JP2015139065A - 画像再生制御装置及び画像再生制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一被写体の写り具合が均一でない画像の一覧表示やスライドショーの再生においても、被写体の時間経過順での変化の観察を快適に行なうことができるようにする。【解決手段】各画像ファイルを再生する画像再生制御装置であって、予め選択された再生対象である画像ファイルの画像の中から、主被写体の同じ形状の部分を基準箇所として決定する基準箇所決定手段と、前記再生対象として入力される全ての画像ファイルの画像の中から、前記主被写体を含む再生対象領域を決定する再生対象領域決定手段と、前記再生対象領域決定手段により決定した再生対象領域内の基準箇所が一致するように、各画像の前記再生対象領域内を拡大縮小するとともに、傾きと座標を調整して補正画像を生成する補正画像生成手段と、前記補正画像生成手段により生成した補正画像を再生する補正画像再生手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は画像再生制御装置及び画像再生制御方法に関し、特に、同じ被写体を撮影した電子画像ファイルを閲覧する際に、利用者が快適に画像の差異を観察できるようにするために用いて好適な技術に関する。
近年、同じ被写体を時間経過毎に撮影した画像ファイルの違いを観察する際の方法として、画像を縮尺しての一覧表示、画像を撮影時間順に順次再生していくスライドショー表示などの方法が取られている。
このように、被写体の経過時間順での差異を観察したい場合、撮影時に三脚や定点カメラなどのカメラを固定する器具や手段が無いと、撮影時の画角を均一にすることは難しく、各画像の被写体の大きさや角度は微妙に異なったものになってしまう。その結果、写り具合が異なってしまうので、同一被写体の画像の一覧表示やスライドショー表示は、各画像間の経過時間的変化を詳細に見比べることは難しく、また、観賞目的においても利用者にとって快適な表示にはならない。
従来、このような問題に対して、一部の解決策として、画像ファイルに保存されている撮影時にカメラが判断する撮影付加情報の焦点距離や、レンズのズーム情報から被写体との距離を算出できることを利用する技術が公開されている。
例えば、再生対象の画像の中から基準となる画像を決める。そして、その基準となる画像の撮影付加情報から被写体との距離を算出する。さらに、その被写体との距離を基準の距離に設定し、各画像内の被写体との距離を設定した基準に合わせるように、各画像のサイズを拡大縮小して表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この技術では、全ての再生対象の画像に対して、被写体との撮影距離を仮想的に同じにすることで、時間経過順での被写体の成長の様子を確認することができるようになる。
特開2009−246710号公報
しかしながら、従来技術の撮影付加情報の基準から被写体を拡大縮小すると、基準の選択によっては、被写体が再生画面からはみ出す場合がある。逆に、各画像間の被写体の実物サイズに大きな差があると、サイズの小さな被写体の画像は縮小され過ぎる場合もあり、被写体の観察が困難になる。
また、被写体の傾きについては考慮されていないために、傾いた被写体とそうでない被写体の画像の細かい変化の観察には適さない。更に、利用者が、誤って同一の被写体ではない画像(本明細書においてノイズ画像と称す)を含めてしまった場合には、それを取り除く手段がないため、そのままノイズ画像も一緒に再生されてしまうという問題もある。
本発明は前述の問題点に鑑み、同一被写体の写り具合が均一でない画像の一覧表示やスライドショーの再生においても、被写体の時間経過順での変化の観察を快適に行なうことができるようにすることを目的とする。
本発明の画像再生制御装置は、各画像ファイルを再生する画像再生制御装置であって、予め選択された再生対象である画像ファイルの画像の中から、主被写体の同じ形状の部分を基準箇所として決定する基準箇所決定手段と、前記再生対象として入力される全ての画像ファイルの画像の中から、前記主被写体を含む再生対象領域を決定する再生対象領域決定手段と、前記再生対象領域決定手段により決定した再生対象領域内の基準箇所が一致するように、各画像の前記再生対象領域内を拡大縮小するとともに、傾きと座標を調整して補正画像を生成する補正画像生成手段と、前記補正画像生成手段により生成した補正画像を再生する補正画像再生手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、同一被写体であってもサイズや傾きが異なることにより、写り具合が均一でない画像の一覧表示やスライドショーの再生においても、被写体の時間経過順での変化の観察を快適に行なうことができる。
本発明を適用した実施形態に係る画像再生制御装置の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した実施形態に係る画像再生制御装置において、基準箇所決定部が実行する制御手順を説明するフローチャートである。 本発明を適用した実施形態に係る画像再生制御装置を示し、図2のS203で行われる処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明を適用した実施形態に係る画像再生制御装置を示し、図3のS303で行われる処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明を適用した実施形態に係る画像再生制御装置を示し、再生領域決定部が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明を適用した実施形態に係る画像再生制御装置において、画像の一覧表示やスライドショーの再生例を示す図である。 本発明を適用した第2の実施形態形態を示し、本発明を適用した画像再生制御装置において、画像の一覧表示やスライドショーの再生例を示す図である。 画像再生制御装置において、本発明を適用しないで行った画像の一覧表示やスライドショーの再生例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した実施形態に関る画像再生制御装置の構成例を表すブロック図である。
図1で示すように、本実施形態の画像再生制御装置100は、基準箇所決定部102、再生対象領域決定部103、補正画像生成部104、補正画像再生部105から構成される。
画像データ101は、画像再生制御装置100に入力される画像データであり、図示しない記憶手段(ハードディスク、メモリカード、ディスクメディア等)に記憶されている。画像データ101は、画像再生制御装置100に対し、利用者により再生対象として指定される画像ファイルのデータであり、画像そのもののデータと共に、画像を撮影した際のカメラが判断した撮影付加情報を含んでいる。
例えば、撮影付加情報としては、画像ファイルがExif(Exchangeable Image File Format)形式のファイルであれば、予めExif規格で定義されている情報の撮影日時や絞りや焦点距離などの情報がある。また、カメラの製造メーカが独自に情報を定めて記録できるメーカーノート領域の情報がある。
基準箇所決定部102は、再生対象として入力される全ての画像データ101の中から、輪郭形状や色や配色のパターンなどが一致する被写体を抽出する。基準箇所決定部102は、再生対象の全ての画像データ101に対して、撮影付加情報からカメラの焦点が合っている被写体の位置を推測して決定する。
また、基準箇所決定部102は、その被写体を中心に画像の濃度や色に急激な変化がある箇所を輪郭抽出技術によって解析することで抽出し、主被写体と決定し、且つ撮影付加情報から主被写体との撮影距離を算出する。更に、各画像の主被写体の中の輪郭線が一致する箇所を検出するために、各画像の主被写体を、同距離から撮影した場合のサイズに合わせるように拡大縮小し、必要に応じて輪郭線を回転させる。その結果、輪郭線が一致した箇所を基準箇所として決定する。
基準箇所決定部102は、基準箇所が検出できない画像に対しては関係ないノイズ画像として再生対象から取り除く。詳細な処理フローについては、図2〜図4を参照しながら後述する。また、本実施形態では、輪郭抽出技術により基準箇所を決定しているが、基準箇所を決定できる手段であれば何でもよく、例えば、利用者が基準箇所を決めてもよい。また、被写体の配色のパターンマッチングで基準箇所を決定することも可能である。
これらの処理により、基準箇所を決定することができない画像に対しては、他の画像とは関係ないノイズ画像として、再生対象画像から取り除く。また、ノイズ画像として判断する手段としては、GPS(Global Positioning System)などにより取得した撮影場所の情報も利用できる。例えば、カメラがGPSを装備しており、利用者が同じ位置で撮影した画像のみを対象と指定する場合には、それ以外の位置で撮影された画像に対しては基準箇所が一致したとしても、その画像は再生対象から取り除くことも可能である。
再生対象領域決定部103は、基準箇所決定部102によりノイズ画像として取り除かれていない全ての画像データ101に対して主被写体を含む領域を算出する。再生対象領域決定部103は、基本的には各画像の中で主被写体の面積が最大の領域を基準とする。但し、主被写体の縦や横のサイズがそれぞれ最大になる画像が異なる場合もあるため、再生対象の全画像に対して、主被写体の縦と横が再生対象領域内に収まるかどうかの確認を行なう。もし収まらない場合には、再生対象領域の縦や横のサイズを更新し、最終的な再生対象領域を算出する。詳細な処理フローについては、図5で説明する。
補正画像生成部104は、基準箇所決定部102で決定した基準箇所と、再生対象領域決定部103で決定した再生対象領域から、実際に再生するための補正画像を生成する。補正画像生成部104は、各画像の主被写体を同距離から撮影したように拡大縮小する。その後、各画像の基準箇所の角度を合わせるために、基準箇所決定部102により算出された各画像の回転角度の内、一番多い基準箇所の角度、もしくはその平均値を基準の角度として、他の画像の基準箇所の角度をその基準の角度に合わせて回転を行なう。
同様に、基準箇所の表示座標も、一番多い基準箇所の表示座標、もしくはその平均値を基準の表示座標として、他の画像の基準箇所の表示座標をその基準の表示座標に合わせて移動を行なう。これらの補正を行なった後、補正画像として画像を生成する。但し、画像によっては再生対象領域全てのデータが存在しない画像の場合もあるが、その場合には、背景画像を適当に用意するか、もしくは、利用者が背景画像を設定してもよい。
また、本実施形態では補正画像を生成しているが、補正した画像をディスプレイ上に表示できる手段であれば何でもよい。例えば、補正画像を生成せずとも、各画像をディスプレイ上に表示するための座標やサイズや回転角度などの情報を保持しておき、表示時にそれら情報と撮影画像ファイルの画像をディスプレイ側に渡し、表示の補正はディスプレイ側が実施する構成でも構わない。この処理は、一般的な画像処理の技術である、拡大縮小、座標移動、回転の組み合せ処理を順次実施することで実現が可能である。
補正画像再生部105は、補正画像生成部104で生成される補正画像の再生を制御する。補正画像再生部105は、例えば、画像データ101の撮影付加情報の撮影時間間隔から再生時間を変化させたり、補正した画像が小さすぎる場合には必要に応じて、生成した補正画像のサイズより拡大して表示したりする。また、そのように再生を装飾した場合には、装飾されて再生されていることを利用者が判断できる情報や表示効果の表示を行う。詳細な例については、第2の実施形態を説明する図7にて後で説明する。
表示部106は、画像再生制御装置100から出力されるデータの表示部である。補正画像再生部105に接続され、画像データや画像を表示するための制御情報を受け取り、ディスプレイ上に画像を表示する。
図8は、画像再生制御装置において、従来技術で行った画像の一覧表示やスライドショーの再生例を示す図であり、主被写体を植物とした成長記録を撮影している例である。801は実際の植物の成長の様子、802は801を撮影した際の画角の様子、803は802を通常の一覧表示やスライドショー表示の再生をした際に表示された表示画像の様子を示す図である。
このような通常の再生の場合には、同一被写体の再生であるにもかかわらず、大きく成長した被写体が小さく表示されたり、逆に小さい被写体が大きく表示されたり、被写体が傾いたりと均一ではない再生になってしまう。ちなみに、この例では、カメラは、撮影時のカメラの縦や横の傾きを検知する姿勢センサーを装備し、画像データをファイルに保存する際に縦や横の姿勢情報も一緒に記録することを前提としている。また、再生するアプリケーション側は、画像ファイルに記録されている姿勢情報に合わせて画像の縦や横の向きを設定しながら再生することを前提としている。
図6は、本発明の技術を適用した画像再生制御装置の第1の実施形態の一例を示し、従来技術の図8に対して、請求項1〜6の構成による実施形態の1例を示しており、本発明の実施例に係わる画像再生制御装置による結果を示す図である。図8の803で示した通常の再生の例に比べ、図6の各補正画像601〜605では、基準箇所のサイズと座標と角度を合わせて表示しており、利用者は被写体の変化の差異を観察し易い表示になっている。
各補正画像601〜605内の破線の枠は、撮影画像ファイルの画像の枠(撮影時の画角)を説明上示しているものであり、実際の再生時には表示されても、表示されなくもどちらでもよい。本例は、植物の成長記録を再生した例であり、主被写体を焦点距離と位置が合っている「植物」と「鉢」、基準箇所として共通の被写体である「鉢」を検出している。
再生対象領域として、撮影情報と輪郭抽出の情報より、主被写体のサイズが一番大きいと判断される画像(図8の802の撮影日付2009/08/25)を選択し、その主被写体を囲み込む領域を決定している。
再生対象領域がディスプレイ上に表示できるサイズで基準箇所を基準に、補正画像601、602、603は撮影画像ファイルの画像から縮小され、補正画像602は角度を調整され、補正画像603は画像の横軸座標を中心座標から左側にシフトされている。
補正画像604、605は撮影付加情報から画像を90度回転し、その分縮小され、更に補正画像604と605は、その縮小された画像から基準箇所を基準にそれぞれ縮小と拡大がされている。なお、この例の場合には、撮影画像ファイルの画像の画角の外の領域である背景には、何も表示していない。
図2〜図4は、本発明を適用した第1の実施形態形態の画像再生制御装置において、基準箇所決定部102が実行するソフトウェア制御の一例を説明するフローチャートである。以下、動作をフローチャートに従って説明する。
S201において、再生対象の全画像から、各画像における特徴量を画像処理により取得する。特徴量の例としては、画像の配色のパターンや輪郭線などである。
S202において、再生対象の全画像から、各画像における撮影付加情報を取得する。撮影付加情報の例としては、被写体の大きさが判断できる情報として焦点距離やズーム情報、画角に対して被写体の位置が判断できる焦点位置、撮影時のカメラの姿勢を判断できる姿勢センサーの情報などである。
S203において、再生対象の全画像から、各画像における共通の被写体の基準箇所を検出する。その際に、算出した各画像の主被写体や、基準とした画像に対して、各画像の拡大率や傾き(回転角度)や表示座標の情報を保持しておく。詳細は図3のフローチャートのS301からの処理において説明する。
図3のフローチャートのS301において、再生対象の全画像から、各画像におけるS201で取得した画像の特徴量と、S202で取得した撮影付加情報から主被写体を推測する。例えば、焦点位置を中心に画像の濃度や色が設定した閾値以上の変化がある輪郭線の範囲を主被写体と設定する。
S302において、再生対象の全画像から、各画像におけるS301で推測した主被写体の撮影距離をS202で取得した撮影付加情報の焦点距離とズーム情報から算出する。例えば、焦点距離にズーム倍率を反映して主被写体とカメラの距離を算出する。
S303において、再生対象の全画像から、各画像におけるS301で推測した主被写体の輪郭線が一致する箇所を検出し、基準箇所として決定する。詳細は図4のフローチャートを参照しながら後述する。
S304において、S303で輪郭線の基準箇所を検出できた各画像の基準箇所から、他の画像と比べ、色や配色のパターンの差が設定した閾値以内に収まるかどうかを確認する。例えば、輪郭線の形状は一致するが、大きく色や配色のパターンが異なる場合には、一致しないと判断する。
S305において、S303とS304で輪郭線や色や配色が一致しないと判断した画像は再生対象のリストから取り除く。例えば、他の画像とは関係ない画像や輪郭線は似ているが、配色が異なる画像が含まれる場合には、ノイズ画像としてこの処理で取り除かれる。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、図3のフローチャートのS303の詳細を説明する。
S401において、再生対象の全画像から、他の画像との輪郭線の一致を確認するための基準となる画像を選定する。例えば、主被写体の輪郭線の情報が一番多い画像を最大に成長した被写体と仮定して選定する。または、撮影画像ファイルの画像の主被写体の形状においても、輪郭線または輪郭点の分布が、既に近い範囲内に収まっている類似画像が多いと判断できる場合には、それら画像のうちのどれかを選定する。また、基準画像は1枚とは限らず、幾つかの画像を候補として選定しておき、この後の処理で比較する対象画像毎に、一番類似している基準候補画像を基準画像として選定し直してもよい。
S402からS407は、1画像毎に実施する処理を記載しており、再生対象の全画像分を終了するまで繰り返される。
S402において、S401で選定した基準画像の主被写体の撮影距離と、対象画像の主被写体の撮影距離を仮想的に合わせるように、対象画像の輪郭線を拡大縮小する。
S403において、S401で選定した基準画像と対象画像共に撮影付加情報として撮影角度まで検出可能な高精度な姿勢センサーで検出された姿勢情報がある場合にはS404に進み、そうでない場合にはS406に進む。
S404において、S401で選定した基準画像とS402で拡大縮小した対象画像の姿勢情報から主被写体の輪郭線の傾きを合わせる。そして、輪郭線全体を測定して、似ている度合いが想定より大きい、もしくは、部分領域を探索し似ていない度合い(差分)が閾値より小さい箇所を検出する。
例えば、似ている度合いが想定より大きい例としては、子供の成長記録などで、人の顔と判断できる輪郭線の場合である。主被写体が人間と判断できる場合、体の体勢や顔の表情によって大きく変化しない箇所(顔の幅や、耳や目や鼻の輪郭線や配置の間隔の比率など)が、人の顔用に設定した基準値以上に一致すれば、同一人物と推測し、顔を基準箇所と検出する。
部分領域を探索し似ていない度合い(差分)がある閾値より小さい例としては、植物の生長記録などで、鉢などの不変の形状の被写体が含まれる場合である。主被写体は植物と鉢になるが、植物が成長するに従って、主被写体のサイズは大きくなるため、輪郭線としては、一致する割合が少なくなってしまう。同じ鉢を使っている限りでは鉢の箇所の輪郭線は、似ていない度合いが閾値より小さくなる。似ていない度合いの閾値は、撮影条件(手ぶれ、天気、背景の色、輝度など)により発生することが予想される、輪郭抽出時のぶれを吸収するための値である。
S405において、S404で輪郭線が一致する箇所を検出することができた場合にはS407に進み、できない場合にはS406に進む。
S406において、S404と同様に輪郭線が一致する箇所を検出する。但し、S404との違いは、対象画像の輪郭線の配置を回転させた輪郭線の情報を作成しながら、その輪郭線情報が基準画像の輪郭線の配置と一致するかどうかを比較する。一致する角度があれば、その角度をその画像の姿勢情報(回転角度)として保持しておく。
S407において、再生対象の全画像について基準箇所の検出処理が完了していない場合にはS402に戻り、全て完了している場合には本フローチャートの処理を終了する。
図5は、本発明を適用した第1の実施形態の画像再生制御装置において、再生対象領域決定部103が実行するソフトウェア制御の一例を説明するフローチャートである。以下、動作をフローチャートに従って説明する。
S501において、再生する画像の範囲の矩形領域を決定するために、再生対象の全画像から、主被写体のサイズが最大の画像で、主被写体の輪郭線を囲み込む矩形を仮再生対象領域として算出する。
S502において、再生対象の全画像から、各画像の主被写体がS501で算出した仮再生対象領域内に収まるかどうかを、基準箇所のサイズを一致させた状態で行い、収まる場合にはS504へ進み、収まらない場合にはS503に進む。
S503において、S502で仮再生対象領域に収まらないと判断した画像の主被写体の輪郭線が収まるように仮再生対象矩形領域の情報を更新する。
S504において、S501もしくはS503での仮再生対象領域を再生対象領域として決定し、再生対象領域をディスプレイ上に表示する最大の大きさとして設定する。再生対象領域が決定することにより、再生対象領域内の基準箇所の表示座標とサイズも同時に決定する。
以上、説明したように、本実施形態における画像再生制御装置では、同一被写体の写り具合が均一でない画像の一覧表示やスライドショーの再生においても、被写体の表示が均一に再生される。その結果、利用者は、被写体の時間経過順での変化の観察を快適に行なうことができるようになる。また、再生対象画像の中に、他の画像とは関係ないノイズ画像が含まれていたとしても、ノイズ画像は取り除いて再生することができるため利用者の利便性が向上することが考えられる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。
図7は、請求項7及び8の構成による実施形態の一例を示しており、本実施形態に係わる画像再生制御装置による結果を示す図である。第1の実施形態の図6で示した補正済みの補正画像601〜605の表示が、それぞれ、更に拡大や縮小の補正や、他の装飾や情報を付加された補正装飾された補正装飾画像701〜705の表示になっている例である。
本実施形態の各補正装飾画像701〜705においては、利用者は第1の実施形態の図6で示した補正済みの画像では小さくなり過ぎる再生の場合においても、更に補正や装飾が行なわれることにより、被写体の変化の観察がし易い表示になっている。
本例は、主被写体が最大となる補正画像605のサイズに対して、補正画像601が小さくなり過ぎると判断した場合に、補正画像601を観察しやすいように、補正装飾画像701のように拡大表示を行なっている。但し、極端にサイズが大きくなりすぎると、再生時に利用者に違和感を与える可能性があるため、例えば、各画像の主被写体のサイズと、最大の主被写体のサイズとの差から各画像の拡大率を算出する。
その際、再生対象の画像の枚数を考慮に入れ、枚数が多ければ隣り合う画像の拡大率はなるべく近い値にすることで、全体の表示がなだらかに再生されるように調整することも可能である。また、補正画像から拡大されたことを利用者が判断できるように、その情報を画像の表示と共にディスプレイ上に表示してもよい。
例えば、図7では、最大の補正画像605と最小の補正画像601の、主被写体の基準箇所を除いた部分(図7の例では、鉢を除いた植物の部分)のサイズの差は4倍であり、また、再生対象の画像は5枚ある。これらのことから、最大の被写体の補正画像を補正装飾画像として1.0倍で表示する場合、基準箇所を除いた部分の被写体のサイズを、最小のものを基準に差が1倍ある毎に、主被写体の拡大率を0.1倍の変化を加えるように調整する。
つまり、補正画像605は補正装飾画像705の1.0倍と設定され表示される。補正画像601は主被写体の基準箇所を除いた部分のサイズが最小であり、最大との差は4倍なので、最大の拡大率となる0.4倍加算した補正装飾画像701として1.4倍で表示される。
補正画像602は、基準となる最小との差が1倍大きいので、最大の拡大率1.4倍から0.1倍差をつけた補正装飾画像702として1.3倍で表示される。同様に、補正画像603は最大の拡大率1.4倍から0.2倍の差をつけた補正装飾画像703として1.2倍で表示され、補正画像602は最大の拡大率1.4倍から0.3倍の差をつけた補正装飾画像704として1.1倍で表示される。
これら倍率は再生対象の画像の枚数やサイズの最大と最小の差から変化をつけてもよい。更に、補正画像の主被写体から拡大して表示していることを利用者に通知するために、拡大前の元々の補正画像も一緒に表示してもよい(図7の例では、拡大前の元々の補正画像はグレー表示で表示している)。更に、拡大前の元々の補正画像から本処理を施した補正装飾画像へ徐々に変化するような表示効果を行なってもよい。
以上、説明したように本実施形態における画像再生制御装置では、第1の実施形態の処理の結果、被写体が小さくなり過ぎる場合には、利用者に違和感を与えないように拡大効果を装飾する。その結果、利用者は、個々の主被写体の確認や全体的な主被写体の変化の観察をし易くすることが可能になり、被写体の時間経過順での変化の観察を快適に行なうことができるようになる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、請求項9による実施形態の一例を示している。
第3の実施形態は、撮影日時の間隔を、そのまま再生時間の長さに相対的に再現し、例えば、次の画像までの撮影間隔が長ければ、その前の画像の再生時間を長く装飾して再生する。
図7の例では、補正装飾画像701〜704までの撮影間隔は4〜5日間なので補正装飾画像701〜703の再生時間は同じとする。補正装飾画像705は補正装飾画像704から10日後に撮影しているので、補正装飾画像704の再生時間を補正装飾画像701〜703の撮影間隔との差と同じように倍の時間とし、利用者が時間的経過を再生時間で判断できるようにする。
以上、説明したように本実施形態における画像再生制御装置では、基準箇所の大きさの揃えられた被写体の実際の差を比較しやすい補正画像の表示において、利用者は、表示される被写体の時間経過の変化を、再生時間の長さで感じ取ることができるようになる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 画像再生制御装置
101 画像データ
102 基準箇所決定部
103 再生対象領域決定部
104 補正画像生成部
105 補正画像再生部
106 表示部

Claims (12)

  1. 各画像ファイルを再生する画像再生制御装置であって、
    予め選択された再生対象である画像ファイルの画像の中から、主被写体の同じ形状の部分を基準箇所として決定する基準箇所決定手段と、
    前記再生対象として入力される全ての画像ファイルの画像の中から、前記主被写体を含む再生対象領域を決定する再生対象領域決定手段と、
    前記再生対象領域決定手段により決定した再生対象領域内の基準箇所が一致するように、各画像の前記再生対象領域内を拡大縮小するとともに、傾きと座標を調整して補正画像を生成する補正画像生成手段と、
    前記補正画像生成手段により生成した補正画像を再生する補正画像再生手段と、
    を有することを特徴とする画像再生制御装置。
  2. 前記基準箇所決定手段は、再生対象の全ての画像ファイルの画像の輪郭抽出や色や配色のパターンを解析することにより、基準箇所を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像再生制御装置。
  3. 前記基準箇所決定手段は、利用者がある画像ファイルの中からある箇所を指定することにより、基準箇所を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像再生制御装置。
  4. 前記基準箇所決定手段は、基準箇所が検出できない場合や基準箇所の色や配色のパターンが極端に異なる場合には、その画像ファイルを再生対象から外すことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像再生制御装置。
  5. 前記再生対象領域決定手段は、再生対象の全ての画像ファイルの主被写体を推測し、主被写体の縦と横のサイズが、それぞれ最大のサイズを設定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像再生制御装置。
  6. 前記再生対象領域決定手段は、利用者がある画像ファイルの中からある範囲を指定することにより、再生対象領域を決定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像再生制御装置。
  7. 前記補正画像再生手段は、全ての補正画像の被写体のサイズを比較し、最大の被写体と最小の被写体に大きな差がある場合には、被写体のサイズに応じて各補正画像の拡大率を算出し、補正画像を更に拡大もしくは縮小して再生することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像再生制御装置。
  8. 前記補正画像再生手段は、補正画像を更に拡大もしくは縮小して再生する場合には、拡大もしくは縮小して再生していることを利用者が判断できる情報を補正画像と一緒に表示、または、拡大もしくは縮小していることを示す表示効果を行なうことを特徴とする請求項7に記載の画像再生制御装置。
  9. 前記補正画像再生手段は、画像ファイルの撮影日時の間隔を相対的に再現し、各補正画像の再生時間を画像ファイルの撮影時間間隔に合わせて調整することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の画像再生制御装置。
  10. 各画像ファイルを再生する画像再生制御方法であって、
    予め選択された再生対象である画像ファイルの画像の中から、主被写体の同じ形状の部分を基準箇所として決定する基準箇所決定工程と、
    前記再生対象として入力される全ての画像ファイルの画像の中から、前記主被写体を含む再生対象領域を決定する再生対象領域決定工程と、
    前記再生対象領域決定工程において決定した再生対象領域内の基準箇所が一致するように、各画像の前記再生対象領域内を拡大縮小するとともに、傾きと座標を調整して補正画像を生成する補正画像生成工程と、
    前記補正画像生成工程において生成した補正画像を再生する補正画像再生工程と、
    を有することを特徴とする画像再生制御方法。
  11. 各画像ファイルを再生する画像再生制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    予め選択された再生対象である画像ファイルの画像の中から、主被写体の同じ形状の部分を基準箇所として決定する基準箇所決定工程と、
    前記再生対象として入力される全ての画像ファイルの画像の中から、前記主被写体を含む再生対象領域を決定する再生対象領域決定工程と、
    前記再生対象領域決定工程において決定した再生対象領域内の基準箇所が一致するように、各画像の前記再生対象領域内を拡大縮小するとともに、傾きと座標を調整して補正画像を生成する補正画像生成工程と、
    前記補正画像生成工程において生成した補正画像を再生する補正画像再生工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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