JP2015138926A - 半導体レーザ及び半導体光増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】アレイ状導波路回折格子を用いた外部共振器型半導体レーザにおいて、高出力のレーザ光を生成する。【解決手段】基板上に形成したアレイ状導波路回折格子のマルチモード干渉器カプラに光増幅の機能をもたせ、あるいは、形成したアレイ状導波路回折格子のアレイ状に配列された複数の光導波路に光増幅の機能を持たせた。【選択図】図1
Description
本発明は半導体レーザに関し、特に高出力のレーザ光を生成できる半導体レーザに関する。また、複数の波長を同時に発振する半導体レーザ、発振光の偏光状態を制御できる半導体レーザ、及び、波長を変化させることができる半導体レーザに関する。本発明は水平共振器型面発光レーザに関する。本発明は半導体光増幅器に関し、特に特に高出力のレーザ光を生成できる半導体光増幅器に関する。本発明は、エルビウムドープ光ファイバ増幅器に関し、特に、エルビウムドープ光ファイバ増幅器の励起光源に関する。本発明は、ラマン光増幅器に関し、特に、ラマン光増幅器の励起光源に関する。本発明は、四光混合波による波長変換に関し、特に、四光混合波波長変換用の励起光源に関する。本発明はファイバーレーザに関し、特に、ファイバーレーザの励起光源に関する。本発明は固体レーザに関し、特に、固体レーザの励起光源に関する。
特許文献1には、アレイ状導波路回折格子を用いて複数の波長を同時発振する外部共振器型半導体レーザが開示されている。
特許文献2には、アレイ状導波路回折格子に扇型の加熱冷却手段を設けることによってアレイ状導波路回折格子の波長特性を変える手法が開示されている。
特許文献3には、反射型アレイ状導波路回折格子を用いたモード同期レーザが開示されている。
特許文献4には、反射型アレイ状導波路回折格子に扇型の加熱冷却手段を設けることによってアレイ状導波路回折格子の波長特性を変える手法が開示されている。
特許文献5には、モードスプリッタを用いて、二つの半導体レーザの出力光を結合することによって、レーザ光の偏光方向を制御する手法が開示されている。
特許文献6には、光分岐部に光増幅の機能を持たせた光分岐結合器が開示されている。
特許文献7には、1×1マルチモード干渉器カプラに光増幅の機能を持たせた半導体光増幅器が開示されている。
特許文献8には、1×1マルチモード干渉器カプラの構造を有する半導体レーザが開示されている。
特許文献9には、1×Nマルチモード干渉器カプラの構造を有する半導体レーザが開示されている。
特許文献10には、1×1マルチモード干渉器カプラに光増幅の機能を持たせた半導体光増幅器が開示されている。
特許文献11には、複数の能動型1×2マルチモード干渉器カプラを直列接続して構成した半導体レーザが開示されている。
特許文献11には、複数の能動型1×2マルチモード干渉器カプラを直列接続して構成した半導体レーザが開示されている。
特許文献12には、1×Nマルチモード干渉器カプラを用いて構成した半導体レーザが開示されている。
特許文献13には、1×Nマルチモード干渉器カプラを用いて構成した半導体レーザが開示されている。
特許文献14には、複数の半導体光増幅器をツリー状光カプラによって並列接続することによって、高出力の半導体光増幅器を構築する手法が開示されている。
特許文献15には複数の半導体レーザを同期発振させる手法が開示されている。
特許文献16には回折格子を用いて基板面内で半導体光増幅器ストライプに直交する方向にレーザ発振を生じさせて、半導体光増幅器の利得クランプを行う方法が開示されている。
特許文献17には、半導体光増幅器ストライプに直交する方向にレーザ発振を生じさせて、半導体光増幅器の利得クランプを行いつつ、増幅利得を可変にする方法が開示されている。
特許文献18にはDBR構造を用いて利得クランプを用いる方法、及び、VCSEL構造を用いて、半導体光増幅器の利得クランプを行う方法が開示されている。
特許文献19にはV字型光導波路、M字型光導波路などを用いて半導体光増幅器の入力ポートと出力ポートを基板の同一端面に設ける手法が開示されている。
特許文献20には45°傾斜した端面を設けて基板の裏面側から光の入出射を行う半導体光増幅器が開示されている。
特許文献21には曲線状光導波路を用いて半導体光増幅器の入力ポートと出力ポートを基板の同一端面に設ける手法が開示されている。
特許文献22にはマッハツェンダ干渉器を用いて光増幅器の利得平坦化を行う手法が開示されている。
特許文献23には半導体光増幅器ストライプに直交する方向にレーザ発振を生じさせて、半導体光増幅器の利得クランプを行う方法が開示されている。
特許文献24には半導体光増幅器の利得を制御する方法が開示されている。
特許文献25にはスポットサイズ変換器が開示されている。
特許文献26にはプリアンプとしてファイバーラマン光増幅器、ポストアンプとして半導体光増幅器を用いた光中継増幅器が開示されている。
特許文献27には半導体光増幅器をジャンクションダウン実装する手法が開示されている。
非特許文献1には、1×N分岐構造を有するレーザ共振器が開示されている。
非特許文献2には、能動型のマルチモード干渉器型光カプラを用いて構成した半導体レーザアレイが開示されている。
J.Baneriji, A.R.Davies, and R.M.Jenkins,"Comparison of Talbot and 1−to−N−way phase−locked array resonators",Applied Optics, Vol.36, No.7 pp1604−1609(1997)
Teppei Fukuda, Kazunori Okamoto, Yasuhiro Hinokuma, and Kiichi Hamamoto, "Phase−Locked Array Laser Diodes(LDs) by Using 1×N Active Multimode−Interferometer (MMI)", IEEE Photonics Technology Letters, Vol.21,NO.3,pp176−178,2009
特許文献1に開示されているアレイ状導波路回折格子を用いた外部共振器型半導体レーザは、多数の波長のレーザ光を同時生成することを目的としており、高出力のレーザ光を得ることはできないという問題があった。
前記課題を解決するために基板上に、形成したアレイ状導波路回折格子のマルチモード干渉器カプラに光増幅の機能をもたせた。また、形成したアレイ状導波路回折格子のアレイ状に配列された複数の光導波路に光増幅の機能を持たせた。
本発明によれば、面積の広いマルチモード干渉器カプラに光増幅の機能があるので、高出力のレーザ光を生成することができる。また、総面積の広いアレイ状に配列された複数の光導波路に光増幅の機能を持たせたので、高出力のレーザ光を生成することができる。
以下に、図面を参照して本発明に係わる半導体光増幅器及びレーザ発振器の実施の形態を詳細に説明する。この実施の形態により本発明が限定されるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付与している。
図1に本発明の第一実施例の光集積回路10の構成を示す。光集積回路10は半導体レーザとして機能する。また、図1は光集積回路10を用いた光モジュール1の構成を示す。図1(a)は光モジュール1の上面図であり、図1(b)は光モジュール1の側面図である。
図1(a)に示すように、光集積回路10には、基板14上にマルチモード干渉器カプラ2、3、アレイ状導波路4、共通光導波路5、6を集積化した構造を有する。アレイ状導波路4は光路長さの異なる複数の光導波路をアレイ状に並べたものである。
アレイ状導波路4に属する各光導波路は単一横モードで動作する。また、共通光導波路5、6も単一横モードで動作する。
マルチモード干渉器カプラ2と3の内、少なくとも一つは光増幅機能を有する能動型として構成されている。アレイ状導波路4、共通光導波路5、6は受動型光導波路を用いて構築されている。
マルチモード干渉器カプラ2と3の内、少なくとも一つは光増幅機能を有する能動型として構成されている。アレイ状導波路4、共通光導波路5、6は受動型光導波路を用いて構築されている。
マルチモード干渉型カプラ2、3、アレイ状導波路4によってアレイ状導波路回折格子が形成されており、特定の波長が選択される。基板14の端面7には低反射率コートを施してある。反射率は、一つの例として、4%である。基板14の端面8には高反射率コートを施してある。反射率は、一つの例として、98%である。
端面7と端面8が共振器を形成している。共振器中のマルチモード干渉型カプラ2、3、及び、アレイ状導波路4から成るアレイ状導波路回折格子が波長選択を行う。そして光増幅の機能を有するマルチモード干渉器カプラ2もしくは3、あるいはマルチモード干渉器カプラ2と3の双方が利得要素として機能することによって、単一波長でのレーザ発振が生じる。図1(a)と図1(b)に示すように、生成されたレーザ光9はレンズ13を経て光ファイバ12に結合される。
図2(a)に能動型マルチモード干渉器カプラ3のX−X'断面図を示す。基板14上に下部クラッド層15、活性層16、上部クラッド層17、絶縁膜18、上部電極19が設けられている。また、基板14の裏面には裏面電極20が設けられている。また、導波領域21を示す。上部クラッド層17には図示しないキャップ層(コンタクト層)が設けられている。
基板14は典型的にはInPである。また、下部クラッド層15、活性層16、上部クラッド層17は典型的にはInGaAsP系材料から構築されている。基板14として他の材料、GaAsを用いて、下部クラッド層15、活性層16、上部クラッド層17を、AlGaAs系材料を用いることもできる。本実施例の構成は特定の材料には限定されない。
絶縁膜18としては、典型的にはSiNを用いるが、これも特定の材料に限定されることはない。上部電極19、裏面電極20は金合金を用いるが、これも特定の材料に限定されない。
図2(a)に示すように、マルチモード干渉器カプラ3はリッジ型半導体レーザの構造を有しており、光増幅の機能を有する。なお、能動型マルチモード干渉器カプラ2が光増幅の機能を有する構成としても良い。さらに、能動型マルチモード干渉器カプラ2、3双方が光増幅の機能を有する構成とすることができる。
図2(b)に共通光導波路6のY−Y'断面図を示す。基板14上にアンドープの下部クラッド層22、アンドープのコア層23、アンドープの上部クラッド層24が設けられている。また、導波領域25を示す。共通光導波路6は受動型のリッジ型光導波路の構造を有ており、単一横モード動作する。共通光導波路5及びアレイ状導波路4も共通光導波路6と同じ構造を有している。また、マルチモード干渉器カプラ2と3のいずれかを受動型として構築する場合は図2(b)に示す構造を採用することができる
図1(b)に示すように光集積回路10はヒートシンク11に対してジャンクションダウン(アップサイドダウン)構造で取り付けられている。ジャンクションダウンとは、光集積回路10の光導波路が形成されている面がヒートシンク11に接触するように配置されて構成を指す。ヒートシンクとしては、窒化アルミニウム、ダイヤモンド、銅タングステン合金などを用いることができる。
光集積回路10において、マルチモード干渉型カプラ2、3、アレイ状導波路4から成るアレイ状導波路回折格子が高い波長選択性を備えているために、スペクトル線幅の狭いレーザ光を生成することができる。
光集積回路10において、光増幅機能を有しているマルチモード干渉型カプラ2、3は広い面積から成るために高出力のレーザ光を生成することができる。
光モジュール1において、光集積回路10がヒートシンク11に対してジャンクションダウンで設けられているので、高い放熱性が得られて、高出力のレーザ光を生成することができる。また、光集積回路10の温度が均一に制御されるので、マルチモード干渉型カプラ2、3、アレイ状導波路4から成るアレイ状導波路回折格子の挙動を安定化することができる。
本実施例のひとつの変型例として、図1(a)に示すアレイ状導波路4を、光増幅機能を有する光導波路で構築し、マルチモード干渉型カプラ2と3を受動型光導波路で構築した構成を挙げることができる。
アレイ状導波路4は多数の光導波路から成り立っており、アレイ状導波路4の総面積を大きな値とすることができる。このため、アレイ状導波路4に光増幅機能を付与することにより、高出力のレーザ光を生成できる。
一方、マルチモード干渉型カプラ2と3を受動型光導波路で構築するので光の分岐、合波の機能が安定化する。したがって、高出力で安定な動作のレーザ光生成を行うことができる。
本実施例の別の変型例として、アレイ状導波路4、マルチモード干渉型カプラ2、3を、光増幅機能を有する光導波路で構築した構成を挙げることができる。この構成では、アレイ状導波路4、マルチモード干渉型カプラ2、3がレーザ発振に寄与するため、さらに高出力のレーザ光生成を行うことができる。しかも、共通光導波路5及び6は受動型光導波路であるために、高出力のレーザ光を単一モードで導波した場合の破損しきい値を高く取ることができる。
本実施例の別の変型例として、アレイ状導波路4、マルチモード干渉型カプラ2、3、共通光導波路5、6を、全て光増幅機能を有する光導波路で構築した構成を挙げることができる。
この構成では受動型光導波路を構築する必要が無いので製造プロセスが簡略化されるという利点がある。
図3に本実施例の変型例の光モジュール30を示す。図1のレンズ13に代えて、レンズ31、光アイソレータ33、レンズ32から成る光学系を用いて、光集積回路10と光ファイバ12の結合を行った構成である。
この構成によれば、レーザ光9の戻り光により、光集積回路10のレーザ発振が影響を受けることを防ぐことができる。
本実施例の半導体レーザの発振波長を1480nmとすると、エルビウムドープファイバ増幅器の励起光源として用いることができる。本実施例の半導体レーザの発振波長を980nmとすると、エルビウムドープファイバ増幅器の励起光源、及び、イッテルビウムドープファイバレーザの励起光源として用いることができる。本実施例の半導体レーザの発振波長を1400nm帯の適切な波長とすることにより、ラマン光増幅器の励起光源として用いることができる。
図4に本発明の第二実施例の光集積回路40の構成を示す。光集積回路40は半導体レーザとして機能する。光集積回路40が光集積回路10と異なるのは、マルチモード干渉器カプラ3側の共通光導波路6に代えて、複数の分岐光導波路41及び42を設けた点である。図4ではマルチモード干渉器カプラ3側の分岐光導波路を二つ設けたが、これは2以上の任意の数を設けることができる。
マルチモード干渉型カプラ2、3、及び、アレイ状導波路4によってアレイ状導波路回折格子が形成されているので、共通光導波路41と42は異なる波長で、共通光導波路5と結合する。このため、光集積回路40は複数の波長で発振する。
光集積回路40内の利得要素の配置としては、第一実施例において説明した配置を用いることができる。マルチモード干渉器カプラ2と3の内、少なくとも一つは光増幅機能を有する能動型として構成する配置。アレイ状導波路4に光増幅機能を付与する配置。アレイ状導波路4、マルチモード干渉型カプラ2、3を、光増幅機能を有する光導波路で構築するという配置。全ての光導波路を、光増幅機能を有する光導波路で構築するという配置などである。
本実施例によれば、複数の波長のレーザ光を生成できるので、光集積回路40を用いて構築した半導体レーザは、特に、ファイバーラマン光増幅器の励起光源として適している。ファイバーラマン光増幅器は、多数の波長で励起することにより、増幅可能な波長帯域を広げることができる。このため、本実施例の半導体レーザを用いることにより、広帯域のファイバーラマン増幅器を実現できる。
従来のファイバーラマン光増幅器では、異なる波長で発振する複数の半導体レーザを波長多重化器で結合することによって多波長の励起光光源を実現している。これに対して、本実施例の光集積回路40を用いた場合は、波長多重化器を省略することができ、簡易な構成で多波長の励起光光源を実現できる。また、励起光源モジュールを小型化することができる。
図5に本発明の第三実施例の光集積回路50の構成を示す。光集積回路50は半導体レーザとして機能する。光集積回路50が光集積回路10と異なるのは、マルチモード干渉器カプラ3側の共通光導波路6にモードスプリッタ51を設けたことである。モードスプリッタ51から分岐した光導波路52と53は端面8へと導かれている。
図6にモードスプリッタ51の構造を示す。モードスプリッタ51は非対称構造の光カプラであり、共通光導波路6は光導波路52とはTMモードで結合し、光導波路53とはTEモードで結合する。
このため、光集積回路50はTMモードとTEモードの双方の偏光状態でレーザ発振する。
端面7、共通光導波路5、マルチモード干渉器カプラ2、アレイ状導波路4、マルチモード干渉器カプラ3、共通導波路6、モードスプリッタ51、分岐光導波路52、及び、端面8で形成される共振器ではTMモード光のレーザ発振が生じる。
一方、端面7、共通光導波路5、マルチモード干渉器カプラ2、アレイ状導波路4、マルチモード干渉器カプラ3、共通導波路6、モードスプリッタ51、分岐光導波路53、及び、端面8で形成される共振器ではTEモード光のレーザ発振が生じる。
光集積回路50は二種類の偏光状態のレーザ光を同時生成できるので、ファイバーラマン光増幅器の励起光源に適している。ファイバーラマン光増幅器では励起光と同じ偏光方向の光にしか利得が生じない。したがって、偏光方向向依存型のファイバーラマン光増幅器を実現するには、直交したふたつの偏光方向の励起光で励起する必要があるからである。
従来のファイバーラマン光増幅器では、二つの半導体レーザからの励起光を、偏光カプラを用いて結合することにより、ふたつの偏光方向を有する励起光源を構成している。本実施例の光集積回路50によれば偏光カプラを用いずとも良いので、励起光源の構造が簡易となる。また、励起光源モジュールを小型化することができる。
また、光集積回路50は二種類の偏光状態のレーザ光を同時生成できるので、四光波混合による波長変換のためのポンプ(励起)光源として適している。四光波混合による波長変換においても、励起光と信号光の偏光方向が一致している必要がある。このため、従来の四光波混合による波長変換器においては、二つの半導体レーザからの光を、偏光カプラを用いて結合していた。光集積回路50を用いた場合は、偏光カプラを用いなくても良いので、簡易な構成で励起光源を構築することができる。また、励起光源モジュールを小型化することができる。
図7に本発明の第四実施例の光集積回路60の構成を示す。光集積回路60は半導体レーザとして機能する。光集積回路60が光集積回路40と異なるのは、マルチモード干渉器カプラ3側の分岐光導波路41と42に、それぞれ、モードスプリッタ61と62を設けたことである。モードスプリッタ61と62からから分岐した光導波路群は端面8へと導かれている。
上記の構成によれば、2つの波長において、二種類の偏光状態でのレーザ光を生成することができる。また、マルチモード干渉器カプラ3側の分岐光導波路の数を増せば、より多数の波長において、二種類の偏光状態でのレーザ光を生成することができる。
光集積回路50は、複数の波長において、二種類の偏光状態のレーザ光を同時生成できるので、ファイバーラマン増幅器の励起光源に適している。ファイバーラマン増幅器では励起光と同じ偏光方向の光にしか利得が生じない。したがって、偏光方向向依存型のファイバーラマン増幅器を実現するには、直交したふたつの偏光方向の励起光で励起する必要があるからである。
また、ファイバーラマン光増幅器は、多数の波長で励起することにより、増幅可能な波長帯域を広げることができる。このため、本実施例の半導体レーザを用いることにより、高帯域のファイバーラマン増幅器を実現できる。
図8に本発明の第五実施例の光集積回路70の構成を示す。光集積回路70は単一波長のレーザ光を発振し、かつ、発振波長可変型の半導体レーザとして機能する。光集積回路70が光集積回路10と異なるのは、波長制御電極71をアレイ状導波路4に設けたことである。
光集積回路70においては、アレイ状導波路4は受動型光導波路によって形成されている。共通光導波路5、6、マルチモード干渉器カプラ2、3の内、少なくとも一つが光増幅機能を有していればレーザ発振を生じさせることができる。
マルチモード干渉器カプラ2、3に光増幅機能を持たせた場合、高出力のレーザ光を得ることができる。共通光導波路5、6に光増幅機能を持たせ、マルチモード干渉器カプラ2、3を受動型とした場合は、マルチモード干渉器カプラ2、3の挙動を安定化できるとうい利点がある。
また、図8に本発明の第五実施例の光モジュール80の構成を示す。光モジュール1の構成とは異なって、図8(b)に示すように光集積回路70の基板側をヒートシンク11に接触するように配置されている。
図9に波長制御電極部71の構造を示す。図9(a)に示すように導波路加熱電極74がアレイ状導波路4の導波方向に、これらの光導波路と重畳して設けられている。導波路加熱電極74のアレイ状導波路4との重畳部の長さは光導波路ごとに互いに異なっている。また、ある光導波路と導波路加熱電極74の重畳部の長さは、隣接する光導波路と導波路加熱電極74の重畳部の長さと比べて、概略、一定の差を有している。
導波路加熱電極74にはアレイ状導波路4に属する光導波路の互いの間隙を横断する部分75が設けられており、全体として一筆書き形状となっている。また、導波路加熱電極74のアレイ状導波路4との重畳部の厚さと幅は、概略、一定となっている。したがって、導波路加熱電極74の単位長さ当たりの発熱量は、ほぼ一定である。また、導波路加熱電極74はその両端に電極パッド72及び73が設けられている。
図9(b)に導波路加熱電極74のZ−Z'断面図を示す。図2(b)に示した光導波路の断面図とほぼ同じであるが、絶縁膜18の上に導波路加熱電極74が設けられている点が異なる。導波路加熱電極74の材料としては、たとえば、Au系電極を用いることができる。
上記のように構成したので、波長制御電極部71では導波路加熱電極74に電流を印加することによって、アレイ状導波路4を加熱できる。すると熱光学効果によって、光導波路の屈折率が変化しアレイ状導波路4の実効的な光路長を変えることができる。この結果、アレイ状導波路4とマルチモード干渉器カプラ2、3によって構成されているアレイ状導波路回折格子の波長特性を制御することができる。これによって光集積回路70によって形成されている半導体レーザの発振波長を変えることができる。
光集積回路70を用いた半導体レーザは光ファイバ通信装置の光源や計測器の光源として用いることができる。
なお、アレイ状導波路4に他の方法で屈折率を変化させる機構を設けて発振波長を変える構成を取ることもできる。
図10に本発明の第六実施例の光集積回路90の構成を示す。光集積回路90は単一波長で発振し、波長可変型で半導体レーザとして機能する。さらに、光集積回路90は生成するレーザ光の偏光状態を制御することができる。
光集積回路90が光集積回路70と異なるのは、共通光導波路6の先にモードスプリッタ51と、制御電極を備えた半導体光増幅素子92、93を備えていることである。制御電極を備えた半導体光増幅素子92、93は光増幅機能を備えた半導体光導波路であり、個別に注入電有を変えることができる。モードスプリッタ51から半導体光増幅素子92側にはTMモードの光が分岐し、モードスプリッタ51から半導体光増幅素子93側にはTEモードの光が分岐するように配置されている。
上記の構造により、半導体光増幅素子92、93に注入する電流を変えることにより、光集積回路90を用いて構築した半導体レーザが生成するレーザ光の偏光状態を変えることができる。
図7に示した光集積回路60に対して本実施例の構成を適用することができる。モードスプリッタ61とモードスプリッタ62にそれぞれ二つずつ制御電極を備えた半導体光増幅素子を設ける構成とすれば、発振波長ごとにレーザ光の偏光状態を独立に制御することができる。
また、波長制御電極部71を制御することによって発振波長を変えることができる。
光集積回路70を用いた半導体レーザは光ファイバ通信装置の光源や計測器の光源として用いることができる。また、四光波混合を用いた波長変換のポンプ光源として用いることができる。
図11に本発明の第七実施例の光集積回路100の構成を示す。光集積回路100は半導体レーザとして機能する。光集積回路100は、基板101上にスラブ状光導波路102、共通光導波路105を備えている。共通光導波路105は単一の横モードで動作する。基板101の端面103には低反射率コートを施している。反射率は、一つの例として、4%である。スラブ状光導波路102の凹面状端面104には高反射率コートを施してある。反射率は、一つの例として、98%である。凹面状端面104は凹面鏡として機能する。
スラブ状光導波路102はドライエッチングを用いてリッジ型光導波路として形成した。凹面状端面104もドライエッチングによって形成されている。
共通光導波路105とスラブ状光導波路102の接合点107は凹面状端面104のローランド円109上に位置している。端面103、共通光導波路105、及び、凹状面端面104が共振器を形成している。
スラブ状光導波路102は光増幅の機能を有している。スラブ状光導波路102の断面構造は図2(a)に示した光導波路と同様の構造を有している。共通光導波路105は受動型光導波路であり、図2(b)に示した光導波路と同様の構造を有している。
接合点107からの光は凹面状端面104によって反射されて接合点107自身に焦点を結ぶ。そして、スラブ状光導波路102が光増幅器の機能を有するので、レーザ光108が生成される。生成されたレーザ光108は共通光導波路105を経て出力光106として出力される。
本実施例の光集積回路100を用いた半導体レーザは、光増幅の機能を有する広い面積のスラブ状光導波路102を備えているので、高出力のレーザ光を生成できるという利点がある。
また、共通光導波路105に光増幅の機能を持たせることもできる。この場合は、全ての光導波路を同一のプロセスによって形成することが可能となるので、製造プロセスが簡易となるという利点がある。
また、共通光導波路105に光増幅の機能を持たせることもできる。この場合は、全ての光導波路を同一のプロセスによって形成することが可能となるので、製造プロセスが簡易となるという利点がある。
図12に本発明の第八実施例の光集積回路110の構成を示す。光集積回路110は半導体レーザとして機能する。光集積回路110は、基板101上にスラブ状光導波路102、前方光導波路111、後方光導波路112を備えている。前方光導波路111と後方光導波路112は単一横モードで動作する。基板101の端面113には低反射率コートを施している。反射率は、一つの例として、4%である。スラブ状光導波路102の凹面状端面104には高反射率コートを施してある。反射率は、一つの例として、98%である。凹面状端面104は凹面鏡として機能する。基板101の端面114には高反射率コートを施してある。反射率は、一つの例として、98%である。
前方光導波路111とスラブ状光導波路102の接合点115は凹面状端面104のローランド円109上に位置している。後方光導波路112とスラブ状光導波路102の接合点116は凹面状端面104のローランド円109上に位置している。端面113、前方光導波路111、凹状面端面104、後方光導波路112、及び、端面114が共振器を形成している。
スラブ状光導波路102は光増幅の機能を有している。スラブ状光導波路102の断面構造は図2(a)に示した光導波路と同様の構造を有している。前方光導波路111及び後方光導波路112は受動型光導波路であり、図2(b)に示した光導波路と同様の構造を有している。
接合点115からの光は凹面状端面104によって反射されて接合点116に焦点を結ぶ。そして、スラブ状光導波路102が光増幅器の機能を有するので、レーザ光118が生成される。生成されたレーザ光118は前方光導波路111を経て出力光117として出力される。
凹面状端面104には回折格子119を設けても良い。この場合は、特定の波長でレーザ発振が起こる。
本実施例の光集積回路110を用いた半導体レーザは、光増幅の機能を有する広い面積のスラブ状光導波路102を備えているので、高出力のレーザ光を生成できるという利点がある。
また、前方光導波路111と後方光導波路112に光増幅の機能を持たせることもできる。この場合は、全ての光導波路を同一のプロセスによって形成することが可能となるので、製造プロセスが簡易となるという利点がある。
光集積回路110と光集積回路100の違いは、共通光導波路105に代えて、前方光導波路111と後方光導波路112を設けた点である。後方光導波路112を設けた事により、光集積回路110に新たな機能を付加することが可能となる。
例えば、後方光導波路112と端面114の間に図6に示したモードスプリッタ51を設けることができる。このように構成すると図5に示した構成と同様の動作が実現できる。すなわち、二種類の偏光状態のレーザ光を同時に生成することができる。
さらに、モードスプリッタ51と端面114の間に半導体光増幅素子92、93を設けることができる。このようにこうすると図10に示した構成と同様の動作が実現できる。すなわち、光集積回路110を用いて構成した半導体レーザの生成するレーザ光の偏光状態を制御することができる。
また、凹面状端面104には回折格子119を設け、かつ、後方光導波路を複数設けることもできる。そして、各後方光導波路とスラブ状光導波路102の接合点を凹面状端面104のローランド円109上に置くことができる。
このように構成すると、前方光導波路111の接合点115と各後方光導波路の接合点は異なる波長で光学的に共役となる。この結果、複数のレーザ光が同時生成され、生成された複数の波長のレーザ光は前方光導波路111から出射される。これは、図4において示した光集積回路40と同様の挙動である。
さらに、複数の後方光導波路にモードスプリッタをそれぞれ設けることができる。すると、複数の波長において、二つの偏光状態を有するレーザ光を同時生成することができる。これは、図7において示した光集積回路60と同様の挙動である。
また、さらに各モードスプリッタに制御電極を備えた半導体光増幅素子を二つずつ設けて、各発振波長にレーザ光の偏光状態を制御することもできる。
光集積回路110においては、前方光導波路111を端面113へと導き、後方光導波路112を端面114へと導いた。この配置により、前方光導波路111側の反射率と後方光導波路112側の反射率を別々にすることが可能となっている。このため、非対称反射率共振器を構成することが可能となっている。
前方光導波路111と後方光導波路112を端面103に導くように構成することもできる。このように構築すると製造プロセスが容易になるという利点がある。
図13に本発明の第九実施例の光集積回路120の構成を示す。光集積回路120は半導体光増幅器として機能する。基板101上にスラブ状光導波路102、光導波路121、光導波路122を備えている。光導波路121と光導波路122は単一横モードで動作する。基板101の端面103には無反射コートを施している。反射率は、一つの例として、0.1%以下である。スラブ状光導波路102の凹面状端面104には高反射率コートを施してある。反射率は、一つの例として、98%である。凹面状端面104は凹面鏡として機能する。
光導波路121とスラブ状光導波路102の接合点128は凹面状端面104のローランド円109上に位置している。光導波路122とスラブ状光導波路102の接合点129は凹面状端面104のローランド円109上に位置している。
入力光123は光導波路121を経て、接合点128からスラブ状光導波路102へと導かれる。接合点128からの光124は凹面状端面104によって反射されて、反射光125となり、接合点129を経て出力光126となる。光124及び反射光125は光信号でもある。
スラブ状光導波路102は光増幅の機能を有している。スラブ状光導波路102の断面構造は図2(a)に示した光導波路と同様の構造を有している。光導波路121及び光導波路122は受動型光導波路であり、図2(b)に示した光導波路と同様の構造を有している。
このため、接合点128からの光124、及び、反射光125はスラブ状光導波路102によって増幅される。端面103には無反射コートが施されているのでレーザ発振は生じない。なお、端面103の低反射率化のために光導波路121及び122を端面103に対して斜めに設けるなどの公知の手法を用いることができる。
本実施例の光集積回路120を用いた半導体光増幅器は、光増幅の機能を有する広い面積のスラブ状光導波路102を備えているので、高出力の増幅光を生成できるという利点がある。
また、光導波路121と光導波路122に光増幅の機能を持たせることもできる。この場合は、全ての光導波路を同一のプロセスによって形成することが可能となるので、製造プロセスが簡易となるという利点がある。
光集積回路120に公知の手法を適用して利得クランプを実現することができる。例えば、垂直共振器型面発光レーザの構造を用いた利得クランプの手法を用いることができる。あるいは、分布帰還型半導体レーザの構造を用いた利得クランプの手法を用いることができる。
図14に本発明の第十実施例の光集積回路130の構成を示す。光集積回路130が光集積回路120と異なるのは、スラブ状光導波路102の則部の二つの端面131と132に所定の反射率を有する反射コートを施した点である。このため、端面131と端面132が共振器を形成し、レーザ発振が生じる。この結果、いわゆる利得クランプの効果が得られる。
半導体光増幅器は、エルビウムドープファイバ光増幅器に比べて、利得変化の時定数が短い。このため、入力する光信号のマーク率の変化によって利得が変化し、その結果、歪(雑音)が生じるという問題がある。パターン効果として知られるこの現象は、上記の利得クランプによって防ぐことができる。
また、利得クランプを施した光増幅器は、光学的ループによって利得が一定になるように制御されるので、外部の電気回路などによって利得制御を行う必要が無い。
図15に光集積回路130のA−A'断面図を示す。基板14上に下部クラッド層15、活性層16、クラッド層17が積層されている。端面131と132はドライエッチングを用いてハイメサ構造で形成されている。すなわち活性層16よりも深い位置までエッチングされている。図15においては、電極及び絶縁層は図示していない。
光集積回路130においては、端面131と端面132が形成した共振器によって生成されるレーザ光133の電力と出力光126の電力が概略一定になるように自動調整され、結果、光集積回路130から成る半導体光増幅器の利得は略一定となる。レーザ光133とスラブ状光導波路102を伝播する光信号124ないし125は略直交しているので、レーザ光133が光導波路102や光導波路103に導波されることがない。
光集積回路130においては、スラブ状光導波路102の幅は広いため、レーザ光(クランプ光)133を生じさせるのが容易である。また、レーザ光(クランプ光)133が光導波路102や光導波路103に導波されないので、クランプ光除去手段を設ける必要が無く、構造が簡易となる。
これに対して、従来の垂直共振器型面発光レーザの構造を用いた利得クランプの手法では、利得クランプ光を発生させるための構造が複雑である。また、従来の分布帰還型半導体レーザの構造を用いた利得クランプの手法では、クランプ光除去手段を設ける必要がある。
端面131と132の反射率は、半導体光増幅器として動作する光集積回路130の目標利得に応じて、適切に選ばれる。端面131と132の反射率が低い方が光増幅器の利得は高くなる。
図16に第十一実施例の光集積回路140の構成を示す。光集積回路140が光集積回路130と異なるのは、スラブ状光導波路102の二つの端面131と132に所定の反射率を有する反射コートを施すことに代えて、スラブ状光導波路102の則部に所定の反射率を有する回折格子141と142を設けたことである。
図17は光集積回路140のB−B'断面図である。基板14上に下部クラッド層15、活性層16、クラッド層17が積層されている。エッチングが活性層16まで届かないリッジ構造となっている。回折格子141と142は下部クラッド層15中に設けられている。図17においては、電極及び絶縁層は図示していない。
回折格子141と142が共振器を形成し、レーザ発振が生じる。この結果、利得クランプの効果が得られる。
図18に本発明の第十二実施例の光集積回路150の構成を示す。光集積回路150が光集積回路130と異なるのは、スラブ状光導波路102の二つの端面131と132に所定の反射率を有する反射コートを施すことに代えて、スラブ状光導波路102の則部に45°傾斜端面151と152を設け、また、光増幅機能を有する光導波路の下部に半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153を設けた点である。
光集積回路150のC−C'断面図を図19に示す。スラブ状光導波路102はリッジ型光導波路路として形成されている。スラブ状光導波路102の則部に設けられた45°傾斜端面151と152はレーザ光(クランプ光)133を基板14側へと反射する。下部クラッド層15の下には半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153が設けられており、45°傾斜端面151、152、及び、半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153から成る共振器が形成される。この共振器によってレーザ光(クランプ光)133が生成される。この結果、利得クランプの効果が得られる。
なお、図19においては、基板14上に半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153、下部クラッド層15、活性層16、クラッド層17が積層されている。図19においては、電極及び絶縁層は図示していない。
図20に本発明の第十三実施例の光モジュール160の構成を示す。光モジュール160は、光ファイバ増幅器モジュールである。光モジュール160は入力光ファイバ161、入力結合レンズ162、光集積回路170、出力結合レンズ163、出力光ファイバ164、ヒートシンク165から成る。
光集積回路170は、基板171上に入力側光導波路172、1×1マルチモード干渉器173、及び、出力側光導波路174を備えている。入力側光導波路172と出力側光導波路174は単一横モードで動作する。基板171の端面178と端面179には無反射コートを施している。反射率は、一つの例として、0.1%以下である。
1×1マルチモード干渉器173は光増幅機能を有している。光集積回路170に示したような構成が単一横モード動作の光増幅器として機能することが特許文献7に開示されている。
1×1マルチモード干渉器173の則部の二つの端面175と176には所定の反射率を有する反射コートを施してある。1×1マルチモード干渉器173の構造は図15に示した構造に準ずる。端面175と端面176が共振器を形成し、レーザ光177が生成される。この結果、前述の通り、利得クランプの効果が得られる。
信号光166は入力光ファイバ161から入力光ファイバ161を介して光集積回路170へ送られ、光集積回路170によって増幅された信号光166は、出力光結合レンズ163を介して出力光ファイバ164へと送られる。
生成したレーザ光(クランプ光)177と信号光166は直交しているので、レーザ光177が入力光ファイバ161や出力光ファイバ163へと結合することはない。このため、クランプ光除去手段を設ける必要が無く、光モジュールの構造が簡易となる。
光集積回路170は光導波路が形成された面がヒートシンク165に接するように設けられている。いわゆるジャンクションダウン構造である。ジャンクションダウン構造により放熱が容易となり高出力の増幅光を得ることができる。
光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器173は広い面積を有しているので高出力の増幅光を得ることができる。また、1×1マルチモード干渉器173の則部の端面に適切な反射率を付与したので、レーザ発振を生成し、利得クランプ効果を得ることができる。すなわち、利得を安定化できる。
入力側光導波路172と出力側光導波路174は受動型光導波路として構築することができる。この場合は、半導体レーザにおける基板171の端部を保護するウインドー領域と同じ機能が得られ、高い増幅光出力を得ることができるという利点がある。
また、入力側光導波路172と出力側光導波路174は光増幅機能を有する光導波路として構築することができる。この場合は、入力側光導波路172、1×1マルチモード干渉器173、及び、出力側光導波路174を同一のプロセスで形成できるので、製造プロセスが容易になるという利点がある。
利得クランプを実現するために、図16に示したような、回折格子を設ける手法を用いることもできる。また、図18と図19に示したような、傾斜端面と半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡を用いる手法を用いることもできる。
図21に本発明の第十四実施例の光モジュール180の構成を示す。の光モジュール180は光ファイバ増幅器モジュールである。光モジュール180は入力光ファイバ181、出力光ファイバ182、結合レンズ183、光集積回路130、ヒートシンク184から成る。
結合レンズ183は入力光ファイバ181、182を光導波路121、122とそれぞれ結合させる。信号光は入力光ファイバ181、結合レンズ183、光導波路121を経て、光増幅機能を有するスラブ状光導波路102へと送られる。増幅された信号光は、スラブ状光導波路102から光導波路122、結合レンズ183、出力光ファイバ182の経路で送り出される。
スラブ状光導波路102の則部の端面131と132には所定の反射率の反射率コートが施されていて、レーザ光(クランプ光)133が生成される。このレーザ発振によって利得クランプ機能が実現されている。
光集積回路130はヒートシンク184上に、光導波路の形成された面が接触するように設けられている。ジャンクションダウン構造である。したがって、放熱特性に優れ、高出力の増幅光を出力できるという利点がある。
図20に示した構成では、光集積回路170とヒートシンク165の信号光166伝播方向の長さは高い精度で一致している必要があった。これに対して、本実施例の構成では光信号の入力と出力を基板101の同じ端面103側で行うので、光集積回路130とヒートシンク184の長さは一致している必要はない。したがって、光集積回路130とヒートシンク184の寸法精度は低くて良いので製造が容易になるという利点がある。
図22に光集積回路130に代えて光モジュール180に適用可能な光集積回路を示す。図22(a)はU字型の光導波路192を用いた半導体光増幅器である。基板191上に光増幅機能を有する光導波路192が設けてあり、入力光195と出力光196は光導波路192の同一端面198から入出射する。
図22(b)はV字型の光導波路193を用いた半導体光増幅器である。基板191上に光増幅機能を有する光導波路193と反射手段194が設けてあり、入力光195と出力光196は光導波路192の同一端面198から入出射する。
図22(c)はコ字型の光導波路197を用いた半導体光増幅器である。基板191上に光増幅機能を有する光導波路197とふたつの反射手段194が設けてあり、入力光195と出力光196は光導波路192の同一端面198から入出射する。
図22に示した光集積回路においては、公知の手法を用いて利得クランプを実現することができる。例えば、垂直共振器型面発光レーザの構造を用いた利得クランプの手法を用いることができる。あるいは、分布帰還型半導体レーザの構造を用いた利得クランプの手法を用いることができる。
図21において、入力光ファイバ181、出力光ファイバ182に対して共通の結合レンズ183を設けた構成としたが、入力光ファイバ181、出力光ファイバ182に対して個別の結合レンズを設ける構成としても良い。
図23に本発明の第十五実施例の光集積回路200の構成を示す。光集積回路200は、光集積回路170の変型例である。光集積回路200では、入力側光導波路172の端部と出力側光導波路173の端部に、それぞれ、45°傾斜端面201と202を設けた。また、裏面電極205の45°傾斜端面201と202に対応する部分に開口部206と207をそれぞれ設けた。
入力光203は開口部206を経て基板171を透過した後、45°傾斜端面201によって反射されて信号光166として増幅される。その後、45°傾斜端面202によって反射されて、基板171を透過、開口部207を経て出力光204として取り出される。
図24に光集積回路200を用いて構築した光モジュール210を示す。光モジュール210は光ファイバ増幅器モジュールである。構築した光モジュール210は入力光ファイバ211、入力側結合レンズ213、光集積回路200、出力側結合レンズ214、出力光ファイバ212、及び、ヒートシンク215から成る。
入力光ファイバ211からの入力光203は、入力側結合レンズ213によって45°傾斜端面201に結合する。その後、前述のとおり信号光166として増幅されて45°傾斜端面202に達する。出力側結合レンズ214によって45°傾斜端面202と出力光ファイア212が結合されているので、出力光214は出力光ファイバへと送られる。
光集積回路200は光導波路が形成されている面がヒートシンク215に接触するジャンクションダウンの構造で設けられている。このため、良好な放熱特性が得られ、高出力の増幅光を出力することができる。
光集積回路200はヒートシンク215からはみ出さない大きさに設計されると共に、ヒートシンク215からはみ出さないように取り付けられる。このため、ヒートシンクの大きさに特別な精度は要求されない。また、光集積回路200のヒートシンク215の取り付けにも特別な精度は要求されない。したがって、製造が容易になるという利点がある。
図24に示した光モジュール210では入力側結合レンズ213と出力側結合レンズ214を個別に設けたが、図21に示した構成に準じてひとつの結合レンズで、入力光ファイバ211と出力光ファイバ212を光集積回路200と結合する構成とすることもできる。
また、本実施例の構成は後述の半導体光増幅器ベースの光スイッチに応用することができる。独立駆動可能な複数の光増幅機能を有する光導波路を設け、光分岐回路を介してこれらの光増幅機能を有する光導波路を接続すれば光スイッチが構築できる。例えば、図23と図24に示した構造を、図37に示す光スイッチに適用することができる。
図25に本発明の第十六実施例の光モジュール220の構成を示す。光モジュール220は光ファイバ増幅器モジュールである。光モジュール220は入力光ファイバ221、出力光ファイバ222、結合レンズ223、光集積回路230、ヒートシンク224から成る。
光集積回路230は、基板231上に入力側光導波路232、1×1マルチモード干渉器234、マッハツェンダ干渉器238、1×1マルチモード干渉器236、及び、出力側光導波路233を備えている。入力側光導波路232と出力側光導波路234は受動型光導波路であり、単一横モードで動作する。また、マッハツェンダ干渉器238も受動型の単一モード光導波路で形成されている。基板231の端面239とには無反射コートが施されている。反射率は、一つの例として、0.1%以下である。
1×1マルチモード干渉器234と236は光増幅機能を有している。1×1マルチモード干渉器234と236の則部には反射鏡236と237がそれぞれ備えられている。
図26は光集積回路230のD−D'断面図である。基板14上に下部クラッド層15、活性層16、クラッド層17が積層されている。1×1マルチモード干渉器234と236はエッチングが活性層16まで届かないリッジ構造となっている。反射鏡236と237はエッチングが活性層16まで届いたハイメサ構造となっている。
反射鏡236と237には所定の反射率の反射率コートが施されていて、レーザ光(クランプ光)227が生じる。このレーザ発振が利得クランプ機能を担う。
マッハツェンダ干渉器238は利得平坦化フィルタとして機能する。図27はマッハツェンダ干渉器238の機能を説明する図である。図27(a)は半導体光増幅器の利得の波長依存性を示すグラフである。図27(b)はマッハツェンダ干渉器238の挿入損失の波長依存性を示すグラフである。図27(c)はこの両者を合成した場合の特性を示す図である。マッハツェンダ干渉器238によって半導体光増幅器の利得の波長依存性が平坦化されることがわかる。
光集積回路230はヒートシンク224上に、光導波路の形成された面が接触するように設けられている。ジャンクションダウン構造である。したがって、放熱特性に優れ、高出力の増幅光を出力できるという利点がある。
入力光ファイバ221と出力光ファイバ222は、ひとつの結合レンズ223によって光集積回路230と結合されている。入力光ファイバ221からの光信号は入力側光導波路232へと導かれ、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234によって信号光225として増幅される。マッハツェンダ干渉器238によって利得平坦化された後、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器235によって、信号光226として増幅される。その後、出力側光導波路233を経て、信号光は出力光ファイバ222へと出力される。
本実施例においては、光集積回路230の光信号の入出射ポートを、共に端面239側に設けたので、ヒートシンク224は光集積回路230より大きいサイズであれば良く。特別な寸法制限が無い。このため、ジャンクションダウン構造を容易に構築することができるという利点がある。
光集積回路230においては、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234と235の間にマッハツェンダ干渉器238を設けたので、利得平坦化を行うことができ、広い波長範囲にわたって均一な利得を得ることができる。また、マッハツェンダ干渉器238によって生じる損失による雑音指数の悪化や最高出力の低下が無い。
なお、入力側光導波路232、マッハツェンダ干渉器238、及び、出力側光導波路233を、光増幅機能を有する光導波路によって構成することもできる。この場合は、受動型光導波路の製造プロセスを省略できるので、製造が容易になるという利点がある。
光モジュール220においては、ひとつの結合レンズ223を用いたが、入力光ファイバ221と出力光ファイバ222、それぞれに対応して結合レンズを用いる構成とすることもできる。
図28に本発明の第十七実施例の光集積回路240を示す。光集積回路240は光集積回路230の変型例である。光集積回路240は光集積回路230の構成に加えて、光増幅機能を有する光導波路241を備えている。光増幅機能を有する光導波路241は利得クランプされておらず、また、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235とは別個に駆動される。
光増幅機能を有する光導波路241への電流注入量を変えることにより、光増幅機能を有する光導波路241の利得/減衰量を変化させることができる。この性質を利用して光導波路241によって、光集積回路240の利得を制御することができる。
光増幅機能を有する光導波路241に全く電流を注入しない場合は、光導波路241は減衰器として機能する。電流注入量を増やしていくと、基底状態のキャリアが減少するために減衰量は低下していく。したがって、光増幅の利得が生じない範囲で注入電流を制御することにより、可変光減衰器として機能させることができる。
光導波路241への電流注入量を利得が生じる範囲で動作させることもできる。この場合は、光導波路241は光増幅器として機能し、電流注入量が多いほど利得が増加する。この性質を利用して、光導波路241を可変利得型光増幅器として用いることができる。
図29に光集積回路240のヒートシンク242への実装構造を示す。ヒートシンク242の表面にはパターン化された二つの電極243と244が設けられている。電極243は光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235に対応した電極である。一方、電極244は光増幅機能を有する光導波路241に対応した電極である。
光集積回路240において、光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器234は利得が一定のプリアンプであり、光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器256は利得が一定のポストアンプである。光導波路241は利得可変器であり、マッハツェンダ干渉器238は利得平坦化フィルタである。
一般的には、利得可変器や利得平坦化フィルタは光信号を減衰させるので、雑音指数を悪化させ、最高出力を低下させる。プリアンプとポストアンプの間に、利得可変器や利得平坦化フィルタを設けた構成は、光増幅器全体として見た場合、雑音指数を悪化させず、最高出力を低下させないという利点がある。
上記の構成により光集積回路240は、所定波長帯域において平坦化された利得特性を有し、かつ、利得可変な増幅器として機能する。
図30に本発明の第十八実施例の光集積回路250を示す。光集積回路250は光集積回路230の変型例である。光集積回路250は、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器235に代えて、光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器256を用いている。また、1×1マルチモード干渉器235に代えて光増幅機能を有する光導波路251を用いている。
1×2マルチモード干渉器256の二つの分岐光導波路254、255はY字型の光カプラ253によって結合されてマッハツェンダ干渉器238に接続されている。1×2マルチモード干渉器256の則部には45°傾斜端面257、258が設けられている。45°傾斜端面257、258の構造は図19に示した構造に準じている。45°傾斜端面257、258と、図示しない半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡によって共振器が形成され、利得クランプが実現されている。
光増幅機能を有する光導波路251は利得クランプされていない半導体光増幅器として機能する。光増幅機能を有する光導波路251とマッハツェンダ干渉器238の間には光増幅機能を有する光導波路252が設けられている。光導波路252は図28における光導波路241と同様に利得制御手段として機能する。光導波路252は電流注入量によって可変光減衰器もしくは可変利得型の光増幅器として機能する。
光増幅機能を有する光導波路251はプリアンプであり、光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器256はポストアンプである。光導波路252は利得可変手段であり、マッハツェンダ干渉器238は利得平坦化フィルタである。
プリアンプは弱い光信号を増幅するので高出力である必要は無い。したがって、プリアンプとしては、光増幅機能を有する単一モード光導波路を用いる方が、光増幅機能を有するマルチモード干渉器を用いる場合に比べて、エネルギー効率が高い。
また、弱い光信号を増幅する場合はパターン効果による光信号の歪の問題は生じない。一方、利得クランプを施した半導体光増幅器はレーザ光を生成させるためにエネルギーを用いるのでエネルギー効率は低い。したがって、プリアンプには利得クランプを施さない方が、エネルギー効率が高い。
光導波路251、1×2マルチモード干渉器256、及び、光導波路252はそれぞれ個別に駆動される。ヒートシンク259にパターン化された電極を設けて、光集積回路250の表面の電極を取り出している。これは図29に示した構造に準じている。光集積回路250はヒートシンク259にジャンクションダウンで設けられている。
光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器256はマルチモード干渉領域の面積を、1×1マルチモード干渉器235の面積より広くすることができる。このため、より高出力の増幅光を得ることができる。さらに分岐数を増やせばより大面積のマルチモード干渉器が得られるが、3分岐以上の場合は分岐/合波にあたって位相整合手段を設ける必要がある。
入力側光導波路232、出力側光導波路233、マッハツェンダ干渉器238、分岐光導波路254、255は受動型光導波路である。これらの光導波路の一部または全部を、光増幅機能を有する光導波路で構築することもできる。
図31に光集積回路250の変型例である光集積回路260を示す。光集積回路260は、Y字型の光カプラ253に代えて光増幅機能を有するマルチモード干渉器261を備えている。
図31に光集積回路250の変型例である光集積回路260を示す。光集積回路260は、Y字型の光カプラ253に代えて光増幅機能を有するマルチモード干渉器261を備えている。
光集積回路260においては、2つの光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器をバック・ツー・バックに接続した。すなわち、光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器の分岐導波路同士を互いに接続している。この構造によれば、光増幅機能を有する光導波路面積を広く取ることができるので、増幅光の出力をさらに高めることができる。
図32に本発明の第十九実施例の光集積回路270を示す。光集積回路270は光集積回路230の変型例である。光集積回路270は、反射鏡236、237から成る共振器中に、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235に加えて、光増幅機能を有する光導波路271を設けた。
図33は光集積回路270のE−E'断面図である。光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235、及び、光増幅機能を有する光導波路271はリッジ型光導波路として構築されている。光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235、及び、光増幅機能を有する光導波路271は活性層16を共有している。
光増幅機能を有する光導波路271、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235にはそれぞれ駆動電極273、274、275が設けられている。これらの電極は互いに独立して駆動可能である。
光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235と光増幅機能を有する光導波路271の間に埋め込み層や電流阻止層を設けて、活性層を分離した構造を用いることもできる。
上記の構造においては、利得クランプ光227は、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235と光増幅機能を有する光導波路271によって生成される。光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器234、235、及び、光増幅機能を有する光導波路271の利得の合計が、反射鏡236、237から成る共振器の利得となる。
利得クランプの原理から明らかなように、共振器内の各増幅要素の利得の総和は常に一定になる。したがって、光増幅機能を有する光導波路271の利得を増やせば、1×1マルチモード干渉器234、235の利得は低下する。反対に、光増幅機能を有する光導波路271の利得を減らせば、1×1マルチモード干渉器234、235の利得は増加する。
以上のことから、光増幅機能を有する光導波路271の駆動電極273に印加する電流を変えることによって、光集積回路270の光増幅器としての利得を変化させることができる。
光増幅機能を有する光導波路271には利得ではなく減衰量を持たせることもできる。光増幅機能を有する光導波路271に電流を注入しなければ、光導波路271は損失要素となる。電流を増やせば損失は減るが、ある電流値までは損失要素となる。この場合、損失は負の利得として計算することができ、共振器内の利得の総和が一定という関係は維持される。
光増幅機能を有する光導波路271に利得を持たせた場合、クランプ光227と直交する方向、すわなち、信号光225や226と同じ方向に寄生発振が生じ得る。光集積回路270の基板231の端面239と端面272が共振器を形成し、光増幅機能を有する光導波路271が利得要素となって発振が生じ得るからである。
光増幅機能を有する光導波路271を損失要素として用いた場合、このような寄生発振は生じない。また、光増幅機能を有する光導波路271を損失要素として用いる方が、駆動電流が少なく、エネルギー消費量が少なくて済む。したがって、光増幅機能を有する光導波路271を損失要素として用いて利得クランプを行うことが好ましい。
図34に本発明の第二十実施例の光集積回路280を示す。光集積回路280は光集積回路250の変型例である。光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器256に代えて、光増幅機能を有する光導波路アレイ282を備えている。光増幅機能を有する光導波路アレイ282はツリー状光カプラ281と283によって分岐/合波されている。また、光増幅機能を有する光導波路286が設けられている。
一対のツリー状光カプラによって分岐/合波された光増幅機能を有する光導波路アレイを用いた光増幅器は特許文献14に開示されている。
光集積回路280は、光増幅機能を有する光導波路251を備えている。光増幅機能を有する光導波路251は利得クランプされていない半導体光増幅器として機能する。光集積回路250とは異なって、光増幅機能を有する光導波路252は省かれている。
光増幅機能を有する光導波路アレイ282は複数の光増幅機能を有する光導波路から成り立っている。光増幅機能を有する光導波路アレイ282に含まれる個々の光増幅機能を有する光導波路は単一横モードで動作する。
ツリー状光カプラ281と282は複数の1×2Y字型光分岐路を組み合わせて構築されている。ツリー状光カプラ281と282は単一横モードで動作する。
光増幅機能を有する光導波路286の長さは光増幅機能を有する光導波路アレイ282に含まれる個々の光増幅機能を有する光導波路と概略等しい。幅は任意である。
光増幅機能を有する光導波路アレイ282と光増幅機能を有する光導波路286は45°傾斜端面257と258に挟まれている。
図35に光集積回路280のF−F'断面図を示す。45°傾斜端面257、258、導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153とで共振器が形成されており、レーザ光(クランプ光)227が生成される。45°傾斜端面257、258の速報には溝287、288がそれぞれ設けられている。
図35に示すように、光増幅機能を有する光導波路アレイ282に属する各光導波路と光増幅機能を有する光導波路286はリッジが光導波路として形成されている。光増幅機能を有する光導波路アレイ282に属する各光導波路と光増幅機能を有する光導波路286は活性層16を共有している。
光増幅機能を有する光導波路アレイ282に属する各光導波路と光増幅機能を有する光導波路286は図示しない電極と絶縁膜によって、光導波路の部分にのみ電流が印加されている。光増幅機能を有する光導波路アレイ282に属する各光導波路は互いに同時駆動される。光増幅機能を有する光導波路286は光増幅機能を有する光導波路アレイ282とは別個に駆動される。
なお、光増幅機能を有する光導波路アレイ282に属する各光導波路と光増幅機能を有する光導波路286の間隙に埋め込み層ないし電流阻止層を設けて、各光導波路の活性層を分離する構造とすることもできる。
光増幅機能を有する光導波路286は光増幅利得が生じるように駆動することができる。また、光増幅機能を有する光導波路286は損失要素として機能するように駆動することもできる。前述のとおり、光増幅機能を有する光導波路286による寄生発振を防ぐには、光増幅機能を有する光導波路286を損失要素として機能させることが好ましい。
光増幅機能を有する光導波路アレイ282と光増幅機能を有する光導波路286が共通の共振器中でレーザ発振することによって利得クランプ効果が得られる。このため、前述のように光増幅機能を有する光導波路286は光増幅機能を有する光導波路アレイ282の利得制御手段として機能する。
入力光信号284は入力側光232を経て利得クランプされていない光増幅機能を有する光導波路251によって増幅された後、マッハツェンダ干渉器238で利得平坦化された後、光増幅機能を有する光導波路アレイ282によって増幅されて、出力側光導波路233を経て出力光信号285として出力される。
光増幅機能を有する光導波路251は利得クランプされていないプリアンプとして機能する。また、光増幅機能を有する光導波路アレイ282は利得クランプされたポストアンプとして機能する。光増幅機能を有する光導波路アレイ282の利得は光導波路286によって制御される。
光集積回路280の構成によれば、一対のツリー状光カプラによって分岐/合波された光増幅機能を有する光導波路アレイを用いた光増幅器においても、利得クランプ効果を活用して利得制御を実現することができる。
図36に光集積回路290を示す。光集積回路290は光集積回路280の変型例である。光集積回路290では、光増幅機能を有する光導波路286が取り除かれて、代わりに光増幅機能を有する光導波路252が設けられている。光増幅機能を有する光導波路252は単一横モードで動作する。
前述の通り、光導波路252は電流注入量によって可変光減衰器もしくは可変利得型の光増幅器として機能する。このため、光集積回路290の利得調整を行うことができる。
図37に本発明の第二十一実施例の光スイッチ300を示す。光スイッチ300は1×2の光スイッチとして機能する。光スイッチ300は、光ファイバ301、302、303、レンズ304、及び、光集積回路310を備えている。
光ファイバ302からの入力信号光306はレンズ304を介して光集積回路310に入力される。光集積回路310によって分岐、及び、スイッチされた光信号305、307はそれぞれ光ファイバ301と302へと導かれる。
光集積回路310は光導波路312、313、314、1×1マルチモード干渉器カプラ315、317、1×2マルチモード干渉器カプラ316、マッハツェンダ干渉器318、319を備えている。光導波路312、313、314は基板311の端面332に接続されている。
1×1マルチモード干渉器カプラ315、317、及び、1×2マルチモード干渉器カプラ316は光増幅機能を有しているとともに個別に利得クランプが施されている。マッハツェンダ干渉器318、及び、319は利得平坦化フィルタとして機能する。
図38は光集積回路310のG−G'断面図である。45°傾斜端面320、321、及び、半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153によって共振器が形成されて、レーザ光(クランプ光)326が生成される。45°傾斜端面322、323、及び、半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153によって共振器が形成されて、レーザ光(クランプ光)327が生成される。45°傾斜端面324、325、及び、半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153によって共振器が形成されて、レーザ光(クランプ光)328が生成される。
1×1マルチモード干渉器カプラ315、317、及び、1×2マルチモード干渉器カプラ316にはそれぞれ、電極329、331、及び、330が設けられている。なお、図38には絶縁膜は図示していない。
1×1マルチモード干渉器カプラ315、317、及び、1×2マルチモード干渉器カプラ316に駆動電流を流せば光増幅器となり、駆動電流を流さない場合は光減衰器となる。したがって、電極329、331、及び、330に印加する電流によって、光信号のスイッチ、分岐を制御することができる。
光集積回路310は、利得平坦化フィルタとして機能するマッハツェンダ干渉器318、319を備えているので、通過帯域内の利得が平坦化されている。
1×1マルチモード干渉器カプラ315、317、1×2マルチモード干渉器カプラ316には利得クランプが施されているので、光信号のマーク率によって歪が生じるパターン効果は抑制されている。
図29に示したような表面にパターン化された電極を設けたヒートシンクに対して、光集積回路310をジャンクションダウン実装することもできる。ジャンクションダウン実装を行えば、光信号出力を高出力化できる。
また、光導波路312、313、314に対して図23及び図24に示した構造を適用することができる。この構造を採用した場合は、光の入出射を基板311の裏面側から行うことができる。さらにジャンクションダウン実装を行うことができる。
図39に45°傾斜端面320、321、322、323、324、及び、325に代えて、反射鏡340、341、342、343、344、及び、345を用いた構成を示す。この構成では、半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡153は設けられていない。
反射鏡340、341、342、343、344、及び、345はドライエッチングによって形成された垂直端面に高反射率コートを施すことによって形成される。図39の水平方向に蒸着ビームを照射する通常の方法では、反射鏡341が邪魔をして反射鏡342や反射鏡344に高反射率コートを施すことができない。
このため、これらの高反射率コート膜は、斜め蒸着法によって2回に分けて形成される。反射鏡340、342、及び、344は蒸着ビーム351によって形成され、反射鏡341、343、及び、345は蒸着ビーム352によって形成される。高反射率コートの形成にあたってはホトレジストなどによるマスクを適宜設ける。
この斜め蒸着による反射鏡形成法は水平共振器型面発光レーザアレイの製造に対して適用することもできる。
図40(a)に水平共振器型面発光レーザアレイ360の上面図を示す。水平共振器型面発光レーザアレイ360は基板361上に複数の水平共振器型面発光レーザ362を二次元状にアレイ配列した半導体レーザアレイである。この水平共振器型面発光レーザアレイ360ではレーザ光を基板361の裏面側から取り出している。
図40(b)に水平共振器型面発光レーザ362のH−H'断面図を示す。水平共振器型面発光レーザ362の縦構造は上部クラッド層364、活性層365、下部クラッド層366、半導体多層膜ブラッグ回折格子367からなっている。また、上部クラッド層364の上に上部電極337が設けられ、基板361の裏面側に裏面電極370が設けられている。基板361は導電性を有する半導体基板である。
水平共振器型面発光レーザ362には基板361に対して垂直な端面369と基板に対して45°の角度を有する傾斜端面368が設けられている。傾斜端面368では全反射が生じる。なお、傾斜端面368には図示しないパッシベーション膜が設けられている。端面369には高反射率コート(反射率:98%)が施されている。
この端面369に対する高反射率コート膜の形成にあたって斜め蒸着法を用いることができる。
端面369と半導体多層膜ブラッグ回折格子367の間で、傾斜端面368を経由した共振器が形成されてレーザ発振が生じる。半導体多層膜ブラッグ回折格子367の反射率は4−20%と比較的低く設定されている。レーザ光373は端面369で大半が反射され、レーザ光372は半導体多層膜ブラッグ回折格子367で一部が発振されて帰還される。レーザ光372の大部分は出力光374として裏面電極370の設けられたスリット状開口部371を経て取り出される。スリット状開口部371には低反射率コート375が施されている。
図40(c)に半導体多層膜ブラッグ回折格子367の構造を示す。半導体多層膜ブラッグ回折格子367は、互いに異なる屈折率を有する第一の半導体層376と第二の半導体層377が交互積層された構造となっている。半導体多層膜ブラッグ回折格子367は端面368直下部のみが反射手段として機能する。また、半導体多層膜ブラッグ回折格子367は特定波長に対してのみ反射率を有するので、波長選択手段(波長安定化手段)として機能する。
水平共振器型面発光レーザアレイ360はNd:YAGやYb:YAGなどの固体レーザの励起光源に適している。
図41に本発明の第二十二実施例の光集積回路380の構成を示す。光集積回路380は半導体レーザとして機能する。光集積回路380は、基板381上に、共通光導波路385、能動型の1×2マルチモード干渉器カプラ382、連結光導波路383、分岐光導波路384、及び、集積化レンズ389を備えている。
3つの能動型の1×2マルチモード干渉器カプラ382と連結光導波路383によって1×4のツリー状光カプラが構築されている。基板381の端面387と集積化レンズ389によって共振器が形成されており、光集積回路380は位相同期レーザとして機能する。生成されたレーザ光390は集積化レンズ389側から取り出される。
能動型の1×2マルチモード干渉器カプラ382は光増幅の機能を有している。共通光導波路385、連結光導波路383、及び、分岐光導波路384は受動型の単一の横モードを有する光導波路である。ただし、共通光導波路385、連結光導波路383、及び、分岐光導波路384の一部または全部が光増幅の機能を有していても良い。全ての光導波路が光増幅の機能を有している場合は、受動型の光導波路の製造プロセスが不要となるので、製造プロセスが容易になるという利点がある。上記の能動型及び受動型の各光導波路の構造は図2に示した構造に準じている。
端面387と共通光導波路385の間にはウインドー領域386が設けられている。このウインドー領域386は省略することもできる。分岐光導波路384と集積化レンズ389の間にはウインドー領域388が設けられている。
基板381としてInP基板を用い、InGaAsP/InP系材料を用いて光増幅機能を有する光導波路、あるいは、受動型の光導波路を形成することができる。この場合は、再成長法によってウインドー領域386と388を形成することができる。
基板381としてGaAs基板を用い、AlGaAs/GaAs系材料、あるいは、InGaAs−AlGaAs/GaAs系材料、を用いて光増幅機能を有する光導波路、あるいは、受動型の光導波路を形成することができる。この場合は、量子井戸活性層の無秩序化によってウインドー領域386と388を形成することができる。
基板381としてGaAs基板を用い、InGaAsP/GaAs系材料を用いて光増幅機能を有する光導波路、あるいは、受動型の光導波路を形成することができる。この場合は、再成長法によってウインドー領域386と388を形成することができる。
集積化レンズ389の構造を図42に示す。集積化レンズ389は基板の水平方向にのみレンズとして機能する。この集積化レンズ389はウインドー領域388をエッチングすることによって形成されている。エッチングの手法としてはドライエッチングが好ましく用いられる。また、集積化レンズ389には低反射率コートが施されている。低反射率コートの反射率は、一例として4%である。端面387には高反射率コートが施されている。高反射率コートの反射率は、一例として98%である。
集積化レンズ389は分岐光導波路384から出射した光を平行光に変換するコリメートレンズとして機能する。ただし、前述の通り、集積化レンズ389は基板と水平方向にのみレンズのパワーを有する。すなわち、図示しない活性層に対して水平方向の光をコリメートする。
集積化レンズ389によって、光集積回路380からのレーザ光390のファーフィールドパターンのサイドローブが抑圧される。図41に示したθ‖方向のファーフィールドにおける光強度の関係を図43に示す。
図43(a)は集積化レンズ389がない場合のファーフィールドパターンである。ゼロ次以外の回折ピークが大きな光強度を持っている。これに対して、集積化レンズ389を設けた場合は図43(b)に示すように高次のピークの光強度が小さくなっている。これは、集積化レンズ389によって分岐光導波路384から出射される光の拡がり角が小さくなるため、高次回折ピークへ向かう光の電力成分が減少するためである。
図44に光集積回路380を用いて構築した光モジュール400の構成を示す。光モジュール400はレーザ発振器モジュールである。光モジュール400は光集積回路380、シリンドリカルレンズ401、光アイソレータ402、レンズ403、光ファイバ404、及び、ヒートシンク405から成る。光集積回路380はヒートシンク405に対してジャンションダウンで実装されている。光ファイバ404は横モードが単一の光ファイバである。
基板381に水平方向では、図44(a)に示すように、光集積回路380からの光は平行光として扱えるのでレンズ403によって光ファイバ404に結合される。一方、基板381に垂直方向の光は拡がり角が大きいので、シリンドリカルレンズ401によってコリメートされた後、レンズ403によって光ファイバ404に結合される。
光モジュール400では、集積化レンズ388によって、光集積回路380からのレーザ光390のファーフィールドパターンのサイドローブが抑圧されているので、光ファイバ404へのレーザ光390の結合効率が向上するという利点がある。
集積化レンズ389は、半導体レーザだけでなく、半導体光増幅器の入出力構造にも適用することができる。集積化レンズ389を用いることによって、半導体光増幅器と光ファイバの結合効率を向上させることができる。
なお、光アイソレータ402は省力することができる。
図45に本発明の第二十三実施例の光集積回路410の構成を示す。光集積回路410は半導体レーザとして機能する。光集積回路410は、基板411上に、共通光導波路413、多分岐型マルチモード干渉器カプラ412、及び、アレイ状導波路414を備えている。共通光導波路413、多分岐型マルチモード干渉器カプラ412、及び、アレイ状導波路414は光増幅の機能を有する光導波路である。
アレイ状導波路414の各光導波路にはスポットサイズ変換器420が設けられている。スポットサイズ変換器420はテーパ状の光導波路であり、アレイ状導波路414の各光導波路からの光のスポットサイズを拡げる。そして、アレイ状導波路414の各光導波路からの出射する光の拡がり角を低減する。
基板411の端面415と端面416によって共振器が形成されており、光集積回路410は位相同期レーザとして機能する。生成されたレーザ光419は端面416側から取り出される。
共通光導波路413、多分岐型マルチモード干渉器カプラ412、及び、アレイ状導波路414はアレイ状導波路回折格子を形成している。このため、特定の波長の光が選択されてレーザ発振が生じる。
端面416には低反射率コートが施されている。低反射率コートの反射率は、一例として4%である。端面415には高反射率コートが施されている。高反射率コートの反射率は、一例として98%である。
端面415と共通光導波路413の間にはウインドー領域417が設けられている。このウインドー領域417は省略することもできる。アレイ状導波路414と端面416の間にはウインドー領域418が設けられている。
スポットサイズ変換器420はアレイ状導波路414の各光導波路からの出射する光の拡がり角を低減するので、第二十二実施例と同様の効果が得られる。すなわち、レーザ光419のファーフィールドパターンの高次ピークの強度を減少させることができる。これにより、図44に示したような光モジュールを構築した場合の光ファイバ404への結合効率を向上させることができる。
共通光導波路413、多分岐型マルチモード干渉器カプラ412、及びアレイ状導波路414の一部を受動型光導波路に置き換えることができる。全ての光導波路を能動型で構築した場合は、製造プロセスが容易になるという利点がある。共通光導波路413を受動型光導波路とした場合は最高出力の向上に効果がある。
基板411としてInP基板を用い、InGaAsP/InP系材料を用いて光増幅機能を有する光導波路、あるいは、受動型の光導波路を形成することができる。この場合は、再成長法によってウインドー領域417と418を形成することができる。
基板411としてGaAs基板を用い、AlGaAs/GaAs系材料、あるいは、InGaAs−AlGaAs/GaAs系材料、を用いて光増幅機能を有する光導波路、あるいは、受動型の光導波路を形成することができる。この場合は、量子井戸活性層の無秩序化によってウインドー領域417と418を形成することができる。
基板411としてGaAs基板を用い、InGaAsP/GaAs系材料を用いて光増幅機能を有する光導波路、あるいは、受動型の光導波路を形成することができる。この場合は、再成長法によってウインドー領域417と418を形成することができる。
図46に本実施例の変型例である光集積回路430の構成を示す。光集積回路430は半導体レーザとして機能する。光集積回路430は、基板431上に、共通光導波路434、1×2マルチモード干渉器カプラ432、連結光導波路433、出力側光導波路435、及び、位相調整光導波路436を備えている。共通光導波路434、1×2マルチモード干渉器カプラ432、連結光導波路433、出力側光導波路435、及び、位相調整光導波路436は光増幅の機能を有する光導波路である。
出力側光導波路435の各光導波路にはスポットサイズ変換器420が設けられている。スポットサイズ変換器420はテーパ状の光導波路であり、出力側光導波路435の各光導波路からの光のスポットサイズを拡げる。そして、出力側光導波路435の各光導波路からの出射する光の拡がり角を低減する。
基板411の端面437と端面438によって共振器が形成されており、光集積回路430は位相同期レーザとして機能する。生成されたレーザ光441は端面438側から取り出される。
端面438には低反射率コートが施されている。低反射率コートの反射率は、一例として4%である。端面437には高反射率コートが施されている。高反射率コートの反射率は、一例として98%である。
端面437と共通光導波路414の間にはウインドー領域439が設けられている。このウインドー領域439は省略することもできる。出力側光導波路435と端面438の間にはウインドー領域440が設けられている。
光集積回路430においても、スポットサイズ変換器420はレーザ光441のファーフィールドパターンの高次ピーク強度を減少させる。これにより、図44に示したような光モジュールを構築した場合の光ファイバ404への結合効率を向上させることができる。
図45と図46の構成において、スポットサイズ変換器420を設ける代わりに、図41において示した集積化レンズ389を設けることができる。集積化レンズ389によっても、生成されるレーザ光419、あるいは、レーザ光441のファーフィールドパターンの高次ピーク強度を減少させることができる。
また、図41において、集積化レンズ389に代えてスポットサイズ変換器420を設けることもできる。この場合も、生成されるレーザ光390のファーフィールドパターンの高次ピーク強度を減少させることができる。
スポットサイズ変換器420は、半導体レーザだけでなく、半導体光増幅器の入出力構造にも適用することができる。スポットサイズ変換器420を用いることによって、半導体光増幅器と光ファイバの結合効率を向上させることができる。
図47に本発明の第二十四実施例の光モジュール450の構成を示す。光モジュール450は、光ファイバ増幅器モジュールであり、図20に示した光モジュール160の変型例である。光モジュール160との相違点は、ヒートシンク165に代えて、ヒートシンク451を用いたことである。
光集積回路170の入力側光導波路172は光増幅機能を有している。また、出力側光導波路174としては受動型光導波路を用いている。入力側光導波路172が光増幅機能を有しているのは雑音指数を改善するためである。また、入力側光導波路172においては光信号の強度は弱いので端面178が破壊することはない。一方、光信号強度が強い出力側光導波路174は受動型光導波路としているので冷却を行わずとも端面179が破壊することを防げる。
ヒートシンク451の信号光166伝播方向の長さは、光集積回路170のそれより短い長さとなっている。ヒートシンク451は、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器173を冷却するには十分な長さであれば良い。光集積回路170の入力側光導波路172と出力側光導波路174に相当する一部がヒートシンク451からせり出すように設けられている。
上記のように構成したので、光モジュール450では、入力側光導波路172方向のヒートシンク451の長さが、光集積回路170の長さと正確に一致している必要が無い。また、ヒートシンク451と光集積回路170の位置合わせの精度は低くてもかまわない。このため、光モジュール450の製造が容易となる。
光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器173に代えて、単一の横モードで動作する光増幅機能を有する光導波路を用いることができる。
図48に本発明の第二十五実施例の光モジュール460の構成を示す。光モジュール460は光ファイバ増幅器モジュールである。光モジュール460は、光ファイバ461、レンズ462、光集積回路470、シリンドリカルレンズ463、レンズ464、光ファイバ465、及び、ヒートシンク466を備えている。
光集積回路470は基板471上に入力側光導波路472、ツリー状光カプラ473、光増幅素子アレイ474、及び、出力側光導波路アレイ475を備えている。光増幅素子アレイ474は光増幅機能を有する半導体ベースの光導波路のアレイである。光増幅素子アレイ474に含まれる光増幅機能を有する光導波路は単一の横モードで動作する。
入力側光導波路472は光増幅機能を有する単一横モード光導波路である。ツリー状光カプラ473は、単一横モードの受動型光導波路もしくは光増幅機能を有する光導波路で構築されている。出力側光導波路アレイ475は単一の横モードで動作する受動型光導波路である。
光増幅素子アレイ474は図34と図35に示したのと同様の構造を用いて、レーザ光(クランプ光)476を生成している。このレーザ発振によって利得クランプを実現している。
ヒートシンク466は光集積回路470より短い長さとなっている。ヒートシンク466は、光信号強度が強い光増幅素子アレイ474を冷却するには十分な長さであれば良い。光集積回路470の入力側光導波路472と出力側光導波路アレイ475に相当する一部がヒートシンク451からせり出すように設けられている。
入力側光導波路472は光増幅機能を有しているので、雑音指数の改善が図れる。入力側光導波路472においては、光信号強度が弱いので端面破壊が生じることは無い。
上記のように構成したので、光モジュール460では、入力側光導波路472方向のヒートシンク466の長さが、光集積回路470の長さと正確に一致している必要が無い。また、ヒートシンク466と光集積回路470の位置合わせの精度は低くてもかまわない。このため、光モジュール460の製造が容易となる。
光ファイバ461を経た入力光466は、レンズ462によって入力側光導波路472に結合される。ツリー状光カプラ473によって分岐された光信号は光増幅素子アレイ474によって増幅された後、出力側光導波路アレイ475から出力される。出力側光導波路アレイ475から出力される光は位相同期しているので、出力側光導波路アレイ475のアレイ配列方向にはほぼ平行光として取り扱える。
シリンドリカルレンズ463によって、光集積回路470の出力光は基板471に対して垂直方向に関して平行光に変換される。次いで、レンズ464によって、出力側光導波路アレイ475からの光は光ファイバ465に結合されて、出力光467として光ファイバ465を伝わる。この光学系により、出力光467を高い効率で取り出すことができる。
図49に本発明の第二十六実施例の光中継増幅器480の構成を示す。光中継増幅器480は、光サーキュレータ481、励起光源482、光アッドドロップマルチプレクサ483、半導体光増幅器484を備えている。
光中継増幅器480の入力ポート489から入力した入力光信号491は光サーキュレータ481、光アッドドロップマルチプレクサ483を経て、半導体光増幅器484で増幅されて出力光信号492として、出力ポート487から出力される。
光アッドドロップマルチプレクサ483は、入力光信号491の内、特定の波長の光信号493を選択してドロップポート485へと導く。また、光アッドドロップマルチプレクサ483はアッドポート486からの特定の波長の光信号494を半導体光増幅器484側へと送り出す。
光サーキュレータ481は励起光源482からの励起光488を入力ポート484から伝送用光ファイバ490側へと送り出す。励起光488は入力光信号491とは逆方向に伝播し、伝送用光ファイバ490を励起することによって後方ラマン増幅を実現する。
光アッドドロップマルチプレクサ483は省略することができる。また、光アッドドロップマルチプレクサ483に代えて波長選択スイッチを用いて、再構築可能型光アッドドロップマルチプレクサを構成することもできる。
光サーキュレータ481に代えて、波長多重化器などの他の励起光結合手段を用いることができる。
光中継増幅器480は伝送用光ファイバ490を増幅媒体とするラマン光増幅器をプリアンプとしている。このため、実効的な雑音指数が非常に良好な特性を示すという利点がある。ラマン光増幅器は複数の波長で励起することにより、増幅可能帯域を広げることができるので、広帯域増幅器として適している。また、増幅可能な波長は広い範囲にわたって選択することができる。これは、エルビウムドープファイバ光増幅器に比べて大きな利点である。
光中継増幅器480は、半導体光増幅器484をポストアンプとして用いている。半導体光増幅器はエルビウムドープファイバ光増幅器に比べて増幅可能な波長帯域が広いという利点がある。また、増幅可能な波長は広い範囲にわたって選択することができる。さらに、異なる波長を増幅する半導体光増幅器を、波長多重化器を用いて波長多重化することにより、同時に広い波長帯域の光信号を増幅することができる。
したがって、プリアンプにラマン光増幅器を用い、ポストアンプに半導体光増幅器を用いた構成により、良好な雑音指数と広い増幅可能波長帯域を備えた光中継増幅器を実現できる。
本実施例のひとつの特徴は、励起光源482として図4、図5、図7、図10、及び、図12に示した半導体レーザを用いたことである。
図4に示した半導体レーザは複数の波長を同時発振することができるので、励起光源482の構成を簡易にすることができる。共振器中にスラブ導波路に基づく回折格子を含む半導体レーザを用いた構成によれば、複数の波長のレーザ光を同時発振できるので、ラマン光増幅器の励起光源の構成を簡易にできる。
また、共振器中にアレイ状導波路回折格子を含む半導体レーザを用いた構成によれば、複数の波長のレーザ光を同時発振できるので、ラマン光増幅器の励起光源の構成を簡易にできる。
図5と図10に示した半導体レーザは二つの偏光方向のレーザ光を同時に生成できるので励起光源482の構成を簡易にすることができる。図7に示した半導体レーザは複数の波長について、二つの偏光方向のレーザを同時発振できるので励起光源482の構成を簡易にすることができる。
本実施例の別の特徴は、半導体光増幅器484として、図13、図14、図16、図18、図20、図21、図23、図24、図25、図28、図30、図31、図34、図36、図47、及び、図48に示した半導体光増幅器を用いたことである。
図13に示した半導体光増幅器は光増幅機能を有するスラブ状光導波路を用いているので、増幅光の出力を高出力化できる。したがって、図49の光中継増幅器480を高出力化できる。一般的には、半導体光増幅器はエルビウムドープファイバ光増幅器に比べて低出力であるという欠点があるが、本実施例の構成によれば、この欠点を解消することができる。
図14に示した半導体光増幅器は利得クランプ機能を有している。半導体光増幅器をポストアンプとして用いた場合、パターン効果と呼ばれる、光信号のマーク率によって利得が変動して歪が生じるという問題がある。利得クランプ機能を設けることによって、この問題を解消することができる。
図21に示した半導体光増幅器は、ジャンクションダウン構造で実装されている。このため、半導体光増幅器の放熱特性を向上させることができる。このため、半導体光増幅器の高出力化を実現できる。したがって、光中継増幅器480を高出力化できる。
図25に示した半導体光増幅器は、マッハツェンダ干渉器に基づく集積化された利得平坦化フィルタを備えている。したがって、増幅可能帯域内の利得が波長に対して変動ことを抑制できる。この結果、光中継増幅器480が、異なる波長の光信号を増幅する際の、光信号間の利得差を低減させることができる。個別の利得平坦化フィルタを光中継増幅器480に設ける必要がないため、構成が簡易になり、また、装置の小型化が実現できる。
図28に示した半導体光増幅器は、光増幅機能を有する光導波路241を用いて利得を変化させることができる。したがって、光中継増幅器480に利得可変の機能を付与することができる。光中継増幅器480に個別の可変光減衰器を設ける構成に比べて、構成が簡易になり、また、装置の小型化が実現できる。
図34に示した半導体光増幅器は、複数の光増幅機能を有する光導波路をアレイ化している。このため、半導体光増幅器を高出力化できる。したがって、光中継増幅器480を高出力化できる。
1…光モジュール、2、3…マルチモード干渉器カプラ、4…アレイ状導波路、5、6…共通光導波路、7、8…端面、9…レーザ光、10…光集積回路、11…ヒートシンク、12…光ファイバ、13…レンズ、14…基板、15…下部クラッド層、16…活性層、17…上部クラッド層、18…絶縁膜、19…上部電極、20…裏面電極、21…導波領域、22…アンドープの下部クラッド層、23…アンドープのコア層、24…アンドープの上部クラッド層、25…導波領域、30…光モジュール、31…レンズ、32…レンズ、33…光アイソレータ、40…光集積回路、41、42…分岐光導波路、50…光集積回路、51…モードスプリッタ、52、53…分岐光導波路、60…光集積回路、61、62…モードスプリッタ、70…光集積回路、71…波長制御電極部、72、73…電極パッド、74…導波路加熱電極、75…光導波路間隙を横断する電極、90…光集積回路、92、93…制御電極を備えた半導体光増幅素子、100…光集積回路、101…基板、102…スラブ状光導波路、102…スラブ状光導波路、103…端面、104…凹面状端面、105…共通光導波路、106…出力光、107…接合点、108…レーザ光、110…光集積回路、111…前方光導波路、112…後方光導波路、113、114…端面、115、116…接合点、117…出力光、118…レーザ光、119…回折格子、120…光集積回路、121、122…光導波路、123…入力光、124…接合点128からの光(光信号)、125…反射光(光信号)、126…出力光、128、129…接合点、130…光集積回路、131、132…スラブ状光導波路102の側面側の端面、133…レーザ光(クランプ光)、140…光集積回路、141、142…回折格子、150…光集積回路151、152…45°傾斜端面、153…半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡、160…光モジュール、161…入力光ファイバ、162…入力結合レンズ、163…出力結合レンズ、164…出力光ファイバ、165…ヒートシンク、166…信号光、170光集積回路、171…基板、172…入力側光導波路、173…1×1マルチモード干渉器、174…出力側光導波路、175、176…1×1マルチモード干渉器173の端面、177…レーザ光(クランプ光)、178、179…基板171の端面、180…光モジュール、181…入力光ファイバ、182…出力光ファイバ、183…結合レンズ、184…ヒートシンク、191…基板、192…U字型の光導波路、193…V字型の光導波路、194…反射手段、195…入力光、196…出力光、197…コ字型の光導波路、198…基板191の端面、200…光集積回路、201、202…45°傾斜端面、203…入力光、204…出力光、205…裏面電極、206、207…裏面電極の開口部、210…光モジュール、211…入力光ファイバ、212…出力光ファイバ、213…入力側結合レンズ、214…出力側結合レンズ、215…ヒートシンク、220…光モジュール、221…入力光ファイバ、222…出力光ファイバ、223…結合レンズ、224…ヒートシンク、225、226…信号光、227…レーザ光(クランプ光)、230…光集積回路、231…基板、232…入力側光導波路、233…出力側光導波路、234、235…1×1マルチモード干渉器、236、237…反射鏡、238…マッハツェンダ干渉器、240…光集積回路、241…光増幅機能を有する光導波路、242…ヒートシンク、243、244…電極、250…光集積回路、251、252…光増幅機能を有する光導波路、253…Y字型の光カプラ、254、255…分岐光導波路、256…光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器、257、258…45°傾斜端面、259…ヒートシンク、260…光集積回路、261…光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器、270…光集積回路、271…光増幅機能を有する光導波路、272…端面、273、274、275…駆動電極、280…光集積回路、281…ツリー状光カプラ、282…光増幅機能を有する光導波路アレイ、283…ツリー状光カプラ、284…入力光信号、285…出力光信号、286…光増幅機能を有する光導波路、287、288…溝、290…光集積回路、300…光スイッチ、301、302、303…光ファイバ、304…レンズ、310…光集積回路、312、313、314…光導波路、315、317…1×1マルチモード干渉器カプラ、316…1×2マルチモード干渉器カプラ、318、319…マッハツェンダ干渉器、320、321、322、323、324、325…45°傾斜端面、326、327、328…レーザ光(クランプ光)、329、330、331…電極、332…端面、340、341、342、343、344、345…反射鏡、351、352…(斜め)蒸着ビーム、360…レーザ発振器、361…基板、362…水平共振器型面発光レーザ、上部電極…337、364…上部クラッド層、365…活性層、366…下部クラッド層、367…半導体多層膜ブラッグ回折格子、368…45°傾斜端面、369…垂直端面、370…裏面電極、371…裏面電極のスリット状開口部、371a、371b…千鳥状のスリット状開口部、372…レーザ光、373…レーザ光、374…出力光、375…低反射率コート、376…第一の半導体層、377…第二の半導体層、380…光集積回路、381…基板、382…能動型の1×2マルチモード干渉器カプラ、383…連結光導波路、384分…岐光導波路、385…共通光導波路、386…ウインドー領域、387…端面、388…ウインドー領域、389…集積化レンズ、390…レーザ光、400…光モジュール、401…シリンドリカルレンズ、402…光アイソレータ、403…レンズ、404…光ファイバ、405…ヒートシンク、410…光集積回路、411…基板、412…多分岐型マルチモード干渉器カプラ、413…共通光導波路、414…アレイ状導波路、415、416…端面、417、418…ウインドー領域、419…レーザ光、420…スポットサイズ変換器、430…光集積回路、431…基板、432…1×2マルチモード干渉器カプラ、433…連結光導波路、434…共通光導波路、435…出力側光導波路、436…位相調整光導波路、437、438…端面、439、440…ウインドー領域、441…レーザ光、450…光モジュール、451…ヒートシンク、460光モジュール、461…光ファイバ、462…レンズ、463…シリンドリカルレンズ、464…レンズ、465…光ファイバ、466…ヒートシンク、470…光集積回路、471…基板、472…入力側光導波路、473…ツリー状光カプラ、474…光増幅素子アレイ、475…出力側光導波路アレイ、466…入力光、467…出力光、480…光中継増幅器、481…光サーキュレータ、482…励起光源、483…光アッドドロップマルチプレクサ、484…半導体光増幅器、485…ドロップポート、486…アッドポート、487…出力ポート、488…励起光、489…入力ポート、490…伝送用光ファイバ、491…入力光信号、492…出力光信号、493、494…特定の波長の光信号光信号。
Claims (57)
- 基板上に、第一の共通光導波路、第一のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路、第二のマルチモード干渉器カプラ、第二の共通光導波路を備え、上記基板の第一の端面と第二の端面によって共振器を形成した半導体レーザにおいて、
第一のマルチモード干渉器カプラ、第二のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路の内、少なくとも一つが光増幅の機能を有することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項1の半導体レーザにおいて、
前記共振器内の全ての光導波路が光増幅の機能を有することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項1の半導体レーザと一つのヒートシンクを備え、
前記基板の光導波路が形成された面を上記ヒートシンクに接触するように取り付けたことを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項1の半導体レーザと光ファイバとレンズを備えた光モジュールにおいて、
第一の端面の反射率は第二の端面の反射率より低く、
第一の端面側から取り出された光を上記レンズによって上記光ファイバに光学的に結合されることを特徴とする光モジュール。 - 請求項4の光モジュールにおいて、
さらに光アイソレータを備えたことを特徴とする光モジュール。 - 基板上に、共通光導波路、第一のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路、第二のマルチモード干渉器カプラ、複数の分岐光導波路を備え、上記基板の第一の端面と第二の端面によって共振器を形成して、複数の波長のレーザ光を同時に生成する半導体レーザにおいて、
第一のマルチモード干渉器カプラ、第二のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路の内、少なくともひとつが光増幅の機能を有することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項6の半導体レーザにおいて、
前記共振器内の全ての光導波路が光増幅の機能を有することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項6の半導体レーザと光ファイバとレンズを備えた光モジュールにおいて、
第一の端面の反射率は第二の端面の反射率より低く、
第一の端面側から取り出された光を上記レンズによって上記光ファイバに光学的に結合されることを特徴とする光モジュール。 - 基板上に、共通光導波路、第一のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路、第二のマルチモード干渉器カプラ、モードスプリッタ、二つの分岐光導波路を備え、上記基板の第一の端面と第二の端面によって共振器を形成した半導体レーザにおいて、
共振器内に光増幅機能を備え、単一の波長において二つの偏光状態のレーザ光を同時生成することを特徴とする半導体レーザ。 - 基板上に、共通光導波路、第一のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路、第二のマルチモード干渉器カプラ、複数の分岐光導波路、複数のモードスプリッタを備え、上記基板の第一の端面と第二の端面によって共振器を形成した半導体レーザにおいて、
共振器内に光増幅機能を備え、複数の波長において二つの偏光状態のレーザ光を同時生成することを特徴とする半導体レーザ。 - 基板上に、第一の共通光導波路、第一のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路、第二のマルチモード干渉器カプラ、第二の共通光導波路を備え、上記基板の第一の端面と第二の端面によって共振器を形成した半導体レーザにおいて、
共振器内に光増幅機能を備え、
アレイ状導波路上に加熱電極を備え、
単一波長で発振し、発振波長が可変であることを特徴とする半導体レーザ。 - 基板上に、第一の共通光導波路、第一のマルチモード干渉器カプラ、アレイ状導波路、第二のマルチモード干渉器カプラ、第二の共通光導波路を備え、上記基板の第一の端面と第二の端面によって共振器を形成した半導体レーザにおいて、
さらに共振器内にモードスプリッタと2つの制御電極を備えた半導体光増幅素子を備え、
単一波長で発振し、生成するレーザ光の偏光状態を制御できることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項12の半導体レーザにおいて、
さらにアレイ状導波路上に加熱電極を備え、
単一波長で発振し、発振波長が可変であることを特徴とする半導体レーザ。 - 基板上に、第一の端面、共通光導波路、凹面状の第二の端面を有するスラブ状光導波路を備えた半導体レーザにおいて、
第一の端面と凹面状の第二の端面とが共振器を形成し、
上記スラブ状光導波路は光増幅の機能を有していることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項14の半導体レーザにおいて、
さらに前記共通光導波路が光増幅の機能を有することを特徴とする半導体レーザ。 - 基板上に、第一の端面、前方光導波路、凹面状の第二の端面を有するスラブ状光導波路、後方光導波路、第三の端面を備えた半導体レーザにおいて、
第一の端面、凹面状の第二の端面、及び、第三の端面が共振器を形成し、
上記スラブ状光導波路は光増幅の機能を有していることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項16の半導体レーザにおいて、
複数の後方光導波路を有することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項16の半導体レーザにおいて、
前記後方光導波路と第三の端面の間にモードスプリッタを設けたことを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項18の半導体レーザにおいて、
前記モードスプリッタと第三の端面の間に制御電極を備えた半導体光増幅素子を設けたことを特徴とする半導体レーザ。 - 基板上に第一の光導波路、スラブ状光導波路、第二の光導波路を備えた半導体光増幅器において、
第一の光導波路と第二の光導波路は上記基板の一つの端面に導かれ、
この端面には無反射コートが施され、
上記スラブ状光導波路は凹面状の端面を備えるとともに光増幅の機能を有し、
第一の光導波路からの光が上記スラブ状光導波路に導かれて上記凹面状の端面によって反射されて第二の光導波路へと導かれることを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項20の半導体光増幅器において、
第一の光導波路と第二の光導波路が光増幅の機能を有することを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項20の半導体光増幅器において、
前記スラブ状光導波路の第一の端面と第二の端面に所定の反射率を持たせることによって、第一の端面と第二の端面によって共振器を形成してレーザ発振を生じせしめることによって利得クランプ動作をさせることを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項20の半導体光増幅器において、
前記スラブ状光導波路の一方の則部に第一の回折格子を、反対側の則部に第二の回折格子を設け、第一の回折格子と第二の回折格子によって共振器を形成してレーザ発振を生じせしめることによって利得クランプ動作をさせることを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項20の半導体光増幅器において、
前記スラブ状光導波路の則部に第一の傾斜端面と第二の傾斜端面を設け、前記スラブ状光導波路の下部に半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡を設け、第一の傾斜端面、第二の傾斜端面、及び、半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡によって、共振器を形成してレーザ発振を生じせしめることによって利得クランプ動作をさせることを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に第一の光導波路、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器、第二の光導波路を備えた半導体光増幅器において、
光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器の則部に一対の反射手段から成る共振器を設けることによって、信号光と直交するクランプ光を生成することを特徴とする半導体光増幅器。 - 入力光ファイバ、出力光ファイバ、半導体光増幅器、及び、ヒートシンクを備えた光モジュールにおいて、
上記半導体光増幅器の入力用光導波路と出力用光導波路が上記半導体光増幅器の基板の同一端面に設けられ、
上記半導体光増幅器の光導波路を形成された面が上記ヒートシンクと接触するように設けられていることを特徴とする光モジュール。 - 基板上に入力光導波路、光増幅機能を有する1×1マルチモード干渉器、出力光導波路を備えた半導体光増幅器において、
上記入力光導波路の端部に上記基板に対して傾斜した反射手段を設け、
上記出力光導波路の端部に上記基板に対して傾斜した反射手段を設けたことを特徴とする半導体光増幅器。 - 入力光ファイバ、出力光ファイバ、結合光学系、半導体光増幅器、及び、ヒートシンクを備えた光モジュールにおいて、
上記半導体光増幅器は、光増幅機能を有する光導波路と基板上に基板に対して傾斜した反射手段を備え、
この上記結合光学系とこの傾斜した反射手段によって、入力光ファイバ及び出力光ファイバと上記光増幅機能を有する光導波路との結合を行い、
上記半導体光増幅器の光導波路を形成した面を上記ヒートシンクに接触するように取り付けたことを特徴とする光モジュール。 - 基板上に入力光導波路、光増幅機能を有する第一の1×1マルチモード干渉器、マッハツェンダ干渉器、光増幅機能を有する第二の1×1マルチモード干渉器を備えた半導体光増幅器において、
第一の1×1マルチモード干渉器と第二の1×1マルチモード干渉器の間に上記マッハツェンダ干渉器を設けたことを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に入力光導波路、光増幅機能を有する第一の1×1マルチモード干渉器と光増幅機能を有する第二の1×1マルチモード干渉器、第一の反射鏡、及び、第二の反射鏡を備えた半導体光増幅器において、
第一の反射鏡と第二の反射鏡の間に光増幅機能を有する第一の1×1マルチモード干渉器と光増幅機能を有する第二の1×1マルチモード干渉器を配置して共振器を形成してレーザ発振を生じさせることによって利得クランプを行うことを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に入力光導波路、光増幅機能を有する第一の1×1マルチモード干渉器、光増幅機能を有する光導波路、光増幅機能を有する第二の1×1マルチモード干渉器を備えた半導体光増幅器において、
第一の1×1マルチモード干渉器と第二の1×1マルチモード干渉器の間に上記光増幅機能を有する光導波路を設け、
第一の1×1マルチモード干渉器と第二の1×1マルチモード干渉器と上記光増幅機能を有する光導波路が独立に駆動できることを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に利得クランプされたプリアンプと利得クランプされたポストアンプを備えた半導体光増幅器において、
上記プリアンプと上記ポストアンプの間に利得平坦化手段を設けたことを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項32の半導体光増幅器において、前記プリアンプと前記ポストアンプの間に、さらに光信号強度を変化させる手段を設けたことを特徴とする半導体光増幅器。
- 基板上に光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器、Y字型の光カプラを備えた半導体光増幅器において、
1×2マルチモード干渉器のふたつの分岐光導波路をY字型の光カプラによって結合したことを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上にプリアンプとポストアンプを設けた半導体光増幅器において、
プリアンプには利得クランプが施されておらず、ポストアンプには利得クランプが施されていることを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項35の半導体光増幅器において、
前記プリアンプと前記ポストアンプの間に利得可変手段を設けたことを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項35の半導体光増幅器において、
前記プリアンプと前記ポストアンプの間に利得平坦化手段を設けたことを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上にふたつの光増幅機能を有する1×2マルチモード干渉器を備えた半導体光増幅器において、
ふたつの1×2マルチモード干渉器のそれぞれの分岐光導波路を互いに接続したことを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に光増幅機能を有するマルチモード干渉器と光増幅機能を有する光導波路を備えた半導体光増幅器において、
上記マルチモード干渉器の信号光の伝播方向と直交する方向に共振器を形成し、
この共振器中に上記マルチモード干渉器と上記光導波路を共に配置してレーザ発振を生じさせることによって利得クランプを行い、
上記光導波路の駆動電流を変えることによって、上記マルチモード干渉器の光増幅利得を変化させることを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項39の半導体光増幅器において、
前記光増幅機能を有する光導波路の駆動電流は前記光増幅機能を有する光導波路が損失要素として動作する範囲であることを特徴とする半導体光増幅器。 - 請求項39の半導体光増幅器において、
前記光増幅機能を有するマルチモード干渉器と前記光増幅機能を有する光導波路は活性層を共有していることを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に一対のツリー状光カプラによって分岐/合波された光増幅機能を有する光導波路アレイを備えた半導体光増幅器において、
さらに利得制御用の光増幅機能を備えた光導波路を備え、
上記の光導波路アレイと利得制御用の光増幅機能を備えた光導波路を共通の共振器中に配置して利得クランプ動作をせしめ、
利得制御用の光増幅機能を備えた光導波路への駆動電流を変えることによって、上記の光導波路アレイの利得を制御することを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に一対のツリー状光カプラによって分岐/合波された光増幅機能を有する光導波路アレイを備えた半導体光増幅器において、
さらにプリアンプとして機能する光増幅機能を有する光導波路と、利得制御手段として機能する光増幅機能を有する光導波路を備え、
プリアンプとして機能する光増幅機能を有する光導波路と、上記の光導波路アレイとの間に利得制御手段として機能する光増幅機能を有する光導波路を配置したことを特徴とする半導体光増幅器。 - 基板上に集積化された光増幅機能を有する半導体光導波路回路からなる、3つ以上の入出力ポートを備えた光スイッチにおいて、
光増幅機能を有する半導体光導波路が利得クランプされていることを特徴とする光スイッチ。 - 基板上に集積化された光増幅機能を有する半導体光導波路回路からなる、3つ以上の入出力ポートを備えた光スイッチにおいて、
上記光導波路回路内にマッハツェンダ干渉器に基づく利得平坦化フィルタを備えていることを特徴とする光スイッチ。 - 基板上に集積化された光増幅機能を有する半導体光導波路回路からなる、3つ以上の入出力ポートを備えた光スイッチにおいて、
光増幅機能を有する半導体光導波路がマルチモード干渉領域を備えていることを特徴とする光スイッチ。 - 基板上に集積化された光増幅機能を有する半導体光導波路回路からなる、3つ以上の入出力ポートを備えた光スイッチにおいて、
全ての入出力ポートが上記基板の同一端面に配置され、
上記基板の光導波路が形成されている面がヒートシンクに接触していることを特徴とする光スイッチ。 - 基板上に複数の垂直端面を有する光集積回路において、
上記垂直端面に斜め蒸着法によってコーティングが施されていることを特徴とする光集積回路。 - 基板上に複数の半導体レーザを設け、これらの半導体レーザの位相を同期させた位相同期型半導体レーザにおいて、
上記基板上に集積化レンズを備えていることを特徴とする位相同期型半導体レーザ。 - 基板上に複数の半導体レーザを設け、これらの半導体レーザの位相を同期させた位相同期型半導体レーザにおいて、
上記半導体レーザの出力側光導波路をテーパ状光導波路としたことを特徴とする位相同期型半導体レーザ。 - 入力光ファイバ、出力光ファイバ、半導体光増幅器、及び、ヒートシンクを備えた光モジュールにおいて、
上記半導体光増幅器は光増幅機能を有する入力用光導波路、光増幅機能を有する光導波路、及び、受動型の出力用光導波路を備え、
光信号伝播方向の上記ヒートシンクの長さは上記半導体光増幅器基板の長さより短く、
上記半導体光増幅器の光導波路を形成された面が上記ヒートシンクと接触するように設けられていることを特徴とする光モジュール。 - 入力ポート、出力ポート、励起光源、励起光源結合手段、半導体光増幅器を備え、励起光光源からの励起光が励起光源結合手段によって入力ポートに結合されることによって光信号伝送用光ファイバを増幅媒体とする後方ラマン光増幅器が形成され、入力ポートから入力した光信号を半導体光増幅器によって増幅した後、出力ポートから光信号を出力する光中継増幅器において、
上記励起光源がスラブ状光導波路回折格子を有する複数波長を同時発振できる集積型の半導体レーザであることを特徴とする光中継増幅器。 - 入力ポート、出力ポート、励起光源、励起光源結合手段、半導体光増幅器を備え、励起光光源からの励起光が励起光源結合手段によって入力ポートに結合されることによって光信号伝送用光ファイバを増幅媒体とする後方ラマン光増幅器が形成され、入力ポートから入力した光信号を半導体光増幅器によって増幅した後、出力ポートから光信号を出力する光中継増幅器において、
上記励起光源がアレイ状導波路回折格子を有する複数波長を同時発振できる集積型の半導体レーザであることを特徴とする光中継増幅器。 - 入力ポート、出力ポート、励起光源、励起光源結合手段、半導体光増幅器を備え、励起光光源からの励起光が励起光源結合手段によって入力ポートに結合されることによって光信号伝送用光ファイバを増幅媒体とする後方ラマン光増幅器が形成され、入力ポートから入力した光信号を半導体光増幅器によって増幅した後、出力ポートから光信号を出力する光中継増幅器において、
上記励起光源がモードスプリッタを備え、二つの偏光方向のレーザ光を同時に生成できる集積型の半導体レーザであることを特徴とする光中継増幅器。 - 入力ポート、出力ポート、励起光源、励起光源結合手段、半導体光増幅器を備え、励起光光源からの励起光が励起光源結合手段によって入力ポートに結合されることによって光信号伝送用光ファイバを増幅媒体とする後方ラマン光増幅器が形成され、入力ポートから入力した光信号を半導体光増幅器によって増幅した後、出力ポートから光信号を出力する光中継増幅器において、
上記半導体光増幅器が光増幅機能を有するスラブ状光導波路を備えていることを特徴とする光中継増幅器。 - 請求項55の光中継増幅器において、
前記光増幅機能を有するスラブ状光導波路の光信号伝播方向と垂直で、半導体光増幅器基板と水平方向にレーザ発振を生じさせることによって利得クランプを実現したことを特徴とする光中継増幅器。 - 入力ポート、出力ポート、励起光源、励起光源結合手段、半導体光増幅器を備え、励起光光源からの励起光が励起光源結合手段によって入力ポートに結合されることによって光信号伝送用光ファイバを増幅媒体とする後方ラマン光増幅器が形成され、入力ポートから入力した光信号を半導体光増幅器によって増幅した後、出力ポートから光信号を出力する光中継増幅器において、
上記半導体光増幅器がジャンクションダウン実装されていることを特徴とする光中継増幅器。
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