JP2015128823A - 繊維強化樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法は、主に、積層工程、樹脂含浸工程、乾燥工程、熱プレス成形工程および切断工程を備える。以下、これらの各工程について詳述する。
積層工程では、繊維束および繊維構造物の少なくともいずれかが積層されて繊維積層体が作製される。なお、ここにいう「繊維束」とは、樹脂の諸物性を向上させ得る繊維の束であって、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、アラミド繊維、ケブラー繊維、ポリエチレン繊維、ザイロン繊維などの束である。また、ここにいう「繊維構造物」とは、上述の繊維束から構成される織物であって、例えば、平織物、綾織物、朱子織物ならびに前3つの変形織物および複合織物である。
樹脂含浸工程では、繊維積層体に熱硬化性樹脂組成物が含浸させられて樹脂含浸繊維積層体が作製される。なお、ここにいう「熱硬化性樹脂組成物」とは、熱硬化性樹脂、硬化剤、触媒、溶剤ならびにフィラーおよび消泡剤などの添加剤を含有するものである。また、ここにいう「熱硬化性樹脂」とは、加熱により網状構造をつくって硬化し、再び熱しても軟化することがない性質をもつ樹脂であって、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン樹脂、ビスマレイミド樹脂などである。本実施の形態では、ビスフェノール系エポキシ樹脂、チオール系硬化剤および塩基性硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物が用いられることが好ましい。なお、フィラーの添加を控えた場合、表面の光沢性がよく意匠性の高い繊維強化樹脂成形体を得ることができる。
乾燥工程では、樹脂含浸繊維積層体が減圧乾燥されて乾燥樹脂含浸繊維積層体が作製される。
熱プレス成形工程では、乾燥樹脂含浸繊維積層体が熱プレス成形されて繊維強化樹脂成形体が作製される。なお、熱プレス成形は、常圧下で行われてもよいし、減圧下で行われてもよいし、加圧化で行われてもよい。
切断工程では、繊維強化樹脂成形体が一つ一つに切断され、市場に供給される形態とされる。
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法は、例えば、図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100によって具現化される。以下、この繊維強化樹脂成形体製造装置100について詳述する。なお、この繊維強化樹脂成形体製造装置100は、本発明を具現化する一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
繰り出しローラ群110は、繊維構成物FBが巻回されているローラの群であって、本実施の形態では図1に示されるように5つ併設されている。この繰り出しローラ群110に巻回されている繊維構成物FBは、図1に示されるように積層ローラ対120のローラ間に供給される。
積層ローラ対120は、図1に示されるように一対のローラから構成されている。本実施の形態では、片方のローラが駆動源(図示せず)により駆動されている。そして、駆動源に連結されているローラ(以下「駆動ローラ」という)が駆動源により駆動されると、もう片方のローラ(以下「従動ローラ」という)が駆動ローラによって駆動され、その結果、繰り出しローラ群110から繊維構成物FBが繰り出されて駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。そして、駆動ローラと従動ローラとの間で繊維積層体FLが形成される。
樹脂含浸槽130は、図1に示されるように、積層ローラ対120の繊維構成物流れ方向Dfの下流側に配置されている。この樹脂含浸槽130では、液面レベル以下の空間に引き込みローラ群132が配置されている。また、この引き込みローラ群132の繊維構成物流れ方向Dfの上流側、すなわち、積層ローラ対120と樹脂含浸槽130との間には、ガイドローラ対125が配設されている。そして、この樹脂含浸槽130には、液面レベル付近まで液状の熱硬化性樹脂組成物TSが投入されている。したがって、積層ローラ対120で形成された繊維積層体FLは、ガイドローラ対125および引き込みローラ群132によって、液状の熱硬化性樹脂組成物TSに導かれる。その結果、繊維積層体FLにその熱硬化性樹脂組成物TSが付着する。
樹脂含浸ローラ対135は、本実施の形態では、積層ローラ対120と同様に、駆動ローラと従動ローラから構成されている。そして、駆動ローラが駆動源により駆動されると、従動ローラが駆動ローラによって駆動され、その結果、液状の熱硬化性樹脂組成物TSから繊維積層体FLが引き上げられて駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。このとき、繊維積層体FL中に液状の熱硬化性樹脂組成物TSが十分に含浸されて、樹脂含浸繊維積層体RFが形成される。なお、このとき、駆動ローラに対する従動ローラの押し圧は、樹脂含浸繊維積層体RF中の繊維体積含有率が30%以上45%以下の範囲内となるように調整されている。
支持体供給ローラ140には、図1に示されるように、可撓性を有する支持体SP、例えば、離型紙などが巻回されている。そして、この支持体SPは、樹脂含浸ローラ対135の駆動ローラによって駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。なお、このとき、支持体SPは、図1に示されるように、熱硬化性樹脂組成物TSが付着した繊維積層体FLの下になるように樹脂含浸ローラ135に引き込まれる。
支持体回収ローラ150は、図1に示されるように、減圧乾燥器160とテンション調整ローラ群170の間に配置されている。そして、この支持体回収ローラ150は、図1に示されるように、支持体供給ローラ140から繰り出されて減圧乾燥器160を通過した支持体SPを回収する。
減圧乾燥器160は、減圧乾燥することによって樹脂含浸繊維積層体RF中の溶剤や水分等を除去するために設けられている。なお、樹脂含浸繊維積層体RFがこの減圧乾燥器160を通過するとき、樹脂含浸繊維積層体RFの下面には支持体SPが接した状態となっている。
テンション調整ローラ群170は、第1テンションローラ対171および第2テンションローラ対172から構成されている。これらのテンションローラ対171,172は、積層ローラ対120や樹脂含浸ローラ対135と同様に、駆動ローラと従動ローラから構成されている。そして、駆動ローラが駆動源により駆動されると、従動ローラが駆動ローラによって駆動される。本実施の形態では、第2テンションローラ対172の駆動ローラの回転速度が第1テンションローラ対171の駆動ローラの回転速度よりも遅くなるように各駆動ローラの回転速度が設定されている。このため、このテンション調整ローラ群170を通過する乾燥済みの樹脂含浸繊維積層体RFは、やや弛んだ状態となる。すなわち、このテンション調整ローラ群170は、繊維構成物流れ方向Dfの下流側の熱プレス機180における熱成形により減圧乾燥器160の樹脂含浸繊維積層体RFに過度の張力がかからないようにするために設けられている。
熱プレス機180は、図1に示されるように、テンション調整ローラ群170の繊維構成物流れ方向Dfの下流側に配置されている。この熱プレス機180は、一般的な熱プレス機であって、乾燥済みの樹脂含浸繊維積層体RFを熱プレスして繊維強化樹脂成形体FRPを形成する。なお、時間当たりのプレス回数は、樹脂含浸繊維積層体RFの供給速度や熱硬化性樹脂組成物TSの硬化速度などを考慮して規定されている。また、プレス温度およびプレス圧力は、熱硬化性樹脂組成物TSの硬化温度や硬化速度、繊維強化樹脂成形体FRP中の繊維体積含有率を考慮して規定されている。例えば、プレス温度およびプレス圧力は、繊維強化樹脂成形体FRP中の繊維体積含有率が45%以上70%以下の範囲内となるように調整されている。
切断機200は、一般的な切断機であって、図1に示されるように、繊維強化樹脂成形体FRPを規定の位置で切断して製品PRを生み出す。なお、時間当たりの切断回数は、繊維強化樹脂成形体FRPの供給速度などを考慮して規定されている。
積層ローラ対120、樹脂含浸ローラ対135およびテンション調整ローラ群170の駆動ローラが駆動源によって駆動されると、先ず、積層ローラ対120の従動ローラが駆動ローラによって駆動され、繰り出しローラ群110に巻回されている繊維構成物FBが、その積層ローラ対120の駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。その結果、その駆動ローラと従動ローラとの間で繊維積層体FLが形成される。
(1)
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法では、積層工程において作製された繊維積層体FLに熱硬化性樹脂組成物TSが含浸させられて樹脂含浸繊維積層体RFが作製された後、その樹脂含浸繊維積層体RFから繊維強化樹脂成形体FRPが作製される。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、従前の繊維強化樹脂成形体の製造方法で行われていたように事前に複数のプリプレグを準備しておく必要がない。したがって、この繊維強化樹脂成形体の製造方法は、従前の製造方法に比べて製造効率が高い。また、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、樹脂含浸繊維積層体RFが減圧乾燥された後に熱プレス成形されて繊維強化樹脂成形体FRPが作製される。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、表面のボイドが極めて少ない繊維強化樹脂成形体を製造することができる。よって、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、表面のボイドが極めて少ない繊維強化樹脂成形体を効率よく製造することができる。
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法では、熱硬化性樹脂組成物TSがAステージである状態で樹脂含浸繊維積層体RFに対して熱プレス成形が行われる。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、いわゆるプリプレグの製造工程を省略することができる。したがって、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、プリプレグ製造に用いられるエネルギーや時間などを削減することができる。
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法では、樹脂含浸繊維積層体RFに対して可撓性の支持体SPが供給される。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、樹脂含有量が豊富な樹脂含浸繊維積層体RFを作製しやすいと共に樹脂含浸繊維積層体RF中の樹脂含有量を安定的して維持することができ、さらに、繊維強化樹脂成形体FRPの片面の平滑性を向上させることができる。
(A)
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では特に言及されていなかったが、繰り出しローラ群110の各ローラと積層ローラ対120との間に、繊維構成物FBを積層ローラ対120に送り込むための駆動ローラ付ローラ対を設けてもよい。かかる場合、積層ローラ対120には、駆動源が設けられなくてもよい。
先の実施の形態では図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100が用いられたが、図2に示されるような繊維強化樹脂成形体製造装置100Aが用いられてもよい。この繊維強化樹脂成形体製造装置100Aは、樹脂含浸繊維積層体RFが2枚の支持体SPで挟み込まれる以外、図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一である。したがって、繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一の構成要素については、先の実施の形態において用いられた符号を同一の符号を付して説明を省略する。
先の実施の形態では図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100が用いられたが、図3に示されるような繊維強化樹脂成形体製造装置100Bが用いられてもよい。この繊維強化樹脂成形体製造装置100Bは、支持体回収ローラ150を必要とせず、支持体SPが回収されない以外、図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一である。したがって、繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一の構成要素については、先の実施の形態において用いられた符号を同一の符号を付して説明を省略する。
製品PR’が製造されることになる。このため、この繊維強化樹脂成形体製造装置100Bでは、繊維強化樹脂成形体の表面の平滑性を向上させることができる。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では可撓性の支持体SPが用いられたが、剛性の支持体SPが用いられてもよい。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では繰り出しローラ群110として5つのローラが設けられたが、ローラの数は特に限定されず、2以上5つ未満であってもよいし、5つ超であってもよい。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では減圧乾燥器160において樹脂含浸繊維積層体RFが減圧乾燥されたが、このとき、樹脂含浸繊維積層体RF中の熱硬化性樹脂組成物をBステージ化するように樹脂含浸繊維積層体RFを加熱しながら減圧乾燥してもよい。このようにすれば、いわゆるプリプレグを複数作製した後に積層する必要がなく、プリプレグを一度に作製することができ、効率よくプリプレグを作製することができる。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では熱プレス機180が用いられたが、真空熱プレス機が用いられてもよい。
以下、実施例を示しながら本発明をより詳細に説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明を限定するものではない。
100重量部のビスフェノールF(三菱化学株式会社製JER806)、70重量部のチオール系硬化剤(昭和電工株式会社製PE1)、0.01重量部の2−メチル−4−イミダゾール(和光純薬工業株式会社製)および0.4重量部の消泡剤を混合してエポキシ樹脂組成物を調製した。なお、このエポキシ樹脂組成物には、フィラーの類は一切添加していない。
先ず、繰り出しローラ群110の5つのローラとして、炭素繊維クロス(東レ株式会社製CO6343)が巻回されたローラをセットした。次に、上述のようにして得たエポキシ樹脂組成物を、図2に記載の繊維強化樹脂成形体製造装置100Bの樹脂含浸槽130に注ぎ入れた。そして、繊維強化樹脂成形体製造装置100Bを作動させ、幅300mm、奥行き200mm、高さ5mmの箱型の繊維強化樹脂成形品を得た。なお、このときの減圧乾燥器は、常温、8MPaの減圧度に設定された。また、熱プレス機のプレス温度は150℃であって、プレス時間は300秒であった。また、樹脂含浸繊維積層体中の繊維体積含有率は38%であり、繊維強化樹脂成形品の繊維体積含有率は55%であった。
(3−1)表面ボイド数の計測方法
繊維強化樹脂成形品の表面に酸化チタン(石原産業株式会社製、粒径:0.21μm)の白色粉末をまぶした後、その白色粉末をワイプで繊維強化樹脂成形品の表面全体に刷り込み、残った白点の観察を行った。目視で観察された白点についてはマイクロスコープ(キーエンス製)でそのサイズを計測した。
(3−2)結果
上述の箱型の繊維強化樹脂成形品の表面ボイド数を上述の計測方法によって計測したところ、白点は観察されなかった。よって、本製造装置によって表面のボイドが極めて少ない繊維強化樹脂成形体を製造することができた。また、この繊維強化樹脂成形体は、フィラーを含んでいないため、表面の光沢がよく意匠性に優れていた。
図2に記載の繊維強化樹脂成形体製造装置100Bから減圧乾燥器160を撤去した以外は、実施例1と同様にして箱型の繊維強化樹脂成形品を得た。そして、この箱型の繊維強化樹脂成形品の表面ボイド数を実施例1に記載の計測方法によって計測したところ、5μm以上のボイドが20個以上観察された。
110 繰り出しローラ群
120 積層ローラ対
125 ガイドローラ対
130 樹脂含浸槽
135 樹脂含浸ローラ対
140,240 支持体供給ローラ
150,250 支持体回収ローラ
160 減圧乾燥器
170 テンション調整ローラ群
180 熱プレス機
190 送り出しローラ群
200 切断機
FB 繊維構成物
FL 繊維積層体
FRP,FRP’ 繊維強化樹脂成形体
RF 樹脂含浸繊維積層体
PR,PR’ 製品
SP 支持体
TS 熱硬化性樹脂組成物
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法は、主に、積層工程、樹脂含浸工程、乾燥工程、熱プレス成形工程および切断工程を備える。以下、これらの各工程について詳述する。
積層工程では、繊維束および繊維構造物の少なくともいずれかが積層されて繊維積層体が作製される。なお、ここにいう「繊維束」とは、樹脂の諸物性を向上させ得る繊維の束であって、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、アラミド繊維、ケブラー繊維、ポリエチレン繊維、ザイロン繊維などの束である。また、ここにいう「繊維構造物」とは、上述の繊維束から構成される織物であって、例えば、平織物、綾織物、朱子織物ならびに前3つの変形織物および複合織物である。
樹脂含浸工程では、繊維積層体に熱硬化性樹脂組成物が含浸させられて樹脂含浸繊維積層体が作製される。なお、ここにいう「熱硬化性樹脂組成物」とは、熱硬化性樹脂、硬化剤、触媒、溶剤ならびにフィラーおよび消泡剤などの添加剤を含有するものである。また、ここにいう「熱硬化性樹脂」とは、加熱により網状構造をつくって硬化し、再び熱しても軟化することがない性質をもつ樹脂であって、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン樹脂、ビスマレイミド樹脂などである。本実施の形態では、ビスフェノール系エポキシ樹脂、チオール系硬化剤および塩基性硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物が用いられることが好ましい。なお、フィラーの添加を控えた場合、表面の光沢性がよく意匠性の高い繊維強化樹脂成形体を得ることができる。
乾燥工程では、樹脂含浸繊維積層体が減圧乾燥されて乾燥樹脂含浸繊維積層体が作製される。
熱プレス成形工程では、乾燥樹脂含浸繊維積層体が熱プレス成形されて繊維強化樹脂成形体が作製される。なお、熱プレス成形は、常圧下で行われてもよいし、減圧下で行われてもよいし、加圧化で行われてもよい。
切断工程では、繊維強化樹脂成形体が一つ一つに切断され、市場に供給される形態とされる。
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法は、例えば、図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100によって具現化される。以下、この繊維強化樹脂成形体製造装置100について詳述する。なお、この繊維強化樹脂成形体製造装置100は、本発明を具現化する一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
繰り出しローラ群110は、繊維構成物FBが巻回されているローラの群であって、本実施の形態では図1に示されるように5つ併設されている。この繰り出しローラ群110に巻回されている繊維構成物FBは、図1に示されるように積層ローラ対120のローラ間に供給される。
積層ローラ対120は、図1に示されるように一対のローラから構成されている。本実施の形態では、片方のローラが駆動源(図示せず)により駆動されている。そして、駆動源に連結されているローラ(以下「駆動ローラ」という)が駆動源により駆動されると、もう片方のローラ(以下「従動ローラ」という)が駆動ローラによって駆動され、その結果、繰り出しローラ群110から繊維構成物FBが繰り出されて駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。そして、駆動ローラと従動ローラとの間で繊維積層体FLが形成される。
樹脂含浸槽130は、図1に示されるように、積層ローラ対120の繊維構成物流れ方向Dfの下流側に配置されている。この樹脂含浸槽130では、液面レベル以下の空間に引き込みローラ群132が配置されている。また、この引き込みローラ群132の繊維構成物流れ方向Dfの上流側、すなわち、積層ローラ対120と樹脂含浸槽130との間には、ガイドローラ対125が配設されている。そして、この樹脂含浸槽130には、液面レベル付近まで液状の熱硬化性樹脂組成物TSが投入されている。したがって、積層ローラ対120で形成された繊維積層体FLは、ガイドローラ対125および引き込みローラ群132によって、液状の熱硬化性樹脂組成物TSに導かれる。その結果、繊維積層体FLにその熱硬化性樹脂組成物TSが付着する。
樹脂含浸ローラ対135は、本実施の形態では、積層ローラ対120と同様に、駆動ローラと従動ローラから構成されている。そして、駆動ローラが駆動源により駆動されると、従動ローラが駆動ローラによって駆動され、その結果、液状の熱硬化性樹脂組成物TSから繊維積層体FLが引き上げられて駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。このとき、繊維積層体FL中に液状の熱硬化性樹脂組成物TSが十分に含浸されて、樹脂含浸繊維積層体RFが形成される。なお、このとき、駆動ローラに対する従動ローラの押し圧は、樹脂含浸繊維積層体RF中の繊維体積含有率が30%以上45%以下の範囲内となるように調整されている。
支持体供給ローラ140には、図1に示されるように、可撓性を有する支持体SP、例えば、離型紙などが巻回されている。そして、この支持体SPは、樹脂含浸ローラ対135の駆動ローラによって駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。なお、このとき、支持体SPは、図1に示されるように、熱硬化性樹脂組成物TSが付着した繊維積層体FLの下になるように樹脂含浸ローラ135に引き込まれる。
支持体回収ローラ150は、図1に示されるように、減圧乾燥器160とテンション調整ローラ群170の間に配置されている。そして、この支持体回収ローラ150は、図1に示されるように、支持体供給ローラ140から繰り出されて減圧乾燥器160を通過した支持体SPを回収する。
減圧乾燥器160は、減圧乾燥することによって樹脂含浸繊維積層体RF中の溶剤や水分等を除去するために設けられている。なお、樹脂含浸繊維積層体RFがこの減圧乾燥器160を通過するとき、樹脂含浸繊維積層体RFの下面には支持体SPが接した状態となっている。
テンション調整ローラ群170は、第1テンションローラ対171および第2テンションローラ対172から構成されている。これらのテンションローラ対171,172は、積層ローラ対120や樹脂含浸ローラ対135と同様に、駆動ローラと従動ローラから構成されている。そして、駆動ローラが駆動源により駆動されると、従動ローラが駆動ローラによって駆動される。本実施の形態では、第2テンションローラ対172の駆動ローラの回転速度が第1テンションローラ対171の駆動ローラの回転速度よりも遅くなるように各駆動ローラの回転速度が設定されている。このため、このテンション調整ローラ群170を通過する乾燥済みの樹脂含浸繊維積層体RFは、やや弛んだ状態となる。すなわち、このテンション調整ローラ群170は、繊維構成物流れ方向Dfの下流側の熱プレス機180における熱成形により減圧乾燥器160の樹脂含浸繊維積層体RFに過度の張力がかからないようにするために設けられている。
熱プレス機180は、図1に示されるように、テンション調整ローラ群170の繊維構成物流れ方向Dfの下流側に配置されている。この熱プレス機180は、一般的な熱プレス機であって、乾燥済みの樹脂含浸繊維積層体RFを熱プレスして繊維強化樹脂成形体FRPを形成する。なお、時間当たりのプレス回数は、樹脂含浸繊維積層体RFの供給速度や熱硬化性樹脂組成物TSの硬化速度などを考慮して規定されている。また、プレス温度およびプレス圧力は、熱硬化性樹脂組成物TSの硬化温度や硬化速度、繊維強化樹脂成形体FRP中の繊維体積含有率を考慮して規定されている。例えば、プレス温度およびプレス圧力は、繊維強化樹脂成形体FRP中の繊維体積含有率が45%以上70%以下の範囲内となるように調整されている。
切断機200は、一般的な切断機であって、図1に示されるように、繊維強化樹脂成形体FRPを規定の位置で切断して製品PRを生み出す。なお、時間当たりの切断回数は、繊維強化樹脂成形体FRPの供給速度などを考慮して規定されている。
積層ローラ対120、樹脂含浸ローラ対135およびテンション調整ローラ群170の駆動ローラが駆動源によって駆動されると、先ず、積層ローラ対120の従動ローラが駆動ローラによって駆動され、繰り出しローラ群110に巻回されている繊維構成物FBが、その積層ローラ対120の駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる。その結果、その駆動ローラと従動ローラとの間で繊維積層体FLが形成される。
(1)
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法では、積層工程において作製された繊維積層体FLに熱硬化性樹脂組成物TSが含浸させられて樹脂含浸繊維積層体RFが作製された後、その樹脂含浸繊維積層体RFから繊維強化樹脂成形体FRPが作製される。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、従前の繊維強化樹脂成形体の製造方法で行われていたように事前に複数のプリプレグを準備しておく必要がない。したがって、この繊維強化樹脂成形体の製造方法は、従前の製造方法に比べて製造効率が高い。また、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、樹脂含浸繊維積層体RFが減圧乾燥された後に熱プレス成形されて繊維強化樹脂成形体FRPが作製される。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、表面のボイドが極めて少ない繊維強化樹脂成形体を製造することができる。よって、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、表面のボイドが極めて少ない繊維強化樹脂成形体を効率よく製造することができる。
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法では、熱硬化性樹脂組成物TSがAステージである状態で樹脂含浸繊維積層体RFに対して熱プレス成形が行われる。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、いわゆるプリプレグの製造工程を省略することができる。したがって、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、プリプレグ製造に用いられるエネルギーや時間などを削減することができる。
本発明の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体の製造方法では、樹脂含浸繊維積層体RFに対して可撓性の支持体SPが供給される。このため、この繊維強化樹脂成形体の製造方法では、樹脂含有量が豊富な樹脂含浸繊維積層体RFを作製しやすいと共に樹脂含浸繊維積層体RF中の樹脂含有量を安定的して維持することができ、さらに、繊維強化樹脂成形体FRPの片面の平滑性を向上させることができる。
(A)
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では特に言及されていなかったが、繰り出しローラ群110の各ローラと積層ローラ対120との間に、繊維構成物FBを積層ローラ対120に送り込むための駆動ローラ付ローラ対を設けてもよい。かかる場合、積層ローラ対120には、駆動源が設けられなくてもよい。
先の実施の形態では図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100が用いられたが、図2に示されるような繊維強化樹脂成形体製造装置100Aが用いられてもよい。この繊維強化樹脂成形体製造装置100Aは、樹脂含浸繊維積層体RFが2枚の支持体SPで挟み込まれる以外、図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一である。したがって、繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一の構成要素については、先の実施の形態において用いられた符号を同一の符号を付して説明を省略する。
先の実施の形態では図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100が用いられたが、図3に示されるような繊維強化樹脂成形体製造装置100Bが用いられてもよい。この繊維強化樹脂成形体製造装置100Bは、支持体回収ローラ150を必要とせず、支持体SPが回収されない以外、図1に示される繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一である。したがって、繊維強化樹脂成形体製造装置100と同一の構成要素については、先の実施の形態において用いられた符号を同一の符号を付して説明を省略する。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では可撓性の支持体SPが用いられたが、剛性の支持体SPが用いられてもよい。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では繰り出しローラ群110として5つのローラが設けられたが、ローラの数は特に限定されず、2以上5つ未満であってもよいし、5つ超であってもよい。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では減圧乾燥器160において樹脂含浸繊維積層体RFが減圧乾燥されたが、このとき、樹脂含浸繊維積層体RF中の熱硬化性樹脂組成物をBステージ化するように樹脂含浸繊維積層体RFを加熱しながら減圧乾燥してもよい。このようにすれば、いわゆるプリプレグを複数作製した後に積層する必要がなく、プリプレグを一度に作製することができ、効率よくプリプレグを作製することができる。
先の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形体製造装置100では熱プレス機180が用いられたが、真空熱プレス機が用いられてもよい。
以下、実施例を示しながら本発明をより詳細に説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明を限定するものではない。
100重量部のビスフェノールF(三菱化学株式会社製JER806)、70重量部のチオール系硬化剤(昭和電工株式会社製PE1)、0.01重量部の2−メチル−4−イミダゾール(和光純薬工業株式会社製)および0.4重量部の消泡剤を混合してエポキシ樹脂組成物を調製した。なお、このエポキシ樹脂組成物には、フィラーの類は一切添加していない。
先ず、繰り出しローラ群110の5つのローラとして、炭素繊維クロス(東レ株式会社製CO6343)が巻回されたローラをセットした。次に、上述のようにして得たエポキシ樹脂組成物を、図2に記載の繊維強化樹脂成形体製造装置100Bの樹脂含浸槽130に注ぎ入れた。そして、繊維強化樹脂成形体製造装置100Bを作動させ、幅300mm、奥行き200mm、高さ5mmの箱型の繊維強化樹脂成形品を得た。なお、このときの減圧乾燥器は、常温、8MPaの減圧度に設定された。また、熱プレス機のプレス温度は150℃であって、プレス時間は300秒であった。また、樹脂含浸繊維積層体中の繊維体積含有率は38%であり、繊維強化樹脂成形品の繊維体積含有率は55%であった。
(3−1)表面ボイド数の計測方法
繊維強化樹脂成形品の表面に酸化チタン(石原産業株式会社製、粒径:0.21μm)の白色粉末をまぶした後、その白色粉末をワイプで繊維強化樹脂成形品の表面全体に刷り込み、残った白点の観察を行った。目視で観察された白点についてはマイクロスコープ(キーエンス製)でそのサイズを計測した。
(3−2)結果
上述の箱型の繊維強化樹脂成形品の表面ボイド数を上述の計測方法によって計測したところ、白点は観察されなかった。よって、本製造装置によって表面のボイドが極めて少ない繊維強化樹脂成形体を製造することができた。また、この繊維強化樹脂成形体は、フィラーを含んでいないため、表面の光沢がよく意匠性に優れていた。
図2に記載の繊維強化樹脂成形体製造装置100Bから減圧乾燥器160を撤去した以外は、実施例1と同様にして箱型の繊維強化樹脂成形品を得た。そして、この箱型の繊維強化樹脂成形品の表面ボイド数を実施例1に記載の計測方法によって計測したところ、5μm以上のボイドが20個以上観察された。
110 繰り出しローラ群
120 積層ローラ対
125 ガイドローラ対
130 樹脂含浸槽
135 樹脂含浸ローラ対
140,240 支持体供給ローラ
150,250 支持体回収ローラ
160 減圧乾燥器
170 テンション調整ローラ群
180 熱プレス機
190 送り出しローラ群
200 切断機
FB 繊維構成物
FL 繊維積層体
FRP,FRP’ 繊維強化樹脂成形体
RF 樹脂含浸繊維積層体
PR,PR’ 製品
SP 支持体
TS 熱硬化性樹脂組成物
Claims (9)
- 繊維束および繊維構造物の少なくともいずれかを積層して繊維積層体を作製する積層工程と、
前記繊維積層体に熱硬化性樹脂組成物を含浸させて樹脂含浸繊維積層体を作製する樹脂含浸工程と、
前記樹脂含浸繊維積層体を減圧乾燥して乾燥樹脂含浸繊維積層体を作製する乾燥工程と、
前記乾燥樹脂含浸繊維積層体を熱プレス成形して繊維強化樹脂成形体を作製する熱プレス成形工程と
を備える、繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記積層工程、前記樹脂含浸工程、前記乾燥工程および前記熱プレス成形工程は、連続して実施される
請求項1に記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記樹脂含浸工程では、前記樹脂含浸繊維積層体中の繊維体積含有率が30%以上45%以下の範囲内となるように前記繊維積層体に前記熱硬化性樹脂組成物が含浸され、
前記熱プレス成形工程では、前記繊維強化樹脂成形体中の繊維体積含有率が45%以上70%以下の範囲内となるように前記乾燥樹脂含浸繊維積層体に対して熱プレス成形が行われる
請求項1または2に記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記プレス成形工程では、前記乾燥樹脂含浸繊維積層体中の熱硬化性樹脂組成物がAステージ状態で前記乾燥樹脂含浸繊維積層体に対して熱プレス成形が行われる
請求項1から3のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記プレス成形工程では、前記乾燥樹脂含浸繊維積層体中の熱硬化性樹脂組成物がBステージ状態で前記乾燥樹脂含浸繊維積層体に対して熱プレス成形が行われる
請求項1から3のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記樹脂含浸繊維積層体に支持体を供給する支持体供給工程をさらに備え、
前記乾燥工程では、前記樹脂含浸繊維積層体が前記支持体に支持された状態で減圧乾燥される
請求項1から5のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記支持体供給工程では、前記樹脂含浸繊維積層体が前記支持体に挟み込まれるように前記支持体が前記樹脂含浸繊維積層体に供給される
請求項6に記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記熱硬化性樹脂組成物は、ビスフェノール系エポキシ樹脂、チオール系硬化剤および塩基性硬化促進剤を含むエポキシ樹脂組成物である
請求項1から7のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記熱硬化性樹脂組成物は、実質的に充填材を含まない
請求項1から8のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。
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