JP2015144348A - clock supply device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クロック供給装置に関する。 The present invention relates to a clock supply device.
一般に、デジタル伝送を行う通信装置は、他の通信装置と動作タイミングを合わせるために、クロック同期網に接続されている。クロック同期網は、マスタークロックの発生源を有する主局の通信装置から階層的に接続される従属局の通信装置にクロックを供給するためのクロック供給装置を有する。クロック同期網において、クロックは、従属同期方式により、上位側のクロック供給装置から下位側のクロック供給装置に順番に同期を図りながら伝送される。また、クロック同期網の信頼性を高めるため、クロックパスは現用系と予備系に冗長化されている(例えば、特許文献1参照)。 In general, a communication device that performs digital transmission is connected to a clock synchronization network in order to synchronize operation timing with other communication devices. The clock synchronization network includes a clock supply device for supplying a clock from a communication device of a main station having a generation source of a master clock to communication devices of subordinate stations connected hierarchically. In the clock synchronization network, the clock is transmitted from the higher-order clock supply device to the lower-order clock supply device in order and synchronized in accordance with the dependent synchronization method. In order to increase the reliability of the clock synchronous network, the clock path is made redundant in the active system and the standby system (see, for example, Patent Document 1).
クロック供給装置は、現用系のクロックに問題が発生した場合、予備系に切り替えるようになっているが、現用系のクロックと予備系のクロックとの位相差の規定が無いため、両系のクロックの位相差が大きい場合がある。ところが、両系のクロックの位相差が大きい場合、現用系から予備系に切り替える時に位相跳躍が発生するという問題が生じる。 The clock supply device switches to the standby system when a problem occurs in the active system clock, but there is no regulation of the phase difference between the active system clock and the standby system clock. There may be a large phase difference. However, when the phase difference between the clocks of both systems is large, there arises a problem that a phase jump occurs when switching from the active system to the standby system.
本件開示のクロック供給装置は、現用系と予備系とを切り替える時に発生する位相跳躍を抑える技術を提供することを目的とする。 An object of the clock supply device disclosed herein is to provide a technique for suppressing a phase jump that occurs when switching between an active system and a standby system.
一つの観点によれば、クロック供給システムは、現用系と予備系とに冗長化され、階層的に配置された上位側の装置から下位側の装置へクロックを供給するクロック供給装置において、現用系のクロックと予備系のクロックとの位相差を電圧に変換する変換回路と、自系が現用系であるか予備系であるかを示す運用系情報に基づいて、変換回路が変換した電圧と予め設定された定電圧とを切り替える切替回路と、切替回路が出力する電圧を位相制御値として自系の位相制御値に加算する加算回路を含み、上位側の装置から受信するクロックに同期したクロックを生成して下位側の装置に出力するPLL回路とを有することを特徴とする。 According to one aspect, the clock supply system includes a working system and a standby system that are made redundant, and in the clock supply apparatus that supplies a clock from a higher-level device to a lower-level device arranged in a hierarchy, The conversion circuit that converts the phase difference between the clock of the current system and the standby system clock into a voltage, and the voltage converted by the conversion circuit based on the operational system information indicating whether the local system is the active system or the standby system A switching circuit that switches between the set constant voltage and an adding circuit that adds the voltage output from the switching circuit as a phase control value to the phase control value of the own system, and a clock synchronized with the clock received from the host device And a PLL circuit that generates and outputs to a lower-level device.
本件開示のクロック供給装置は、現用系と予備系とを切り替える時に発生する位相跳躍を抑えることができる。 The clock supply device disclosed herein can suppress a phase jump that occurs when switching between the active system and the standby system.
以下、図面を用いて実施形態を説明する。 Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings.
図1は、クロック供給システム100の一例を示す。図1において、クロック供給システム100は、マスタークロック発生装置101と、クロック供給装置102a、102b、102c、102d、102eおよび102fとを有する。クロック供給装置102a、102bおよび102cは、実線矢印で描かれた現用系の経路でクロックを供給する。また、クロック供給装置102d、102eおよび102fは、点線矢印で描かれた予備系の経路でクロックを供給する。図1の例では、クロック供給装置102aとクロック供給装置102dは、同じ階層に配置され、次の階層のクロック供給装置102bおよびクロック供給装置102eの両方に、現用系と予備系との両方の経路でクロックを供給する。同様に、最下層のクロック供給装置102cおよびクロック供給装置102fは、1つ上の階層から現用系と予備系との両方の経路でクロックの供給を受ける。
FIG. 1 shows an example of a
ここで、複数のクロック供給装置102a、102b、102c、102d、102eおよび102fのうち特定の装置を指す場合は、符号にアルファベットを付加して、例えばクロック供給装置102aのように表記する。また、複数のクロック供給装置102a、102b、102c、102d、102eおよび102fに共通する内容を説明する場合は、アルファベットを省略してクロック供給装置102と表記する。
Here, when a specific device is indicated among the plurality of
尚、クロック供給装置102は、上位側の装置(マスタークロック発生装置101またはクロック供給装置102)から入力するクロックのジッタやワンダをクリーンアップしたクロックを生成して下位側の装置に出力する。また、現用系と予備系の両方の経路で障害が発生した場合、クロック供給装置102は、上位側の装置からクロックを受信できない。上位側の装置からクロックを受信できない場合、クロック供給装置は、内部に搭載している発振器で自走して下位側の装置にクロックを供給する機能を有する(Holdover機能)。
Note that the
図1において、同じ階層に配置されるクロック供給装置102cとクロック供給装置102fは、例えば同じビル内に配置された通信装置103a、通信装置103bおよび通信装置103cに現用系と予備系の2系統のクロックを供給する。尚、クロック供給装置102が通信装置103に供給するクロックは、マスタークロック発生装置101が出力するマスタークロックに同期したクロックである。同様に、同じ階層に配置されるクロック供給装置102aおよび102d、クロック供給装置102bおよび102eは、それぞれの階層の通信装置に現用系と予備系のクロックを供給する。図1において、クロック供給装置102a、102b、102dおよび102eからクロックの供給を受ける通信装置の図示は省略する。
In FIG. 1, a
ここで、図1において、実線矢印で描かれた経路を現用系、点線矢印で描かれた経路を予備系として説明したが、現用系のクロック供給装置102に障害が発生した場合は、同じ階層の予備系のクロック供給装置102が現用系として機能する。従って、現用系であるか予備系であるかは、適宜、切り替えられる。例えば、図1において、現用系のクロック供給装置102bに障害が発生した場合、同じ階層のクロック供給装置102eは、予備系から現用系に切り替えられる。
Here, in FIG. 1, the route drawn by the solid line arrow is described as the active system, and the route drawn by the dotted line arrow is the standby system. However, when a failure occurs in the active system
このように、本実施形態に係るクロック供給装置102は、マスタークロック発生装置101が出力するマスタークロックを現用系と予備系とに冗長化された経路に階層的に配置され、マスタークロックに同期したクロックを順番に供給する。
[クロック供給装置102の一例]
図2は、クロック供給装置102の一例を示す。図2において、クロック供給装置102は、現用系の経路に、クロック受信部201aと、発振部202aと、出力部203aとを有する。同様に、クロック供給装置102は、予備系の経路に、クロック受信部201bと、発振部202bと、出力部203bとを有する。ここで、クロック受信部201aおよびクロック受信部201b、発振部202aおよび発振部202b、出力部203aおよび出力部203bは、それぞれ基本的な機能は同じである。そこで、以降の説明において、クロック受信部201aとクロック受信部201bとに共通の内容を説明する場合は、符号のアルファベットを省略してクロック受信部201と表記する。同様に、発振部202aと発振部202bとに共通の内容を説明する場合は、符号のアルファベットを省略して発振部202と表記し、出力部203aと出力部203bとに共通の内容を説明する場合は、符号のアルファベットを省略して出力部203と表記する。
As described above, the
[Example of clock supply apparatus 102]
FIG. 2 shows an example of the
図2において、クロック受信部201は、上位側の装置からクロックを入力して、現用系および予備系の両方の発振部202にクロックを出力する。例えば、クロック受信部201aおよびクロック受信部201bは、現用系の発振部202aと予備系の発振部202bとにそれぞれクロックを出力する。
In FIG. 2, a clock receiving unit 201 inputs a clock from a higher-level device and outputs a clock to both the active and standby oscillation units 202. For example, the
発振部202は、クロック受信部201から入力するクロックに同期したクロックを生成するために、例えば、水晶発振器などを用いたPLL(Phase Locked Loop)回路を有する。 The oscillating unit 202 includes a PLL (Phase Locked Loop) circuit using, for example, a crystal oscillator in order to generate a clock synchronized with the clock input from the clock receiving unit 201.
出力部203は、発振部202から入力する現用系クロックまたは予備系クロックを選択して、下位側のクロック供給装置102に選択したクロックを出力する。例えば、出力部203aは、現用系の発振部202aが出力するクロックまたは予備系の発振部202bが出力するクロックを選択して、下位側のクロック供給装置102にクロックを出力する。
The output unit 203 selects the working clock or the standby clock input from the oscillation unit 202 and outputs the selected clock to the lower-level
ここで、クロック供給装置102は、装置全体を制御するための制御部250を有する。制御部250は、現用系から予備系への切り替え、或いは、予備系から現用系への切り替えなどを制御し、クロック受信部201、発振部202および出力部203の各回路が現用系として動作しているか否かを管理する。そして、制御部250は、各回路に現用系であるか予備系であるかを示す運用系情報を出力する。
Here, the
このように、発振部202は、クロック受信部201aまたはクロック受信部201bが出力する現用系または予備系のクロックを選択することができる。同様に、出力部203は、発振部202aまたは発振部202bが出力する現用系または予備系のクロックを選択することができる。
As described above, the oscillating unit 202 can select the working or standby clock output from the
図3は、クロック受信部201の一例を示す。図3において、クロック受信部201aは、受信回路301aと、分周回路302aと、位相合わせ回路303aと、分周回路304aとを有する。同様に、クロック受信部201bは、受信回路301bと、分周回路302bと、位相合わせ回路303bと、分周回路304bとを有する。そして、クロック受信部201aおよびクロック受信部201bは、それぞれの出力クロックを別の系にフィードバックして位相を合わせる。例えば、クロック受信部201aの出力クロックは、クロック受信部201bの位相合わせ回路303bにフィードバックされ、クロック受信部201bの出力クロックは、クロック受信部201aの位相合わせ回路303aにフィードバックされる。
FIG. 3 shows an example of the clock receiving unit 201. In FIG. 3, the
ここで、受信回路301aと受信回路301b、分周回路302aと分周回路302b、位相合わせ回路303aと位相合わせ回路303b、分周回路304aと分周回路304bは、それぞれ同じ機能を有する。そこで、受信回路301aと受信回路301bとに共通の内容を説明する場合は、符号末尾のアルファベットを省略して、受信回路301と表記する。同様に、分周回路302aと分周回路302bとに共通の内容を説明する場合は、分周回路302と表記し、位相合わせ回路303aと位相合わせ回路303bとに共通の内容を説明する場合は、位相合わせ回路303と表記する。また、分周回路304aと分周回路304bとに共通の内容を説明する場合は、分周回路304と表記する。
Here, the receiving
受信回路301は、上位側の装置からクロックを入力するバッファやアンプなどの回路を有し、分周回路302にクロックを出力する。
The
分周回路302は、受信回路301が出力するクロックを予め決められた分周比で分周する。例えば、分周回路302は、受信回路301が出力するクロックを1/10の周波数に分周して位相合わせ回路303に出力する。
The frequency dividing circuit 302 divides the clock output from the receiving
位相合わせ回路303は、図3の吹き出し部分に示したように、位相差変換回路351と、PLL回路352とを有する。
The
位相差変換回路351は、自系クロックと他系クロックとの位相差を求め、制御部250から与えられる運用系情報に基づいて、出力する位相差を切り替える。ここで、運用系情報は、先に説明したように、制御部250が出力し、自系が現用系であるか予備系であるかを示す情報である。また、自系と他系は、例えば、自系が現用系の場合、他系は予備系であり、自系が予備系の場合、他系は現用系である。従って、以降の説明において、必ずしも自系が現用系であるとは限らない。
The phase
PLL回路352は、自系クロックの位相変動を調整すると共に、自系クロックと他系クロックとの位相差を少なくするように動作する。このために、PLL回路352は、自系クロックの位相変動に自系クロックと他系クロックとの位相差を加算するための回路を有する。尚、位相合わせ回路303については、後で詳しく説明する。
The
分周回路304は、位相合わせ回路303が出力するクロックを分周する回路である。分周回路304は、分周回路302が出力するクロックと同じ周波数のクロックを出力するための回路である。尚、自系の分周回路304は、分周後のクロックを自系の発振部202に出力すると共に、他系の位相合わせ回路303にフィードバックする。例えば、分周回路304aは、発振部202aと位相合わせ回路303bとに分周後のクロックを出力し、分周回路304bは、発振部202bと位相合わせ回路303aとに分周後のクロックを出力する。
The frequency divider 304 is a circuit that divides the clock output from the
このように、本実施形態に係るクロック供給装置102は、自系クロックと他系クロックとの位相差を自系のPLL回路352の位相制御値に加算することにより、自系クロックと他系クロックとの位相を合わせることができる。そして、分周回路304aおよび分周回路304bが出力する現用系クロックおよび予備系クロックは、発振部202aの選択回路305aおよび発振部202bの選択回路305bの両方に入力される。このように、本実施形態に係るクロック供給装置102は、分周回路304aと分周回路304bとが出力する現用系クロックと予備系クロックとの位相差が減少するように制御する。これにより、本実施形態に係るクロック供給装置102は、現用系から予備系にクロック経路を切り替える時の位相跳躍を抑えることができる。
As described above, the
図4は、本実施形態の比較例として、自系クロックを他系クロックの位相に合わせる回路を示す。図4において、クロック受信部400aおよび400bは、図3に示したクロック受信部201aおよび201bに対応する。尚、図4においても、各ブロックの符号末尾のアルファベットは、特定のブロックを説明する場合に付加し、同じ番号のブロックに共通の説明を行う場合はアルファベットを省略する。例えば、クロック受信部400aおよびクロック受信部400bは、クロック受信部400と表記する。
FIG. 4 shows, as a comparative example of the present embodiment, a circuit for matching the own system clock to the phase of the other system clock. In FIG. 4,
図4において、クロック受信部400は、受信回路401と、分周回路402と、位相合わせ制御回路403と、微分パルス生成回路404とを有する。そして、分周回路402が出力するクロックは、他系の微分パルス生成回路404に入力され、他系の分周回路402をリセットする。例えば、現用系の分周回路402aが出力するクロックは、予備系のクロック受信部400bの微分パルス生成回路404bに入力される。そして、位相合わせ制御回路403bは、分周回路402bにリセット信号(RST)を出力して、現用系クロックの位相に合わせる。尚、運用系情報は、図3で説明した運用系情報と同じ情報である。そして、位相合わせ制御回路403は、運用系情報に基づいて、自系が予備系である場合に、分周回路402にリセット信号を出力し、現用系クロックの位相に合わせる制御を行う。
In FIG. 4, the
このように、図4に示した比較例の場合、予備系のクロック受信部400は、現用系クロックの位相に強制的に合わせる制御を行うので、現用系と予備系クロックの位相差が大きい場合、位相跳躍が発生する。
As described above, in the case of the comparative example shown in FIG. 4, the standby
図5は、現用系から予備系に切り替える時の位相跳躍の一例を示す。尚、図5において、横軸は時間軸tを示し、タイミングt1とタイミングt2との差が現用系クロックと予備系クロックとの位相差である。 FIG. 5 shows an example of a phase jump when switching from the active system to the standby system. In FIG. 5, the horizontal axis indicates the time axis t, and the difference between the timing t1 and the timing t2 is the phase difference between the active clock and the standby clock.
図5において、現用系から予備系に切り替わるタイミングt3までの期間、選択回路305は、現用系クロックと同じタイミングt1で立ち上がるクロックを出力する。一方、現用系から予備系に切り替わるタイミングt3以降の期間において、選択回路305は、予備系クロックを選択する。そして、選択回路305は、現用系クロックが立ち上がるタイミングt4ではなく、予備系クロックと同じタイミングt5で立ち上がるクロックを出力する。この時、タイミングt4とタイミングt5との位相差が選択回路305の出力クロックに位相跳躍として現れる。 In FIG. 5, the selection circuit 305 outputs a clock that rises at the same timing t1 as the active clock during a period from the active system to the standby system t3. On the other hand, in a period after timing t3 when the active system switches to the standby system, the selection circuit 305 selects the standby system clock. Then, the selection circuit 305 outputs a clock that rises at the same timing t5 as the standby clock, not the timing t4 when the active clock rises. At this time, the phase difference between the timing t4 and the timing t5 appears as a phase jump in the output clock of the selection circuit 305.
そこで、本実施形態に係るクロック供給装置102は、選択回路305に入力される現用系クロックと予備系クロックとの位相差が少なくなるように制御することにより、選択回路305の出力クロックの位相跳躍を抑制する。
Thus, the
図6は、本実施形態のクロック供給装置102における位相合わせ回路303の一例を示す。図6において、位相合わせ回路303は、図3で説明したように、位相差変換回路351と、PLL回路352とを有する。
FIG. 6 shows an example of the
位相差変換回路351は、位相差カウント回路501と、カウント数電圧変換回路502と、スイッチ(SW:SWitch)503と、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)504と、定電圧回路505と、スイッチ(SW)506とを有する。
The phase
位相差カウント回路501は、クロック供給装置102の内部の発振器(例えば制御部250の発振器)が出力するカウント用クロックにより、自系クロックと他系クロックとの位相差をカウントする。例えば、位相差カウント回路501は、自系クロックの立ち上がりエッジでカウントを開始し、他系クロックの立ち上がりエッジでカウントを終了する。そして、位相差カウント回路501は、次の自系クロックの立ち上がりエッジまでにカウント値を出力すると共に、カウンタをリセットする。このようにして、位相差カウント回路501は、自系クロックと他系クロックとの位相差をカウント値に変換して出力する。例えば、カウント値は、位相差が大きくなるに従って大きくなり、位相差が小さくなるに従って小さくなる。
The phase
カウント数電圧変換回路502は、D/A(Digital/Analog)変換器を有する。そして、カウント数電圧変換回路502は、位相差カウント回路501が出力するカウント値を電圧に変換して出力する。ここで、例えば、カウント値と出力電圧とは比例関係にあり、カウント値が大きくなれば出力電圧も大きくなり、カウント値が小さくなれば出力電圧も小さくなる。
The count number
SW503は、制御部250から与えられる運用系情報に基づいてオンオフするスイッチ回路である。SW503は、運用系情報により、自系が予備系である場合にオンとなり、自系が現用系である場合にオフとなる。
The
LPF504は、SW503がオンの場合に、カウント数電圧変換回路502が出力する電圧を平滑化するためのローパスフィルタである。尚、カウント数電圧変換回路502が出力する電圧は、自系と他系とのクロックの位相差に応じて変動するので、LPF504は、カウント数電圧変換回路502が出力する電圧の変動を平滑化する。
The
定電圧回路505は、例えば定電圧ダイオードやレギュレータ回路などを有し、予め設定された一定の電圧を出力する回路である。
The
SW506は、制御部250から与えられる運用系情報に基づいてオンオフするスイッチ回路である。SW506は、運用系情報により、自系が現用系である場合にオンとなり、自系が予備系である場合にオフとなる。つまり、SW506は、先の述べたSW503と逆の動作をするように排他的に制御される。
The
このようにして、位相差変換回路351は、自系クロックと他系クロックとの位相差に基づいた電圧または予め設定された定電圧を運用系情報に応じてPLL回路352に出力する。例えば、位相差変換回路351は、自系が現用系である場合、予め設定された定電圧をPLL回路352に出力し、自系が予備系である場合、自系クロックと他系クロックとの位相差に基づいた電圧をPLL回路352に出力する。
In this way, the phase
一方、図6において、PLL回路352は、位相比較器507と、LPF508と、加算回路509と、VCO(Voltage Control Oscillator)510と、分周器511とを有する。
On the other hand, in FIG. 6, the
位相比較器507は、入力する自系クロックと、PLL回路352が出力するクロックとの位相を比較し、位相差に応じた電圧を出力する。尚、位相比較器507は、位相差カウント回路501と同様のデジタル回路を用いてもよいし、アナログ回路を用いてもよい。
The
LPF508は、位相比較器507が出力する電圧を平滑化するためのローパスフィルタである。
The
加算回路509は、LPF508が出力する電圧と、位相差変換回路351が出力する電圧とを加算する。
The
VCO510は、加算回路509が出力する電圧に応じた周波数のクロックを発振する。
The
分周器511は、VCO510が出力するクロックの周波数を1/N(Nは正の整数)の周波数に分周したクロックを出力する。尚、図6において、分周器511は、1/Nの記号で表記されている。
The
このようにして、PLL回路352は、自系クロックの位相変動と、位相差変換回路351が出力する自系と他系クロックの位相差とに基づいて、VCO510が出力するクロックの位相を調整する。
In this way, the
図7は、位相合わせ回路303の具体的な回路例を示す。尚、図7において、図6と同符号のブロックは、図6と同一又は同様の機能を有する。以下、図6と異なる部分について説明する。
FIG. 7 shows a specific circuit example of the
図7において、図6に示した位相比較器507と位相差カウント回路501とに自系クロックを入力する経路に微分パルス生成回路521が接続される。また、図7において、図6に示した位相差カウント回路501に他系クロックを入力する経路にインバータ522が接続される。さらに、図7において、図6に示したSW506に運用系情報を入力する経路にインバータ523が接続される。また、図7において、図6に示したLPF504およびSW506と加算回路509との間にバッファ524が接続される。
In FIG. 7, a differential
尚、図7において、図6に示したLPF504は、抵抗R7とコンデンサC1とを有し、図6に示した定電圧回路505は、定電圧Vrefを発生する電源と抵抗R6とを有する。そして、抵抗R6とコンデンサC1は、時定数回路として動作する。
In FIG. 7, the
微分パルス生成回路521は、自系クロックの立ち上がりエッジのタイミングで負のパルスを発生する微分回路を有する。ここで、微分パルス生成回路521が出力するパルス信号をREF_INと表記する。微分パルス生成回路521は、位相比較器507と位相差カウント回路501とにパルス信号REF_INを出力する。
The differential
インバータ522は、他系クロックの論理を反転するための反転回路であり、反転した他系クロックを位相差カウント回路501に出力する。尚、インバータ522は、自系クロックと他系クロックとの位相を1/2ずらして、位相差を検出し易くするための回路であり、位相差カウント回路501に含めてもよい。
The
インバータ523は、運用系情報により制御されるSW503とSW506との動作を逆にするための反転回路であり、反転した運用系情報をSW506に出力する。ここで、運用系情報の現用系が論理”0”、予備系が論理”1”でそれぞれ表される場合、且つ、SW503およびSW506が論理”0”でオフ、論理”1”でオンにそれぞれ制御される場合、について説明する。運用系情報が現用系(論理”0”)の場合、SW503はオフになり、インバータ523を介して制御されるSW506はオンになる。逆に、運用系情報が予備系(論理”1”)の場合、SW503はオンになり、インバータ523を介して制御されるSW506はオフになる。
The
バッファ524は、オペアンプが用いられ、オペアンプの出力が負入力端子(−)にフィードバックされる増幅率が1のアンプであり、定電圧回路506又はLPF504の電圧を加算回路509に出力する。バッファ524は、入力インピーダンスが高いので、正入力端子(+)に接続される回路への影響を少なくする。
The
D−FF(D型FlipFlop)回路525は、位相比較器507として用いる回路の一例である。D−FF回路525の反転出力端子(Q ̄)から出力される信号は、入力端子(D)にフィードバックされ、非反転出力端子(Q)から出力される信号は、LPF508に入力される。また、D−FF回路525は、VCO510から分周器511を介してフィードバックされるクロック(FB)をクロック入力端子(>)に入力する。例えば、D−FF回路525は、分周器511が出力するクロック(FB)の立ち上がりエッジにより、入力端子(D)の論理状態を非反転出力端子(Q)に出力する。また、D−FF回路525は、セット端子(S)に微分パルス生成回路521のREF_IN信号が入力され、非反転出力端子(Q)が”1”にセットされる。
A D-FF (D-type FlipFlop)
図7において、加算回路509は、図6に示した加算回路509の一例を示し、オペアンプOP1と、オペアンプOP2とを有する。尚、オペアンプOP1およびオペアンプOP2の正入力端子(+)には、共に参照電圧Vref(V)が与えられ、オペアンプOP1の負入力端子(−)の電圧がVref(V)の時、加算回路509の出力電圧は0になる。オペアンプOP1は、抵抗R1を介して入力するLPF508の出力電圧と、抵抗R2を介して入力するバッファ524の出力電圧とを加算する。尚、LPF508の出力電圧およびバッファ524の出力電圧との加算比率は、LPF508側の抵抗R1とバッファ524側の抵抗R2との比率で決まる。また、オペアンプOP2は、オペアンプOP1の出力電圧のレベル調整を行うためのアンプである。そして、オペアンプOP2の増幅率は、オペアンプOP2の負帰還抵抗R5と負入力端子(−)の入力抵抗R4との比率で決まる。尚、オペアンプOP1の加算比率およびオペアンプOP2の増幅率は、予め決められた値に設定されており、例えば、オペアンプOP1の加算比率が1(R1=R2)、オペアンプOP2の増幅率が1(R4=R5)のように設定される。
In FIG. 7, an
図8は、D−FF回路525の動作の一例を示す。微分パルス生成回路521は、自系クロックの立ち上がりエッジにより、負のパルス(REF_IN)を出力し、D−FF回路525の非反転出力端子(Q)は、REF_IN信号により、論理”1”にセットされる(図8(a))。そして、D−FF回路525の非反転出力端子(Q)は、分周器511の出力(FB)の立ち上がりエッジにより、論理”0”にリセットされる(図8(b))。このように、D−FF回路525の非反転出力端子(Q)は、微分パルス生成回路521のREF_IN信号と分周器511のFB信号とにより、論理”1”と論理”0”とが繰り返されるクロックを出力する。
FIG. 8 shows an example of the operation of the D-
ここで、位相比較器507を用いたPLL回路352は、D−FF回路525の非反転出力端子(Q)のDUTY比が約50%になった時に同期が確立する。つまり、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)とが半周期ずれた位置で、PLL回路352は同期が確立した状態になる。そして、分周器511の出力(FB)の位相が微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)よりも遅れた場合、D−FF回路525の非反転出力端子(Q)のDUTY比は大きくなる方向に変化する。逆に、分周器511の出力(FB)の位相が微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)よりも進んだ場合、D−FF回路525の非反転出力端子(Q)のDUTY比は小さくなる方向に変化する。
Here, the
図9は、位相合わせ回路303の各部における信号の入出力特性を示す。図9(a)は、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差[UI(Unit Interval)]と、LPF508の出力電圧[V(Volt)]との関係を示すグラフである。図9(a)において、LPF508の出力電圧が電源電圧(Vcc)の時、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差は、1.0[UI]となる。同様に、LPF508の出力電圧が電源電圧(Vcc)の1/2の時、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差は、0.5[UI]となる。つまり、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差と、LPF508の出力電圧とが比例する。
FIG. 9 shows the input / output characteristics of signals in each part of the
図10は、位相差カウント回路501の動作を示す。尚、図10において、自系クロックと微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)との関係は、図8と同じである。ここで、図10は、自系クロックと他系クロックとの同期が確立された状態、或いは、同期が確立された状態に近い状態を示している。図10において、位相差カウント回路501に入力される他系クロックは、図7に示したインバータ522で反転されているので、自系クロックと半周期ずれている。そして、位相差カウント回路501は、自系クロックの立ち上がりエッジから他系クロックの立ち上がりエッジまでの期間にあるカウント用クロックの数をカウントする。位相差カウント回路501がカウントしたカウント数は、自系クロックと他系クロックとの位相差に相当する。尚、図7に示したインバータ522により、自系クロックと他系クロックは、半周期ずれているので、カウント数が最大カウント数の1/2の時、自系クロックと他系クロックは、位相が合った状態となる。
FIG. 10 shows the operation of the phase
図9(b)は、位相差変換回路351の出力電圧[V]と、位相差カウント回路501のカウント数との関係を示す。図9(b)において、位相差カウント回路501のカウント数が最小(例えば0)の時、位相差変換回路351の出力電圧は最大となる。逆に、位相差カウント回路501のカウント数が最大(MAX)の時、位相差変換回路351の出力電圧は最小となる。尚、図9(b)のグラフの傾きは、位相差変換回路351の変換倍率に応じて変化する。また、1/2のカウント数(MID)の時、PLL回路352は同期が確立した状態となり、自系が現用系の場合、位相差カウント回路501がPLL回路352に与える電圧は、Vref(V)となる。
FIG. 9B shows the relationship between the output voltage [V] of the phase
図9(c)は、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差[UI]と、加算回路509の出力電圧Vcont[V]との関係を示すグラフである。図9(c)において、REF_IN信号とFB信号との位相差が1.0[UI]の時、加算回路509の出力電圧Vcontは最大電圧となる。逆に、REF_IN信号とFB信号との位相差が0[UI]の時、加算回路509の出力電圧Vcontは最小電圧となる。尚、図9(c)のグラフの傾きは、加算回路509の倍率に応じて変化する。また、REF_IN信号とFB信号とが半周期ずれた0.5[UI]のポイントにおいて、PLL回路352は、同期が確立した状態になる。そして、REF_IN信号とFB信号との位相差が大きくなるにつれて加算回路509の出力電圧Vcontは高くなり、VCO510の発振周波数が高くなるので、FB信号の位相は進む。逆に、REF_IN信号とFB信号との位相差が小さくなるにつれて加算回路509の出力電圧Vcontは低くなり、VCO510の発振周波数が低くなるので、FB信号の位相は遅れる。このようにして、REF_INとFBとの位相差は0.5[UI]のポイントに収束し、自系クロックと他系クロックとの位相差は0または0に近い状態になる。
FIG. 9C shows the relationship between the phase difference [UI] between the output (REF_IN) of the differential
図11は、自系が予備系の場合の位相合わせ回路303の状態を示す。尚、図11において、図7と同符号のブロックは、図7と同一又は同様の機能を有する。また、図11は、運用系情報が予備系の場合を示し、SW503がオン状態になり、SW506がオフ状態になっている。
FIG. 11 shows the state of the
図11において、REF_IN信号に対して他系クロックの位相が遅れると、図10で説明したように、自系クロックの立ち上がりエッジから反転された他系クロックの立ち上がりエッジまでの期間が長くなり、位相差カウント回路501のカウント数が多くなる。そして、図9(b)に示したように、カウント数と出力電圧は反比例するので、カウント数電圧変換回路502の出力電圧は下がり、バッファ524の出力電圧も下降する。バッファ524の出力電圧が下がると、加算回路509の出力電圧Vcontも下降するので、VCO510の発振周波数が低くなる。そこで、PLL回路352は、VCO510の発振周波数を高くするように動作する。例えば、VCO510の発振周波数が低くなると、D−FF回路525に入力されるFB信号の周波数も低くなり、非反転出力端子(Q)から論理”1”が出力される期間が長くなる。そして、非反転出力端子(Q)から論理”1”が出力される期間が長くなると、PLL回路352は、バッファ524の出力電圧の下降を相殺するように、LPF508の出力電圧を上昇させる。つまり、PLL回路352は、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差が大きくなるように動作し、他系クロックの位相に自系クロックの位相を合わせることができる。
In FIG. 11, if the phase of the other system clock is delayed with respect to the REF_IN signal, as described in FIG. 10, the period from the rising edge of the own system clock to the rising edge of the inverted other system clock becomes longer. The count number of the phase
図9(d)は、図9(c)と同様に、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差[UI]と、加算回路509の出力電圧Vcont[V]との関係を示すグラフである。図9(d)において、点線で示した特性は、図9(c)の状態を示す。そして、図11で説明した現象により、図9(d)の点線で示した特性は、左側にスライドして実線で示した特性となり、VCO510が出力するクロックの位相が変化する。
9D, similarly to FIG. 9C, the phase difference [UI] between the output (REF_IN) of the differential
このようにして、位相合わせ回路303は、自系が予備系である場合、他系(現用系)のクロックとの位相差が現在よりも小さくなるように、自系のクロックの位相を制御することができる。
In this way, when the own system is a standby system, the
図12は、自系が予備系から現用系に切り替わった時の位相合わせ回路303の状態を示す。尚、図12において、図7と同符号のブロックは、図7と同一又は同様の機能を有する。また、図12において、運用系情報が予備系から現用系に切り替わるので、SW503がオンからオフの状態になり、SW506がオフからオンの状態になる。
FIG. 12 shows a state of the
図12において、位相合わせ回路303は、SW506がオフからオンの状態になった時、定電圧源から抵抗R6とSW506を介してLPF504のコンデンサC1に電流が流れる。尚、SW503はオフ状態なので、LPF504の抵抗R7を無視することができ、抵抗R6とコンデンサC1とによる時定数回路が形成される。時定数回路の時間は、コンデンサC1の容量と抵抗R6とに比例して長くなるが、コンデンサC1の容量は、LPF504の特性に応じて決められているので自由に変えることは難しい。そこで、時定数回路の時間が長くなるように、抵抗R6は、例えば数M[Ω]などの抵抗値に設定される。時定数回路の時間を長くすると、コンデンサC1の電圧は定電圧Vrefになるまで緩やかに上昇し、バッファ524の出力電圧も緩やかに上昇する。そして、PLL回路352は、バッファ524の出力電圧の上昇を相殺するように動作し、LPF508の出力電圧は、緩やかに下降する。つまり、PLL回路352は、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差が現在よりも小さくなるように動作する。
In FIG. 12, in the
図9(e)は、図9(c)および図9(d)と同様に、微分パルス生成回路521の出力(REF_IN)と分周器511の出力(FB)との位相差[UI]と、加算回路509の出力電圧Vcont[V]との関係を示すグラフである。図9(e)において、点線で示した特性は、図9(d)の実線で示した特性に対応する。そして、図12で説明した現象により、図9(e)の点線で示した特性は、右側にスライドして実線で示した特性となり、VCO510が出力するクロックの位相が変化する。
FIG. 9E shows the phase difference [UI] between the output (REF_IN) of the differential
このようにして、位相合わせ回路303は、自系が予備系から現用系に切り替わった時に、切り替え前に現用系として動作していた(元現用系)の他系クロックに合わせていた出力クロックの位相を緩やかに変化させて、自系クロックの位相に戻す制御を行う。
In this way, when the own system is switched from the standby system to the active system, the
以上、説明したように、本実施形態に係るクロック供給装置102は、自系が予備系である場合に、現用系クロックと予備系クロックの位相差を求め、予備系のPLL回路352の位相制御値に加算する。これにより、予備系の位相合わせ回路303は、予備系クロックを現用系クロックの位相に合わせることができ、予備系から現用系への切り替える時の位相跳躍を抑えることができる。また、位相合わせ回路303は、自系が予備系から現用系に切り替わった時に、元現用系であった他系クロックに合わせていた位相を自系クロックの位相に緩やかに戻すことにより、出力位相が急変しないようにすることができる。
[応用例]
図13は、比較例として、発振部202および出力部203の一例を示す。図13において、発振部202aは、選択回路305aと、PLL回路306aと、分周回路307aとを有する。同様に、発振部202bは、選択回路305bと、PLL回路306bと、分周回路307bとを有する。ここで、選択回路305aと選択回路305b、PLL回路306aとPLL回路306b、分周回路307aと分周回路307bは、それぞれ同じ機能を有する。そこで、共通の内容を説明する場合は、符号末尾のアルファベットを省略して、例えばPLL回路306のように表記する。
As described above, the
[Application example]
FIG. 13 shows an example of the oscillation unit 202 and the output unit 203 as a comparative example. In FIG. 13, the
図13において、選択回路305は、クロック受信部201が出力する現用系または予備系のクロックを選択する。PLL回路306は、例えば水晶発振器に比べて精度が高いルビジウム発振器などが用いられ、選択回路305が選択したクロックのジッタやワンダを抑制する。分周回路307は、PLL回路306が出力するクロックを分周して出力部203に出力する。 In FIG. 13, a selection circuit 305 selects a working or standby clock output from the clock receiving unit 201. As the PLL circuit 306, for example, a rubidium oscillator having higher accuracy than a crystal oscillator is used, and the jitter and wander of the clock selected by the selection circuit 305 are suppressed. The frequency dividing circuit 307 divides the clock output from the PLL circuit 306 and outputs it to the output unit 203.
一方、出力部203aは、選択回路308aと、出力回路309aとを有する。同様に、出力部203bは、選択回路308bと、出力回路309bとを有する。ここで、選択回路308aと選択回路308b、出力回路309aと出力回路309bは、それぞれ同じ機能を有する。そこで、共通の内容を説明する場合は、符号末尾のアルファベットを省略して、例えば出力回路309のように表記する。
On the other hand, the
図13において、選択回路308は、発振部202が出力する現用系または予備系のクロックを選択する。出力回路309は、選択回路308が選択したクロックを増幅して下位側の装置に出力する。 In FIG. 13, the selection circuit 308 selects an active or standby clock output from the oscillation unit 202. The output circuit 309 amplifies the clock selected by the selection circuit 308 and outputs the amplified clock to the lower-level device.
ここで、図3で説明した本実施形態に係るクロック供給装置102は、発振部202の選択回路305で予備系から現用系に切り替える時の位相跳躍を抑えるために、クロック受信部201に位相合わせ回路303を搭載していた。本応用例におけるクロック供給装置102は、図13に示した出力部203の選択回路308において、予備系から現用系にクロックの経路を切り替える時の位相跳躍を抑えるための位相合わせ回路303を発振部202に搭載している。
Here, the
図14は、発振部212に位相合わせ回路303が搭載される例を示す。尚、図14において、図13と同符号のブロックは、図13と同一又は同様の機能を有する。また、位相合わせ回路303は、図3で説明した位相合わせ回路303と同一又は同様の機能を有する。
FIG. 14 shows an example in which the
図14において、発振部212は、図13に示した発振部202の分周回路307の後に、位相合わせ回路303と分周回路310とが配置される。位相合わせ回路303は、図3で説明したように、位相差変換回路351と、PLL回路352とを有し、自系が予備系である場合に、現用系のクロックに位相を合わせて、自系が予備系から現用系に切り替わる時の位相跳躍を抑制する。分周回路310は、位相合わせ回路303の出力クロックを分周回路307が出力するクロックの周波数に合わせて、出力部203に出力する。
14, the oscillating unit 212 includes a
このようにして、本応用例におけるクロック供給装置102は、発振部212が出力部203に出力する現用系クロックと予備系クロックとの位相差が無くなるように動作する。これにより、クロック供給装置102は、出力部203の選択回路308が予備系から現用系にクロックの経路を切り替える時の位相跳躍を抑えることができる。
In this way, the
尚、先の実施形態では、位相合わせ回路303がクロック受信部201に搭載され、本応用例では、位相合わせ回路303が発振部212に搭載される例を示したが、位相合わせ回路303は、クロック受信部201と発振部212の両方に搭載してもよい。
In the previous embodiment, the
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。 From the above detailed description, features and advantages of the embodiments will become apparent. This is intended to cover the features and advantages of the embodiments described above without departing from the spirit and scope of the claims. Also, any improvement and modification should be readily conceivable by those having ordinary knowledge in the art. Therefore, there is no intention to limit the scope of the inventive embodiments to those described above, and appropriate modifications and equivalents included in the scope disclosed in the embodiments can be used.
100・・・クロック供給システム;101・・・マスタークロック発生装置;102,102a,102b,102c,102d,102e,102f・・・クロック供給装置;103,103a,103b,103c・・・通信装置;201,201a,201b・・・クロック受信部;202,202a,202b,212,212a,212b・・・発振部;203,203a,203b・・・出力部;301,301a,301b・・・受信回路;302,302a,302b・・・分周回路;303,303a,303b・・・位相合わせ回路;304,304a,304b・・・分周回路;305,305a,305b・・・選択回路;306,306a,306b・・・PLL回路;307,307a,307b・・・分周回路;308,308a,308b・・・選択回路;309,309a,309b・・・出力回路;310,310a,310b・・・分周回路;351・・・位相差変換回路;352・・・PLL回路;400,400a,400b・・・クロック受信部;401,401a,401b・・・受信回路;402,402a,402b・・・分周回路;403,403a,403b・・・位相合わせ制御回路;404,404a,404b・・・微分パルス生成回路;501・・・位相差カウント回路;502・・・カウント数電圧変換回路;503・・・SW;504・・・LPF;505・・・定電圧回路;506・・・SW;507・・・位相比較器;508・・・LPF;509・・・加算回路;510・・・VCO;511・・・分周器;521・・・微分パルス生成回路;522・・・インバータ;523,524・・・バッファ;525・・・D−FF回路
DESCRIPTION OF
Claims (5)
現用系のクロックと予備系のクロックとの位相差を電圧に変換する変換回路と、
自系が現用系であるか予備系であるかを示す運用系情報に基づいて、前記変換回路が変換した電圧と予め設定された定電圧とを切り替える切替回路と、
前記切替回路が出力する電圧を位相制御値として自系の位相制御値に加算する加算回路を含み、上位側の装置から受信するクロックに同期したクロックを生成して下位側の装置に出力するPLL回路と
を有することを特徴とするクロック供給装置。 In a clock supply device that supplies a clock from a higher-order device arranged in a hierarchy to the active system and the standby system and arranged in a hierarchical manner to a lower-order device,
A conversion circuit that converts the phase difference between the active clock and the standby clock into a voltage;
A switching circuit for switching between a voltage converted by the conversion circuit and a preset constant voltage, based on operational system information indicating whether the own system is an active system or a standby system;
A PLL that includes an adder circuit that adds the voltage output from the switching circuit as a phase control value to the phase control value of the own system, generates a clock that is synchronized with the clock received from the higher-level device, and outputs the generated clock to the lower-level device A clock supply device comprising: a circuit.
前記切替回路は、自系が現用系である場合、予め設定された定電圧を前記PLL回路の位相制御値として前記加算回路に出力し、自系が予備系である場合、前記変換回路が変換した電圧を前記PLL回路の位相制御値として前記加算回路に出力する
ことを特徴とするクロック供給装置。 The clock supply device according to claim 1,
The switching circuit outputs a preset constant voltage to the adder circuit as a phase control value of the PLL circuit when the own system is an active system, and the conversion circuit converts the current when the own system is a standby system. The clock supply device, wherein the voltage is output to the adder circuit as a phase control value of the PLL circuit.
前記切替回路は、予備系から現用系に切り替える場合、前記変換回路が変換した電圧から定電圧に予め設定された時定数で変化する時定数回路を更に有する
ことを特徴とするクロック供給装置。 The clock supply device according to claim 2,
The switching circuit further includes a time constant circuit that changes from a voltage converted by the conversion circuit to a constant voltage with a preset time constant when switching from a standby system to an active system.
前記変換回路が変換した現用系のクロックと予備系のクロックとの位相差を示す電圧の変動を抑えるためのフィルタ回路を更に設け、
前記時定数回路は、前記フィルタ回路と一部の回路を共用する
ことを特徴とするクロック供給装置。 The clock supply device according to claim 3.
A filter circuit for suppressing a fluctuation in voltage indicating a phase difference between the active clock and the standby clock converted by the conversion circuit;
The clock supply apparatus, wherein the time constant circuit shares a part of the circuit with the filter circuit.
前記フィルタ回路は、直列に接続された第1の抵抗器の出力と接地との間にコンデンサを配置したローパスフィルタであり、
前記時定数回路は、定電圧に接続される第2の抵抗器と前記ローパスフィルタのコンデンサとで形成される
ことを特徴とするクロック供給装置。 The clock supply device according to claim 4,
The filter circuit is a low-pass filter in which a capacitor is disposed between the output of the first resistor connected in series and the ground,
The clock supply device, wherein the time constant circuit is formed by a second resistor connected to a constant voltage and a capacitor of the low-pass filter.
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