JP2015135268A - 嵌め合い部の緩み検査方法及び検査装置 - Google Patents

嵌め合い部の緩み検査方法及び検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】嵌め合い部の緩みの有無を精度よく判定可能な嵌め合い部の緩み検査装置及び検査方法を提供する。【解決手段】本発明は、回転部材(2)と軸部材(3)とを備える嵌め合い部(1)における緩みを嵌め合い面圧を測定することによって検査する嵌め合い部の緩み検査方法に関する。特に、嵌め合い部に超音波を送信して反射波を受信することにより、反射エコー強度を測定し、予め用意した嵌め合い面圧と反射エコー強度との相関を予めマップに基づいて、該測定された反射エコー強度から嵌め合い面圧を算出する。そして、算出された嵌め合い面圧が所定値未満である場合に、嵌め合い部に緩みがあると判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とを備える嵌め合い部における緩みを検査する嵌め合い部の緩み検査方法及び検査装置の技術分野に関する。
回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とを備える嵌め合い部は、例えば歯車とその回転軸とによって構成される構造体のように、様々な用途において広く利用されている。このような嵌め合い部では、長期間の使用に伴って嵌め合い代が減少し緩みが発生し、軸部材に対して回転部材に傾きが生じる。このような傾きは、上述の歯車を用いた構造体では噛み合いトラブルに発展要因となるため、未然防止の観点から定期検査等によって緩みの有無を検査する必要がある。
従来、この種の嵌め合い部の緩みを検査する手法としては、回転部材の傾きや振動状態を評価するものが知られている。例えば特許文献1では、回転軸の外周面近傍の材料傷を超音波探傷法によって検知することにより、嵌め合い部の健全性を検査する方法が開示されている。また特許文献2には、嵌め合い部における緩み検査ではないが、類似技術として、回転部材の半径方向外側における傷を超音波探傷法によって検知する方法が開示されている。
特開2000−146922号公報 特表平11−512822号公報
しかしながら、特許文献1では回転軸の外周面近傍の材料傷に基づいて、回転軸の嵌め合い状態の健全性を判定している。すなわち、外表面上における傷の有無を評価することによって、内部の嵌め合い部の健全性を間接的に検査しているに過ぎず、良好な検査精度を得ることが難しい。特許文献2も同様に、外表面上の傷の有無を評価しているため、これを利用したとしても、同様の問題点を有する。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、嵌め合い部の緩みの有無を精度よく判定可能な嵌め合い部の緩み検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る嵌め合い部の緩み検査方法は上記課題を解決するために、回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とを備える嵌め合い部における緩みを、嵌め合い面圧を測定することによって検査する嵌め合い部の緩み検査方法であって、前記嵌め合い部に超音波を送信する送信工程と、前記嵌め合い部で反射された前記超音波を受信する受信工程と、前記超音波の送信レベル及び受信レベルに基づいて、反射エコー強度を測定する反射エコー強度測定工程と、予め用意した前記嵌め合い面圧と前記反射エコー強度との相関を予めマップに基づいて、前記測定された反射エコー強度から前記嵌め合い面圧を算出する面圧算出工程と、前記算出された嵌め合い面圧が所定値未満である場合に、前記嵌め合い部に緩みがあると判定する判定工程とを備えることを特徴とする。
本実施形態によれば、嵌め合い部に超音波を送信して該嵌め合い部からの反射波を受信することによって反射エコー強度の測定を行う。嵌め合い面圧と反射エコー強度との相関は予めマップとして規定されており、当該マップに基づいて、前記測定された反射エコー強度から嵌め合い面圧を求める。そして、求められた嵌め合い面圧が予め基準値として設定された所定値未満である場合に、嵌め合い部に緩みがあると判定する。このように、本実施例では嵌め合い面圧を超音波の反射エコー強度に基づいて測定することにより、嵌め合い部の緩みを直接的に判定できるので、精度の高い検査を実施することができる。
尚、本願明細書において反射エコー強度とは、超音波の反射エコーゲイン又は反射率を意味する。具体的に説明すると、超音波探傷の校正方法として、ある基準部材における反射エコーを検査装置上のある強度(例えば表示スケールの80%等)に合わせ、その校正実施後に検査対象で検査した結果反射エコーの強度が変化したとすると、その表現方法として「反射エコーゲイン」と「反射率」がある。この場合、「反射エコーゲイン」はエコー強度が変化した時にエコー高さを校正条件であるエコー高さ80%に再調整したときの感度(ゲイン)の調整量を意味し、一方、「反射率」は80%に調整したエコー強度が変化した率を意味する。
また一の実施形態では、前記送信工程で前記超音波の送信レベルを一定に設定すると共に、前記受信工程で前記超音波の受信レベルが予め設定された基準値になるように受信感度を調整することにより、前記反射エコー強度として反射エコーゲインを測定してもよい。
また、前記マップは、嵌め合い面圧が既知である複数のサンプルについて反射エコー強度を測定することにより作成してもよい。
この実施形態によれば、設計値などによって嵌め合い面圧が既知となっているサンプルを用いて反射エコー強度を測定することにより、嵌め合い面圧と反射エコー強度との相関をマップとして作成する。このようにサンプルを用いてマップを作成することにより、過去の実測結果に基づいて嵌め合い面圧を求めることができるので、精度のよい緩み検査を実施することができる。
この場合、前記複数のサンプルには、少なくとも前記嵌め合い面圧がゼロである前記回転部材のみからなるサンプルを含むとよい。
この実施形態によれば、実質的に嵌め合い面圧がゼロである嵌め合い部に相当する回転部材をサンプルとして用いることで、精度のよい面圧測定を行うことができる。上述のように設計値などによって嵌め合い面圧が既知となっているサンプルであっても、少なからず誤差を含む。そのため、本実施例のように回転部材のみからなるサンプルを用いることで、より良好な測定精度が得られる。
尚、前記複数の前記回転部材のみからなるサンプルには、前記嵌め合い部の穴径が異なるサンプルを含むとよい。
嵌め合い部の穴径が異なるサンプルでは、嵌め合い部に照射される超音波の反射エコー強度が面圧ゼロの状態であっても変化する。この変化を面圧ゼロ時の反射エコーの校正値としてマップに考慮するためには、嵌め合い部の穴径の変化と反射エコー強度の関係をサンプルにて把握する必要がある。従って、検査対象の嵌め合い部の軸径が異なる場合は、穴径による反射エコー強度の変化をマップに考慮するとよい。
また、前記送信工程は、前記回転部材の一方の側面に取り付けられた送信器から前記嵌め合い部に対して前記超音波を斜めに照射し、前記受信工程は、前記回転部材の他方の側面に取り付けられた受信器によって前記嵌め合い部からの反射波を受信してもよい。
この実施形態によれば、歯車の側面から超音波を送受信することで反射エコー強度を測定できるので、任意の形状を有する回転部材に適用が可能である。言い換えれば、歯車円周上の歯車吊穴やキー部分のような複雑な形状を除いた任意の位置において、広く計測することができる。
また、前記送信器及び前記受信器は、前記回転部材の側面上において周方向に沿って複数設けられていてもよい。
この実施形態によれば、送信器及び受信器を回転部材の側面上において周方向に沿って複数設けることで、嵌め合い部の広い領域に亘って反射エコー強度を測定し、嵌め込み面圧を測定できる。そのため、嵌め込み部の位置によって嵌め込み面圧が異なる場合(例えば嵌め込み部の形状が非対称である場合)であっても、精度のよい緩み検査を行うことができる。
尚、嵌め込み部の位置によって嵌め込み面圧が異ならない場合であっても、複数個所で測定した反射エコー強度に基づいて嵌め込み面圧を精度よく算出できるので、検査精度を向上できる。
また、前記送信工程は、前記嵌め合い部に対して前記超音波を垂直に照射し、前記受信工程は、前記嵌め合い部からの反射波を受信し、前記反射エコー強度測定工程は、一次反射波を除いた前記反射波に基づいて、前記反射エコー強度を測定してもよい。
この実施形態によれば、嵌め合い部に対して超音波を垂直に照射することで、嵌め合い部にて超音波が繰り返し反射され、複数次の反射波が受信される。本願発明者の研究によれば、一次反射波には、二次以降の反射波に比べてノイズが含まれやすいため、これを除外した反射波に基づいて反射エコー強度を測定することで、嵌め合い面圧を精度よく求めることができる。
本発明の実施形態に係る嵌め合い部の緩み検査装置は上記課題を解決するために、回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とから構成される嵌め合い部における緩みを、嵌め合い面圧の測定により検査する嵌め合い部の緩み検査装置であって、前記嵌め合い部に超音波を送信する送信器と、前記嵌め合い部で反射された前記超音波を受信する送信器と、前記送信器の送信レベル及び前記受信器の受信レベルに基づいて、反射エコー強度を測定する反射エコー強度測定部と、前記嵌め合い面圧と前記反射エコー強度との相関を予めマップとして記憶する記憶部と、前記記憶されたマップに基づいて、前記測定された反射エコー強度から前記嵌め合い面圧を算出する面圧算出部と、前記算出された嵌め合い面圧が所定値未満である場合に、前記嵌め合い部に緩みがあると判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本装置によれば、上述の嵌め合い部の緩み検査方法(上記各種態様を含む)を好適に実施することができる。
また一の実施形態では、前記送信器及び前記受信器は、前記回転部材の側面上において周方向に沿って複数設けられていてもよい。
この実施形態によれば、送信器及び受信器を回転部材の側面上において周方向に沿って複数設けることで、嵌め合い部の広い領域に亘って反射エコー強度を測定し、嵌め込み面圧を測定できる。そのため、嵌め込み部の位置によって嵌め込み面圧が異なる場合(例えば嵌め込み部の形状が非対称である場合)であっても、精度のよい緩み検査を行うことができる。
尚、嵌め込み部の位置によって嵌め込み面圧が異ならない場合であっても、複数個所で測定した反射エコー強度に基づいて嵌め込み面圧を精度よく算出できるので、検査精度を向上できる。
また他の実施形態では、前記送信器及び受信器は、送受信器として一体的に構成されており、該送受信器は、前記回転部材の側面に設けられた凹部に収納されることにより、前記嵌め合い部に対して垂直に超音波を送信すると共に、前記嵌め合い部によって反射された超音波を受信してもよい。
この実施形態によれば、送受信器を回転部材の側面に設けられた凹部に収納して設置することにより、嵌め合い部に対して垂直に超音波を送信することができる。これにより、上述したように嵌め合い部で繰り返し反射された複数次の反射波を受信可能な構成を実現することができる。
本発明によれば、嵌め合い部に超音波を送信して該嵌め合い部からの反射波を受信することによって反射エコー強度の測定を行う。嵌め合い面圧と反射エコー強度との相関は予めマップとして規定されており、当該マップに基づいて、前記測定された反射エコー強度から嵌め合い面圧を求める。そして、求められた嵌め合い面圧が予め基準値として設定された所定値未満である場合に、嵌め合い部に緩みがあると判定する。このように、本実施例では嵌め合い面圧を超音波の反射エコー強度に基づいて測定することにより、嵌め合い部の緩みを直接的に判定できるので、精度の高い検査を実施することができる。
測定対象である嵌め合い部の構成を示す断面図である。 測定対象である嵌め合い部の分解斜視図である。 第1実施例の緩み検査装置の全体構成を示す図である。 第1実施例の緩み検査装置の動作フローを示すフローチャートである。 第1実施例のマップの作成手順を示すフローチャートである。 マップ作成部によって作成されるマップの一例である。 第2実施例の測定対象である歯車の側面上における送信器及び受信器の設置例を示す図である。 第2実施例で用いられるマップの一例である。 第3実施例に係る緩み検査装置において、送受信器による超音波の送受信の様子を模式的に示す図である。 送受信器における超音波の受信レベルの経時変化を示すグラフである。 歯車の側面における送受信器の設置例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
[第1実施例]
まず第1実施例に係る緩み検査装置100の測定対象となる嵌め合い部1について説明する。図1は、嵌め合い部1の構成を示す断面図であり、図2はその分解斜視図である。
嵌め合い部1は、外周上に波面2aを有する回転部材である歯車2の中心軸に沿うように形成された嵌合穴2bに、回転軸3を焼き嵌めにより固定した構成を有しており、歯車2と回転軸3とは、互いに嵌め合い面4において所定圧力(嵌め合い圧力)で押し付け固定されている。本来、嵌め合い部1では歯車2と回転軸3とが強固に固定されているが、嵌め合い面圧が低下すると、歯車2と回転軸3との間に緩みが生じてしまい、重大な故障に発展する要因となる。本実施例に係る緩み検査装置100は、嵌め合い面圧を直接的に測定することにより、このような嵌め合い部1における緩みを検査するものである。
尚、測定対象である嵌め合い部1は、その用途を問わず広い製品に使用されているものを含むこととする。本実施例では具体例として原子力発電プラントや火力発電プラント等のプラントにおいて、蒸気によって回転する蒸気タービン等の減速機に使用されるものを例示するが、これに限られない。
図3は第1実施例に係る緩み検査装置100の全体構成を示す図である。緩み検査装置100は、送信器102、受信器104、処理部108、記憶部110、及び、出力部112を備えて構成されており、特に処理部108、記憶部110、及び、出力部112はコンピュータシステムとして構成されている。
送信器102は、所定周波数を有する超音波を発生可能な超音波発生装置であって、処理部108からの制御信号に基づいて任意のタイミングで超音波を送信する。受信器104は、送信機102から送信された超音波を受信可能な超音波受信装置であって、処理部108からの制御信号に基づいて送信器102によって送信された超音波を、所定の受信ゲイン設定値で増幅して受信する。
送信器102及び受信器104は、図3に示すように、歯車2の側面2c及び2dにそれぞれ取り付けられる。超音波は、側面2cに取り付けられた送信器102から、歯車2と回転軸3とによって形成される嵌め合い面4に対して斜めに照射される。嵌め合い面4では、入射波の一部が回転軸3側に透過すると共に、残りが反射波として、側面2dに取り付けられた受信器104で受信される。
処理部108はCPU等で構成されており、記憶部110に記憶された各種プログラムを実行することにより、嵌め合い面圧測定に必要な各種処理が実行される。本実施形態では、処理部108は、図3に示すように、少なくともマップ作成部113、送信器制御部114、受信器制御部115、反射エコー強度測定部116、面圧算出部117及び判定部118を備える。
マップ作成部113は、記憶部110に記憶された各種データに基づいて、嵌め合い面圧の算出用のマップ122を作成する機能を有する。送信器制御部114は、送信器102の送信状態を制御する機能を有する。送信器制御部114は送信する超音波の周波数及び送信レベルを可変に制御してもよいが、本実施例では特に、周波数及び送信レベルは一定に設定されていることとする。受信器制御部115は、受信器104の受信状態を制御する機能、特に受信時の増幅度である受信ゲイン設定値を可変に制御する機能を有する。
尚、本実施例では送信器102及び受信器104の制御をコンピュータシステムである処理部108等によって行う場合について説明するが、これらの制御を手動で行ってもよいことは言うまでもない。
反射エコー強度測定部116は、送信器102における超音波の送信レベルと、受信器103における超音波の受信レベルに基づいて、反射エコー強度を測定する機能を有する。尚、本実施形態では反射エコー強度として反射エコーゲインを用いており、前述したように、これに代えて反射率を用いてもよい。
面圧算出部117は、反射エコー強度測定部116で測定した反射エコー強度に基づいて、嵌め合い面圧を算出する機能を有する。判定部118は、面圧算出部117で算出された嵌め合い面圧に基づいて、測定対象に緩みがあるか否かを判定する機能を有する。
尚、処理部108に備わる各構成要素113、114、115、116、117及び118の動作の詳細については、後述する。
記憶部110には、処理部108での処理に利用される各種プログラム、及び、該プログラムの実施に必要となる各種データ類が記憶されている。図3には、記憶部110の構成要素として代表的に、各種測定データが記憶される測定データ記憶部120と、該測定データ記憶部120に記憶された測定データに基づいて作成されるマップ122が示されている。
尚、記憶部110に記憶される各種データの詳細については、後述する。
出力部112は、いわゆるモニタであり、処理部108の判定部118における判定結果を出力データとして表示する機能を有する。
続いて、このような構成を有する緩み検査装置100の基本的動作について、簡潔に説明する。
緩み検査測定装置100を使用する場合には、上述のように、歯車2の一方の側面2cに送信器102を取り付けて超音波を送信し、嵌め合い面4による反射波を、他の側面2dに取り付けた受信器104で受信する。送信器102から送信される超音波の周波数及び送信レベルは、送信器制御部114からの制御信号に基づいて一定に制御されており、任意のタイミングで送信される。一方、受信器104は受信器制御部115からの制御信号に基づいて、嵌め合い面4からの反射波を、所定の受信ゲイン設定値のもとで増幅して受信する。
受信ゲイン設定値は、受信器104の受信レベルが予め設定された基準値(後述する校正試験によって設定される)になるように調整される。反射エコー強度測定部116は、このように受信レベルが基準値になるように調整した際の送受信レベルに基づいて反射エコー強度を測定し、面圧算出部117は該測定した反射エコー強度に対応する嵌め合い面圧を、マップ122に基づいて算出する。判定部118は、該算出した嵌め合い面圧に基づいて嵌め合い部1における緩みの有無を判定し、出力部112によってモニタ上に表示を行う。
続いて、以上の基本的な動作を踏まえた上で、緩み検査装置100の具体的な動作フローについて説明する。図4は、第1実施例に係る緩み検査装置100の動作フローを示すフローチャートである。
まず測定対象について測定を行う前に、校正試験を実施する(ステップS101)。校正試験では、既知の嵌め合い面圧(設計面圧)を有するサンプルを用意し、該サンプルに対して図2に示すように、送信器102及び受信器104を取り付ける。そして、送信器102から一定の送信レベルで超音波を送信すると共に、受信器104における反射波の受信レベルが基準値になるように、受信器104の受信ゲイン設定値を調整する。
尚、校正試験で用いるサンプルは、測定対象物と同様の材質及び構成を有するものであって、既知の嵌め合い面圧(例えば設計面圧)を有する限りにおいて限定されない。より好ましくは、嵌め合い面圧がゼロであるサンプル(すなわち、回転軸3を有さず、歯車2のみからなるサンプル)を用いると、設計誤差が真にゼロになるため、精度のよい校正試験が実施できる。
校正試験が完了すると、嵌め合い面圧を算出する際に使用されるマップ122の作成が行われる(ステップS102)。ここでマップ122の作成手順について、図5を参照して説明する。図5はマップ122の作成手順を示すフローチャートである。
まず既知の嵌め合い面圧(設計面圧)を有するサンプルを複数用意し(ステップS201)、各サンプルの歯車2の両側面2c及び2dにそれぞれ送信器102及び受信器104を取り付ける(ステップS202)。そして、図2に示すように、送信器102から超音波(送信波)を嵌め合い面4に対して斜めに送信すると共に、受信器104によって嵌め合い面4からの反射波を受信する(ステップS203)。
そして、受信器104における反射波の受信レベルが校正試験で設定した基準値になるように、受信器104の受信ゲイン設定値Gを調整する。そして、反射エコー強度測定部は、このように調整された際の送受信レベルに基づいて反射エコー強度(反射エコーゲイン)を測定し(ステップS204)、該測定した反射エコー強度と当該サンプルが有する設計面圧と紐付けて、記憶部110の測定データ記憶部120に記憶する(ステップS205)。
上記ステップS202−S205は、ステップS201で用意した異なる嵌め合い面圧を有する複数のサンプルに対して実施されることにより、測定データ記憶部120には、互いに紐付けられた嵌め合い面圧(設計面圧)と反射エコー強度とによって構成される測定データが蓄積される。マップ作成部113は、測定データ蓄積部120に記憶されたこれらの測定データに基づいてマップ122を作成する(ステップS206)。
図6はマップ作成部113によって作成されるマップ122の一例であり、縦軸に反射エコー強度である反射エコーゲイン(dB)、横軸に設計面圧(MPa)が示されている。図6には、異なる嵌め合い設計面圧を有する複数のサンプルに対応する測定データが示されており、これらのデータは少なからず相関を有している。マップ作成部113では、このように相関を有する測定データを統計的に解析することにより、これらの特性に対応する近似関数を求める。
このようにサンプルを用いてマップ122を作成することにより、過去の実測結果に基づいて嵌め合い面圧を求めることができるので、精度のよい緩み検査を実施することができる。
尚、図6の例では、近似関数を最小二乗法によって測定データから一次直線として求めており(破線を参照)、これらの測定データのバラツキを示す±σが示されている(実線を参照)。
再び図4に戻って、マップ120の作成が完了すると、嵌め合い面圧が既知でない測定対象である嵌め合い部1に対して、送信器102及び受信器104を図2に示すように取り付け、超音波の送信&受信を実施する(ステップS103)。ここでもまた、受信器104の受信レベルが上記校正試験で設定した基準値になるように、受信器104の受信ゲイン設定値が調整され、反射エコー強度が測定される(ステップS104)。そして、面圧算出部117は記憶部110に記憶されたマップ122に基づいて、当該反射エコー強度から対応する嵌め合い面圧を求める(ステップS105)。
続いて判定部118は、ステップS105で算出した嵌め合い面圧が交差範囲内であるか否かによって、嵌め合い面4における緩みの有無を判定する(ステップS106)。嵌め合い面圧が交差範囲内である場合には(ステップS106:YES)、判定部118は嵌め合い面4に緩みがないと判定する(ステップS107)。嵌め合い面圧が交差範囲内でない場合には(ステップS105:NO)、判定部117は嵌め合い面4に緩みがあると判定する(ステップS108)。
そして、ステップS107及びS108における判定結果は、出力部108から出力されることにより、モニタ上に表示される(ステップS109)。
以上説明したように、本実施例に係る緩み検査装置100によれば、嵌め合い面4における反射エコー強度に基づいて嵌め合い面圧を測定することにより、嵌め合い部1の緩みを直接的に判定できるので、精度の高い検査を実施することができる。
[第2実施例]
上記第1実施例では、歯車2の両側面2c及び2dに一対の送信器102及び受信器104を設置する場合について説明した。実施例2では、歯車2の両側面2c及び2dに複数対の送信器102及び受信器104を設置することによって、嵌め込み面4の広い領域に亘って面圧測定が可能である点において、実施例1と異なっている。
尚、以下の説明では上記実施例1と変更がない箇所に関しては共通の符号を付すこととし、重複する説明は適宜省略することとする。
図7は第2実施例の測定対象である歯車2の側面上における送信器102及び受信器104の設置例を示す図である。
測定対象である歯車2の嵌合穴2bには、該嵌合穴2bに嵌め合わされる回転軸3の回転を防止するためのキー部2eが設けられている。本実施例では、当該キー部2eを基準として、周方向の45度、135度、225度、及び、315度の位置に、一対の送信器102及び受信器104がそれぞれ設けられている。
それぞれの送信器102及び受信器104は、第1実施例と同様の手順に従って演算処理を行うことで、個別に嵌め込み面圧を測定することができる。すなわち、本実施例では、周方向に沿って複数対の送信器102及び受信器104を設けることによって、嵌め込み面4の広い領域に亘って面圧測定が可能となっている。
ここで図8は第2実施例で用いられるマップ120の一例である。第1実施例では、1組の送信器102及び受信器104に対してマップ120(図6を参照)を作成した。第2実施例では、第1実施例におけるマップ作成手順(図5を参照)を、複数組の送信器102及び受信器104に同様に適用する。これにより、各組の送信器102及び受信器104について、個別にマップ120を得ることができる。
特に、本実施例では嵌込穴2dにキー部2eが設けられているため、嵌め込み面4における圧力分布に少なからずバラツキを有するが、このように複数組の送信器102及び受信器104を用いた面圧測定を行うことで、当該バラツキを精度よく評価し、正確な緩み検査を行うことができる。
[第3実施例]
上記第1及び第2実施例では、超音波の送受信をする送信器102及び受信器104は別々の構成要素であり、嵌め合い面4に対して超音波を斜めに照射する構成を有している。一方、実施例3では、送信器102及び受信器104に代えて、これらを一体構成した送受信器30を用いており、嵌め合い面4に対して垂直に超音波を照射することを特徴としている。
尚、以下の説明では上記実施例1及び2と変更がない箇所に関しては共通の符号を付すこととし、重複する説明は適宜省略することとする。
図9は第3実施例に係る緩み検査装置において、送受信器30による超音波の送受信の様子を模式的に示す図である。送受信器30から送信された超音波は、歯車2及び回転軸3間にある嵌め合い面4に対して垂直に入射する。嵌め合い面4では、入射波の一部が回転軸3側に透過する一方で、残りは反射波として送受信器30側に反射される。そして、この反射波は、送受信器30が設けられた側において、一部が送受信器30側に透過して受信される一方で、残りは反射波として嵌め合い面4側に再度反射される。すなわち、送受信器30から送信された超音波は、このように嵌め合い面4によって繰り返し反射される。
図10は送受信器30における超音波の受信レベルの経時変化を示すグラフである。嵌め合い面4において繰り返し反射された超音波は、図10に示すように、一次反射波、二次反射波・・・・として、送受信器30によって順に受信される。尚、一次反射波、二次反射波・・・・は時間の経過と共に、ピーク値が減衰する。
第3実施例では、このように嵌め合い面4において繰り返し反射される複数次に亘る反射波のうち、一次反射波を除く他の反射波について、それぞれ実施例1と同様の手順に従って処理を行うことで、嵌め込み面圧を測定する。本願発明者の研究によれば、一次反射波には、二次以降の反射波に比べてノイズが含まれやすいため除外することによって、嵌め合い面圧の測定精度を向上することができる。
一次反射波を除く反射波に基づいた嵌め合い面圧の算出においては、いずれか一つの次数の反射波に基づいて嵌め合い面圧を測定してもよいし、複数の次数の反射波に基づいて嵌め合い面圧を測定してもよいし、更にこれらの測定結果を組み合わせてもよい。
図11は歯車2の側面における送受信器30の設置例を示す図である。
歯車2の側面2c(2dでもよい)には、送受信器30を収納可能な凹部32が設けられており、該凹部32に設置された送受信器30から送信される超音波が嵌め合い面4に対して垂直に照射されるように構成されている。特に図11では、中心軸から一定距離において周方向に沿って凹部32を複数設けることによって、実施例2のように複数位置における嵌め込み面圧が測定可能に構成されている。
このように送受信器30を歯車2の側面に設けられた凹部32に収納して設置することにより、嵌め合い面4に対して垂直に超音波を送信することができる。これにより、上述したように嵌め合い部1で繰り返し反射された複数次の反射波を受信可能な構成を実現することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、嵌め合い部の緩み検査方法及び検査装置の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
本発明は、回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とを備える嵌め合い部における緩みを検査する嵌め合い部の緩み検査方法及び検査装置に利用可能である。
1 嵌め合い部
2 歯車(回転部材)
3 回転軸
4 嵌め合い面
30 送受信器
100 緩み検査装置
102 送信器
104 受信器
108 処理部
110 記憶部
112 出力部
113 マップ作成部
114 送信器制御部
115 受信器制御部
116 反射エコー強度測定部
117 面圧算出部
118 判定部
120 測定データ記憶部
122 マップ

Claims (10)

  1. 回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とを備える嵌め合い部における緩みを、嵌め合い面圧を測定することによって検査する嵌め合い部の緩み検査方法であって、
    前記嵌め合い部に超音波を送信する送信工程と、
    前記嵌め合い部で反射された前記超音波を受信する受信工程と、
    前記超音波の送信レベル及び受信レベルに基づいて、反射エコー強度を測定する反射エコー強度測定工程と、
    予め用意した前記嵌め合い面圧と前記反射エコー強度との相関を予めマップに基づいて、前記測定された反射エコー強度から前記嵌め合い面圧を算出する面圧算出工程と、
    前記算出された嵌め合い面圧が所定値未満である場合に、前記嵌め合い部に緩みがあると判定する判定工程と
    を備えることを特徴とする嵌め合い部の緩み検査方法。
  2. 前記送信工程で前記超音波の送信レベルを一定に設定すると共に、前記受信工程で前記超音波の受信レベルが予め設定された基準値になるように受信感度を調整することにより、前記反射エコー強度として反射エコーゲインを測定することを特徴とする請求項1に記載の嵌め合い部の緩み検査方法。
  3. 前記マップは、嵌め合い面圧が既知である複数のサンプルについて反射エコー強度を測定することにより作成されることを特徴とする請求項1に記載の嵌め合い部の緩み検査方法。
  4. 前記複数のサンプルには、少なくとも前記嵌め合いがゼロである前記回転部材のみからなるサンプルを含むことを特徴とする請求項3に記載の嵌め合い部の緩み検査方法。
  5. 前記送信工程は、前記回転部材の一方の側面に取り付けられた送信器から前記嵌め合い部に対して前記超音波を斜めに照射し、
    前記受信工程は、前記回転部材の他方の側面に取り付けられた受信器によって前記嵌め合い部からの反射波を受信することを特徴とする請求項1に記載の嵌め合い部の緩み検査方法。
  6. 前記送信器及び前記受信器は、前記回転部材の側面上において周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項5に記載の嵌め合い部の緩み検査方法。
  7. 前記送信工程は、前記嵌め合い部に対して前記超音波を垂直に照射し、
    前記受信工程は、前記嵌め合い部からの反射波を受信し、
    前記反射エコー強度測定工程は、一次反射波を除いた前記反射波に基づいて、前記反射エコー強度を測定することを特徴とする請求項1に記載の嵌め合い部の緩み検査方法。
  8. 回転部材と該回転部材に嵌め合わされる軸部材とから構成される嵌め合い部における緩みを、嵌め合い面圧の測定により検査する嵌め合い部の緩み検査装置であって、
    前記嵌め合い部に超音波を送信する送信器と、
    前記嵌め合い部で反射された前記超音波を受信する送信器と、
    前記送信器の送信レベル及び前記受信器の受信レベルに基づいて、反射エコー強度を測定する反射エコー強度測定部と、
    前記嵌め合い面圧と前記反射エコー強度との相関を予めマップとして記憶する記憶部と、
    前記記憶されたマップに基づいて、前記測定された反射エコー強度から前記嵌め合い面圧を算出する面圧算出部と、
    前記算出された嵌め合い面圧が所定値未満である場合に、前記嵌め合い部に緩みがあると判定する判定部と
    を備えることを特徴とする嵌め合い部の緩み検査装置。
  9. 前記送信器及び前記受信器は、前記回転部材の側面上において周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項8に記載の嵌め合い部の緩み検査装置。
  10. 前記送信器及び受信器は、送受信器として一体的に構成されており、
    該送受信器は、前記回転部材の側面に設けられた凹部に収納されることにより、前記嵌め合い部に対して垂直に超音波を送信すると共に、前記嵌め合い部によって反射された超音波を受信することを特徴とする請求項8に記載の嵌め合い部の緩み検査装置。
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