JP2015134541A - 救命ボート - Google Patents

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Seiichi Igari
清一 猪狩
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Abstract

【課題】転覆しにくく、転覆しても独りでに復原する救命ボートを提供する。【解決手段】船体の左右舷に水タンク4、5とこの上方に発泡樹脂製の浮き6、7を形成すると共に船上に屋根形フロート11を設ける。このフロート11と前記水タンク4、5の一方に設けた排水口9の開閉作用により、起き上り小法師のようにして転覆したときに救命ボートは直ちに復原する。また、船首には開閉自在の救助口を形成し、この救助口から被救助者を少人数で船外に降ろしたりすることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、海、川、湖等で遭難した人をこれまでの常識では救助活動が出来なかった悪条件下でも救助活動ができる救命ボートに関する。
海難事故などにより海中に放り出された人の救助には、救命ボートとかヘリコプター等が使用されているが、このような救命ボートやヘリコプターの活動は天候に左右されることが多く、荒天の為に現場に近づくことができなかったり、手出しができなかったりすることがある。
また、海上に浮遊物が多数散乱している現場においては、救命ボートが近づくことさえ出来ないことがある。
また、荒波により救命ボート自体が転覆してしまうことがあり、このようになると救助活動は中止せざるを得なくなる。
また、救命ボートで近くの海岸まで被救護者を運んで来ても、ボートから陸上まで運び降ろすのに手間がかかり、2〜3人の人手を要することも少なくない。
本発明は、叙上の如き問題点に鑑みて提供されるものであって、仮に救命ボートが転覆しても独りでに復元することができると共に海中に浮遊物が散乱していても航行することができ、更に被救護者を少人数で簡単にボートから運び降ろすことができる究極的な性能を有する海難事故救助用の救命ボートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の救命ボートは、a.船体の左舷及び右舷であって、船底に近い部分にそれぞれバランスを保つための水タンクを設けると共にこの水タンクの上方にそれぞれ発泡樹脂で成形された浮きを設けたこと、b.前記左右の水タンクの一方には、タンク内と外とを結ぶ海水出入口を形成し、他の一方の水タンクには、船体が傾いたときには閉塞され、正常時には開放したままで海水の流入を許容する自動開閉蓋付の海水出入口を形成したこと、c.前記船体の船上には、発泡樹脂製又は空気注入式の転覆時に作用する屋根形フロートを設けたこと、d.前記船体の底面中央部には船尾にかけて流水溝を形成し、この流水溝内に船外機のスクリューを位置させたこと、を特徴とするものである。
また、請求項2に記載の救命ボートは、請求項1に記載の救命ボートにおいて、前記船体の船首側には救助口を形成し、この救助口には前方に倒して開放自在の踏み板兼用の扉を取り付けることにより、被救護者をこの救助口から船外に運び出すことができるように構成したこと、を特徴とするものである。
また、請求項3に記載の救命ボートは、請求項1又は2に記載の救命ボートにおいて、前記船体の前後左右には、ハンドルにより昇降自在の陸上移動用車輪を取り付けたこと、を特徴とするものである。
また、請求項4に記載の救命ボートは、請求項3に記載の救命ボートにおいて、前記車輪のうち後輪又は前輪又はこの双方には、手動で操作自在のブレーキが取り付けられていること、を特徴とするものである。
本発明は、以上の如き構成から成り、次の効果を有する。
1、船体において、その左右舷に水タンクと発泡樹脂製の浮きを設けたことにより、船体は安定し、通常の波では転覆することはない。
但し、万が一転覆した場合には、船上に屋根形のフロートが形成してあり、このフロートが水中に沈むと、その浮力の作用で底を上向きにして転覆した船体には起き上り小法師の原理が作用し、更に水タンクの一方には転覆時に自動的に排水を止める排水口が設けてあるため、海面上においてはこの片方の水タンク内の水が重りとなり、もう一方の水タンクの水は排水口から一気に排水してしまい、この方の水タンク側は軽くなることにより、船の重心は排水が止った水タンク側に移動する。
この作用により、船には復元の回転モーメントが作用し、この回転モーメントに前記屋根形フロートの浮上の力が加わり、船体は一気に回転して正常の姿勢に回復する。
2、船体の正面(船首)側には救助口を形成し、この救助口には踏み板を兼ねた扉が取り付けてあるため、例えば砂浜にボートの船首側を向けて乗り上げ、前記扉を開放してスロープ状の踏み板を形成することにより、船内の被救護者を救助口から少人数で素早くボートから降ろし、救急車等に乗せ換えて病院まで搬送したりすることができる。
3、船体の車輪には手動式のブレーキを取り付けたことにより、砂浜等に乗り上げたときに船体が波で引き戻される心配がなく、前記被救護者を安定した状態でボートから降ろすことができる。
本発明に係る救命ボートを上方から見た状態の説明図 側面図 後方から見た船尾の説明図 前方から見た船首の説明図 船外機と移動車輪の説明図 (A)は水タンクの一方の排出口の説明図であって、正常状態を有し、(B)は転覆して排水口が自動閉塞された状態の説明図 (A)〜(E)は転覆した船体が復元して行く状態の説明図 船首に設けた救助口を開いた状態の説明図 救助口を開いて扉を踏み板の状態に形成した説明図 救助口を開いた船首の説明図 船尾の船外機と車輪に取り付けたブレーキの説明図 ブレーキ操作の説明図
図1〜図12に基づいて本発明にかかる救命ボートの詳細を説明する。
符号の1は救命ボートの船体であって、この船体1の左舷2と右舷3の底部側には水タンク4、5がそれぞれ設けられていると共にこの水タンク4、5の上部には、それぞれ発泡樹脂製の浮き6,7が設けられている。
8は、前記水タンク4側に設けられた排水口であって、この排水口8の隣には自重で止め軸9aにより正常時には下向きに位置して排水口8を開放しており(図6(A))、ボートが転覆すると自重で回転して排水口8を閉塞する(図6(B))自動開閉蓋9が取り付けられている。
一方、右舷側の水タンク5に設けられた排水口10は、水中ではこの排水口10を介して水タンク5内に海水が流入し、転覆してこの排水口10が水面上に出ると水タンク5内の海水が独りでに水タンク5外に排出して空になる構造である。
11は、船体1において、船体1側から上方に向けて突出させたフレーム12により支持されている船上の屋根形フロートであって、発泡樹脂製である。
13は、船体1の左右の舷に取り付けられた手摺り、14は船体1の左右の舷であって、前後に水平に取り付けられた運搬用ハンドルであって、このハンドル14は運搬時には手掛け用として引き出し、それ以外時は図1のように邪魔にならないように引っ込めておく。
15は船首1a側に形成された救助口であって、この救助口15には前方に開放自在の扉16が回転軸17により取り付けられており、ストッパーピン18を引き抜くと回転軸17を中心として前方に開き、このときワイヤー19の長さにより開き角度が調整できるように船首1aと扉16間にフック20で止められている。
なお、扉16と救助口15の周囲間には、防水パッキン21が取り付けられている。
22は移動用の車輪であって、この車輪22は船体1の前後左右に4ヶ所取り付けられていて、ハンドル23を回転して下降させて車輪22を接地させることができると共に図12に示すように手動レバー24を操作してワイヤー25を上方に引くとブレーキ板26が支軸27を中心として回転し、車輪22に接してブレーキを掛けることができる。
なお、本実施例においてこのブレーキ板26は後輪側のみとなっているが、前輪側又は後輪の双方に取り付けても良い。
28は各車輪22を昇降させるための昇降ハンドルであって、この昇降ハンドル28を回転すると外筒29内においてねじ接合している昇降軸30が上下動することにより、この昇降軸30の下端に取り付けられた車輪22が一緒に昇降する。
31は船外機であって、この船外機31は、船体1の船底中央において、船首側から船尾側に向かって深くなるように形成された流水溝33内にそのスクリュー32が位置するようにして取り付けられており、このスクリュー32が位置する前記流水溝33の外には、カバー34が取り付けられていて、スクリュー32に流木やその他の障害物が接するのをガードする。
なお、本実施例の船体1は、人が乗る大きさの構造となっているが、無人で航行する大きさに構成し、ラジコン操作により、例えば救命具を引きながら現場に急行したり、被救助者をロープなどで海岸まで引いてくるようなものとしても良く、本発明は有人、無人用双方の救命ボートに実施が可能である。
また、上記実施例は、船外機で航行する救命ボートの例であるが、船外機以外で航行するボートの場合には、流水溝33内においてスクリュー32の後にラダーが設けられていると共に、このラダーは、従来例と異なり可動側が船首方向に向けられる。
1 船体
2 左舷
3 右舷
4 左舷水タンク
5 右舷水タンク
6 左舷浮き
7 右舷浮き
8 排水口
9 自重シャッター
10 排水口
11 船上浮き
15 救助口
16 扉
22 車輪
26 ブレーキ板
31 船外機
32 スクリュー
33 水流溝
34 カバー

Claims (4)

  1. a.船体の左舷及び右舷であって、船底に近い部分にそれぞれバランスを保つための水タンクを設けると共にこの水タンクの上方にそれぞれ発泡樹脂で成形された浮きを設けたこと、
    b.前記左右の水タンクの一方には、タンク内と外とを結ぶ海水出入口を形成し、他の一方の水タンクには、船体が傾いたときには閉塞され、正常時には開放したままで海水の流入を許容する自動開閉蓋付の海水出入口を形成したこと、
    c.前記船体の船上には、発泡樹脂製又は空気注入式の転覆時に作用する屋根形フロートを設けたこと、
    d.前記船体の底面中央部には船尾にかけて流水溝を形成し、この流水溝内に船外機のスクリューを位置させたこと、
    e.を特徴とする救命ボート。
  2. 前記船体の船首側には救助口を形成し、この救助口には前方に倒して開放自在の踏み板兼用の扉を取り付けることにより、被救護者をこの救助口から船外に運び出すことができるように構成したこと、を特徴とする請求項1に記載の救命ボート。
  3. 前記船体の前後左右には、ハンドルにより昇降自在の陸上移動用車輪を取り付けたこと、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の救命ボート。
  4. 前記車輪のうち後輪又は前輪又はこの双方には、手動で操作自在のブレーキが取り付けられていること、を特徴とする請求項3に記載の救命ボート。
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