JP2015130137A - 住居の不法侵入検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】設置工事が簡単であり、コストが低く、家屋の不法侵入を確実に判断できる信頼度の高いセキュリティシステムを提供する。【解決手段】ドア本体1とドア枠6、又は親ドアと子ドアの間にある閂3の先端と受穴5の奥にそれぞれ電気接点4を設け、それを介するドア開閉検出電気回路2を設ける。ドアの開閉検出回路2、システムコントロールユニット、監視カメラ、これらの装置に給電する充電蓄電式バッテリーをドア本体1の内部又は内側とドア枠6の中に全部集約する。不法侵入の可能性を感知した場合、不法侵入の可能性を感知したというメッセージを通知すると共に、監視カメラに撮影される静止画像又は動画をシステム利用者及び管理センターに伝達する機能を設ける。各装置に給電する充電蓄電式バッテリーへの給電は、これら装置とのデータ情報通信を行うEthernetケーブル7によるPower over Ethernet給電方法を採る。【選択図】図1
Description
本発明は、住居等の家屋や、事業所の事務所等において、ドアや窓から不法な侵入者を検出するセキュリティシステムに関する。
従来の、住居等の家屋や、事業所の事務所等において、不法な侵入者を検出するセキュリティシステムは、非接触センサー、また接触センサーをドアとドア枠の表面に取り付けるセキュリティシステムがあった。
従来の、住居等の家屋や、事業所の事務所等において、出入り口、外の主要通路、家屋の中の不特定な場所に監視カメラを設置するセキュリティシステムがあった。
従来の、住居等の家屋や、事業所の事務所等に設置されるセキュリティシステムは、ONにセットした状態で、事前にOFFに解除しない状態でドアの開閉を検知し、不法侵入の可能性を感知した場合では、規定時間内にセキュリティON/OFFをセットするコントロールユニットにての解除をすれば自動的に不正侵入でないと判断される。
従来の、住居等の家屋や、事業所の事務所に設置されるセキュリティシステムは、ドア開閉を検知するセンサー、コントロールユニット、監視カメラはそれぞれ異なる場所に設置されるのが一般的である。
従来の、住居等の家屋や、事業所の事務所に設置されるセキュリティシステムは専用の電力供給が必要である。
上記のような従来のセキュリティシステムでは、一般的に、例えばドア・窓開閉センサー等の誤動作が多く、また意図的に誤動作を引き起こす恐れがあることは知られている。
また、上記のような従来のセキュリティシステムでは、設置されるセキュリティシステムは、ONにセットした状態で、事前にOFFに解除しない状態でドアの開閉を行うなど不法侵入の可能性を感知した場合では、規定時間内にセキュリティコントロールユニットにて解除をすれば不正侵入でないと自動的に判断されるので、セット用PW、またはセットキーを不正入手した場合は、正しく不正侵入と認識されないことがある。
上記の場合は、規定時間内にコントロールユニットにて正常に、又は正常のように解除されれば、仮に管理センターに画像情報を伝達しても、利用者の許可した人による入室かどうかは判断できないので、正常解除としか判断されない。
上記のような従来のセキュリティシステムでは、専用の給電が必要であり、安全な電圧にする変圧器、専用の給電ケーブルなどが必要であり、コストが高く、設置工事も複雑である。
上記のような従来のセキュリティシステムでは、ドア開閉を検知するセンサー、コントロールユニット、監視カメラはそれぞれ異なる場所に設置されるので、設置工事は複雑になり、また故障の確率が高くなる。
本発明では上記課題を解決するため、下記のような構成を採る。
本特許出願に係る請求項1に記載の発明は、ドア本体とドア枠、又は親ドアと子ドアの間にある閂はドアの開閉と必ず連動して動くという特性を利用し、ドアの閂の先端と受穴の閂の先端と接触する奥の部分にそれぞれ電気接点を設け、その電気接点を介するドア開閉を検出する電気回路を設けるシステムである。
ドアが閉まっている状態で、閂の先端が受穴の奥に入り込み、電気接点の接続により、ドア開閉検出する電気回路を閉路にする。この状態をセキュリティシステムは異常なしと判断される。
ドアを開ける際、閂の先端は受穴の奥から表に移動するので、ドア開閉検出する電気回路を開にする。この状態をセキュリティシステムは不正侵入の可能性として判断される。
本特許出願に係る請求項2に記載の発明は、ドアの開閉検出回路、システムの設定、解除を行うコントロールユニット、人感センサーの付いた外からドアの開閉を行う人間の顔を撮影できるドアの外側を向ける監視カメラ、また、セキュリティシステムのコントロールユニットの操作を行う人間の顔を撮影できるドアの内側に向ける監視カメラ、また、これらの装置に給電する充電蓄電式バッテリーをドア本体の内部又は内側とドア枠の中に全部集約し、それぞれの装置をドア本体の内部とドア枠の内部で配線、接続をするシステムである。
本特許出願に係る請求項3に記載の発明は、セキュリティON/OFFをセットするコントロールユニットの本体、又は近くに、ON/OFFセット操作する者の顔など姿を撮影できる監視カメラを設置する。
前記セキュリティシステムをONにセットした状態で、事前にOFFに解除しない状態でドアの開閉を検知し、不法侵入の可能性を感知した場合は、規定時間内にコントロールユニットにての正常解除による不法侵入の判断結果を待たずに、利用者又は管理センターに不法侵入の可能性を感知したというメッセージを通知すると平行に、ドアの前に人感センサーが作動した場合はセンサーが作動してから、センサーが作動しない場合は、ドアの開閉が検出されてから、規定された一定時間内に、または利用者或いは管理センターが解除を行うまで、又は一定の条件をクリアされるまで、前記ドアの外側を向ける監視カメラとドアの内側に向ける監視カメラに撮影される静止画像又は動画をシステム利用者及び管理センターに伝達する機能、それから、その間に撮影される動画情報はシステムコントロールユニットに記録され、利用者及び管理センターはいつでもその録画情報を確認できる機能を設けるシステムである。
本特許出願に係る請求項4に記載の発明は、セキュリティコントロールユニット、また構成される複数本の検出電気回路の全部又は一部、又はこれらに備えられた充電、蓄電装置と情報通信を行うEthernetケーブルにより、電力を供給する方式を用いるシステムである。
電力を供給すると共に、ドアの開閉検出状態、回路に電気が流れているかなどの情報を、セキュリティコントロールユニットを通じてシステム全体の状態を継続的に、又は断続的にEthernetケーブルを通じて監視するシステムである。
本発明は上記のような構成を採ることで、ドアが閉まっている状態では、閂の先端に設けられた電子接点はまだ受穴の中深くにあるので、検出電気回路が断になるまで、すなわち、電子接点が確実に離れるまで誤動作を解消するバッファーを設けられるので、誤動作を防げる。また、検出電気回路が開になった時点で、まだ閂の先端が受穴の中にあるので、外部からの妨害行為を確実に防げるようになった。
ドアの開閉検出回路、システムの設定、解除を行うコントロールユニット、人感センサーの付いた外からドアの開閉を行う人間の顔を撮影できるドアの外側を向ける監視カメラ、また、セキュリティシステムのコントロールユニットの操作を行う人間の顔を撮影できるドアの内側に向ける監視カメラ、また、これらの装置に給電する充電蓄電式バッテリーをドア本体の内部又は内側とドア枠の中に全部集約し、それぞれの装置をドア本体の内部とドア枠の内部で配線、接続をする構成を採ることで、工事が不要になり、作動状態の信頼性が上がり、さらに、誤動作、又は人為的な誤動作誘発を大幅に抑えられるようになった。
前記セキュリティシステムをONにセットした状態で、事前にOFFに解除しない状態でドアの開閉を検知し、不法侵入の可能性を感知した場合は、利用者にドア開閉ありというメッセージによる警告を促すと共に、利用者にドア前に人が立った時から入室、また、入室後コントロールユニットでの解除動作までのリアルタイム画像情報、又は記録される録画画像情報を利用者しか判断できない判断材料として提供することで、判断精度を高めることができるようになった。
当然、ドアの開閉、入室などをする人間が意図的に監視カメラに映らないような映像の場合は、利用者として不法侵入の可能性が極めて高いと判断される。
Ethernetケーブルによる安全直流低電圧を提供することで、別途配線、変圧装置など電源装置は不要になり、コストが下がり、設置工事も簡単になった。また、情報通信するケーブルを兼用するので、意図的にケーブルを切断するなど破壊行為があった場合は、異常だと確実に判断されるようになった。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に、本発明の基本構成例を示す。ドア本体とドア枠の間にある閂の先端と受穴の奥にそれぞれ電気接点を設け、それを介するドア開閉検出電気回路を設ける。
ドアの開閉検出回路をドア本体の内部とドア枠の内部に、画像記録装置内蔵するシステムコントロールユニット本体をドア本体の内部に埋め込み、コントロールユニットの操作パネルをドア本体の内側に設置し、ドアの外側向き監視カメラとコントロールユニット操作パネル前を撮影する監視カメラをそれぞれドア本体の内部に埋め込み、これらの装置に給電する充電蓄電式バッテリーをコントロールユニット本体の内部に設置する。
上記各装置をドア本体内部及びドア枠内部にて電気供給、情報通信をするケーブルで予め接続し、ドア本体とドア枠内部に埋め込む。インターネット通信装置をインターネット回線に接続し、利用者と管理センターに通信可能な状態にする。
インターネット通信装置をシステムコントロールユニットと給電と情報通信できるようにEthernetケーブルで接続する。
図2のように、窓など他の開閉検出装置、他の場所に設置される監視カメラを有線または無線通信で接続することもある。
図3に、本システムの動作をフローチャートにて説明する。システムユニットは規定された時間間隔、例えば0.5秒間隔で管理センターへ情報を、インターネット装置を通じて送信する。管理センターは、規定された時間間隔、例えば2秒間隔でシステムの設置された家屋からの情報通信の有無をチェックする。情報通信がないときは異常を判断し、管理センターの担当に異常発生と伝える。
管理センターは、インターネットを通じて規定された時間間隔でシステムの設置された家屋からの情報通信の中に、またドアの開閉検出、異常発生の有無も監視する。ドアの開閉を検知し、異常の可能性を検知した情報を得た場合は、引き続き、規定時間内に異常の可能性が正常に解除されたかどうかを監視し、正常解除されない異常を検知した場合は、直ちに利用者に知らせる。
システムユニットは常に開閉回路の状態を監視し、また、ドアの開閉の有無を監視する。異常の可能性であるドアの開閉を検知した場合は、直ちにインターネットを通じて利用者に状況を知らせるメッセージを送信する。また、利用者はインターネットを通じて、リアルタイムの画像情報、また、記録された録画画像情報を確認できる。それから、正常に解除された際、システムユニットはインターネットを通じて利用者にその情報を伝える。
1 ドア本体
2 ドア開閉検出電気回路
3 閂
4 電気接点
5 受穴
6 ドア枠
7 Ethernetケーブル
8 有線又は無線データ通信
9 データ通信
10 有線又は無線データ通信を含む情報のやり取り
11 給電とデータ通信
12 有線又は無線データ通信
2 ドア開閉検出電気回路
3 閂
4 電気接点
5 受穴
6 ドア枠
7 Ethernetケーブル
8 有線又は無線データ通信
9 データ通信
10 有線又は無線データ通信を含む情報のやり取り
11 給電とデータ通信
12 有線又は無線データ通信
Claims (4)
- ドア本体とドア枠、又は親ドアと子ドアの間にある閂の先端と受穴の奥にそれぞれ電気接点を設け、それを介する電気回路を構築し、電気接点の開閉により、ドアの開閉を検出するのを特徴とするセキュリティシステム。
- ドアの開閉検出回路、システムの設定、解除を行うコントロールユニット、人感センサーの付いた外からドアの開閉を行う人間の顔を撮影できるドアの外側を向ける監視カメラ、また、セキュリティシステムのコントロールユニットの操作を行う人間の顔を撮影できるドアの内側に向ける監視カメラ、また、これらの装置に給電する充電蓄電式バッテリーをドア本体の内部又は内側とドア枠の中に全部集約するのを特徴とするセキュリティシステム。
- 外出などで前記セキュリティシステムをONにセットした状態で、事前にインターネット、または管理センターなどを通じてOFFに解除しない状態で、ドアの開閉を検知し、不法侵入の可能性を感知した場合、規定時間内にコントロールユニットにての正常解除による不法侵入の判断結果を待たずに、利用者又は管理センターに不法侵入の可能性を感知したというメッセージを通知すると共に、ドアの前に人感センサーが作動した場合はセンサーが作動してから、センサーが作動しない場合は、ドアの開閉が検出されてから、規定された一定時間内に、または利用者或いは管理センターが解除を行うまで、又は一定の条件をクリアされるまで、前記ドアの外側を向ける監視カメラとドアの内側に向ける監視カメラに撮影される静止画像又は動画をシステム利用者及び管理センターに伝達し、また、その間に撮影された動画をコントロールユニットに保存し、利用者及び管理センターがいつでも確認できるのを特徴とするセキュリティシステム。
- 前記ドア本体の内部又は内側とドア枠の中に集約される各装置に給電する充電蓄電式バッテリーへの給電は、これら装置とのデータ情報通信を行うEthernetケーブルによるPower over Ethernet給電方法を特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014010786A JP2015130137A (ja) | 2014-01-06 | 2014-01-06 | 住居の不法侵入検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014010786A JP2015130137A (ja) | 2014-01-06 | 2014-01-06 | 住居の不法侵入検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015130137A true JP2015130137A (ja) | 2015-07-16 |
Family
ID=53760796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014010786A Pending JP2015130137A (ja) | 2014-01-06 | 2014-01-06 | 住居の不法侵入検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015130137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020096023A1 (ja) * | 2018-11-09 | 2021-05-13 | R&S Institute株式会社 | 開閉装置、セキュリティサーバおよびセキュリティシステム |
-
2014
- 2014-01-06 JP JP2014010786A patent/JP2015130137A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2020096023A1 (ja) * | 2018-11-09 | 2021-05-13 | R&S Institute株式会社 | 開閉装置、セキュリティサーバおよびセキュリティシステム |
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