JP2015130592A - 基地局制御装置および無線通信システム - Google Patents

基地局制御装置および無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015130592A
JP2015130592A JP2014001132A JP2014001132A JP2015130592A JP 2015130592 A JP2015130592 A JP 2015130592A JP 2014001132 A JP2014001132 A JP 2014001132A JP 2014001132 A JP2014001132 A JP 2014001132A JP 2015130592 A JP2015130592 A JP 2015130592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
base stations
frequency band
unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014001132A
Other languages
English (en)
Inventor
健一 大野
Kenichi Ono
健一 大野
太一 田代
Taichi Tashiro
太一 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014001132A priority Critical patent/JP2015130592A/ja
Publication of JP2015130592A publication Critical patent/JP2015130592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線通信システム全体での周波数利用効率の向上を図る。【解決手段】実施形態は、セルをセル中心とセルエッジの2領域として、セル中心で使用する第1周波数帯域を各基地局で共通にし、セルエッジで使用する第2周波数帯域を互いに隣接する隣接基地局間で異なるようにした無線通信システムである。基地局制御装置は、基地局の利用状況情報を取得する第1管理部と、接続先基地局及び他の基地局から端末が受信する受信電力に対応する情報を取得する第2管理部と、受信電力に対応する情報を基に、隣接基地局間で使用する第2周波数帯域の分割数を算出し、利用状況の情報を基に、隣接基地局のそれぞれで使用する第2周波数帯域の帯域幅を算出する第3管理部と、第3管理部の算出結果を基に、隣接基地局のそれぞれが使用する第2周波数帯域の帯域幅を調整させるための情報を、隣接基地局のそれぞれに送信する通信部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、基地局制御装置および無線通信システムに関する。
近年、スマートフォンや無線通信を利用するタブレット端末が普及してきている。このような無線通信サービスを展開する場合、一般的には、基地局が使用する周波数を基地局毎に振り分け、基地局間で干渉が発生しないようにセルが形成される。しかしながら基地局毎に周波数を分けると利用可能な帯域幅が狭まるため、通信性能を十分に満たせない場合がある。逆に、各基地局で全ての帯域を繰り返し利用した場合、基地局間で干渉が発生しセル端(セルエッジ)における通信品質が劣化する恐れがある。
無線通信サービスには、上記のような問題がある一方で、スマートフォン等の普及に伴うモバイルデータトラフィックの急激な増加に対処するため、セル間干渉に考慮しつつ、限られた無線リソース(周波数資源)において利用可能な帯域を効率よく使用する手法が求められるようになった。この課題に対する一般的な手法としてFFR(Fractional Frequency Reuse)が知られている。
FFRでは、例えば、ある基地局では無線リソース割当の際に、セル中心では全基地局に共通の周波数を使用し、セルエッジではその基地局用の周波数を割り当てるようにしている。このようにセル中心とセルエッジの周波数を分けて使用することで、セルエッジでの電波干渉を軽減しながら、周波数の利用効率を高めている。またFFRを発展させたSFR(Soft Frequency Reuse)という手法も提案されている。
特開2011−49617号公報 特開2012−124856号公報
しかしながら、FFR等では、基地局の配置や各基地局の接続ユーザ数の分布など、環境によって、セルエッジに割り当てる利用可能な帯域の分割数や帯域幅の最適な条件が異なることから、これらを最適化できる手法が望まれた。その手法として、例えば、隣接する基地局間で干渉情報や負荷情報を交換し無線リソースを割り当てる手法が提案されているが、そうした手法では、互いに隣接する基地局間のみに限定した割当となっており、システム全体で見たときの最適化に繋がらない。
本発明が解決しようとする課題は、基地局の配置や各基地局の接続ユーザ数の分布などの環境に応じて無線通信システム全体での周波数利用効率の向上を図ることができる基地局制御装置および無線通信システムを提供することである。
実施形態の基地局制御装置は、セルをセル中心とセルエッジの2領域として、セル中心で使用する第1の周波数帯域を各基地局で共通に使用し、セルエッジで使用する第2の周波数帯域を互いに隣接する隣接基地局間で異なるようにした無線通信システムの各基地局を制御する基地局制御装置である。本基地局制御装置は、基地局のそれぞれの利用状況の情報を取得する第1の管理部と、基地局に無線接続する端末における接続先基地局およびその他の基地局から受信する信号の受信電力に対応する情報を取得する第2の管理部と、受信電力に対応する情報を基に、隣接基地局間で使用する第2の周波数帯域の分割数を算出し、利用状況の情報を基に、隣接基地局のそれぞれで使用する第2の周波数帯域の帯域幅を算出する第3の管理部と、第3の管理部の算出結果を基に、隣接基地局のそれぞれが使用する第2の周波数帯域の帯域幅を調整させるための情報を、隣接基地局のそれぞれに送信する通信部と、を備える。
図1Aは、一実施形態の無線通信システムの全体構成を例示した図である。 図1Bは、図1Aの構成例における全周波数帯域の利用例を示した図である。 図2Aは、セルエッジに適用する無線リソース(周波数資源)の分割数(セルエッジ帯域分割数)が異なる隣接基地局グループと基地局制御装置の接続関係を示した図である。 図2Bは、図2Aの構成例における基地局2−1,2−2,2−3での全周波数帯域の利用例を示した図である。 図2Cは、図2Aの構成例における基地局2−4,2−5での全周波数帯域の利用例を示した図である。 図2Dは、図2Aの構成例における基地局2−6での全周波数帯域の利用例を示した図である。 図3は、同実施形態に係る無線通信システムを構成する各装置の構成を示したブロック図である。 図4は、同実施形態におけるセルエッジ帯域分割数とセルエッジ帯域幅の割当の処理に関わるシーケンス図である。 図5は、各端末1が基地局2に送信する無線品質レポートの一例を示す図である。 図6は、無線品質情報部に保存される無線品質レポートの一例を示す図である。 図7は、帯域使用状況レポートの一例を示す図である。 図8は、帯域使用状況情報部に保存される帯域使用状況レポートの一例を示す図である。 図9は、セルエッジ帯域分割数算出の手順を説明するフローチャートである。 図10Aは、比較例を示した図である。 図10Bは、比較例を示した図である。 図10Cは、比較例を示した図である。 図10Dは、比較例を示した図である。
以下に、一実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照し説明する。
図1Aは、本実施形態の無線通信システムの全体構成を例示した図であり、図1Bは、図1Aの構成例における全周波数帯域の利用例を示した図である。
図1Aに示すように、本実施形態の無線通信システムは、複数の端末1と、端末1が無線接続可能な複数の基地局2(各基地局2を区別する場合、基地局2−1,2−2,…のように記す)と、基地局制御装置3からなる(詳細は後述)。ここで、端末1は、スマートフォンや無線通信を利用するタブレット端末等であり、いずれか1つの基地局2と無線接続する。また、基地局制御装置3は、複数の基地局2と有線通信等により接続されている。また、各基地局2は、セル中心の周波数とセルエッジの周波数を設定することができる。図1Bの例では、セル中心の周波数をC、各基地局2−1,2−2,2−3のセルエッジの周波数をそれぞれF1,F2,F3としている。ここで、セルエッジとは、端末1が2つの基地局2から受ける信号の受信電力の大きさの差が一定値以下となる、当該基地局2により形成されるセルの端部のエリアを言うこととする。
図2Aは、セルエッジに適用する無線リソース(周波数資源)の分割数(セルエッジ帯域分割数)が異なる隣接基地局グループと基地局制御装置3の接続関係を示したものである。ここで隣接基地局グループとは、セルエッジが互いに重複する基地局2のグループを言うこととする。図2Aでは、3つの基地局2−1,2−2,2−3からなる隣接基地局グループ1と、2つの基地局2−4,2−5からなる隣接基地局グループ2と、隣接基地局グループを構成しない基地局2−6を例示している。
図2Aの例では、基地局2−1,2−2,2−3は、それぞれのセルエッジに適用する無線リソースの分割数が3で、F1、F2、F3の周波数帯域を使用している(図2B)。また、基地局2−4,2−5は、無線リソースの分割数が2で、F1、F2の周波数帯域を使用している(図2C)。基地局2−6は、セルエッジを考慮する必要がなく、単独で全周波数帯域を使用している(図2D)。
本実施形態の基地局制御装置3は、このような隣接基地局グループを構成する基地局2−1〜2−5および隣接基地局グループを構成しない単独の基地局2−6等が使用する、当該無線通信システムで使用する全周波数帯域の内、隣接基地局グループを構成する各基地局2のセルエッジで使用する帯域に対する分割数(セルエッジ帯域分割数)の決定と、この分割数に対応した各基地局2のセルエッジで使用する周波数帯域の帯域幅(セルエッジ帯域幅)の決定を実施する(詳細は後述)。
図3は、本実施形態に係る無線通信システムを構成する各装置の構成を示したブロック図である。
端末1は、無線通信部11、無線品質測定部12、無線品質送信部13から構成される。
無線通信部11は、基地局2との間で、規定の無線通信方式により無線通信を実施する。ここで使用する無線通信方式は任意であり、周知の無線通信方式を採用することができる。
無線品質測定部12は、各基地局2からの信号の受信電力またはこの受信電力に対応する物理量を測定する機能を持つ。
無線品質送信部13は、無線品質測定部12で測定した基地局2毎の受信電力またはこの受信電力に対応する物理量を無線品質情報(受信電力に対応する情報)として、無線通信部11を介し基地局2に送信する機能を持つ。
基地局2は、無線通信部21、無線品質伝送部22、帯域使用状況測定部23、帯域使用状況送信部24、無線リソース割当部25、ネットワーク通信部26からなる。
無線通信部21は、端末1との間で、規定の無線通信方式による無線通信を実施する。ここで使用する無線通信方式は、端末1が使用する方式と共通である。
無線品質伝送部22は、端末1から送信された無線品質情報を、ネットワーク通信部26を介して基地局制御装置3に伝送する。
帯域使用状況測定部23は、当該基地局2のセルエッジに存在し当該基地局2に無線接続する端末1の数(接続数)を一定時間または一定期間測定し、当該基地局2の利用状況を示す、既定の単位時間(例えば、1時間)あたりの平均接続数を求める機能を持つ。
帯域使用状況送信部24は、帯域使用状況測定部23で測定した平均接続数(帯域使用状況)を、ネットワーク通信部26を介して基地局制御装置3へ送信する機能を持つ。
無線リソース割当部25は、基地局制御装置3からの指示に従い、セルエッジ用の周波数帯域の割当(調整)を行う機能を持つ。
ネットワーク通信部26は、基地局制御装置3のネットワーク通信部37との間で有線通信等により通信する機能を持つ。ここでの通信方式は任意であり、周知の通信方式を採用することができる。
基地局制御装置3は、無線品質管理部31、無線品質情報記憶部32、帯域使用状況管理部33、帯域使用状況情報記憶部34、無線リソース管理部35、無線リソース情報記憶部36、ネットワーク通信部37からなる。
無線品質管理部31は、各基地局2からの無線品質情報を収集し管理する機能を持つ。収集した無線品質情報は、無線品質情報記憶部32に保持させる。無線品質情報記憶部32は、各基地局2からの無線品質情報を記憶し保持する。
帯域使用状況管理部33は、各基地局2からの帯域使用状況(平均接続数)の情報を収集し管理する機能を持つ。これにより、それぞれの基地局2の利用状況を把握することができる。収集した帯域使用状況の情報は、帯域使用状況情報記憶部34に保持させる。帯域使用状況情報記憶部34は、各基地局2からの帯域使用状況情報を記憶し保持する。
無線リソース管理部35は、無線品質情報記憶部32および帯域使用状況情報記憶部34の情報を用いて各基地局2のセルエッジ帯域分割数およびセルエッジ帯域幅を算出する機能(詳細は後述)を持ち、その算出結果を無線リソース情報記憶部36に保持させる。無線リソース情報記憶部36は、無線リソース管理部35による算出結果を記憶し保持する。
ネットワーク通信部37は、基地局2のネットワーク通信部26との間で有線通信等により通信する機能を持つ。
図4は、本実施形態におけるセルエッジ帯域分割数とセルエッジ帯域幅の割当の処理に関わるシーケンス図である。
はじめに、セルエッジ帯域分割数の割当に関して、端末1は、接続している基地局2(図4に示す例では基地局2−1)に対して無線品質情報を含む無線品質レポートを送信する。図5は、各端末1が基地局2に送信する無線品質レポートの一例であり、無線品質レポートは、各基地局2毎の、各基地局2から受信した信号の受信電力[dBm]を記述したものである。ここでは、受信電力そのものをレポートしているが、端末1側での受信に係る無線品質(通信品質)を示す物理量であれば他のもの(例えば、C/N比)でもよい。
基地局2は、端末1から無線品質レポートを受信すると、この無線品質レポートを基地局制御装置3に転送する。
基地局制御装置3は、基地局2から無線品質レポートを受信すると、その情報を無線品質情報部に保存する。無線品質情報部に保存される無線品質レポートは、図6に例示するように、各基地局2から受信した無線品質レポートに対しレポートNo.が割り振られ、時系列に保存される。
基地局制御装置3は、予め決められた時間間隔(1週間や1ヶ月など)ごとに、セルエッジ帯域分割数の算出を行う。このセルエッジ帯域分割数の算出処理については後述する。なお、セルエッジの帯域分割数は上限を決めておいてもよい。
基地局制御装置3でセルエッジ帯域分割数の算出が完了すると、基地局2に対してセルエッジ帯域分割数割当通知を送信する。なお、図4では、基地局2−1からの無線品質レポートの送信と、基地局制御装置3からのセルエッジ帯域分割数割当通知のみを例示しているが、他の基地局2との間でも同様の処理が行われる。
基地局2は、セルエッジ帯域分割数割当通知を受信すると、その割当に基づいてセルエッジ帯域分割数の設定を更新する。本処理は基地局2毎に実施される。
セルエッジ帯域幅の算出に関しては、基地局制御装置3において、以下の処理を実施する。
各基地局2から、予め決められた時間間隔(1週間や1ヶ月など)ごとにセルエッジ使用状況レポートが基地局制御装置3へ送信される。図7は、帯域使用状況レポートの一例であり、セルエッジ周波数と平均接続数のデータを含んでいる。
基地局制御装置3は、各基地局2から帯域使用状況レポートを受信すると、帯域使用状況情報部に保存する(図8)。帯域使用状況情報部に保存される帯域使用状況レポートは、図8に例示するように、各基地局2毎に、通知された帯域使用状況レポートが保存される。
処理対象とする基地局2からのセルエッジ使用状況レポートを基地局制御装置3が受信するとセルエッジ帯域幅の算出を行う。ここでのセルエッジ帯域幅の算出方法は、隣接基地局グループを構成する各基地局2の平均接続数の比を基に(例えば、各基地局2のそれぞれの平均接続数に比例するように)帯域幅を決定する。図8の例では、基地局2−1の平均接続数は5、基地局2−2の平均接続数は2、基地局2−3の平均接続数は3で、セルエッジに使用できる帯域幅が10MHzの場合、それぞれの比に基づいて、セルエッジ周波数F1の帯域幅は5MHz、F2の帯域幅は2MHz、F3の帯域幅は3MHzとして、周波数帯域を割り当てることになる。
セルエッジ帯域幅算出が完了すると、処理対象の基地局2に対してセルエッジ帯域幅割当通知を送信する。
各基地局2は、基地局制御装置3からセルエッジ帯域幅割当通知(例えば、上記の、セルエッジ周波数F1の帯域幅は5MHz、F2の帯域幅は2MHz、F3の帯域幅は3MHzとして、周波数帯域を割り当てたことを知らせる通知)を受信すると、その情報に基づいて各基地局2にて自局で使用するセルエッジ帯域幅の設定を更新する。
セルエッジ帯域分割数算出の手順を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。同図に示す処理は、基地局2毎に基地局制御装置3で実施する。
セルエッジ帯域分割数の算出にあたり、はじめに、各パラメータの初期化を行う。図9では、n=1、Count[隣接セル]=0、N_edge=0としている(ステップS101)。
次に、条件“n≦無線品質レポート数”を満たすまでLoop1のループ処理を繰り返す(ステップS102)。ここで無線品質レポート数は、無線品質情報部に保存されている無線品質レポートの総数である。また、パラメータnは、レポートNoに対応する変数である。
このLoop1のループ処理では、まず、パラメータmを“1”に初期化する(ステップS103)。
このLoop1のループ処理内には、さらに、Loop2のループ処理(ステップS104)があり、条件“m≦隣接セル数”を満たすまで、処理の対象とする基地局2に関して、Loop2のループ処理を繰り返す。なお、ここでの隣接セル数は、処理対象の基地局2についての情報を含むレポートで同時に情報が通知されている他の基地局2であって、処理対象の基地局2からの受信電力(dBm)と他の基地局2からの受信電力(dBm)との差の大きさが規定の閾値(例えば、5dBm)以下となる他の基地局2を隣接基地局として、その隣接基地局が形成するセルの数とする。
Loop2のループ処理では、まず、接続先基地局からの受信電力と隣接基地局からの受信電力の差の大きさが、規定の閾値T1より大きいか判断している(ステップS105)。
接続先基地局からの受信電力と隣接基地局からの受信電力の差の大きさが、規定の閾値T1より大きい場合は(ステップS105でYes)、該当レポートを送信した端末1は、セル中心に存在していたと考えられ、セルエッジ帯域分割数の算出に関与しないので、パラメータmを1増加させて(ステップS106)、当該ループ処理(Loop2)の先頭に移行する。
一方、接続先基地局からの受信電力と隣接基地局からの受信電力の差の大きさが、規定の閾値T1(=セルエッジ閾値(dB))より小さい場合は(ステップS105でNo)、該当レポートを送信した端末1は、セルエッジに存在していたと考えられ、ステップS107にて、パラメータの1つであるセルエッジカウント数Count[隣接セル]を1増加させる。なお、Count[隣接セル]は、隣接セル毎に上記受信電力の差の大きさがT1未満の条件を満たすレポートをカウントする変数である。また、“隣接セル”は、処理対象の基地局2の隣接基地局が形成するセルの識別するものであって、このLoop2のループ処理では、パラメータmが“隣接セル”に対応する。
次に、前ステップで1増加したセルエッジカウント数Count[隣接セル]が、規定の閾値T2(セルエッジカウント数閾値)に一致するか判断する(ステップS108)。これは、セルエッジカウント数Count[隣接セル]が一定数(T2)となるまで、すなわち、セルエッジに存在していた端末1の数が十分と判断される一定数(T2)となるまで、下記のようにセルエッジ帯域分割数を計数しないようにするための判断である。なお、閾値T2は、経験的に定められる。
Count[隣接セル]が、規定の閾値T2(セルエッジカウント数閾値)でない場合は(ステップS108でNo)、ステップS106に移行する。
一方、Count[隣接セル]が、規定の閾値T2(セルエッジカウント数閾値)に一致した場合は(ステップS108でYes)、ステップS109に移行し、パラメータの1つであるセルエッジ帯域分割数N_edgeを1増加させ、ステップS106に移行する。
ステップS106では、パラメータmを1増加させ、Loop2のループ処理の先頭に移行する。
そして、パラメータmが隣接セル数を超えた場合は、ステップS110にてパラメータnを1増加させて、次のレポートNo.のレポートについて、Loop2のループ処理を実行する。
そして、パラメータnが無線品質レポートの総数(無線品質レポート数)を超えた場合は、Loop1のループ処理を抜け、一連の処理を終了する。
以上のようにして、最終的に、セルエッジ帯域分割数N_edgeが求まる。つまり、以上の処理では、隣接基地局のうちそのセルエッジに存在したと判定される端末1の数が既定数(T2)を満たす隣接基地局の数(N_edge)を計数し、この計数結果から、分割数を決定している。
以上、本実施形態の無線通信システムについて説明したが、本実施形態では、以上のようにして決定されたセルエッジ帯域分割数およびセルエッジ帯域幅を基に、隣接する各基地局2においてそれぞれのセルエッジで使用する周波数帯域を調整するので、無線リソースを有効に利用することができる。また、基地局が増設されたり、その数が減らされた場合などにおいても、自動的に、各基地局2のセルエッジで使用する周波数帯域を調整することができ、無線リソースを有効利用することが可能となる。
ここで、比較例として、上記実施形態のようにセルエッジにおける周波数帯域を調整しない場合の例を、図10A〜図10Dに示す。
図10Aは、3つの基地局2−1,2−2,2−3が隣接している状態を示しており、基地局2−1,2−2,2−3が使用する周波数帯域は、それぞれ図10B,図10C,図10Dに示すようになる。この比較例では、各基地局2−1,2−2,2−3がそれぞれのセルエッジで使用する周波数帯域の帯域幅は一定となり、実際の利用状況が反映されず、周波数帯域の有効に利用できないものとなる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。また、この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 端末
2 基地局
3 基地局制御装置
11 無線通信部
12 無線品質測定部
13 無線品質送信部
21 無線通信部
22 無線品質伝送部
23 帯域使用状況測定部
24 帯域使用状況送信部
25 無線リソース割当部
26 ネットワーク通信部
31 無線品質管理部
32 無線品質情報記憶部
33 帯域使用状況管理部
34 帯域使用状況情報記憶部
35 無線リソース管理部
36 無線リソース情報記憶部
37 ネットワーク通信部

Claims (6)

  1. セルをセル中心とセルエッジの2領域として、セル中心で使用する第1の周波数帯域を各基地局で共通に使用し、セルエッジで使用する第2の周波数帯域を互いに隣接する隣接基地局間で異なるようにした無線通信システムの各基地局を制御する基地局制御装置であって、
    前記基地局のそれぞれの利用状況の情報を取得する第1の管理部と、
    前記基地局に無線接続する端末における接続先基地局およびその他の基地局から受信する信号の受信電力に対応する情報を取得する第2の管理部と、
    前記受信電力に対応する情報を基に、前記隣接基地局間で使用する前記第2の周波数帯域の分割数を算出し、前記利用状況の情報を基に、前記隣接基地局のそれぞれで使用する前記第2の周波数帯域の帯域幅を算出する第3の管理部と、
    前記第3の管理部の算出結果を基に、前記隣接基地局のそれぞれが使用する前記第2の周波数帯域の帯域幅を調整させるための情報を、前記隣接基地局のそれぞれに送信する通信部と、
    を備えることを特徴とする基地局制御装置。
  2. 前記第2の管理部は、前記基地局毎に、その隣接基地局のうちそのセルエッジに存在したと判定される端末の数が既定数を満たす前記隣接基地局の数を計数し、該計数結果を基に、分割数を決定する、請求項1に記載の基地局制御装置。
  3. 前記利用状況の情報は、前記基地局毎の、一定期間におけるそれぞれの基地局に無線接続した端末の数の所定の単位時間あたりの平均値を示す平均接続数である、請求項1または請求項2に記載の基地局制御装置。
  4. 前記第3の管理部は、前記隣接基地局のそれぞれの前記平均接続数に比例するように、前記隣接基地局のそれぞれで使用する前記第2の周波数帯域の帯域幅を算出する、請求項3に記載の基地局制御装置。
  5. 端末が基地局と無線通信できる範囲を示すセルを、セル中心とセルエッジの2領域として、セル中心で使用する第1の周波数帯域を各基地局で共通に使用し、セルエッジで使用する第2の周波数帯域を互いに隣接する隣接基地局間で異なるようにした無線通信システムであって、
    前記端末は、
    前記基地局と無線接続するための第1の無線通信部と、
    自端末が無線接続する前記基地局およびその他の前記基地局から受信する信号の受信電力を測定する第1の測定部と、
    前記第1の測定部が測定した受信電力に対応する情報を、前記第1の無線通信部を介して、前記自端末が無線接続する前記基地局に送信する第1の送信部と、を備え、
    前記基地局は、
    前記端末と無線接続するための第2の無線通信部と、
    前記基地局制御装置と通信するための第1の通信部と、
    前記第2の無線通信部を介して自局に無線接続する前記端末から、前記受信電力に対応する情報を受信し、該情報を前記基地局制御装置に伝送する伝送部と、
    自局の利用状況を測定する第2の測定部と、
    前記第2の測定部が測定した自局の利用状況の情報を、前記第1の通信部を介して前記基地局制御装置に送信する第2の送信部と、
    前記第1の通信部を介して前記基地局制御装置から受信した制御情報を基に、前記第2の周波数帯域の自局で使用する周波数帯を調整する調整部と、を備え、
    前記基地局制御装置は、
    前記基地局のそれぞれと通信するための第2の通信部と、
    前記第2の通信部を介して、前記基地局のそれぞれから、それぞれの利用状況の情報を取得する第1の管理部と、
    前記基地局のそれぞれから、それぞれに接続する前記端末からの前記受信電力に対応する情報を取得する第2の管理部と、
    前記受信電力に対応する情報を基に、前記隣接基地局間で使用する前記第2の周波数帯域の分割数を算出し、前記利用状況の情報を基に、前記隣接基地局のそれぞれで使用する前記第2の周波数帯域の帯域幅を算出し、各算出結果を基に、前記隣接基地局のそれぞれが使用する前記第2の周波数帯域の帯域幅を調整させるための制御情報を、前記第2の通信部を介して前記隣接基地局のそれぞれに送信する第3の管理部と、
    前記第3の管理部の算出結果を基に、前記隣接基地局のそれぞれが使用する前記第2の周波数帯域の帯域幅を調整させるための情報を、前記隣接基地局のそれぞれに送信する第3の通信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記制御情報は、前記第2の周波数帯域の分割数を示す情報を含み、該情報が、前記第2の周波数帯域の分割不要を示すものである場合、該当基地局の前記調整部は、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域の全周波数帯域を、当該基地局が形成するセルで使用するよう調整する、請求項5に記載の無線通信システム。
JP2014001132A 2014-01-07 2014-01-07 基地局制御装置および無線通信システム Pending JP2015130592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001132A JP2015130592A (ja) 2014-01-07 2014-01-07 基地局制御装置および無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001132A JP2015130592A (ja) 2014-01-07 2014-01-07 基地局制御装置および無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015130592A true JP2015130592A (ja) 2015-07-16

Family

ID=53761034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014001132A Pending JP2015130592A (ja) 2014-01-07 2014-01-07 基地局制御装置および無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015130592A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031352A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 日本無線株式会社 無線通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031352A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 日本無線株式会社 無線通信システム
JP7233181B2 (ja) 2018-08-23 2023-03-06 日本無線株式会社 無線通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102449151B1 (ko) 전력 제어, 보고 및 상향링크 전송을 위한 장치 및 방법
EP2579660B1 (en) Wireless resource setting method, wireless communication system, wireless base state, and program
EP2761797B1 (en) Methods and apparatus for interference management
US10499270B2 (en) Channel quality reporting method and apparatus
CN106793047B (zh) 一种上行功率控制方法及基站
EP3266145B1 (en) Full-duplex power reporting
EP3348102A1 (en) Communication resource allocation
JP6229230B2 (ja) 通信システム及び移動局装置
CN104661296A (zh) 决定用户设备的发送功率的装置和方法
JP6791823B2 (ja) 管理装置、飛行管理方法及びプログラム
US11388675B2 (en) Dynamic data rate selection
EP3018856A1 (en) Method for selecting a wireless communication channel
CN102457912A (zh) 负载指示信息的发送方法及装置
JP2015130592A (ja) 基地局制御装置および無線通信システム
US20130090143A1 (en) System and method for enhancing cell-edge performance in a wireless communication network
CN109275182B (zh) 一种下行功率分配参数的通知方法及装置
CN107006013B (zh) 用于在不同网络之间协调资源的方法和装置
WO2014184740A1 (en) System and method for configuring a radio access network
JP5940131B2 (ja) 基地局及びバンド分散制御方法
JP6937447B2 (ja) 管理装置及び管理方法
JP6546381B2 (ja) 複数のセルの中から間欠送信を行うセルを選択する方法及びデバイス
US20190098636A1 (en) Interference based resource allocation
US20230262521A1 (en) Traffic load management
CN102378277A (zh) 协调长期演进计划系统中高功率频带的方法
JP2015026970A (ja) 無線基地局、コアネットワーク装置、および無線通信システムの干渉制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102