JP2015146117A - エンジニアリング装置および制御ロジック検証方法 - Google Patents

エンジニアリング装置および制御ロジック検証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備の制御に用いる制御プログラム、ポイント情報、リンク情報の作成時の作業効率を大幅に改善する。
【解決手段】テンプレート20および制御ロジック24を、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックおよび制御ブロック間の結線状態により、当該設備に対する制御のロジックを規定する制御プログラム21と、設備の制御に用いるポイントの組合せや並び順および各ポイントを規定するポイント情報22と、制御プログラムの制御ブロックとポイントとの接続関係を示すリンク情報23とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジニアリング技術に関し、特に制御システムで使用する制御ロジックの作成を支援するエンジニアリング技術に関する。
プラントやビル建物などの規模の大きい施設では、制御システムを導入して、施設に設置されている各種設備機器をそれぞれのコントローラで遠隔制御することにより、施設全体を管理するものとなっている。このような制御システムでは、コントローラごとに、当該コントローラで実行すべき制御ループを示すロードデータを、エンジニアリング装置で予め作成し、このロードデータを当該コントローラにロードして設定するものとなっている
制御システムの制御プログラムの作成は、各種の演算処理機能ごとに予め用意されている制御ブロックを選択し、これら制御ブロックの入出力端子間をコネクタを介して結線する、という作業を用いて行う。
また、制御プログラムを作成した後、各設備機器に設定した管理用のポイントごとに予め用意されているポイントオブジェクトを選択し、制御ブロックの入出力端子と接続することにより、これら接続関係を示すリンク情報を作成する作業が必要となる。
このような作業では、サーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなるエンジニアリング装置において、作業者がマウスやキーボードを画面上で操作して、結線や接続の対象となる入出力を選択するという細かな編集作業が必要とされるため、プログラム作成作業に手間と時間がかかり、操作ミスを誘発する要因にもなっていた。
従来、制御システムが導入される施設には、例えばビルのフロアーなど、制御対象の構成や実施される制御の内容がほぼ同一の設備が存在することに着目し、このような設備に共通して適用可能な基準階の制御プログラムからテンプレートを予め作成し、このテンプレートを複製することにより設備ごとにインスタンスを作成し、必要に応じてそれぞれの設備ごとに一部修正することにより、各設備に対応する制御プログラムを作成する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
また、制御の内容の同一性ではなく、設備機器に設定した管理用のポイントに関するポイント情報の内容がほぼ同一の設備が存在することに着目し、このような設備に共通して適用可能な代表的なポイント情報からなるテンプレートを予め作成し、このテンプレートを複製することにより設備ごとにインスタンスを作成し、必要に応じてそれぞれの設備ごとに一部修正することにより、各設備に対応するポイント情報を作成する技術が提案されている(例えば、特許文献2など参照)。
特許登録4102137号公報 特開2012−103770号公報
しかしながら、このような従来技術では、制御プログラムのみのテンプレート化やポイント情報のみテンプレート化を行っているため、それぞれを個別に作成する作業の効率化は達成できるが、制御プログラム内の核制御ブロックの入出力端子と設備のポイントとの接続関係を定義するリンク情報については、複製先ごとに手作業で作成する必要がある。このため、手間と時間がかかり、操作ミスを誘発する要因にもなっていた。特にポイントの追加削除やタイプ変更などの修正が発生すると、その修正による制御プログラムとポイント情報とを結び付ける手作業も生じるため、修正を各複製先に反映するための膨大な作業が発生するという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、設備の制御に用いる制御プログラム、ポイント情報、リンク情報の作成時の作業効率を大幅に改善することができるエンジニアリング技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるエンジニアリング装置は、対象施設の制御システムで使用する制御ロジックの作成・検証を支援するエンジニアリング装置であって、前記対象施設に設けた複数の設備で使用される制御ロジックの代表となる制御ロジックをテンプレートとして記憶するテンプレート記憶部と、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートを元にして作成した制御ロジックを記憶する制御ロジック記憶部と、作業者の操作に基づいて、前記テンプレート記憶部から読み出した前記テンプレートの複製さらには一部修正を行うことにより、前記各設備で使用する制御ロジックを作成し、これら制御ロジックを前記制御ロジック記憶部に保存する制御ロジック作成部とを備え、前記テンプレートおよび前記制御ロジックは、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックおよび制御ブロック間の結線状態により、当該設備に対する制御のロジックを規定する制御プログラムと、設備の制御に用いるポイントの組合せや並び順および各ポイントを規定するポイント情報と、前記制御プログラムの制御ブロックと前記ポイントとの接続関係を示すリンク情報とからなるものである。
また、本発明にかかる上記エンジニアリング装置の一構成例は、前記制御ロジック記憶部から選択した検証対象となる制御ロジックと、当該制御ロジックの作成に用いられたテンプレートとを比較する比較検証部と、前記比較検証部での比較により得られた前記制御ロジックと前記テンプレートとの差分を画面表示する差分表示部とをさらに備えるようにしたものである。
また、本発明にかかる上記エンジニアリング装置の一構成例は、比較検証部が、前記制御ロジック記憶部から選択した検証対象となる制御ロジックと、前記テンプレートに代えて、当該テンプレートから作成された制御ロジックのうち当該制御ロジック以外の基準とする基準制御ロジックとを比較し、差分表示部は、前記比較検証部での比較により得られた前記制御ロジックと前記基準制御ロジックとの差分を画面表示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記エンジニアリング装置の一構成例は、比較検証部が、前記制御ロジック記憶部から選択した検証対象となる制御ロジックと、前記テンプレートに代えて、当該テンプレートとは異なる他のテンプレートから作成された基準となる基準制御ロジックとを比較し、差分表示部は、前記比較検証部での比較結果から得られた前記制御ロジックと前記基準制御ロジックとの差分を画面表示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記エンジニアリング装置の一構成例は、比較検証部が、前記比較の際に両者に関する、制御プログラム、ポイント情報、およびリンク情報をそれぞれ比較するようにしたものである。
また、本発明にかかる制御ロジック検証方法は、対象施設の制御システムで使用する制御ロジックの作成・検証を支援するエンジニアリング装置で用いられる制御ロジック検証方法であって、テンプレート記憶部が、前記対象施設に設けた複数の設備で使用される制御ロジックの代表となる制御ロジックをテンプレートとして記憶するテンプレート記憶ステップと、制御ロジック記憶部が、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートを元にして作成した制御ロジックを記憶する制御ロジック記憶ステップと、制御ロジック作成部が、作業者の操作に基づいて、前記テンプレート記憶部から読み出した前記テンプレートの複製さらには一部修正を行うことにより、前記各設備で使用する制御ロジックを作成し、これら制御ロジックを前記制御ロジック記憶部に保存する制御ロジック作成ステップと備え、前記テンプレートおよび前記制御ロジックが、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックおよび制御ブロック間の結線状態により、当該設備に対する制御のロジックを規定する制御プログラムと、設備の制御に用いるポイントの組合せや並び順および各ポイントを規定するポイント情報と、前記制御プログラムの制御ブロックと前記ポイントとの接続関係を示すリンク情報とからなるものである。
本発明によれば、制御プログラムとポイント情報に加えて、これら制御プログラムとポイント情報との接続関係を示すリンク情報も、一括してテンプレート化されることになる。このため、設備ごとに制御プログラム、ポイント情報、リンク情報を作成する際、従来では必要であった制御プログラムとポイント情報とを結び付けるための手作業を省くことができる。したがって、各設備で使用する制御プログラム、ポイント情報、リンク情報の作成時における作業効率を大幅に改善することが可能となる。
第1の実施の形態にかかるエンジニアリング装置の構成を示すブロック図である。 テンプレートの構成例である。 テンプレート作成処理を示すフロー図である。 制御ロジック作成処理を示すフロー図である。 第1の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフロー図である。 ポイント情報に関する差分情報の画面表示例である。 制御ブロックのパラメータ情報に関する差分情報の画面表示例である。 ロジック情報に関する差分情報の画面表示例である。 第2の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフロー図である。 第3の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフロー図である。 第4の実施の形態にかかるインスタンスの構成を示す説明図である。 第4の実施の形態にかかるテンプレートとインスタンスの関係を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるエンジニアリング装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるエンジニアリング装置の構成を示すブロック図である。
このエンジニアリング装置10は、全体としてサーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、作業者の操作に応じて、プラントやビル建物などの規模の大きい施設に導入されている制御システムで用いる制御ロジックの作成・検証を支援する機能を有している。
[発明の原理]
一般に、プラントやビル建物などの施設で用いられる制御システムでは、施設を複数の設備に分割し、設備ごとに設けたコントローラで当該設備に応じた制御プログラムを実行することにより、それぞれの設備を遠隔制御するものとなっている。
これら制御プログラムは、設備の制御に用いる各制御ブロックのブロック識別情報、これら制御ブロックの入出力端子と制御プログラム21の外部とを結ぶインターフェースとして使用する入出力パーツの入出力パーツ情報、およびこれら制御ブロックや入出力パーツの間の結線状態を示すコネクタ情報から構成されている。
また、実際に設備を制御する場合、制御プログラムだけでなく、設備の制御に用いる各ポイントに関するポイント情報や、制御プログラム内の制御ブロックとポイントとの接続関係を示すリンク情報も、設備ごとに作成することになる。
ここで、これらポイント情報やリンク情報は、制御プログラムや設備の類似性に依存する部分が多く、制御プログラムと同様に、構成が類似する設備間で、ポイント情報やリンク情報の流用が可能である場合が多い。
本発明は、このような制御プログラムとポイント情報およびリンク情報との強い関係性に着目し、これら制御プログラム、ポイント情報、およびリンク情報を制御ロジックという1つのデータにまとめるとともに、この制御ロジックの代表をテンプレートとし、このテンプレートから、このテンプレートのインスタンスとして、個々の設備用の制御ロジックを作成するようにしたものである。
[第1の実施の形態の構成]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるエンジニアリング装置10の構成について詳細に説明する。
このエンジニアリング装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、パーツ情報記憶部14、設備情報記憶部15、テンプレート記憶部16、制御ロジック記憶部17、および演算処理部18が設けられている。
通信I/F部11は、通信回線を介してデータ通信を行うことにより、制御ロジックの作成に用いる各種情報の受信、作成した制御ロジックの送信を行う機能を有している。
操作入力部12は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの操作入力装置からなり、作業者の操作を検出して演算処理部18へ出力する機能を有している。
画面表示部13は、LCDなどの画面表示装置からなり、演算処理部18から出力された操作画面やテンプレートと制御ロジックとの差分画面などの各種情報を画面表示する機能を有している。
パーツ情報記憶部14は、設備の制御に用いるコントローラの演算処理機能に対応する制御ブロックを記憶する機能と、各制御ブロックと制御プログラムの外部とを結ぶリンク情報に対応する入出力パーツを記憶する機能とを有している。制御ブロックや入出力パーツは、GUIを用いて制御プログラムを作成する際に用いられる一般的なオブジェクトの1つである。
設備情報記憶部15は、制御ロジックによる制御する対象となる設備に関する設備情報を記憶する機能を有している。この設備情報には、当該設備の制御に用いるポイントの組み合わせ、並び、および各ポイントに関する情報がポイントオブジェクトとして含まれている。
テンプレート記憶部16は、作業者による編集操作に基づいて、パーツ情報記憶部14の制御ブロックや入出力パーツを用いて、演算処理部18により作成されたテンプレートを記憶する機能を有している。
制御ロジック記憶部17は、作業者による編集操作に基づいて、演算処理部18により作成されたテンプレートを複製し、作業者による編集操作に基づき演算処理部18により一部修正して作成された各設備の制御ロジックを記憶する機能を有している。
これらパーツ情報記憶部14、設備情報記憶部15、テンプレート記憶部16、および制御ロジック記憶部17は、ハードディスクや半導体メモリから構成されている。
演算処理部18は、CPUおよびその周辺回路を有し、予め設定されているプログラムを実行することにより、制御ロジックの作成・検証のための各種処理部を実現する機能を有している。
演算処理部18には、主な処理部として、テンプレート作成部18A、制御ロジック作成部18B、比較検証部18C、および差分表示部18Dが設けられている。
テンプレート作成部18Aは、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、パーツ情報記憶部14の制御ブロックや入出力パーツと、設備情報記憶部15の設備情報を参照し、各設備で使用される制御ロジックの代表となる制御ロジックであるテンプレートを作成する機能と、作成したテンプレートをテンプレート記憶部16に保存する機能とを有している。
図2は、テンプレートの構成例である。テンプレート20は、制御プログラム21、ポイント情報22、およびリンク情報23から構成されている。各設備で使用される制御ロジックは、このテンプレート20の複製または複製後に一部修正したものであり、テンプレート20のインスタンスに相当する。なお、後述する第4の実施の形態のように、インスタンスにテンプレート20の一部を参照する参照データが含まれていてもよく、インスタンスと制御ロジックとのデータ内容は異なるものとなる。このような場合、テンプレート20からインスタンスが生成された後、このインスタンスから制御ロジックがさらに生成されることになる。
制御プログラム21は、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックの組合せから構成されており、設備に対する制御のロジックを規定する制御情報である。制御プログラム21には、設備の制御に使用する各制御ブロックのブロック識別情報、これら制御ブロックの入出力端子および制御ブロック間の結線状態を示すコネクタ情報などが含まれている。制御ブロックとしては、PID制御(PID)、加算(ADD)、減算(DEL)、論理積(AND)、論理和(OR)など、コントローラで用いられる一般的な演算処理機能に対応したものが用意されている。
ポイント情報22は、設備に設置されている各設備機器のポイントオブジェクトを規定する制御情報である。図2の例では、ポイント情報22として、設備の制御に使用するポイントごとに、ポイント名、各ポイントで入出力する制御信号のタイプが登録されている。タイプには、当該ポイントにおける制御信号の入出力方向(IN/OUT)や、当該制御信号の信号種別(アナログ信号、デジタル信号など)を示す情報が含まれており、アナログ入力(AI)、デジタル出力(DO)などが用意されている。
リンク情報23は、設備の制御に使用するポイントのうち制御プログラムと接続関係をもつものに関して、各ポイントと制御プログラム21の制御ブロックとの接続関係を規定する制御情報である。図2の例では、リンク情報23として、ポイントごとに、ポイント名と、当該ポイントの接続先となる制御ブロックの制御ブロック名および当該制御ブロック内の端子を示す端子記号とが登録されている。本実施例においては、リンク情報を編集画面上に視覚的に表現するための入出力パーツを用いる。これはポイント情報をパーツ内部の文字として表現し、接続先の制御ブロックの端子を結線で表現するパーツである。しかし視覚的に表現する必然性はなく、入出力パーツは必ずしも必要ではない。
制御ロジック作成部18Bは、操作入力部12で検出した作業者からの指示操作に基づいて、指示されたテンプレート20をテンプレート記憶部16から読み出して複製することにより、各設備に対応する制御ロジック(インスタンス)をそれぞれ作成する機能と、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、選択された制御ロジックを一部修正する機能と、テンプレート20に対する修正内容を当該テンプレート20に紐付けされている各制御ロジックに反映する機能と、これら複製された制御ロジック、さらには必要に応じて一部修正された制御ロジックを、制御ロジック記憶部17に保存する機能とを有している。
比較検証部18Cは、操作入力部12で検出した作業者からの指示操作に基づいて、指示されたテンプレート20をテンプレート記憶部16から読み出すとともに、指定された制御ロジックを制御ロジック記憶部17から読み出して、両者の制御情報を比較する機能と、比較結果に基づき両者の制御情報の相違部分を示す差分情報を出力する機能とを有している。
差分表示部18Dは、比較検証部18Cから出力された差分情報を画面表示部13で画面表示することにより、テンプレート20と制御ロジックとの相違部分を作業者に提示する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるエンジニアリング装置10の動作について説明する。
まず、図3を参照して、本実施の形態にかかるエンジニアリング装置10のテンプレート作成動作について説明する。図3は、テンプレート作成処理を示すフロー図である。
演算処理部18は、操作入力部12で検出された作業者からのテンプレート作成要求操作に応じて、図3のテンプレート作成処理を開始する。
まず、テンプレート作成部18Aは、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、対象設備の制御に必要なポイントの組合せと並び順、および各ポイントのパラメータを定義し、ポイント情報記憶部に登録する。
次に、テンプレート作成部18Aは、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、指定された制御ブロックをパーツ情報記憶部14から読み出して、そのシンボルを編集画面上に配置し、これら制御ブロックを編集画面上でコネクタにより結線し、得られたブロック識別情報、およびコネクタ情報をテンプレート20の制御プログラム21に登録する。
続いて、テンプレート作成部18Aは、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、制御プログラム21での制御に用いるポイントをポイント情報記憶部から選択して、制御プログラム21の制御ブロックの端子と各ポイントとの接続関係を設定し、リンク情報23に登録する。リンク情報を設定すると、制御プログラム21上に、リンク情報を表現するパネル入出力パーツが生成される。設定したポイント情報を入出力パーツ内部の文字として表現し、接続先の制御ブロックの端子を結線として表現される。
この後、テンプレート作成部18Aは、操作入力部12で検出した作業者による保存操作に応じて、制御プログラム21、ポイント情報22、およびリンク情報23からなるテンプレート20を、テンプレート記憶部16に保存する。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるエンジニアリング装置10の制御ロジック作成動作について説明する。図4は、制御ロジック作成処理を示すフロー図である。
演算処理部18は、操作入力部12で検出された作業者からの制御ロジック作成要求操作に応じて、図4の制御ロジック作成処理を開始する。
まず、制御ロジック作成部18Bは、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、指定されたテンプレート20をテンプレート記憶部16から読み出し、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、指定された設備ごとにテンプレート20からそれぞれの制御ロジック24を複製する。
続いて、制御ロジック作成部18Bは、必要に応じて、操作入力部12で検出した作業者による編集操作に基づいて、選択された制御ロジック24を一部修正する。ここでは、設備に特有の構成に応じて、例えば、ポイントにおける入出力信号のタイプ、名称、I/O入出力情報、制御ブロックの端子に与えられるパラメータ値、制御ブロックの構成が部分的に編集される。
この後、制御ロジック作成部18Bは、操作入力部12で検出した作業者による保存操作に応じて、各制御ロジック24を制御ロジック記憶部17に保存する。
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかるエンジニアリング装置10の制御ロジック検証動作について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフローチャートである。図6は、第1の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフロー図である。
演算処理部18は、操作入力部12で検出された作業者からの制御ロジック検証要求操作に応じて、図5の制御ロジック検証処理を開始する。
まず、比較検証部18Cは、操作入力部12で検出した作業者からの指示操作に基づいて、指示されたテンプレート20をテンプレート記憶部16から読み出すとともに、指定された制御ロジック24を制御ロジック記憶部17から読み出す。
続いて、比較検証部18Cは、これらテンプレート20と制御ロジック24の制御情報を比較し、得られた比較結果に基づき両者の制御情報の相違部分を示す差分情報25を出力する。
差分表示部18Dは、比較検証部18Cから出力された差分情報25を画面表示部13で画面表示することにより、テンプレート20と制御ロジック24との相違部分を作業者に提示する。この際、差分情報25については、相違部分のみを画面表示してもよく、相違部分を含む情報を一覧表示して、相違部分のみを、色、背景、線種などを変化させることにより強調表示してもよい。
図7は、ポイント情報に関する差分情報の画面表示例である。ここでは、テンプレート20と制御ロジック24とに関するポイント情報22が並べて画面表示されており、両者間の相違部分が斜線ハッチングなどの強調表示により提示されている。
これにより、作業者は、ポイント「室内温度」に関する「タイプ」と「工業単位」について、テンプレート20と制御ロジック24とで相違していることを容易に把握でき、この相違点についてのみ、当該制御ロジック24に対応する設備に特有の構成と整合するか否かを検証すればよいことがわかる。
図8は、リンク情報に関する差分情報の画面表示例である。ここでは、制御プログラム21に含まれる各制御ブロックの端子ごとに、当該端子に与えられるパラメータ値が、テンプレート20と制御ロジック24とについて並べて画面表示されており、両者間の相違部分が斜線ハッチングなどの強調表示により提示されている。
これにより、作業者は、制御ブロック「PID」に関するパラメータ「比例帯」と「積分時間」について、テンプレート20と制御ロジック24とでパラメータ値が相違していることを容易に把握でき、この相違点についてのみ、当該制御ロジック24に対応する設備に特有の構成と整合するか否かを検証すればよいことがわかる。
図9は、制御プログラムに関する差分情報の画面表示例である。ここでは、テンプレート20と制御ロジック24に関する制御プログラム21が並べて画面表示されており、両者間の相違部分が太線などの強調表示により提示されている。
これにより、作業者は、制御ブロック「ADD」、入出力パーツ「PT01」について、テンプレート20と制御ロジック24とで相違していることを容易に把握でき、この相違点についてのみ、当該制御ロジック24に対応する設備に特有の構成と整合するか否かを検証すればよいことがわかる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、テンプレート20および制御ロジック24を、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックおよび制御ブロック間の結線状態により、当該設備に対する制御のロジックを規定する制御プログラム21と、設備の制御に用いるポイントの組合せや並び順および各ポイントを規定するポイント情報22と、制御プログラム21の制御ブロック24とポイントとの接続関係を示すリンク情報23とから構成するようにしたものである。
これにより、制御プログラム21とポイント情報22に加えて、これら制御プログラム21とポイント情報22との接続関係を示すリンク情報23も、一括してテンプレート化されることになる。
このため、設備ごとに制御プログラム21、ポイント情報22、リンク情報23を作成する際、従来では必要であった制御プログラム21とポイント情報22とを結び付けるための手作業を省くことができる。したがって、各設備で使用する制御プログラム21、ポイント情報22、リンク情報23の作成時における作業効率を大幅に改善することが可能となる。
また、ポイントの追加削除やタイプ変更などの修正が発生しても、その修正による制御プログラム21とポイント情報22とを結び付ける手作業が大幅に削減されるため、修正を各複製先に極めて容易に反映させることが可能となる。
さらに、制御ロジック24とその元となるテンプレート20を比較するだけで、制御プログラム21やポイント情報22の違いだけでなく、これら制御プログラム21とポイント情報22との接続関係の違いについても、一括して確認することが可能となる。
また、本実施の形態において、比較検証部18Cが、制御ロジック記憶部17から選択した検証対象となる制御ロジック24と、当該制御ロジック24の作成に用いられたテンプレート20とを比較し、差分表示部18Dが、比較検証部18Cでの比較により得られた制御ロジック24とテンプレート20との差分を画面表示するようにしてもよい。
これにより、テンプレート20と制御ロジック24を構成するそれぞれの制御情報のうち、同一部分については自動検証され、制御ロジック24のうち設備に依存して一部修正した相違部分については、比較結果として得られた差分が画面表示される。
したがって、制御ロジック24のうち、ロジック検証が必要な箇所を作業者に対して適切に提示することができる。このため、作業者がテンプレート20を予めロジック検証しておけば、当該テンプレート20から作成した各制御ロジック24について、提示された相違点についてのみ、当該制御ロジック24に対応する設備に特有の構成と整合するか否かを検証すればよく、結果として、制御ロジック24のロジック検証に関する作業効率を大幅に改善することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるエンジニアリング装置10について説明する。図10は、第2の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフロー図である。
第1の実施の形態では、検証対象として選択された制御ロジック24を、当該制御ロジック24の元となるテンプレート20と比較することにより、制御ロジック24を検証する場合を例として説明した。
ここで、設備が構成の類似性においてグループ化できる場合、それぞれの構成に準じて制御ロジック24もグループ化できる。例えば、ビル建物の居室フロアーは、他のフロアーでも構成が類似している場合が多い。したがって、制御ロジック24を検証する場合、テンプレート20と比較するよりも当該グループ内の基準とする基準制御ロジック24Sと比較したほうが相違部分も少なく、結果として作業者が検証すべき項目数も削減できる。
このような観点から、本実施の形態にかかる比較検証部18Cは、制御ロジック記憶部17から選択した検証対象となる制御ロジック24と、テンプレート20に代えて、当該テンプレート20から作成された制御ロジック24のうち当該制御ロジック24以外の基準とする基準制御ロジック24Sとを比較する機能を有している。
差分表示部18Dは、比較検証部18Cでの比較により得られた制御ロジック24と基準制御ロジック24Sとの差分を画面表示する機能を有している。
すなわち、比較検証部18Cは、操作入力部12で検出した作業者からの指示操作に基づいて、指示された制御ロジック24を制御ロジック記憶部17から読み出すとともに、指定された基準制御ロジック24Sを制御ロジック記憶部17から読み出す。
続いて、比較検証部18Cは、これら制御ロジック24と基準制御ロジック24Sの制御情報を比較し、得られた比較結果に基づき両者の制御情報の相違部分を示す差分情報25を出力する。
差分表示部18Dは、比較検証部18Cから出力された差分情報25を画面表示部13で画面表示することにより、制御ロジック24と基準制御ロジック24Sとの相違部分を作業者に提示する。
これにより、制御ロジック24と基準制御ロジック24Sを構成するそれぞれ制御情報のうち、同一部分については自動検証され、制御ロジック24のうち設備に依存して一部修正した相違部分については、比較結果として得られた差分が画面表示される。
したがって、制御ロジック24のうち、ロジック検証が必要な箇所を作業者に対して適切に提示することができる。このため、作業者が基準制御ロジック24Sを予めロジック検証しておけば、基準制御ロジック24Sの設備の構成と類似する他の設備の各制御ロジック24について、提示された相違点についてのみ、当該制御ロジック24に対応する設備に特有の構成と整合するか否かを検証すればよく、結果として、制御ロジックのロジック検証に関する作業効率を大幅に改善することが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、図11を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるエンジニアリング装置10について説明する。図11は、第3の実施の形態にかかる制御ロジック検証処理を示すフロー図である。
第2の実施の形態では、検証対象として選択された制御ロジック24を、当該制御ロジック24と同一のテンプレート20から作成した基準制御ロジック24Sと比較することにより、制御ロジック24を検証する場合を例として説明した。
ここで、制御ロジック24によっては、元となるテンプレート20が異なるものの設備の構成が類似している場合があり、このような場合には、テンプレート20に関係なく、設備の構成の類似性に準じて制御ロジック24もグループ化できる。したがって、制御ロジック24を検証する場合、同一のテンプレート20から作成した基準制御ロジック24Sと比較するよりも当該グループ内の基準とする基準制御ロジック24Pと比較したほうが相違部分も少なく、結果として作業者が検証すべき項目数も削減できる。
このような観点から、本実施の形態にかかる比較検証部18Cは、制御ロジック記憶部17から選択した検証対象となる制御ロジック24と、テンプレート20あるいは同一テンプレート20の基準制御ロジック24Sに代えて、他の基準テンプレート20Pから作成された基準制御ロジック24Pとを比較する機能を有している。
差分表示部18Dは、比較検証部18Cでの比較により得られた制御ロジック24と基準制御ロジック24Pとの差分を画面表示する機能を有している。
すなわち、図11に示すように、比較検証部18Cは、操作入力部12で検出した作業者からの指示操作に基づいて、指示されたテンプレート20の制御ロジック24を制御ロジック記憶部17から読み出すとともに、指定された基準テンプレート20Pの基準制御ロジック24Pを制御ロジック記憶部17から読み出す。
続いて、比較検証部18Cは、これら制御ロジック24と基準制御ロジック24Pの制御情報を比較し、得られた比較結果に基づき両者の制御情報の相違部分を示す差分情報25を出力する。
差分表示部18Dは、比較検証部18Cから出力された差分情報25を画面表示部13で画面表示することにより、制御ロジック24と基準制御ロジック24Pとの相違部分を作業者に提示する。
これにより、制御ロジック24と基準制御ロジック24Pを構成するそれぞれの制御情報のうち、同一部分については自動検証され、制御ロジック24のうち設備に依存して一部修正した相違部分については、比較結果として得られた差分が画面表示される。
したがって、制御ロジック24のうち、ロジック検証が必要な箇所を作業者に対して適切に提示することができる。このため、作業者が基準制御ロジック24Pを予めロジック検証しておけば、同一テンプレート20に限定されることなく、基準制御ロジック24Pの設備の構成と類似する他の設備の各制御ロジック24について、提示された相違点についてのみ、当該制御ロジック24に対応する設備に特有の構成と整合するか否かを検証すればよく、結果として、制御ロジック24のロジック検証に関する作業効率を大幅に改善することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、図12および図13を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるエンジニアリング装置10について説明する。図12は、第4の実施の形態にかかるインスタンスの構成を示す説明図である。図13は、第4の実施の形態にかかるテンプレートとインスタンスの関係を示す説明図である。
本実施の形態では、テンプレート20を複製して制御ロジック24となるインスタンス30の生成および修正反映について説明する。
インスタンスの生成方法は、テンプレート20と全く同じものを複製して生成する方式がある。本実施の形態では、このようなテンプレート20の完全な複製を行うのではなく、制御ロジック24のうちテンプレート20と同じ部分については、インスタンス30にそのまま複製して取り込むのではなく、インスタンス30からテンプレート20を部分的に参照するようにしたものである。
[インスタンスの生成方法]
図12に示すように、インスタンス30は、元のテンプレート20に対する参照関係を示す参照データ30Aと、インスタンス30独自の仕様によりテンプレート20から変更した内容を示す差分データ30Bとから構成されている。したがって、実際にコントローラで設備を制御する際に用いる制御ロジックは、インスタンス30の参照データ30Aで指定されたテンプレート20全体のデータに、インスタンス30独自の差分データ30Bにより修正を適用することにより生成される。
参照データ30Aは、インスタンス30からテンプレート20を参照するための親参照データであり、元のテンプレート20のテンプレート名やIDなどの識別情報からなる。インスタンス30を生成する際、そのインスタンス30の属性情報に、そのインスタンス30の複製元となるテンプレート20を示す参照情報が、参照データ30Aとして登録される。
なお、テンプレート20からインスタンス30を参照するため子参照データは、図12に示すように、テンプレート20ごとに設けたインスタンス管理テーブル20Tで管理する。このインスタンス管理テーブル20Tには、テンプレート20から複製したインスタンス30ごとに、各インスタンス30に固有のインスタンス番号と、当該インスタンス30で制御する設備を示す制御対象名とが組として登録されている。
[インスタンスの差分データ]
テンプレート20とインスタンス30にロジック上の差異がない場合でも、基本的な差分としてポイントのアドレスからなる最低限の差分が発生する。これは、各インスタンス30の適用先コントローラが異なり、その物理アドレスも異なるため、対応するI/Oのアドレスも異なるからである。
図13の例では、インスタンス30のポイント情報32において、「ポイント:1」、「ポイント:2」はテンプレート20から修正点はないが、物理アドレスの設定があるため、その部分だけが追加となっており、この追加内容(図13の太線部)がインスタンス30のポイント情報32に関する差分として差分データ30Bに登録されている。
また、テンプレート20をベースにインスタンス30を生成した後、特定のインスタンス30だけに機能追加する場合がある。この場合には、対応する機能追加内容がインスタンス30の差分データ30Bに登録される。
図13の例では、インスタンス30独自の機能追加として、テンプレート20に季節切替とバルブ変更とが追加されている。
この場合、まず、季節切替の追加については、インスタンス30のポイント情報に対する編集操作により「ポイント:4」が追加される。
次に、同じくリンク情報33に「ポイント:4」と「ファンクションブロック:SEL」の「入力端子S」との対応付けが編集操作により追加される。
これに応じて、制御プログラム31に対しては、「ファンクションブロック:SEL」の端子の先に、「ポイント:4」が対応づけられたことを示す「入力パーツ:3」が表示される。
これら追加内容(図13の太線部)がポイント情報32およびリンク情報33の差分として差分データ30Bにそれぞれ格納される。
また、バルブ変更については、インスタンス30のポイント情報32に対する編集操作により、制御出力先のバルブが比例弁からON/OFF弁に変更される。これに応じて、インスタンス30のポイント情報32において、「ポイント3」のタイプが「AO(アナログ出力)」から「DO(デジタル出力)」に変更され、この追加内容(図13の太線部)がインスタンス30独自の差分として差分データ30Bに格納される。
[インスタンスの修正反映]
テンプレート20の制御プログラム21、ポイント情報22、リンク情報23の何れかに変更が生じた場合、次のようにしてテンプレート20の修正をそのテンプレートから生成した既存のインスタンス30に反映させる。
まず、修正したテンプレート20のインスタンス管理テーブル20Tを検索して各インスタンス30を特定し、これらインスタンス30の各差分データ30Bをチェックする。
ここで、ポイント情報32に含まれる物理アドレス以外に修正がなく、テンプレート20のうち各インスタンス30に共通する部分のみの修正である場合、各インスタンス30に対する個別の修正は不要となる。これは、図12に示したように、インスタンス30の参照データ30Aにより、修正後のテンプレート20の内容が制御ロジック24に対して自動的に反映されるからである。
一方、ポイント情報32に含まれる物理アドレス以外に、独自の修正があるインスタンス30へ修正を反映する場合、テンプレート20の修正内容が、事前に修正した当該インスタンス30独自の修正内容と一致するか確認する。
ここで、両者が一致する場合には、修正内容がテンプレート20側とインスタンス30側とで重複するため、一致した修正内容を当該インスタンス30の差分データ30Bから削除する。
また、両者が不一致の場合には、修正内容が不一致である旨の画面表示を行い、作業者にいずれの修正内容を反映させるか選択させればよい。この際、テンプレート20とインスタンス30のうち、いずれの修正内容を反映させるか予め優先順位を設定しておき、この優先順位に基づきいずれかを優先して反映するようにしてもよい。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…エンジニアリング装置、11…通信I/F部、12…操作入力部、13…画面表示部、14…パーツ情報記憶部、15…設備情報記憶部、16…テンプレート記憶部、17…制御ロジック記憶部、18…演算処理部、18A…テンプレート作成部、18B…制御ロジック作成部、18C…比較検証部、18D…差分表示部、20…テンプレート、20P…基準テンプレート、20T…インスタンス管理テーブル、21…制御プログラム、22…ポイント情報、23…リンク情報、24…制御ロジック、24S,24P…基準制御ロジック、25…差分情報、30…インスタンス、30A…参照データ、30B…差分データ、31…制御プログラム、32…ポイント情報、33…リンク情報。

Claims (6)

  1. 対象施設の制御システムで使用する制御ロジックの作成・検証を支援するエンジニアリング装置であって、
    前記対象施設に設けた複数の設備で使用される制御ロジックの代表となる制御ロジックをテンプレートとして記憶するテンプレート記憶部と、
    前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートを元にして作成した制御ロジックを記憶する制御ロジック記憶部と、
    作業者の操作に基づいて、前記テンプレート記憶部から読み出した前記テンプレートの複製さらには一部修正を行うことにより、前記各設備で使用する制御ロジックを作成し、これら制御ロジックを前記制御ロジック記憶部に保存する制御ロジック作成部とを備え、
    前記テンプレートおよび前記制御ロジックは、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックおよび制御ブロック間の結線状態により、当該設備に対する制御のロジックを規定する制御プログラムと、設備の制御に用いるポイントの組合せや並び順および各ポイントを規定するポイント情報と、前記制御プログラムの制御ブロックと前記ポイントとの接続関係を示すリンク情報とからなる
    ことを特徴とするエンジニアリング装置。
  2. 請求項1に記載のエンジニアリング装置において、
    前記制御ロジック記憶部から選択した検証対象となる制御ロジックと、当該制御ロジックの作成に用いられたテンプレートとを比較する比較検証部と、
    前記比較検証部での比較により得られた前記制御ロジックと前記テンプレートとの差分を画面表示する差分表示部と
    をさらに備えることを特徴とするエンジニアリング装置。
  3. 請求項2に記載のエンジニアリング装置において、
    前記比較検証部は、前記制御ロジック記憶部から選択した検証対象となる制御ロジックと、前記テンプレートに代えて、当該テンプレートから作成された制御ロジックのうち当該制御ロジック以外の基準とする基準制御ロジックとを比較し、
    前記差分表示部は、前記比較検証部での比較により得られた前記制御ロジックと前記基準制御ロジックとの差分を画面表示する
    ことを特徴とするエンジニアリング装置。
  4. 請求項2に記載のエンジニアリング装置において、
    前記比較検証部は、前記制御ロジック記憶部から選択した検証対象となる制御ロジックと、前記テンプレートに代えて、当該テンプレートとは異なる他のテンプレートから作成された基準となる基準制御ロジックとを比較し、
    前記差分表示部は、前記比較検証部での比較結果から得られた前記制御ロジックと前記基準制御ロジックとの差分を画面表示する
    ことを特徴とするエンジニアリング装置。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジニアリング装置において、
    前記比較検証部は、前記比較の際に両者に関する、制御プログラム、ポイント情報、およびリンク情報をそれぞれ比較する
    ことを特徴とするエンジニアリング装置。
  6. 対象施設の制御システムで使用する制御ロジックの作成・検証を支援するエンジニアリング装置で用いられる制御ロジック検証方法であって、
    テンプレート記憶部が、前記対象施設に設けた複数の設備で使用される制御ロジックの代表となる制御ロジックをテンプレートとして記憶するテンプレート記憶ステップと、
    制御ロジック記憶部が、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートを元にして作成した制御ロジックを記憶する制御ロジック記憶ステップと、
    制御ロジック作成部が、作業者の操作に基づいて、前記テンプレート記憶部から読み出した前記テンプレートの複製さらには一部修正を行うことにより、前記各設備で使用する制御ロジックを作成し、これら制御ロジックを前記制御ロジック記憶部に保存する制御ロジック作成ステップと備え、
    前記テンプレートおよび前記制御ロジックが、設備の制御に用いる演算処理機能に対応する制御ブロックおよび制御ブロック間の結線状態により、当該設備に対する制御のロジックを規定する制御プログラムと、設備の制御に用いるポイントの組合せや並び順および各ポイントを規定するポイント情報と、前記制御プログラムの制御ブロックと前記ポイントとの接続関係を示すリンク情報とからなる
    ことを特徴とする制御ロジック検証方法。
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