JP2015149241A - Led照明システム,及びled照明機器のコントローラ - Google Patents

Led照明システム,及びled照明機器のコントローラ Download PDF

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常雄 村田
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Abstract

【課題】各LED照明機器の待機電力を削減可能な技術を提供する。
【解決手段】複数のLED照明機器と、オン時に上記各LED照明機器に電力を供給し、オフ時に上記電力の供給を停止する電源スイッチと、上記各LED照明機器の状態を制御する制御信号を上記各LED照明機器向けに送信する無線端末と、上記無線端末と無線通信を行う無線通信部,及び上記電源スイッチがオンの状態において上記無線通信部で受信される上記制御信号に基づき上記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることを検知したときに、上記電源スイッチをオフにする処理を実行する制御部を含むコントローラと、を含むLED照明システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)照明システム,及びLED照明機器のコントローラに関する。
従来、無線端末を用いて複数のLED照明機器を制御するLED照明システムがある。この種のLED照明システムでは、電源ラインから電源スイッチを介して電力の供給を受ける複数のLED照明機器がある。各LED照明機器は、LED群と、LED群の状態を制御する制御装置と、無線端末と無線通信を行う無線部とを含む。各LED照明機器には、予め識別子(LED照明機器のID,或いはアドレス)が割り当てられている。
無線端末は、無線端末の操作者(オペレータ)の操作入力に従って、全LED照明機器向け、又は個別のLED照明機器向けの制御信号を生成する。制御信号には、宛先のLED照明機器の識別子と、当該LED照明機器の状態を制御する制御情報(指示又はコマンド)とが含まれる。各LED照明機器では、無線部で受信される制御信号中の識別子が自機器宛てであれば、制御装置が制御信号中の制御情報に従って、LED群の状態(例えば、点灯,調光,調色,消灯)を制御する。
上記したLED照明システムでは、無線通信によって各LED照明機器の点灯、消灯を含む状態が制御される。このため、LED照明機器の増設に伴い新たに制御装置との制御線を設けたり、LED照明機器の設置位置変更に伴って制御線を設置しなおしたりすることが回避される。従って、LED照明機器の増設工事や位置変更工事が簡便となる利点がある。
特表2005−510007号公報 特開2009−206841号公報 特表2011−530798号公報
しかしながら、上記したLED照明システムでは、以下の問題があった。すなわち、消灯状態のLED照明機器を無線端末の操作によって点灯状態にするには、少なくともLED照明機器の無線部がアクティブ状態でなければならない。このため、各LED照明機器は、消灯状態であっても、電源ラインからの電力を受けて無線部のアクティブ状態を維持する待機電力を必要とする。
例えば、LED照明機器の個数がn個(nは自然数)であり、且つ1つのLED照明機器に対して1mWの待機電力が要求される場合には、待機電力の総量は1×n[mW]となる。このような待機電力がLED照明システムの運用コストとの関係で無視できない場合が起こり得る。
本発明の一態様は、各LED照明機器の待機電力を削減可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数のLED照明機器と、
オン時に上記各LED照明機器に電力を供給し、オフ時に上記電力の供給を停止する電源スイッチと、
上記各LED照明機器の状態を制御する制御信号を上記各LED照明機器向けに送信する無線端末と、
上記無線端末と無線通信を行う無線通信部,及び上記電源スイッチがオンの状態において上記無線通信部で受信される上記制御信号に基づき上記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることを検知したときに、上記電源スイッチをオフにする処理を実行する制御部を含むコントローラと、
を含むLED照明システムである。
上記LED照明システムによれば、無線端末の操作を通じて複数のLED照明機器の全てが消灯状態となるときに電源スイッチがオフにされることで、各LED照明機器の待機電力を削減することができる。
上記LED照明システムにおいて、上記制御部は、上記電源スイッチのオフ後に上記複数のLED照明機器の少なくとも1つを点灯状態とする制御信号が受信されたときに上記電源スイッチをオンにする、ようにしても良い。このようにすれば、無線端末の操作で電源スイッチをオンにすることができる。
上記LED照明システムにおいて、上記制御部は、上記無線通信部で受信される制御信号を用いた上記各LED照明機器の状態監視を通じて上記各LED照明機器が消灯状態となる前の状態に関する状態情報を記憶装置に記憶する処理と、上記電源スイッチのオフ後における上記複数のLED照明機器の少なくとも1つを点灯状態とする制御信号の受信に応じて上記電源スイッチをオンにするときに、当該LED照明機器の少なくとも1つを上記状態情報に応じた状態にする制御信号を上記無線通信部を介して送信する処理とを実行する、ようにしても良い。このようにすれば、いわゆるリジューム機能により、電源スイッチのオン時に消灯前の状態を再現することが可能となる。
上記LED照明システムは、上記電源スイッチのオン操作が行われたときに上記電源スイッチをオンにするオン信号を出力する一方で上記電源スイッチのオフ操作が行われたときに上記電源スイッチをオフにするオフ信号を出力する操作部をさらに含み、
上記制御部は、上記操作部からオフ信号が出力されたときに上記各LED照明機器の現在の状態を示す情報を上記記憶装置に記憶する処理と、上記オフ信号に応じて上記電源スイッチをオフにする処理と、上記電源スイッチのオフ後に上記操作部から出力された上記オン信号に応じて上記電源スイッチをオンにするとともに上記各LED照明機器の状態を上記情報に応じた状態にする制御信号を上記無線通信部を介して送信する処理とを実行する、ようにしても良い。
このようにすれば、操作部で電源スイッチをオンにしたときに、電源スイッチがオフにされる前の各LED照明機器の状態を再現することが可能となる。
上記LED照明システムにおいて、上記各LED照明機器は、LED群と、上記制御信号を受信する無線部と、上記制御信号に応じてLED群の状態を制御する制御装置と、記憶装置とを含み、
上記制御装置は、上記LED群の状態を上記記憶装置に記憶する処理と、上記電源スイッチがオフとなりその後に上記電源スイッチがオンとなったときに上記LED群の状態が上記記憶装置に記憶された上記LED群の状態となるように制御する、ようにしても良い。
このようにすれば、電源スイッチがオンにされたときに、電源スイッチがオフにされる前の各LED照明機器の状態を再現するためのコントローラの動作が不要となる。
上記LED照明システムにおいて、上記コントローラは、上記電源スイッチのオンに連動してオンとなり、上記電源スイッチのオフに連動してオフとなる、ようにしても良い。このようにすれば、コントローラが電源スイッチのオフに連動してオフとなることで、コントローラの消費電力を削減することができる。
上記LED照明システムは、上記無線端末から上記電源スイッチのオン指示を受信したときに上記電源スイッチをオンにするオン信号を出力する無線スイッチをさらに含む、ようにしても良い。このようにすれば、電源スイッチ及びコントローラのオフ時に無線端末の操作で電源スイッチをオンにすることができる。
上記LED照明システムが上記無線スイッチを含む場合において、上記無線スイッチから出力された上記オン信号による上記電源スイッチのオンに連動して上記コントローラがオンとなったときに、上記制御部が上記各LED照明機器の状態を上記記憶装置に記憶された上記情報に応じた状態にする制御信号を上記無線通信部を介して送信する処理を実行する、ようにしても良い。このようにすれば、電源スイッチがオンにされたときに、電源スイッチがオフにされる前の各LED照明機器の状態を再現することができる。
上記LED照明システムが上記無線スイッチを含む場合において、上記制御部は、上記操作部及び上記無線スイッチの少なくとも一方から上記オン信号が出力されたことを検知したときに、上記操作部及び上記無線スイッチの少なくとも一方からの上記電源スイッチをオフにするオフ信号の出力と上記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることとの何れかを検知するまで上記電源スイッチのオン状態を維持する処理を行う、ようにしても良い。このようにすれば、操作部,無線スイッチ,無線端末から各LED照明機器への制御信号の送信結果の何れかによって電源スイッチがオフにされる環境を提供することができる。
上記LED照明システムは、上記複数のLED照明機器の設置位置周辺で人の存在を検知したときに上記電源スイッチをオンにするオン信号を出力する一方で上記設置位置周辺で人の存在が検知されないときに上記電源スイッチをオフにするオフ信号を出力する人感センサスイッチをさらに含む、ようにしても良い。このようにすれば、人感センサスイッチで電源スイッチをオンオフすることが可能となる。
上記LED照明システムが上記人感センサスイッチを含む場合において、上記人感センサスイッチから出力された上記オン信号による上記電源スイッチのオンに連動して上記コントローラがオンとなったときに、上記制御部が上記各LED照明機器の状態を上記記憶装置に記憶された上記情報に応じた状態にする制御信号を上記無線通信部を介して送信する処理を実行する、ようにしても良い。このようにすれば、このようにすれば、電源スイッチがオンにされたときに、電源スイッチがオフにされる前の各LED照明機器の状態を再現することができる。
上記LED照明システムが上記人感センサスイッチを含む場合において、上記制御部は、上記操作部,上記無線スイッチ及び上記人感センサスイッチの少なくとも1つから上記オン信号が出力されたことを検知したときに、上記操作部,上記無線スイッチ及び上記人感センサスイッチの少なくとも1つからの上記オフ信号の出力と上記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることとの何れかを検知するまでの間、上記電源スイッチのオン状態を維持する処理を行う、ようにしても良い。このようにすれば、操作部,無線スイッチ,人感センサスイッチ,無線端末から各LED照明機器への制御信号の送信結果の何れかによって電源スイッチがオフにされる環境を提供することができる。
また、本発明の他の態様は、無線端末から複数のLED照明機器へ向けて送信される上記各LED照明機器の状態を制御する制御信号を受信する無線通信部と、
上記各LED照明機器への電力供給をオンオフする電源スイッチがオンの状態において上記無線通信部で受信される上記制御信号に基づき上記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることを検知したときに、上記電源スイッチをオフにする処理を実行する制御部と
を含むLED照明機器のコントローラである。
本発明の一態様によれば、無線端末により、LED照明機器の状態(点灯、消灯等)を制御することが可能であり、かつ、各LED照明機器の待機電力を削減することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るLED照明システムの構成例を示す図である。 図2は、LED照明機器の構成例を示す図である。 図3は、無線端末の構成例を示す図である。 図4は、状態管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 図5は、コントローラのマイコンによって実行される主な処理例を示すフローチャートである。 図6Aは、電源スイッチがオンの状態において、壁スイッチからオン信号が出力された場合におけるマイコンの処理例を示すフローチャートである。 図6Bは、壁スイッチを用いた電源スイッチのオン時におけるマイコンの処理例を示すフローチャートである。 図7Aは、変形例に係るLED照明機器の構成例を示す。 図7Bは、不揮発性メモリに記憶される状態管理テーブルの例を示す。 図8は、第2実施形態におけるLED照明システムの構成例を示す図である。 図9は、第2実施形態における電源スイッチのオンオフ制御に係る信号のタイムチャート例を示す。 図10は、第3実施形態に係るLED照明システムの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔第1実施形態〕
<システム構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るLED照明システムの構成例を示す図である。図1に示すLED照明システムは、複数のLED照明機器L1〜Ln(nは自然数)と、オン時に上記各LED照明機器に電力を供給し、オフ時に上記電力の供給を停止する電源スイッチSW1とを備える。また、LED照明システムは、LED照明機器L1〜Lnの状態を制御する制御信号をLED照明機器L1〜Ln向けに送信する無線端末20を備える。さらに、LED照明システムは、無線端末20と無線通信を行う無線通信部11,及び電源スイッチSW1がオンの状態において無線通信部11で受信される制御信号に基づきLED照明機器L1〜Lnの全てが消灯状態となることを検知したときに、電源スイッチをオフにする処理を実行する制御部12を含むコントローラ10とを備える。
具体的には、LED照明機器L1〜Ln(以下、LED照明機器L1〜Lnを区別しない場合には、「LED照明機器L」との表記を用いる)は、AC(交流)電源(例えば、商用電源)に接続された電源ライン1に接続されており、電源ライン1に供給される電力を用いて動作する。
電源ライン1には、電源スイッチSW1が挿入されている。すなわち、電源ライン1は、電源スイッチSW1の上流側の電源ライン1aと、電源スイッチSW1の下流側の電源ライン1bとを含み、電源スイッチSW1は電源ライン1bを介して各LED照明機器Lに接続されている。電源スイッチSW1は、オン時にAC電源から電源ライン1aを介して供給される電力を電源ライン1bに接続された各LED照明機器Lに供給する。一方、電源スイッチSW1は、オフ時に電源ライン1b(各LED照明機器L)に対する電力供給を停止する。
電源スイッチSW1の上流側の電源ライン1aには、AC/DC(交流/直流)電源回路2が接続されている。AC/DC電源回路2は、AC電源からの電圧を直流の電源電圧VBに変換するインバータを含む。コントローラ10は、電源電圧VBの印加による動作電力の供給を受けて動作する。
コントローラ10は、無線端末20及び各LED照明機器Lと通信する無線通信部11と、無線端末20から受信される制御信号(無線信号),又は壁スイッチSW2(「操作部」の一例)からのオン/オフ信号に基づいて電源スイッチSW1のオン/オフ制御等を行う制御部12とを備えている。さらに、コントローラ10は、オペレータが各LED照明機器Lの状態を制御するための情報を入力するための入力装置及び出力装置を含んだコンソール13を備えている。
壁スイッチSW2は、電源スイッチSW1のオン/オフをオペレータ(例えば、LED照明システムのユーザ)が操作するためのスイッチである。壁スイッチSW2に対してオペレータのオン操作がなされたとき、壁スイッチSW2からオン信号が出力される。オン信号は、コントローラ10に与えられる。すると、コントローラ10は、電源スイッチSW1に対するオン信号を出力し、電源スイッチSW1をオンにする。逆に、壁スイッチSW2に対してオペレータのオフ操作がなされたとき、壁スイッチSW2からオフ信号が出力される。オフ信号がコントローラ10に与えられると、コントローラ10は、電源スイッチSW1に対するオフ信号を出力し、電源スイッチSW1をオフにする。本実施形態において、壁スイッチSW2は、壁に設置されるが、壁以外の場所に設置されても良く、設置位置を問わない。壁スイッチSW2は、「操作部」の一例である。
無線端末20は、各LED照明機器Lの状態を制御する制御情報を含む無線信号(制御信号)を生成し、各LED照明機器L向けに送信する。以上の構成によれば、各LED照明機器Lは、無線端末20からの制御信号を受けて点灯及び消灯のような動作を行う。また、コントローラ10は、壁スイッチSW2のオン/オフ操作に応じて、電源スイッチSW1のオンオフを行う。以下、LED照明機器L,コントローラ10,無線端末20の詳細な構成について説明する。
<LED照明機器>
図2は、LED照明機器Lの構成例を示す図である。LED照明機器Lは、電源回路31と、無線部(RF)32と、制御装置(CTRL)33と、LED群(LEDs)34とを含んでいる。電源回路31は、電源ライン1(1b)から供給される交流の電力を所定の直流電力に変換して、無線部32,制御装置33の動作電力として供給する。また、電源回路31は、LED群34の点灯用の電力を供給する。
無線部32は、少なくとも無線受信機(RX)としての構成を有する。すなわち、無線部32は、受信アンテナと、LNA(ローノイズアンプ)と、ダウンコンバータとを少なくとも含む。無線部32は、受信アンテナで受信される無線端末20又はコントローラ10から送信された制御信号(無線信号(電波))をLNAで低雑音増幅した後、無線信号の周波数を所定周波数にダウンコンバートしてベースバンド信号を得る。
制御装置33は、例えば、IC,LSIのような集積回路、或いはマイクロコンピュータ及びメモリのようなプロセッサを用いて形成される。制御装置33は、ベースバンド信号の復調及び復号化を行い、データを得る。データは、制御情報と、制御情報の宛先を示す識別子(例えば、LED照明機器のアドレス)とを含む。制御装置33は、データ中の識別子を参照して、制御情報が自機器向けか否かを判定する。制御情報が自機器向けであれば、制御装置33は、制御情報中の指示又はコマンド(以下コマンド)に従って、LED群34の状態を制御する。
ここに、LED群34(LED照明機器L)の状態は、LED群34の点灯状態と、LED群34の消灯状態とを含む。さらに、本実施形態では、LED群34の点灯時における状態として、LED群の調光状態と、調色状態とが制御される。調光状態は、LED群34の発光による照明光の輝度(発光量)を指し、調色状態とは、LED群34の発光による照明光の色の三要素である色相(色度、色温度)、明度、彩度を指す。
例えば、LED群34は、色温度が相互に異なる二つの白色LED群である第1LED群及び第2LED群を含むことができる。第1LED群及び第2LED群のそれぞれは、所定数のLED素子からなる。この場合、制御装置33は、第1LED群のLED素子の点灯個数と第2LED群のLED素子の点灯個数との比が変化しない状態で、第1LED群及び第2LED群のLED素子の点灯個数を上げることで、照明光の輝度を上げることができる。逆に、制御装置33は、上記の状態において点灯個数を下げることで、照明光の輝度を下げることができる。
また、制御装置33は、第1LED群のLED素子の点灯個数と第2LED群のLED素子の点灯個数との比を変更することで、照明光の色温度を変更することができる。例えば、第1LED群の色温度が第2LED群の色温度より高い場合には、第1LED群の点灯個数が第2LED群の点灯個数より多くなる程、照明光の色温度が上昇する。逆に、第2LED群の点灯個数が第1LED群の点灯個数より大きくなる程、照明光の色温度が低下する。
また、LED群34として、直列に接続された複数のLED素子からなる第1LED群と直列に接続された複数のLED素子からなる第2LED群とが逆並列に接続されたLED群を適用することもできる。この場合でも、第1LED群と第2LED群として、色温度が相互に異なる第1LED群と第2LED群とが選択される。当該構成が適用される場合、LED群34には、交流電流が供給され、例えば正のサイクルで第1LED群に電流が流れ、負のサイクルで第2LED群に電流が流れる。
制御装置33は、第1LED群及び第2LED群に供給される平均電流の比を変えない状態で、電力の総量を変更することで、LED群34の発光による照明光の輝度を変更することができる。また、制御装置33は、単位時間当たりに第1LED群へ供給される平均電流量(電力量)と第2LED群へ供給される平均電流量(電力量)との比を変化させることで、照明光の色温度を変化させることができる。
本実施形態において、LED照明機器Lには、輝度及び色温度に対する複数の段階(レベル)が予め設定されている。例えば、点灯コマンドを制御装置33が受けとったとき、
制御装置33は、LED群34を初期レベルとして予め設定された輝度レベル及び色温度レベルで点灯させる。
また、調光コマンド(輝度調整用のコマンド)は、例えば、輝度上昇、輝度低下の二つの種別を含むことができる。制御装置33は、輝度上昇のコマンドを受け取った場合には、LED群34の輝度が1レベル上昇するように制御(例えば、電流/電圧調整)を行う。逆に輝度低下のコマンドを受け取った場合には、制御装置33は、LED群34の輝度が1レベル低下するように制御を行う。
同様に、調色コマンド(色温度調整用のコマンド)は、色温度上昇、色温度低下の二つを含むことができる。制御装置33は、色温度上昇のコマンドを受け取った場合には、LED群34の色温度が1レベル上昇するように制御を行う。逆に色温度低下のコマンドを受け取った場合には、制御装置33は、LED群34の色温度が1レベル低下するように制御を行う。
また、調光コマンド及び調色コマンドのそれぞれは、輝度レベルや色温度レベルの指定情報を含むこともできる。この場合、制御装置33は、指定情報を含んだ調光コマンドを受けとった場合には、LED群34の輝度レベルを指定された輝度レベルに調整する。また、制御装置33は、指定情報を含んだ調色コマンドを受けとった場合には、LED群34の色温度レベルを指定された色温度レベルに調整する。
本実施形態では、個別のLED照明機器Lに関する輝度及び色温度が調整可能であり、且つ全LED照明機器Lを対象とする輝度及び色温度が調整可能である例について説明する。個別のLED照明機器Lに対する調光コマンド及び調色コマンドは、対象のLED照明機器Lの輝度又は色温度を1レベル上昇又は低下させる内容を含む。一方、全LED照明機器Lを対象とする調光コマンド及び調色コマンドは、全LED照明機器Lの輝度又は色温度を指定されたレベルにする内容を含む。
以上のように、制御装置33は、点灯コマンド、消灯コマンドに従って、LED群34(LED照明機器L)の点灯及び消灯を制御する。また、制御装置33は、調光コマンドに従って、LED群34の輝度を制御(調整)する。また、制御装置33は、調色コマンドに従って、LED群34の色温度を制御(調整)する。
但し、上述したLED群34の構成、及びLED群34の構成に伴う調光/調色方法は例示である。本実施形態では、LED群34の状態として、点灯、消灯、調光、調色の4状態を無線制御可能なLED照明機器Lを例示する。但し、LED照明機器としては、点灯及び消灯を無線制御可能なLED照明機器であれば良い。或いは、点灯と、消灯と、調光及び調色の何れか一方とを無線制御可能なLED照明機器であっても良い。
また、LED群34の発光色(照明光の色)は白色に限定されず、白色以外の色で点灯するものであっても良い。また、「LED」には、「有機EL(Organic Electro-Luminescence:OEL)」が含まれる。
<コントローラ>
図1に戻って、コントローラ10は、上述したように、無線通信部11と、制御部12と、コンソール13とを備えている。制御部12は、壁スイッチモニタ部15,電源スイッチ制御部16,調光/調色制御部17,マイクロコンピュータ(マイコン:CPU(Central Processing Unit))18及びメモリ19を備えている。
無線通信部11は、無線端末20からの制御信号(無線信号)を受信(傍受)する受信
機と、各LED照明機器Lへ制御信号(無線信号)を送信する送信機とを備えている。受信機は、LED照明機器Lについて説明した無線部22と同様に、受信アンテナと、LNAと、ダウンコンバータとを有する。受信機は、受信アンテナで受信された無線信号の低雑音増幅及びダウンコンバートを行いベースバンド信号を得る。送信機は、ベースバンド信号を無線周波数の無線信号にアップコンバートするアップコンバータと、無線周波数の信号を増幅するパワーアンプ(PA)と無線信号(電波)を放射する送信アンテナとを含む。なお、無線通信部11がデュプレクサを備え、受信アンテナと送信アンテナとが共用されるようにしても良い。
壁スイッチモニタ部15は、壁スイッチSW2の状態を監視(モニタ)する。具体的には、壁スイッチSW2は、バネ、ゴムのような弾性部材により付勢されたボタンを有し、ボタンがオペレータに押されている間、オン状態となり、ボタンに対する押圧力が解除されると、弾性部材の付勢力でボタンが元の位置に復帰しオフ状態となるように形成されている。
壁スイッチSW2のオフ状態では、壁スイッチSW2と壁スイッチモニタ部15とを結ぶ信号線3上の信号レベルは、電圧VBにプルアップされていることで“H(High)”と
なり、壁スイッチモニタ部15への入力“in”が“H”となる。壁スイッチSW2のオン操作によって壁スイッチSW2がオンとなると、電圧VBの接地(短絡)により、信号
線の信号レベル(入力“in”)が“L(Low)”になる。
壁スイッチモニタ部15は、入力“in”の“L”信号を電源スイッチSW1のオン信号として捉え、“電源スイッチオン”の状態を保持する。この“電源スイッチオン”の状態は、壁スイッチSW2がオフ状態に戻っても維持される。その後、再び壁スイッチSW2がオンにされると、信号線3に生じる“L”信号は、電源スイッチSW1のオフ信号として壁スイッチモニタ部15に捉えられ、壁スイッチモニタ部15は、“電源スイッチオン”状態を“電源スイッチオフ”状態に切り替える。このように、壁スイッチモニタ部15は、壁スイッチSW2のボタンが押される毎に入力される“L”信号に基づき、“電源スイッチオン”状態と“電源スイッチオフ”状態との一方を切り替えて保持する。
電源スイッチ制御部16は、マイコン18からの指示に従って、電源スイッチSW1をオンオフする信号を出力する。マイコン18は、壁スイッチモニタ部15で保持された状態を参照する。壁スイッチモニタ部15が“電源スイッチオン”状態を保持していれば、マイコン18は、電源スイッチ制御部16に対し、電源スイッチSW1のオン指示を与える。オン指示を受けた電源スイッチ制御部16は、電源スイッチSW1と接続された信号線4への出力“out”として“H”(オン)信号を出力する(信号線4上の信号レベルを
“H”にする)。これによって、電源スイッチSW1は“H”信号を受けてオンになる。
一方、マイコン18は、壁スイッチモニタ部15に保持された状態が“電源スイッチオフ”状態であれば、電源スイッチ制御部16に対し、電源スイッチSW1のオフ指示を与える。オフ指示を受けた電源スイッチ制御部16は、信号線4の出力“out”として“L
”(オフ)信号を出力する。電源スイッチSW1は、“L”信号を受けてオフになる。
調光/調色制御部17は、コンソール13から入力される各LED照明機器L向けの調光/調色指示(輝度上昇、輝度低下、色温度上昇、色温度低下)に応じた調光/調色コマンドを生成し、マイコン18に渡す。
上記した壁スイッチモニタ部15,電源スイッチ制御部16,調光/調色制御部17は、例えば、電気/電子回路,集積回路(IC,LSI,ASC),プログラマブルロジックデバイス(PDL、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array))の少なく
とも一つ、或いはこれらの2以上の組み合わせを用いたハードウェアによって形成することができる。また、壁スイッチモニタ部15,電源スイッチ制御部16,調光/調色制御部17の動作は、マイコン18及びメモリ19のようなプロセッサ及びメモリを用いたソフトウェア処理を用いて実行することもできる。
コンソール13は、無線端末20の電源オフ時に、オペレータが各LED照明機器17の調色/調光状態を操作するための入力装置と、入力装置の補助のための情報を含む様々な情報を表示する表示装置(出力装置)とを含む。
例えば、入力装置は、制御対象のLED照明機器L(全体又は個別)を指定する指定ボタンと、輝度の上昇、下降を指示するボタンと、色温度の上昇、下降を指示するボタンとを含むことができる。表示装置は、制御対象候補のLED照明機器Lを示す情報や、LED照明機器Lの現在の輝度レベルや色温度レベルを示す情報などを表示することができる。
但し、本実施形態では、コンソール13の使用(コントローラ10を用いたLED照明機器Lの操作)は、無線端末20の電源オフ時にのみ許容される。例えば、マイコン18が無線端末20から送信される無線端末20の電源オフ信号を無線通信部11を介して受信したとき、コンソール13からの入力を受け付ける状態となる。逆に、マイコン18が無線端末20から送信される無線端末20の電源オン信号を無線通信部11を介して受信したとき、コンソール13からの入力受け付けを禁止する状態となる。もっとも、このような仕様は必須要件ではなく、各LED照明機器Lの操作が無線端末20とコントローラ10とで並列に実施可能であっても良い。
メモリ19は、例えば、不揮発性記憶領域及び揮発性記憶領域を含む。メモリ19の不揮発性記憶領域には、マイコン18によって実行されるプログラムや、プログラムの実行に際して使用されるデータを記憶する。また、メモリ19の揮発性記憶領域は、主としてマイコン18の作業領域として使用される。メモリ19として、例えば、不揮発性領域を形成する不揮発性メモリ(例えば、ROM,EEPROM,フラッシュメモリ)と揮発性領域を形成する揮発性メモリ(RAM(DRAM))との組み合わせが適用される。但し、メモリ19に適用される不揮発性記憶媒体及び揮発性記憶媒体の種別は問わない。
マイコン18は、メモリ19に記憶されたプログラムを実行することによって、コントローラ10全体の動作を制御する。例えば、マイコン18は、無線通信部11からのベースバンド信号に対する復調及び復号処理を行ってデータを得る。逆に、マイコン18は、データに対する符号化処理及び変調処理を行ってベースバンド信号を生成し、無線通信部11に送る。
本実施形態において、マイコン18は、無線通信部11で受信される無線端末20からの制御信号を受信し、制御信号の解釈を通じて電源スイッチ制御部16の動作を制御することで、無線端末20の操作による電源スイッチSW1のオンオフを可能とする。また、マイコン18は、無線端末20から受信された制御信号の解釈を通じて、各LED照明機器Lの状態をメモリ19に記憶し、電源スイッチSW1がオフになった後にオンとなったときに、各LED照明機器Lの状態を消灯前の点灯状態にする処理を行うことができる。マイコン18の詳細な処理については後述する。
<無線端末>
図3は、無線端末20の構成例を示す図である。無線端末20は、無線部(RF)21と、制御部22と、コンソール23とを備える。制御部22は、マイコン24と、メモリ25とを備えている。また、無線端末20は、バッテリ26と電源ボタン27を備えてい
る。電源ボタン27がオンにされると、バッテリ26から無線部21,制御部22,コンソール23に動作電力が供給される。また、電源ボタン27がオフにされると、バッテリ26からの動作電力供給が停止される。
コンソール23は、各LED照明機器Lの状態の制御指示を入力するための入力装置と、入力内容やオペレータによる指示入力を支援する情報を表示する表示装置とを含んでいる。ここに、入力装置は、オペレータによる情報入力用のキー,ボタン,タッチパネルの少なくとも1つを含んでいる。オペレータは、入力装置を用いて、制御対象のLED照明機器L(全てのLED照明機器L1〜Ln又は個別のLED照明機器L)を指定(選択)する情報を入力することができる。また、オペレータは、入力装置を用いて、「全点灯」、「全消灯」、「点灯(個別)」、「消灯(個別)」、「調光(全体)」、「調色(全体)」、「調光(個別)」、「調色(個別)」の何れかの制御指示を入力することができる。
「全点灯」指示は、LED照明機器L1〜Lnの全てを点灯状態にする指示である。「全消灯」指示は、LED照明機器L1〜Lnの全てを消灯状態にする指示である。「点灯(個別)」は、複数のLED照明機器L1〜Lnの中から選択されたLED照明機器Lを点灯状態にする指示である。「消灯(個別)」指示は、複数のLED照明機器L1〜Lnの中から選択されたLED照明機器Lを消灯状態にする指示である。
「調光(全体)」指示は、LED照明機器L1〜Lnの輝度を所定のレベルにする指示である。「調色(全体)」指示は、LED照明機器L1〜Lnの色温度を所定のレベルにする指示である。「調光(個別)」指示は、複数のLED照明機器L1〜Lnの中から選択されたLED照明機器Lの輝度を所定のレベルにする(1レベル上昇、又は1レベル低下にする)指示である。「調色(個別)」指示は、複数のLED照明機器L1〜Lnの中から選択されたLED照明機器Lの色温度を所定のレベルにする(1レベル上昇、又は1レベル低下にする)指示である。
メモリ25は、マイコン24によって実行されるプログラムと、プログラムの実行の際に使用されるデータとを記憶する。また、メモリ25は、マイコン24の作業領域として使用される。
マイコン24は、コンソール23(入力装置)から入力された指定情報に応じたLED照明機器Lの識別子(ID又はアドレス)を抽出する。すなわち、メモリ25には、各LED照明機器Lに予め割り当てられた識別子のマスタデータが記憶されており、マイコン24は、選択入力に対応する識別子を抽出する。このとき、選択入力が全LED照明機器Lを指定する場合には、全LED照明機器Lを示す識別子(ID又はブロードキャストアドレス)が抽出される。
また、マイコン24は、入力された制御指示に対応するコマンドを含む制御情報を生成する。さらに、マイコン24は、識別子及び制御情報を送信データとして符号化及び変調処理を行い、ベースバンド信号を生成する。ベースバンド信号は、無線部21へ送られる。
無線部21は、上述したコントローラ10における無線通信部11の送信機と同様の構成を有する。すなわち、無線部21は、マイコン24から得られたベースバンド信号を無線信号にアップコンバートし、増幅した後に送信アンテナから放射する。これによって、LED照明機器L1〜Lnの全て、又は個別のLED照明機器L向けの制御信号が無線端末20から送信される。
なお、マイコン24は、電源ボタン27がオンにされたことを検知すると、電源オン信号を無線部21を介して送信する処理を行う。また、マイコン24は、電源ボタン27がオフにされたことを検知すると、電源オフ信号を無線部21を介して送信する処理を行う。コントローラ10では、電源オン信号及び電源オフ信号の受信によって、コンソール13の使用の可否が判定される。
<コントローラにおける処理>
次に、コントローラ10のマイコン18によって実行される主な処理について説明する。図4は、各LED照明機器Lの状態を管理する状態管理テーブル19Aのデータ構造例を示す図である。状態管理テーブル19Aは、例えば、メモリ19の不揮発性領域又は揮発性領域に記憶され、マイコン18によって管理される。
状態管理テーブル19Aは、各LED照明機器Lの識別子(LED−ID)毎に用意された複数のエントリを有し、各エントリは、対応するLED照明機器Lの状態情報として、LED照明機器Lの点灯/消灯状態と、調光状態(輝度レベル)と、調色状態(色温度レベル)とを保持する。
上記したように、コントローラ10の無線通信部11は、無線端末20からの制御信号を傍受し、マイコン18において、制御信号の解釈(識別子及びコマンド内容の解析)が行われる。マイコン18は、識別子に対応するLED照明機器Lのエントリに、コマンド内容に基づく状態(点灯/消灯、調光/調色)を書き込む。エントリには、最新のLED照明機器Lの状態が書き込まれるようになっている。
例えば、図4に示したLED−ID“L1”のエントリは、LED照明機器L1の状態を示し、LED照明機器L1が点灯状態であり、且つ輝度レベルが“1”で且つ色温度レベルが“1”であることを示す。この状態において、LED照明機器L1向けの制御信号(「調光」コマンド(輝度上昇))がコントローラ10で傍受された場合には、マイコン10は、LED照明機器L1に対応するエントリの輝度レベルを“2”に変更する。
或いは、LED照明機器L1〜Ln向けの制御信号(「全消灯」コマンド)がコントローラ10で受信された場合には、LED照明機器L1〜Lnに対応するエントリの点灯/消灯状態を“消灯”に書き換える。或いは、LED照明機器L1〜Ln向けの制御信号(「調光」コマンド(指定色温度レベル4))がコントローラ10で受信された場合には、全てのLED照明機器Lに対応するエントリの調色状態(色温度レベル)を“4”に書き換える。
このような状態管理テーブル19Aの記憶内容は、LED照明機器Lのリジューム機能、すなわち、電源スイッチSW1がオフとなるときにLED照明機器Lの状態を記憶しておき、電源スイッチSW1がオンになったときに、記憶された状態を再現する機能を実行するために使用される。
コントローラ10に対しては、リジューム機能のオンオフを設定するためのフラグを予め設定可能であり、フラグはメモリ19に予め記憶される。マイコン18は、フラグを参照し、フラグがオンであればリジューム機能が有効なモード(リジュームモード)で動作し、フラグがオフであればリジューム機能が無効なモード(非リジュームモード)で動作する。
図5は、コントローラ10のマイコン18によって実行される主な処理例を示すフローチャートである。図5において、マイコン18は、無線通信部11が傍受する無線端末20から送信されたLED照明機器L向けの制御信号を待ち受け、制御信号中の識別子及び
制御情報を得る(01)。
次に、マイコン18は、制御情報がLED照明機器L1〜Lnの全てを制御対象とする「全消灯」コマンドを含むか否か(制御コマンドが「全消灯」コマンドか否か)を判定する(02)。マイコン18は、制御情報の宛先(制御対象)を識別子の参照によって認識することができる。ここで、「全消灯」コマンドが含まれる場合には(02,Y)、処理が03に進み、そうでない場合には(02,N)、処理が07に進む。
03では、マイコン18は、電源スイッチSW1がオンか否かを判定する。例えば、マイコン18は、電源スイッチ制御部16に対する現在の(最新の)指示内容(電源スイッチSW1のオン又はオフ)をメモリ19に記憶するようになっており、当該指示内容を参照して、電源スイッチSW1がオンか否かを判定することができる。電源スイッチSW1がオンであれば(03,Y)、処理が04に進む。電源スイッチSW1がオフであれば(03,N)、「全消灯」コマンドを含む制御信号は無効であるので、処理を01に戻す。
04では、マイコン18は、リジューム機能のフラグがオンかオフかを判定する。リジューム機能のフラグがオンであれば(04,Y)、処理が06に進む。フラグがオフであれば(04,N)、処理が05に進む。
05では、マイコン18は、状態更新処理を行う。すなわち、マイコン18は、状態管理テーブル19AにおけるLED照明機器L1〜Lnの状態を初期状態に戻す。すなわち、マイコン18は、点灯/消灯状態を“消灯状態”に設定し、且つ調光状態及び調色状態を初期状態のレベル(所定の輝度レベル及び所定の色温度レベル)に設定し、処理を06に進める。
06では、マイコン18は、電源スイッチSW1のオフ処理を行う。すなわち、マイコン18は、電源スイッチ制御部16にオフ指示を与える。これによって、電源スイッチ制御部16が信号線4に“L”信号を出力する状態となり、電源スイッチSW1がオフとなる。また、マイコン18は、壁スイッチモニタ部15が保持する”電源スイッチオン”状態を”電源スイッチオフ”状態に変更する。
06の時点で、「全消灯」コマンドを含む制御信号は、LED照明機器L1〜Lnにて受信され、LED照明機器L1〜Lnのそれぞれは消灯状態となる。但し、電源スイッチSW1がオフでは無いため、各無線部32は電源回路31からの電力を受けてアクティブの状態にあり、待機電力を消費する状態となっている。06の処理により、電源スイッチSW1がオフにされ、各LED照明機器Lへの電力供給が停止されることで、各LED照明機器Lでの待機電力が削減される。
また、リジューム機能がオンである場合には、05における状態のリセット(初期状態への復帰)が行われないので、各LED照明機器Lが全消灯状態となる前の状態(点灯/消灯、調光状態(輝度レベル)、調色状態(色温度レベル))が維持された状態でメモリ19に残る状態となる。
07に処理が進んだ場合には、マイコン18は、制御情報が「全点灯」コマンドを含むか否か(制御コマンドが「全点灯」コマンドか否か)を判定する。制御情報が「全点灯」コマンドを含む場合には(07,Y)、処理が08に進み、そうでない場合には(07,N)、処理が13に進む。
08では、マイコン18は、03で説明した手法を用いて、電源スイッチSW1がオフか否かを判定する。電源スイッチSW1がオフであれば(08,Y)、処理が09に進む
。これに対し、電源スイッチSW1がオンであれば(08,N)、処理が01に戻る。この場合、LED照明機器L1〜Lnのそれぞれは、無線端末20からの「全点灯」コマンドに従って、初期状態の輝度レベル及び色温度レベルで点灯することになる。
09では、マイコン18は、電源スイッチ制御部16にオン指示を与える。これによって、電源スイッチ制御部16が信号線4に“H”信号を出力するので、電源スイッチSW1がオンになる。また、マイコン18は、壁スイッチモニタ部15が保持する”電源スイッチオフ”状態を”電源スイッチオン”状態に変更する。その後、処理が10に進む。
09の処理によって、LED照明機器L1〜Lnは、電源ライン1(1b)からの電力を受けて待機状態(無線部32で制御信号を待ち受ける状態)となる。なお、電源スイッチSW1がオフのときに無線端末20から送信された「全点灯」コマンドを含む制御信号は、各LED照明機器Lの無線部32がオフであるため、各LED照明機器Lで受信されない。
10では、マイコン18は、リジューム機能のフラグがオンかオフかを判定する。リジューム機能のフラグがオンであれば(10,Y)、処理が11に進む。フラグがオフであれば(10,N)、処理が12に進む。
11では、マイコン18は、状態再現処理を行う。すなわち、マイコン18は、状態管理テーブル19Aを参照し、LED照明機器L1〜Lnのそれぞれに関して、対応するエントリに記憶された状態を再現するための制御信号を生成し、無線通信部11を介して各LED照明機器Lへ送信する。
例えば、LED照明機器L1の状態が図4に示す状態であれば、LED照明機器L1向けの制御信号として、「点灯」コマンドを含む制御信号と、輝度レベルを“1”にする「調光」コマンドを含む制御信号と、色温度レベルを“1”にする「調色」コマンドを含む制御信号を生成し、LED照明機器L1へ送信する。LED照明機器L1では、コントローラ10から送信される各制御信号に基づいて、制御装置33が、LED群34を制御信号で指定された輝度レベル及び色温度レベルで点灯させる。
マイコン18は、残りのLED照明機器L2〜Lnに関して、LED照明機器L1と同様の処理を行う。これによって、LED照明機器L2〜Lnも、「全消灯」コマンドを受けて消灯する前の状態になる。ここで、図4に示すように、LED照明機器L2は、消灯状態であるので、マイコン18はLED照明機器L2向けの制御信号を送信しない。従って、LED照明機器L2は、待機状態を維持する。11の処理によって、各LED照明機器Lの状態が再現される。これによって、オペレータが、全消灯を起因として各LED照明機器Lの状態を再設定する手間を省くことができる。11の処理が終了すると、処理が01に戻り、制御信号の待ち受け状態になる。
12では、マイコン18は、LED照明機器L1〜Lnの全てに向けた「全点灯」コマンドを含む制御信号を生成し、無線通信部11を介して送信する。上記したように、09の時点で、LED照明機器L1〜Lnのそれぞれは待機状態となっているからである。LED照明機器L1〜Lnのそれぞれは、「全点灯」コマンドに従って、初期状態の輝度レベル及び色温度レベルで点灯する。12の処理が終了すると、処理が01に戻り、制御信号の待ち受け状態になる。
11又は12の処理によって、あたかも、LED照明機器L1〜Lnのそれぞれは、無線端末20から送信された「全点灯」コマンドによって点灯した状態となる。これによって、無線端末20のオペレータが、電源スイッチSW1のオンによって待機状態となった
各LED照明機器Lに関して指示入力を行う手間を省くことができる。
13に処理が進んだ場合には、マイコン18は、制御情報がLED照明機器L1〜Lnの何れか(例えば、LED照明機器L3)を対象とする「消灯」コマンドを含むか否か(制御コマンドが「消灯(個別)」コマンドか否か)を判定する。「消灯(個別)」コマンドが含まれる場合には(13,Y)、処理が14に進み、そうでない場合には(13,N)、処理が19に進む。
14では、マイコン18は、電源スイッチSW1がオンか否かを判定する。電源スイッチSW1がオンであれば(14,Y)、処理が15に進む。これに対し、電源スイッチSW1がオフであれば(14,N)、「消灯(個別)」コマンドを含む制御信号は無効であるので、処理を01に戻す。
15では、マイコン18は、リジューム機能のフラグがオンかオフかを判定する。リジューム機能のフラグがオンであれば(15,Y)、処理が17に進む。フラグがオフであれば(15,N)、処理が16に進む。
16では、マイコン18は、状態更新処理を行う。すなわち、マイコン18は、状態管理テーブル19AにおけるLED照明機器L3の状態を05で説明した初期状態に戻し、処理を17に進める。15から17へ処理が進む場合にも、マイコン18は、状態管理テーブル19Aの更新を行う。但し、この場合は、対象のLED照明機器L3の点灯/消灯状態を“消灯”に設定するだけで、調光及び調色状態は変更しない。
17では、マイコン18は、状態管理テーブル19AにおけるLED照明機器L1〜Lnの全ての点灯/消灯状態が“消灯”であるか否かを判定する。このとき、全ての点灯/消灯状態が“消灯”であれば(17,Y)、LED照明機器L1〜Lnの全てが待機状態であることを意味する。すなわち、処理が14から15以降に進む場合(電源スイッチSW1がオンのとき)では、13にてマイコン18が検知する無線端末20からの「消灯(個別)」コマンドを含む制御信号は宛先のLED照明機器Lで正常に受信され、17の時点で当該LED照明機器Lは「消灯(個別)」コマンドに従い消灯状態(待機状態)となっている。このため、マイコン18は、06で説明した手法を用いて、電源スイッチSW1をオフにする(18)。これに対し、全ての点灯/消灯状態が“消灯”でなければ(17,N)、点灯状態のLED照明機器Lがあることを意味するので、マイコン18は、処理を01に戻し、制御信号を待ち受ける状態となる。
19に処理が進んだ場合には、マイコン18は、制御情報がLED照明機器L1〜Lnの何れか(例えばLED照明機器L3)に向けた「点灯(個別)」コマンドを含むか否かを判定する。制御情報が「点灯(個別)」コマンドを含む場合には(19,Y)、処理が20に進み、そうでない場合には(19,N)、処理が25に進む。
20では、マイコン18は、03で説明した手法を用いて、電源スイッチSW1がオフか否かを判定する。電源スイッチSW1がオフであれば(20,Y)、処理が21に進む。これに対し、電源スイッチSW1がオンであれば(20,N)、処理が01に戻る。この場合、LED照明機器L3は、「点灯(個別)」コマンドに従って、例えば、初期状態の輝度レベル及び色温度レベルで点灯することになる。
21では、マイコン10は、09の処理と同様の手法で、電源スイッチSW1をオンにする。これによって、LED照明機器L1〜Lnのそれぞれが待機状態となる。その後、処理が22に進む。なお、電源スイッチSW1がオフのときに無線端末20から送信された「点灯(個別)」コマンドを含む制御信号は、LED照明機器L3の無線部32がオフ
であるため、LED照明機器L3で受信されない。
22では、マイコン18は、リジューム機能のフラグがオンかオフかを判定する。リジューム機能のフラグがオンであれば(22,Y)、処理が23に進む。フラグがオフであれば(22,N)、処理が24に進む。
23では、マイコン18は、状態再現処理を行う。すなわち、マイコン18は、状態管理テーブル19Aを参照し、LED照明機器L3のエントリに関して、点灯/消灯状態を“点灯”にする一方で、当該エントリにて記憶されている輝度レベル及び色温度レベルを再現するための各制御信号を生成し、無線通信部11を介してLED照明機器L3へ送信する。
例えば、LED照明機器L3の輝度レベル及び色温度レベルが図4に示す状態であれば、LED照明機器L3向けの制御信号として、「点灯」コマンドを含む制御信号と、輝度レベルを“1”にする「調光」コマンドを含む制御信号と、色温度レベルを“3”にする「調色」コマンドを含む制御信号を生成し、LED照明機器L3へ送信する。LED照明機器L3では、コントローラ10から送信される各制御信号に基づいて、制御装置33が、LED群34を制御信号で指定された輝度レベル“1”及び色温度レベル“3”で点灯させる。23の処理終了後、処理は01に戻る。
24では、マイコン18は、LED照明機器L3に向けた「点灯(個別)」コマンドを含む制御信号を生成し、無線通信部11を介して送信する。LED照明機器L3は、コントローラ10からの「点灯(個別)」コマンドに従って、初期状態の輝度レベル及び色温度レベルで点灯する。24の処理が終了すると、処理が01に戻り、制御信号の待ち受け状態になる。
24の処理は、以下の理由による。すなわち、処理が20から21に進む場合(電源スイッチSW1がオフの場合)には、19にてマイコン18により検知される「点灯(個別)」コマンドを含む制御信号は、電源スイッチSW1(LED照明機器L3)のオフ状態で無線端末20から送信されたものと想定される。従って、当該「点灯(個別)」コマンドを含む制御信号は無効となる。21の処理で電源スイッチSW1がオンとなり、LED照明機器L1〜Lnは待機状態となる。従って、24の時点では、LED照明機器L3は待機状態となっている。ここで、無線端末20のオペレータが改めて「点灯(個別)」コマンドを含む制御信号を送信する操作を行い、所望のLED照明機器Lを点灯させるようにしても良いが、手間である。24の処理によれば、21の処理で待機状態となったLED照明機器Lに対し、コントローラ10が無線端末20の代わりに「点灯(個別)コマンド」を含む制御信号を送信する。このため、オペレータの操作手順数(手間)を減らすことができる。なお、24の処理はオプションである。12の処理も同様である。
19でNoの判定がなされた場合には、制御信号には調光コマンド又は調色コマンドが含まれているものとして、処理が25に進む。25では、マイコン18は、調光コマンド又は調色コマンドの宛先に対応するエントリに関して、調色コマンド又は調色コマンドの内容に従って、輝度レベル又は色温度レベルを更新する。
例えば、制御信号が全LED照明機器L1〜Lnに宛てられた輝度レベルの指定情報(例えば輝度レベル“1”)を含む調光コマンドである場合には、LED照明機器L1〜Lnに対応するエントリにおける輝度レベルを“1”に更新する。或いは、制御信号がLED照明機器L1に宛てられた調色コマンド(色温度上昇)である場合には、現在対応するエントリに記憶されている色温度レベルの値に1を加算した値を設定する。25の処理が終了すると、処理が01に戻る。但し、25の処理は、電源スイッチSW1がオンである
ときに実行され、オフであれば、処理が01に戻される。
<壁スイッチに係る処理>
上述したように、電源スイッチSW1は、壁スイッチSW2を用いたオンオフ操作でオンオフされる。以下、壁スイッチSW2のオンオフに係るマイコン18の処理について説明する。
図6Aは、電源スイッチSW1がオンの状態において、壁スイッチSW2からオン信号が出力された場合におけるマイコン18の処理例を示すフローチャートである。図6Aに示す処理は、例えば、電源スイッチSW1がオンにされたことを契機として開始され、図5に示す処理と並列に実行される。
マイコン18は、壁スイッチSW2からのオン信号によって、壁スイッチモニタ部15が保持する状態が“電源スイッチオフ”状態に変更されるのを待ち受ける状態となる(31)。そして、壁スイッチモニタ部15の保持状態が“電源スイッチオフ”状態になったことを検知すると(31,Y)、リジューム機能がオンかオフかの判定(32)、状態更新処理(33),電源スイッチSW1のオフ処理(34)を行う。32〜34の処理内容は、図5に示した04〜06の処理と同じであるので説明を省略する。
図6Aの処理によって、リジューム機能がオンであれば、壁スイッチSW2を用いたオフ操作で電源スイッチSW1がオフにされるときにおける各LED照明機器Lの状態を示す状態情報が状態管理テーブル19Aに記憶された状態となる。
図6Bは、壁スイッチSW2を用いた電源スイッチSW1のオン時におけるマイコン18の処理例を示すフローチャートである。図6Bに示す処理は、電源スイッチSW1のオフを契機に開始され、図5に示す処理と並列に実行される。
図6において、マイコン18は、壁スイッチモニタ部15で保持される状態が、壁スイッチSW2のオンによって“電源スイッチオン”状態となるのを待ち受ける(36)。マイコン18は、“電源スイッチオン”状態が保持されたのを検知すると、電源スイッチ制御部16にオン指示を与え、電源スイッチSW1をオンにさせる(37)。
次に、マイコン18は、リジューム機能のフラグ参照によって、リジューム機能がオンかオフかを判定する(38)。リジューム機能がオフであれば(38,N)、図6の処理が終了する。この場合、各LED照明機器Lは、待機状態となる。これに対し、リジューム機能がオンであれば(38,Y)、マイコン18は、状態再現処理が実行される(39)。39で実行される状態再現処理として、図5の11で実行される状態再現処理(「全点灯」コマンドの検知時)と同様の処理を行うことができる。
図6Bの処理によれば、壁スイッチSW2を用いたオン操作で電源スイッチSW1がオンにされるとき、リジューム機能がオンであれば、電源スイッチSW1がオフにされる前の各LED照明機器Lの状態が再現される。
<第1実施形態の作用効果>
以上説明した第1実施形態によれば、LED照明機器L1〜Lnの全てに向けた「全消灯」コマンドが無線端末20から各LED照明機器Lへ送信され、全てのLED照明機器Lが待機状態となるときには、コントローラ10は、電源スイッチSW1をオフにする(図5の06)。これによって、待機電力の削減を図ることができる。また、無線端末20の操作で、電源スイッチSW1をオフにすることができ、電源スイッチSW1のオフに壁スイッチSW2を操作する手間を回避することができる。
また、LED照明機器L1〜Lnの何れか1つ(例えば、LED照明機器L1)が点灯状態で、残りのLED照明機器L2〜Lnが消灯状態の場合において、LED照明機器L1に対する「消灯(個別)」コマンドが無線端末20から送信された場合には、全てのLED照明機器Lが待機状態となるので、コントローラ10は、電源スイッチSW1をオフにする(図5の18)。これによっても、待機電力の削減を図ることができ、無線端末20の操作で電源スイッチSW1をオフにすることができる。
また、電源スイッチSW1のオフ状態において、無線端末20から「全点灯」コマンド又は「点灯(個別)」コマンドが送信された場合には、制御部12が電源スイッチSW1をオンにする(図5の09,21)。すなわち、制御部12は、電源スイッチSW1のオフ後に複数のLED照明機器L1〜Lnの少なくとも1つを点灯状態とする制御信号が受信されたときに電源スイッチSW1をオンにする。これによって、無線端末20の操作によって電源スイッチSW1をオンにすることができる。但し、当該処理はオプションである。
また、電源スイッチSW1のオフ状態において、無線端末20から「全点灯」コマンドが送信された場合において、リジューム機能がオンであれば、状態管理テーブル19Aに記憶された内容に従って、各LED照明機器Lの状態が、電源スイッチSW1をオフにする前の状態にされる。また、無線端末20から「点灯(個別)」コマンドが送信された場合において、リジューム機能がオンであれば、制御対象のLED照明機器Lが、オフになる前の輝度レベル及び色温度レベルで点灯する。
すなわち、制御部12は、無線通信部11で受信される制御信号を用いた各LED照明機器Lの状態監視を通じて各LED照明機器Lが消灯状態となる前の状態に関する状態情報を記憶装置(メモリ19)に記憶する処理と、電源スイッチSW1のオフ後における複数のLED照明機器Lの少なくとも1つを点灯状態とする制御信号の受信に応じて電源スイッチSW1をオンにするときに、当該LED照明機器Lの少なくとも1つを状態情報に応じた状態にする制御信号を無線通信部11を介して送信する処理とを実行する。
このようなリジューム機能の実行によって、電源スイッチSW1のオン時に、オペレータが各LED照明機器Lの状態を元に戻す手間を省くことができる。但し、このようなリジューム機能の採用はオプションである。
また、第1実施形態では、図6A及び図6Bの処理によって、壁スイッチSW2からオフ信号が出力されたときにおける各LED照明機器Lの状態が状態管理テーブル19Aに記憶されるようにし、その後に壁スイッチSW2からオン信号が出力されたときに電源スイッチSW1をオンにするとともに各LED照明機器の状態を状態管理テーブル19Aに記憶された状態にする。これによって、壁スイッチSW2の操作で電源スイッチSW1をオンにしたときに、電源スイッチSW1のオフ時における各LED照明機器Lの状態を再現することができる。但し、このような壁スイッチSW2に係る処理はオプションである。
<変形例>
上記した第1実施形態では、リジューム機能の実施に当たり、コントローラ10のメモリ19(状態管理テーブル19A)に各LED照明機器Lの状態情報が記憶される構成を採用している。当該構成に代えて、以下のように、各LED照明機器Lが状態情報を記憶する構成を採用することができる。
図7Aは、変形例に係るLED照明機器Lの構成例を示す。変形例では、LED照明機
器Lは、制御装置33に接続された不揮発性メモリ35をさらに含む。図7Bは、不揮発性メモリ35に記憶される状態管理テーブル35Aの例を示す。
状態管理テーブル35Aは、状態管理テーブル19Aと同様に、状態情報として、LED照明機器Lの点灯/消灯状態、調光状態(輝度レベル)、及び調色状態(色温度レベル)を記憶する。制御装置33は、上述したマイコン18による状態管理テーブル19Aの状態管理手法と同様の手法で、状態管理テーブル35には、消灯状態になる前の最新の状態が記憶される。すなわち、LED照明機器Lが待機状態となる前の最新状態が保持される。
そして、電源スイッチSW1がオフとなり、電力供給が停止されても、状態情報テーブル35Aの記憶内容は維持される。電源スイッチSW1がオンにされたとき、制御装置33は、状態管理テーブル35Aを参照し、状態管理テーブル35Aで示された状態となるように、LED群34の状態制御を行う。
上記変形例によれば、コントローラ10で状態情報を保持し、状態再現に当たってコントローラ10が制御信号を生成して送信する処理を省くことができる。また、変形例が採用される場合には、不揮発性メモリ35にリジューム機能のオンオフを示すフラグが記憶され、フラグのオンオフが無線端末20からの制御信号で設定可能とする構成を採用することができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と共通点を有するので、主として相違点について説明し、共通点については説明を省略する。第2実施形態に係るLED照明システムは、コントローラ10が電源スイッチSW1のオンオフに連動してオンオフする構成を採用する。
図8は、第2実施形態におけるLED照明システムの構成例を示す図である。図8において、電源スイッチSW1の下流側の電源ライン1bには、AC/DC電源回路(第2のAC/DC電源回路)2Aが接続されている。AC/DC電源回路2Aは、AC電源から直流の電源電圧VCを生成し、コントローラ10は、電圧VCの印加による電力供給を受けて動作する。
上記構成により、電源スイッチSW1がオンであれば、コントローラ10は、AC/DC電源回路からの電力を受けてオンとなる。これに対し、電源スイッチSW1がオフとなれば、AC/DC電源回路からの電力供給が停止されることで、コントローラ10はオフとなる。
第2実施形態では、無線端末20からの無線信号(オン/オフ信号)を受けてオンオフする無線スイッチSW3が設けられている。無線スイッチSW3は、無線受信機40と接続されている。無線スイッチSW3は、無線受信機40が無線端末20から送信される電源スイッチSW1のオンを指示する無線信号を受信したときに所定時間オンとなる。また、無線スイッチSW3は、無線受信機40が無線端末20から送信される電源スイッチSW1のオフを指示する無線信号を受信したときに所定時間オフとなる。
第2実施形態でも、壁スイッチSW2が設けられており、無線スイッチSW3と壁スイッチSW2との一方がオンにされたときに、電源スイッチSW1がオンになるように、以下の構成を備える。壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3と電源スイッチSW1の間には、OR回路OR1が設けられている。OR回路OR1は、電源電圧VBによる電力の
供給を受けて動作する。
OR回路OR1は、壁スイッチSW2と接続された信号線5aが接続される反転入力端子と、無線スイッチSW3と接続された信号線5bが接続される反転入力端子とを含んでいる。壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3のそれぞれがオフのとき、信号線5a及び信号線5bの信号レベルは、電圧VBにプルアップされ“H”レベルとなっている。
壁スイッチSW2は、第1実施形態と同様に、オン状態となることで接地(短絡)し、信号線5aの信号レベルを“L”にする。同様に、無線スイッチSW3も、オン状態となることで接地(短絡)し、信号線5bの信号レベルを“L”にする。
OR回路OR1の出力端子は、信号線6を介して電源スイッチSW1と接続されている。電源スイッチSW1は、信号線6の信号レベル(出力a)が“H”のときにオンとなり、“L”のときにオフとなる。
壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3の双方がオフの状態では、壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3のそれぞれからのOR回路OR1の入力(反転入力)はともに“L”となり、OR回路OR1の出力は“L”となる。このため、電源スイッチSW1はオフとなる。これに対し、壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3の少なくとも一方がオンになると、オンにされた側のOR回路OR1の入力(反転入力)が“H”となるため、OR回路OR1の出力は“H”となり、電源スイッチSW1がオンとなる。
壁スイッチSW2は、第1実施形態と同様に、オペレータによってボタンが押されている間、オンとなる。一方、無線スイッチSW3も、所定期間オンとなる。このため、壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3の一方がオンとなってから或る時間が経過すると、壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3の双方がオフの状態に戻る。このような状態においても、電源スイッチSW1のオン状態を維持するために、第2実施形態は、以下の構成を備える。
すなわち、壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3からの各信号は、OR回路OR2に反転状態で入力される。OR回路OR2の出力端子は、トランジスタTR1のベースに接続されている。トランジスタTR2のコレクタには、電圧VBが印加されており、トラ
ンジスタTR2のエミッタは接地されている。壁スイッチモニタ部15は、トランジスタTR2のコレクタ側の電圧(入力“in”)の信号レベルを監視する。
また、電源スイッチ制御部16と接続された信号線7は、トランジスタTR1のベースに接続されている。トランジスタTR1のコレクタは信号線5cを介してOR回路OR1の反転入力端子に接続されており、トランジスタTR1のエミッタは接地されている。トランジスタTR1がオフのとき、電圧VBへのプルアップによって、OR回路OR1への
入力bは“H”となる(反転入力は“L”)。
図9は、第2実施形態における電源スイッチSW1のオンオフ制御に係る信号のタイムチャート例を示す。以下、図9を適宜用いて、第2実施形態の動作例を説明する。図9において、或る時刻T0において、電源スイッチSW1がオフであり、且つ壁スイッチSW2及び無線スイッチSW3の双方がオフの状態(“H”)を想定する。
T0では、OR回路OR2の入力(反転入力)はともに“L”となり、OR回路OR2の出力は“L”となる。このため、トランジスタTR2はオフである。従って、壁スイッチモニタ部15に対する入力inとして信号レベル“H”が入力される状態となる。但し、コントローラ10は、電源電圧VCの供給がないためオフである。従って、電源スイッ
チ制御部16からの出力outは“L”であり、トランジスタTR1がオフのため、入力b
は“H”となる。なお、図9における“CPUCK”は、コントローラ10のマイコン18(CPU)のクロック信号を示す。
その後、時刻T1の前に、壁スイッチSW2と無線スイッチSW3との何れか一方(例えば無線スイッチSW3)がオンにされたとする。すると、OR回路OR1の出力aが“H”となり、電源スイッチSW1がオンとなる(時刻T2)。これによって、AC/DC電源回路2Aによる電源電圧Vc(電力)の供給が開始され、コントローラ10がオン状
態となり、マイコン18が動作を開始する(CPUCK参照)。
また、無線スイッチSW3のオンによって、OR回路OR2の出力は“H”となる。このため、トランジスタTR2がオンとなり、壁スイッチモニタ部15の入力inの信号レベルが“L”となる(時刻T1)。この信号レベル“L”は、コントローラ10のオンによって動作を開始した壁スイッチモニタ部15で検知される。
壁スイッチモニタ部15は、信号レベルが“L”を検知すると“電源スイッチオン”状態を保持する。マイコン18は、“電源スイッチオン”が保持されたことを検知して、電源スイッチ制御部16にオン指示を与える。電源スイッチ制御部16は、出力outとして
、“H”信号を出力する(時刻T3)。この結果、トランジスタTR1はオンとなり、OR回路OR1の入力bは“L”となる(反転入力は“H”)。
その後、無線スイッチSW3がオン状態を維持する所定期間が経過すると(時刻T4)、無線スイッチSW3はオフとなり、トランジスタTR2がオフとなって入力inが“H”レベルとなる。但し、壁スイッチモニタ部15は、“電源スイッチオン”状態を維持し、電源スイッチ制御部16は“H”信号の出力を継続する。従って、電源スイッチSW1のオン状態が維持される。
その後、壁スイッチSW2と無線スイッチSW3との何れか一方(例えば、壁スイッチSW2)のオフ操作(ボタン押し下げ)が行われ、壁スイッチSW2がオンになると(時刻T5)、壁スイッチモニタ部15に対する入力inが“L”レベルとなる。壁スイッチモニタ部15は、“L”レベルの検知によって、“電源スイッチオフ”状態を保持する。
マイコン18は、“電源スイッチオフ”状態の保持を検知して、電源スイッチ制御部16にオフ指示を与える。これによって、電源スイッチ制御部16は“L”信号を出力する(時刻T6)。但し、時刻T6では、壁スイッチSW2のボタン押し下げ(オン)が継続されているため、入力bが“H”となっても、OR回路OR1の出力a“H”が維持され、電源スイッチSW1のオン状態が維持される。
時刻T7で壁スイッチSW2のボタン押し下げが解除されると、出力aが“L”となり(時刻T8)、電源スイッチSW1がオフとなる。これにより、電源電圧VCの供給が停
止され、コントローラ10はオフとなる。
以上のような構成及び動作を除き、第2実施形態は第1実施形態と同じである。すなわち、第2実施形態におけるマイコン18は、図5,図6A,図6Bに示した処理を行う。但し、第2実施形態では、コントローラ10のオンオフは電源スイッチSW1のオンオフに連動するので、図5における03,08,14,20の各判定処理の結果は、電源スイッチSW1がオンであるときの判定結果となる。
さらに、第2実施形態におけるマイコン18は、無線スイッチSW3のオンオフに伴うリジューム機能に係る処理を行う。但し、当該処理は、図6A,図6Bに係る処理の説明において、壁スイッチSW2が無線スイッチSW3に代わるだけの処理であるので詳細な
説明は省略する。第2実施形態についても、図7A及び図7Bで説明した変形例を適用可能である。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、第2実施形態によれば、コントローラ10が電源スイッチSW1のオンオフに連動してオンオフするので、コントローラ10の待機電力を削減することができる。また、無線受信機40及び無線スイッチSW3が設けられることで、コントローラ10のオフ状態において、無線端末20の操作で、電源スイッチSW1をオンにすることができる。これにより、オペレータが、電源スイッチSW1をオンにするために、壁スイッチSW2の接地場所まで移動する手間を省くことができる。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第2実施形態と共通点を有するので、主として相違点について説明し、共通点については説明を省略する。図10は、第3実施形態に係るLED照明システムの構成例を示す図である。
第3実施形態に係るLED照明システムは、さらに、人感センサスイッチSW4を含む。人感センサスイッチSW4は、LED照明機器L1〜Lnの設置位置周辺で人の存在を検知したときに電源スイッチSW1をオンにするオン信号を出力する一方で、設置位置周辺で人の存在が検知されないときに電源スイッチSW1をオフにするオフ信号を出力する。
人感センサスイッチSW4は人感センサを含んでいる。人感センサは、例えば、パッシブインフラレッド方式の赤外線センサを用いて人を検知する。但し、人感センサとしては既存のあらゆる人感センサを適用可能であり、センサの種別や方式を問わない。
人感センサスイッチSW4は、信号線5dを介してOR回路OR1及びOR回路OR2の反転入力端子に接続されている。人感センサスイッチSW4のオフ状態では、信号線5d上の信号レベルは“H”レベルであり、オン状態で“L”レベルとなる。
上記構成により、OR回路OR1の出力aは、信号線5a〜5dの少なくとも1つの信号レベルが“L”であるときに“H”となり、電源スイッチSW1をオンにする(オン状態を維持する)。
その他の構成については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。第3実施形態の動作例としては、図9に示したタイムチャート中の「SW2or3」が「SW2,SW3or SW4」となるだけであるので、説明を省略する。コントローラ10の構成及び
処理自体も、第2実施形態と同じであるので説明を省略する。但し、第3実施形態では、人感センサスイッチSW4のオンオフに応じて図6A及び図6Bに示した処理と同様の処理が実行される。但し、処理自体は、図6A及び図6Bの処理における「壁スイッチSW2」を「人感センサスイッチSW4」に置き換えたものとなるので、説明は省略する。また、第3実施形態でも、図7A及び図7Bに示した変形例を適用可能である。
第3実施形態によれば、第2実施形態における作用効果に加えて、人感センサスイッチSW4のオンオフに応じて電源スイッチSW1をオンオフすることができる。なお、人感センサスイッチSW4の採用時には、壁スイッチSW2を省略することが考えられる。
<変形例>
上記した第1〜第3実施形態では、同一の無線周波数を用いて、制御信号中の識別子により各LED照明機器が制御信号の宛先が自機器宛てかを判定している。このような構成
に代えて、無線端末20がLED照明機器L毎に異なる無線周波数(チャンネル)を用い、対応するLED照明機器Lのみが制御信号を受信できるようにしても良い。
また、第1〜第3実施形態に示した構成では、コントローラ10が調光/調色制御部17を有する構成を示したが、調光/調色制御部17を有することはオプションである。また、第1〜第3実施形態に示した構成は、無線端末20が各LED照明機器Lと直接無線通信を行わず、無線端末20が無線通信部11を中継局として使用するようなLED照明システムについて適用可能である。
L1〜Ln・・・LED照明機器
SW1・・・電源スイッチ
SW2・・・壁スイッチ(操作部)
SW3・・・無線スイッチ
SW4・・・人感センサスイッチ
10・・・コントローラ
12・・・制御部
18・・・マイクロコンピュータ(プロセッサ)
20・・・無線端末

Claims (13)

  1. 複数のLED照明機器と、
    オン時に前記各LED照明機器に電力を供給し、オフ時に前記電力の供給を停止する電源スイッチと、
    前記各LED照明機器の状態を制御する制御信号を前記各LED照明機器向けに送信する無線端末と、
    前記無線端末と無線通信を行う無線通信部,及び前記電源スイッチがオンの状態において前記無線通信部で受信される制御信号に基づき前記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることを検知したときに前記電源スイッチをオフにする処理を実行する制御部を含むコントローラと、
    を含むLED照明システム。
  2. 前記制御部は、前記電源スイッチのオフ後に前記複数のLED照明機器の少なくとも1つを点灯状態とする制御信号が前記無線通信部を介して受信されたときに前記電源スイッチをオンにする処理を実行する
    請求項1に記載のLED照明システム。
  3. 前記制御部は、前記無線通信部で受信される制御信号を用いた前記各LED照明機器の状態監視を通じて前記各LED照明機器が消灯状態となる前の状態に関する状態情報を記憶装置に記憶する処理と、前記電源スイッチのオフ後における前記複数のLED照明機器の少なくとも1つを点灯状態とする制御信号の受信に応じて前記電源スイッチをオンにするときに当該LED照明機器の少なくとも1つを前記状態情報に応じた状態にする制御信号を前記無線通信部を介して送信する処理とを実行する
    請求項1又は2に記載のLED照明システム。
  4. 前記電源スイッチのオン操作が行われたときに前記電源スイッチをオンにするオン信号を出力する一方で前記電源スイッチのオフ操作が行われたときに前記電源スイッチをオフにするオフ信号を出力する操作部をさらに含み、
    前記制御部は、前記操作部からオフ信号が出力されたときにおける前記各LED照明機器の状態を示す情報を前記記憶装置に記憶する処理と、前記オフ信号に応じて前記電源スイッチをオフにする処理と、前記電源スイッチのオフ後に前記操作部から出力された前記オン信号に応じて前記電源スイッチをオンにするとともに前記各LED照明機器の状態を前記情報に応じた状態にする制御信号を前記無線通信部を介して送信する処理とを実行する
    請求項1から3の何れか1項に記載のLED照明システム。
  5. 前記各LED照明機器は、LED群と、前記制御信号を受信する無線部と、前記制御信号に応じてLED群の状態を制御する制御装置と、記憶装置とを含み、
    前記制御装置は、前記LED群の状態を前記記憶装置に記憶する処理と、前記電源スイッチがオフとなりその後に前記電源スイッチがオンとなったときに前記LED群の状態を前記記憶装置に記憶された前記LED群の状態にする処理とを行う
    請求項1に記載のLED照明システム。
  6. 前記コントローラは、前記電源スイッチのオンに連動してオンとなり、前記電源スイッチのオフに連動してオフとなる
    請求項1、3から5の何れか1項に記載のLED照明システム。
  7. 前記無線端末から前記電源スイッチのオン指示を受信したときに前記電源スイッチをオンにするオン信号を出力する無線スイッチをさらに含む
    請求項6に記載のLED照明システム。
  8. 前記無線スイッチから出力された前記オン信号による前記電源スイッチのオンに連動して前記コントローラがオンとなったときに、前記制御部が前記各LED照明機器の状態を前記記憶装置に記憶された前記情報に応じた状態にする制御信号を前記無線通信部を介して送信する処理を実行する
    請求項7に記載のLED照明システム。
  9. 前記制御部は、前記操作部及び前記無線スイッチの少なくとも一方から前記オン信号が出力されたことを検知したときに、前記操作部及び前記無線スイッチの少なくとも一方からの前記電源スイッチをオフにするオフ信号の出力と前記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることとの何れかを検知するまで前記電源スイッチのオン状態を維持する処理を行う
    請求項7又は8に記載のLED照明システム。
  10. 前記複数のLED照明機器の設置位置周辺で人の存在を検知したときに前記電源スイッチをオンにするオン信号を出力する一方で、前記設置位置周辺で人の存在が検知されないときに前記電源スイッチをオフにするオフ信号を出力する人感センサスイッチをさらに含む
    請求項1から9の何れか1項に記載のLED照明システム。
  11. 前記人感センサスイッチから出力された前記オン信号による前記電源スイッチのオンに連動して前記コントローラがオンとなったときに、前記制御部が前記各LED照明機器の状態を前記記憶装置に記憶された前記情報に応じた状態にする制御信号を前記無線通信部を介して送信する処理を実行する
    請求項10に記載のLED照明システム。
  12. 前記制御部は、前記操作部,前記無線スイッチ及び前記人感センサスイッチの少なくとも1つから前記オン信号が出力されたことを検知したときに、前記操作部,前記無線スイッチ及び前記人感センサスイッチの少なくとも1つからの前記電源スイッチをオフにするオフ信号の出力と前記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることとの何れかを検知するまで前記電源スイッチのオン状態を維持する処理を行う
    請求項10又は11に記載のLED照明システム。
  13. 無線端末から複数のLED照明機器へ向けて送信される前記各LED照明機器の状態を制御する制御信号を受信する無線通信部と、
    前記各LED照明機器への電力供給をオンオフする電源スイッチがオンの状態において前記無線通信部で受信される前記制御信号に基づき前記複数のLED照明機器の全てが消灯状態となることを検知したときに、前記電源スイッチをオフにする処理を実行する制御部と
    を含むLED照明機器のコントローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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