JP2015129355A - Pulp molding product manufacturing apparatus and manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パルプモールド成形品の製造装置と製造方法に関する。詳しくは、成形型をパルプ原料液に浸漬して成形型面の裏面側から吸引することにより、成形型面を覆っている網上にパルプ原料を付着させて成形体を形成し、該成形体を取り出してパルプモールド成形品を得る、製造装置と製造方法に関する。 The present invention relates to a manufacturing apparatus and a manufacturing method for a pulp molded product. Specifically, the molded body is formed by adhering the pulp raw material onto the net covering the mold surface by immersing the mold in the pulp raw material liquid and sucking it from the back side of the mold surface. The present invention relates to a production apparatus and a production method for obtaining a pulp molded product by taking out the product.
果実類や鶏卵の容器として用いられている各種形状のパルプモールド成形品は、成形型をパルプ原料液に浸漬して成形型面の裏面側から吸引することにより、成形型面を覆っている網上にパルプ原料を付着させて成形体を形成した後、該成形体を取り出し、乾燥させることで得られる。
ここで、パルプ原料液とは、植物繊維を水に混合・攪拌した液体であり、原料として、一般的には、新聞、雑誌、ダンボール、牛乳パック等の古紙が用いられている。
Pulp molded products of various shapes used as containers for fruits and eggs are a net that covers the mold surface by immersing the mold in the pulp raw material liquid and sucking it from the back side of the mold surface. After forming a molded body by attaching a pulp raw material to the top, the molded body is taken out and dried.
Here, the pulp raw material liquid is a liquid obtained by mixing and stirring plant fibers in water, and generally used paper such as newspapers, magazines, cardboards, and milk cartons are used as raw materials.
特開2007−089435号公報(特許文献1)には、複数の育苗ポットを抄造した後、隣接ポットの対向面間に残留するバリ部をシャワーで洗浄分離することが記載されている(同公報・0005)。 Japanese Patent Application Laid-Open No. 2007-089435 (Patent Document 1) describes that after making a plurality of seedling pots, a burr portion remaining between the opposing surfaces of adjacent pots is washed and separated with a shower (the same publication).・ 0005).
成形型をパルプ原料液に浸漬して裏面側から吸引することにより成形型面上に成形体を形成し、該成形体を取り出してパルプモールド成形品を得る手法では、成形型面が転写されない側、即ち、パルプ原料液に曝される側の面は、パルプ繊維が付着・堆積した表面状態のままであるため、乾燥後のパルプモールド成形品の当該の表面にもパルプ繊維による微細な凹凸が現れていて、手触り感が悪く、紙粉も発生し易い。
本発明は、成形型面が転写されない側、即ち、パルプ繊維が付着・堆積した側の微細な凹凸を均して、パルプモールド成形品の当該表面の手触り感を良好にするとともに、紙粉の発生を抑制することを目的とする。
In the method of forming a molded body on the surface of the molding die by immersing the molding die in the pulp raw material liquid and sucking it from the back side, and removing the molded body to obtain a pulp molded product, the side on which the molding surface is not transferred That is, since the surface exposed to the pulp raw material liquid remains in the surface state where the pulp fibers are adhered and deposited, fine irregularities due to the pulp fibers are also present on the surface of the pulp molded product after drying. Appears, feels bad to the touch, and easily generates paper dust.
The present invention smoothes the fine irregularities on the side where the mold surface is not transferred, i.e., the side on which the pulp fibers are adhered and deposited, to improve the feel of the surface of the pulp molded product, The purpose is to suppress the occurrence.
本発明の構成を、下記[1]〜[8]に記す。なお、この項([課題を解決するための手段])と次項([発明の効果])に於いて、符号は理解を容易にするために付したものであり、本発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。 The configuration of the present invention is described in the following [1] to [8]. In this section ([Means for Solving the Problems]) and the next section ([Effects of the Invention]), reference numerals are given for ease of understanding, and the present invention is configured by reference numerals. It is not intended to be limited.
[1]構成1
成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出してパルプモールド成形品32を得る製造装置であって、
パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11と対向するように設けられたシャワーノズル41から水を噴射することにより、成形型面11上の網110に付着している成形体31を洗浄するシャワー装置4、を有することを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
[2]構成2
構成1に於いて、
前記シャワーノズル41は、成形型1を背後で支持する支持体5の支持平面に対して相対的に進行し、該相対的な進行に於ける少なくとも当該支持平面の終端側に於いて噴射水が垂直に当たるように設けられている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
成形型を背後で支持する支持体としては、図1に示すような回転型の支持体5と、上下動型の支持体(不図示)とがある。
回転型の支持体では、シャワーノズル41は進行せず、支持体5が回転することに伴って相対的な進行が実現される。
上下動型の支持体では、支持平面は水平に設定されている。該支持平面がパルプ原料液下に沈み/浮上する、という動作が繰り返される。支持平面がパルプ原料液面上に現れて静止されると、所定高さに位置されているシャワーノズルが水平方向へ移動し、これにより、相対的な進行が実現される。なお、上下動型の場合、水の噴射方向は、常に下方向を向く。即ち、支持平面に対しては、常に垂直に当たる。
[1]
By immersing the
The shower which wash | cleans the molded
[2]
In
The
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
As a support for supporting the forming die behind, there are a
In the rotary type support, the
In the vertically moving support, the support plane is set to be horizontal. The operation that the support plane sinks / floats under the pulp raw material liquid is repeated. When the support plane appears on the pulp raw material liquid level and stops, the shower nozzle positioned at a predetermined height moves in the horizontal direction, thereby realizing a relative progression. In the case of the vertical movement type, the water injection direction always faces downward. That is, it always hits the support plane perpendicularly.
[3]構成3
構成2に於いて、
前記シャワーノズル41は一列に配列されたノズル孔40を有し、その配列方向が含まれる平面は、前記支持平面に対する当該シャワーノズル41の相対的な進行方向と交差する、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
[4]構成4
構成3に於いて、
前記成形型1は支持体である筒状体5の周面(支持平面)上に設けられ、該筒状体5はパルプ原料液面上に水平に設けられた回転軸51により同軸に支持されて下側部分がパルプ原料液面下に没し、
さらに、前記シャワーノズル41の下方位置には、一列に配列されたノズル孔40を有し該ノズル孔40の配列方向が含まれる平面が前記支持平面に対する相対的な進行方向と交差するようにして第2のシャワーノズル42が設けられている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
[5]構成5
構成1〜構成4の何れかに於いて、
前記シャワー装置4は水に空気を混合してシャワーノズル41から噴射する、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
[6]構成6
構成1〜構成5の何れかに於いて、
さらに、前記シャワー装置4により噴射される水を30〜90℃に加熱する加熱装置を有する、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
[3]
In
The
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
[4]
In
The
Furthermore, the lower side of the
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
[5]
In any of
The
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
[6] Configuration 6
In any of
Furthermore, it has a heating device that heats the water sprayed by the
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
[7]構成7
成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出してパルプモールド成形品32を得る製造方法であって、
パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11上の網110に付着している成形体31に水を噴射して洗浄する、ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造方法。
[8]構成8
構成7に於いて、
パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11上の網110に付着している成形体31に水を噴射して洗浄しつつ、成形型面11に開口する管12を通して吸引することにより脱水する、ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造方法。
[7] Configuration 7
By immersing the
A method for producing a pulp molded article, characterized in that water is sprayed and washed on a molded
[8]
In configuration 7,
Water is sprayed and washed on the molded
構成1は、成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出してパルプモールド成形品32を得る製造装置であって、パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11と対向するように設けられたシャワーノズル41から水を噴射することにより成形型面11上の網110に付着している成形体31を洗浄するシャワー装置4を有する製造装置であるため、成形型面の転写を受けずパルプ繊維が付着・堆積したままの表面状態であることによる微細な凹凸を均して該表面を滑らかにできるとともに、パルプ原料液20に種々の不純物が含まれていることに起因する成形体31表面の汚れも除去できる。また、これにより、乾燥後のパルプモールド成形品の手触りも良好となり、紙粉の発生も抑制できる。
構成2は、構成1に於いて、前記シャワーノズル41は、成形型1を背後で支持する支持体5の支持平面に対して相対的に進行し、該相対的な進行に於ける少なくとも当該支持平面の終端側に於いて噴射水が垂直に当たるように設けられているため、成形体の形状に凹凸が有る場合でも、噴射された水が反射して当該反射面に対向する既洗浄の成形体表面に飛散して汚損するということを防止できる。
構成3は、構成2に於いて、前記シャワーノズル41は一列に配列されたノズル孔40を有し、その配列方向が含まれる平面は、前記支持平面に対する当該シャワーノズル41の相対的な進行方向と交差するため、成形体表面を満遍なく洗浄できる。
構成4は、構成3に於いて、前記成形型1は支持体である筒状体5の周面上に設けられ該筒状体5はパルプ原料液面上に水平に設けられた回転軸51により同軸に支持されて下側部分がパルプ原料液面下に没し、前記シャワーノズル41の下方位置には一列に配列されたノズル孔40を有し該ノズル孔40の配列方向が含まれる平面が前記支持平面に対する相対的な進行方向と交差するようにして第2のシャワーノズル42が設けられているため、二つのシャワーノズル41,42による洗浄済みの水を容易に排出できる。また、パルプ原料液20が高濃度の場合でも成形体31の表面を十分に洗浄できる。
構成5は、構成1〜構成4の何れかに於いて、前記シャワー装置4は水に空気を混合してシャワーノズル41から噴射するパルプモールド成形品の製造装置であるため、水量を減らすことができ、このため、水の噴射力によって成形体31の肉が削ぎ落とされてしまうことを防止できる。また、洗浄によるパルプ原料混じりの水が成形体31の表面を伝って流れることによる汚損を防止できる。
構成6は、構成1〜構成5の何れかに於いて、さらに前記シャワー装置4により噴射される水を30〜90℃に加熱する加熱装置を有するため、パルプ原料液に泥や粘りが有る場合でも、成形体31の汚れを十分に落とすことができる。また、成形体31が温められるため、後段の乾燥工程での乾燥を促進させることができる。
In the
In the
In the
In the
Since the structure 6 has a heating device that heats the water sprayed by the
構成8は、成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出してパルプモールド成形品32を得る製造方法であって、パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11上の網110に付着している成形体31に水を噴射して洗浄しつつ、成形型面11に開口する管12を通して吸引することにより脱水する製造方法であるため、成形体31表面の汚れを除去できるとともに、成形型面の転写を受けずパルプ繊維が付着・堆積したままの表面状態であることによる微細な凹凸を均して該表面を滑らかにでき、さらに、脱水されるため後段の乾燥工程で速やかに乾燥できる。このため、乾燥工程でのパルプモールド成形品の変形を良好に防止できる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すパルプモールド製造装置は、いわゆる回転型の装置である。即ち、成形型1を支持する支持体を、回転可能に設けた断面正六角形の筒状体5によって構成した装置である。筒状体5の軸芯には回転軸51が設けられており、筒状体5を、回転(図1で時計回りの回転)可能に支持している。また、筒状体5の周面である各支持平面(支持面)上には、それぞれ成形型1が取り付けられており、各成形型1の成形型面11は、それぞれ網110で被覆されている(図2参照)。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
The pulp mold manufacturing apparatus shown in FIG. 1 is a so-called rotary type apparatus. That is, it is an apparatus in which a support body that supports the
筒状体5の回転に伴い、成形型1は、パルプ原料液槽2内に満たされているパルプ原料液20内へ没する。成形型1がパルプ原料液20内に沈んでいるとき、当該成形型1の成形型面11に開口する多数の連通細管12、及び、該多数の連通細管12が合流する合流管120を介して、吸気装置(吸引装置)125(図2参照)が吸引(負圧による吸引=真空吸引)を行う。これにより、パルプ原料液20内のパルプ繊維が、当該成形型1の成形面11上の網110に付着・堆積して、成形体31を形成する。このとき、パルプ繊維を除去された残余の水は、不図示の配管を経て排出される。なお、吸気装置125による吸引は、制御装置90が、弁121を開くように制御し、且つ、切換弁122を吸気装置125側へ設定するように制御することにより実現される。
上記のパルプ原料液20としては、新聞,雑誌,ダンボール,牛乳パック等の古紙を水に混合・攪拌した液が、定常的に不図示の供給口から槽2内へ供給されており、その濃度は、目的とする製品に応じて決まる適正範囲に保持されている。
With the rotation of the
As said pulp
筒状体5の回転に伴い、次に、成形型1は、パルプ原料液20から引き上げられる。成形型1が引き上げられる直ぐ上の位置には、シャワーノズル41が設けられており、該シャワーノズル41から噴射される水で、成形体31の表面が洗浄される。ノズル1個あたりの吐出量は、好ましくは0.01〜0.03m3/minの範囲である。ノズル1個あたりの吐出量が0.01m3/minより少ないと、成形体31の表面を均して成形品表面の手触り感を改善する効果や、紙粉の発生を抑制する効果が不十分となる。一方、ノズル1個あたりの吐出量が0.03m3/minを越えると、成形体31の表面を損なう恐れが高まる。噴射圧は、例えば30〜70mmHg程度である。また、各ノズル孔40の直径は、例えば1mm程度である。
With the rotation of the
上記シャワーノズル41は、図1が模式的断面図であるため、図1では1個のみが示されているが、実際には、図3(a)に示すように、複数個(図示の例では17個)のシャワーノズル41,41,,が一列に集積されて全域をカバーしている。例えば、図示の例では、面盤の幅が1360mmであり、17個のノズルが均等に配置されているため、ノズル1個あたり80mm幅程度をカバーすることになる。なお、隣接するノズルのカバー範囲の境界付近では、理想的には重複なく水が噴射されるが、当該の境界付近での洗浄を確実に行うことができ、且つ、当該の境界付近での水量を洗浄に悪影響を与えない程度に抑え得る程度の噴射範囲の重複は当然に許容される。
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of the
各シャワーノズル41は、配列方向での位置(隣接するシャワーノズル41,41間の間隔)を微小調整可能である(図3(a)内(a-4) の両矢印参照)。また、各シャワーノズル41は、図3(c)内(c-1) に示すように水平に偏平な扇形を成し、先端側の噴射部には多数のノズル孔40,40,,が同一平面内で弧状を成すように一列に配列形成されている。このため、各シャワーノズル41からは、水平に扇形に拡がる水が噴射される。なお、ノズル孔40,40,,が同一平面内で弧状を成すように配列された平面は、複数個のシャワーノズル41,41,,が一列に集積された平面と同一又は平行な平面である。このため、各シャワーノズル41,41,,からは、同一平面を成すように水が噴射されることとなる。
Each
シャワーノズル41から噴射される水には、適宜の割合で空気が混合される。即ち、制御装置90が給水装置401と給気装置402を制御して、シャワーノズル41へ送って噴射する水に、適宜の割合の空気を混合する。このように空気を混合すると、噴射される水の総量が減るため、成形体31の表面に噴射された水が該表面を伝って流れることが抑制され、その結果、成形体31の肉が削がれる/流痕が残る等の不具合が防止される。また、噴射水に空気が混合される結果、噴射される水がミスト状となるため、被噴射面からの水の反射が生じ難くなり、その結果、反射された水(汚れを含む水)が既洗浄の表面に飛散して汚損する等の不具合も防止される。また、ソフトな果実類用容器のパルプモールド成形品を製造する場合には、比較的低濃度のパルプ原料液を用いるのであるが、その場合、噴射水量が多すぎると成形体31の各部が本体から千切れて流れ易くなる。この不具合も、ミスト状にすることによって防止できる。
Air is mixed with water sprayed from the
シャワーノズル41から噴射される水は、また、適宜の温度に加熱される。即ち、制御装置90が加熱装置403を制御して、シャワーノズル41へ送って噴射する水を、適宜の温度に加熱する。このように加熱すると、成形体31に付着しているパルプ原料液内の油脂成分や汚れ等を良好に除去できる。また、パルプ原料液を加熱するより、噴射水を加熱する方が、熱効率が良い。また、成形体31が温められることにより脱水作用も生ずるため、後段の乾燥工程を効率化できるとともに、該乾燥工程でのパルプモールド成形品32の変形を防止できる。変形防止のためには、68〜70%程度の水分量に脱水することが特に望ましい。加熱温度としては、噴射される水の水温が30℃〜90℃の範囲、好ましくは30℃〜60℃の範囲、更に好ましくは30℃〜50℃の範囲である。なお、加熱には、後段の乾燥工程の廃熱を利用してもよい。また、脱水効率をさらに高めるために、水の噴射時に、併せて、成形型面11からの空気吸引を行ってもよい。この吸引は、パルプ原料液20内での吸引と同様に、吸気装置125を用いて行うことができる。
The water sprayed from the
シャワーノズル41からは水が水平方向へ噴射されるため、該噴射水が当たる成形型面11が垂直方向を向いたとき(正確には、成形型面11を支持する筒状体5の支持平面が垂直方向を向いたとき)に、噴射水は、当該成形型面11に対して垂直に当たることとなる。この部位は、当該成形型面11の進行方向での終端側の部位である。なお、この部位に至るまで、噴射水が当たる成形型面11は、全体として下方を向いているため、噴射された水は良好に成形体31表面から除去される。その結果、成形体31の表面に水が残留して不具合を引き起こす、ということもない。
Since water is sprayed in the horizontal direction from the
シャワーノズル41の下方に、図4(a)に示すように、シャワーノズル41と同様のシャワーノズル42を、さらに設けても良い。そのようにすると、鶏卵容器等の比較的ハードなパルプモールド成形品を製造するために高濃度のパルプ原料液20を用いる場合でも、成形体31の表面を良好に洗浄して均すことができる。
A
このように、成形型面11上の網110に付着・形成された成形体31の表面を噴射水により洗浄すると、該表面が成形型面11の被転写面ではなくパルプ原料液20に曝されていることに起因して生ずる該表面の微細な凹凸を良好に均すことができ、良好な手触りのパルプモールド成形品を得ることができる。また、均されているため、紙粉の発生も抑制される。
As described above, when the surface of the molded
こうして表面を洗浄された成形体31は、筒状体5の回転に伴い、次に、受け装置7の受け型71に対向されて、該受け型71に渡される。このとき、成形型面11側では吐出が行われ、受け型71側では吸引が行われる。成形型面11側の吐出は、制御装置90により、切換弁122を排気装置126側へ切り換え、且つ、開閉弁121を開くことによって行われる。
The molded
受け装置7に渡された成形体31(パルプモールド成形品32)は、次に、搬送装置8へ移載され、後段の乾燥装置(不図示)へ送られる。こうして、パルプモールド成形品32が製造される。この成形品32の表面(パルプ原料液に曝された側の表面=成形型面の転写を受けずパルプ繊維が付着・堆積した表面)は、前述のように微細な凹凸が均されているため手触り感が良好であり、また、該表面から紙粉が飛散する等の不具合もない。なお、成形型面を転写された側の表面には、当然ながら、微細な凹凸は無い。
The molded body 31 (pulp molded product 32) delivered to the receiving device 7 is then transferred to the
成形体31を受け型71へ渡した後、成形型1は、再び、パルプ原料液槽2内のパルプ原料液20へ浸漬される。この浸漬に先立ち、成形型面11及びその表面に被覆された網110は、シャワーノズル45によって洗浄される。このシャワーノズル45も、シャワーノズル41,42と同様に図1では1個のみ示されているが、実際には、図3(b)に示すように、複数個(図示の例では27個)のシャワーノズル45,45,,が一列に面盤に集積されて全域をカバーしている。例えば、図示の例では、面盤の幅が1770mmであり、27個のノズルが均等に配置されているため、ノズル1個あたり65.6mm幅程度をカバーすることになる。なお、隣接するノズルのカバー範囲の境界付近では、理想的には重複なく水が噴射されるが、当該の境界付近での洗浄を確実に行うことができる程度の噴射範囲の重複は当然に許容される。
After passing the molded
ノズル1個あたりの吐出量は、好ましくは0.02〜0.05m3/minの範囲である。ノズル1個あたりの吐出量が0.02m3/minより少ないと、成形型面11や網110の洗浄効果が劣るようになる。ノズル1個あたりの吐出量が0.05m3/minを越えても成形型面11や網110の洗浄効果は0.05m3/minの場合とあまり変わらず、使用水量が無駄になるばかりでなく、パルプ原料液槽2へ落下する水量が増して、パルプ原料液20の濃度を大きく変動させてしまう。また、噴射圧は、例えば60〜100mmHg程度である。このシャワーノズル45による水噴射と併せて、成形型面11の裏面側から空気を吐出すると、成形型面11や網110の洗浄効果をさらに高めることができる。
The discharge amount per nozzle is preferably in the range of 0.02 to 0.05 m 3 / min. When the discharge amount per nozzle is less than 0.02 m 3 / min, the cleaning effect of the
このシャワーノズル45も、また、シャワーノズル41,42と同様に、配列方向での位置(隣接するシャワーノズル45,45間の間隔)を微小調整可能である。また、図3(c)内(c-1) に示すように水平に偏平な扇形を成し、先端側の噴射部には多数のノズル孔40,40,,が同一平面内で弧状を成すように一列に配列形成されている。このため、各シャワーノズル45からは、水平に扇形に拡がる水が噴射される。このため、洗浄に必要な噴射圧を確保しつつ、噴射水量を低減でき、洗浄後にパルプ原料液槽2へ落下する水量を低減できる。このため、パルプ原料液20の濃度変動を抑制でき、目的の製品に適した濃度範囲を維持でき、良好な固さや柔らかさの所望の製品を得ることができる。
なお、図3(c)内(c-2) は、噴射水が一層の場合を示しているが、(c-3) のように2層又はそれ以上となるように噴射してもよい。ただし、水量が多くならないようにする必要上、噴射水の層数をあまり増やすことはできない。二層以上としてよいことは、シャワーノズル41,42についても同様である。
また、図示の例ではノズル孔40,40,,が弧状を成すように配列されているが、直線状等でもよい。要は、面状に水が噴射されて比較的少ない水量で洗浄できればよい。
また、ノズル孔40,40,,が同一平面内で弧状を成すように配列された平面は、複数個のシャワーノズル45,45,,が一列に集積された平面と同一又は平行な平面である。このため、各シャワーノズル45,45,,からは、同一平面を成すように水が噴射されることとなる。
As with the
Note that (c-2) in FIG. 3 (c) shows a case where the jet water is a single layer, but the jet water may be jetted in two layers or more as shown in (c-3). However, in order to prevent the amount of water from increasing, the number of layers of jet water cannot be increased too much. The same applies to the
Further, in the illustrated example, the nozzle holes 40, 40, are arranged so as to form an arc shape, but may be linear. In short, it suffices if the surface is sprayed with water and can be cleaned with a relatively small amount of water.
Further, the plane in which the nozzle holes 40, 40, are arranged so as to form an arc in the same plane is the same plane as or parallel to the plane in which the plurality of
上記では断面が正六角形を成す回転型の支持体5を有する装置に即して説明したが、断面正六角形以外の多角形の支持体を有する回転型の装置や、上下動型の支持体を有する装置の場合も、略同様である。なお、上下動型の支持体を有する装置では、支持平面(支持面)は水平に設定されていて、該支持平面がパルプ原料液下に沈み/浮上する、という動作が繰り返される。また、支持平面がパルプ原料液面上に現れて静止されると、所定高さに位置されているシャワーノズル(成形品を取り出す前は成形品の表面を均すためのシャワーノズル,成形品を取り出した後は成形型面及び網を洗浄するためのシャワーノズル)が水平方向へ移動し、これにより、支持平面に対する相対的な進行が実現される。なお、上下動型の場合、水の噴射方向は常に下方向を向いており、このため、支持平面に対して常に垂直に当たる。
In the above description, the apparatus having the
1 成形型
11 成形型面
110 網
12 連通細管
120 連通管
121 開閉弁
122 給排切換弁
125 給気装置
126 排気装置
2 パルプ原料液槽
20 パルプ原料液
31 成形体
32 パルプモールド成形品
4 シャワー装置
40 ノズル孔
401 給水装置
402 給気装置
403 加熱装置
41 シャワーノズル(成形体洗浄用)
42 第2のシャワーノズル(成形体洗浄用)
45 金型洗浄用シャワーノズル
5 筒状体
51 回転軸
7 受け装置
71 受け型
8 搬送装置
DESCRIPTION OF
42 Second shower nozzle (for cleaning molded product)
45 Die
[1]構成1
成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出して当該網付着側の面のみが型転写を受けたパルプモールド成形品32を得る製造装置であって、
パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11と対向するように設けられ成形型を背後で支持する支持体の支持平面に対して相対的に進行するシャワーノズル41から水を噴射することにより、成形型面11上の網110に付着している成形体31を洗浄するシャワー装置4、を有することを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
[2]構成2
構成1に於いて、
前記シャワーノズル41は、前記相対的な進行に於ける少なくとも当該支持平面の終端側に於いて噴射水が垂直に当たるように設けられている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。
成形型を背後で支持する支持体としては、図1に示すような回転型の支持体5と、上下動型の支持体(不図示)とがある。
回転型の支持体では、シャワーノズル41は進行せず、支持体5が回転することに伴って相対的な進行が実現される。
上下動型の支持体では、支持平面は水平に設定されている。該支持平面がパルプ原料液下に沈み/浮上する、という動作が繰り返される。支持平面がパルプ原料液面上に現れて静止されると、所定高さに位置されているシャワーノズルが水平方向へ移動し、これにより、相対的な進行が実現される。なお、上下動型の場合、水の噴射方向は、常に下方向を向く。即ち、支持平面に対しては、常に垂直に当たる。
[1]
By immersing the molding die 1 in the pulp
Molding is performed by injecting water from a
[2]
In
The
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
As a support for supporting the forming die behind, there are a
In the rotary type support, the
In the vertically moving support, the support plane is set to be horizontal. The operation that the support plane sinks / floats under the pulp raw material liquid is repeated. When the support plane appears on the pulp raw material liquid level and stops, the shower nozzle positioned at a predetermined height moves in the horizontal direction, thereby realizing a relative progression. In the case of the vertical movement type, the water injection direction always faces downward. That is, it always hits the support plane perpendicularly.
[7]構成7
成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出して当該網付着側の面のみが型転写を受けたパルプモールド成形品32を得る製造方法であって、
パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11上の網110に付着している成形体31に対して相対的にシャワーノズルを進行させつつ水を噴射して洗浄する、ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造方法。
[8]構成8
構成7に於いて、
パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11上の網110に付着している成形体31に水を噴射して洗浄しつつ、成形型面11に開口する管12を通して吸引することにより脱水する、ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造方法。
[7] Configuration 7
By immersing the molding die 1 in the pulp
While traveling relatively shower nozzle for the
[8]
In configuration 7,
Water is sprayed and washed on the molded
構成1は、成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出して当該網付着側の面のみが型転写を受けたパルプモールド成形品32を得る製造装置であって、パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11と対向するように設けられ成形型を背後で支持する支持体の支持平面に対して相対的に進行するシャワーノズル41から水を噴射することにより成形型面11上の網110に付着している成形体31を洗浄するシャワー装置4を有する製造装置であるため、成形型面の転写を受けずパルプ繊維が付着・堆積したままの表面状態であることによる微細な凹凸を均して該表面を滑らかにできるとともに、パルプ原料液20に種々の不純物が含まれていることに起因する成形体31表面の汚れも除去できる。また、これにより、乾燥後のパルプモールド成形品の手触りも良好となり、紙粉の発生も抑制できる。
構成2は、構成1に於いて、前記シャワーノズル41は、前記相対的な進行に於ける少なくとも当該支持平面の終端側に於いて噴射水が垂直に当たるように設けられているため、成形体の形状に凹凸が有る場合でも、噴射された水が反射して当該反射面に対向する既洗浄の成形体表面に飛散して汚損するということを防止できる。
構成3は、構成2に於いて、前記シャワーノズル41は一列に配列されたノズル孔40を有し、その配列方向が含まれる平面は、前記支持平面に対する当該シャワーノズル41の相対的な進行方向と交差するため、成形体表面を満遍なく洗浄できる。
構成4は、構成3に於いて、前記成形型1は支持体である筒状体5の周面上に設けられ該筒状体5はパルプ原料液面上に水平に設けられた回転軸51により同軸に支持されて下側部分がパルプ原料液面下に没し、前記シャワーノズル41の下方位置には一列に配列されたノズル孔40を有し該ノズル孔40の配列方向が含まれる平面が前記支持平面に対する相対的な進行方向と交差するようにして第2のシャワーノズル42が設けられているため、二つのシャワーノズル41,42による洗浄済みの水を容易に排出できる。また、パルプ原料液20が高濃度の場合でも成形体31の表面を十分に洗浄できる。
構成5は、構成1〜構成4の何れかに於いて、前記シャワー装置4は水に空気を混合してシャワーノズル41から噴射するパルプモールド成形品の製造装置であるため、水量を減らすことができ、このため、水の噴射力によって成形体31の肉が削ぎ落とされてしまうことを防止できる。また、洗浄によるパルプ原料混じりの水が成形体31の表面を伝って流れることによる汚損を防止できる。
構成6は、構成1〜構成5の何れかに於いて、さらに前記シャワー装置4により噴射される水を30〜90℃に加熱する加熱装置を有するため、パルプ原料液に泥や粘りが有る場合でも、成形体31の汚れを十分に落とすことができる。また、成形体31が温められるため、後段の乾燥工程での乾燥を促進させることができる。
In the
In the
In the
Since the structure 6 has a heating device that heats the water sprayed by the
構成7は、成形型1をパルプ原料液20へ浸漬し、成形型面11に開口する管12を通してパルプ原料液20を吸引することにより成形型面11を覆う網110上にパルプ原料を付着させて成形体31を形成した後、成形型1をパルプ原料液20から引き上げて、成形型面11上の網110に付着している成形体31を取り出して当該網付着側の面のみが型転写を受けたパルプモールド成形品32を得る製造方法であって、パルプ原料液20から引き上げられる成形型面11上の網110に付着している成形体31に対して相対的にシャワーノズルを進行させつつ水を噴射して洗浄しつつ、成形型面11に開口する管12を通して吸引することにより脱水する製造方法であるため、成形体31表面の汚れを除去できるとともに、成形型面の転写を受けずパルプ繊維が付着・堆積したままの表面状態であることによる微細な凹凸を均して該表面を滑らかにでき、さらに、脱水されるため後段の乾燥工程で速やかに乾燥できる。このため、乾燥工程でのパルプモールド成形品の変形を良好に防止できる。
In the configuration 7 , the pulp raw material is deposited on the net 110 covering the molding die
Claims (8)
パルプ原料液から引き上げられる成形型面と対向するように設けられたシャワーノズルから水を噴射することにより、成形型面上の網に付着している成形体を洗浄するシャワー装置、を有することを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。 After the mold is immersed in the pulp raw material liquid and the pulp raw material liquid is sucked through a tube that opens in the mold surface, the pulp raw material is attached to the net covering the mold surface to form a molded body, and then the mold is Pulling up from the pulp raw material liquid, taking out the molded body adhering to the net on the mold surface to obtain a pulp mold molded product,
Having a shower device that cleans the molded body adhering to the net on the mold surface by injecting water from a shower nozzle provided so as to face the mold surface pulled up from the pulp raw material liquid. An apparatus for producing a pulp molded product.
前記シャワーノズルは、成形型を背後で支持する支持体の支持平面に対して相対的に進行し、該相対的な進行に於ける少なくとも当該支持平面の終端側に於いて噴射水が垂直に当たるように設けられている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。 In claim 1,
The shower nozzle travels relative to the support plane of the support that supports the mold at the back so that the spray water hits at least at the terminal side of the support plane in the relative progress. Provided in the
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
前記シャワーノズルは一列に配列されたノズル孔を有し、その配列方向が含まれる平面は、前記支持平面に対する当該シャワーノズルの相対的な進行方向と交差する、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。 In claim 2,
The shower nozzle has nozzle holes arranged in a line, and a plane including the arrangement direction intersects a relative traveling direction of the shower nozzle with respect to the support plane.
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
前記成形型は支持体である筒状体の周面上に設けられ、該筒状体はパルプ原料液面上に水平に設けられた回転軸により同軸に支持されて下側部分がパルプ原料液面下に没し、
さらに、前記シャワーノズルの下方位置には、一列に配列されたノズル孔を有し該ノズル孔の配列方向が含まれる平面が前記支持平面に対する相対的な進行方向と交差するようにして第2のシャワーノズルが設けられている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。 In claim 3,
The mold is provided on the peripheral surface of a cylindrical body that is a support, and the cylindrical body is coaxially supported by a rotating shaft that is horizontally provided on the pulp raw material liquid surface, and the lower part is a pulp raw material liquid. Submerged,
In addition, the lower side of the shower nozzle has nozzle holes arranged in a row, and a second plane is included so that a plane including the arrangement direction of the nozzle holes intersects a traveling direction relative to the support plane. Shower nozzles are provided,
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
前記シャワー装置は水に空気を混合してシャワーノズルから噴射する、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。 In any one of Claims 1-4,
The shower device mixes air with water and sprays it from a shower nozzle.
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
さらに、前記シャワー装置により噴射される水を30〜90℃に加熱する加熱装置を有する、
ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造装置。 In any one of Claims 1-5,
Furthermore, it has a heating device that heats the water sprayed by the shower device to 30 to 90 ° C.
An apparatus for producing a pulp mold product characterized by the above.
パルプ原料液から引き上げられる成形型面上の網に付着している成形体に水を噴射して洗浄する、ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造方法。 After the mold is immersed in the pulp raw material liquid and the pulp raw material liquid is sucked through a tube that opens in the mold surface, the pulp raw material is attached to the net covering the mold surface to form a molded body, and then the mold is Pulling up from the pulp raw material liquid, taking out the molded body adhering to the net on the mold surface, to obtain a pulp mold molded product,
A method for producing a pulp mold product, characterized in that water is sprayed and washed on a molded body adhering to a net on a molding die surface pulled up from a pulp raw material liquid.
パルプ原料液から引き上げられる成形型面上の網に付着している成形体に水を噴射して洗浄しつつ、成形型面に開口する管を通して吸引することにより脱水する、ことを特徴とするパルプモールド成形品の製造方法。 In claim 7,
Pulp characterized by dewatering by sucking water through a pipe opening in the mold surface while spraying and washing water onto the molded body adhering to the net on the mold surface pulled up from the pulp raw material liquid A method for producing a molded product.
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