JP2015139077A - 通信装置、ネットワークシステム、及び、通信方法 - Google Patents

通信装置、ネットワークシステム、及び、通信方法 Download PDF

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Kazuhiro Watanabe
一弘 渡辺
祥吾 川合
Shogo Kawai
祥吾 川合
健 清瀬
Takeshi Kiyose
健 清瀬
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Abstract

【課題】ユーザレベルのMEGレベルを消費することなく、ユーザ装置とキャリアネットワーク内のキャリア装置との間で、イーサOAM試験を可能にするネットワーク中継装置及びネットワーク保守運用方法を提供する。【解決手段】保守管理フレームを受信する受信部と、前記保守管理フレームを終端し、該終端した保守管理フレームに含まれる情報と、当該通信装置に設定されている保守管理情報と、に基づいて、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理情報の複製を含む新たな保守管理フレームを生成する保守管理フレーム処理部と、前記生成した新たな保守管理フレームを送信する送信部と、を備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、ネットワーク中継装置及びネットワーク保守運用方法に係り、特に、イーサネット(登録商標)OAMを用いるネットワーク中継装置及びネットワーク保守運用方法に関する。なお、以下では、イーサネットが登録商標であることの表記を省略する。
近年、イーサネットは、LAN(Local Area Network)領域だけにとどまらず、広域イーサネットサービス等のキャリアネットワークにおいても急速に普及してきている。イーサネットの普及に伴い、標準化団体ITU−T及びIEEEにより、ITU−T勧告 Y.1731(非特許文献1)及びIEEE 802.1ag(非特許文献2)が規定され、イーサネットOAM(Operation Administration and Maintenance、以下イーサOAMと言う)の機能が規格化されている。イーサOAMにより、イーサネット網での通信サービスに関する保守管理が可能となるため、イーサネット網におけるOAM機能の実用化が始まっている。
また、通信ネットワークの発達と普及が急速に進み、ネットワークを介した情報システム利用が急速に普及してきている。従来のLAN領域内で構築していたシステムを、ネットワークを介した情報システムに移行する場合、利用するネットワークの品質は、従来のLAN環境と同等の高品質なネットワークが必要である。従来、通信キャリアは専用線サービスなどにより、ユーザサイト間のネットワークを構築するサービスを提供してきた。専用線サービスはコストが高いという特徴があったが、先に述べたイーサOAMの標準化に伴い、コストの低いイーサネット網で高品質なネットワークを構築することが出来るようになり、ユーザがイーサネット網のサービスへ移行しつつある。
また、通信ネットワーク市場では、キャリアとユーザの間でサービスの品質に関して、サービス水準合意(SLA:Service Level Agreement)を結ぶことが広く普及しており、キャリアがユーザにSLAに関するネットワーク情報を提供するケースも増えてきている。
ITU−T Y.1731 第5章及び第6章 IEEE 802.1ag 第18章
図1は、イーサOAMの管理領域を表すシステム構成図である。
図1によれば、ユーザ装置A101とユーザ装置B102がキャリアネットワーク110を介して接続されている。キャリアネットワーク110は、ネットワークX111とネットワークY112から構成されており、キャリア装置C121はユーザ装置A101とネットワークX111を接続し、キャリア装置D122はネットワークX111とネットワークY112を接続し、キャリア装置E123はネットワークY112とユーザ装置B102を接続する。
イーサOAMを用いて保守管理するネットワーク領域として、ME(Maintenance Entity)がある。MEは、複数の階層によって構成され、MEG(Maintenance Entity Group)レベルにより保守管理レベルを設定する。MEGレベルは0〜7の8段階設定可能であり、非特許文献1によれば、ユーザレベルとしてMEGレベル5〜7、キャリア(プロバイダー)レベルとしてMEGレベル3〜4、オペレータレベルとしてMEGレベル0〜2が割り当てられている。
図1によれば、ユーザ装置A101とユーザ装置B102間のME140にMEGレベル7を、キャリア装置C121とキャリア装置E123間のME150にMEGレベル4を、キャリア装置C121とキャリア装置D122間のME160にMEGレベル2を、キャリア装置D122とキャリア装置E123間のME170にMEGレベル2を、ユーザ装置A101とキャリア装置C121間のME180にMEGレベル0を、キャリア装置E123とユーザ装置B102間のME190にMEGレベル0を設定している。図1中の三角印130は保守管理領域の端点であるMEP(MEG End Point)を表し、三角内の数字はMEGレベルを表す。
図1の構成において、ユーザ装置A101とユーザ装置B102の間のネットワーク状態を確認するため、ユーザが保守管理フレーム(イーサOAMフレーム)を用いてイーサOAM試験を行うことがある。ユーザが、ユーザ装置A101からイーサOAM試験を実施する場合、図1の構成では、MEGレベル7またはMEGレベル0のイーサOAM試験が可能である。MEGレベル7のイーサOAM試験を行う場合、ME140を用いてユーザ装置B102との間でMEGレベル7のイーサOAM試験を行い、MEGレベル0のイーサOAM試験を行う場合、ME180を用いてキャリア装置Cとの間でMEGレベル0のイーサOAM試験を行うことが可能である。そのため、MEGレベル7のイーサOAM試験により、ユーザ装置A101とユーザ装置B102の間のネットワーク状態を確認可能であり、また、MEGレベル0のイーサOAM試験により、ユーザ装置A101とキャリア装置C121の間のネットワーク状態を確認可能である。ここで言うネットワーク状態とは、イーサOAM試験により確認可能な試験項目全てであり、例えば、接続状態や遅延時間である。
しかし、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間、およびユーザ装置A101とキャリア装置E123の間はMEが設定されていないため、この区間のイーサOAM試験を行うことが出来ない。そのため、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間のネットワーク状態、および、ユーザ装置A101とキャリア装置E123の間のネットワーク状態を確認することができないという問題点があった。
ユーザ装置A101がキャリア装置D122との間でMEGレベル2のイーサOAM試験を行いたい場合、ユーザ装置A101はキャリア装置D122宛に、MEGレベル2のイーサOAMフレームを送信する。しかし、キャリア装置C121のMEGレベル2のMEP161において、ユーザ装置A101が送信したイーサOAMフレームが廃棄されてしまう。ITU−T Y.1731およびIEEE 802.1agにおいて、MEPの動作として、ME外から自装置で設定している最高MEGレベル以下のイーサOAMフレームが入力された場合、廃棄処理をすることが規定されているためである。従って、キャリア装置D122にイーサOAMフレームが届かないため、ユーザ装置A101とキャリア装置D122との間でイーサOAM試験を行うことが出来ない。 別の方法として、ユーザ装置A101とキャリア装置D122にMEGレベル5のMEPを設定し、MEGレベル5のイーサOAM試験を行う方法も考えられる。しかし、この方法では、ユーザレベルとして3つしかないMEGレベルを1つ消費することになり、ユーザが設定できるMEを減少させてしまうという問題点を生じさせてしまう。また、キャリア装置がユーザレベルのMEPを設定することになるため、キャリアとの合意が必要であり、また、キャリア装置もユーザレベルのMEPを設定できなければならないという問題も生じてしまう。
そのため、従来、ユーザ装置のユーザがキャリアネットワーク110内のネットワーク状態を確認したい場合、ユーザ装置のユーザはキャリアネットワーク110のネットワーク管理者にイーサOAM試験を依頼し、キャリアネットワーク110のネットワーク管理者がキャリアネットワーク110内で行ったイーサOAM試験結果を教えてもらうという手段をとっており、ユーザ、キャリアともに手間がかかるという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、ユーザレベルのMEGレベルを消費することなく、ユーザ装置とキャリアネットワーク内のキャリア装置との間で、イーサOAM試験を可能にするネットワーク中継装置及びネットワーク保守運用方法を提供することにある。
本発明は、保守管理フレームを受信する受信部と、前記保守管理フレームを終端し、該終端した保守管理フレームに含まれる情報と、当該通信装置に設定されている保守管理情報と、に基づいて、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理情報の複製を含む新たな保守管理フレームを生成する保守管理フレーム処理部と、前記生成した新たな保守管理フレームを送信する送信部と、を備えることを特徴の一つとする。
本発明によれば、ユーザレベルのMEGレベルを消費することなく、ユーザ装置とキャリアネットワーク内のキャリア装置との間のイーサOAM試験を可能にする。さらに、本発明により、異なる管理網内の装置との間で直接イーサOAM試験を行うことが可能となるため、従来と比べて、異なる管理網内の装置との間の区間でのイーサOAM試験の結果が容易にわかるようになる。
イーサOAMの管理領域を表すシステム構成図である。 イーサOAMフレームのフレーム構成例を示す図である。 本発明の実施形態でのME設定の例を示す図である。 ユーザ装置Aの構成例を示すブロック図である。 キャリア装置Cの構成例を示すブロック図である。 キャリア装置Dの構成例を示すブロック図である。 キャリア装置CがサポートするイーサOAM種別の例を示す図である。 キャリア装置Cで管理されるリレー設定テーブルの構成例を示す図である。 キャリア装置Cで管理されるリレー設定テーブルの構成例を示す図である。 ユーザ装置Aとキャリア装置D間でイーサOAMフレームを送受信する際の動作を説明する図である。 イーサOAM処理部の処理を示すフローチャートである。 ユニキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。 リレー処理を行わない結果となるシーケンス図の一例である。 マルチキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。 マルチキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。 ポイントツーマルチポイントでのME設定の例を示す図である。 ポイントツーマルチポイントでのマルチキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。 ポイントツーマルチポイントでのマルチキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。 イーサOAM試験管理テーブルの一例である。
以下、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。
以下では、ITU−T Y.1731を用いて説明したが、本発明はITU−T Y.1731に限られるものではない。
図2はイーサOAM試験で用いるイーサOAMフレームのフレーム構成例を示す図である。
イーサOAMフレームは、宛先MACアドレス201、送信元MACアドレス202、タイプ203、ペイロード204、FCS205から構成される。イーサOAMフレームのタイプ203は0x8902である。ペイロード204は、イーサOAMのデータであり、ITU−T Y.1731、IEEE 802.1agでそのフォーマットが規定されている。イーサOAMフレームのペイロード204は、MEGレベル206、バージョン207、OpCode208、フラグ209、TLVオフセット210、OAMデータ211から構成される。MEGレベル206は、イーサOAMフレームの管理レベルを示す。OpCode208は、イーサOAM種別を識別するための識別子であり、ITU−T Y.1731、IEEE 802.1agにより規定されている。
図3は本発明の実施形態でのME設定の例を示す図である。キャリアネットワーク110のネットワーク管理者は、キャリア装置C121のネットワーク側に設定しているMEと同じレベルのMEPをキャリア装置C121のユーザ装置側に設定するよう、キャリア装置C121にMEレベル設定情報を入力する。キャリアネットワーク110のネットワーク管理者は、例えば、管理サーバ等を介してMEレベル設定情報を入力する。キャリア装置C121が、管理サーバ等からMEレベル設定情報を受信すると、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521は、キャリア装置C121のネットワーク側に設定しているMEと同じレベルのMEPをキャリア装置C121のユーザ装置側に設定する。
図3において、キャリアネットワーク110のネットワーク管理者は、キャリア装置C121にMEGレベル4のME150が設定されてているため、MEGレベル4のMEP302をキャリア装置C121のユーザ装置A101側に設定する。また、キャリアネットワーク110のネットワーク管理者は、キャリア装置C121にMEGレベル2のME160が設定されているため、MEGレベル2のMEP312をキャリア装置C121のユーザ装置A101側に設定する。
ユーザ装置のユーザは、キャリアネットワーク110のネットワーク管理者がキャリアネットワーク内の各キャリア装置に設定されているMEPのMEGレベルについての情報と、MEの区間についての情報(MEGレベル2はキャリア装置C121とキャリア装置D122の間のME160、MEGレベル4はキャリア装置C121とキャリア装置E123の間のME150)と、を契約等により事前に知っているものとする。ユーザ装置のユーザは、イーサOAM試験を行いたいキャリア装置に設定されているMEと同じMEGレベルのMEPをユーザ装置A101に設定するよう、ユーザ装置Aに設定情報を入力する。例えば、ユーザ装置のユーザは、ユーザ装置A101とキャリア装置E123との間でMEGレベル4のイーサOAM試験を行いたい場合、ユーザ装置A101のユーザは、MEGレベル4のMEP301を設定するようユーザ装置A101に設定情報を入力する。ユーザ装置AのイーサOAM処理部521は、入力された設定情報に従いMEGレベル4のMEP301を設定する。これにより、ユーザ装置A101とキャリア装置C121の間にME300が設定される。また、ユーザ装置A101のユーザは、ユーザ装置A101とユーザ装置D122との間でMEGレベル2のイーサOAM試験を行いたい場合、MEGレベル2のMEP311を設定するようユーザ装置A101に設定情報を入力する。ユーザ装置AのイーサOAM処理部421は、入力された設定情報に従ってMEGレベル2のMEP311をユーザ装置A101に設定する。これによりユーザ装置A101とキャリア装置C121との間にME310が設定される。これにより、図3の構成では、ユーザ装置A101とキャリア装置C121の装置間は、MEGレベル4とMEGレベル2とMEGレベル0のイーサOAM試験が可能となる。さらに、キャリア装置C121のリレー処理により、ユーザ装置A101とキャリア装置E123との間でMEGレベル4のイーサOAM試験が可能となり、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のイーサOAM試験が可能となる。
図4はユーザ装置A101の構成例を示すブロック図である。ユーザ装置A101は、ユーザネットワーク103からのフレーム受信部401、多重部403、キャリア装置C121へのフレーム送信部404、キャリア装置C121からのフレーム受信部411、振分部412、ユーザネットワークへのフレーム送信部414、イーサOAM処理部421から構成される。
受信部401は、ユーザネットワーク103からのユーザフレームを受信するインタフェースである。多重部403は、受信部401からのユーザフレームと、イーサOAM処理部421からのイーサOAMフレームを多重し、ユーザフレームとイーサOAMフレームを多重したイーサフレームを送信部404へ送出する。送信部404は、キャリア装置C121へイーサフレームを送信するインタフェースである。受信部411は、キャリア装置C121からのイーサフレームを受信するインタフェースである。
振分部412は、キャリア装置C121から受信したイーサフレームがユーザフレームまたはイーサOAMフレームのどちらであるかをタイプ203とMEGレベル206とを用いて判別する。受信したイーサフレームのタイプ203が0x8902かつMEGレベル206がユーザ装置A101に設定している最大MEGレベル以下であれば、イーサOAMフレームと判別しイーサOAM処理部421へ送出する。前述の条件に当てはまらなければ、ユーザフレームと判別し送信部414へ送出する。
送信部414は、ユーザネットワーク103へユーザフレームを送信するインタフェースである。
イーサOAM処理部421は、イーサOAMフレームの生成処理およびイーサOAMフレームの終端処理を行う。イーサOAM処理部421は、イーサOAMフレームを生成すると、生成するイーサOAMフレームを多重部403へ送出する(イーサOAMフレーム生成処理)。イーサOAM処理部421は、イーサOAMフレームを終端する場合、振分部412から送られてくるイーサOAMフレームを受信し、OpCode208によりイーサOAM種別を判別し、イーサOAM種別に従ったイーサOAM処理終端を行う(イーサOAMフレーム終端処理)。
図5はキャリア装置C121の構成例を示すブロック図である。キャリア装置C121は、ユーザ装置A101からのフレーム受信部501、振分部502、多重部503、ネットワークX111へのフレーム送信部504、ネットワークX111からのフレーム受信部511、振分部512、多重部513、ユーザ装置A101へのフレーム送信部514、イーサOAM処理部521、リレー設定テーブル522から構成される。尚、キャリア装置Eを含む、ユーザ装置と接続されるキャリア装置は図5の構成と同様の構成である。
受信部501は、ユーザ装置A101からのイーサフレームを受信するインタフェースである。振分部502は、ユーザ装置A101から受信したイーサフレームがユーザフレームまたはイーサOAMフレームのどちらであるかをタイプ203とMEGレベル206とを用いて判別する。受信したイーサフレームのタイプ203が0x8902かつMEGレベル206がキャリア装置C121に設定している最大MEGレベル以下であれば、受信したイーサフレームはイーサOAMフレームと判別し、イーサOAM処理部521へ送出する。前述の条件に当てはまらなければ、受信したイーサフレームはユーザフレームと判別し、受信したイーサフレームを多重部503へ送出する。
多重部503は、振分部502からのユーザフレームと、イーサOAM処理部521からのイーサOAMフレームを多重し、イーサフレームを送信部504へ送出する。
送信部504は、ネットワークX111へイーサフレームを送信するインタフェースである。
受信部511は、ネットワークX111からのイーサフレームを受信するインタフェースである。
振分部512は、ネットワークX111から受信したイーサフレームがユーザフレームまたはイーサOAMフレームのどちらであるかをタイプ203とMEGレベル206とを用いて判別する。受信したイーサフレームのタイプ203が0x8902かつMEGレベル206がキャリア装置C121に設定している最大MEGレベル以下であれば、受信したイーサフレームはイーサOAMフレームと判別し、受信したイーサフレームをイーサOAM処理部521へ送出する。前述の条件に当てはまらなければ、受信したイーサフレームはユーザフレームと判別し、受信したイーサフレームを多重部513へ送出する。
多重部513は、振分部512からのユーザフレームと、イーサOAM処理部521からのイーサOAMフレームを多重し、送信部514へ送出する。送信部514は、ユーザ装置A101へイーサフレームを送信するインタフェースである。
イーサOAM処理部521は、イーサOAMフレームを生成およびイーサOAMフレームを終端する。イーサOAM処理部521は、イーサOAMフレームを生成する場合、生成するイーサOAMフレームを多重部503または多重部513へ送出する。イーサOAMフレームを終端する場合、振分部502または振分部512から送られてくるイーサOAMフレームを受信し、OpCode208によりイーサOAM種別を判別し、イーサOAM種別に従ったイーサOAM終端処理を行う。
また、イーサOAM処理部521は、イーサOAMフレームのリレー処理を行う。イーサOAMフレームのリレー処理とは、ユーザ装置A101側から受信したイーサOAMフレームを終端した後に、イーサOAM情報を引き継いだイーサOAMフレームを生成し、ネットワークX111側に送信する処理である。この時、イーサOAMフレームは、受信部501、振分部502、イーサOAM処理部521の順番で処理される。イーサOAM処理部521は、イーサOAMの終端処理を行った後、リレー条件に合致したイーサOAMフレームであれば、イーサOAM処理部521でOAM情報をコピーした新たなイーサOAMフレームを生成し、多重部503に送出する。その後、イーサOAMフレームは、多重部503、送信部504の順番で処理される。
逆方向のイーサOAMフレームのリレー処理も同様に、イーサOAM処理部521は、ネットワークX111側から受信したイーサOAMフレームを終端した後、イーサOAM情報を引き継いだイーサOAMフレームを生成し、ユーザ装置A101側に送信する処理を行う。この時、イーサOAMフレームは、受信部511、振分部512、イーサOAM処理部521の順番で処理される。イーサOAM処理部521は、イーサOAMの終端処理を行い、リレー条件に合致したイーサOAMフレームであれば、イーサOAM処理部521でOAM情報をコピーした新たなイーサOAMフレームを生成し、多重部513に送出する。その後、イーサOAMフレームは多重部513、送信部514の順番で処理される。
リレー設定テーブル522は、キャリア装置C121に設定されているMEPのMEGレベル、キャリア装置C121がサポートするイーサOAM種別(OpCode)、リレー方向毎のリレー設定有効/無効設定情報を記憶する。
図6はキャリア装置D122の構成例を示すブロック図である。キャリア装置D122は、ネットワークX111からのフレーム受信部601、振分部602、多重部603、ネットワークY112へのフレーム送信部604、ネットワークY112からのフレーム受信部611、振分部612、多重部613、ネットワークX111へのフレーム送信部614、イーサOAM処理部621から構成される。
受信部601は、ネットワークX111からのイーサフレームを受信するインタフェースである。振分部602は、ネットワークX111から受信したイーサフレームがユーザフレームまたはイーサOAMフレームのどちらであるかをタイプ203とMEGレベル206とを用いて判別する。受信したイーサフレームのタイプ203が0x8902かつMEGレベル206がキャリア装置D122に設定している最大MEGレベル以下であれば、イーサOAMフレームと判別しイーサOAM処理部621へ送出する。前述の条件に当てはまらなければ、受信したイーサフレームはユーザフレームであると判別し多重部603へ送出する。
多重部603は、振分部602からのユーザフレームと、イーサOAM処理部621からのイーサOAMフレームを多重し、送信部604へ送出する。送信部604は、ネットワークY112へイーサフレームを送信するインタフェースである。受信部611は、ネットワークY112からのイーサフレームを受信するインタフェースである。
振分部612は、ネットワークY112から受信したイーサフレームがユーザフレームまたはイーサOAMフレームのどちらであるかをタイプ203とMEGレベル206とを用いて判別する。受信したイーサフレームのタイプ203が0x8902かつMEGレベル206がキャリア装置D122に設定している最大MEGレベル以下であれば、イーサOAMフレームと判別しイーサOAM処理部621へ送出する。前述の条件に当てはまらなければ、ユーザフレームと判別し多重部613へ送出する。多重部613は、振分部612からのユーザフレームと、イーサOAM処理部621からのイーサOAMフレームを多重し、送信部614へ送出する。送信部614は、ネットワークX111へイーサフレームを送信するインタフェースである。
イーサOAM処理部621は、イーサOAMフレームを生成およびイーサOAMフレームを終端する。イーサOAMフレームを生成する場合、生成するイーサOAMフレームは多重部603または多重部613へ送出される。イーサOAMフレームを終端する場合、振分部602または振分部612から送られてくるイーサOAMフレームを受信し、OpCode208によりイーサOAM種別を判別し、イーサOAM種別に従ったイーサOAM終端処理を行う。
図7は、キャリア装置C121がサポートするイーサOAM種別の例を示す図である。図7によれば、キャリア装置C121には、MEGレベル4と2と0が設定されている。MEGレベル4では、ユーザ装置A101側とのイーサOAMはすべて無効であり、ネットワークX111側とのイーサOAMは、CCM、LBM、LBR、DMM、DMRが有効である。MEGレベル2では、ユーザ装置A101側とのイーサOAMはすべて無効であり、ネットワークX111側とのイーサOAMは、CCM、LBM、LBR、DMM、DMRが有効である。MEGレベル0では、ユーザ装置A101側とのイーサOAMはLBM、LBRが有効であり、ネットワークX111側とのイーサOAMはすべて無効である。
図8と図9はキャリア装置C121で管理するリレー設定テーブル522の構成例を示す図である。キャリア装置C121は、リレーするイーサOAMフレームを管理するため、リレー方向、MEGレベル、イーサOAM種別(OpCode)、ユニキャスト/マルチキャストの組み合わせ毎に、リレーの有効/無効設定情報をリレー設定テーブル522に記憶する。図8は、ユーザ装置A側→ネットワークX側のリレー設定テーブルの構成例を示し、図9はネットワークX側→ユーザ装置A側のリレー設定テーブルの構成例を示す。
図8に示す構成例において、ユーザ装置A101側からネットワークX111側方向のリレー設定は、ユニキャストのイーサOAMフレームを受信した場合、MEGレベル4のLBMとMEGレベル4のDMMとMEGレベル2のLBMがリレーされる設定である。MEGレベル4のCCM、MEGレベル4のLBR、MEGレベル4のDMR、MEGレベル2のCCM、MEGレベル2のLBR、MEGレベル2のDMM、MEGレベル2のDMRはリレーされない設定である。また、マルチキャストのイーサOAMフレームを受信した場合、MEGレベル4のLBMとMEGレベル4のDMMとMEGレベル2のLBMとMEGレベル2のDMMがリレーされる設定である。MEGレベル4のCCM、MEGレベル4のLBR、MEGレベル4のDMR、MEGレベル2のCCM、MEGレベル2のLBR、MEGレベル2のDMRはリレーされない設定である。マルチキャストのイーサOAMフレームリレー時に、宛先MACアドレスの変換を行うかどうかの設定については、MEGレベル4のLBMとMEGレベル2のLBMについてはアドレス変換を行わず、MEGレベル4のDMMについてはキャリア装置E123のMACアドレスに変換し、MEGレベル2のDMMについてはキャリア装置D122のMACアドレスに変換する設定である。
図9に示す構成例において、ネットワークX111側からユーザ装置A101側方向のリレー設定は、ユニキャストのイーサOAMフレームを受信した場合、MEGレベル4のLBRとMEGレベル4のDMRとMEGレベル2のLBRとMEGレベル2のDMRがリレーされる設定である。MEGレベル4のCCM、MEGレベル4のLBM、MEGレベル4のDMM、MEGレベル2のCCM、MEGレベル2のLBM、MEGレベル2のDMMはリレーされない設定である。また、マルチキャストのイーサOAMフレームを受信した場合は全てのイーサOAMフレームがリレーされない設定である。
図10は、本発明の実施形態において、イーサOAMフレームをリレー送信する場合のイーサOAMフレームの転送動作を説明する図である。図10において、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間で、キャリア装置C121のイーサOAMリレー処理を介してMEGレベル2のイーサOAM試験を行う。図10の1001、1002、1003、1004はイーサOAMフレームを表し、先頭のアルファベットは宛先装置を、2番目のアルファベットは送信元装置を示す。宛先装置情報はイーサフレームの宛先MACアドレス201、送信元装置情報はイーサフレームの送信元MACアドレス202である。
キャリア装置C121のイーサOAM処理部521は、ユーザ装置A101からイーサOAMフレーム1001を受信した場合、受信したイーサOAMフレーム1001の宛先MACアドレス、MEGレベル、OpCodeの情報、及び、リレー設定テーブルの設定値から、リレー処理を実行するか判定する。宛先アドレス、MEGレベル、及び、OpCodeの情報がリレー条件に合致した場合、リレー設定「有効」と判定し、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521は、イーサOAMフレーム1002を生成し、キャリア装置D122に送信する。この時のイーサOAMフレーム1002はイーサOAMフレーム1001の内容と同じである。ただし、後述するMACアドレス変換を行う場合、宛先MACアドレスについては書き換えられている。
逆方向も同様に、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521は、キャリア装置D122からイーサOAMフレーム1003を受信した場合、受信したイーサOAMフレーム1003の宛先MACアドレス、MEGレベル、OpCodeの情報、リレー設定テーブルとの設定値から、リレー処理を実行するか判定する。判定した結果、宛先MACアドレス、MEGレベル、及び、OpCodeの情報がリレー条件に合致した場合、リレー設定「有効」と判定し、のイーサOAM処理部521は、イーサOAMフレーム1004を生成し、ユーザ装置A101に送信する。この時のイーサOAMフレーム1004はイーサOAMフレーム1003の内容と同じである。ただし、後述するMACアドレス変換を行う場合、宛先MACアドレスについては書き換えられている。
図11は、イーサOAM処理部521の処理を示すフローチャートである。イーサOAM処理部521は、イーサOAMフレームを受信すると、イーサOAMフレームの宛先MACアドレス、MEGレベル、OpCode、及び、イーサOAMフレームを受信したポートの情報を取得する(処理1101)。次に取得したMEGレベル、OpCode、イーサOAMフレームを受信したポート情報、及び、図7のイーサOAM設定内容から、イーサOAM設定が有効の場合はイーサOAM終端処理を行う(処理1102)。
終端したイーサOAMフレームの宛先MACアドレス201、送信元MACアドレス202、タイプ203、ペイロード204はリレー処理で使用する可能性があるため保持しておく。次にリレー判定処理を行う。「リレー判定処理」とは、1103ないし1108の処理である。また、「リレー転送処理」とは、図11の1111の処理及び1112の処理をいう。
第1の判定において、イーサOAM処理部521は、図19に示すテーブルを参照し、自装置で同じ方向、同じMEGレベル、同じOpCodeのイーサOAM試験を実行中かどうか判定する(条件1103)。条件1103がYesの場合、実行中のイーサOAM試験に影響が出るため、リレー転送処理を行わず、処理を終了する。条件1103がNoの場合、第2の判定を行う。
第2の判定において、イーサOAM処理部521は、受信したイーサOAMフレームの宛先MACアドレスが自装置のMACアドレスであるかどうか判定する(条件1104)。条件1104がYesの場合、リレー転送処理を行わず、処理を終了する。条件1104がNoの場合、第3の判定を行う。
第3の判定において、イーサOAM処理部521は、受信したイーサOAMフレームの宛先MACアドレスがマルチキャストアドレスであるかどう判定する(条件1105)。
条件1105がNoの場合、受信したイーサOAMフレームの情報からリレー設定テーブル522を検索し、受信したイーサOAMフレームに該当するユニキャストリレー設定が有効かどうかを検索する(条件1106)。条件1106がNoの場合、リレー転送処理を行わず、処理を終了する。条件1106がYesの場合、通常リレー転送処理(処理1111)を行い、処理を終了する。「通常リレー転送処理」(処理1111)とは、受信したイーサOAMフレームとまったく同じ内容のイーサOAMフレームを生成し、リレーする処理である。
次に条件1105がYesの場合、受信したイーサOAMフレームの情報からリレー設定テーブル522を検索し、受信したイーサOAMフレームに該当するマルチキャストリレー設定が有効かどうかを検索する(条件1107)。条件1107がNoの場合、リレー転送処理を行わず、処理を終了する。条件1107がYesの場合、受信したイーサOAMフレームの情報からリレー設定テーブル522を検索し、受信したイーサOAMフレームに該当するマルチキャストアドレス変換が有効かどうかを検索する(条件1108)。条件1108がNoの場合、通常リレー転送処理(処理1111)を行い、処理を終了する。条件1108がYesの場合、アドレス変換リレー処理(処理1112)を行い、処理を終了する。「アドレス変換リレー転送処理」(処理1112)は、宛先MACアドレスを、リレー設定テーブルに設定しているMACアドレスに変換したイーサOAMフレームを生成し、リレーする処理である。
図12は、図11のフローチャートに従い処理を行った場合の、ユーザ装置Aとキャリア装置D間のイーサOAMフレームの転送シーケンス図の一例である。イーサOAM試験の一例として、ユーザ装置A101とキャリア装置D122との間で、キャリア装置C121のリレー転送処理を介して、MEGレベル2のユニキャストLB(LoopBack)試験を行う場合を例にして説明する。
ユーザ装置A101のオペレータ100は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のユニキャストLB試験を行うため、ユーザ装置A101に、キャリア装置D宛のMEGレベル2のLB試験実行指示を入力する(処理1201)。ユーザ装置A101は、LB試験実行指示の入力を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAMのLBMフレーム1211を生成し、キャリア装置C121に送信する(処理1202)。この時のLBMフレーム1211は、宛先MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x03のLBMフレームである。
キャリア装置C121は、LBMフレーム1211を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1221)。イーサOAM処理(処理1221)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03、ユーザ装置A101側のイーサOAM設定は無効となっているため、ユーザ装置A側からLBMフレーム1211を受信したとき、イーサOAM処理部521はイーサOAMフレームを処理しない。
次に、リレー判定処理(処理1222)を行う。リレー判定処理(処理1222)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でネットワークX111側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBMフレーム1211の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBMフレーム1211の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、リレー条件1106の判定に進む。条件1106について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03のユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。そのため、キャリア装置C121のイーサOAM処理部は、通常リレー転送処理1111を行う。
リレー転送処理1223で行う処理は通常転送リレー処理1111であるため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したLBMフレーム1211と同じ宛先MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x03のLBMフレーム1231を生成し、生成したLBMフレームをキャリア装置D122に送信する(処理1223)。
キャリア装置D122は、LBMフレーム1231を受信すると、イーサOAM処理部621においてイーサOAM処理を行う(処理1241)。キャリア装置D122は、イーサOAM処理1241において、受信したLBMフレーム1231を終端し、LBRフレーム1251を生成し、生成したLBRフレーム1251をキャリア装置C121に返送する。この時のLBRフレーム1251は、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x02のLBRフレームである。
キャリア装置C121は、LBRフレーム1251を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1261)。イーサOAM処理(処理1261)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02、ネットワークX111側のイーサOAM設定は有効となっているため、LBRフレーム1251の終端処理を行う。ただし、受信したLBRフレーム1251の宛先MACアドレスが、自装置宛ではないため、キャリア装置C121での自装置宛のLBRフレーム1251受信した場合に行うイーサOAM処理は行わない。
次に、イーサOAM処理部521は、リレー判定処理(処理1262)を行う。リレー判定処理(処理1262)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、イーサOAM処理部521は、キャリア装置C121でユーザ装置A101側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBRフレーム1251の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBRフレーム1251の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図9のネットワークX側→ユーザ装置A側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02のユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。
そのため、イーサOAM処理部521は、通常リレー転送処理1111を行う。リレー処理1263では通常リレー処理1111を行うため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したLBRフレーム1251と同じ内容のLBRフレーム1271を生成し、ユーザ装置A101に送信する(処理1263)。
ユーザ装置A101は、LBRフレーム1271を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAM処理を行う(処理1281)。ユーザ装置A101は、イーサOAM処理1281において、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレスのLBRフレーム1271を受信することにより、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したと判定する。最後に、ユーザ装置A101は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したことを示す情報を出力し、オペレータ100は、ユーザ装置A101からLB試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したことを確認する(処理1282)。
図13は、図11のフローチャートに従い処理を行った場合の、ユーザ装置Aとキャリア装置D間のイーサOAMフレームの転送シーケンス図の一例である。図13は、リレー転送処理を行わない結果となるシーケンス図の一例である。
ユーザ装置A101のオペレータ100は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のユニキャストDM試験を行うため、ユーザ装置A101に、キャリア装置D122宛のMEGレベル2のDM試験実行指示を入力する(処理1301)。ユーザ装置A101は、DM試験実行指示を受付けると、イーサOAM処理部421でイーサOAMのDMMフレーム1311を生成し、キャリア装置C121に送信する(処理1302)。この時のDMMフレーム1311は、宛先MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x2FのDMMフレームである。
キャリア装置C121は、DMMフレーム1311を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1321)。イーサOAM処理(処理1321)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2F、ユーザ装置A101側のイーサOAM設定は無効となっているため、イーサOAM設定が有効であるときに実行されるイーサOAM処理は行わない。
次に、イーサOAM処理部521は、リレー判定処理(処理1322)を行う。リレー判定処理(処理1322)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でネットワークX111側にMEGレベル2のDM試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、DM試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信DMMフレーム1311の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信DMMフレーム1311の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Fのユニキャストリレー設定は無効であるため、リレー条件に合致しない。そのため、キャリア装置C121は、ネットワークX111へDMMフレーム1311をリレーしない。
ユーザ装置A101のイーサOAM処理部421は、規定の時間経過してもDMR(Delay Measurement Reply)フレームを受信しないため、タイムアウト処理を行い、ユーザ装置A101とキャリア装置D122のと間でMEGレベル2のDM試験が失敗したと判定する(処理1381)。ユーザ装置A101は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122との間でMEGレベル2のDM試験が失敗したことを示す情報を出力し、オペレータ100は、ユーザ装置A101からMEGレベル2のDM試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のDM試験が失敗したことを確認する(処理1382)。
図14は、図11のフローチャートに従い処理を行った場合の、ユーザ装置A101とキャリア装置D122間マルチキャストのイーサOAMフレームの転送シーケンス図の一例である。イーサOAM試験の一例として、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間で、キャリア装置C121のリレー転送処理を介して、MEGレベル2のマルチキャストLB試験を行う場合を例にして説明する。
ユーザ装置A101のオペレータ100は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のマルチキャストLB試験を行うため、ユーザ装置A101に、マルチキャストでのMEGレベル2のLB試験実行指示を入力する(処理1401)。ユーザ装置A101はLB試験実行指示を受け付けると、イーサOAM処理部421でイーサOAMのLBMフレーム1411を生成し、キャリア装置C121に生成したLBMフレーム1411を送信する(処理1402)。この時のLBMフレーム1411は、宛先MACアドレスがマルチキャストアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x03のLBMフレームである。
キャリア装置C121は、LBMフレーム1411を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1421)。イーサOAM処理(処理1421)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03、ユーザ装置A101側のイーサOAM設定は無効となっているため、イーサOAM設定が有効である場合にLBMフレームに対して実行するイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー判定処理(処理1422)を行う。リレー判定処理(処理1422)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でネットワークX111側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBMフレーム1411の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBMフレーム1411の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスであるため、条件1107の判定に進む。条件1107について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03のマルチキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。次に条件1108について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03のマルチキャストアドレス変換は無効であるため、通常リレー処理1111を行う。
リレー処理1423では通常リレー処理1111を行うため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で受信したLBMフレーム1411と同じ内容のLBMフレーム1431を生成し、生成したLBMフレーム1431をキャリア装置D122に送信する(処理1423)。
キャリア装置D122は、LBMフレーム1431を受信すると、イーサOAM処理部621においてイーサOAM処理を行う(処理1441)。キャリア装置D122は、イーサOAM処理1441において、LBRフレーム1451をキャリア装置C121に返送する。この時のLBRフレーム1451は、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x02のLBRフレームである。
キャリア装置C121は、LBRフレーム1451を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1461)。イーサOAM処理(処理1461)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02、ネットワークX111側のイーサOAM設定は有効となっているため、LBRフレーム1451の終端処理を行う。ただし、受信したLBRフレーム1451の宛先MACアドレスが、自装置宛ではないため、LBRフレーム1451が自装置宛てである場合にLBRフレームに対して行うイーサOAM処理は行わない。
次に、イーサOAM処理部521は、リレー判定処理(処理1462)を行う。リレー判定処理(処理1462)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でユーザ装置A101側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBRフレーム1451の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBRフレーム1451の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図9のネットワークX側→ユーザ装置A側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02のユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。 そのため、通常リレー転送処理1111を行う。
リレー転送処理1463において通常リレー転送処理1111を行うため、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521は、受信したLBRフレーム1451と同じ内容のLBRフレーム1471を生成し、生成したLBRフレームをユーザ装置A101に送信する(処理1463)。
ユーザ装置A101は、LBRフレーム1471を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAM処理を行う(処理1481)。ユーザ装置A101は、イーサOAM処理1481において、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレスのLBRフレーム1471を受信することにより、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したと判定する。ユーザ装置A101は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したことを示す情報を出力する。最後に、オペレータ100は、ユーザ装置A101からLB試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したことを確認する(処理1482)。
図15は、図11のフローチャートに従い処理を行った場合の、マルチキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。図14の説明では、マルチキャストのイーサOAMフレームを、マルチキャストアドレスのままリレーしたが、ネットワークのトラフィック軽減目的のため、図15では、ユニキャストのイーサOAMフレームにアドレス変換してリレーを行う。
ユーザのオペレータ100は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のマルチキャストDM試験を行うため、ユーザ装置A101に、マルチキャストでのMEGレベル2のDM試験実行指示を入力する(処理1501)。ユーザ装置A101はDM試験実行指示を受け付けると、イーサOAM処理部421でイーサOAMのDMMフレーム1511を生成し、生成したDMMフレーム1511をキャリア装置C121に送信する(処理1502)。この時のDMMフレーム1511は、宛先MACアドレスがマルチキャストアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x2FのDMMフレームである。
キャリア装置C121は、DMMフレーム1511を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1521)。イーサOAM処理(処理1521)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2F、ユーザ装置A101側のイーサOAM設定は無効となっているため、イーサOAM設定が有効である場合にDMMフレーム1511に対して実行するイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー判定処理(処理1522)を行う。リレー判定処理(処理1522)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でネットワークX111側にMEGレベル2のDM試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、DM試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信DMMフレーム1511の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信DMMフレーム1511の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスであるため、条件1107の判定に進む。条件1107について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Fのマルチキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。次に条件1108について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Fのマルチキャストアドレス変換は有効であり、キャリア装置D122のMACアドレスに変換する設定である。
そのため、アドレス変換リレー転送処理1112を行う。リレー転送処理1523はアドレス変換リレー転送処理1112となったため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したDMMフレーム1511の宛先MACアドレスをキャリア装置D122のMACアドレスに変換したDMMフレーム1531を生成し、生成したDMMフレーム1531をキャリア装置D122に送信する(処理1523)。
キャリア装置D122は、DMMフレーム1531を受信すると、イーサOAM処理部621においてイーサOAM処理を行う(処理1541)。キャリア装置D122は、イーサOAM処理1541において、DMRフレーム1551をキャリア装置C121に返送する。この時のDMRフレーム1551は、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x2EのDMRフレームである。
キャリア装置C121は、DMRフレーム1551を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1561)。イーサOAM処理(処理1561)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2E、ネットワークX111側のイーサOAM設定は有効となっているため、DMRフレーム1551の終端処理を行う。ただし、受信したDMRフレーム1551の宛先MACアドレスが、自装置宛ではないため、自装置宛である場合にDMRフレーム1551について行うイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー判定処理(処理1562)を行う。リレー判定処理(処理1562)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でユーザ装置A101側にMEGレベル2のDM試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、DM試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信DMRフレーム1551の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信DMRフレーム1551の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図9のネットワークX側→ユーザ装置A側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Eのユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。
そのため、通常リレー転送処理1111を行う。リレー転送処理1563では通常リレー転送処理1111を行うため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したDMRフレーム1551と同じ内容のDMRフレーム1571を生成し、ユーザ装置A101に送信する(処理1563)。
ユーザ装置A101は、DMRフレーム1571を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAM処理を行う(処理1581)。ユーザ装置A101は、イーサOAM処理1581において、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレスのDMRフレーム1571を受信することにより、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のDM試験が成功したと判定し、DMRフレーム1571から、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間の遅延時間を計算し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のDM試験が成功したことを示す情報及びユーザ装置A101とキャリア装置D122の間の遅延時間情報を出力する。最後に、オペレータ100は、ユーザ装置A101からDM試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間の遅延時間情報を取得する(処理1582)。
前述した本発明の実施形態によれば、キャリア装置C121が、イーサOAMフレームをリレー処理することで、ユーザ装置A101とキャリア装置D122との間で、MEGレベル2のイーサOAM試験を実行することが可能となる。同様に、キャリア装置C121が、MEGレベル4のイーサOAMフレームをリレー処理することで、ユーザ装置A101とキャリア装置E123との間で、MEGレベル4のイーサOAM試験を実行することが可能となる。
これまでの説明では、イーサOAMのMEが、2台の装置間でポイントツーポイント接続されている構成を例に説明してきた。次に、MEが3台以上の装置でポイントツーマルチポイント接続されている構成でのイーサOAMフレームリレー処理を説明する。
図16は、ポイントツーマルチポイントでのME設定の例を示す図である。図16は、図3の構成にキャリア装置F124とユーザ装置G103を加え、キャリア装置C121とキャリア装置D122とキャリア装置F124の間で、MEGレベル2のME1600が設定されている。MEP1601はキャリア装置C121のMEGレベル2のMEPであり、MEP1602はキャリア装置D122のMEGレベル2のMEPであり、MEP1603はキャリア装置F124のMEGレベル2のMEPである。MEGレベル2以外のレベルのMEについては記載を省略している。
図17は、図16の構成で、図11のフローチャートに従い処理を行った場合の、マルチキャストのイーサOAMフレームの転送処理を示すシーケンス図の一例である。イーサOAM試験の一例として、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間およびユーザ装置A101とキャリア装置F124の間で、キャリア装置C121のリレー処理を介して、MEGレベル2のマルチキャストLB(LoopBack)試験を行う場合を例にして説明する。
ユーザのオペレータ100は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間およびユーザ装置A101とキャリア装置F124の間でMEGレベル2のマルチキャストLB試験を行うため、ユーザ装置A101に、マルチキャストでのMEGレベル2のLB試験実行指示を入力する(処理1701)。ユーザ装置A101はLB試験実行指示を受け付けると、イーサOAM処理部421でイーサOAMのLBMフレーム1703を生成し、生成したLBMフレーム1703をキャリア装置C121に送信する(処理1702)。この時のLBMフレーム1703は、宛先MACアドレスがマルチキャストアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x03のLBMフレームである。
キャリア装置C121は、LBMフレーム1703を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1711)。イーサOAM処理(処理1711)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03、ユーザ装置A101側のイーサOAM設定は無効となっているため、イーサOAM設定が有効である場合にLBMフレーム1703に対して実行されるイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー判定処理(処理1712)を行う。リレー判定処理(処理1712)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でネットワークX111側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBMフレーム1703の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBMフレーム1703の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスであるため、条件1107の判定に進む。条件1107について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03のマルチキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。次に条件1108について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x03のマルチキャストアドレス変換は無効であるため、通常リレー転送処理1111を行う。
リレー転送処理1713は通常リレー転送処理1111となったため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したLBMフレーム1703と同じ内容のLBMフレームを生成し、ネットワークX111に送信する(処理1713)。このLBMフレームはマルチキャストのため、ネットワークX111において、キャリア装置D122とキャリア装置F124にマルチキャスト送信される。説明のため、キャリア装置D122に送信されるLBMフレームをLBMフレーム1714とし、キャリア装置F124に送信されるLBMフレームをLBMフレーム1715とする。
キャリア装置D122は、LBMフレーム1714を受信すると、イーサOAM処理部621においてイーサOAM処理を行う(処理1721)。キャリア装置D122は、イーサOAM処理1721において、LBRフレーム1722をキャリア装置C121に返送する。この時のLBRフレーム1722は、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x02のLBRフレームである。
キャリア装置C121は、LBRフレーム1722を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1731)。イーサOAM処理(処理1731)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02、ネットワークX111側のイーサOAM設定は有効となっているため、LBRフレーム1722の終端処理を行う。ただし、受信したLBRフレーム1722の宛先MACアドレスが、自装置宛ではないため、自装置宛である場合にLBRフレーム1722に対して実行するイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー判定処理(処理1732)を行う。リレー判定処理(処理1732)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でユーザ装置A101側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBRフレーム1722の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBRフレーム1722の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図9のネットワークX側→ユーザ装置A側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02のユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。
そのため、通常リレー転送処理1111を行う。リレー転送処理1733は通常リレー転送処理1111となったため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したLBRフレーム1722と同じ内容のLBRフレーム1734を生成し、ユーザ装置A101に送信する(処理1733)。
ユーザ装置A101は、LBRフレーム1734を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAM処理を行う(処理1741)。ユーザ装置A101は、イーサOAM処理1741において、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレスのLBRフレーム1734を受信することにより、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のLB試験が成功したと判定する。
キャリア装置D122と同様に、キャリア装置F124でも同様のイーサOAM処理を行う。キャリア装置F124の構成は、図6で示したキャリア装置D122の構成と同一とする。
キャリア装置F124は、LBMフレーム1715を受信すると、イーサOAM処理部621においてイーサOAM処理を行う(処理1751)。キャリア装置F124は、イーサOAM処理1751において、LBRフレーム1752をキャリア装置C121に返送する。この時のLBRフレーム1752は、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置F124のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x02のLBRフレームである。キャリア装置C121は、LBRフレーム1752を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1761)。イーサOAM処理(処理1761)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02、ネットワークX111側のイーサOAM設定は有効となっているため、LBRフレーム1752の終端処理を行う。ただし、受信したLBRフレーム1752の宛先MACアドレスが、自装置宛ではないため、自装置宛である場合にLBRフレーム1752に対して行うイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー転送判定処理(処理1762)を行う。リレー転送判定処理(処理1762)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でユーザ装置A101側にMEGレベル2のLB試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、LB試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信LBRフレーム1752の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信LBRフレーム1752の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図9のネットワークX側→ユーザ装置A側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x02のユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。
そのため、通常リレー転送処理1111を行う。リレー転送処理1763は通常リレー転送処理1111となったため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したLBRフレーム1752とまったく同じ内容のLBRフレーム1764を生成し、ユーザ装置A101に送信する(処理1763)。
ユーザ装置A101は、LBRフレーム1764を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAM処理を行う(処理1771)。ユーザ装置A101は、イーサOAM処理1771において、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置F124のMACアドレスのLBRフレーム1764を受信することにより、ユーザ装置A101とキャリア装置F124の間でMEGレベル2のLB試験が成功したと判定する。ユーザ装置A101は、ユーザ装置A101からLB試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間およびユーザ装置A101とキャリア装置F124の間でMEGレベル2のLB試験が成功したことを示す情報を出力する。
最後に、オペレータ100は、ユーザ装置A101からLB試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間およびユーザ装置A101とキャリア装置F124の間でMEGレベル2のLB試験が成功したことを確認する(処理1772)。
図18は、図16の構成で、図11のフローチャートに従い処理を行った場合の、マルチキャストのイーサOAMフレームのリレー処理を示すシーケンス図の一例である。図17の説明では、マルチキャストのイーサOAMフレームを、マルチキャストアドレスのままリレーしたため、リレーしたイーサOAMフレームがキャリア装置D122とキャリア装置F124の両方に送信されたが、ネットワークのトラフィック軽減目的や、特定の装置にのみイーサOAMフレームを送信したい場合、ユニキャストのイーサOAMフレームにアドレス変換してリレーを行う。
ユーザのオペレータ100は、MEGレベル2のマルチキャストDM試験を行うため、ユーザ装置A101に、マルチキャストでのMEGレベル2のDM試験実行指示を入力する(処理1801)。ユーザ装置A101はDM試験実行指示を受け付けると、イーサOAM処理部421でイーサOAMのDMMフレーム1803を生成し、キャリア装置C121に送信する(処理1802)。この時のDMMフレーム1803は、宛先MACアドレスがマルチキャストアドレス、送信元MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x2FのDMMフレームである。
キャリア装置C121は、DMMフレーム1803を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1811)。イーサOAM処理(処理1811)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2F、ユーザ装置A101側のイーサOAM設定は無効となっているため、ユーザ装置A側からDMMフレーム1803を受信したことによるイーサOAM処理はない。
次に、リレー判定処理(処理1812)を行う。リレー判定処理(処理1812)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でネットワークX111側にMEGレベル2のDM試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、DM試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信DMMフレーム1803の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信DMMフレーム1803の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスであるため、条件1107の判定に進む。条件1107について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Fのマルチキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。次に条件1108について、図8のユーザ装置A側→ネットワークX側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Fのマルチキャストアドレス変換は有効であり、キャリア装置D122のMACアドレスに変換する設定である。
そのため、アドレス変換リレー転送処理1112を行う。リレー転送処理1813はアドレス変換リレー転送処理1112となったため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したDMMフレーム1803の宛先MACアドレスをキャリア装置D122のMACアドレスに変換したDMMフレーム1814を生成し、キャリア装置D122に送信する(処理1813)。
キャリア装置D122は、DMMフレーム1814を受信すると、イーサOAM処理部621においてイーサOAM処理を行う(処理1821)。キャリア装置D122は、イーサOAM処理1821において、DMRフレーム1822をキャリア装置C121に返送する。この時のDMRフレーム1822は、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレス、MEGレベル2、OpCodeが0x2EのDMRフレームである。キャリア装置C121は、DMRフレーム1822を受信すると、イーサOAM処理部521においてイーサOAM処理を行う(処理1831)。イーサOAM処理(処理1831)は、図11の処理1101と処理1102に該当する。図7の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2E、ネットワークX111側のイーサOAM設定は有効となっているため、DMRフレーム1822の終端処理を行う。ただし、受信したDMRフレーム1822の宛先MACアドレスが、自装置宛ではないため、自装置宛である場合にDMRフレーム1822に対して行うイーサOAM処理は行わない。
次に、リレー判定処理(処理1832)を行う。リレー判定処理(処理1832)は、図11の条件1103〜条件1108の判定処理に該当する。条件1103について、キャリア装置C121でユーザ装置A101側にMEGレベル2のDM試験を実行中であるか確認する。ここでは説明のため、DM試験を行っていないものとする。次に、条件1104について、受信DMRフレーム1822の宛先MACアドレスは、キャリア装置C121宛でないため、リレー条件に合致する。次に、条件1105について、受信DMRフレーム1822の宛先MACアドレスは、マルチキャストアドレスでないため、条件1106の判定に進む。条件1106について、図9のネットワークX側→ユーザ装置A側リレー設定テーブル522の設定によると、MEGレベル2、OpCodeが0x2Eのユニキャストリレー設定は有効であるため、条件に合致する。そのため、通常リレー処理1111を行う。リレー処理1833は通常リレー処理1111となったため、キャリア装置C121は、キャリア装置C121のイーサOAM処理部521で、受信したDMRフレーム1822と同じ内容のDMRフレーム1834を生成し、ユーザ装置A101に送信する(処理1833)。
ユーザ装置A101は、DMRフレーム1834を受信すると、イーサOAM処理部421においてイーサOAM処理を行う(処理1841)。ユーザ装置A101は、イーサOAM処理1841において、宛先MACアドレスがユーザ装置A101のMACアドレス、送信元MACアドレスがキャリア装置D122のMACアドレスのDMRフレーム1834を受信することにより、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のDM試験が成功したと判定し、DMRフレーム1834から、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間の遅延時間を計算する。ユーザ装置A101は、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間でMEGレベル2のDM試験が成功したことを示す情報、及び、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間の遅延時間を示す情報を出力する。
最後に、オペレータ100は、ユーザ装置A101からDM試験結果を取得し、ユーザ装置A101とキャリア装置D122の間の遅延時間情報を取得する(処理1872)。上記で説明したとおり、キャリア装置C121のリレー処理1813で、ユニキャストのDMMフレーム1814にアドレス変換してリレーを行ったため、キャリア装置F124にDMMフレームが届くことはない。
前述した本発明の実施形態によれば、ポイントツーマルチポイント接続されている構成においても、キャリア装置C121が、イーサOAMフレームをリレー処理することで、ユーザ装置A101とキャリア装置D122およびキャリア装置F124との間で、MEGレベル2のイーサOAM試験を実行することが可能となる。同様に、キャリア装置C121でユニキャストのイーサOAMフレームへ変換しリレー処理することで、特定のキャリア装置とのイーサOAM試験を実行することが可能となる。
以上、本発明の実施形態によれば、ユーザレベルのMEGレベルを消費することなく、ユーザ装置とキャリアネットワーク内のキャリア装置との間で、イーサOAM試験を実行することが可能となる。
さらに、本発明の実施形態によれば、ユーザが直接キャリアネットワーク110内のキャリア装置との間でイーサOAM試験を行うことが可能となるため、従来と比べて、異なる管理網を含めた区間でのイーサOAM試験の結果が容易にわかるようになる。
101、102 ユーザ装置
110、111、112 キャリアネットワーク
121、122、123 キャリア装置
130 MEP
140、150、160、170、180、190 ME
301、302、311、312 MEP
300、310 ME
401、411、501、511、601、611 受信部
412、502、512、602、612 振分部
403、503、513、603、613 多重部
404、414、504、514、604、614 送信部
421、521、621 イーサOAM処理部
522 リレー設定テーブル

Claims (10)

  1. 保守管理フレームを受信する受信部と、
    前記保守管理フレームを終端し、該終端した保守管理フレームに含まれる情報と、当該通信装置に設定されている保守管理情報と、に基づいて、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理情報の複製を含む新たな保守管理フレームを生成する保守管理フレーム処理部と、
    前記生成した新たな保守管理フレームを送信する送信部と、を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記保守管理フレーム処理部は、
    前記終端した保守管理フレームに含まれる、宛先情報、保守管理レベル、及び、保守管理種別、前記終端した保守管理フレームの受信ポート、及び、前記通信装置に設定されている保守管理レベル、保守管理種別、及び、リレー設定、に基づいて、前記終端したフレームをリレー転送するか否かを判断し、
    リレー転送すると判断した場合、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理レベル、及び、保守管理種別を含む新たな保守管理フレームを生成することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置であって、
    イーサOAM種別毎に、保守管理フレームのリレー処理の有効/無効を保持するリレー設定テーブルを保持し、
    前記保守管理フレーム処理部は、受信した保守管理フレームと前記リレー設定テーブルとに基づいて受信した保守管理フレームをリレー転送するか否かを決定することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記リレー設定テーブルは、
    ユニキャスト保守管理フレーム受信時の保守管理フレームのリレー処理の有効/無効設定と、マルチキャスト保守管理フレーム受信時の保守管理フレームのリレー処理の有効/無効設定を保持し、
    前記保守管理フレーム処理部は、
    受信した保守管理フレームがユニキャスト保守管理フレームかマルチキャスト保守管理フレームを判別し、判別結果、前記受信した保守管理フレームに含まれる情報、及び、前記リレー設定テーブルと、に基づいて、受信した保守管理フレームをリレー転送するか否かを決定することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記保守管理フレーム処理部は、
    前記受信した保守管理フレームがマルチキャスト保守管理フレームである場合、前記保守管理フレームの宛先MACアドレスをユニキャストアドレスに変換し、リレー処理を行うことを特徴とする通信装置。
  6. 請求項1に記載の通信装置であって、
    キャリアネットワーク及びユーザネットワークに接続され、
    前記保守管理フレーム処理部は、
    前記キャリアネットワーク側に設定している保守管理区間の保守管理レベルと同じ保守管理レベルを前記ユーザネットワーク側に設定することを特徴とする通信装置。
  7. 複数の通信装置を含むネットワークシステムであって、
    前記通信装置は、
    保守管理フレームを受信する受信部と、
    前記保守管理フレームを終端し、該終端した保守管理フレームに含まれる情報と、当該通信装置に設定されている保守管理情報と、に基づいて、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理情報の複製を含む新たな保守管理フレームを生成する保守管理フレーム処理部と、
    前記生成した新たな保守管理フレームを送信する送信部と、を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  8. 請求項7に記載のネットワークであって、
    前記保守管理フレーム処理部は、
    前記終端した保守管理フレームに含まれる、宛先情報、保守管理レベル、及び、保守管理種別、前記終端した保守管理フレームの受信ポート、及び、前記通信装置に設定されている保守管理レベル、保守管理種別、及び、リレー設定、に基づいて、前記終端したフレームをリレー転送するか否かを判断し、
    リレー転送すると判断した場合、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理レベル、及び、保守管理種別を含む新たな保守管理フレームを生成することを特徴とするネットワークシステム。
  9. 保守管理フレームを受信するステップと、
    前記保守管理フレームを終端するステップと、
    該終端した保守管理フレームに含まれる情報と、当該通信装置に設定されている保守管理情報と、に基づいて、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理情報の複製を含む新たな保守管理フレームを生成するステップと、
    前記生成した新たな保守管理フレームを送信するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 請求項9に記載の通信方法であって、
    前記終端した保守管理フレームに含まれる、宛先情報、保守管理レベル、及び、保守管理種別、前記終端した保守管理フレームの受信ポート、及び、前記通信装置に設定されている保守管理レベル、保守管理種別、及び、リレー設定、に基づいて、前記終端したフレームをリレー転送するか否かを判断するステップと、
    リレー転送すると判断した場合、前記終端した保守管理フレームに含まれる保守管理レベル、及び、保守管理種別を含む新たな保守管理フレームを生成するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
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