含み得る。発振器420は、信号発生器410及びデータ発生器430に通信可能に結合され得る。信号発生器410は、図1、図2及び図3それぞれの信号発生器110、210及び/又は310と同様とし得る。データ発生器430は、図2のデータ発生器230と同様とし得る。よって、図4に関して信号発生器410又はデータ発生器430の更なる説明は行わない。
発振器420は、データ発生器430からのデータ信号432と信号発生器410からの制御信号412とを受信するように構成され得る。発振器420は、データ信号432と制御信号412とに基づいて、発振器信号422を生成するように構成され得る。発振器信号422を生成するため、発振器420は、ここでは増幅器424と総称する第1、第2及び第3の増幅器424a、424b及び424cを含み得る。増幅器424は、リング構成に配置され得る。これら及びその他の実施形態において、発振器420はリング発振器とし得る。
図示のように、第1の増幅器424aは、データ信号432を受信するように構成され、その出力が第2の増幅器424bの入力に結合される。第2の増幅器424bは、制御信号412の一部を受信するように構成され、その出力が第3の増幅器424cの入力に結合される。第3の増幅器424cは、制御信号412の他の一部を受信するように構成され、その出力が第1の増幅器424aの入力に結合される。第3の増幅器424cの出力を発振器信号422とし得る。
増幅器424をフィードバックループにて構成することにより、該ループ内に導入される雑音又はその他の信号の変化が、増幅器424に、発振を開始して発振器信号422を生成するようにさせ得る。増幅器424は、データ信号432及び制御信号412によって調整されて、増幅器424の特性を変化させ、それにより発振器信号422に変化を生じさせるように構成され得る。例えば、データ信号432及び制御信号412は、増幅器424に供給される電源電圧のレベルを調整し得る。増幅器424に供給される電源電圧のレベルを調整することにより、増幅器424の遅延ひいては発振器信号422の変化を調整し得る。発振器信号422の変化は、発振器信号422の周波数及び/又は位相の変化を含み得る。斯くして、発振器420は、データ信号432と制御信号412とに基づく発振器信号422を生成するように構成され得る。
システム400には、本開示の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。例えば、一部の実施形態において、発振器420は、3つより多い/少ない増幅器を含んでいてもよい。代わりに、あるいは加えて、システム400は、データ発生器430を含んでいなくてもよい。なお、発振器420は、ここで使用され得る発振器の種類の一例である。例えばインダクタ−キャパシタ発振器など、他の種類の発振器も使用され得る。
図5は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って構成された、ランダム周波数信号生成システム520を含む通信装置500の一例の一部のブロック図である。ランダム周波数信号生成システム520は、例えば、図1−4のシステム100、200、300、400のうちの何れかとして実装され得る。通信装置500は、送信器回路510、ランダム周波数信号生成システム520、及びアンテナ530を含み得る。送信器回路510は、通信装置500にて無線送信すべきデータ又はデータ信号を生成するように構成され得る。送信器回路510は、該データ又はデータ信号をランダム周波数信号生成システム520に送り得る。
ランダム周波数信号生成システム520は、送信器回路510から受信したデータ又はデータ信号を、ここに記載したように、周波数ドメインで拡散するように構成され得る。該データ又はデータ信号を周波数ドメインで拡散した後、ランダム周波数信号生成システム520は、拡散されたデータ又はデータ信号をアンテナ530に送り得る。アンテナ530は、拡散されたデータ又はデータ信号を、通信装置500が一部をなす無線通信システムにて、例えば、モバイル装置若しくは無線装置、信号中継器、アクセスポイント、衛星、又は通信システムのその他の部分など、別の通信装置へと送信するように構成され得る。代わりに、あるいは加えて、ランダム周波数信号生成システム520は、拡散されたデータ又はデータ信号がアンテナ530に送られる前に、通信装置500内の別のコンポーネントに、拡散されたデータ又はデータ信号を送ってもよい。
通信装置500には、本開示の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。例えば、一部の実施形態において、送信器回路510はトランシーバとし得る。代わりに、あるいは加えて、通信装置500は複数のアンテナを含んでいてもよい。
図6は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って構成された、ランダム周波数信号生成システム610を含むサンプリングシステム600の一例のブロック図である。サンプリングシステム600は更に、ランダム周波数信号生成システム610に通信可能に結合されたサンプリング回路620を含んでいる。
ランダム周波数信号生成システム610は、例えば、図1、2、3及び4のシステム100、システム200、システム300又はシステム400と同様とし得る。ランダム周波数信号生成システム610は、ランダムあるいは疑似ランダムな発振器信号612を生成して、発振器信号612をサンプリング回路620に送信するように構成され得る。
サンプリング回路620は、発振器信号612と信号622とを受信するように構成され得る。一部の実施形態において、信号622は、サンプリングシステム600を含んだシステム用のクロック信号とし得る。サンプリング回路620は、発振器信号612を用いて信号622をサンプリングし得る。具体的には、サンプリング回路620は、発振器信号612の立ち上がりエッジ及び/又は立ち下がりエッジで信号622をサンプリングし得る。発振器信号612の位相及び周波数は信号622と関係がないので、サンプリング回路620は、信号622の直流(“DC”)値のランダムあるいは疑似ランダムなサンプルを取得することができ得る。信号622のDC値のランダムあるいは疑似ランダムなサンプルに基づいて、サンプリング回路620は、信号622のデューティサイクル及び/又は信号622がスキューされる時を決定するように構成され得る。
一部の既知のサンプリング回路において、既知のサンプリング回路は、そのサンプリング回路を含んだシステムのクロックサイクルを用いて生成された疑似ランダム信号に基づいて、信号をサンプリングすることがある。そのような既知のサンプリング回路における疑似ランダム信号はクロック信号を用いて生成されるので、その疑似ランダム信号の位相はクロック信号の位相に揃えられる。結果として、クロック信号が変化しているエッジで信号のサンプルがサンプリングされ、不正確な結果が取得されてしまい得る。対照的に、ランダム周波数信号生成システム610は、信号622の位相とは関係のない位相を有する発振器信号612を生成するように構成されることができ、それによって、より良好な信号622のサンプルがもたらされ得る。サンプリングシステム600には、本開示の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。
図7は、ここに開示される少なくとも1つの実施形態に従って編成された、疑似ランダム周波数信号を生成する方法700の一例のフローチャートである。方法700は、一部の実施形態において、例えば図1、2、3及び4それぞれのシステム100、200、300又は400などの、ランダム周波数信号生成システムによって実行され得る。個別のブロックとして図示されているが、様々なブロックが、所望の実装に応じて、更なるブロックへと分割され、より少ないブロックへと結合され、あるいは排除されてもよい。
方法700はブロック702で開始し、シード状態に基づいて疑似ランダムな制御信号が生成され得る。
ブロック704にて、発振器によって生成される発振器信号の周波数及び位相が、制御信号によって制御され得る。発振器信号の周波数及び位相は、ランダムあるいは疑似ランダムにし得る。一部の実施形態において、発振器信号の周波数及び位相は更に、発振器によって受信されたデータ信号によって制御され得る。
ブロック706にて、発振器信号に基づいて制御信号の値が調整され得る。一部の実施形態において、制御信号の値を調整することは、発振器信号を用いて複数のレジスタにクロック供給することを含み得る。これら及びその他の実施形態において、疑似ランダム制御信号は、それら複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力に基づき得る。
当業者が認識するように、ここに開示されたこの及びその他のプロセス及び方法に関して、それらプロセス及び方法で実行される機能は、異なる順序で実行されてもよい。また、概説したこれらのステップ及び動作は、単に例として提示したものであり、開示した実施形態の本質を逸脱することなく、これらのステップ及び動作の一部は、必要に応じてのものにされ、より少ないステップ及び動作へと結合され、あるいは更なるステップ及び動作へと展開され得る。
例えば、方法700は更に、発振器によって受信された周波数制御信号に基づいて発振器信号の周波数範囲を選択することを含んでいてもよい。代わりに、あるいは加えて、方法700は更に、複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力を処理して、発振器に提供される制御信号を生成することを含んでいてもよい。
ここに記載された全ての例及び条件付きの言葉は、本発明と技術を前進させるために本願の発明者によって与えられる概念とを読者が理解することを支援するための教育的な目的を意図したものであり、そのように具体的に記載した例及び条件への限定ではないと解釈されるべきである。本発明の実施形態を詳細に説明したが、理解されるべきことには、これらの実施形態には、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な変形、代用及び改変が為され得る。
以上の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するように構成されたシステムであって、
発振器信号を生成するように構成された発振器であり、前記発振器信号の周波数及び位相は、ランダムあるいは疑似ランダムであり、且つ受信された制御信号の値に基づく、発振器と、
前記発振器信号とシード状態とに基づいて前記制御信号を生成するように構成された信号発生器であり、前記制御信号の前記値はランダムあるいは疑似ランダムである、信号発生器と、
を有するシステム。
(付記2) 前記制御信号はデジタル信号又はアナログ信号である、付記1に記載のシステム。
(付記3) 前記発振器は、数値制御発振器、電圧制御発振器、又はデジタル制御発振器である、付記1に記載のシステム。
(付記4) 前記制御信号が前記発振器によって受信される前に前記制御信号を調整するように構成された調整回路、を更に有する付記1に記載のシステム。
(付記5) 前記信号発生器は、前記発振器信号をクロックとして用いる複数のレジスタを含む、付記1に記載のシステム。
(付記6) 前記発振器は更に、データ信号を受信するように構成され、前記発振器信号は、前記データ信号及び前記制御信号に基づく、付記1に記載のシステム。
(付記7) 前記発振器は更に、周波数調整信号を受信して、前記発振器の動作の周波数帯域を選択するように構成され、前記制御信号の前記値は、選択された周波数帯域内で前記発振器信号の周波数を調整する、付記1に記載のシステム。
(付記8) ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するように構成されたシステムであって、
複数のレジスタを含む疑似ランダム信号発生器であり、該疑似ランダム信号発生器は疑似ランダム信号を生成するように構成され、前記疑似ランダム信号の値は、前記複数のレジスタのシード状態に基づき、且つ入力信号に基づいて変化する、疑似ランダム信号発生器と、
前記疑似ランダム信号を受信して、前記疑似ランダム信号の前記値に基づく周波数及び位相を有するランダムあるいは疑似ランダムな発振器信号を生成するように構成された発振器であり、前記発振器信号が、前記疑似ランダム信号発生器に前記入力信号として提供される、発振器と、
を有するシステム。
(付記9) 前記発振器信号が前記複数のレジスタにクロックとして与えられて、前記疑似ランダム信号の前記値が変化される、付記8に記載のシステム。
(付記10) 前記疑似ランダム信号は、前記複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力を有する、付記8に記載のシステム。
(付記11) 前記疑似ランダム信号発生器は更に、前記複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力に基づいて前記複数のレジスタのうちの1つ以上への入力を提供するように構成された論理回路を含む、付記8に記載のシステム。
(付記12) 前記疑似ランダム信号が前記発振器によって受信される前に前記疑似ランダム信号を調整するように構成された調整回路、を更に有する付記8に記載のシステム。
(付記13) 前記発振器は更に、データ信号を受信するように構成され、前記発振器信号は、前記データ信号及び前記疑似ランダム信号に基づく、付記8に記載のシステム。
(付記14) 前記発振器は、数値制御発振器、電圧制御発振器、又はデジタル制御発振器である、付記8に記載のシステム。
(付記15) 前記発振器は更に、周波数調整信号を受信して、前記発振器の動作の周波数帯域を選択するように構成され、前記疑似ランダム信号の前記値は、選択された周波数帯域内で前記発振器信号の周波数を調整する、付記8に記載のシステム。
(付記16) 通信システムにおけるセキュリティ暗号化又は信号多重化のための疑似ランダム周波数信号を生成する方法であって、
シード状態に基づいて疑似ランダムな制御信号を生成し、
発振器によって生成される発振器信号の周波数及び位相を、前記制御信号を用いて制御し、前記発振器信号の前記周波数及び前記位相は、ランダムあるいは疑似ランダムであり、且つ
前記発振器信号に基づいて前記制御信号の値を調整する、
ことを有する方法。
(付記17) 前記発振器信号の前記周波数及び前記位相は更に、前記発振器によって受信されるデータ信号によって制御される、付記16に記載の方法。
(付記18) 前記発振器によって受信される周波数制御信号に基づいて、前記発振器信号の周波数範囲を選択する、ことを更に有する付記16に記載の方法。
(付記19) 前記制御信号の前記値を前記調整することは、複数のレジスタのクロックとして前記発振器信号を用いることを含み、疑似ランダムな前記制御信号は、前記複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力に基づく、付記16に記載の方法。
(付記20) 前記複数のレジスタのうちの前記1つ以上のレジスタの前記出力を処理して、前記発振器に提供される前記制御信号を生成する、ことを更に有する付記19に記載の方法。
100、200、300、400、520、610 ランダム周波数信号生成システム
110、210、310、410 ランダム又は疑似ランダム信号発生器
112、212、312、412 制御信号
120、220、320、420 発振器
122、222、322、422、612 発振信号(発振器信号)
208、316 シード信号
211 クロックポート
216 調整回路
218 調整された(調整済み)制御信号
230、430 データ発生器
232、432 データ信号
234 周波数調整信号
314 論理回路
318 レジスタ
424 増幅器
500 通信装置
510 送信器回路
530 アンテナ
600 サンプリングシステム
620 サンプリング回路
622 信号

Claims (12)

  1. ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するように構成されたシステムであって、
    発振器信号を生成するように構成された発振器であり、前記発振器信号の周波数及び位相は、ランダムあるいは疑似ランダムであり、且つ受信された制御信号の値に基づく、発振器と、
    前記発振器信号とシード状態とに基づいて前記制御信号を生成するように構成された信号発生器であり、前記制御信号の前記値はランダムあるいは疑似ランダムである、信号発生器と、
    を有するシステム。
  2. 前記制御信号が前記発振器によって受信される前に前記制御信号を調整するように構成された調整回路、を更に有する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記信号発生器は、前記発振器信号をクロックとして用いる複数のレジスタを含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記発振器は更に、データ信号を受信するように構成され、前記発振器信号は、前記データ信号及び前記制御信号に基づく、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記発振器は更に、周波数調整信号を受信して、前記発振器の動作の周波数帯域を選択するように構成され、前記制御信号の前記値は、選択された周波数帯域内で前記発振器信号の周波数を調整する、請求項1に記載のシステム。
  6. ランダムあるいは疑似ランダムな周波数を有する信号を生成するように構成されたシステムであって、
    複数のレジスタを含む疑似ランダム信号発生器であり、該疑似ランダム信号発生器は疑似ランダム信号を生成するように構成され、前記疑似ランダム信号の値は、前記複数のレジスタのシード状態に基づき、且つ入力信号に基づいて変化する、疑似ランダム信号発生器と、
    前記疑似ランダム信号を受信して、前記疑似ランダム信号の前記値に基づく周波数及び位相を有するランダムあるいは疑似ランダムな発振器信号を生成するように構成された発振器であり、前記発振器信号が、前記疑似ランダム信号発生器に前記入力信号として提供される、発振器と、
    を有するシステム。
  7. 前記発振器信号が前記複数のレジスタにクロックとして与えられて、前記疑似ランダム信号の前記値が変化される、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記疑似ランダム信号は、前記複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力を有する、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記疑似ランダム信号発生器は更に、前記複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力に基づいて前記複数のレジスタのうちの1つ以上への入力を提供するように構成された論理回路を含む、請求項6に記載のシステム。
  10. 通信システムにおけるセキュリティ暗号化又は信号多重化のための疑似ランダム周波数信号を生成する方法であって、
    シード状態に基づいて疑似ランダムな制御信号を生成し、
    発振器によって生成される発振器信号の周波数及び位相を、前記制御信号を用いて制御し、前記発振器信号の前記周波数及び前記位相は、ランダムあるいは疑似ランダムであり、且つ
    前記発振器信号に基づいて前記制御信号の値を調整する、
    ことを有する方法。
  11. 前記制御信号の前記値を前記調整することは、複数のレジスタのクロックとして前記発振器信号を用いることを含み、疑似ランダムな前記制御信号は、前記複数のレジスタのうちの1つ以上のレジスタの出力に基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記複数のレジスタのうちの前記1つ以上のレジスタの前記出力を処理して、前記発振器に提供される前記制御信号を生成する、ことを更に有する請求項11に記載の方法。
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