JP2015128957A - ステアリングモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】エアバックの動作を妨げず、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供する。
【解決手段】ステアリングモジュール100は、回転自在なステアリングホイール1と、タッチパッド2と、タッチパッド2を制御する制御部3と、を備えたステアリングモジュールであって、タッチパッド2は、ステアリングホイール1の奥行き方向に沿って配置されている。ステアリングモジュール100は、ステアリングホイール1の回転軸に沿ってステアリングホイール1の背面側に延設された中央ユニット4を有し、中央ユニット4は、ステアリングホイール1が中立位置にあるときに、ステアリングホイール1側からの平面視で上方に面した上面部4aと下方に面した下面部4bと左右方向に面した側面部4cとを有し、タッチパッド2は上面部4a、下面部4bまたは側面部4cのいずれかに配置されている構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】ステアリングモジュール100は、回転自在なステアリングホイール1と、タッチパッド2と、タッチパッド2を制御する制御部3と、を備えたステアリングモジュールであって、タッチパッド2は、ステアリングホイール1の奥行き方向に沿って配置されている。ステアリングモジュール100は、ステアリングホイール1の回転軸に沿ってステアリングホイール1の背面側に延設された中央ユニット4を有し、中央ユニット4は、ステアリングホイール1が中立位置にあるときに、ステアリングホイール1側からの平面視で上方に面した上面部4aと下方に面した下面部4bと左右方向に面した側面部4cとを有し、タッチパッド2は上面部4a、下面部4bまたは側面部4cのいずれかに配置されている構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステアリングモジュールに関し、特に、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールに関するものである。
昨今、自動車に備えられた様々な電子機器を操作するための入力装置として、静電容量や抵抗の変化に基づいて入力を行うタッチパッドが用いられることが増えてきている。それにともない、タッチパッドをセンターコンソールやステアリングに配置することが検討されている。特にステアリング周辺への配置に関しては、下記の特許文献1および特許文献2に記載のステアリングモジュールが知られている。
以下、図11および図12を用いて、特許文献1および特許文献2に記載のステアリングモジュールについて説明する。図11は特許文献1に記載のステアリングモジュールの外観を示す平面図である。図12は特許文献2に記載のタッチパッド921の各種配置例を示した図であり、図12(a)ないし図12(e)はタッチパッド921の配置箇所の一例を示した図である。
特許文献1に記載のステアリングモジュールは、図11に示すように、ステアリング上にタッチパッドを配置する際に、エアバッグ展開に影響を与えないようにするため、エアバッグカバーによってタッチ面を提供するようにすると共に、タッチセンサをエアバッグの展開時に安全に分裂させる構成を開示している。特許文献2に記載のステアリングモジュールは、図12に示すように、ステアリング上におけるタッチパッドの配置場所について、多く開示している。
特許文献1におけるステアリングモジュールは、タッチパッド923をエアバックカバー926上に配置する構成としているため、タッチパッド923の操作面積を大きく取れる。それによりタッチパッド923の操作性は良くなる。しかしながら、有事の際にエアバックの動作を妨げないようにする為に構造が複雑になりやすい。また、特許文献2におけるステアリングモジュールは、ステアリング915におけるエアバックカバー以外の場所へのタッチパッド921の配置について複数種類示されている。いずれの例においても、タッチパッド921の操作面積を大きくとることができず、操作者が操作性が良くないと感じること、および操作者がステアリング915を操作するときにタッチパッド921を誤操作することが懸念される。
本発明は、上述した課題を解決して、エアバックの動作を妨げず、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供するものである。
請求項1に記載のステアリングモジュールにおいては、回転自在なステアリングホイールと、タッチパッドと、前記タッチパッドを制御する制御部と、を備えたステアリングモジュールであって、前記タッチパッドは、前記ステアリングホイールの奥行き方向に沿って配置された、という特徴を有する。
請求項2に記載のステアリングモジュールにおいては、前記ステアリングホイールの回転軸に沿って前記ステアリングホイールの背面側に延設された中央ユニットを有し、前記中央ユニットは、前記ステアリングホイールが中立位置にあるときに、前記ステアリングホイール側からの平面視で上方に面した上面部と下方に面した下面部と左右方向に面した側面部とを有し、前記タッチパッドは前記上面部、前記下面部または前記側面部のいずれかに配置されている、という特徴を有する。
請求項3に記載のステアリングモジュールにおいては、前記タッチパッドは前記上面部に配置される、という特徴を有する。
請求項4に記載のステアリングモジュールにおいては、前記タッチパッドは入力操作可能な入力操作面を有し、前記中央ユニットの上面部は、前記入力操作面で形成されている、という特徴を有する。
請求項5に記載のステアリングモジュールにおいては、前記ステアリングホイールの回転角度を検知する角度検出部を備え、前記制御部は前記角度検出部の検知結果に基づいて、前記タッチパッドへの入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なう、という特徴を有する。
請求項1の発明によれば、ステアリングホイールに平行な面ではなく、ステアリングに対して立体的な方向に向かってタッチパッドを延設することで、エアバックの動作を妨げ難くすることができる。また、タッチパッドの操作面積を多く取ることができ、タッチパッドを操作しやすくなる。したがって、エアバックの動作を妨げず、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
請求項2の発明によれば、中央ユニットの上面部、下面部または側面部のいずれかにタッチパッドを配置することで、タッチパッドの操作面積を大きくすることができ、タッチパッドの操作性が良くなる。また、中央ユニットの外周面全てがタッチパッドの配置対象となるため、タッチパッドの配置の自由度が高くなる。したがって、エアバックの動作を妨げず、タッチパッドの配置の自由度が高く、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
請求項3の発明によれば、操作者に対向する中央ユニットの面に手のひらを預け、手を安定させた状態でステアリングホイールの開口越しにタッチパッドを操作できるため、よりタッチパッドを操作しやすくなる。したがって、操作性がより良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
請求項4の発明によれば、中央ユニットの上面部をタッチパッドの入力操作面で形成することで、タッチパッドの操作面積をより大きくすることができ、タッチパッドの操作性をさら良くすることができる。したがって、操作性がさらに良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
請求項5の発明によれば、角度検出部がステアリングホイールの回転角度を検出し、検出した回転角度に基づいて制御部がタッチパッドへの入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なうことで、ステアリングホイールの操作時に、タッチパッドへの意図しない入力操作をより確実に防ぐことが出来る、という効果を奏する。
以上より、本発明によれば、エアバックの動作を妨げず、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態におけるステアリングモジュールについて説明する。
以下に第1実施形態におけるステアリングモジュールについて説明する。
まず始めに第1実施形態におけるステアリングモジュール100の構成について図1ないし図3を用いて説明する。図1は第1実施形態におけるステアリングモジュール100の構成を示す模式図である。図2は図1に記載の断面A−Aを示す模式断面図である。図3は図1に記載の断面B−Bを示す模式断面図である。
ステアリングモジュール100は、図1に示すように、ステアリングホイール1と、タッチパッド2と、制御部3と、中央ユニット4と、角度検出部5と、を備えている。
ステアリングホイール1は、例えば、合成樹脂材から形成され、外面に皮革などが巻かれており、図1に示すように、円環状に形成されている。ステアリングホイール1は、円環状に形成されたホイール部1aを有している。なお、第1実施形態においては、図2に示すように、ホイール部1aの断面は略円形状に形成されている。また、図1に示すように、ホイール部1aは円環の内周側に、円環の中央側に向かって突出した連結突部1bを有している。連結突部1bは、ホイール部1aを略2等分する仮想直線とホイール部1aとが交差する位置(X1方向側およびX2方向側)にそれぞれ設けられるとともに、ホイール部1aを略2等分する仮想直線を挟んで一方側(Y2方向側)のホイール部1aを略3等分した位置にそれぞれ設けられている。
タッチパッド2は、例えば、静電容量型センサを用いた入力デバイスである。タッチパッド2は、図3に示すように、平板状に形成されており、操作者の指などを接触させることで入力操作可能な入力操作面2aを有している。
制御部3はCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)
であり、ステアリングモジュール100に関する複数種類の制御を行うことができる。
であり、ステアリングモジュール100に関する複数種類の制御を行うことができる。
角度検出部5は、回転角度を検出することができる角度検出センサであり、第1実施形態においては、光学式の角度検出センサを用いている。
中央ユニット4は合成樹脂材からなり、図1ないし図3に示すように、略直方体状に形成されている。中央ユニット4は、図1に示すように、上方(Y1方向側)に面した上面部4aと下方(Y2方向側)に面した下面部4bと左右方向(X1方向側およびX2方向側)に面した側面部4cとを有している。また、中央ユニット4は、図1および図3に示すように、両側の側面部4c、および両側の側面部4cと下面部4bとの境目付近に外方へ突出した接続突部4dを有している。接続突部4dはそれぞれ中央ユニット4の手前側(Z2方向側)の端部に位置するとともに、それぞれステアリングホイール1の連結突部1bに接続可能な位置に配置されている。なお、中央ユニット4は、内部にタッチパッド2、制御部3および角度検出部5をそれぞれ収納可能な空間を有している。また、中央ユニット4は、エアバック、クラクション、ステアリングシャフトなど、第1実施形態におけるステアリングモジュール100の構成部品以外の部品やユニットなどを収納可能な空間も備えている。
次にステアリングモジュール100の構造について図1ないし図4を用いて説明する。図4は第1実施形態におけるタッチパッド2、制御部3および角度検出部5の接続を示す模式配線図である。
ステアリングホイール1は、図1に示すように、連結突部1bを中央ユニット4の接続突部4dにそれぞれ連結して固定することで、中央ユニット4に保持される。このようにステアリングホイール1と中央ユニット4とを固定することで、中央ユニット4は、図2および図3に示すように、ステアリングホイール1の回転軸に沿ってステアリングホイール1の背面側に延設されている。また、制御部3および角度検出部5は、中央ユニット4の内部に配置されている。なお、中央ユニット4は、自動車に設けられたステアリングシャフトSFに連結され、中央ユニット4と一体にステアリングホイール1は回動自在に配置されている。中央ユニット4と一体になったステアリングホイール1を回転操作させることで、ステアリングシャフトSFを操作することができる。角度検出部5は、ステアリングシャフトSFを回転軸としてステアリングホイール1を回転させたときの回転角度を検出できるように配置されている。
また、自動車が直進する方向に車輪が向いている状態のときのステアリングホイール1および中央ユニット4の位置を中立位置とする。ステアリングホイール1および中央ユニット4が中立位置にあるときに、図1に示すように、ステアリングホイール1側からの平面視で、上面部4aは上方に面し、下面部4bは下方に面し、側面部4cはそれぞれ左右方向に面するように配置される。タッチパッド2は、中央ユニット4の上面部4a、下面部4bまたは側面部4cのいずれかに、入力操作面2aが中央ユニット4の外方へ露出するように、ステアリングホイール1の奥行き方向(Z1−Z2方向)に沿って配置されている。第1実施形態においては、図に示すように、タッチパッド2は上面部4aに配置されるとともに、中央ユニット4の上面部4aは、入力操作面2aで形成されている。なお、第1実施形態においては、上面部4aはX1−X2方向に延びる稜線によって2つの平面に分けられており、また、タッチパッド2は平板状に形成され、屈曲できない構造となっている。そのため、上面部4aの、ステアリングホイール1から離れた側(Z1方向側)により広い面積を備えて設けられた平面が入力操作面2aで形成されている。
なお、実際に自動車に搭載される時には、中央ユニット4には、エアバックやクラクションなどが収納されている。
また、中央ユニット4の内部に配置されたタッチパッド2、制御部3および角度検出部5は、図4に示すように、タッチパッド2および角度検出部5が制御部3に電気的に接続され、制御部3は自動車側の各種制御を行う制御ユニットCUに接続されている。
次にステアリングモジュール100の動作について図5を用いて説明する。図5は第1実施形態においてタッチパッド2に受けた入力操作に対する対応の仕方を示したフローチャート図である。
ステアリングモジュール100は、例えば、車内の室温調整、オーディオの操作、カーナビゲーションシステムの操作などを、タッチパッド2を用いて行うことができるように設定できる。また、ステアリングモジュール100は、中央ユニット4と一体にステアリングホイール1を回動することで、ステアリングシャフトSFを介して自動車の操舵を行うことができ、その際のステアリングホイール1の回転角度を角度検出部5で検知することができる。
ステアリングモジュール100は、入力操作を受けたタッチパッド2を制御部3で制御しており、タッチパッド2へ入力操作を受けた際のステアリングホイール1に対する操作状態により、タッチパッド2への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なう。すなわち、ステアリングホイール1の回転角度を検出した角度検出部5の検知結果に基づいて、タッチパッド2への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なう。
以下に、タッチパッド2への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断手順について説明する。図5に示すように、ステアリングモジュール100は、タッチパッド2に操作を受ける(ステップS1)と、制御部3は角度検出部5の検知結果からステアリングホイール1に対する回転操作の有無を判断(ステップS2)する。ステアリングホイール1に対する回転操作の有無は、中立位置において角度検出部5が検出した角度(基準角度)に対する角度の変化の有無で判断する。ステップS2において、ステアリングホイール1に対する回転操作が無かったと判断された場合には、制御部3はタッチパッド2への入力操作を受け付ける判断(ステップS3)をし、タッチパッド2への入力操作に則った動作を行ってもよいとの判断結果を制御ユニットCUに送る(ステップS5)。また、ステップS2において、ステアリングホイール1に対する回転操作が有ったと判断された場合には、制御部3はタッチパッド2への入力操作を無視する判断(ステップS4)をし、タッチパッド2への入力操作に則った動作を行ってはいけないとの判断結果を制御ユニットCUに送る(ステップS5)。このように、ステップS5においてタッチパッド2への入力操作に則った動作を行ってもよいとの判断結果を制御ユニットCUに送った場合にのみ、タッチパッド2への入力操作に則った動作が実行される。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のステアリングモジュール100では、回転自在なステアリングホイール1と、タッチパッド2と、タッチパッド2を制御する制御部3と、を備えたステアリングモジュールであって、タッチパッド2は、ステアリングホイール1の奥行き方向に沿って配置された、構成とした。
これにより、ステアリングホイール1に平行な面ではなく、ステアリングに対して立体的な方向に向かってタッチパッド2を延設することで、エアバックの動作を妨げ難くすることができる。また、タッチパッド2の操作面積を多く取ることができ、タッチパッド2を操作しやすくなる。したがって、エアバックの動作を妨げず、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のステアリングモジュール100では、ステアリングホイール1の回転軸に沿ってステアリングホイール1の背面側に延設された中央ユニット4を有し、中央ユニット4は、ステアリングホイール1が中立位置にあるときに、ステアリングホイール1側からの平面視で上方に面した上面部4aと下方に面した下面部4bと左右方向に面した側面部4cとを有し、タッチパッド2は上面部4a、下面部4bまたは側面部4cのいずれかに配置されている、構成とした。
これにより、中央ユニット4の上面部4a、下面部4bまたは側面部4cのいずれかにタッチパッド2を配置することで、タッチパッド2の操作面積を大きくすることができ、タッチパッド2の操作性が良くなる。また、中央ユニット4の外周面全てがタッチパッド2の配置対象となるため、タッチパッド2の配置の自由度が高くなる。したがって、エアバックの動作を妨げず、タッチパッド2の配置の自由度が高く、操作性が良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる。
また、中央ユニット4の上面部4a、下面部4bまたは側面部4cのいずれかにタッチパッド2を配置することで、タッチパッド2を操作者に対向する中央ユニット4の面(図2に示すZ2方向側の面)やステアリングホイール1の近くに配置した場合に比べて、ステアリングホイール1を操作しているときに、誤ってタッチパッド2に触れることは発生し難く、誤作動が起こり難く、より安全である、という効果を奏する。
また、本実施形態のステアリングモジュール100では、タッチパッド2は上面部4aに配置される、構成とした。
これにより、操作者に対向する中央ユニット4の面に手のひらを預け、手を安定させた状態でステアリングホイール1の開口越しにタッチパッド2を操作できるため、よりタッチパッド2を操作しやすくなる。したがって、操作性がより良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のステアリングモジュール100では、タッチパッド2は入力操作可能な入力操作面2aを有し、中央ユニット4の上面部4aは、入力操作面2aで形成されている、構成とした。
これにより、中央ユニット4の上面部4aをタッチパッド2の入力操作面2aで形成することで、タッチパッド2の操作面積をより大きくすることができ、タッチパッド2の操作性をさら良くすることができる。したがって、操作性がさらに良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のステアリングモジュール100では、上面部4aの、ステアリングホイール1から離れた側(Z1方向側)により広い面積を備えて設けられた平面が入力操作面2aで形成されている構成とした。これにより、タッチパッド2の操作面積を十分に大きくすることができるとともに、ステアリングホイール1に近い側に設けられた平面に手のひらを預け、手を安定させた状態でタッチパッド2を操作することができる。これにより、タッチパッド2を操作する際に、誤ってクラクションを操作することを減らすことができる。
また、本実施形態のステアリングモジュール100では、ステアリングホイール1の回転角度を検知する角度検出部5を備え、制御部3は角度検出部5の検知結果に基づいて、タッチパッド2への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なう、構成とした。
これにより、角度検出部5がステアリングホイール1の回転角度を検出し、検出した回転角度に基づいて制御部3がタッチパッド2への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なうことで、ステアリングホイール1の操作時に、タッチパッド2への意図しない入力操作をより確実に防ぐことが出来る、という効果を奏する。
[第2実施形態]
以下に第2実施形態におけるステアリングモジュール200について説明する。第1実施形態におけるステアリングモジュール100は、中央ユニット4の上面部4aにタッチパッド2を有する構成であるが、第2実施形態におけるステアリングモジュール200は、中央ユニット4の上面部4aにタッチパッド2を有するとともに、下面部4bにタッチパッド6を有する構成である。以下の説明においては、第1実施形態におけるステアリングモジュール100の構成部品と同じ構成部品については、同じ構成部品名、部位名および符号を用いて説明するとともに、詳細な説明は省略する。
以下に第2実施形態におけるステアリングモジュール200について説明する。第1実施形態におけるステアリングモジュール100は、中央ユニット4の上面部4aにタッチパッド2を有する構成であるが、第2実施形態におけるステアリングモジュール200は、中央ユニット4の上面部4aにタッチパッド2を有するとともに、下面部4bにタッチパッド6を有する構成である。以下の説明においては、第1実施形態におけるステアリングモジュール100の構成部品と同じ構成部品については、同じ構成部品名、部位名および符号を用いて説明するとともに、詳細な説明は省略する。
まず始めに第2実施形態におけるステアリングモジュール200の構成について図6ないし図8を用いて説明する。図6は第2実施形態におけるステアリングモジュール100の構成を示す模式図である。図7は図6に記載の断面C−Cを示す模式断面図である。図8は図6に記載の断面D−Dを示す模式断面図である。
ステアリングモジュール100は、図6に示すように、ステアリングホイール1と、タッチパッド2と、制御部3と、中央ユニット4と、角度検出部5と、タッチパッド6と、を備えている。なお、ステアリングホイール1、タッチパッド2、制御部3および角度検出部5は第1実施形態と同じものであり、説明は省略する。
タッチパッド6は、第1実施形態におけるタッチパッド2と同様に、例えば、静電容量型センサを用いた入力デバイスである。タッチパッド6は、図3に示すように、平板状に形成されており、操作者の指などを接触させることで入力操作可能な入力操作面6aを有している。
中央ユニット4は、第1実施形態において、内部にタッチパッド2、制御部3および角度検出部5をそれぞれ収納可能な空間を有しているのに対し、タッチパッド6を収納可能な空間も有していること以外は第1実施形態とおなじ構造である。
次にステアリングモジュール200の構造について図7および図9を用いて説明する。図9は第1実施形態におけるタッチパッド2、制御部3、角度検出部5およびタッチパッド6の接続を示す模式配線図である。
ステアリングモジュール200は、図7に示すように、中央ユニット4の下面部4bに、入力操作面6aを露出させた状態でタッチパッド6が配置されている。それ以外は第1実施形態におけるステアリングモジュール100と同じ構造である。
また、中央ユニット4の内部に配置されたタッチパッド2、制御部3、角度検出部5およびタッチパッド6は、図9に示すように、タッチパッド2、タッチパッド6および角度検出部5が制御部3に電気的に接続され、制御部3は自動車側の各種制御を行う制御ユニットCUに接続されている。
次にステアリングモジュール200の動作について図10を用いて説明する。図10は第2実施形態においてタッチパッド2またはタッチパッド6に受けた入力操作に対する対応の仕方を示したフローチャート図である。
ステアリングモジュール200は、例えば、車内の室温調整、オーディオの操作、カーナビゲーションシステムの操作などを、タッチパッド2およびタッチパッド6を用いて行うことができるように設定できる。また、ステアリングモジュール200は、中央ユニット4と一体にステアリングホイール1を回動することで、ステアリングシャフトSFを介して自動車の操舵を行うことができ、その際のステアリングホイール1の回転角度を角度検出部5で検知することができる。
ステアリングモジュール200は、入力操作を受けたタッチパッド2およびタッチパッド6を制御部3で制御しており、タッチパッド2またはタッチパッド6へ入力操作を受けた際のステアリングホイール1に対する操作状態により、タッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なう。すなわち、ステアリングホイール1の回転角度を検出した角度検出部5の検知結果に基づいて、タッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断を行なう。
以下に、タッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作を受け付けるか受け付けないかの判断手順について説明する。図5に示すように、ステアリングモジュール200は、タッチパッド2またはタッチパッド6に操作を受ける(ステップS6)と、制御部3は角度検出部5の検知結果からステアリングホイール1に対する回転操作の有無を判断(ステップS7)する。ステアリングホイール1に対する回転操作の有無は、中立位置において角度検出部5が検出した角度(基準角度)に対する角度の変化の有無で判断する。ステップS7において、ステアリングホイール1に対する回転操作が無かったと判断された場合には、制御部3はタッチパッド2への入力操作を受け付ける判断(ステップS8)をし、タッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作に則った動作を行ってもよいとの判断結果を制御ユニットCUに送る(ステップS10)。また、ステップS7において、ステアリングホイール1に対する回転操作が有ったと判断された場合には、制御部3はタッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作を無視する判断(ステップS9)をし、タッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作に則った動作を行ってはいけないとの判断結果を制御ユニットCUに送る(ステップS10)。このように、ステップS10においてタッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作に則った動作を行ってもよいとの判断結果を制御ユニットCUに送った場合にのみ、タッチパッド2またはタッチパッド6への入力操作に則った動作が実行される。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のステアリングモジュール200では、上面部4aにタッチパッド2を配置するとともに、下面部4bにタッチパッド6を配置する構成とした。これにより、エアバックの動作を妨げず、操作性が良く、より多様な入力操作ができるタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
以上のように、本発明の実施形態に係るステアリングモジュールを具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
[変形例1]
第1実施形態においては、上面部4aにタッチパッド2を配置する構成とし、第2実施形態においては上面部4aにタッチパッド2を配置するとともに、下面部4bにタッチパッド6を配置する構成とした。前述の構成以外でも、例えば、上面部4aにタッチパッド2を配置するとともに、側面部4cにタッチパッドを配置するなど、上面部4a、下面部4bおよび側面部4cに用途に応じた組合せでタッチパッドを配置する構成であっても良い。
第1実施形態においては、上面部4aにタッチパッド2を配置する構成とし、第2実施形態においては上面部4aにタッチパッド2を配置するとともに、下面部4bにタッチパッド6を配置する構成とした。前述の構成以外でも、例えば、上面部4aにタッチパッド2を配置するとともに、側面部4cにタッチパッドを配置するなど、上面部4a、下面部4bおよび側面部4cに用途に応じた組合せでタッチパッドを配置する構成であっても良い。
[変形例2]
第1実施形態のタッチパッド2と、第2実施形態におけるタッチパッド2およびタッチパッド6は、平板状に形成されているとしたが、屈曲性を備えたタッチパッドや曲面に形成可能なタッチパッドを用いても良い。このようなタッチパッドを用いることで、上面部4a、下面部4bおよび側面部4cが局面で構成されていたり、複数の平面で構成されていたとしても、各面に沿って配置することができ、操作面積をより大きく確保することが可能となる。よって、操作性がさらに良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
第1実施形態のタッチパッド2と、第2実施形態におけるタッチパッド2およびタッチパッド6は、平板状に形成されているとしたが、屈曲性を備えたタッチパッドや曲面に形成可能なタッチパッドを用いても良い。このようなタッチパッドを用いることで、上面部4a、下面部4bおよび側面部4cが局面で構成されていたり、複数の平面で構成されていたとしても、各面に沿って配置することができ、操作面積をより大きく確保することが可能となる。よって、操作性がさらに良いタッチパッドを備えたステアリングモジュールを提供することができる、という効果を奏する。
[変形例3]
第1実施形態および第2実施形態において、制御部3および角度検出部5は中央ユニット4の内部に配置される構成としたが、中央ユニット4の外部、例えば、車体側のいずれかの箇所に配置する構成であっても良い。
第1実施形態および第2実施形態において、制御部3および角度検出部5は中央ユニット4の内部に配置される構成としたが、中央ユニット4の外部、例えば、車体側のいずれかの箇所に配置する構成であっても良い。
[変形例4]
第1実施形態および第2実施形態において、制御部3はタッチパッド2およびタッチパッド6を制御する機能を有する構成としたが、タッチパッド2およびタッチパッド6以外を制御する機能を兼ね備えていても良い。
第1実施形態および第2実施形態において、制御部3はタッチパッド2およびタッチパッド6を制御する機能を有する構成としたが、タッチパッド2およびタッチパッド6以外を制御する機能を兼ね備えていても良い。
[変形例5]
第1実施形態および第2実施形態において、タッチパッド2およびタッチパッド6は静電容量型センサを用いた入力デバイスであり、角度検出部5は光学式の角度検出センサであるとしたが、例えば、タッチパッド2およびタッチパッド6は抵抗式センサを用いた入力デバイスとし、角度検出部5は磁気式または抵抗式の角度検出センサにしても良い。
第1実施形態および第2実施形態において、タッチパッド2およびタッチパッド6は静電容量型センサを用いた入力デバイスであり、角度検出部5は光学式の角度検出センサであるとしたが、例えば、タッチパッド2およびタッチパッド6は抵抗式センサを用いた入力デバイスとし、角度検出部5は磁気式または抵抗式の角度検出センサにしても良い。
1 ステアリングホイール
1a ホイール部
1b 連結突部
2 タッチパッド
2a 入力操作面
3 制御部
4 中央ユニット
4a 上面部
4b 下面部
4c 側面部
4d 接続突部
5 角度検出部
6 タッチパッド
6a 入力操作面
100、200 ステアリングモジュール
1a ホイール部
1b 連結突部
2 タッチパッド
2a 入力操作面
3 制御部
4 中央ユニット
4a 上面部
4b 下面部
4c 側面部
4d 接続突部
5 角度検出部
6 タッチパッド
6a 入力操作面
100、200 ステアリングモジュール
Claims (5)
- 回転自在なステアリングホイールと、
タッチパッドと、
前記タッチパッドを制御する制御部と、
を備えたステアリングモジュールであって、
前記タッチパッドは、前記ステアリングホイールの奥行き方向に沿って配置されたことを特徴とするステアリングモジュール。 - 前記ステアリングホイールの回転軸に沿って前記ステアリングホイールの背面側に延設された中央ユニットを有し、
前記中央ユニットは、前記ステアリングホイールが中立位置にあるときに、前記ステアリングホイール側からの平面視で上方に面した上面部と下方に面した下面部と左右方向に面した側面部とを有し、
前記タッチパッドは前記上面部、前記下面部または前記側面部のいずれかに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングモジュール。 - 前記タッチパッドは前記上面部に配置されることを特徴とする請求項2に記載のステアリングモジュール。
- 前記タッチパッドは入力操作可能な入力操作面を有し、
前記中央ユニットの上面部は、前記入力操作面で形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のステアリングモジュール。 - 前記ステアリングホイールの回転角度を検知する角度検出部を備え、
前記制御部は前記角度検出部の検知結果に基づいて、前記タッチパッドへの入力操作を受付るか受け付けないかの判断を行なうことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のステアリングモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001770A JP2015128957A (ja) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | ステアリングモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001770A JP2015128957A (ja) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | ステアリングモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015128957A true JP2015128957A (ja) | 2015-07-16 |
Family
ID=53760082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014001770A Pending JP2015128957A (ja) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | ステアリングモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015128957A (ja) |
-
2014
- 2014-01-08 JP JP2014001770A patent/JP2015128957A/ja active Pending
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