JP2015139029A - 撮像装置 - Google Patents

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Tetsu Ikeda
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Abstract

【課題】連続する複数回の測光結果に基づいて被写体輝度変化を判断し、ユーザーの意図しない一瞬の測光値変化を回避することのできる露出制御を可能にした撮影装置を提供すること。
【解決手段】インターバル撮影時において、自動露出と固定露出の両撮影モードにて露出制御切り替え連写撮影を行い、撮影開始時に得られた測光値と一定期間内に得られた各測光値の差分が全て閾値を超える場合、固定露出撮影を中止して自動露出撮影のみ継続する。その後の撮影において、前記一定期間内に得られた測光値の最大値と最小値の差が閾値内に収まる場合、直前の自動露出撮影の露出値を露出固定撮影での露出値として固定露出撮影を再開し、前述の露出制御切り替え連写撮影に復帰することを特徴とした構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にインターバル撮影可能な撮像装置に関するものである。
従来より、静止画撮影可能なカメラを用いて一定の時間間隔をあけて連続撮影を行うインターバル撮影による撮影画像をつなぎ合わせることで、長時間に及ぶ被写体の変化を短時間の動画として表現する撮影方法がある。
こういった撮影方法は、天体の動きや、雲の動き、夕焼け風景等を被写体とした撮影を対象として一般的に用いられる方法であり、作製された動画は、微速度撮影動画、または、インターバル撮影動画などと呼ばれている。
こうした微速度撮影動画作製のためのインターバル撮影にて、自動露出調整での撮影モードを適用すると、ユーザーの意図しない一瞬の測光値変化による瞬間的な露出値変化を生じてしまうことがあり、連続した撮影画像に明るさのばらつきが生じることがあった。
例えば、夕焼け風景の撮影時において、風景の明るさに変化が起きていないにもかかわらず、測光範囲内を白い車が通過することで露出値を自動的に変化し、連続撮影中の一枚の画像のみが暗く撮影されてしまう場合などである。
その結果、微速度撮影動画の再生時には不要なちらつきが現れてしまうため、通常、一定の明るさの被写体を撮影する場合には、カメラを自動露出設定にせず露出値を固定した固定露出撮影が用いられる。
一方で、日の出・夕焼けの風景等、被写体輝度変化を伴う撮影の場合には適正露出が大きく変動するため、被写体輝度変化が生じる期間においては、適正露出値に自動的に制御する自動露出撮影に切り替える必要がある。
その場合、連続撮影間の限られた時間内で切り替え操作を行う必要があるため、撮影タイミングを逃してしまう恐れがあった。
よって、被写体輝度変化を伴うインターバル撮影において、被写体輝度が変化しない期間はユーザーの意図しない一瞬の測光値変化を回避できる固定露出撮影を行い、被写体輝度が変化する期間では、自動的に自動露出撮影に切り替える撮影方法が有効となる。
なお、連続撮影中の被写体輝度変化に対応することを目的として、これまでにも、連続撮影中における所定値以上の測光値変化から被写体輝度変化を検知し、自動的に露出値を変更する技術が開示されている。
特許文献1では、撮影直前に取得された測光値と前回撮影時に取得された測光値との差が所定値以上となる場合、あらかじめ設定した露出値を適用することで被写体輝度変化に対応した露出値での撮影を可能とするカメラが開示されている。
特開平8−240834号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、一回ごとの撮影のたびに露出補正値の変更がなされるため、ユーザーの意図しない一瞬の測光値変化にも反応してしまい、前述の通り、微速度動画再生時のちらつきが発生してしまう。
そこで本発明の目的は、連続する複数回の測光結果に基づいて被写体輝度変化を判断し、ユーザーの意図しない一瞬の測光値変化を回避することのできる露出制御を可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、
撮影した画像を記録する画像記録手段(7)と
撮影直前に被写体光を測定する測光手段(12)と
前記測光手段(12)により取得された測光値を記録する測光値記録手段(13)と
前記測光手段(12)により取得された測光値を基に露出値を算出する露出算出手段(1)とを備え、
前記露出算出手段により算出された露出値を用いた自動露出撮影と
あらかじめ任意に設定された露出値を用いた固定露出撮影とが可能であり、
あらかじめ設定された撮影間隔ごとに連続した複数枚撮影を行うインターバル撮影モードを有する撮像装置において、
前記インターバル撮影モード時は、自動露出撮影と固定露出撮影を略同時に行う第一の撮影モードと、
自動露出撮影のみで撮影を行う第二の撮影モードとを備え、
前記測光値記録手段(13)によって記録される少なくとも2つ以上の複数の測光値のそれぞれの差分が予め設定された閾値(26)内か否かで、次回撮影時に前記第一の撮影モードと前記第二の撮影モードのいずれの撮影モードを適用するかを判定する判定手段(1)を有することを特徴とする。
本発明によれば、被写体輝度変化を伴うインターバル撮影において、撮影間隔ごとに常に自動露出撮影が行われるとともに、被写体輝度変化のない期間においては、併せて固定露出撮影が行われることとなる。
そのため、被写体輝度が変化しない区間では固定露出撮影での撮影結果が得られ、被写体輝度の変化が生じる期間では、自動露出調整の撮影での撮影結果が自動的に得られる撮影方法を提供することができる。
さらに、連続する少なくとも2回以上の測光結果を以て被写体輝度変化を判断するため、ユーザーの意図しない一瞬の測光値変化による撮影画像の明るさのバラつきを回避することができる撮影方法を提供することができる。
本発明の実施の形態が適用されるカメラの構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態における撮影法の概略を示すフローチャートであり、インターバル撮影開始時、及び、被写体輝度変化が生じていないと判断される期間における撮影工程を示している。 本発明の実施の形態における撮影法の概略を示すフローチャートであり、被写体輝度変化が生じていると判断される期間における撮影工程を示している。 被写体の被写体輝度値の時間推移、及び、測光値の挙動の一例を示している。 本発明の実施の形態における撮影法の撮影時露出値の挙動例を示しており、図4中に示された被写体輝度値、及び、測光値に対応した撮影時露出値に対応している。 ステップS110にてNOと判定された際の撮影時露出値の挙動例、及び、ステップS111での撮影画像の消去処理を示している。 ステップS110にてYESと判定された際の撮影時露出値の挙動例、及び、ステップS112での撮影画像の消去処理を示している。 本発明の実施の形態における撮影法が適用された撮影結果の概略を示しており、図4中に示された被写体輝度値、及び、測光値に対応した撮影時露出値に対応している。
[第一の実施の形態]
以下に、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態が適用される撮像装置の構成を示す構成図である。
1は撮像装置各部の動きを制御するマイクロコンピュータである。
2は撮影レンズであり、3で示すレンズ制御回路からの制御信号を受けて、撮影レンズ2中の不図示の絞り羽根の駆動制御を行い、絞りの制御が行われる。
4はシャッターユニットであり、5で示すシャッター制御回路からの制御信号を受けて、シャッターユニット4中の不図示の先幕及び後幕の駆動が制御され、撮像素子への被写体光束の露光時間の制御が行われる。
6は撮像素子であり、撮影レンズ2を通過した被写体光束は撮像素子6に結像する。撮像素子6に結像した画像は、画像記録メモリ7に記録される。
画像記録メモリ7に記録された撮影画像は、マイクロコンピュータ1からの画像再生、及び、消去を指示する信号を受けて適宜、再生、及び、消去がなされる。
8は液晶表示回路であり、撮影時の各種設定を知らせるための液晶表示部9を駆動する回路である。
ユーザーは操作部11を操作することで、液晶表示部9に表示される撮影条件の選択画面に従って、各種撮影条件の設定を行う。
操作部11が操作されると、操作部検知回路10によって検知され、入力信号がマイクロコンピュータ1に送られる。
入力信号を受けたマイクロコンピュータ1は入力信号に応じた信号を各回路に出力し、ユーザーの諸操作を反映させる。
操作部11は電源スイッチ11a、メニューボタン11b、十字キー11c、セットボタン11dによって構成される。
電源スイッチ11aが押されることでカメラの電源のオンオフが切り替わり、メニューボタン11bが押されることで液晶表示部9に撮影条件を設定するメニュー画面が表示される。
メニュー画面上においては、十字キー11cの操作によって各種撮影設定項目の選択や、設定値の変更を行うことができる。
十字キー11cにより選択された項目、及び変更された設定値は、セットボタン11dを押すことで決定され、その後の撮影に反映される。
12は測光センサであり、自動露出撮影設定時において、撮影直前に被写体光を受光して測光を行って測光値を取得した後、取得された測光値はマイクロコンピュータ1に送られる。
マイクロコンピュータ1は取得した測光結果を基に演算を行い、自動露出撮影時における適正露出値を求め、撮影に用いる絞り、シャッタースピードの設定値を決定する。
該設定値はそれぞれ、撮影レンズ制御回路3、シャッター制御回路5へ出力され、絞り、及び、シャッタースピードが制御される。
13は測光値記録メモリであり、測光センサ12にて得られた測光値は、上述の通りマイクロコンピュータ1に送られるとともに、測光値記録メモリ13にも送られ、測光値記録メモリ13内に記録される。
図2、及び、図3は本発明の実施の形態における撮影工程の概略を示すフローチャートである。
図2はインターバル撮影開始時、及び、被写体輝度変化が生じていないと判定される期間における撮影工程を示し、図3は被写体輝度変化が生じていると判定される期間における撮影工程を示している。
以下、実際の撮影に関して、まず図2を用いて、本発明における動作を順に説明する。
電源スイッチ11aが押され、マイクロコンピュータ1がカメラの電源をオンにした状態において、ユーザーによる操作部11への入力によりインターバル撮影開始が指示されることで、インターバル撮影が開始される(ステップS100)。
インターバル撮影開始時においては、予め設定された撮影間隔ごとに、ユーザーが設定した絞り、及び、シャッタースピードの露出条件に従って撮影を行う固定露出撮影と、測光センサ12によって取得された測光値に基づき露出条件を変更する自動露出撮影とを連続して行う露出制御切り替え連写撮影が行われる。
このときの自動露出撮影での露出値は、ユーザーが設定した固定露出撮影における露出値での露光量と等しい露光量になるよう制御される。
なお、自動露出撮影における露出値制御において、シャッタースピード優先とするか、絞り優先とするかはユーザーの選択により決定されるものとする。
つまり、シャッタースピード優先の露出制御が選択されれば、固定露出撮影に適用されるシャッタースピードを常に固定して、絞りを変更することにより露出値を調節する。
絞り優先の露出制御が選択されれば、固定露出撮影に適用される絞りを常に固定してシャッタースピードを変更することにより露出値を調節する。
図4はインターバル撮影時における測光値挙動の一例を示すグラフである。
実線曲線で示す被写体輝度曲線21は被写体輝度の時間推移による変化を示す曲線である。
図4中、各撮影時間にて測光センサ12により取得される測光値を下向き三角形にて示している。
図5はインターバル撮影時における撮影時露出値の挙動の一例を示すグラフである。
実線曲線で示す目標露出曲線31は、図4中の被写体輝度曲線21に対応して変化する制御露出値の目標値を示しており、撮影開始時の固定露出撮影露光量と等しい露光量を得続けるための理想的な露出値推移を表している。
図5中、各撮影時における、固定露出撮影による撮影時露出値を丸にて、自動露出撮影による撮影時露出値を上向き三角形にて示している。
インターバル撮影が開始されると、まず、測光センサ12による測光が行われ、図4中22で示す測光値が得られ、このときの測光値22が基準測光値23として設定される(ステップS101)。
ステップS101にて取得された基準測光値23は測光値記録メモリ13に記録される(ステップS102)。
基準測光値23取得後は前述の露出制御切り替え連写撮影による撮影が行われ、露出値が図5中32にて示される固定露出撮影が行われる(ステップS103)。
続いて、自動露出撮影に先駆けた測光が行われ、図4中24に該当する測光値が得られる(ステップS104)。
取得された測光値24はマイクロコンピュータ1とともに、測光値記録メモリ13に送られて記録される(ステップS105)。
ここで、以下の記述において、便宜上、取得測光値とはステップS102における基準測光値23取得時以外の測光によって取得された測光値を指すこととする。
なお、測光値記録メモリ13には、直近の測光までの連続する少なくとも2回以上の測光時における取得測光値が、基準測光値23と共に記録されるものとし、以下、n≧2となる整数nを定義し、測光値に記録される取得測光値の数をn個として述べていく。
なお、ステップS102にて記録された基準測光値23に関しては、後述する新たな基準測光値23の記録時点まで、測光値記録メモリ13に保存され続けるものとする。
次に、ステップS104での取得測光値を基にマイクロコンピュータ1にて算出される露出条件にて、自動露出撮影が行われ、露出値が図5中33に示される自動露出撮影が行われる(ステップS106)。
ここで、ステップS103からステップS106までが露出制御切り替え連写撮影における1枚画像取得のための撮影シーケンスとなる。
露出制御切り替え連写撮影時においては、一回の撮影シーケンス中に固定露出撮影と自動露出撮影が各一回行われるため、計2枚の撮影画像が得られることとなる。
しかし、後述のステップS109以降の工程にて、適切な画像の選択と、不要な画像の消去がなされるため、最終的に得られる画像としては、自動露出撮影画像と固定露出撮影画像のうち、適切な撮影結果と判断された1枚のみとなる。
次に、ステップS107にて、インターバル撮影開始から予め設定されるインターバル撮影終了時間が経過したかが判定される(ステップS107)。
ステップS107にて、インターバル撮影終了時間が経過していなければインターバル撮影が継続されることとなり(ステップS107:NO)、ステップS108に進む。
その後、測光値記録メモリ13にn個の取得測光値が記録されているかが判定される(ステップS108)。
測光値記録メモリ13にn個の取得測光値が記録されていない場合、ステップS103に戻る(ステップS108:NO)。
ステップS108にて、測光値記録メモリ13にn個の取得測光値が記録されている場合、(ステップS108:YES)、測光値記録メモリ13に記録されている基準測光値23、及び、取得測光値がマイクロコンピュータ1に読みだされる(ステップS109)。
このとき、測光値24取得時の測光から数えてt回目となる場合の直近の取得測光値をP(t)と表すと、測光値記録メモリ13には、以下のn個の取得測光値が保存されていることとなる。
P(t)、・・・、P(t−(n−1)) (n≧2)
つまり、図4中において、n=3、t=7としたとき、25aを直近の測光により得られた取得測光値Ptとすると、測光値記録メモリ13には、基準測光値23と併せて、取得測光値25aで示されるP(7)、25bで示されるP(6)、25cで示されるP(5)が保存されることとなる。
次に、マイクロコンピュータ1にて読みだされた上記の各取得測光値と基準測光値23との差分の絶対値が各々算出され、図4中26で示す、予め設定された閾値と比較される。
このとき、直近の測光値をP(t)、基準測光値23をP(s)、閾値24をthと表すとき、測光値記録メモリ13に記録されていた各取得測光値が、すべて下記式(1)を満たしているかが判定される(ステップS110)。
|P(t−m) − P(s)| > th 式(1)
(整数m : m=0,・・・n−1)
ここで、式(1)の意味するところを述べる。
式(1)を満たす場合、測光値は撮影開始と比べて閾値以上変化しており、これはつまり、直近のn回撮影時において撮影開始時よりも被写体が明るく、もしくは暗くなることということを示している。
よって、式(1)によって、被写体輝度に変化が生じているかを判断することが可能であり、式(1)を満たす場合には被写体輝度変化が生じているものと判断され、満たさない場合には被写体輝度変化が生じていないものと判断される。
さらに、測光値記録メモリ13に保存されている全ての取得測光値にて式(1)を満たすということは、少なくとも2回以上となる複数回の測光時にて継続的に被写体が明るく、もしくは、暗くなっていることを意味している。
被写体輝度変化の有無の判断において、ユーザーの意図しない事象による一瞬の測光値変化の影響を避けることができ、時間的な幅を持つ継続的な測光値変化を以て、被写体輝度変化を判断することができる。
ステップS110にて、上記式(1)を満たしていると判定されなかった場合、被写体輝度変化が生じていないものと判定され、ステップS111へ進む(ステップS110:NO)。
そして、画像記録メモリ7に記録されている自動露出撮影による撮影画像のうち、直近の自動露出撮影からn回前の撮影により得られた撮影画像が画像記録メモリ7より消去される(ステップS111)。
ここで、図6は、n=3としたときのステップS110:NOとなる場合の撮影時露出値を示すものである。
図6においては図5同様、固定露出撮影による撮影時露出値を丸にて、自動露出撮影による撮影時露出値を上向き三角形にて示しており、図6中、41に対応する撮影時の取得測光値を図4中の25a、42に対応する取得測光値を25cとする。
また、実線にて表したものは画像記録メモリ7に撮影画像が記録される撮影結果を、破線で表したものは撮影後に撮影画像が消去されることを意味している。
図6中、自動露出撮影により露出値が41にて示される撮影画像が得られると、ステップS111にて、露出値が42にて示される撮影画像が消去される。
つまり、ステップS110にて式(1)を満たす、すなわち、被写体輝度変化が生じていると判定されるまで、露出制御切り替え連写撮影における自動露出撮影による撮影画像は、直近の撮影画像から数えてn−1枚までが画像記録メモリ7中に記録され続ける。
対して、固定露出撮影による撮影画像に消去の処理はなされないため、被写体輝度変化が生じていない期間においては固定露出撮影による撮影画像が得られることとなる。
これは、ステップS110にて、式(1)が満たされておらず、被写体輝度変化が生じていないと判断されたため、撮影結果として固定露出撮影での撮影画像が適切な撮影結果であり、自動露出撮影での撮影画像が不要と判断されるためである。
その後、ステップS103に戻り、インターバル撮影が継続される。
一方、測光値記録メモリ13に記録されていたすべての取得測光値において、上記式(1)を満たしていると判定された場合、先述の通り、被写体輝度変化が生じていると判断され、ステップS112へ進む(ステップS110:YES)。
画像記録メモリ13に保存されている固定露出撮影による撮影画像のうち、直近の撮影から数えてn回前までに撮影された全撮影画像が消去される(ステップS112)。
ここで、図7は、n=3としたときの、ステップS110:YESとなる場合の撮影時露出値を示すものである。
図7においては図6同様、固定露出撮影による撮影時露出値を丸にて、自動露出撮影による撮影時露出値を上向き三角形にて示しており、51に対応する撮影時の取得測光値を図4中27aとする。
また、実線にて表したものは画像記録メモリ7に撮影画像が記録される撮影結果を、破線で表したものは撮影後に撮影画像が消去される撮影結果を表している。
図7中、直近の自動露出撮影により露出値が51にて示される撮影画像が得られると、ステップS112にて、露出値が52、53、54にて示される固定露出撮影による撮影画像が消去される。
これは、ステップS110にて式(1)を満たす場合、式(1)に適用されたn個の取得測光値が関わる全ての撮影時において被写体輝度変化が生じているものと判断され、n回前の測光時点から被写体輝度変化が生じていると判断できるためである。
つまり、直近の撮影時よりn回前撮影時点にて、撮影結果として、自動露出撮影での撮影画像が適切な撮影結果であり、固定露出撮影での撮影画像が不要と判断されることとなり、自動露出撮影での撮影画像が残され、固定露出撮影での撮影画像が消去される。
その後、図3中に示すフローチャート中のステップS201に進む。
なお、ここで、図2のフローチャート中のAは、図3のフローチャート中のAと対応している。
一方、ステップS107にて、インターバル撮影終了時間を迎えている場合、インターバル撮影終了時間が経過したと判定され(ステップS107:YES)、ステップS113へ進む。
ステップS113では、画像記録メモリ13に記録されている直近の撮影画像から数えてn枚の自動露出撮影画像が消去される(ステップS113)。
その後、インターバル撮影は終了となる(ステップS114)。
ステップS112からステップS201に進んだ後の撮影においては、露出制御切り替え連写撮影は中止され、自動露出撮影のみでのインターバル撮影が行われるようになる。
ステップS201に進むと、まず、自動露出撮影に先駆けた測光が行われ(ステップS201)、取得測光値は測光値記録メモリ13に記録される(ステップS202)。
次に、取得測光値を基に、マイクロコンピュータ1にて算出された露出値を適用した露出条件にて、自動露出撮影が行われる(ステップS203)。
その後、インターバル撮影開始から、予め設定されるインターバル撮影終了時間が経過したかが判断される(ステップS204)。
インターバル撮影終了時間が経過していなければ、インターバル撮影が継続され、ステップS205に進む(ステップS204:NO)。
ステップS205にて、測光値記録メモリ13に記録されている各取得測光値がマイクロコンピュータ1に読みだされる(ステップS205)。
読みだされた各取得測光値の中の最大測光値(Pmax)と最小測光値(Pmin)との差分が算出され、閾値(th)26に対して、下記式(2)の関係を満たすかどうか判定される(ステップS206)。
Pmax − Pmin ≦ th 式(2)
式(2)は、直近のn回の測光時に取得された測光値の変動が閾値26内に収まることを意味している。
つまり、式(2)を満たす場合、被写体輝度変化が生じていないと判断できるため、その後の撮影では固定露出撮影が適しているとみなし、以降のステップにて、固定露出撮影を伴う露出制御切り替え連写撮影への切り替えが行われる。
また、式(2)を満たさない場合には、被写体輝度変化が継続して生じているため、自動露出撮影が適していると判断される。
よって、式(2)を満たさない場合(ステップS206:NO)、ステップS201に戻り、自動露出撮影のみのインターバル撮影が継続される。
一方、式(2)を満たす場合(ステップS206:YES)、ステップ207に進む。
ステップS207、及び、ステップS208では、固定露出撮影と自動露出撮影による露出制御切り替え連写撮影でのインターバル撮影の復帰に向けての設定が行われる。
ステップS207では、直近の自動露出撮影時(ステップS203時)に適用された露出値が、新たな固定露出撮影の露出値として設定される(ステップS207)。
更に、直近の自動露出撮影時(ステップS203時)に取得された測光値28が、新たな基準測光値29として測光値記録メモリに記録される(ステップS208)。
その後、図2のフローチャート中に示したステップS103に進む。
なお、ここで、図2のフローチャート中のBは、図3のフローチャート中のBと対応している。
そして、新たに設定された露出値による固定露出撮影と自動露出撮影による露出制御切り替え連写撮影によるインターバル撮影が再開される。
一方、ステップS204にて、インターバル撮影開始時から、予め設定されるインターバル撮影終了時間が経過したと判断された場合(ステップS204:YES)、インターバル撮影は終了となる(ステップS209)。
図8は、図4中に示した被写体輝度変化21を生じる撮影時において、上述のインターバル撮影終了後に得られる撮影結果の概略を示したものである。
図8より、被写体輝度変化に応じて固定露出撮影結果と自動露出撮影結果が切り替わって得られていることがわかり、被写体輝度変化に対応した理想的な露出値推移を示す目標露出曲線31に沿って露出値制御がなされることとなる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
測光値の記録数n、及び、閾値26を予め設定されるものとして挙げたが、これらの設定値は、ユーザーが自由に設定できるものとしてもよい。
また、ステップS208にて設定される基準測光値に直近の測光値を用いているが、例えば、測光値記録メモリ13に記録されているn個の取得測光値の平均値を基準測光値として用いてもよい。
また、撮影シーンに応じてあらかじめカメラ側に設定値を用意しておき、ユーザーに撮影シーンを選択させることで撮影シーンに応じた適切な設定を提供することも可能である。
日没時の経時時間による屋外の照度変化は既知のものであるため、撮影位置や方角、天候等から、あらかじめ想定される経時時間に対する照度変化を算出することが可能である。
また、実施例中では測光手段として測光センサ12を利用しているが、撮像素子6にて測光を行う方法も可能である。
なお、本発明の実施の形態では、固定露出撮影と自動露出撮影とを撮影間隔ごとに連続的に行う露出制御切り替え連写撮影時において、自動露出撮影を固定露出撮影後に行うよう限定している。
これは、自動露出撮影後に固定露出撮影が行われる場合、自動露出撮影時にシャッタースピード優先が設定されると、測光値変化に応じて自動露出撮影のシャッタースピードが長くなった場合に、固定露出撮影の撮影開始タイミングと重複してしまう恐れがあるためである。
1 マイクロコンピュータ
2 撮影レンズ
3 撮影レンズ制御回路
4 シャッターユニット
5 シャッター制御回路
6 撮像素子
7 画像記録メモリ
8 液晶表示回路
9 液晶表示部
10 操作部検知回路
11 操作部
11a 電源スイッチ
11b メニューボタン
11c 十字キー
11d セットボタン
12 測光センサ
13 測光値記録メモリ
21 被写体輝度曲線
22 測光値
23 29 基準測光値
24 25a 25b 25c 27a 27b 27c 28 取得測光値
26 閾値
31 目標露出曲線
32 33 41 42 51 52 53 54 露出値

Claims (10)

  1. 撮影した画像を記録する画像記録手段(7)と、
    撮影直前に被写体光を測定する測光手段(12)と、
    前記測光手段(12)により取得された測光値を記録する測光値記録手段(13)と、
    前記測光手段(12)により取得された測光値を基に露出値を算出する露出算出手段(1)とを備え、
    前記露出算出手段により算出された露出値を用いた自動露出撮影と、
    あらかじめ任意に設定された露出値を用いた固定露出撮影とが可能であり、
    あらかじめ設定された撮影間隔ごとに連続した複数枚撮影を行うインターバル撮影モード
    を有する撮像装置において、
    前記インターバル撮影モード時は、自動露出撮影と固定露出撮影を同時に行う第一の撮影モードと、
    自動露出撮影のみで撮影を行う第二の撮影モードとを備え、
    前記測光値記録手段(13)によって記録される少なくとも2つ以上の複数の測光値のそれぞれの差分が予め設定された閾値(26)内か否かで、次回撮影時に前記第一の撮影モードと前記第二の撮影モードのいずれの撮影モードを適用するかを判定する判定手段(1)を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段に用いられる測光値は、直近の測光までの連続する測光により取得された少なくとも2個以上の測光値を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記測光値記録手段(13)に保存された測光値から基準測光値(23)を設定し、
    前記判定手段に用いられる測光値は、前記基準測光値(23)と、直近の測光により取得された測光値を含む複数の測光値とを含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記基準測光値(23)は、前記インターバル撮影モード撮影時の初回撮影時に得られる測光値とすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記基準測光値(23)は、前記測光値記録手段(13)により記録されている測光値の最大値と最小値の差分が前記閾値(26)内に収まるときのいずれかの測光値とすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記基準測光値(23)は、前記測光記録手段により記録されている測光値の最大値と最小値の差分が前記閾値(26)内に収まるときの平均測光値とすることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段に用いられる測光値、及び、基準測光値(23)は、直近の撮影に、前記第一の撮影モードと前記第2の撮影モードのいずれの撮影モードが用いられたかによって変更されることを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 直近の撮影において、前記第一の撮影モードが用いられ、あらかじめ設定された少なくとも2枚以上となる連続した複数枚撮影時に得られる全測光値と前記基準測光値との差分が、前記閾値(26)以上となる場合、次回撮影に第二の撮影モードを用いることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 直近の撮影において、前記第二の撮影モードが用いられ、あらかじめ設定された少なくとも2枚以上となる連続した複数枚撮影時に得られた測光値の最大値と最小値の差分が、前記閾値(26)以下となる場合、次回撮影に第一の撮影モードを用いることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記画像記録手段(7)に記録された画像を削除する記録画像削除手段(1)を備え、
    前記判定手段(1)は、前記基準測光値(23)と、直近の測光までの連続する測光により取得されたn個の測光値を用いるものとし、nはn≧2を満たす整数とするとき、
    第一の撮影モード時は、前記画像記録手段(7)に記録されている前記自動露出撮影の画像のうち、直近の撮影から数えてn回前に撮影された画像が削除され、
    次回撮影時に前記第二の撮影モードが用いられると判定されると、直近の撮影画像から数えてn枚目までの前記固定露出撮影による撮影画像が削除され、
    前記第二の撮影モード時に、次回撮影時に前記第一の撮影モードが用いられると判定されると、直近の撮影画像から数えてn枚目までの前記固定露出撮影による撮影画像が削除されることを特徴とする請求項2乃至請求項9の何れか1項に記載の撮像装置。
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