JP2015147279A - 組立補助治具の設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立補助治具を位置決め及び姿勢決めする駆動機構を用いなくても、簡単に組立補助治具を位置決め及び姿勢決めすることができる組立補助治具の設置方法を提供する。【解決手段】組立補助治具600の設置方法であって、まず、組立補助治具600を設置すべき設計上の設置座標P0に組立補助治具600を移動させる、ロボットアーム201の各関節の目標角度を求める。ロボットハンド202に組立補助治具600を把持させる。次に、ロボットアーム201の各関節の角度が目標角度となるように、ロボットアーム201の各関節を駆動して、ロボットアーム201を動作させる。組立補助治具600の実際の位置及び姿勢を維持した状態で、組立補助治具600を架台500上の固定部材702に接着剤701で固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、組立ロボットにより組立作業する際にワークを支持する組立補助治具の設置方法に関する。
従来、組立ロボットと、組立ロボットを制御する制御装置とを備え、部品組立を行う組立装置では、組立用ワークの位置再現性を保証し組立を補助するために、組立補助治具が使用されている。
組立補助治具は、第1ワークと、第1ワークに組合せられる第2ワークとの組立時のガイドとなる役割を果たす治具であり、組立精度や再現性が要求される工程において使用される。
しかし、組立ロボットが、組立補助治具を使用して組立作業をする際に、制御装置に設定されている組立補助治具の設計上の設置座標(位置及び姿勢)と、組立補助治具の実際の設置座標との差が大きいと、精度の良い組立を実現できない。そのため、組立補助治具の設計上の設置座標に実際の設置座標を合わせるために、組立補助治具の設置後に作業者が組立ロボットを動作させ、設計上の組立補助治具の設置座標に実際の組立補助治具の設置座標を近づけて再設定する実機調整作業が行われる。この実機調整作業は、作業者にとって煩雑であり、かつ多大な時間を要するために、簡略化することが望まれていた。
これに対し特許文献1では、組立補助治具としての部品保持台に、平面方向に自由に移動できるスライダと、設置台の傾き検知手段と、傾き補正用のアクチュエータとを設ける方法を提案している。この方法によれば、組立ロボットが部品を組み付ける際に、部品保持台の平面方向のずれをスライダで受動的に補正し、検知手段で検知した傾きをアクチュエータで能動的に補正することができるので、作業者による実機調整作業を不要とすることができる。
特開2010−214514号公報
しかし、従来の方法では、組立補助治具の平面方向のずれや傾きを補正するために、組立補助治具を設置した台に対して、傾きを補正するアクチュエータ等の駆動機構が必要となり、また、その駆動機構を設置するためのスペースが必要であった。更に、組立ロボットを制御するロボット制御装置の他に、駆動機構を制御するための制御装置を付加しなければなかった。そのため、制御が複雑化するという問題があった。
そこで、本発明は、組立補助治具を位置決め及び姿勢決めする駆動機構を用いなくても、簡単に組立補助治具を位置決め及び姿勢決めすることができる組立補助治具の設置方法を提供することを目的とする。
本発明は、多関節のロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、を有する組立ロボットが、架台に設置された組立補助治具にワークを支持させて行う組立作業に用いる組立補助治具の設置方法であって、前記組立補助治具を設置すべき設計上の位置及び姿勢に、前記ロボットハンドに把持させたとする前記組立補助治具を移動させる、前記ロボットアームの各関節の目標角度を求める演算工程と、前記ロボットハンドに前記組立補助治具を把持させる把持工程と、前記把持工程にて前記ロボットハンドに前記組立補助治具を把持させた状態で、前記ロボットアームの各関節の角度が目標角度となるように、前記ロボットアームの各関節を駆動して、前記ロボットアームを動作させる動作工程と、前記動作工程にて前記ロボットアームを動作させたときの前記組立補助治具の実際の位置及び姿勢を維持した状態で、前記組立補助治具を前記架台に固定する固定工程と、を備え、前記架台に対して前記組立補助治具を設置することを特徴とする。
本発明によれば、複雑な駆動機構を用いなくても、簡単に組立補助治具を位置決め及び姿勢決めすることができる。よって、駆動機構が不要となり、駆動機構を設置するためのスペースを確保する必要がなくなる。また、駆動機構が不要となるので、駆動機構を制御する制御装置も不要となり、制御を簡略化することができる。
第1実施形態に係る組立装置の概略構成を示す説明図である。 ロボットアームの関節駆動部を示す部分断面図である。 架台の上面に固定された組立補助治具を用いて、複数のワークを組み立てた状態を示す模式図である。 第1実施形態に係る組立補助治具の設置方法によって設置された状態を示す模式図である。 第1実施形態に係る組立補助治具の設置方法を示すフローチャートである。 組立補助治具と把持爪の位置関係を高精度に合わせるための組立補助治具及びロボットハンドを示す模式図である。 ロボットハンドが把持している組立補助治具の座標を、設置座標に近づける動作を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る組立装置の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る組立装置の概略構成を示す説明図である。組立装置100は、組立ロボット200、駆動制御手段であるロボット制御装置(以下、「制御装置」という)300、及びオフライン教示装置としてのオフラインPC400を備えている。また、組立装置100は、架台500、組立補助治具600、接着剤701、固定部材702及びUV光照射装置703を備えている。
組立ロボット200は、垂直多関節型のロボットアーム201と、ロボットアーム201の先端(先端リンク)に取り付けられたロボットハンド202とを有し、部品組立を行う組立作業に使用されるロボットである。
ロボットアーム201は、架台500の上面(固定面)501に固定された、ロボットアーム201の基端を構成するベース部と、変位や力を伝達する複数のリンクと、が複数の関節で旋回(屈曲)又は回転可能に連結されてなる。
具体的に説明すると、ロボットアーム201の基端は、架台500の上面501に対し、ねじ204にて締結され、位置ずれを生じないように架台500の上面501に固定されている。
基準座標系であるロボット座標系(ベース座標系ともいう)Σは、ロボットアーム201の設置面側から見て一番目の関節軸の回転中心とロボットアーム201の設置面が交わる位置をロボット座標系Σの原点Oとしている。そして、ロボット座標系Σは、ロボットアーム201の前方向を正としたX軸、ロボットアーム201の左方向を正としたY軸、ロボットアーム201の上方向を正としたZ軸、各軸の右回りを正としたtX軸、tY軸、tZ軸で定義される。
ロボットアーム201は、ロボットアーム201の各関節に対して設けられ、各関節それぞれを駆動する複数の関節駆動部230を有している。
図2は、ロボットアーム201の関節駆動部230を示す部分断面図である。便宜上、一つの関節のみの関節駆動部230を図示し、他の関節は図示を省略しているが、他の関節にも、同様の構成の関節駆動部230が配置されている。
関節駆動部230は、電動モータである回転モータ(以下、「モータ」という)231と、モータ231の回転軸232の回転を減速する減速機233と、を有している。
また、関節駆動部230は、モータ231の回転軸232及び減速機233の入力軸のうちいずれか一方の軸、第1実施形態ではモータ231の回転軸232の回転角度を検出する入力側角度検出部である入力側エンコーダ235を有している。また、関節駆動部230は、減速機233の出力軸の回転角度を検出する出力側角度検出部である出力側エンコーダ236を有している。
モータ231は、サーボモータであり、例えばブラシレスDCサーボモータやACサーボモータである。
入力側エンコーダ235は、アブソリュート型のロータリーエンコーダが望ましく、1回転の絶対角度エンコーダ、絶対角度エンコーダの回転総数のカウンタ、及びカウンタに電力を供給するバックアップ電池を有して構成される。ロボットアーム201への電源の供給がオフになっても、このバックアップ電池が有効であれば、ロボットアーム201への電源供給のオン/オフに関係なく、カウンタにおいて回転総数が保持される。したがって、ロボットアーム201の姿勢が制御可能となる。なお、入力側エンコーダ235は、回転軸232に取り付けられているが、減速機233の入力軸に取り付けてもよい。
出力側エンコーダ236は、隣り合う2つのリンク間の相対角度を検出するロータリーエンコーダである。図2の例においては、出力側エンコーダ236は、リンク211とリンク212との間の相対角度を検出するロータリーエンコーダである。出力側エンコーダ236は、リンク211にエンコーダスケールを設け、リンク212に検出ヘッドを設けた構成、或いは逆の構成となる。
また、リンク211とリンク212とは、クロスローラベアリング237を介して回転自由に結合される。
モータ231は、モータカバー238で覆われて保護されている。モータ231とエンコーダ235との間には、不図示のブレーキユニットが設けられている。ブレーキユニットの主な機能は、電源オフ時のロボットアーム201の姿勢の保持である。
減速機233は、小型軽量で減速比の大きい波動歯車減速機である。減速機233は、モータ231の回転軸232に結合された、入力軸であるウェブジェネレータ241と、リンク212に固定された、出力軸であるサーキュラスプライン242と、を備えている。なお、サーキュラスプライン242は、リンク212に直結されているが、リンク212に一体に形成されていてもよい。
また、減速機233は、ウェブジェネレータ241とサーキュラスプライン242との間に配置され、リンク211に固定されたフレクスプライン243を備えている。フレクスプライン243は、ウェブジェネレータ241の回転に対して減速比Nで減速され、サーキュラスプライン242に対して相対的に回転する。従って、モータ231の回転軸232の回転は、減速機233で1/Nの減速比で減速されて、フレクスプライン243が固定されたリンク211に対してサーキュラスプライン242が固定されたリンク212を相対的に回転運動させる。これにより、ロボットアーム201の各関節を屈曲(旋回)又は回転させる。
なお、第1実施形態では、各角度検出部が、ロータリーエンコーダである場合について説明するが、ロータリーエンコーダに限定するものではなく、各軸の回転角度を検出できるものであれば、いかなるものでもよく、例えばレゾルバ等を用いてもよい。
また、第1実施形態では、減速機233が波動歯車減速機である場合について説明するが、波動歯車減速機に限定するものではない。波動歯車減速機以外の減速機であって、出力軸にトルクが作用した際に弾性変形等により出力軸が変位する減速機であれば本発明は適用可能である。
また、第1実施形態では、回転モータ231の駆動力を減速機233へ直接伝達する場合について説明したが、これに限定するものではない。間接的に伝達する手段、例えば回転モータ231の回転軸232の回転を、減速機233の入力軸にベルトで伝達する場合であってもよい。この場合、入力側エンコーダ235は、回転モータ231の回転軸232又は減速機233の入力軸のどちらの回転角度を検出するようにしてもよい。
図1に示すロボットハンド202は、部品等の把持、把持解放をする複数(例えば3つ)の把持爪251と、把持爪251を開閉駆動する駆動機構部252とを有し、把持爪251の開き量が調整可能に構成されている。
駆動機構部252は、円柱状の形状をしており、一方の端面がロボットアーム201に取り付け可能となっている。駆動機構部252の他方の端面には、複数の把持爪251が、駆動機構部252の中心軸を中心に、等角度間隔(例えば120度間隔)で回転対称に配置されている。
駆動機構部252は、図示は省略するが、駆動機構部252の中心軸に対して各把持爪251を半径方向の内側及び外側に動作させる複数(例えば3つ)のスライダ機構を有している。また、駆動機構部252は、スライダ機構を動作させる不図示のアクチュエータとエンコーダとを有している。
制御装置300は、スライダ機構の動作位置を制御することで、把持爪251の半径方向の動作位置、即ちロボットハンド202による把持物の把持及び把持解放を制御する。また、制御装置300は、ロボットアーム201の各関節の角度(旋回角度又は回転角度)、即ちロボットアーム201の動作(位置及び姿勢)を制御する。
制御装置300は、演算部311と、演算部311による算出結果を記憶(格納)する記憶部312と、を有する。演算部311は、位置・姿勢設定部301、モータ目標位置設定部302及び駆動指令部303としての機能を有する。演算部311は、CPU(中央演算装置)で構成され、プログラムを実行することにより、各部301〜303として機能してもよいし、各部301〜303として機能する専用のLSIで構成されていてもよく、また、これらの組み合わせでもよい。記憶部312は、例えば、書き換え可能な不揮発性メモリや、HDD等の記憶装置である。
位置・姿勢設定部301は、オフラインPC400から、ロボット座標系Σを基準とし、組立補助治具600を設置すべき設計上の設置座標(位置及び姿勢)Pを取り込む。位置・姿勢設定部301は、取り込んだ設置座標Pに基づき、ロボット座標系Σを基準とするロボットアーム201の先端の目標座標(目標位置及び目標姿勢)を算出する。位置・姿勢設定部301は、ロボットアーム201の先端の取るべき目標座標に基づき、ロボットアーム201の各関節の目標角度を算出する。
モータ目標位置設定部302は、ロボットアーム201の各関節の目標角度に基づいて、モータ231の目標位置(目標角度)を算出する。
駆動指令部303は、各関節の関節駆動部230のモータ231の目標位置に基づいて、各関節のモータ231を駆動する駆動回路(不図示)に駆動指令を送る。不図示の駆動回路は、駆動指令に応じた電流をモータ231に出力して、モータ231を回転させる。これにより、ロボットアーム201の各関節が駆動される。
組立補助治具600は、組立ロボット200が組立を補助するために、ワークを支持する治具であり、例えば金属、プラスチック、ゴム等の材料にて形成されている。組立補助治具600は、組立作業時の部品(ワーク)の位置決めやガイドとなる外周面を有している。この組立補助治具600を用いることで、組立される複数の部品の嵌め合い公差の範囲に組立精度を確保することができる。
ここで、第1実施形態における組立補助治具600の使用方法について、図3を用いて簡単に説明する。図3は、架台500の上面501に固定された組立補助治具600を用いて、複数のワーク(部品)W1,W2を組み立てた状態を示す模式図である。組立補助治具600は、図3のように、架台500の上面501に固定されている。
組立補助治具600は、円柱形状に形成された支持部601と、支持部601よりも大径の円柱形状に形成された基部602とを有する。支持部601は、基部602に固定されている。基部602は、架台500上に固定される。
ワークの組立作業時には、まず、ワークW1が組立補助治具600の支持部601の外周面に沿って挿入され、次にワークW2が組立補助治具600の支持部601の外周面に沿って挿入され、ワークW1に組み付けられる。
組立補助治具600を用いることで、ワークW1とワークW2との組立の繰り返し再現性が向上すると共に、組立作業時のロボットアーム201の振動を抑える効果もある。
第1実施形態では、ワークW1,W2が円環状に形成されているものを想定し、組立補助治具600の外周が円形状、即ち円柱形状の支持部601を有する場合について説明するが、これに限定するものではない。支持部601の形状は、多角柱形状や、楕円柱形状等、ワークW1,W2の内周形状に合わせた形状であればよい。
図4は、本発明の第1実施形態に係る組立補助治具600の設置方法によって設置された状態を示す模式図である。
組立補助治具600は、架台500の上面501に直接、固定してもよいが、第1実施形態では、上面501に固定された固定部材702に接着剤701で固定することで、上面501に固定部材702を介して間接的に固定している。具体的には、組立補助治具600の基部602が固定部材702に接着剤701で固定されている。固定部材702は、架台500に対して着脱可能にねじ704等で固定されている。
架台500のねじ穴や設置面の高さ等で決まる組立補助治具600の設置座標P(図1)について、空間的な自由度を持たせるために、固定部材702の上面に接着剤701が盛られている。
つまり、接着剤701は、固定部材702上に堆積されており、堆積させる接着剤701の厚みは組立ロボット200の位置決め精度を吸収できるようになっている。例えば、組立ロボット200の位置決め精度が±1mmで最低固定厚さ2mmとした場合、位置決め精度許容幅2mm+最低固定厚さ2mmで、4mm以上の厚みを持っている。
ここで、組立補助治具600の設置面とは、組立補助治具600を設置すべき位置の高さの基準となる面であり、第1実施形態では固定部材702の上面711であるが、固定部材702を用いない場合は架台500の上面501である。
固定部材702は、加工しやすく、UV光に影響を受けず、剛性が高い鉄材にて製作されている。固定部材702の形状は、例えば組立補助治具600の直径の1.5倍の辺からなる正方形の薄板で、厚さは2mmとする。
固定部材702をねじ704等で架台500に締結固定したので、固定部材702上の接着剤701が硬化した後でも、組立補助治具600を固定部材702ごと架台500から取り外しが可能となる。これは、組立補助治具600の破損等が生じた場合や、組立補助治具600の組み付けが失敗した場合、組み付けるワークの変更により、組立補助治具600を交換する必要が生じた場合等に、組立補助治具600の交換を簡便にするためである。
接着剤701としては、塗布、及び硬化が簡便な、UV硬化型の樹脂接着剤を使用している。したがって、第1実施形態では、接着剤硬化手段としてUV光照射装置703を備えている。
ここで、組立補助治具600の座標Pは、組立補助治具600の底面を形成する円の中心点の位置及び姿勢を、ロボット座標系Σの原点Oからの相対値で、ロボット座標系Σの各軸値で表したものである。組立補助治具600の設置座標Pは、座標Pと同様に、ロボット座標系Σの原点Oからの相対値で、ロボット座標系Σの各軸値で表したものである。
次に、本発明の第1実施形態に係る組立装置100における組立補助治具600の設置方法について説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係る組立補助治具600の設置方法を示すフローチャートである。
まず、オフラインPC400が、設計データに基づく仮想空間において、ロボット座標系Σを基準とする組立補助治具600の設計上の設置座標Pを決定し、制御装置300の演算部311へ設置座標Pのデータを出力する。これにより、演算部311は、設置座標Pのデータを入力する(S101)。設置座標Pには、3つの位置パラメータ及び3つの姿勢パラメータが含まれている。
この設置座標Pの位置パラメータは、ロボットハンド202に把持されたとする組立補助治具600が、ロボットアーム201を動作させた際に架台500に固定された固定部材702に接触しないように設定される。具体的には、設置座標Pの位置パラメータは、固定部材702よりも組立補助治具600が組立ロボット200の位置決め精度分、高くなるように設定される。例えば、組立ロボット200の位置決め精度が±1mmであるとすると、設置座標Pの位置パラメータは、固定部材702の上面から1.1mmの位置に設定される。
演算部311は、設置座標Pに基づいて、ロボットアーム201の先端が取るべき目標の位置情報及び姿勢情報に変換する演算を行う(S102)。即ち、演算部311は、組立補助治具600を設置すべき設置座標Pに基づき、ロボット座標系Σを基準とするロボットアーム201の先端の目標座標(目標位置及び目標姿勢)を算出する。演算部311は、その算出結果を記憶部312に書き込む。次に、演算部311は、ロボットアーム201の先端の取るべき目標座標に基づき、ロボットアーム201の各関節の目標角度を逆運動学により算出する(S103:演算工程)。演算部311は、その算出結果を記憶部312に書き込む。
次に演算部311は、ロボットハンド202にて組立補助治具600を把持させるようロボットアーム201及びロボットハンド202に駆動指令を送る(S104:把持工程)。なお、ロボットハンド202による組立補助治具600の把持動作は、ステップS101,S102又はS103よりも先に行ってもよい。
図6は、組立補助治具600と把持爪251の位置関係を高精度に合わせるための組立補助治具600及びロボットハンド202を示す模式図である。
組立補助治具600には、把持爪誘い込み部(凹部)603が、組立補助治具600の支持部601の底面からの高さが同一の円周上に、支持部601の中心軸C1に対して等角度間隔(60度間隔)で3箇所形成されている。他方、ロボットハンド202の各把持爪251の基端近傍には、凹部603に係合する凸部253が形成されている。
また、各把持爪251の先端には、支持部601の外周面に当接するよう、ロボットハンド202の中心軸C2に対する半径方向内側に突出する把持部254が形成されている。
ロボットハンド202に組立補助治具600を把持させる際には、開状態の各把持爪251を閉方向(半径方向内側)に移動させて凸部253を凹部603に係合させると共に、把持部254で支持部601の外周面を半径方向内側に押圧する。
この動作で、組立補助治具600の中心軸C1とロボットハンド202の中心軸C2とが重なり中心軸に垂直な方向の位置決めがされ、また、中心軸に平行な方向の位置決めがなされる。これにより、組立補助治具600と把持爪251の把持部254との位置関係が、ほぼ把持爪251の凸部253と把持部254の製作公差程度まで位置決めが可能となる。凸部253が凹部603に係合するようにロボットハンド202が組立補助治具600を把持することで、実際に組立する際のロボットハンド202と組立補助治具600との位置関係の精度を向上させることができる。また、凸部253は、不図示のねじによって把持爪251に締結されているので、取り外し可能であり、実際のワーク組立時に障害とならないようにしている。
次に、演算部311は、ロボットアーム201の各関節の目標角度に基づいて、各関節のモータ231を駆動する駆動回路(不図示)に出力する駆動指令を生成し、駆動回路(不図示)に出力する。不図示の駆動回路は、駆動指令に応じた電流をモータ231に出力して、モータ231を回転させる。これにより、ロボットアーム201の各関節が駆動され、ロボットアーム201を動作させている(S105:動作工程)。このステップS105は、ステップS103にてロボットハンド202に組立補助治具600を把持させた状態で行われる。
ステップS105では、演算部311は、各関節駆動部230のエンコーダ235,236の検出値を入力するが、第1実施形態では、各出力側エンコーダ236の検出値に基づいて、各関節の角度が目標角度となるようにフィードバック制御する。つまり、各関節駆動部230の減速機233は、捩れ剛性により入力軸と出力軸との間で捩れ変形する。そこで、出力側エンコーダ236の値に基づいて各関節の角度をフィードバック制御することにより、減速機233の捩れ変形の影響を受けずに、各関節の角度を目標角度に高精度に近づけることができる。
以上、ステップS105により、ロボットハンド202に把持された組立補助治具600は、オフラインPC400で設定された設計上の組立補助治具600の設置座標Pに移動することとなる。
以下、フィードバック制御について更に詳細に説明する。図7は、ロボットハンド202が把持している組立補助治具600の座標Pを、設置座標Pに近づける動作を説明するための模式図である。
組立補助治具600の座標Pを表す6自由度のベクトルをr、設置座標Pを表す6自由度のベクトルをrとする。
ここでrを、位置成分r’と姿勢成分r’’に分解し、rを、位置成分r’と姿勢成分r’’に分解すると、以下の式(1),(2)にて表せる。
Figure 2015147279
ここで、r’とr’との差の絶対値と、r’’とr’’との差の絶対値が、それぞれ微小量ε’,ε’’より小さくなるように制御する。
数式で表すと以下の式(3),(4)のようになる。
Figure 2015147279
このように制御することで、オフラインPC400で設定した設置座標Pを、実機調整作業を実施しなくても、実機においてロボット座標系Σ内の座標として扱うことが可能となる。
次に、ステップS105にてロボットアーム201を動作させたときの組立補助治具600の実際の位置及び姿勢を維持した状態で、組立補助治具600を架台500(具体的には、固定部材702)に固定する(S106:固定工程)。
このステップS106では、予め固定部材702上に堆積させておいた硬化前の接着剤701に組立補助治具600の下端を接触させる。その後、ロボットハンド202で組立補助治具600を把持した状態で、接着剤701にUV光照射装置703にて接着剤701が硬化するまでUV光を照射する。
第1実施形態では、接着剤701がUV硬化性接着剤とした場合について説明したが、熱硬化性接着剤、ホットメルト系接着剤、瞬間接着剤等の別の硬化方法を持つ接着剤を使用することも可能である。
また、組立補助治具600は、様々な材質、例えばポリエチレンやテフロン(登録商標)等のプラスチック系材料、フッ素ゴム等のゴム系材料、鉄、アルミ等の金属系材料などで製作されるが、その材質に適した接着剤を使用することができる。
ここで、演算部311は、出力側エンコーダ236の検出結果に基づき各関節の角度を制御する制御モードから、入力側エンコーダ235の検出結果に基づき各関節の角度を制御する制御モードに切り替える。このとき、入力側エンコーダ235が検出する値が所定値となるようにフィードバック制御される。この所定値は、出力側エンコーダ236の検出結果に基づいて各関節の角度を目標関節角度に制御したときに、入力側エンコーダ235により検出された値とする。
演算部311は、接着剤701が硬化した後、ロボットアーム201の各関節駆動部230の出力側エンコーダ236による検出値を取得する(S107:検出工程)。このステップS107における検出処理は、ロボットハンド202による組立補助治具600の把持解放前に行われる。
次に、演算部311は、ロボットハンド202による組立補助治具600の把持解放を行う(S108)。
次に、演算部311は、ロボットアーム201の各関節駆動部230の出力側エンコーダ236による検出値を取得する(S109:検出工程)。このステップS109における検出処理は、ロボットハンド202による組立補助治具600の把持解放後に行われる。
ステップS107,S109では、ロボットハンド202による組立補助治具600の把持解放前後のロボットアーム201の各関節の角度差を検出することで、把持解放前後の相対的な組立ロボット200の撓み量を検出している。
即ち、演算部311は、入力側エンコーダ235の値が所定値となるように制御しているので、組立補助治具600を把持解放したときには、減速機233に作用するモーメントの変化により、各関節の減速機233の捩れ量が変化する。具体的には、減速機233に作用するモーメントが減少するので、各関節の減速機233の捩れが減少する、即ち捩れが解消するように捩れ量が変化する。各減速機233の捩れ量の把持解放前後の変化、つまりは、組立ロボット200の把持解放前後の相対的な撓み量が、各出力側エンコーダ236により関節の角度差として検出される。
次に、演算部311は、組立ロボット200の撓み量、即ち各関節の角度差が閾値を下回っているか、第1実施形態では、閾値以下であるか否かを判断する(S110:判断工程)。
演算部311は、ステップS110における判断の結果、組立ロボット200の撓み量、即ち各関節の角度差が閾値以下の場合(S110:Yes)、組立補助治具600の設置が完了したと判定する(S111:完了工程)。
演算部311は、ステップS110における判断の結果、組立ロボット200の撓み量が閾値を上回っていると判断した場合(S110:No)、組立補助治具600の組み付けが失敗したので、実機調整作業を行うよう報知する(S112)。これにより、作業者は、実機調整作業を実行し、実機調整作業が終了したら、組立補助治具600の設置が完了する(S111)。
組立補助治具600の重みと接着剤701の硬化により、ロボットアーム201が撓み変形していることがある。ステップS110の判断の結果、各関節の出力側エンコーダ236の値の差が閾値以下の場合、ロボット座標系Σにおける設置座標Pのずれ量は組立可能な許容範囲内である。つまり、閾値は、組立作業が可能となる許容限界値に設定されている。
逆に、ステップS110の判断の結果、各関節の出力側エンコーダ236の値の差が閾値を超えていた場合は、組立補助治具600の設置は失敗しており、実機調整作業を実施する(S112)。実機調整作業とは、作業者が制御装置300を通じてロボット200を操作することにより、組立補助治具600の位置決め及び姿勢に合わせて、ロボット200のアプローチする位置を調整し、位置・姿勢設定部301内の設置座標Pを更新する作業である。
第1実施形態では、ステップS110の閾値について、例えばロボット座標系Σにおける設置座標PのX,Y,Z方向の位置ずれ量が0.1mm以内、tX,tY,tZ方向の姿勢ずれ量が0.1°以内となるように設定する。
なお、第1実施形態では、ステップS110において、各関節の角度差が閾値のときは、ステップS111に移行しているが、閾値の設定値によっては、ステップS112に移行するようにしてもよい。
以上、第1実施形態によれば、組立補助治具600を架台500に固定する際に、オフラインPC400で設定した組立補助治具600の設置座標Pを、実機調整作業を実施しなくても、実機においてロボット座標系Σ内の座標として扱うことが可能となる。
つまり、設計データに基づいてロボットアーム201を動作させて、ロボットハンド202に把持させた組立補助治具600を固定するだけでよいので、組立補助治具600を簡単に位置決め及び姿勢決めすることができる。
このことにより、1点あたり1時間以上かかる実機調整作業の作業時間を、第1実施形態によれば、接着剤701の硬化時間の数分で完了することができ、作業時間を大幅に短縮することができる。したがって、組立装置100全体の立上時間を短縮し、組立装置100の生産開始時期を早めることができる。
また、ロボットアーム201や、ロボットハンド202を交換し、実機調整作業をやり直す必要があった際も、実機調整作業の作業時間を短くすることができ、組立装置100の停止時間を少なくし、組立装置100の生産能力を高めることができる。
また、組立補助治具600設置後に実施するロボットアーム201及びロボットハンド202の位置の実機調整作業において、組立補助治具600の種類毎に必要となる、実機調整作業時の位置確認用の治具等が必要無くなる。よって、組立に不必要な部品を製作しなくてもよく、組立装置100全体としてのコストを低減させることができる。
さらに、また、組立補助治具600の平面方向、傾き成分の補正のために追加の駆動機構を設置する必要が無く、設置スペース上の制約を小さくすることができ、部品設置の自由度が増し、スペース生産性を向上することができる。即ち、駆動機構が不要となり、駆動機構を設置するためのスペースを確保する必要がなくなる。よって、組立補助治具600の設置位置の自由度を増す。また、駆動機構が不要となるので、駆動機構を制御する制御装置も不要となり、制御を簡略化することができる。
特に、組立補助治具600の固定に接着剤701を使用するため、固定が簡便となり、多種類の組立補助治具600の固定が可能でなる。
さらに、ロボットアーム201の撓み量を組立補助治具600の設置前後で比較することにより、組立補助治具600の設置状態が組立に使用可能かを確認することができ、信頼性を向上することができる。
また、第1実施形態によれば、組立作業に用いる、オフラインPC400にて設定したオフライン教示点を、オンライン教示により調整する手間が省け、高精度に組立補助治具600にアクセスできる。したがって、組立装置100において組立作業に用いる教示点の設定作業が容易となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る組立補助治具の設置方法について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る組立装置の概略構成を示す説明図である。なお、第2実施形態の組立装置100Aにおいて、上記第1実施形態の組立装置100と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態では、ステップS106における組立補助治具600の固定を、接着剤701を用いて行ったが、第2実施形態では、はんだ801を用いて行う。
組立装置100Aは、上記第1実施形態と同様、組立ロボット200、制御装置300、オフラインPC400、架台500、及び組立補助治具600を備えている。
第2実施形態では、組立装置100Aは、はんだ801、固定部材であるはんだ漕802及び加熱装置803を備えている。はんだ漕802は、ねじ804で架台500の上面501に着脱可能に固定される。
はんだ801は、はんだ漕802内に固体化した状態で入っている。はんだ漕802は、ねじ804にて架台500に締結され、位置ずれを生じないように固定されている。また、はんだ漕802は、加熱装置803によって加熱が可能であり、内部のはんだ801を液体化することができる。
液体化させるはんだ801の量は、はんだ漕802の底面からはんだ801の液面の距離が組立ロボット200の位置決め精度を吸収できる量とする。例えば、組立ロボット200の位置決め精度を±1mmで最低固定厚さ2mm、位置決め精度許容幅2mm+最低固定厚さ2mmで、4mm以上の液面高さとなるような量のはんだ801を液体化させる。
ステップS105の動作工程では、加熱装置803によってはんだ漕802を加熱して、はんだ801を溶融させておき、組立補助治具600の下端をはんだ漕802内のはんだ801に接触させる。
なお、設置座標Pの位置パラメータは、組立補助治具600が架台500に固定されたはんだ漕802の底面に接触しないように、はんだ漕802の底面より組立補助治具600がロボットの位置決め精度分は高くなるように設定する。例えば、組立ロボット200の位置決め精度が±1mmである場合は、はんだ漕802の底面より1.1mmの位置に設定する。
液体化させておいたはんだ801に組立補助治具600を接触させた後、ステップS106の固定工程では、ロボットハンド202で組立補助治具600を把持した状態で、加熱装置803の加熱を停止し、自然冷却によりはんだ801を硬化させる。これにより、組立補助治具600がその位置及び姿勢で固定される。
以上第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様、オフラインPC400で設定した組立補助治具600の設置座標Pを、実機調整作業を実施しなくても、実機においてロボット座標系Σ内の座標として扱うことが可能となる。このことにより、1点あたり1時間以上かかる精密教示の作業時間を、第2実施形態によれば、はんだ801の硬化時間の数分で完了することができ、作業時間を大幅に短縮することができる。したがって、組立装置100A全体の立上時間を短縮し、組立装置100Aの生産開始時期を早めることができる。
さらに、はんだ801は加熱により容易に溶解するため、組立補助治具600の交換、再設置が簡単に実施できる効果もある。
さらに、はんだ漕802およびはんだ801は再利用可能であるため、組立装置100Aのランニングコストを小さくすることができる。
さらに、はんだ漕802の固定にねじ804等を用いるため、架台500に対する取り付け、取り外しが簡便となり、組立補助治具600の交換、再設置が容易となる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
上記第1実施形態では組立補助治具を接着剤を用いて固定し、上記第2実施形態では組立補助治具をはんだを用いて固定する場合について説明したが、これに限定するものではなく、組立補助治具を架台に対して固定できれば、固定方法はいかなるものでもよい。例えば、粘土等を用いて組立補助治具を固定してもよく、また架台に固定した球面台座にマグネット又は真空吸着等により、組立補助治具を固定してもよい。
また、上記第1、第2実施形態では、組立ロボット200の撓み量検出手段としてロボットアーム201の各関節に設置した出力側エンコーダ236を用いる場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、撓み量検出手段として、ロボットアーム201、もしくはロボットハンド202に力覚センサ等の検出手段を設けることで、外力の変化量で閾値以下か否かを判断することも可能である。
100…組立装置、200…組立ロボット、201…ロボットアーム、202…ロボットハンド、300…制御装置、311…演算部、500…架台、600…組立補助治具、701…接着剤、702…固定部材

Claims (6)

  1. 多関節のロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、を有する組立ロボットが、架台に設置された組立補助治具にワークを支持させて行う組立作業に用いる組立補助治具の設置方法であって、
    前記組立補助治具を設置すべき設計上の位置及び姿勢に、前記ロボットハンドに把持させたとする前記組立補助治具を移動させる、前記ロボットアームの各関節の目標角度を求める演算工程と、
    前記ロボットハンドに前記組立補助治具を把持させる把持工程と、
    前記把持工程にて前記ロボットハンドに前記組立補助治具を把持させた状態で、前記ロボットアームの各関節の角度が目標角度となるように、前記ロボットアームの各関節を駆動して、前記ロボットアームを動作させる動作工程と、
    前記動作工程にて前記ロボットアームを動作させたときの前記組立補助治具の実際の位置及び姿勢を維持した状態で、前記組立補助治具を前記架台に固定する固定工程と、を備え、前記架台に対して前記組立補助治具を設置することを特徴とする組立補助治具の設置方法。
  2. 前記固定工程の後、前記ロボットハンドによる前記組立補助治具の把持解放前後の相対的な前記組立ロボットの撓み量を検出する検出工程と、
    前記撓み量が閾値を下回るか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程における判断の結果、前記撓み量が前記閾値を下回っている場合、前記組立補助治具の設置が完了したと判定する完了工程と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の組立補助治具の設置方法。
  3. 前記検出工程では、前記撓み量として、前記ロボットアームの各関節の把持解放前後の角度差を検出し、
    前記判断工程では、前記検出工程にて検出された各関節の角度差が、閾値を下回っているか否かを判断し、
    前記完了工程では、全ての角度差が閾値を下回っている場合、前記組立補助治具の設置が完了したと判定することを特徴とする請求項2に記載の組立補助治具の設置方法。
  4. 前記固定工程では、前記組立補助治具を、前記架台に着脱可能に固定された固定部材に対して固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組立補助治具の設置方法。
  5. 前記固定工程では、前記組立補助治具を、前記固定部材に接着剤を用いて固定することを特徴とする請求項4に記載の組立補助治具の設置方法。
  6. 前記固定工程では、前記組立補助治具を、前記固定部材にはんだを用いて固定することを特徴とする請求項4に記載の組立補助治具の設置方法。
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