JP2015138276A - ドアゲート権限管理システム、ドアゲート権限管理方法、およびプログラム - Google Patents

ドアゲート権限管理システム、ドアゲート権限管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】会合の時間や場所の変更に適切に対応できる、ドアゲート権限管理システム、ドアゲート権限管理方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】ドアゲート権限管理システム100では、スケジュール管理DB152において会合の参加予定者として登録されているユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与する。なお、スケジュール管理DB152において会合の参加予定者として登録されていなかったユーザーであっても、スケジュール管理DB152において当該会合の招待者として登録されていれば、他の参加予定者が会合に対応するドアゲートを既に通過している場合、または、主催者が許可を与えた場合に、上記ドアゲートの解錠権限を与えられる。【選択図】図15

Description

本開示は、ドアゲート権限管理システム、ドアゲート権限管理方法、およびプログラムに関し、特に、オフィスビルなどの複数のドアゲートのそれぞれを開く権限をユーザーごとに変更させるためのシステム、方法、およびプログラムに関する。
ドアゲートの入退権限を特別に付与する方法として、たとえば、特開2004−285778号公報(特許文献1)において提案された技術がある。より具体的には、照合装置は、会合に先立ち、一部のユーザーに、電子メールで招待状を送信する。照合装置は、また、招待状を送るメールアドレスを管理する。そして、ユーザーは招待状を利用して、ドアを解錠するための操作を行なう。解錠装置は、招待状に基づいて、ドアを解錠する。なお、照合装置は、実際に招待状が送信されたメールアドレスと、招待状を送るメールアドレスとを照合し、招待されるべきではないユーザーのメールアドレスに招待状が送られていないかどうかを判断する。
また、ユーザーの入室を管理するシステムは、特開2012−160035号公報(特許文献2)にも提案されている。特許文献2では、利用者の入退室情報とMFP(Multifunction Peripheral)の起動制御を連携させている。より具体的には、機器管理装置は、管理対象のMFPに対応する利用者のスケジュールを参照し、そのスケジュールに基づいて、入室しているユーザーが継続してMFPを利用するかどうかを判断し、当該判断の結果に基づいて画像処理機能の起動を制御する。
ユーザーのスケジュール情報を利用した技術は、特開2004−054655号公報(特許文献3)にも提案されている。特許文献3のシステムは、IDカードから読み取られた情報、勤怠管理サーバーの情報、および、個人のスケジュール予定の情報を利用して、行き先掲示板の更新、および、日報情報の自動作成を行なう。
特開2004−285778号公報 特開2012−160035号公報 特開2004−054655号公報
しかしながら、従来の技術では、解錠権限の付与が、会議室の変更や時間変更などに適切に対応することが出来ない場合があった。例えば、予定が変更されたことなどによって、招待状に記載された会議についての時間と場所に別の打合せが入ってしまう場合がある。このような予定の変更に対して、解錠権限の付与態様が対応できなければ、招待状を受け取ったユーザーには、変更前の会議室への入退権限が与えられていることになる。したがって、ユーザーは、招待状を受け取った後も、会議の時間と場所が変更されていないことを確認する必要があり、煩雑な作業を強いられることになっていた。
本開示は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、会合の時間や場所の変更に適切に対応できる、ドアゲート権限管理システム、ドアゲート権限管理方法、およびプログラムを提供することである。
本開示のある局面に従うと、ドアゲートの解錠の要求を取得するための取得手段と、ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、会合に招待されたユーザーを特定する情報と、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報と、会合の時間を特定する情報と、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報とを関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と、スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するための制御手段とを備え、制御手段は、取得手段が第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、第1のユーザーが、第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、(1)スケジュール情報記憶手段において、第1のユーザーが、取得手段が要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、(2)ドアゲート情報記憶手段において、取得手段が要求を受け付けた時間に対応する会合であって第1のユーザーが関連付けられている会合に関連付けられた他のユーザーが、当該会合に対応する時間に第1のドアゲートを通過したことを記憶している、ことを条件として、第1のユーザーに対して、第1のドアゲートの解錠権限を付与する、ドアゲート権限管理システムが提供される。
本開示の他の局面に従うと、ドアゲートの解錠の要求を取得するための取得手段と、ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、会合に招待されたユーザーを特定する情報と、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報と、会合の時間を特定する情報と、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報とを関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と、スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するための制御手段とを備え、制御手段は、取得手段が第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、第1のユーザーが、第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、(1)スケジュール情報記憶手段において、第1のユーザーが、取得手段が要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、(2)第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定の他のユーザーのスケジュール情報において、当該会合の時間に、第1のユーザーが当該会合に参加することを示す情報が含まれているときには、ことを条件として、第1のユーザーに対して、第1のドアゲートの解錠権限を付与する、ドアゲート権限管理システムが提供される。
好ましくは、スケジュール情報記憶手段に記憶される会合に参加する予定のユーザーを特定する情報は、当該会合の主催者を特定する情報を含み、制御手段は、取得手段が第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得したことに応じて、当該要求を第1のドアゲートが関連する会合の主催者に通知し、当該主催者から第1のユーザーの当該会合への参加を承認する情報を受信したことに応じて、当該会合の時間内であれば、第1のユーザーに対して、第1のドアゲートの解錠権限を付与し、当該会合の時間外であれば、スケジュール情報記憶手段において、第1のユーザーを当該会合に参加する予定のユーザーとして登録する。
好ましくは、制御手段は、主催者に、さらに、(1)および(2)の条件が満たされていることを通知する。
好ましくは、制御手段は、主催者から会合に参加する予定のユーザー以外のユーザーに対する解錠権限の付与を禁止する情報を入力された場合には、(1)および(2)の条件が満たされている場合であっても、第1のユーザーに対して第1のドアゲートの解錠権限を付与しない。
好ましくは、制御手段は、第1のドアゲートに関連付けられた会合が中止になった場合には、当該会合の主催者に、取得手段が要求を取得したことを通知し、第1のユーザーに、会合が中止になったことを通知する。
好ましくは、制御手段は、第1のユーザーに対して、第1のドアゲートが関連する会合の時間および場所を通知する。
好ましくは、制御手段は、スケジュール情報記憶手段において、同じ時間に複数の会合について参加する予定のユーザーとして登録されているユーザーについて、ドアゲート情報記憶手段において、複数の会合の中の1つの会合の会場に関連付けられたドアゲートを通過したことが記憶されている場合には、複数の会合の中の他の会合の会場に関連付けられたドアゲートの解錠権限を付与しない。
好ましくは、制御手段は、第1のユーザーに第1のドアゲートの解錠権限を付与した場合には、その旨を、第1のドアゲートに関連付けられた会合に参加する予定のユーザーに通知する。
本開示のさらに他の局面に従うと、ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、会合に招待されたユーザーを特定する情報、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報、会合の時間を特定する情報、および、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報を関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と通信可能なコンピュータによって実行されるドアゲート権限管理方法であって、ドアゲートの解錠の要求を取得するステップと、スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するステップと、第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、第1のユーザーが、第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、(1)スケジュール情報記憶手段において、第1のユーザーが、要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、(2)ドアゲート情報記憶手段において、要求を受け付けた時間に対応する会合であって第1のユーザーが関連付けられている会合に関連付けられた他のユーザーが、当該会合に対応する時間に第1のドアゲートを通過したことを記憶している、ことを条件として、第1のユーザーに対して、第1のドアゲートの解錠権限を付与するステップとを備える、ドアゲート権限管理方法が提供される。
本開示のさらに他の局面に従うと、ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、会合に招待されたユーザーを特定する情報、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報、会合の時間を特定する情報、および、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報を関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と通信可能なコンピュータを実行されるドアゲート権限管理システムとして機能させるための、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、プログラムは、コンピュータに、ドアゲートの解錠の要求を取得するステップと、スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するステップと、第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、第1のユーザーが、第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、(1)スケジュール情報記憶手段において、第1のユーザーが、要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、(2)ドアゲート情報記憶手段において、要求を受け付けた時間に対応する会合であって第1のユーザーが関連付けられている会合に関連付けられた他のユーザーが、当該会合に対応する時間に第1のドアゲートを通過したことを記憶している、ことを条件として、第1のユーザーに対して、第1のドアゲートの解錠権限を付与するステップとを実行させる、プログラムが提供される。
本開示によれば、上記(1)によって第1のユーザーが参加する会合の時間を特定でき、上記(2)によって第2のユーザーが参加する会合の場所を特定できる。したがって、第1のユーザーは、招待された会合について、何らかの事情で参加する予定のユーザーとして登録されることがなされなかった場合でも、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を得ることができる。
本実施の形態のドアゲート権限管理システムが解錠権限を付与するかどうかを決定する一態様を模式的に示す図である。 本実施の形態のドアゲート権限管理システムが解錠権限を付与するかどうかを決定する別の態様を模式的に示す図である。 ドアゲート権限管理システムを含むドアゲート管理システムの構成の概要を示す図である。 ドアゲート権限管理システムのハードウェア構成の具体例を示す図である。 読取装置のハードウェア構成の具体例を示す図である。 ドアゲート制御装置のハードウェア構成の具体例を示す図である。 ユーザー端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 スケジュール管理DB(データベース)の構成の一例を示す図である。 ユーザーID管理DBの構成の一例を示す図である。 居室/会議室DBの構成の一例を示す図である。 ドアゲート権限管理DBの構成の一例を示す図である。 ドアゲート管理DBの構成の部分的な一例を示す図である。 ドアゲート通過管理DBの構成の一例を示す図である。 個人スケジュールDBの構成の一例を示す図である。 ドアゲート権限管理システムの機能的な構成の一例を示す図である。 スケジュール管理DBを編集するための処理のフローチャートである。 個人スケジュールDBを編集するための処理のフローチャートである。 ドアゲートの解錠/施錠の状態を制御するための処理のフローチャートである。 図18のステップS520のサブルーチンのフローチャートである。 図19のステップS523のサブルーチンのフローチャートである。 図20のステップS5233のサブルーチンのフローチャートである。 スケジュール管理DBの他の例を示す図である。 個人スケジュールDBの他の例を示す図である。 ドアゲート管理DBの別の例を示す図である。 ドアゲート管理DBの別の例を示す図である。
以下、本開示に係るドアゲート権限管理システムについて、図面を参照して説明する。なお、各図において、同様の作用および機能を奏する構成要素については、同じ符号を付し、その説明は繰返さない。
[ドアゲート権限管理システムの動作の概要]
本明細書では、ドアゲート権限管理システムの一例として、会議室に入室するためのドアゲートの解錠権限を付与するかどうかをユーザーごとに決定するためのシステムについて説明する。なお、本明細書における説明はドアゲート権限管理システムの一例である。本願発明のドアゲート権限管理システムは、いかなる会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限の付与をも取り扱うことができる。
図1は、本実施の形態のドアゲート権限管理システムが解錠権限を付与するかどうかを決定する一態様を模式的に示す図である。前提として、ドアゲート権限管理システムは、当該ドアゲート権限管理システムの管理下にあるドアゲートを施錠する。そして、一部のドアゲートについての解錠するための条件が成立したと判断すると、ドアゲート権限管理システムは、当該ドアゲートを解錠する。
ドアゲート権限管理システムは、まず、円で囲まれた数字の「1」として示されるように、会議(打ち合わせ)の主催者から、会議の場所、会議の時間(開始時刻と終了時刻とを含む)、および、当該会議に招待する者を特定する情報の入力を受け付ける。ドアゲート権限管理システムは、たとえばサーバーコンピュータによって実現される。会議に招待された者(ユーザー)は、スケジュール管理DBにおいて「招待者」として登録される。図1のスケジュール管理DBでは、各招待者は、各ユーザーを特定するID(「00002」等の5桁の数字)で示されている。なお、各図において円で囲まれ数字を、本明細書では、「≪1≫」等のように、二重の山型の括弧で表す。
ドアゲート権限管理システムは、全招待者に対して、招待状を送信する。当該送信は、図1では、≪2≫として示されている。そして、招待状の送信は、たとえば各ユーザーに電子メールが送信されることによって実現される。この場合、ドアゲート権限管理システムは、各ユーザーのIDを各ユーザーの電子メールアドレスと関連付ける情報を有し、当該情報に基づいて、各ユーザーに招待状を送信する。
招待状を受信したユーザーは、ドアゲート権限管理システムに対して、参加または欠席を示す情報を返信する。当該返信は、図1では≪3≫として示されている。ドアゲート権限管理システムは、スケジュール管理DBにおいて、参加を示す情報を返信したユーザーを、参加者リストに登録する。ドアゲート権限管理システムは、スケジュール管理DBに登録された会議の場所に入場するためのドアゲートについて、当該会議の参加者リストに登録されたユーザーに対して、当該会議の開始時刻から終了時刻までの間、「解錠権限」を与える。そして、ドアゲート権限管理システムは、解錠権限を与えられたユーザーがドアゲートの解錠を要求したことに応じて、当該ドアゲートを解錠する。本明細書では、適宜、会議の場所に入場するためのドアゲートを、会議の場所に「関連する」ドアゲートと呼ぶ。
また、ドアゲート権限管理システムは、どのユーザーが参加者リストに登録されたかを、会議の主催者に通知する。当該通知は、図1では≪4≫として示されている。また、当該通知は、たとえば、ドアゲート権限管理システムから主催者のメールアドレスへの電子メールの送信により実現される。
図1の下部には、「参加者A」と「参加者Z」として、二人のユーザーが示されている。「参加者A」は、解錠権限を有するユーザーである。「参加者Z」は、解錠権限を有さないユーザーである。
会議の当日、参加者Aは、会議室に入るために、当該会議室に関連するドアゲートの解錠を要求する。当該要求は、図1では≪5≫として示されている。なお、ドアゲートの解錠の要求は、たとえば当該ドアゲートの近傍に設けられた読取装置に、各ユーザーのIDを記憶するIC(Integrated Circuit)カードをかざすこと、つまり、ドアゲートに対応する装置に各ユーザーのIDを入力することによって実現される。
ユーザーからドアゲートの解錠を要求されると、ドアゲート権限管理システムは、当該ユーザーのIDが、スケジュール管理DBの参加者リストに登録されているか否かを判断する。より具体的には、ドアゲート権限管理システムは、スケジュール管理DBにおいて、上記要求を受け付けた時刻が属する時間帯の会議において、解錠を要求されたドアゲートが関連する会議の参加者リストに、入力されたIDが含まれるか否かを判断する。そして、当該IDが参加者リストに含まれると判断すると、ドアゲート権限管理システムは、要求されたドアゲートを解錠する。このような判断に従った解錠動作は、図1では≪6≫として示されている。そして、このような解錠動作により、参加者リストに登録されているユーザー(参加者A)は、当該ユーザーのIDを読取装置に入力することにより、ドアゲートを通過することができる。
一方、参加者リストに登録されていないユーザーが読取装置にIDを入力しても、ドアゲート権限管理システムは、要求されたドアゲートを解錠しない。これにより、参加者リストに登録されていないユーザー(参加者Z)は、ドアゲートを通過できない。
このようなドアゲート権限管理システムでは、会議の招待状を受けても、それに返信をしないユーザーは、当該会議の場所に入場するためのドアゲートを通過できない。
図2は、本実施の形態のドアゲート権限管理システムが解錠権限を付与するかどうかを決定する別の態様を模式的に示す図である。図2に示された例でも、図1に示された例と同様に、ドアゲート権限管理システムは、会議(打ち合わせ)の主催者から当該会議の情報の入力を受け付け(図2中の≪1≫)、当該情報をスケジュール管理DBに登録し、当該会議に招待されたユーザーに招待状を送信する(図2中の≪2≫)。そして、ドアゲート権限管理システムは、参加を示す情報を返信したユーザーを、参加者リストに登録する(図2中の≪3≫)。また、ドアゲート権限管理システムは、会議の主催者に、当該会議の参加者リストにどのユーザーを登録したかを通知する(図2中の≪4≫)。
図2に示された例では、ある会議の招待状を受信してそれに返信しなかったユーザー(図2中の参加者Z)が当該会議に関連するドアゲートの解錠を要求する(図2中の≪5≫)。参加者Zは、当該ドアゲートに関連する会議の参加予定者のリストには登録されていない。このような場合であっても、ドアゲート権限管理システムは、当該参加者Zが、スケジュール管理DBにおいて当該ドアゲートに関連する会議の招待者であり、かつ、当該会議の参加予定者が当該会議の時間内に当該ドアゲートを通過している場合には、参加者Zに対して当該ドアゲートの解錠権限を付与する(図2中の≪6≫)。これにより、参加者Zは、当該ドアゲートを通過することができる。
図2に示された例では、ドアゲート権限管理システムは、さらに、各ユーザーのスケジュールを管理するための「個人スケジュールDB」を含む。個人スケジュールDBは、ユーザーごとに設けられ、当該ユーザーが参加予定者のリストに登録された会議の参加予定者を特定する情報を含む。上記のように参加者Zにドアゲートの解錠権限が付与されると、ドアゲート権限管理システムは、スケジュール管理DBの参加予定者のリストに参加者Zを追加するとともに、当該会議の参加予定者リストに登録されている各ユーザーの個人スケジュールDBにおいても、当該会議の参加予定者に参加者Zを追加する。
[ドアゲート権限管理システムの構成の概要]
図3は、ドアゲート権限管理システムを含むドアゲート管理システムの構成の概要を示す図である。図3では、ドアゲート権限管理システムは、ドアゲート権限管理システム100として示されている。ドアゲート権限管理システム100は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、ドアゲートに設けられた読取装置200と、ドアゲートの施錠装置の施錠/解除を切り替えるためのドアゲート制御装置300と、各ユーザーが会議の情報の入力等のために操作するユーザー端末400とを含む。
ドアゲート権限管理システム100は、2以上のドアゲートについての解錠権限を制御する場合がある。その場合、読取装置200およびドアゲート制御装置300は、ドアゲートごとに設けられることが好ましい。また、ドアゲート権限管理システム100は、2以上のユーザーから各種の情報の入力を受け付ける場合がある。そのような場合、ユーザー端末400は、ユーザーごとに設けられる場合があり得る。
[ドアゲート権限管理システムのハードウェア構成]
図4は、ドアゲート権限管理システム100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図4を参照して、ドアゲート権限管理システム100は、ドアゲート権限管理システム100全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、液晶ディスプレイ等の表示装置によって構成される表示部14と、ドアゲート権限管理システム100に対する操作入力を受付けるための操作部15と、上記したスケジュール管理DB等の各種のデータを記憶するための記憶装置16と、記憶媒体にアクセスしてそこからファイルを読み出したり書き込んだりするためのメディアコントローラー17と、上記したLAN等のネットワークを介した通信の制御のためにモデム等により構成される通信装置18とを含む。
操作部15は、たとえばキーボードやマウスなどの入力装置によって構成される。なお、操作部15は、タッチセンサによって構成され、表示部14と一体的に、タッチパネルとして構成される場合も有り得る。
本実施の形態では、たとえば、CPU10が適切なプログラムを実行することにより、本明細書に記載されたドアゲート権限管理システム100の機能の少なくとも一部が構成される。
CPU10が実行するプログラムは、上記記憶媒体に記憶されていても良い。記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリー、メモリーカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。また、CPU10が実行されるプログラムは、ネットワークを介して記憶装置16にインストールされる場合も有り得る。
[読取装置のハードウェア構成]
図5は、読取装置200のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図5を参照して、読取装置200は、読取装置200全体を制御するための演算装置であるCPU20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM22と、液晶ディスプレイ等の表示装置および/またはLED(Light Emitting Diode)などによって構成される表示部24と、ボタン等の操作により読取装置200に対して情報を入力するための操作部25と、上記したスケジュール管理DB等の各種のデータを記憶するための記憶装置26と、光学的に媒体に記録された情報を読み取るCCD(Charge-Coupled Device)等からなる読取部27と、上記したLAN等のネットワークを介した通信の制御のためにモデム等により構成される通信装置28とを含む。
本実施の形態では、たとえば、CPU20が適切なプログラムを実行することにより、本明細書に記載された読取装置200の機能の少なくとも一部が構成される。
[ドアゲート制御装置のハードウェア構成]
図6は、ドアゲート制御装置300のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図6を参照して、ドアゲート制御装置300は、ドアゲート制御装置300全体を制御するための演算装置であるCPU30と、CPU30で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM31と、CPU30でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM22と、LED等によって構成される表示部24と、ボタン等の操作によりドアゲート制御装置300に対して情報を入力するための操作部35と、上記したスケジュール管理DB等の各種のデータを記憶するための記憶装置36と、ドアゲートに対して設けられた施錠装置の物理的状態を変更するために動作する駆動部37と、上記したLAN等のネットワークを介した通信の制御のためにモデム等により構成される通信装置38とを含む。
本実施の形態では、たとえば、CPU30が適切なプログラムを実行することにより、本明細書に記載されたドアゲート制御装置300の機能の少なくとも一部が構成される。
[ユーザー端末のハードウェア構成]
図7は、ユーザー端末400のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7を参照して、ユーザー端末400は、ユーザー端末400全体を制御するための演算装置であるCPU40と、CPU40で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM41と、CPU40でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM42と、液晶ディスプレイ等の表示装置によって実現される表示部44と、ユーザー端末400に対する操作入力を受付けるための操作部45と、CPU40によって実行されるプログラム等を保存するための記憶装置46と、記憶媒体にアクセスしてそこからファイルを読み出したり書き込んだりするためのメディアコントローラー47と、上記したLAN等のネットワークを介した通信の制御のためにモデム等により構成される通信装置48とを含む。
操作部45は、たとえばキーボードやマウスなどの入力装置によって実現される。なお、操作部45は、タッチセンサによって実現され、表示部44と一体的に、タッチパネルとして実現される場合も有り得る。
本実施の形態では、たとえば、CPU40が適切なプログラムを実行することにより、本明細書に記載されたユーザー端末400の機能の少なくとも一部が実現される。
CPU40が実行するプログラムは、上記記憶媒体に記憶されていても良い。記憶媒体としては、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリー、メモリーカード、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO、MD、ICカード(メモリーカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。また、CPU40が実行されるプログラムは、ネットワークを介して記憶装置46にインストールされる場合も有り得る。
[データベースの構成例]
図4を参照して説明したように、ドアゲート権限管理システム100の記憶装置16には、スケジュール管理DBを含む各種のデータベースが格納されている。より具体的には、
記憶装置16には、スケジュール管理DB、ユーザーID管理DB、居室/会議室DB、ドアゲート権限管理DB、ドアゲート管理DB、ドアゲート通過管理DB、および、個人スケジュールDBが格納されている。以下、各データベースの構成の一例を説明する。
(スケジュール管理DB)
図8は、スケジュール管理DBの構成の一例を示す図である。スケジュール管理DBは、会合の時間や場所など、会合の情報を含む。より具体的には、スケジュール管理DBは、各会合に付されたスケジュールNO.、日程情報、開始時刻、終了時刻、場所、内容(議題)、招待者、参加予定者、および、主催者の各項目のデータを含む。これらのデータの中うち、参加予定者以外のデータは、たとえば各会合の主催者によってドアゲート権限管理システム100へと入力される。ドアゲート権限管理システム100は、招待者として登録されたユーザーの中から、招待状の返信を受けたユーザーを、参加予定者として登録する。
(ユーザーID管理DB)
図9は、ユーザーID管理DBの構成の一例を示す図である。ユーザーID管理DBは、各ユーザーのメールアドレス等の情報を、各ユーザーに割り当てられたIDに関連付けるための情報を含む。より具体的には、ユーザーID管理DBは、ユーザーIDと、氏名と、所属と、内線番号と、E−mailアドレスとを含む。
(居室/会議室DB)
図10は、居室/会議室DBの構成の一例を示す図である。居室/会議室DBは、会場とドアゲートとを関連付ける。より具体的には、居室/会議室DBは、場所IDと、会議室名と、ゲートNo.とを含む。場所IDは、各会場を特定する情報である。ゲートNo.は、各ドアゲートを特定する情報である。
(ドアゲート権限管理DB)
図11は、ドアゲート権限管理DBの構成の一例を示す図である。ドアゲート権限管理DBは、各ドアゲートについて、どのユーザーが解錠権限を有しているかを示す。ドアゲート権限管理DBにおいて、各ユーザーは、IDNo.として、ユーザーIDで示されている。また、各ドアゲートは、「ドアゲートA」「ドアゲートB」…「ドアゲートM」…「ドアゲートN」として示されている。
ドアゲート権限管理DBでは、値「1」は、ユーザーが解錠権限を有することを示す。値「0」は、ユーザーが解錠権限を有さないことを示す。たとえば、図11に示された状態では、IDNo.「00001」のユーザーは、ドアゲートAの解錠権限を有する。IDNo.「00003」のユーザーは、ドアゲートAの解錠権限を有さない。
ドアゲート権限管理DBに登録される内容は、時間に応じて変更する。より具体的には、各ドアゲートの解錠権限が当該各ドアゲートが関連する会場で開催される会合の参加予定者に対して与えられるように、ドアゲート権限管理システム100は、ドアゲート権限管理DBにおける登録内容を変更する。
(ドアゲート管理DB)
図12は、ドアゲート管理DBの構成の部分的な一例を示す図である。ドアゲート管理DBは、ドアゲートごとに、どのユーザーに当該ドアゲートの解錠権限が与えられるか等を示す。より具体的には、ドアゲート管理DBは、通常入場権限、特別入場権限、日程情報、開始時刻、終了時刻、議題、参加予定者、および、主催者の各項目のデータを含む。なお、図12には、ドアゲート管理DBに含まれる、1つのドアゲートについての情報が示されている。ドアゲート管理DBには、ドアゲート権限管理システム100の制御下にあるすべてのドアゲートのそれぞれについて、図12に示された情報が登録され得る。
通常入場権限は、ドアゲート権限管理システム100が原則に従って解錠権限を付与したユーザーを示す。図1および図2を参照して説明した例では、たとえば、通常入場権限は、招待状に返信したユーザーを示す。
特別入場権限は、ドアゲート権限管理システム100が例外的に解錠権限を付与したユーザーを示す。図1および図2を参照して説明した例では、たとえば、特別入場権限は、招待状に返信しなかったが、解錠権限を与えられたユーザーを示す。
(ドアゲート通過管理DB)
図13は、ドアゲート通過管理DBの構成の一例を示す図である。ドアゲート通過管理DBは、各ドアゲートを通過したユーザーを示す。より具体的には、ドアゲート通過管理DBは、IDNo.とドアゲート通過情報とを含む。IDNo.は、各ユーザーのIDを示す。ドアゲート通過情報は、各ユーザーがドアゲートA等の各ドアゲートを通過したか否かを示す。
図13において、値「1」は通過していることを示す。値「0」は未だ通過していないことを示す。図13に示された例によれば、ID「00001」のユーザーは、ドアゲートAおよびドアゲートBを通過している。ID「00002」のユーザーは、ドアゲートAを通過しているが、ドアゲートBをまだ通過していない。ID「00005」のユーザーは、ドアゲートAをまだ通過していないが、ドアゲートBをすでに通過している。
ドアゲート権限管理システム100は、たとえば会合の開始前または終了後に、当該会合に関連するドアゲートについてのドアゲート通過管理DBにおける値を値「0」へと初期化する。より具体的には、たとえばドアゲートAに関連するある会合が4時に終了し、次の会合が5時に開始する場合には、ドアゲート権限管理システム100は、4時から5時までの間に、ドアゲート通過管理DBにおけるドアゲートAについてのすべてのユーザーの値を値「0」へと初期化する。これにより、上記「次の」会合の開始時刻以降にどのユーザーがドアゲートAを通過したかがドアゲート通過管理DBに登録され得る。
(個人スケジュールDB)
図14は、個人スケジュールDBの構成の一例を示す図である。個人スケジュールDBは、各ユーザーの会合のスケジュールを示す。より具体的には、個人スケジュールDBは、ユーザーNo.ごとに設けられている。ユーザーNo.は、たとえば各ユーザーのIDである。個人スケジュールDBには、ユーザーNo.ごとに、各ユーザーが参加予定者となっている会合の情報(日程情報、開始時刻、終了時刻、場所、内容(議題)、参加予定者、および、主催者)が登録されている。
ドアゲート権限管理システム100は、招待状を送信したユーザーから返信を受信すると、当該ユーザーをスケジュール管理DBに「参加予定者」として登録するとともに、個人スケジュールDB内の当該ユーザーに対応するテーブルに、当該招待状に対応する会合の情報を登録する。
なお、ドアゲート権限管理システム100は、招待状の返信以外の態様でドアゲートの解錠権限を与えたユーザーについても、同様に、当該ドアゲートに関連する会合の情報を、個人スケジュールDB内の当該ユーザーに対応するテーブルに、当該招待状に対応する会合の情報を登録する。ドアゲート権限管理システム100は、さらに、当該ユーザーを、当該会合の他のユーザーに対応するテーブル内の情報に対して、参加予定者として追加する。
[ドアゲート権限管理システムの機能構成]
図15は、ドアゲート権限管理システム100の機能的な構成の一例を示す図である。図15を参照して、ドアゲート権限管理システム100は、スケジュール管理ユニット150と、ドアゲート権限管理ユニット160と、ドアゲート制御ユニット170と、ユーザーID管理ユニット180とを含む。
スケジュール管理ユニット150は、スケジュール管理DB152(図8参照)を編集するための制御部151を含む。たとえばCPU10がプログラムを実行することにより、制御部151を構成する。制御部151は、個人スケジュールDB191(図14参照)および居室/会議室DB192(図10参照)を含む種々の情報を参照し得る。
ドアゲート権限管理ユニット160は、ドアゲート権限管理DB163(図11参照)を編集するための制御部161を含む。制御部161は、スケジュール管理DB152における登録内容に基づいて、ドアゲート権限管理DB163を編集する。ドアゲート権限管理ユニット160は、さらに、スケジュール管理DB152における登録内容とドアゲート権限管理DB163における登録内容とを比較するためのスケジュール情報比較部162を含む。たとえばCPU10がプログラムを実行することにより、制御部161およびスケジュール情報比較部162を構成する。
ドアゲート制御ユニット170は、図15では1つのみが示されている。なお、ドアゲート権限管理システム100の制御下にある複数のドアゲートが存在する場合には、ドアゲート制御ユニット170は、当該複数のドアゲートのそれぞれに対応させて、当該複数のドアゲートと同じ数だけ、設けられ得る。ドアゲート制御ユニット170は、ドアゲート管理DB174(図12参照)に基づいてドアゲートの施錠/解錠を制御する(たとえば、駆動部に指示を出す)ための施錠/解錠制御部171と、各ユーザーの解錠権限の有無を判断するための権限判断制御部172と、各ユーザーがドアゲートを通過したか否かに基づいてドアゲート通過管理DB193(図13参照)を編集するため通過履歴制御部173と、ドアゲート管理DB174(図12参照)とを含む。たとえば、CPU10がプログラムを実行することにより、施錠/解錠制御部171、権限判断制御部172、および、通過履歴制御部173を構成する。
ユーザーID管理ユニット180は、ユーザーID管理DB182(図9参照)を管理するための制御部181を含む。たとえば、CPU10がプログラムを実行することにより、制御部181を構成する。
[処理の流れ]
次に、ドアゲート権限管理システム100によって実行される、ドアゲートの解錠権限の制御のための処理の流れを説明する。図16〜図21は、ドアゲート権限管理システム100によって実行される処理のフローチャートである。図16〜図21に記載された処理は、CPU10がプログラムを実行することによって主に実現される。
図16は、スケジュール管理DBを編集するための処理のフローチャートである。図16に示された処理は、ドアゲート権限管理システム100のスケジュール管理ユニット150(図15参照)で主に実行される。
図16を参照して、ステップS10で、ドアゲート権限管理システム100は、図1等において≪1≫として示されたように、会議(打ち合わせ)の主催者であるユーザーから、当該会議の情報の入力を受け付ける。このとき、ドアゲート権限管理システム100は、スケジュール管理DBに、入力された情報の少なくとも一部を登録する。具体的には、少なくとも打ち合わせの場所、日程、時間(開始時刻および終了時刻)、ならびに、招待者をスケジュール管理DBに登録する。
次に、ステップS20で、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS10でスケジュール管理DBに登録した会合の招待者に、招待状を送信する。招待者は、たとえば各ユーザーのIDで登録される。ドアゲート権限管理システム100は、当該IDに基づいて、ユーザーID管理DB(図9参照)から、各ユーザーのメールアドレスを取得する。そして、取得したメールアドレスを送信先として、招待状を送信する。
次に、ステップS30で、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS20で招待状を送信したユーザーから返信を受信したかどうかを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、返信があった場合にはステップS40へ制御を進め、なかった場合にはステップS50へ制御を進める。
ステップS40では、ドアゲート権限管理システム100は、返信の内容が会合に参加するものであるかどうかを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、返信の内容が、会合に参加するものである場合にはステップS50へ制御を進め、会合に欠席するものである場合にはステップS60へ制御を進める。
ステップS50では、ドアゲート権限管理システム100は、参加の返信を受信したユーザーを、スケジュール管理DBの参加予定者として登録して、ステップS60へ制御を進める。なお、ステップS30〜ステップS50の制御は、招待状の送信先のユーザーごとに実施され得る。
ステップS60では、ドアゲート権限管理システム100は、会合の開催日が到来したか否かを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、会合の開催日が到来したと判断すると、ステップS70へ制御を進める。
ステップS70では、ドアゲート権限管理システム100は、スケジュール管理DBにおける(処理対象とされている)会合の参加予定者のリストの生成を終了させて、図16に示された処理を終了する。
図17は、個人スケジュールDBを編集するための処理のフローチャートである。図17に示された処理は、ドアゲート権限管理システム100のユーザーID管理ユニット180(図15参照)で主に実行される。
図17を参照して、ステップS202で、ドアゲート権限管理システム100のユーザーID管理ユニット180は、ステップS20(図16)における招待状の送信が完了したことを示す通知を受ける。
次に、ステップS204で、スケジュール管理DB100は、招待状を送信したユーザーから、返信を受信したか否かを判断する。ステップS204の処理内容は、図16のステップS30で実現されても良い。招待者であるユーザーから返信を受信したと判断すると、制御はステップS206へと進められる。
ステップS206では、ドアゲート権限管理システム100のユーザーID管理ユニット180は、スケジュール管理ユニット150に対して、ステップS204で検出した返信を通知する。
次に、ステップS208で、ドアゲート権限管理システム100は、ユーザーからの返信が会合に参加することを示すか否かを判断する。返信が会合に参加することを示す場合には、ステップS210へ制御が進められる。返信が会合に欠席することを示す場合には、そのまま図17の処理は終了する。
ステップS210では、ドアゲート権限管理システム100は、会合に参加することを返信したユーザーの個人スケジュールに、当該会合の情報を登録する。その後、図17の処理は終了する。
図18は、ドアゲートの解錠/施錠の状態を制御するための処理のフローチャートである。図18に示された処理は、ドアゲート権限管理システム100ののドアゲート制御ユニット170(図15参照)によって主に実行される。
図18を参照して、ステップS500で、ドアゲート権限管理システム100は、ユーザーによる、ドアゲート前での解錠操作を受け付ける。ドアゲート前での解錠操作とは、たとえば、読取装置200に対するユーザーIDの入力である。図18に示された処理のうち、ステップS510以降の制御は、解錠操作の対象となったドアゲートに対応するドアゲート制御ユニット170によって主に実行される。
次に、ステップS510で、ドアゲート権限管理システム100は、ドアゲート管理DBを参照することにより、解錠操作によって入力されたユーザーIDが、解錠操作が行なわれた時点で、ドアゲートの解錠権限を有するか否かを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、上記ユーザーIDがドアゲートの解錠権限を有すると判断するとステップS540へ制御を進め、有さないと判断するとステップS520へ制御を進める。
ステップS520では、ドアゲート権限管理システム100は、解錠権限付与処理を実行する。解錠権限付与処理は、招待状に返信しなかったユーザーに解錠権限を与えるような、例外的に解錠権限を与えるための処理(図1等参照)であり、ドアゲート権限管理システム100のドアゲート権限管理ユニット160によって実行される。解錠権限付与処理の内容は、図19を参照して後述する。そして、制御は、ステップS530へ進められる。
ステップS530では、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS520によって上記ユーザーIDに解錠権限(特別解錠権限)が付与されたか否かを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、特別解錠権限が付与されたと判断するとステップS540へ制御を進め、付与されていないと判断するとそのまま図18の処理を終了させる。
ステップS540では、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS500における解錠操作の対象となったドアゲートを解錠させるようにドアゲート制御装置300に対して制御信号を送信して、図18の処理を終了させる。なお、ステップS540では、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS540において、ドアゲート通過管理DBにおいて、上記ユーザーIDの上記ドアゲートに対応する値を値「1」へと変更する。
図19は、図18のステップS520のサブルーチンのフローチャートである。上記したように、図19に示された処理は、ドアゲート権限管理システム100のドアゲート権限管理ユニット160によって主に実行される。
図19を参照して、ステップS521で、ドアゲート権限管理システム100は、スケジュール管理DBから、図18の処理において解錠操作の対象となったドアゲートに対応する会合の中の、現在時刻に対応する会合の参加予定者として登録されているユーザーIDを読み込む。
次に、ステップS522で、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS521で読み込んだ参加予定者のユーザーIDに、ステップS500において解錠操作で入力されたユーザーIDが含まれるか否かを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、解錠操作で入力されたユーザーIDが上記参加予定者のユーザーIDに含まれると判断するとステップS524へ制御を進め、含まれないと判断するとステップS523へ制御を進める。
ステップS524では、ドアゲート権限管理システム100は、解錠操作の対象となったドアゲートについて、解錠操作で入力されたユーザーIDに解錠権限を付与し(ドアゲート権限管理DBに値「1」を入力し)、さらに、解錠操作の対象となったドアゲートに対応するドアゲート制御ユニット170に対して、解錠操作で入力されたユーザーIDに解錠権限を付与するための情報を通知して、図18のステップS520へ制御を戻す。これにより、ステップS530(図18参照)で、ドアゲート権限管理システム100は、特別の解錠権限が付与されたと判断して、ステップS540へ制御を進める。
ステップS523では、ドアゲート権限管理システム100は、特別の解錠権限付与処理を実行する。
図20は、図19のステップS523のサブルーチンのフローチャートである。図20に示された処理は、ドアゲート権限管理ユニット160によって主に実行される。
図20を参照して、ステップS5231で、ドアゲート権限管理システム100は、スケジュール管理DBから、図18の処理において解錠操作の対象となったドアゲートに対応する会合の中の、現在時刻に対応する会合の招待者として登録されているユーザーIDを読み込む。
ステップS5232で、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS5231で取得した招待者のリストに、図18の解錠操作で入力されたユーザーIDが含まれるか否かを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、上記招待者のリストに上記ユーザーIDが含まれると判断するとステップS5233へ制御を進め、含まれないと判断するとステップS5234へ制御を進める。
ステップS5233では、ドアゲート権限管理システム100は、当日状態確認処理を実行した後、図19のステップS523へ制御を戻す。当日情報確認処理の内容は、図21を参照して後述する。
ステップS5234では、ドアゲート権限管理システム100は、図18の解錠操作で入力されたユーザーIDに対して解錠権限を与えることなく、図19のステップS523へ制御を戻す。これにより、ドアゲート権限管理システム100は、図18のステップS530で、特別の解錠権限が与えられなかったと判断する。
図21は、図20のステップS5233のサブルーチンのフローチャートである。図21に示された処理は、ドアゲート権限管理ユニット160によって主に実行される。
図21を参照して、ステップS52331で、ドアゲート権限管理システム100は、ドアゲート通過管理DBから、対象場所の入退記録、つまり、解錠操作の対象となったドアゲートのドアゲート通過情報を取得する。
ステップS52332で、ドアゲート権限管理システム100は、対象場所に参加メンバーが入室しているか、つまり、ステップS52331で取得したドアゲート通過情報において、ステップS521(図19参照)で取得した参加予定者の中のいずれかのユーザーの値が値「1」であるか否かを判断する。そして、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS52331で取得したドアゲート通過情報において、ステップS521で取得した参加予定者の中のいずれかのユーザーの値が値「1」であると判断するとステップS52333へ制御を進め、そうではないと判断するとステップS52334へ制御を進める。
ステップS52333では、ドアゲート権限管理システム100は、解錠操作の対象となったドアゲートについて、解錠操作で入力されたユーザーIDに解錠権限を付与し(ドアゲート権限管理DBに値「1」を入力し)、さらに、解錠操作の対象となったドアゲートに対応するドアゲート制御ユニット170に対して、解錠操作で入力されたユーザーIDに解錠権限を付与するための情報を通知して、図20のステップS5233へ制御を戻す。これにより、ステップS530(図18参照)で、ドアゲート権限管理システム100は、特別の解錠権限が付与されたと判断して、ステップS540へ制御を進める。
ステップS52334では、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS500の解錠操作の対象となったドアゲートがその時点で対応する会合の主催者に、当該解錠操作で入力されたユーザーIDのユーザーの訪問を通知し、さらに、当該ユーザーの訪問を許可するか否かを問い合わせる。当該通知および問合せは、たとえば電子メールの送信によって実現される。そして、制御はステップS52335へ進められる。
ステップS52335では、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS500の解錠操作で入力されたユーザーIDへの解錠権限の付与が可能か否かを判断する。ドアゲート権限管理システム100は、たとえば、上記主催者から、ステップS52334の問合せに対する返信として上記ユーザーの訪問を許可する情報を受信した場合に、ステップS52335における解錠権限の付与が可能であると判断する。また、ドアゲート権限管理システム100は、たとえば、上記主催者から、ステップS52334の問合せに対する返信として上記ユーザーの訪問を許可しない情報を受信した場合、または、ステップS52334の問合せから所与の時間内に許可する情報を受信しなかった場合には、ステップS52335における解錠権限の付与できないと判断する。ドアゲート権限管理システム100は、上記解錠権限の付与が可能であると判断するとステップS52336へ制御を進め、付与できないと判断するとステップS52337へ制御を進める。
ステップS52336では、ドアゲート権限管理システム100は、解錠操作の対象となったドアゲートについて、解錠操作で入力されたユーザーIDに解錠権限を付与し(ドアゲート権限管理DBに値「1」を入力し)、さらに、解錠操作の対象となったドアゲートに対応するドアゲート制御ユニット170に対して、解錠操作で入力されたユーザーIDに解錠権限を付与するための情報を通知して、図20のステップS5233へ制御を戻す。これにより、ステップS530(図18参照)で、ドアゲート権限管理システム100は、特別の解錠権限が付与されたと判断して、ステップS540へ制御を進める。
ステップS52337では、ドアゲート権限管理システム100は、図18の解錠操作で入力されたユーザーIDに対して解錠権限を与えることなく、図20のステップS5233へ制御を戻す。これにより、ドアゲート権限管理システム100は、図18のステップS530で、特別の解錠権限が与えられなかったと判断する。
[実施の形態のまとめ]
スケジュール管理DB(図8参照)において会合の参加予定者として登録されていなかったユーザーであっても、スケジュール管理DBにおいて当該会合の招待者として登録されていれば、他の参加予定者が会合に対応するドアゲートをすでに通過している場合、または、主催者が許可を与えた場合に、参加予定者として登録され得る。参加予定者として登録されれば、当該ユーザーには、上記ドアゲートの解錠権限が与えられる。
たとえば、図8のスケジュールNo.「00001」で特定される会合について、招待者として含まれるユーザーID「00003」のユーザーは、当該会合の参加者リストには含まれていない。したがって、原則として、当該ユーザーには、当該会合に関連付けられたドアゲートの解錠権限は与えられない。ただし、図16〜図21を参照して説明された処理によって当該ユーザーにも解錠権限が与えられる場合がある。このような場合、スケジュール管理DBは、図22に示されるように更新される。
図22は、スケジュール管理DBの他の例を示す図である。図22に示された例では、スケジュールNo.「00001」で特定される会合の参加予定者に、ユーザーID「00003」が追加されている。
また上記の場合、個人スケジュールDBにおいてもデータが更新される。具体的には、スケジュールNo.「00001」で特定される会合は、2013年9月12日に開催される。図14に示されるように、ユーザーID「00003」には、2013年9月12日に開催される会合のスケジュールは登録されていない。しかしながら、上記のように例外的にユーザーID「00003」のユーザーに解錠権限が付与された場合、個人スケジュールDBのデータが図23に示されるように更新される。
図23は、個人スケジュールDBの他の例を示す図である。図23に示された例では、図14に示された例に対して、ユーザーID「00003」のスケジュールに、スケジュールNo.「00001」で特定される会合、つまり、2013年9月12日に開催される会合のスケジュールが追加されている。
また、図14に示された例では、当該会合の参加予定者であるユーザーID「00001」,「00002」,「00004」のスケジュールにおいて、ユーザーID「00003」は参加予定者としては登録されていない。一方、図23に示された例では、ユーザーID「00001」,「00002」,「00004」のスケジュールにおいて、ユーザーID「00003」が参加予定者として追加されている。
上記のように例外的にドアゲートの解錠権限が付与された場合には、スケジュール管理ユニット150の制御部151は、図22に示されたように、適宜スケジュール管理DBにおける登録内容を更新する。また、ユーザーID管理ユニット180の制御部181は、図23に示されたように、適宜個人スケジュールDBの登録内容を更新する。
各ドアゲートについてのドアゲート管理DBも、例外的なドアゲートの解錠権限の付与によって更新され得る。図24および図25は、ドアゲート管理DBの別の例を示す図である。
図24に示された例では、2013年9月12日に開催される会合の参加予定者にはユーザーID「00003」は含まれていない。そして、ステップS525(図19)またはステップS52366(図21)において例外的に解錠権限が付与されると、図25に示されたように、参加予定者にユーザーIDが追加される。図25に示された例では、追加されたユーザーIDはユーザーID「00003」である。
本実施の形態では、個人スケジュールDBにおいても、スケジュール管理DBと同様に、各会合の招待者が登録されていても良い。そして、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS5232(図20)で、スケジュール管理DBの招待者リストを参照する代わりに、処理対象の会合の参加予定者の招待者リストを参照しても良い。
また、個人スケジュールDBにおいて、招待者リストの代わりに、または、招待者リストに加えて、同じ会合に参加するユーザーが登録されていても良い。これにより、個人スケジュールDBには、主催者以外のユーザーによって、会合に参加する予定のユーザーが登録され得る。そして、ドアゲート権限管理システム100は、ステップS5232(図20)で、解錠操作を行なったユーザーが、上記のように主催者以外のユーザーによって登録された同じ会合に参加するユーザーとして含まれているときに、ステップS5233(図20)へ制御を進めても良い。
また、本実施の形態では、ステップS525(図19)またはステップS52366(図21)において例外的に解錠権限が付与された後、ドアゲート権限管理システム100は、さらに、対応する会合の主催者に対して、例外的に解錠権限が付与されたことを通知することが好ましい。また、例外的な解錠権限は、対応する会合の参加予定者にも通知されることが好ましい。さらには、例外的な解錠権限を与えられたユーザーに対してドアゲートが解錠されたこと、つまり、当該ユーザーがドアゲートを通過したことが、主催者および/または参加予定者に通知されることが好ましい。
また、本実施の形態では、たとえば会合ごとに、上記したような例外的な解錠権限の付与を禁止する情報を設定することができる。具体的には、各会合の主催者等は、スケジュール管理DB等において、参加予定者以外に解錠権限を付与することを禁止する情報を登録することができる。このような場合、ドアゲート権限管理システム100は、たとえばステップS510(図18)において認証操作で入力されたユーザーIDが参加予定者として登録されていない場合には、ステップS520へ制御を進めることなく、図18の処理を終了させる。
なお、本実施の形態の例外的な解錠権限の付与は、会合の開始時刻より前にも行なわれ得る。たとえば、ユーザーは、ユーザー端末400からドアゲート権限管理システム100に対して、一定の情報を入力する。入力される一定の情報は、たとえば、当該ユーザーのユーザーIDと、会合を特定する情報を含む。ドアゲート権限管理システム100は、入力されたユーザーIDが、特定された会合の招待者リストに含まれる場合、他の条件が成立した場合に、当該ユーザーIDに解錠権限を付与する。当該他の条件は、たとえば、個人スケジュールDBにおいて、上記会合の参加予定者の中の少なくとも一人のユーザーの個人スケジュールDBに、例外的な解錠権限の付与を要求したユーザーのユーザーIDが、会合に参加する予定のユーザーとして登録されていることである。
本実施の形態では、スケジュール管理DBに情報を登録された会合について、主催者等によって会合の中止が登録された場合には、参加予定者に中止が通知される。上記のように会合の開始前に例外的な解錠権限が付与されたユーザーについても、スケジュール管理DBにはすでに参加予定者として登録される。したがって、会合の開始前に当該会合が中止された場合には、例外的に解錠権限を付与されたユーザーにも当該中止が通知され得る。
図5を参照して説明されたように、読取装置200は表示部24を含む。本実施の形態では、ユーザーが解錠操作等において読取装置200にユーザーIDを入力したとき、当該ユーザーIDに解錠権限が付与されている場合には、ドアゲート権限管理システム100は、ドアゲートを解錠すること(図18のステップS540)に加えて、当該ドアゲートが対応する会合の情報(会合の場所、会合の時間、および/または、会合の参加予定者)を表示部24に表示させても良い。
本実施の形態では、各ドアゲートの解錠権限は基本的にスケジュール管理DBに登録された内容に従って付与される。したがって、同じ時間に開催される予定の複数の会合の参加予定者となるユーザーも存在し得る。当該ユーザーについて、ドアゲート権限管理システム100は、ドアゲート通過管理DBにおいて、上記複数の会合の中の1つの会合の会場に関連付けられたドアゲートを通過したことが記憶されている場合には、上記複数の会合の中の残りの会合の会場に関連付けられたドアゲートの解錠権限を付与しないように、ドアゲート権限管理DBを更新しても良い。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
100 ドアゲート権限管理システム、150 スケジュール管理ユニット、151,161,181 制御部、160 ドアゲート権限管理ユニット、162 スケジュール情報比較部、170 ドアゲート制御ユニット、171 解錠制御部、172 権限判断制御部、173 通過履歴制御部、180 ユーザーID管理ユニット、200 読取装置、300 ドアゲート制御装置、400 ユーザー端末。

Claims (11)

  1. ドアゲートの解錠の要求を取得するための取得手段と、
    ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、
    会合に招待されたユーザーを特定する情報と、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報と、会合の時間を特定する情報と、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報とを関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と、
    前記スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記取得手段が第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、前記第1のユーザーが、前記第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、
    (1)前記スケジュール情報記憶手段において、前記第1のユーザーが、前記取得手段が前記要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、
    (2)前記ドアゲート情報記憶手段において、前記取得手段が前記要求を受け付けた時間に対応する会合であって前記第1のユーザーが関連付けられている会合に関連付けられた他のユーザーが、当該会合に対応する時間に前記第1のドアゲートを通過したことを記憶している、
    ことを条件として、前記第1のユーザーに対して、前記第1のドアゲートの解錠権限を付与する、ドアゲート権限管理システム。
  2. ドアゲートの解錠の要求を取得するための取得手段と、
    各ユーザーのスケジュール情報を記憶するためのスケジュール記憶手段と、
    会合に招待されたユーザーを特定する情報と、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報と、会合の時間を特定する情報と、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報とを関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と、
    前記スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記取得手段が第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、前記第1のユーザーが、前記第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、
    (1)前記スケジュール情報記憶手段において、前記第1のユーザーが、前記取得手段が前記要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、
    (2)前記第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定の他のユーザーのスケジュール情報において、当該会合の時間に、前記第1のユーザーが当該会合に参加することを示す情報が含まれているときには、
    ことを条件として、前記第1のユーザーに対して、前記第1のドアゲートの解錠権限を付与する、ドアゲート権限管理システム。
  3. 前記スケジュール情報記憶手段に記憶される前記会合に参加する予定のユーザーを特定する情報は、当該会合の主催者を特定する情報を含み、
    前記制御手段は、
    前記取得手段が前記第1のユーザーからの前記第1のドアゲートの解錠の要求を取得したことに応じて、当該要求を前記第1のドアゲートが関連する会合の主催者に通知し、
    当該主催者から前記第1のユーザーの当該会合への参加を承認する情報を受信したことに応じて、当該会合の時間内であれば、前記第1のユーザーに対して、前記第1のドアゲートの解錠権限を付与し、当該会合の時間外であれば、前記スケジュール情報記憶手段において、前記第1のユーザーを当該会合に参加する予定のユーザーとして登録する、請求項2に記載のドアゲート権限管理システム。
  4. 前記制御手段は、前記主催者に、さらに、前記(1)および前記(2)の条件が満たされていることを通知する、請求項3に記載のドアゲート権限管理システム。
  5. 前記制御手段は、前記主催者から前記会合に参加する予定のユーザー以外のユーザーに対する解錠権限の付与を禁止する情報を入力された場合には、前記(1)および前記(2)の条件が満たされている場合であっても、前記第1のユーザーに対して前記第1のドアゲートの解錠権限を付与しない、請求項3または請求項4に記載のドアゲート権限管理システム。
  6. 前記制御手段は、前記第1のドアゲートに関連付けられた会合が中止になった場合には、当該会合の主催者に、前記取得手段が前記要求を取得したことを通知し、前記第1のユーザーに、前記会合が中止になったことを通知する、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載のドアゲート権限管理システム。
  7. 前記制御手段は、前記第1のユーザーに対して、前記第1のドアゲートが関連する会合の時間および場所を通知する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のドアゲート権限管理システム。
  8. 前記制御手段は、前記スケジュール情報記憶手段において、同じ時間に複数の会合について参加する予定のユーザーとして登録されているユーザーについて、ドアゲート情報記憶手段において、前記複数の会合の中の1つの会合の会場に関連付けられたドアゲートを通過したことが記憶されている場合には、前記複数の会合の中の他の会合の会場に関連付けられたドアゲートの解錠権限を付与しない、請求項1に記載のドアゲート権限管理システム。
  9. 前記制御手段は、前記第1のユーザーに前記第1のドアゲートの解錠権限を付与した場合には、その旨を、前記第1のドアゲートに関連付けられた会合に参加する予定のユーザーに通知する、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のドアゲート権限管理システム。
  10. ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、会合に招待されたユーザーを特定する情報、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報、会合の時間を特定する情報、および、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報を関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と通信可能なコンピュータによって実行されるドアゲート権限管理方法であって、
    ドアゲートの解錠の要求を取得するステップと、
    前記スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するステップと、
    第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、前記第1のユーザーが、前記第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、
    (1)前記スケジュール情報記憶手段において、前記第1のユーザーが、前記要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、
    (2)前記ドアゲート情報記憶手段において、前記要求を受け付けた時間に対応する会合であって前記第1のユーザーが関連付けられている会合に関連付けられた他のユーザーが、当該会合に対応する時間に前記第1のドアゲートを通過したことを記憶している、
    ことを条件として、前記第1のユーザーに対して、前記第1のドアゲートの解錠権限を付与するステップとを備える、ドアゲート権限管理方法。
  11. ドアゲートを通過したユーザーを特定する情報を記憶するためのドアゲート情報記憶手段と、会合に招待されたユーザーを特定する情報、会合に参加する予定のユーザーを特定する情報、会合の時間を特定する情報、および、会合の会場に関連するドアゲートを特定する情報を関連付けて記憶するためのスケジュール情報記憶手段と通信可能なコンピュータを実行されるドアゲート権限管理システムとして機能させるための、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータに、
    ドアゲートの解錠の要求を取得するステップと、
    前記スケジュール情報記憶手段に記憶された会合の時間に、当該会合に参加する予定のユーザーに対して、当該会合の会場に関連するドアゲートの解錠権限を付与するステップと、
    第1のユーザーからの第1のドアゲートの解錠の要求を取得した場合に、前記第1のユーザーが、前記第1のドアゲートが関連する会合に参加する予定のユーザーではない場合であっても、
    (1)前記スケジュール情報記憶手段において、前記第1のユーザーが、前記要求を受け付けた時間に対応する会合に関連付けられており、かつ、
    (2)前記ドアゲート情報記憶手段において、前記要求を受け付けた時間に対応する会合であって前記第1のユーザーが関連付けられている会合に関連付けられた他のユーザーが、当該会合に対応する時間に前記第1のドアゲートを通過したことを記憶している、
    ことを条件として、前記第1のユーザーに対して、前記第1のドアゲートの解錠権限を付与するステップとを実行させる、プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109754514A (zh) * 2019-03-29 2019-05-14 厦门浩邈科技有限公司 一种双屏门禁设备
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CN112669501A (zh) * 2020-11-27 2021-04-16 宁波阶梯教育科技有限公司 一种门禁控制方法、设备和计算机可读存储介质

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