JP2015132448A - 製氷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな捻りトルクを要することなく高い離氷性を発揮し、かつ捻り変形に対して破損しにくい製氷皿を提供する。
【解決手段】回動中心から離れた位置に非対称に回動規制部24が設けられた製氷皿2について、捻り応力の集中する連結部22側の、変形により破損が生じやすい部位の近傍に、リブ27や大きなフィレット28をピンポイントで設け、応力集中部の剛性を高めることにより、製氷皿2にかかる捻り力を分散させ、製氷皿2の強度と離氷性の両立を図る。
【選択図】図3

Description

本発明は製氷装置に関し、さらに詳しくは、捻り式の製氷皿を備える自動製氷装置に関する。
家庭用の冷蔵庫等に搭載される一般的な捻り式の自動製氷装置は、製氷皿や、製氷皿を回動させる駆動装置、製氷皿を固定する筐体などから構成される。かかる自動製氷装置は、冷蔵庫内に備えられた給水タンクの水を給水パイプを通じて製氷皿のセルに充填し、製氷が完了すると製氷皿を反転して捻ることにより貯氷容器内へ氷を落下させるという工程を一定条件の下自動的に繰り返す。
製氷皿の構成素材としては、ポリエチレンやナイロン12などの耐寒性に優れる材料が好適であるが、食品衛生法上の適合性や、成形性を考慮して、比較的耐寒性のよいポリプロピレンが一般に使用されている。
捻り式の自動製氷装置は、製氷皿を捻ることで氷を製氷皿から剥離するため、駆動装置の限定されたトルクのもとで所定の捻り変形を製氷皿に生じさせる必要がある。ここで、製氷皿の板厚を薄く成形することにより小さなトルクであっても捻り変形を生じやすくすることはできるが、板厚が薄くなることにより製氷皿の強度が低下し、破損が生じやすくなる。一方で、変形による破損を防ぐため、低温でも硬化しにくい弾性材料からなる製氷皿を用いた場合、その柔軟性により氷が製氷皿から剥離しにくくなるという問題がある。
特許文献1には、回動軸を介して製氷皿に捻り力を発生させる場合に、最も応力が集中するのは製氷皿と回動軸との間であり、この製氷皿と回動軸との間に生じた捻り応力により、割れ等が発生し、製氷皿又は回動軸が破損するという問題が提示されている。
特開2013−119994号公報
上記問題に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、大きな捻りトルクを要することなく高い離氷性を発揮し、かつ捻り変形に対して破損しにくい製氷皿を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる製氷装置は、
製氷皿を反転し捻ることにより離氷を行なう製氷装置であって、前記製氷皿の回動軸方向の一端には、前記製氷皿を回動させる駆動装置との連結部が形成され、前記回動軸方向の他端の一方の回動先端部側には、前記製氷装置の他部材と当接して回動が抑止されることにより前記製氷皿の回動に捻りを加える回動規制部が形成され、前記製氷皿の前記一端側には、前記一端側の剛性が前記他端側の剛性よりも高くなるように補強部が設けられることを要旨とする。
本発明にかかる製氷装置の製氷皿によれば、応力が集中する部位にのみ剛性を高める補強部が設けられるため、応力集中による製氷皿の破損が防止されるのみならず、離氷に要するトルクの上昇を最小限に抑えることができる。
回動中心から離れた位置に非対称に回動規制部が設けられた製氷皿では、駆動装置との連結部側に捻り応力が集中しやすい。特許文献1の発明は、製氷皿の回動先端部に設けられた側壁に切り欠きを設け、かかる切り欠きに意図的に捻り応力を集中させることにより、つまり応力集中部を増やすことにより、製氷皿と回動軸との間に生ずる捻り応力を分散することを提案しているが、本発明の製氷皿では、逆に、応力集中部に補強部を設けて剛性を高めることにより、製氷皿に生ずる捻り応力を分散している。この構成によれば、製氷皿の応力集中部が減り応力バランスが均等化されるため、補強部を形成した部位以外の板厚を薄くすることができる。
また、前記製氷皿の回動軸を境に前記回動規制部が形成された側において、前記製氷皿の前記一端側には、前記一端側の剛性が前記他端側の剛性よりも高くなるように補強部が設けられることにより、本発明の製氷皿において最も捻り応力が集中する部位をピンポイントで補強することができ、より効率的に製氷皿の強度および離氷性の両立を図ることができる。
また、回動軸方向に少なくとも3個のセルを有する前記製氷皿について、製氷皿の板厚を大きくしたり、リブを形成することにより補強する場合には、前記製氷皿の前記一端側から1個目のセルと2個目のセルとの間における、前記補強部を含む前記製氷皿の断面積は、必然的に前記製氷皿の前記他端側から1個目のセルと2個目のセルとの間における前記製氷皿の断面積よりも大きくなる。
また、前記補強部に、前記製氷皿の前記一端側の、前記製氷皿の前記回動軸方向に直交する方向の端部である回動先端部と前記回動先端部側から1個目のセルの前記回動先端部側端部との間に設けられ、隣り合う前記セルと前記セルの間に連続して、前記セルの開口端から前記セルの開口面とは反対側に延出するリブが含まれることにより、小さなリブであっても捻り力がかかる方向に沿って剛性を高めることができるため、効率的に製氷皿の強度を向上させることができる。
また、前記リブが隣接する前記セルの外側面と連結していることにより、製氷皿を小型化することができ、また、金型からリブとセル外側面との間の僅かな隙間を成形する薄板を減らすことができ、金型強度の無用な低下を避けることができる。
また、前記製氷皿は回動軸方向および回動軸方向と対向する方向に複数のセルを有し、前記製氷皿には前記セルを回動軸方向に連通する水路が形成され、前記水路は前記セルの中心よりも前記製氷皿の回動軸側に形成されていることにより、セルに生じる捻り応力が水路によっても分散され、また、補強部により剛性が高められることとあいまって、製氷皿の強度をさらに向上させることができる。
また、前記補強部には、前記製氷皿の前記一端側から1個目のセルの外面周縁部に形成された、前記製氷皿の前記他端側から1個目のセルの外面周縁部のフィレットよりも大きなフィレットが含まれることにより、捻り変形により破損しやすいセル曲面部に生じる応力を分散させることができ、製氷皿の強度をさらに向上させることができる。
また、前記製氷皿の前記一端側および前記一端側の回動先端部には、セルの開口面側に延出する水はね防止部が形成されていることにより、セルへ水を充填する際に飛沫が貯氷容器や他部材に付着することを防止することができる。
また、前記製氷皿および補強部は樹脂成形で一体的に形成されることにより、補強部による剛性の向上効果を最大化することができる。
本発明に係る製氷装置によれば、大きな捻りトルクを要することなく高い離氷性を発揮し、かつ捻り変形に対して破損しにくい製氷皿を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる製氷装置1の上面斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる製氷装置1の背面斜視図である。 製氷装置1の製氷皿2の上面斜視図である。 製氷装置1の製氷皿2の背面図である。 製氷装置1の製氷皿2のA−A断面図である。 製氷装置1の駆動装置3の正面斜視図である。 製氷装置1の枠体4の背面斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る製氷装置1の上面斜視図、図2は同製氷装置1の背面斜視図である。図1及び図2に示すように、製氷装置1は、製氷皿2と、製氷皿2に連結され製氷皿2を回動させる駆動装置3と、製氷皿2および駆動装置3が取り付けられる枠体4と、製氷装置1の下方に配設される図示しない貯氷容器と、貯氷容器内に貯えられた氷量を検出する検氷部材5と、製氷皿2の背面に取り付けられ、製氷皿2の温度を検知するサーミスタ7とを備えている。
図3は、製氷皿2の上面斜視図である。製氷皿2は樹脂材料で略矩形に成形された弾性変形可能な部材である。製氷皿2は、その長手方向に5個、短手方向に2個に区画された、合計10個のカップ状の貯水部であるセル21を有し、セル21内に充填された水が冷却されることにより氷が生成される。セル21の集合体の周縁には、上方へ延出する矩形状に連続した側壁25a乃至25dが形成されている。
製氷皿2の側壁25aの外壁面には、駆動装置3との連結部22が形成され、側壁25cの外壁面略中央には、製氷皿2を枠体4に回動可能に支持する軸部である支持軸23が、側壁25cの外壁面の側壁25d側には、その回動軌跡上で枠体4と当接し、回動が抑止されることにより製氷皿2の回動に捻りを加える突起部である回動規制部24が形成されている。
製氷皿2の側壁25a、25b、25dには、側壁25a側から1個目と2個目のセル21をコの字型に囲むように、上方へ延出する水はね防止部26が形成されている。また、製氷皿2の側壁25d側端部には、連結部22から、連結部22から2個目のセル21の略中心までの範囲において、下方へ延出するリブ27が形成されている。つまり、リブ27は、連結部22から1個目のセル21と2個目のセル21との間で連続して構成されている。尚、かかるリブ27は側壁25b側には形成されていない。
セル21には、長手方向に隣接するセル21との間に水路211が形成されており、さらに製氷皿2の長手方向両端のセル21には、短手方向に隣接するセル21との間にも水路212が形成されている。尚、図3に示されるように、長手方向の水路211は、セル21の中心よりも、製氷皿2の回動中心である回動軸側にずれた位置に形成されている。かかる回動軸は連結部22と支持軸23とを繋ぐように製氷皿2の長手方向に延びている。
図4は、製氷皿2の背面図である。製氷皿2のセル21のうち、側壁25d側のセル列の、側壁25a側から1個目のセル21と2個目のセル21との間の外面周縁部には、他のセル21の外面周縁部のフィレットよりも大きなフィレット28が形成されている。また、図5は、図4の製氷皿2のA−A断面図である。図5に示されるように、リブ27は隣接するセル21の外側面と、その一部において連結している。リブ27を隣接するセル21の外側面に近づけたことにより製氷皿2が小型化され、さらに、リブ27が隣接するセル21の外側面とその一部において連結していることにより、製氷皿2を成形する金型からリブ27とセル21の外側面との間の僅かな隙間を成形する薄板を減らすことができ、金型強度の無用な低下が回避されている。
製氷皿2が取り付けられる駆動装置3は、図6に示すように、直方体状に成形されたケース31内に、駆動源となる図示しないモータと、モータの回転力を伝達する図示しない回転伝達機構と、回転伝達機構によりモータの回転力が伝達される図示しないカム歯車とを備えている。回転伝達機構は、図示しないウォームギアおよび歯車輪列よりなり、モータに連結されたウォームギアを介してモータの回転力が歯車輪列に伝達されるようになっている。
駆動装置3内のカム歯車には、製氷皿2の連結部22が連結され製氷皿2にモータの回転力を伝達する出力軸32が一体成形されており、出力軸32は、ケース31の正面31aに設けられた孔からケース31の外方に突出している。出力軸32は、回転伝達機構を介してカム歯車に伝達されたモータの回転力により回転可能になっている。出力軸32は、製氷皿2の氷を離氷させる場合には、時計回り(右回り、矢印R方向)に回転し、離氷のために回転した製氷皿2を元の位置に戻す場合には、反時計回り(左回り、矢印L方向)に回転するようになっている。
また、駆動装置3のケース31内には、このカム歯車に操作される検氷機構が備えられている。検氷機構は、カム歯車の面に形成された図示しない環状凹部の回転中心側のカム面に沿って動作する図示しない検氷軸用レバーと、この検氷軸用レバーの動きを検氷部材5に伝達する検氷軸33と、検氷軸33を揺動させるための力を与える図示しないコイルバネとを備えており、検氷軸33は、ケース31の一方側の側面31bに設けられた孔からケース31の外方に突出している。検氷軸33は、カム歯車の回転に伴って回転する。検氷軸33は、検氷が行なわれる際には反時計回り(左回り、矢印L方向)に回転し、元の位置に戻る際には時計回り(右回り、矢印R方向)に回転する。
出力軸32が突設されるケース31の正面31aには、駆動装置3を枠体4に取り付けるための駆動装置3側取付部となる2つの爪片34a、34bが出力軸32の突設方向に向かって突出形成されている。爪片34a、34bは、枠体4に取り付けられる駆動装置3の上側に設けられている。
図7は、枠体4の背面斜視図である。図7に示すように、駆動装置3が取り付けられる枠体4は四方を側壁により矩形状に囲まれ、上面と下面とが開口した構造をしている。長手方向の一方端側の側壁41aには、製氷皿2の支持軸23を挿通して製氷皿2を軸支するための挿通孔42が形成されている。この挿通孔42は、製氷皿2の支持軸23の外径よりもやや大きめの内径を有しており、製氷皿2の支持軸23は、挿通孔42に遊嵌されるようになっている。また、この側壁41aには、製氷皿2の回動規制部24が製氷皿2の回動に伴って当接する当接部43が、側壁41aから枠体4の内側方向に向かって突設されている。
枠体4の長手方向の他方端には天板44が設けられ、この天板44に駆動装置3が取り付けられる。天板44には、駆動装置3の大きさに合わせて、駆動装置3を取り付けるための枠体4側取付部となる、駆動装置3の爪片34a、34bが挿入可能な爪挿入部45a、45bと、枠体4に取り付けられた駆動装置3が動かないように抑えるための抑え部46とが形成されている。
次に、製氷装置1の動作について説明する。尚、本実施形態における製氷装置1は、図示しない冷凍庫のドア側に回動規制部24が、奥側に駆動装置3が配置されている。
まず、製氷皿2で製氷が行なわれる。具体的には、セル21の開口が上方を向くように水平に配置された製氷皿2に、図示しない給水タンクの水が給水パイプを通じて製氷皿2のセル21に充填さる。給水は側壁25a側のセル21に対して行われるが、製氷皿2に形成された水はね防止部26により、給水時の飛沫が図示しない貯氷容器や他部材に付着することが防止されている。側壁25a側のセル21に給水された水は、水路211および212を通って全てのセル21に均等に配分される。その後、製氷皿2の上方に設置された図示しない冷却部により、製氷皿2内に充填された水が冷却される。製氷が完了したか否かは、製氷皿2の背面に取り付けられたサーミスタ7により、製氷皿2の温度が所定温度以下となったか否かで判断される。
製氷が完了すると、検氷部材5により、製氷皿2の下方に設置された図示しない貯氷容器内の氷量の検出が行なわれる。具体的には、駆動装置3の検氷軸33の回転駆動により、検氷部材5が下降する。検氷部材5が所定位置まで下降する場合には、貯氷容器内が満氷でないと判断される。一方、所定位置まで下降する前に、検氷部材5が貯氷容器内の氷に接触する場合には、貯氷容器内が満氷であると判断される。
貯氷容器内が満氷の場合には、所定時間待機した後、再度、検氷部材5により貯氷容器内の氷量の検出が行なわれる。検氷部材5による氷量の検出動作は、貯氷容器内が満氷でないと判断されるまで、所定時間の待機を挿んで繰返し行なわれる。
貯氷容器内が満氷でない(貯氷容器内の氷が不足している)場合には、製氷皿2の離氷が行なわれる。具体的には、駆動装置3の出力軸32の回転駆動により出力軸32に連結された製氷皿2が回動軸を中心に回転する。水平に配置された最初の位置より90°以上の所定の回転角(例えば120°)まで製氷皿2が回転したときに、製氷皿2の回動規制部24が枠体4の当接部43に当接する。この状態で、製氷皿2がさらに回転しようとしても回転は妨げられ、製氷皿2の回動軸を中心として製氷皿2には捻りが加えられ、変形する。これにより、製氷皿2内の氷が製氷皿2から剥離し、製氷皿2の下方に設置された図示しない貯氷容器内に落下する。
捻られた製氷皿2には捻り応力が生じる。本実施形態においては、かかる捻り応力は、製氷皿2が駆動装置3と連結されている側の、回動軸を境に回動規制部24が形成されている側、つまり側壁25aと側壁25dとの接合部近傍に特に集中しやすく、具体的には側壁25d側のセル列の、側壁25a側から1個目のセル21と2個目のセル21との間に割れ等が発生しやすい。
製氷皿2の側壁25d側端部には、連結部22から2個目のセル21の略中心までの範囲において、下方へ延出するリブ27が形成されている。リブ27により、製氷皿2の捻り応力が集中する部位に、捻り力がかかる方向に沿って剛性が補強されるため、小さなリブであっても効率的に製氷皿2の強度が高められている。また、リブ27は樹脂成形により製氷皿2と一体的に形成されていることから、リブ27による剛性の向上効果は最大化されている。
また、製氷皿2のセル21のうち、側壁25d側のセル列の、側壁25a側から1個目のセル21の外面周縁部のフィレット28は、他のセル21の外面周縁部のフィレットよりも大きなフィレットが形成されており、捻り変形により破損しやすいセル曲面部に生じる応力が分散され、製氷皿2の強度がさらに高められている。
また、製氷皿2の長手方向に延びる水路211は、セル21の中心よりも回動軸側にずれた位置に形成されており、かかる水路211によっても、セル21に生じる捻り応力が分散され、リブ27およびフィレット28とあいまって、製氷皿2の強度がさらに高められている。
リブ27およびフィレット28が製氷皿2の応力集中部をピンポイントで補強し、製氷皿2の応力バランスが均等化されていることにより、製氷皿2のその他の部分は薄く成形されている。よって、製氷皿2の強度を高めても、離氷に要するトルクを抑えることができ、製氷皿2の強度および離氷性の両立が図られている。
製氷皿2内の氷が製氷皿2から離氷されたか否かは、例えば、製氷皿2の回動規制部24が枠体4の当接部43に当接する回転角よりも大きい所定の回転角(例えば160°)まで製氷皿2が回転したことにより判断される。製氷皿2が所定の回転角まで回転したか否かは、例えば駆動装置3内のカム歯車で検知される。
製氷皿2内の氷が製氷皿2から離氷されたと判断される所定の回転角(例えば160°)まで製氷皿2が回転したことが検知された後は、製氷皿2は反転され、最初の水平位置に戻される。その後、再び、図示しない給水タンクから製氷皿2のセル21に水が充填され、製氷が行なわれる。尚、製氷皿2が反転される前に、製氷皿2から離氷されたと判断される所定の回転角で製氷皿2を所定の時間静止するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、上記実施の形態では補強部としてのリブ27とフィレット28を製氷皿2と一体形成で構成したが、補強部を製氷皿2と別体で構成して製氷皿2に取り付けても良い。
1 製氷装置
2 製氷皿
21 セル
211 水路
212 水路
22 連結部
23 支持軸
24 回動規制部
25a〜d 側壁
26 水はね防止部
27 リブ
28 フィレット
3 駆動装置
31 ケース
31a 正面
31b 側面
33 検氷軸
34a、b 爪片
4 枠体
41a 側壁
42 挿通孔
43 当接部
44 天板
45a、b 爪挿入部
46 抑え部
5 検氷部材
7 サーミスタ

Claims (9)

  1. 製氷皿を反転し捻ることにより離氷を行なう製氷装置であって、
    前記製氷皿の回動軸方向の一端には、前記製氷皿を回動させる駆動装置との連結部が形成され、前記回動軸方向の他端の一方の回動先端部側には、前記製氷装置の他部材と当接して回動が抑止されることにより前記製氷皿の回動に捻りを加える回動規制部が形成され、
    前記製氷皿の前記一端側には、前記一端側の剛性が前記他端側の剛性よりも高くなるように補強部が設けられることを特徴とする製氷装置。
  2. 前記製氷皿の回動軸を境に前記回動規制部が形成された側において、前記製氷皿の前記一端側には、前記一端側の剛性が前記他端側の剛性よりも高くなるように補強部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  3. 前記製氷皿は回動軸方向に少なくとも3個のセルを有し、
    前記製氷皿の前記一端側から1個目のセルと2個目のセルとの間における、前記補強部を含む前記製氷皿の断面積が、前記製氷皿の前記他端側から1個目のセルと2個目のセルとの間における前記製氷皿の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製氷装置。
  4. 前記補強部には、
    前記製氷皿の前記一端側の、
    前記製氷皿の前記回動軸方向に直交する方向の端部である回動先端部と前記回動先端部側から1個目のセルの前記回動先端部側端部との間に設けられ、
    隣り合う前記セルと前記セルの間に連続して、
    前記セルの開口端から前記セルの開口面とは反対側に延出するリブが含まれることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の製氷装置。
  5. 前記リブは隣接する前記セルの外側面と連結していることを特徴とする、請求項4に記載の製氷装置。
  6. 前記製氷皿は回動軸方向および回動軸方向と対向する方向に複数のセルを有し、
    前記製氷皿には前記セルを回動軸方向に連通する水路が形成され、
    前記水路は前記セルの中心よりも前記製氷皿の回動軸側に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の製氷装置。
  7. 前記補強部には、前記製氷皿の前記一端側から1個目のセルの外面周縁部に形成された、前記製氷皿の前記他端側から1個目のセルの外面周縁部のフィレットよりも大きなフィレットが含まれることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の製氷装置。
  8. 前記製氷皿の前記一端側および前記一端側の回動先端部には、セルの開口面側に延出する水はね防止部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の製氷装置。
  9. 前記製氷皿および補強部は樹脂成形で一体的に形成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の製氷装置。

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