JP2015143726A - レンズアクチュエータ - Google Patents

レンズアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2015143726A
JP2015143726A JP2012116195A JP2012116195A JP2015143726A JP 2015143726 A JP2015143726 A JP 2015143726A JP 2012116195 A JP2012116195 A JP 2012116195A JP 2012116195 A JP2012116195 A JP 2012116195A JP 2015143726 A JP2015143726 A JP 2015143726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
ois
lens actuator
lens
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012116195A
Other languages
English (en)
Inventor
田中 秀和
Hidekazu Tanaka
秀和 田中
生嶋 君弥
Kimiya Ikushima
君弥 生嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012116195A priority Critical patent/JP2015143726A/ja
Priority to PCT/JP2013/002978 priority patent/WO2013172001A1/ja
Publication of JP2015143726A publication Critical patent/JP2015143726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

【課題】主にカメラや携帯電話等に用いられるレンズアクチュエータに関し、安定してOISコイルへ電流を供給可能なものを提供することを目的とする。【解決手段】複数のOISコイル82A〜82Dと配線基板であるフレキシブルプリント配線板72を保持部81に固定し、フレキシブルプリント配線板72にそれぞれのOISコイル82A〜82Dの端部を接続する接続端子を備えることにより、安定してOISコイル82A〜82Dへ電流を供給可能となる。【選択図】図5

Description

本発明は、主にカメラや携帯電話等に用いられるレンズアクチュエータに関するものである。
近年、カメラや携帯電話等において、撮影時の手振れ等による映像や画像の乱れを抑制するため、レンズの振動を機械的に抑制する振れ補正機構を備えたレンズアクチュエータを用いたものが提案されている。
このような従来のレンズアクチュエータについて、図9、図10を用いて説明する。
図9は従来のレンズアクチュエータ20の断面図、図10は同分解斜視図である。ここで、レンズアクチュエータ20は、可動ユニット1と四つのコイル保持体2A〜2Dと下カバー3と、四本のワイヤ4と、上カバー5から構成され、手振れ等が生じると可動ユニット1が揺動して映像や画像の乱れを抑制するものである。
この可動ユニット1は、磁石ホルダ11と、レンズが内部で上下動するオートフォーカスユニット12と、撮像体13を備えている。
ここで、オートフォーカスユニット12の前後左右の内側面には、八つの磁石14が上下二段に並んで固定されている。また、磁石14より若干大きな四つの磁石15が磁石ホルダ11の前後左右の外側面に固定される。
また、オートフォーカスユニット12はレンズが固定される円孔12Aを備え、磁石ホルダ11の内側に収納されている。そして、オートフォーカスユニット12内でレンズを保持するレンズホルダ19には、その外周に上下二段にAF(Auto Focus)コイル16が巻回され、AFコイル16は磁石ホルダ11の内側面に配置される磁石14に対向している。
つまり可動ユニット1において、AFコイル16に電流が流れることにより、磁石14との間で電磁力が生じ、レンズホルダ19が磁石ホルダ11に対し上下に可動するよう構成されている。
また、撮像体13の上面には撮像素子17が配置されている。ここで撮像素子17はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の半導体素子が用いられる。
この撮像素子17は、円孔12Aの中心下方にあり、レンズホルダ19を上下に移動させることで、撮像素子17で撮像される映像あるいは画像の焦点を自動で合わせるオートフォーカス制御ができる。
そして、下カバー3の四隅にワイヤ4が立てられ、可動ユニット1の磁石ホルダ11の上面の四隅に接続され、下カバー3上で可動ユニット1が揺動可能に保持される。さらに、コイル保持体2A〜2Dが可動ユニット1の前後左右に配置されて、OIS(Optical Image Stabilization)コイル18が磁石15に対向した状態で配置される。
そして、レンズアクチュエータ20を搭載した電子機器を使用した際に、手振れ等で、撮像素子17で撮像した映像や画像が振れた場合には、可動ユニット1を揺動させることにより撮像した映像や画像を補正する振れ補正制御を行うものとなっていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
国際公開第2009/133691号
しかしながら、上記従来のレンズアクチュエータは、OISコイルへどのように安定して電流を供給するのか適切な構造が開示されていなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、安定してOISコイルへ電流を供給可能なレンズアクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、特に、磁石との間で電磁力を発生させる複数のOISコイルと、複数のOISコイルが固定される保持部と、保持部に固定されると共に前記複数のOISコイルの少なくとも一方の端部を接続する接続端子を備える配線基板を有して構成される。
本発明によれば、磁石との間で電磁力を発生させる複数のOISコイルと、複数のOISコイルが固定される保持部と、保持部に固定されると共に前記複数のOISコイルの少なくとも一方の端部を接続する接続端子を備える配線基板を有することにより、安定してOISコイルへ電流を供給可能なレンズアクチュエータを実現することができる。
本発明の実施の形態1によるレンズアクチュエータの分解斜視図 同レンズアクチュエータの断面図 同レンズアクチュエータの分解斜視図 同レンズアクチュエータに用いるコイル体を上下方向に半回転させた斜視図 同レンズアクチュエータに用いるコイル体とフレキシブルプリント配線板を組合せた斜視図 本発明の実施の形態2によるレンズアクチュエータの分解斜視図 同レンズアクチュエータに用いるコイル体の斜視図 同レンズアクチュエータに用いるフレキシブルプリント配線板の斜視図 従来のレンズアクチュエータの斜視断面図 同分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるレンズアクチュエータ100の分解斜視図、図2は同断面図である。ここで、レンズアクチュエータ100は、可動ユニット31とコイルユニット32と、ワイヤ33A〜33Dと、上カバー34から構成される。
このレンズアクチュエータ100は、例えば左右方向(Y軸方向)の幅が5mm〜20mm、前後方向(X軸方向)の奥行きが5mm〜20mm、上下方向(Z軸方向)の高さが2mm〜10mmで、左右方向の幅と前後方向の奥行きはほぼ同じ寸法で構成される。
まず、可動ユニット31の構成から説明する。ここで、図3に示すのはレンズアクチュエータ100の詳細な分解斜視図である。
ここで、可動ユニット31は、レンズホルダ41と、磁石ホルダ42と、磁石43A〜43Dと、上バネ44と、下バネ45と、下プレート46から構成される。
レンズホルダ41は、キャリア51と、キャリア51の外周に配置されたAFコイル52を備えている。
ここで、キャリア51は中央にレンズ(図示せず)を保持可能な円孔51Aを備えた方形箱状で、ガラス入りポリカーボネート等の絶縁樹脂を材料として形成されている。ここで円孔51Aは直径が一定であっても、変化していても良い。また、内側にレンズを固定するためのネジ等の形状を備えていても良い。
AFコイル52は、線径Φ40μm〜Φ60μmのエナメル線等のコイル線が、レンズの光軸方向を軸としてキャリア51に巻回される。
また、磁石ホルダ42は、中央に孔42Aを備えた方形板状でガラス入りポリカーボネート等の絶縁樹脂により形成されている。
また、磁石43A〜43Dは、磁石ホルダ42の下面に接着剤(図示せず)等で固定される。ここで、磁石43A〜43Dは、内側面側の磁極が同じ磁極で着磁される。例えば、磁石43A〜43Dの内側面はN極で着磁され、外側面がS極で着磁される。磁石43A〜43Dは、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石であるネオジム磁石等が用いられる。
そして、磁石ホルダ42の孔42Aにレンズホルダ41が挿入され、AFコイル52と磁石43A〜43Dが対向する。
上バネ44は、外周部44Aと内周部44Bとが、四方のバネ部44Cで接続された導電金属製の板バネである。ここで、外周部44Aの四方の端部近傍には、孔44Dが設けられる。
下バネ45は、外周部45Aと内周部45Bとが、四方のバネ部45Cで接続された導電金属製の板バネである。
また、下プレート46は、中央に円孔46Aを備える。そして、円孔51Aの中心の下方に円孔46Aの中心が位置するよう下プレート46が配置される。
そして、外周部44Aが磁石ホルダ42の上面に、下プレート46が外周部45Aを挟んで、磁石ホルダ42の下面に固定される。また、内周部44Bと内周部45Bはレンズホルダ41に固定される。これにより、AFコイル52に電流が流れていない場合は、レンズホルダ41が磁石ホルダ42に対し所定位置に復帰可能な構成となる。
このように構成された可動ユニット31は、AFコイル52に電流を流すことにより、磁石43A〜43Dとの間で電磁力が生じ、レンズホルダ41が磁石43A〜43Dに対し上下に可動し、あるいはレンズホルダ41の重量と下バネ45、上バネ44のバネ力と電磁力との均衡をとってレンズホルダ41を停止させる。
また、AFコイル52に電流が流れていない場合は、レンズホルダ41が磁石ホルダ42に対し所定位置に復帰する。
図3に加え、図4、図5を用いて、可動ユニット31以外の構成要素について説明する。
コイルユニット32は、コイル体71と、フレキシブルプリント配線板72と、磁気検出素子73と、ベース74を備える。
コイル体71は、保持部81と、OISコイル82A〜82Dを備える。保持部81の中央には円孔81Aが設けられる。OISコイル82A〜82Dは保持部81の前後左右の側面板81Bの内側に配置される。
図4は、コイル体71を上下方向に半回転させた斜視図である。
同図において、保持部81の側面の四方には側面板81Bが設けられ、それぞれの側面板81Bの内側に溝部81Cが、保持部81がフレキシブルプリント配線板72と接する方向に八つの突起部81Dが設けられている。ここで、OISコイル82A〜82Dは溝部81Cに巻回され、OISコイル82A〜82Dのそれぞれの両端が巻回された溝部81C近傍の突起部81Dに巻回されている。例えば、OISコイル82Aが巻回された溝部81C近傍の突起部81Dを、それぞれ突起部811、812とすると、OISコイル82Aは一端を突起部811に巻回され、それから溝部81Cに巻回される。そして、溝部81Cに巻回された後、他端が突起部812に巻回される。
ここで、突起部81Dは、保持部81においてOISコイル82Aが配置される平面と直交した平面に配置されている。この直交の角度範囲としては、例えば80度以上110度以下が望ましい。この範囲であれば同等の効果が得られる。これにより、コイル線を溝部81Cと突起部81Dに巻くときのノズルが通過する空間を確保することによってコイルを高密度に効率よく巻くことができる。また、突起部81DとOISコイル82Aは、同一側面に配置されていないので、OISコイル82のコイル面積を大きくでき、振れ補正制御のための駆動力を大きくすることができる。
このように、OISコイル82の電気的接続を安定したまま、駆動力を向上することができるため振れ補正制御の精度を向上することが可能である。
また、図5はコイル体71にフレキシブルプリント配線板72を固定し、下方斜めからみた斜視図である。
配線基板の一例であるフレキシブルプリント配線板72は、内部に所定のパターンで配線が配置される。また、フレキシブルプリント配線板72は中央に円孔72Aを備える。また、フレキシブルプリント配線板72には、円孔72Aの周囲に八つの孔72Bが設けられ、それぞれの孔72Bから突起部81Dが突出する。また、それぞれの孔72Bの周囲に接続端子72Cが配置され接続端子72CとOISコイル82A〜82Dの両端が巻回された突起部81Dが接続端子72Cにはんだ付け等で電気的に導通した状態で固定される。なお、それぞれの接続端子72Cはフレキシブルプリント配線板72の内部の配線に接続されており、OISコイル82A〜82Dは、フレキシブルプリント配線板72を介して電流を供給可能な構成となっている。なお、配線基板はフレキシブルプリント配線板でも良いし、ガラスエポキシ基板や紙エポキシ基板等のリジッド基板であっても良い。
位置検出素子の一例である磁気検出素子73は、磁気の変化により可動ユニット31の位置を検出する素子である。磁気検出素子73として例えばホール素子があり、ホール素子を用いることで、磁石43A〜43Dが発生する磁界を検出することができる。磁気検出素子73は、フレキシブルプリント配線板72の上面で、円孔72Aに対し+X方向、−Y方向の中央に配置される。なお、位置検出素子は磁気を検出するものに限らず、静電容量の変化を検出する素子や赤外線の反射を用いるフォトリフレクター等でも良い。
また、図3で示すようにベース74は、略方形で中央に円孔74Aを備える。ベース74内部には導電金属製の電極(図示せず)が、インサート成型などで一体となっている。また、ベース74の四隅には孔74Bが設けられ、孔74Bの内部に電極が露出している。また、電極はベース74の側面にも露出しフレキシブルプリント配線板72に折り曲げ部74C等を介して接続する。
なお、可動ユニット31のAFコイル52に流れる電流は、フレキシブルプリント配線板72から、ベース74と、ワイヤ33A〜33Dを介し供給される。
このように構成されたレンズアクチュエータ100の、レンズホルダ41の円孔51Aにレンズ(図示せず)が保持され、下方にCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子(図示せず)が配置されて、カメラや携帯電話等の電子機器に装着される。
そして、機器の電子回路(図示せず)に、AFコイル52と、OISコイル82A〜82Dがフレキシブルプリント配線板72を介して、接続される。
このように構成されたレンズアクチュエータ100において、例えば電子機器のシャッター用の押釦(図示せず)を軽く押圧操作すると、電子回路から電圧が印加されてAFコイル52に電流が流れ、レンズホルダ41及びレンズホルダ41の円孔51Aに保持されたレンズが上下方向へ移動して、オートフォーカス制御が行われ、映像または画像のピント合わせを自動的に行う。
また、シャッター用の押釦をさらに押圧操作して撮影を行った際に、手振れ等が生じた場合には、振動を電子機器内に別途設けた角速度センサ(図示せず)等によって電子回路で検出し、電子回路がOISコイル82に流す電流を制御して前後または左右方向へ可動ユニット31を移動させ、振れ補正制御が行われる。
なお、本発明のレンズアクチュエータ100によって撮影される映像もしくは画像は、静止画であっても動画であってもよい。
また、可動ユニット31は磁石43A〜43DとAFコイル52の間で生じる電磁力によりレンズホルダ41を光軸方向へ上下動させるものとして説明したが、レンズホルダ41を光軸方向へ上下動させる方式としては電磁力を用いるものに限らず、形状記憶合金を用いるものや圧電素子(ピエゾ素子)を用いるものや静電素子を用いるもの等、他の方式であっても良い。
このように本実施の形態によれば、磁石43A〜43Dとの間で電磁力を発生させる複数のOISコイル82A〜82Dと、複数のOISコイル82A〜82Dが固定される保持部81と、保持部81に固定されると共に前記複数のOISコイル82A〜82Dの少なくとも一方の端部を接続する接続端子72Cを備えるフレキシブルプリント配線板72を有する。これにより、安定してOISコイル82A〜82Dへ電流を供給可能なレンズアクチュエータ100を実現することができる。
また、保持部81に突起部81Dを設け、突起部81Dをフレキシブルプリント配線板72に貫通させてフレキシブルプリント配線板72と保持部81を固定することにより、より強くフレキシブルプリント配線板72と保持部81を固定するため、OISコイル82A〜82Dへ電流をより安定に供給しうる。
また、突起部81Dは、保持部81においてOISコイル82Aが配置される平面と直交した平面に配置されている。これにより、コイル線を溝部81Cと突起部81Dに巻くときのノズルが通過する空間を確保することによってコイルを高密度に効率よく巻くことができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるレンズアクチュエータ200について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は本発明の実施の形態2によるレンズアクチュエータ200の分解斜視図である。ここで、レンズアクチュエータ200は、可動ユニット131とコイルユニット132と、ワイヤ33A〜33Dと、上カバー34と下プレート135から構成される。
ここで、可動ユニット131は、レンズホルダ141に巻回されたAFコイル(図示せず)と磁石143A〜143Dを備える。そして、AFコイルと磁石143A〜143Dの間で生じた電磁力によりレンズホルダ141が上下動してオートフォーカス制御を行う。なお、磁石143A〜143Dは、上下二段に異なる磁極が着磁されている。例えば磁石143A〜143Dの外側面は、上段にN極、下段にS極が着磁され、内側面は上段にS極、下段にN極が着磁される。これにより、磁石143A〜143Dで発生する磁界が整流され、磁石143A〜143Dを用いて発生する電磁力が強くなる。
コイルユニット132は、コイル体171と、フレキシブルプリント配線板172と、磁気検出素子173を備える。
図7はコイル体171の斜視図であり、同図を用いてコイル体171について説明する。
コイル体171は、保持部181と、OISコイル182A〜182Dと、OISコイル182AとOISコイル182Cを接続する渡り線191Aと、OISコイル182BとOISコイル182Dを接続する渡り線191Bを備える。
ここで、OISコイル182AとOISコイル182Cと渡り線191Aは一本のコイル線で構成され、OISコイル182BとOISコイル182Dと渡り線191Bもまた一本のコイル線で構成される。
保持部181は、上面に突起部181A〜181Hを備える。これらの突起部181A〜181Hはコイル線の端部を巻いたり、コイル線を折り曲げたりするために用いられる。
OISコイル182AとOISコイル182Cを形成するコイル線は以下の経路で巻回される。まず、突起部181Aにコイル線の一端が固定され、OISコイル182Aが巻回される。そして、突起部181Bから突起部181Dに、さらに突起部181Dから突起部181Fに懸架するよう引き回し、OISコイル182Cを巻回する。さらに、OISコイル182Cを巻回した後、コイル線の他端が突起部181Eに固定される。
一方、OISコイル182BとOISコイル182Dを形成するコイル線は以下の経路で巻回される。まず、突起部181Cにコイル線の一端が固定され、OISコイル182Bが巻回される。そして、突起部181Dから突起部181Bに、突起部181Bから突起部181Hに懸架するよう引き回し、OISコイル182Dを巻回する。さらに、OISコイル182Dを巻回した後、コイル線の他端が突起部181Gに固定される。
つまり、対向するOISコイル182AとOISコイル182Cが渡り線191Aを介して一本のコイル線で形成され、対向するOISコイル182BとOISコイル182Dが渡り線191Bを介して一本のコイル線で形成される。
これにより、OISコイル182A〜182Dを二本のコイル線で構成できるため、レンズアクチュエータ200の生産効率が向上する。
図8は、磁気検出素子173を配置したフレキシブルプリント配線板172の斜視図である。ここで、フレキシブルプリント配線板172は、複数回折り曲げられ、上面基板172Aと三枚の側面基板172Bを備える。そして、磁気検出素子173は隣り合う側面基板172Bの内側に配置される。
また、上面基板172Aには、上面のそれぞれの角部に端子部172Cが設けられ、端子部172C内に孔172Dが設けられる。また、上面基板172A上面には、端子部172Cや磁気検出素子173に接続される複数の配線172Eが配置される。また、側面基板172Bにも複数の配線172Fが設けられる。ここで、上面基板172Aに配置された配線172Eは側面基板172Bに配置された配線172Fよりも細い線で形成されている。
このように構成されたフレキシブルプリント配線板172は、コイル体171の上面に配置され、コイル線が固定された突起部181A、181C、181E、181Gが孔172Dから突出する。そして、突起部181A、181C、181E、181Gに巻回されたコイル線が端子部172Cにハンダ付け等で固定され、これによりOISコイル182A〜182Dにフレキシブルプリント配線板172を介して電流を供給することが可能となる。
このフレキシブルプリント配線板172はコイル体171を覆って配置される。
ここで、コイル体171において、対向するOISコイル182AとOISコイル182Cの間は渡り線191Aで、対向するOISコイル182BとOISコイル182Dの間は渡り線191Bで接続している。このように構成すると、フレキシブルプリント配線板172の配線172E等を利用して対向するOISコイル182Aと182C、或いはOISコイル182Bと182Dを接続する場合と比べ、OISコイル182A〜182Dで発生する磁界がフレキシブルプリント配線板172の配線172E等に与えるノイズを低減することができる。従って、磁気検出素子173から配線172Eを介して伝送される信号がノイズを受け難くなり、レンズアクチュエータ200のより安定な制御に貢献する。
コイルユニット132の内側に可動ユニット131が配置され、ワイヤ33A〜33Dにより可動ユニット131とコイルユニット132が接続される。組合せた可動ユニット131とコイルユニット132の下方に下プレート135が配置され、上方から上カバー34が覆っている。
ここで、可動ユニット131と、コイルユニット132を組み合わせた際に、磁気検出素子173が磁石143A〜143Dの下段の磁極の正面に位置する。これにより、磁気検出素子173が効率よく磁界を検出することが可能となり、可動ユニット131の位置の検出精度が向上する。
このように構成されたレンズアクチュエータ200は、可動ユニット131内にレンズが保持され、下方にCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子(図示せず)が配置されて、カメラや携帯電話等の電子機器に装着される。
そして、例えば電子機器のシャッター用の押釦(図示せず)を軽く押圧操作すると、可動ユニット131内に保持されたレンズが上下方向へ移動して、オートフォーカス制御が行われ、映像または画像のピント合わせを自動的に行う。
また、シャッター用の押釦をさらに押圧操作して撮影を行った際に、手振れ等が生じた場合には、振動を電子機器内に別途設けた角速度センサ(図示せず)等によって電子回路で検出し、電子回路がOISコイル182A〜182Dに流す電流を制御して前後または左右方向へ可動ユニット131を移動させ、振れ補正制御が行われる。
このように本実施の形態によれば、対向するOISコイル182Aと182Cが渡り線191Aを介して一本のコイル線で形成するよう構成しているので、レンズアクチュエータ200の生産効率が向上すると共に、フレキシブルプリント配線板172の配線172Eへのノイズの影響を抑制しうる。
本発明によるレンズアクチュエータは、安定してOISコイルへ電流を供給可能なものが得られ、主にカメラや携帯電話等のレンズ動作用として有用である。
31、131 可動ユニット
32、132 コイルユニット
33A〜33D ワイヤ
34 上カバー
41、141 レンズホルダ
42 磁石ホルダ
42A、44D、72B、74B 孔
43A〜43D、143A〜143D 磁石
44A、45A 外周部
44B、45B 内周部
44C、45C バネ部
44 上バネ
45 下バネ
46、135 下プレート
46A、51A、72A、74A、81A 円孔
51 キャリア
52 AFコイル
71、171 コイル体
72、172 フレキシブルプリント配線板
72C 接続端子
73、173 磁気検出素子
74 ベース
81、181 保持部
81D、181A〜181H 突起部
82A〜82D、182A〜182D OISコイル
100、200 レンズアクチュエータ
172A 上面基板
172B 側面基板
172C 端子部
172D 孔
172E、172F 配線
181A〜181H 突起部
191A、191B 渡り線

Claims (5)

  1. レンズを光軸方向に移動させる可動ユニットと、前記可動ユニットに一端が接続される複数のワイヤと、前記複数のワイヤの他端が接続されるコイルユニットを備え、
    前記可動ユニットは磁石を有し、
    前記コイルユニットは前記磁石との間で電磁力を発生させる複数のOISコイルと、前記複数のOISコイルが固定される保持部と、前記保持部に固定されると共に前記複数のOISコイルの少なくとも一方の端部を接続する接続端子を備える配線基板を有するレンズアクチュエータ。
  2. 前記保持部に突起部を設けた請求項1記載のレンズアクチュエータ。
  3. 前記突起部を前記配線基板に貫通させる請求項2記載のレンズアクチュエータ。
  4. 前記複数のOISコイルは、対向する第一のOISコイルと第二のOISコイルを含み、前記コイルユニットは、前記第一のOISコイルと前記第二のOISコイルを接続する渡り線を備え、前記第一のOISコイルと前記第二のOISコイルと前記渡り線は一本のコイル線で構成される請求項1記載のレンズアクチュエータ。
  5. 前記OISコイルが配置される平面と、前記突起部が配置される平面は直交した請求項2記載のレンズアクチュエータ。
JP2012116195A 2012-05-16 2012-05-22 レンズアクチュエータ Pending JP2015143726A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012116195A JP2015143726A (ja) 2012-05-22 2012-05-22 レンズアクチュエータ
PCT/JP2013/002978 WO2013172001A1 (ja) 2012-05-16 2013-05-09 レンズアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012116195A JP2015143726A (ja) 2012-05-22 2012-05-22 レンズアクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015143726A true JP2015143726A (ja) 2015-08-06

Family

ID=53888818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012116195A Pending JP2015143726A (ja) 2012-05-16 2012-05-22 レンズアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015143726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017181864A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 日本電産サンキョー株式会社 配線基板付きユニットおよび磁気駆動装置、ならびに配線基板付きユニットの配線接続方法
CN113824236A (zh) * 2021-07-08 2021-12-21 新思考电机有限公司 线圈电气导通结构、透镜驱动装置、照相装置及电子设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017181864A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 日本電産サンキョー株式会社 配線基板付きユニットおよび磁気駆動装置、ならびに配線基板付きユニットの配線接続方法
CN113824236A (zh) * 2021-07-08 2021-12-21 新思考电机有限公司 线圈电气导通结构、透镜驱动装置、照相装置及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113448042B (zh) 透镜驱动装置以及包括该透镜驱动装置的相机模块和光学设备
CN112198736B (zh) 透镜移动装置及包括透镜移动装置的照相机模块和移动设备
WO2013172001A1 (ja) レンズアクチュエータ
US11762168B2 (en) Lens driving device and camera module
US8670195B2 (en) Lens actuator
US8817397B2 (en) Lens actuator
US20180241947A1 (en) Lens Moving Unit and Camera Module Having the Same
EP3486718B1 (en) Dual camera module and optical device
US20220137486A1 (en) Camera device
WO2013118503A1 (ja) レンズアクチュエータ
US11493725B2 (en) Dual camera module and optical instrument
JP2015143722A (ja) レンズアクチュエータ
JP2012255905A (ja) レンズアクチュエータ
KR20240128802A (ko) 렌즈 구동 장치 및 카메라 모듈
KR20210156814A (ko) 렌즈 구동 장치 및 카메라 모듈
CN114174886A (zh) 透镜驱动设备以及包括该透镜驱动设备的照相机模块和光学装置
JP2015143726A (ja) レンズアクチュエータ
KR102456661B1 (ko) 렌즈 구동 장치 및 카메라 모듈
CN113811814B (zh) 透镜驱动装置以及包括该透镜驱动装置的相机模块和光学器件
KR102478646B1 (ko) 듀얼 카메라 모듈 및 광학기기
CN116250244A (zh) 相机装置
CN116615683A (zh) 透镜驱动装置及包括其的相机模块和光学设备
CN117397246A (zh) 感光芯片驱动装置及摄像模组
CN114514456A (zh) 相机模块