JP2015138333A - 表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御システム - Google Patents

表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】目視による照合作業を高精度に行うことが可能な表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御システムを提供することを目的としている。【解決手段】照合対象および第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得し、前記第1の基準物に対応づけられた参照情報に含まれる、第2の画像を取得し、前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる、処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図8

Description

本発明は、照合作業に用いられる表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御システムに関する。
従来から、場所や情報へのアクセスの管理において、アクセス希望者の識別情報(ID)とパスワードを用いた認証だけでなく、作業者(例えば警備員等)による本人確認が行われる場合がある。作業者による本人確認作業は、作業者が予め登録された写真(顔や全身の写真)等の参照情報と、検証対象者とを目視で検証することにより行われる。
特開2005−092700号公報 特開2012−239004号公報
目視による本人確認作業では、顔全体、顔のパーツ、身長等を特徴やサイズの対比により高精度に見分けることが難しい。
例えば顔のパーツ等の特徴を対比する場合、髪型やメガネ等が判断に影響する可能性がある。また、パーツ等の対比では、例えば眼が類似していても、顔の大きさが異なる場合等があり、対比が困難な場合がある。さらに全身の対比では、服装や体型の変化等が影響する可能性がある。
開示の技術は、目視による照合作業を高精度に行うことが可能な表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御システムを提供することを目的としている。
開示の技術は、照合対象および第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得し、前記第1の基準物に対応づけられた参照情報に含まれる、第2の画像を取得し、前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる、処理をコンピュータに実行させる。
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、上記各処理をコンピュータにより実行させるプログラム、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
目視による照合作業を高精度に行うことができる。
第一の実施例の認証システムのシステム構成の一例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施例の認証システムの有する装置の機能を説明する図である。 参照先テーブルの一例を示す図である。 重畳定義テーブルの一例を示す図である。 参照情報データベースの一例を示す図である。 参照情報に含まれる画像を説明する図である。 第一の実施例の認証システムの動作を説明するフローチャートである。 第一の実施例における認証結果の一例を示す第一の図である。 第一の実施例における認証結果の一例を示す第二の図である。 第一の実施例における認証結果の一例を示す第三の図である。 第二の実施例の認証システムの有する装置の機能を説明する図である。 誤差判定用テーブルの一例を示す図である。 第二の実施例の認証システムの動作を説明するフローチャートである。 第二の実施例における認証結果の一例を示す図である。
(第一の実施例)
以下に図面を参照して第一の実施例について説明する。図1は、第一の実施例の認証システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施例の認証システム100は、端末装置200と、認証サーバ300と、を有する。端末装置200と認証サーバ300とは、例えば無線通信網等を介して接続されている。
本実施例の端末装置200は、撮像機能を有し、所定のマーカ400を装着した検証対象者の画像を撮像する。本実施例の認証サーバ300は、端末装置200によるマーカ400の認識を受けて、マーカ400と対応付けられた検証対象者に係る参照情報を端末装置200へ送信する。
端末装置200は、撮像機能により撮像した撮像画像と、認証サーバ300から受信した検証対象者に係る参照情報とを重畳させて表示させることで、端末装置200を用いた本人確認作業を容易にする。したがって本実施例の認証システム100は、端末装置200における参照情報の表示制御を行う表示制御システムの機能も果たす。尚、本実施例の参照情報の詳細は後述する。
以下に本実施例のマーカ400について説明する。
本実施例では、検証対象者に装着される所定のマーカ400をAR(AugmentedReality:拡張現実感)マーカと呼ばれる識別体とした。
ARマーカは、例えば、ARマーカを撮影した撮像画像に基づいて、撮像装置との相対位置及び相対角度を計測可能な模様(パターン)が印刷された印刷物等である。すなわちARマーカは、端末装置200の撮像機能によりARマーカを撮影した場合に、端末装置200を所持している作業者が、どこから何を見ているのかを特定する基準となるパターン画像である。
本実施例の端末装置200は、撮像画像に含まれるマーカ400の画像の位置、サイズ及び向き等に応じて参照情報を表示させる際の位置、サイズ及び向き等を調整し、撮像画像に参照情報を重畳させて表示させる。
本実施例の端末装置200は、撮像画像内に映されたマーカ400の画像により、マーカ400と撮像装置との相対位置及び相対的な向き(相対角度)とを計測する。また端末装置200は、ARマーカに印刷されたパターンを解析してARマーカと対応した検証対象者の識別情報を取得し、この識別情報と対応した参照情報を認証サーバ300から取得する。本実施例の端末装置200は、例えばタブレット端末やスマートフォン等であっても良い。
本実施例の認証システム100は、例えば特定の場所へ出入りする際の出入り口において行われる本人確認作業等に用いられても良い。特定の場所とは、例えば会社や学校の敷地であっても良いし、イベント会場等であっても良い。
以下の説明では、特定の場所を会社の敷地内とし、所定のマーカ400を装着した検証対象者を、ARマーカが印刷された社員証等を装着した人物とした。
図2は、端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施例の端末装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている表示操作装置21、ドライブ装置22、補助記憶装置23、メモリ装置24、演算処理装置25、インターフェース装置26及び撮像装置27を有する。
表示操作装置21は、タッチパネル等であり、各種信号の入力と各種情報の表示をするために用いられる。
インターフェース装置26は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。撮像装置27は、撮像素子を有し、画像を撮像する。
認証プログラムは、端末装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。認証プログラムは例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。認証プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また認証プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置22にセットされると、認証プログラムは記録媒体28からドライブ装置22を介して補助記憶装置23にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた認証プログラムは、インターフェース装置26を介して補助記憶装置23にインストールされる。
補助記憶装置23は、インストールされた認証プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置24は、コンピュータの起動時に補助記憶装置23から認証プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置25はメモリ装置24に格納された認証プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
尚本実施例の認証サーバ300は、例えばデスクトップ型あるいはノートブック型のコンピュータであっても良い。その場合認証サーバ300は、表示操作装置21の代わりに、キーボードやマウス等を含む入力装置と、ディスプレイ等を含む出力装置とを有する。また認証サーバ300は、タブレット端末であっても良い。本実施例の認証サーバ300は、演算処理装置とメモリ装置とを有する一般的なコンピュータであるから、そのハードウェア構成の説明を省略する。
図3は、第一の実施例の認証システムの有する装置の機能を説明する図である。
本実施例の認証システム100において、端末装置200は、参照先テーブル210を有する。本実施例の参照先テーブル210は、端末装置200の補助記憶装置23やメモリ装置24に格納されていても良い。
本実施例の参照先テーブル210は、マーカを識別するマーカIDと、マーカIDに対応した参照先情報とが予め対応付けられたテーブルである。参照先情報とは、後述する定義情報と参照情報とに対応付けられており、マーカIDと対応する定義情報と参照情報とを特定するための情報である。参照先テーブル210は、認証システム100の管理者等により、予め端末装置200に登録されているものとした。参照先テーブル210の詳細は後述する。
また本実施例の端末装置200は、撮像制御部220、マーカ認識部230、参照先情報送信部240、参照情報取得部250、定義情報取得部260、参照情報補正部270、表示制御部280を有する。
本実施例の撮像制御部220は、端末装置200のユーザ(本人確認作業を行う作業者)により、撮像装置27が使用される際の撮像装置27の動作を制御する。本実施例の撮像装置27は、主にマーカ400を装着した検証対象者の画像を撮像する。
本実施例のマーカ認識部230は、撮像装置27により撮像された撮像画像に含まれるマーカ400の画像を識別(認識)し、マーカの画像を解析することでマーカと対応したマーカ400の識別情報(以下、マーカID)を取得する。尚マーカ認識部230は、このときマーカ400の画像のサイズ、撮像画像におけるマーカ400の位置、撮像画像におけるマーカ400の角度(見え方のゆがみ)等も取得する。
参照先情報送信部240は、参照先テーブル210を参照し、マーカ認識部230により取得されたマーカIDと対応付けられた参照先情報を取得して認証サーバ300へ送信する。
参照情報取得部250は、認証サーバ300から参照先情報に対応した参照情報を取得する。定義情報取得部260は、認証サーバ300から参照先情報に対応した定義情報を取得する。
本実施例の参照情報は、撮像装置27により撮像された撮像画像に重畳して表示される情報(画像データ及びテキストデータを含む)である。本実施例の定義情報は、参照情報を表示させる際の表示のサイズや角度、表示の位置等を定義した情報である。
すなわち本実施例のマーカ400に対応した参照情報及び定義情報は、マーカ400に対応して表示されるARコンテンツデータである。本実施例の参照情報と定義情報の詳細は後述する。
本実施例の参照情報補正部270は、マーカ認識部230が取得した撮像画像におけるマーカ400の画像のサイズ、位置、角度等に基づき、撮像画像に重畳させて表示させる参照情報を補正する。参照情報補正部270の処理の詳細は後述する。
本実施例の表示制御部280は、参照情報補正部270により補正された参照情報を、撮像画像において定義情報で示される位置に重畳させて表示させる。
本実施例の認証サーバ300は、重畳定義テーブル310、参照情報データベース320を有する。本実施例の重畳定義テーブル310及び参照情報データベース320は、例えば認証サーバ300の補助記憶装置やメモリ装置等に予め格納されていても良い。
本実施例の重畳定義テーブル310は、参照先情報と、参照先情報と対応した参照情報の表示位置、回転角度、表示サイズ及び参照情報のファイル名等が格納されている。本実施例の参照情報データベース320は、参照先情報と対応付けられた写真や人事情報等が格納されている。本実施例の重畳定義テーブル310と参照情報データベース320は、予め認証サーバ300に格納されている。
また本実施例の認証サーバ300は、参照先情報取得部330、情報取得部340、情報送信部350を有する。
本実施例の参照先情報取得部330は、端末装置200から参照先情報を取得する。情報取得部340は、重畳定義テーブル310と参照情報データベース320のそれぞれを参照し、参照先情報と対応付けられた定義情報と参照情報を取得する。情報送信部350は、定義情報と参照情報とを端末装置200へ送信する。
以下に図4を参照して参照先テーブル210について説明する。図4は、参照先テーブルの一例を示す図である。図4(A)は、マーカIDと検証対象者の社員番号とが対応づけられたテーブルの例を示し、図4(B)は、社員番号と、定義情報及び参照情報と対応付けられた参照IDとが対応づけられたテーブルの例を示している。
図4(A)に示す参照先テーブル210Aは、情報の項目としてマーカIDと社員番号とを有し、両者が対応付けられている。
本実施例の参照先テーブル210Aによれば、例えば社員番号012345の人物の有する社員証は、マーカIDが1と識別されるマーカ(ARマーカ)400が印刷されていることがわかる。また本実施例の参照先テーブル210Aによれば、例えば社員番号012346の人物の有する社員証は、マーカIDが2と識別されるマーカ(ARマーカ)400が印刷されていることがわかる。
さらに本実施例の参照先テーブル210Aでは、例えば1つの社員番号に対して複数のマーカIDが対応付けられていても良い。図4(A)の例では、社員番号012345について、マーカID「1」とマーカID「10」とが対応付けられていることがわかる。
このように1つの社員番号に対して複数のマーカIDを対応付けておけば、マーカID「1」のマーカが印刷された社員証を紛失した場合に、マーカID「10」のマーカが印刷された社員証を代用することができ、後述する参照情報の登録を再度行う手間を省くことができる。
図4(B)に示す参照先テーブル210Bは、情報の項目として社員番号と参照IDとを有し、両者が対応付けられている。
本実施例の参照先テーブル210Bによれば、例えば社員番号012345は、参照ID01と対応付けられていることがわかる。
本実施例では、マーカIDに対応した参照先情報を、検証対象者に付与された社員番号としても良い。また本実施例では、マーカIDに対応した参照先情報を、社員番号を介してマーカIDと対応付けられた参照IDとしても良い。
本実施例では、参照先情報を参照IDとすることで、例えばマーカIDと対応付ける定義情報及び参照情報を、参照先テーブル210Bにおいて社員番号と対応付ける参照IDを変更するだけで変更できる。
具体的には例えば、社員番号012345と対応する参照情報と定義情報とが更新された場合について考える。この場合、更新された参照情報及び定義情報に新たな参照IDを対応付けて認証サーバ300へ格納し、端末装置200において社員番号012345に新たな参照IDを対応付ければ良い。このようにすれば、社員番号012345と、更新された参照情報と定義情報とを対応付けることができる。したがって参照先情報を参照IDとすれば、容易にマーカIDと対応付ける参照情報及び定義情報を変更することができる。
以下の本実施例の説明では、マーカIDに対応した参照先情報を参照IDとした場合を説明する。
次に本実施例の重畳定義テーブル310と、参照情報データベース320について説明する。図5は、重畳定義テーブルの一例を示す図である。
本実施例の重畳定義テーブル310は、情報の項目として、参照ID、位置情報、表示サイズ、回転角度、ファイル名を有し、社員番号に対してその他の項目が対応付けられている。本実施例では、参照IDに対応付けられた位置情報、表示サイズ、回転角度及びファイル名を参照IDと対応する定義情報とする。
本実施例の位置情報とは、参照情報と、撮像画像に含まれるマーカ400の画像との相対的な位置関係を示す情報であり、参照情報を撮像画像に重畳させて表示させる際の参照情報の表示位置を示す。本実施例では、撮像装置27により撮像された撮像画像内にマーカ400の画像を認識すると、マーカ400に対して位置情報により定義される位置に参照情報を表示させる。尚、図5の例では、位置情報は3次元の座標で示されるものとしたが、位置情報は2次元の座標で示されても良い。
本実施例の表示サイズとは、参照情報を表示させる際の参照情報の表示サイズを示す。本実施例の位置情報及び表示サイズの詳細は後述する。
本実施例の回転角度は、参照情報を撮像画像に重畳させて表示させる際の参照情報の回転角度を示す。ファイル名は、参照情報として表示する画像のファイル名である。
尚、本実施例では、重畳定義テーブル310は、予め参照情報と共に認証サーバ300に格納されているものとしたが、これに限定されない。例えば参照情報とした登録される画像にマーカ400の画像が含まれている場合には、端末装置200が認証サーバ300から参照情報を取得した後に、参照情報に含まれるマーカ400の画像から定義情報を生成しても良い。
図6は、参照情報データベースの一例を示す図である。本実施例の参照情報データベース320は、情報の項目として、参照ID、顔写真、全身写真、人事情報を有し、社員番号に対して顔写真、全身写真及び人事情報が対応付けられている。
図6の例では、参照ID「01」と対応付けられた社員番号の社員の顔写真である画像ファイルのファイル名が1.jpgであり、全身写真の画像ファイルのファイル名が11.jpgであり、人事情報であるテキストファイルのファイル名がtext1となっている。すなわち図6の例では、参照ID「01」と対応する参照情報は、顔写真1.jpg、全身写真11.jpg、人事情報text1となる。尚本実施例の人事情報とは、例えば社員番号、写真番号と対応した人物の氏名、所属部署等が含まれる。
次に図7を参照して本実施例の定義情報に含まれる位置情報を説明する。図7は、参照情報に含まれる画像を説明する図である。図7(A)は、参照情報データベース320に格納する画像の撮像について説明する図であり、図7(B)は撮像により得られた画像の例を示している。
画像を撮像する際には、撮影対象となる人物にマーカ400を装着させて撮像する。より具体的には例えば、撮影対象の人物(社員)が、マーカ400が印刷された社員証を装着した状態で撮像を行う。
以下に、図7(B)に示す撮像画像G1を取得してから、参照情報としての画像を参照情報データベース320に格納する手順を説明する。尚、以下の手順は、例えば撮像画像G1を取得した認証サーバ300等のコンピュータによって実行される。
例えば顔写真の画像を参照情報データベース320に格納する場合、撮像画像G1において選択された顔部分の領域G2の画像が格納される。
本実施例では、例えば領域G2を定義する各点(Ps1,Ps2,Ps3,Ps4)を透視変換して、実空間上の座標(Pc1,Pc2,Pc3,Pc4)に変換する。この際、カメラ71から被写体までの奥行きは、マーカ400の位置に応じた値とする。例えばカメラ71から被写体までの奥行きをマーカ400の奥行きと同じ値に設定しても良い。
次に(Pc1,Pc2,Pc3,Pc4)をモデルビュー変換によりマーカ座標系(Xm,Ym,Zm)の座標(Pm1,Pm2,Pm3,Pm4)に変換する。モデルビュー変換とは、ローカル座標上にあるオブジェクトをワールド座標に移動する変換し、視点から見える位置に移動することである。
ここで認証サーバ300は、変換した座標を位置情報として、マーカ400のマーカIDと対応する参照IDと対応付けて重畳定義テーブル310に格納する。また認証サーバ300は、領域G2の画像を顔写真とし、マーカ400のマーカIDと対応する参照IDと対応付けて、参照情報データベース320に格納する。
本実施例では、以上のようにして参照情報に含まれる画像とマーカ400の画像との位置関係を定義することで、マーカ400を認識した際に、マーカ400に対して点Pm1,点Pm2,点Pm3,点Pm4に囲まれた領域に、領域G2の画像(顔写真)が存在するように表示させることができる。尚本実施例では、点Pm1,点Pm2,点Pm3,点Pm4の各々のXm座標に対して所定値α(40cm程度)を加えてから位置情報として重畳定義テーブル310に格納しても良い。すると、マーカ400を装着した人物の顔の隣に参照情報として顔写真が表示されるため、撮像画像と参照情報とを照合する作業を行う作業者にとって見やすい表示となる。
尚、参照情報に含まれる画像とマーカ400の画像との相対的な位置関係を示す位置情報は、上述した座標でなくても良い。
例えばマーカ400の形を長方形とし、マーカ400の画像の幅をW、高さをHとした場合、領域G2の点Pm1のX座標とY座標を、マーカ400の画像の幅Wと高さHで示しても良い。具体的には、点Pm1のX座標は、マーカ400の画像の中心点からマーカ400の画像の幅W×2の位置、点Pm1のY座標は、マーカ400の画像の中心点からマーカ400の画像の高さH×5の位置等と言うように算出されても良い。
また本実施例の定義情報に含まれる参照情報の表示サイズは、例えばX軸方向の大きさをマーカ400の画像の幅W×5とし、Y軸方向の大きさをマーカ400の画像の高さH×3の長さ等として示しても良い。
次に図8を参照して本実施例の認証システム100の動作を説明する。図8は、第一の実施例の認証システムの動作を説明するフローチャートである。
本実施例の認証システム100において、端末装置200は、マーカ認識部230により、撮像装置27により撮像された検証対象者の撮像画像からマーカ400の画像を認識する(ステップS801)。続いて本実施例の端末装置200は、撮像画像内にマーカ400の画像を認識したか否かを判断する(ステップS802)。ステップS802において認識しない場合、端末装置200は、例えば表示操作装置21にマーカ400の画像が取得できない旨を表示させ、端末装置200の位置を作業者に調整させ(ステップS803)、ステップS801へ戻る。
ステップS802においてマーカ400の画像が認識されると、マーカ認識部230は、マーカ400の画像を解析し、マーカ400のマーカIDと、撮像時におけるマーカ400の状態を示すマーカ状態情報を取得する(ステップS804)。本実施例のマーカ状態情報は、例えば撮像画像におけるマーカ400の画像の位置を示すマーカ位置情報、撮像画像におけるマーカ400の画像のサイズを示す情報、撮像時における撮像装置27に対するマーカ400の角度等が含まれる。
続いて参照先情報送信部240は、参照先テーブル210A,210Bを参照し、マーカIDと対応付けられた参照IDを取得する(ステップS805)。
端末装置200は、参照先情報送信部240により参照IDを認証サーバ300へ送信し、参照情報取得部250及び定義情報取得部260により、参照IDと対応した参照情報と定義情報とを取得する(ステップS806)。
続いて参照情報補正部270は、ステップS804で取得したマーカ状態情報に基づき、参照情報を補正する(ステップS807)。
以下に本実施例の参照情報補正部270による参照情報の補正について説明する。本実施例の参照情報補正部270は、マーカ状態情報に示されるマーカ400のサイズを示す情報から端末装置200と検証対象者との距離を算出し、この距離に応じて参照情報の画像の表示サイズを変更する補正を行っても良い。
また本実施例の参照情報補正部270は、例えばマーカ状態情報に含まれる撮像時における撮像装置27に対するマーカ400の角度に応じて、参照情報の画像を回転させても良い。
本実施例では、以上のように、撮像画像に含まれるマーカ400の画像から、端末装置200とマーカ400との位置関係を示すマーカ状態情報を取得し、マーカ状態情報に基づき参照情報に含まれる画像を補正する。この補正により、参照情報に含まれる画像を、撮像画像に映された検証対象者の画像と同じ撮影条件で撮影した画像とすることができる。したがって本実施例によれば、参照情報に含まれる画像と撮像画像との目視による照合を高精度に行わせることができ、目視による本人確認作業を容易にすることができる。
続いて表示制御部280は、補正した後の参照情報を撮像画像に重畳させて表示する(ステップS808)。
何尚、図8では、撮像画像からマーカ状態情報を取得して参照情報を補正するものと
したが、これに限定されない。補正される画像は、参照情報の画像ではなく、撮像画像であっても良い。
以下に図9乃至図11を参照して本実施例の認証システム100による認証結果について説明する。
図9は、第一の実施例における認証結果の一例を示す第一の図である。図9(A)は、認証システム100を用いて本人確認作業を行う作業者が、端末装置200で検証対象者を撮像した撮像画像の例を示す。図9(B)は、撮像画像に参照情報が重畳された画像の例を示す図である。
図9の例では、撮像画像91にマーカ400の画像400Gが含まれている。本実施例のマーカ認識部230は、撮像画像91から画像400Gを認識して解析し、マーカ400のマーカIDと、撮像画像91が撮像された際のマーカ400の状態を示すマーカ状態情報を取得する。
そして端末装置200は、定義情報取得部260により重畳定義テーブル310からマーカIDと対応した定義情報を取得し、参照情報取得部250により、参照情報データベース320からマーカIDと対応する参照情報93、94を取得する。参照情報93、94は、定義情報とマーカ状態情報に基づき撮像画像91と重畳されて表示される。図9の例では、参照情報93として顔写真の画像が用いられている。
図9(B)の例では、定義情報に含まれる位置情報において、参照情報93の表示位置が、検証対象者顔の隣になるように定義されており、容易に本人確認作業を行うことができる。図9の例では、参照情報93、94により、撮像画像91に含まれる検証対象者が社員番号○○○の人物と同一人物であることが確認できる。
まて本実施例では、検証対象者の身長を判断する基準となるポインタ95を表示させることで、確認作業を行う作業者に対し、身長の情報も含めて表示させることができ、目視による本人確認作業を容易に行わせることができる。
図10は、第一の実施例における認証結果の一例を示す第二の図である。図10(A)は、認証システム100を用いて本人確認作業を行う作業者が、端末装置200で検証対象者を撮像した撮像画像の例を示す。図10(B)は、撮像画像に参照情報が重畳された画像の例を示す図である。
図10では、撮像画像101に含まれる検証対象者が、社員番号○○○の人物と同一人物でない場合の例を示している。上述の場合とは、例えば社員番号○○○の人物の社員証を社員番号○○○の人物とは別の人物が装着していた場合等が考えられる。
図10(B)では、撮像画像101に、画像400Gから取得された参照情報93、94が表示される。参照情報93は、社員番号○○○である人物が検証対象者である場合に、この人物の顔の隣に表示されるように、位置情報が定義されており、この位置情報にしたがって撮像画像101上に表示される。
このため、例えば図10(B)に示すように、社員番号○○○である人物と身長が異なる人物が撮像画像に写っていた場合、参照情報93の表示位置と、検証対象者として撮像画像101に写っている人物の顔の位置との間で高さにズレが生じる。よって、本実施例では、身長の条件により、撮像画像に写っている検証対象者が社員番号○○○である人物ではない、ということが容易に判断できる。
図11は、第一の実施例における認証結果の一例を示す第三の図である。図11(A)は、検証対象者と参照情報とが一致する場合を示している。図11(B)は、検証対象者と参照情報とが一致しない場合を示している。図11は、参照情報として、検証対象者の全身写真を用いた場合の例を示している。
図11(A)に示す端末装置200の画面111Aには、撮像画像112と、撮像画像112に重畳された参照情報113、114が表示されている。
図11(A)の例では、マーカ400の画像400G1と対応する社員番号が社員番号××であり、参照情報113、114は社員番号××と対応している。参照情報113は、社員番号××の人物の全身写真である。
図11(B)に示す端末装置200の画面111Bには、撮像画像115と、撮像画像115に重畳された参照情報113、114とが表示されている。
図11(A)、(B)では、何れも撮像画像112、115に含まれる検証対象者の画像の隣に参照情報113として社員番号××の人物の全身写真が表示される。
図11(A)では、撮像画像112における検証対象者の画像と、参照情報113とが一致していることがわかる。また図11(B)では、撮像画像115における検証対象者の画像と、参照情報113とが一致していないことがわかる。
以上のように本実施例では、参照情報の画像を全身写真の画像とすれば、例えば検証対象者と端末装置200との距離が離れていた場合でも、容易に目視による本人確認作業を行うことができる。また本実施例では、参照情報の画像を全身写真の画像とすることで、参照情報に身長や体の各パーツの大きさ等の情報が含まれることになり、例えば体型の変化や服装等により本人確認作業における判断に及ぼす影響を低減できる。
尚、上記の説明では、マーカIDに対応付けられた参照先情報を参照IDとする例を説明したが、これに限定されない。本実施例では、参照先情報を社員番号としても同様の処理を行うことができる。参照先情報を社員番号とし場合には、重畳定義テーブル310及び参照情報データベース320の参照IDの項目が社員番号となる。
また、上記の説明では、本実施例を本人確認作業に使用した形態を説明したが、これに限定されない。本実施例では、例えば遊園地等において、確認の対象となる人物の身長が制限を満たしているか否かを判断する作業等に用いられても良い。
(第二の実施例)
以下に図面を参照して第二の実施例について説明する。第二の実施例では、撮像画像の解像度と参照情報の画像の解像度とを比較する点が第一の実施例と相違する。よって第二の実施例の説明では、第一の実施例との相違点についてのみ説明し、第一の実施例と同様の機能構成を有するものには第一の実施例の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図12は、第二の実施例の認証システムの有する装置の機能を説明する図である。本実施例の端末装置200Aは、第一の実施例の端末装置200の有する各部に加え、誤差判定用テーブル290と、誤差判定部295とを有する。また本実施例の端末装置200Aは、表示制御部280Aを有する。
本実施例の端末装置200Aは、例えば撮像画像の解像度と、参照情報の画像の解像度とを比較し、解像度の差に応じて撮像画像に参照情報の画像を重畳させる際の参照情報の画像の表示サイズの誤差を判定する。
本実施例の誤差判定部295は、撮像画像の解像度と、参照情報に含まれる画像の解像度との差が予め設定された値以上であるか否かを判定する。そして誤差判定部295は、解像度の差が予め設定された値以上である場合、誤差判定用テーブル290を参照し、解像度の差に応じた参照情報の画像の表示サイズの誤差の値を取得する。尚、参照情報に含まれる解像度は、予め登録されていても良い。また撮像画像の解像度は、撮像画像に含まれるマーカ400の画像を解析した際に取得されても良い。
本実施例の表示制御部280Aは、誤差判定部295が誤差の値を取得した場合には、参照情報の画像を表示させる際に、この誤差の値に応じたポインタを表示させる。
図13は、誤差判定用テーブルの一例を示す図である。
本実施例の誤差判定用テーブル290は、情報の項目として、解像度差と、誤差とを有し、解像度差と誤差とが対応付けられている。
以下に本実施例の参照情報に含まれる画像の表示サイズの誤差について説明する。以下では、例えば参照情報として登録された画像の解像度が、撮像画像の解像度よりも低い場合について説明する。尚、参照情報に含まれる画像の解像度が低い場合とは、例えば全身写真から顔の部分を切り出して拡大した画像等を参照情報の顔写真として登録した場合等である。
撮像画像に比べて参照情報の画像の解像度が低い場合、例えば参照情報の画像において被写体の外形にエッジが立ち、その結果として描画における線が解像度が高い撮像画像と比べて太くなる。描画における線が太い画像の場合、同じ画像であっても解像度が高い画像と比べて、線が太い分だけ表示サイズが大きくなる場合がある。
本実施例の誤差判定用テーブル290では、解像度の差が200dpiであった場合の表示サイズの誤差は50mmである。この誤差とは、例えば解像度が高い画像における線の太さと、この画像よりも解像度が200dpi低い画像における線の太さの差を示す。
本実施例の誤差判定用テーブル290は、例えば解像度に差に応じた線の太さの実測値等により、解像度と誤差との関係を対応付けたものである。
本実施例の端末装置200Aでは、以上のように解像度の差による線の太さから生じる画像の表示サイズの誤差を考慮し、誤差が生じる場合にはその旨を示すポインタを表示させる。
図14は、第二の実施例の認証システムの動作を説明するフローチャートである。
図14のステップS1401からステップS1407までの処理は、図8のステップS801からステップS807までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1407に続き、端末装置200Aは、誤差判定部295により、撮像画像の解像度と参照情報に含まれる画像の解像度との差が所定値以上であるか否かを判断する(ステップS1408)。
ステップS1408において解像度の差が所定値未満であった場合、端末装置200Aは後述するステップS1410へ進む。ステップS1408において、解像度の差が所定値以上であった場合、誤差判定部295は、誤差判定用テーブル290を参照し、誤差の値に基づくポインタを描画し(ステップS1409)、ステップS1410へ進む。
ステップS1410の処理は、図8のステップS808の処理と同様であるから、説明を省略する。
図15は、第二の実施例における認証結果の一例を示す図である。
図15に示す画面151は、撮像画像152に、参照情報153、154が重畳されている。画面151に表示された参照情報153は、撮像画像152よりも所定値以上解像度が低い画像であり、描画における線が撮像画像152の描画における線よりも太くなっていることがわかる。
そこで本実施例では、例えば線の太さにより生じる表示サイズの誤差を示すポインタ155A、155Bを、例えば参照情報153の顔写真の頭頂部の近傍に表示させる。表示サイズの誤差とは、撮像画像152における検証対象者の画像の表示サイズと、参照情報153における顔写真の画像の表示サイズの誤差である。
画面151では、撮像画像152における検証対象者の画像の頭頂部が、ポインタ155Aとポインタ155Bの間に入れば、撮像画像152における検証対象者の身長と、参照情報153の顔写真の人物の身長は、ほぼ同じであると判断できる。
以上のように本実施例では、参照情報に含まれる画像の解像度と撮像画像の解像度との差により生じる誤差を本人確認作業を行う作業者に認識させることができ、目視による本人確認作業の精度の向上に貢献することができる。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
照合対象および第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得し、
前記第1の基準物に対応づけられた参照情報に含まれる、第2の画像を取得し、
前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
(付記2)
付記1記載の表示制御プログラムであって、前記第2の表示定義情報は、前記参照情報に含まれることを特徴とする表示制御プログラム。
(付記3)
付記1記載の表示制御プログラムであって、前記第2の表示定義情報は、前記第2の画像に含まれる第2の基準物から生成される、
ことを特徴とする表示制御プログラム。
(付記4)
付記1記載の表示制御プログラムであって、前記表示態様は、前記第1の画像に含まれる前記照合対象の像と、前記第2の画像に含まれる参照対象の像が、同一のスケールで表示される表示態様である
ことを特徴とする表示制御プログラム。
(付記5)
付記1記載の表示制御プログラムであって、前記表示態様は、前記第1の画像の解像度と、前記第2の画像の解像度とから得られる、前記第1の画像に含まれる前記照合対象の像の表示サイズと、前記第2の画像の表示サイズとの誤差を示すポインタが表示される表示態様である
ことを特徴とする表示制御プログラム。
(付記6)
照合対象および第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得する第1の取得部と、
前記第1の基準物に対応づけられた参照情報に含まれる、第2の画像を取得する第2の取得部と、
前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる表示制御部と、
を有することを特徴とする表示制御装置。
(付記7)
第1の基準物に対応づけられた参照情報が格納されたサーバと、端末装置とを有する表示制御システムであって、
前記端末装置は、
照合対象および前記第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得する第1の取得部と、
前記参照情報に含まれる、第2の画像を取得する第2の取得部と、
前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる表示制御部と、
を有することを特徴とする表示制御システム。
開示の技術は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 認証システム
200 端末装置
210 マーカテーブル
220 撮像制御部
250 参照情報取得部
260 定義情報取得部
270 参照情報補正部
280 表示制御部
300 サーバ
310 重畳定義テーブル
320 参照情報データベース

Claims (6)

  1. 照合対象および第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得し、
    前記第1の基準物に対応づけられた参照情報に含まれる、第2の画像を取得し、
    前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
  2. 請求項1記載の表示制御プログラムであって、前記第2の表示定義情報は、前記参照情報に含まれることを特徴とする表示制御プログラム。
  3. 請求項1記載の表示制御プログラムであって、前記第2の表示定義情報は、前記第2の画像に含まれる第2の基準物から生成される、ことを特徴とする表示制御プログラム。
  4. 請求項1記載の表示制御プログラムであって、前記表示態様は、前記第1の画像に含まれる前記照合対象の像と、前記第2の画像に含まれる参照対象の像が、同一のスケールで表示される表示態様である、ことを特徴とする表示制御プログラム。
  5. 照合対象および第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得する第1の取得部と、
    前記第1の基準物に対応づけられた参照情報に含まれる、第2の画像を取得する第2の取得部と、
    前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる表示制御部と、
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  6. 第1の基準物に対応づけられた参照情報が格納されたサーバと、端末装置とを有する表示制御システムであって、
    前記端末装置は、
    照合対象および前記第1の基準物の双方を含む第1の画像を取得する第1の取得部と、
    前記参照情報に含まれる、第2の画像を取得する第2の取得部と、
    前記第1の画像に含まれる前記第1の基準物から生成される第1の表示定義情報、および、前記第2の画像と対応づけられた第2の表示定義情報に応じた表示態様で、前記第1の画像および第2の画像を表示させる表示制御部と、
    を有することを特徴とする表示制御システム。
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