JP2015125842A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、内側ビームユニットと外側ビームユニットとは、互いに干渉することを避けるために横方向に一定距離離間しなければならず、この距離の確保も前照灯装置を製造するに際して受け入れなければならないものとなっている。このため、上記車両用灯具においては、その全体長さが横方向において比較的大きなものとならざるを得ない状況にある。
灯室内に、投射型ビームユニットとして、内側ビームユニットと該内側ビームユニットよりも横方向外方側に配置される外側ビームユニットとが、該外側ビームユニットを該内側ビームユニットよりも後方側にずらした状態で配置され、該内側ビームユニット及び該外側ビームユニットに、少なくとも、投影レンズと、入射光を該投影レンズに向けて反射するリフレクタと、が備えられている車両用灯具において、
少なくとも前記内側ビームユニットに、光源が、構成部品として設けられ、
前記内側ビームユニットにおけるリフレクタの前方開口端が、前記外側ビームユニットを基準として、近い部分である第1部分と該第1部分よりも遠い部分である第2部分とに分けて構成され、
前記内側ビームユニットにおける第1部分が、該内側ビームユニットにおける第2部分よりも後方側に位置されている構成としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
また、第1部分より横方向外方に広がりつつ前方に延びて存在していたこれまでのリフレクタ部分が存在しなくなり、内側ビームユニットと外側ビームユニットとの間の干渉しないための距離を狭めることができる。
したがって、灯室内に、投射型ビームユニットとして、内側ビームユニットと該内側ビームユニットよりも横方向外方側に並設される外側ビームユニットとが、該外側ビームユニットを該内側ビームユニットよりも後方側にずらした状態で配置されている車両用灯具において、横方向における全体長さを短縮することができる。
図1〜図3において、符号1Lは、第1実施形態に係る車両用灯具としての左前照灯を示す。この左前照灯1Lは、車両前部における車幅方向左側に配置されて、車幅方向右側に配置される車両用灯具としての右前照灯(図子略)と共に前方を照射する。この左前照灯1Lと右前照灯の構成は、車幅方向中央部を基準とした対称的な関係の下で同じ構成とされており、以下、左前照灯1Lについて説明し、右前照灯については、その説明を省略する。
尚、レンズホルダ20の上記端縁(遮光シェード19i)に至るまでの上面は、鏡面21とされている。
このリフレクタ18iの前方開口端22iは、外側ビームユニットLUoを基準として、近い部分である第1部分(平面視において光軸Lよりも外側ビームユニットLUoに近い部分)22i−1が該第1部分22i−1よりも遠い部分である第2部分(平面視において光軸Lよりも外側ビームユニットLUoに遠い部分)22i−2に対して異なった構成とされている。リフレクタ18iの前部が、第1部分22i−1側(具体的には、平面視において、光軸Lよりもやや外側ビームユニットLUo側に離れた位置から該外側ビームユニットLUo側に近づく部分)において、下方に向かうに従ってその第1部分22i−1から後方に向けて延びるように切欠かれた状態となっており(切欠かれた部分を二点差線をもって示す)、これに伴い、リフレクタ18iにおける第1部分22i−1(前方開口端22i)は、下方に向うに従って後方に引っ込んで、その切欠かれた状態の部分において、内側ビームユニットLUiにおける第2部分22i−2よりも後方側に位置され、その第1部分22i−1のうちの最も後方側に引っ込んでいる部分は、前記発光素子17iよりも後方に位置されている。
これにより、図2に示すように、リフレクタ18i前部における第1部分22i−1側が切欠かれていない状態(従前の場合:図2中、仮想線参照)においては、その状態の前方開口端22i付近内面での反射光に基づく投影レンズ16iからの照射光Lii’が横方向内方側に広がって内側エクステンション23に干渉することになるが、本実施形態においては、そのような照射光Lii’が生じなくなる一方、リフレクタ18iにおける第1部分側22i−1を切欠いた状態にされたときの前方開口端22i付近内面での反射光に基づく投影レンズ16iからの照射光Liiを得て、光軸Lに対する照射光Liiの傾斜を、従前の場合(リフレクタにおける第1部分22i−1側が切欠かれていない状態での前方開口端22i付近内面での反射光に基づく投影レンズ16iからの照射光Lii’の場合)よりも光軸L側に近づける(小さくする)ことができる。このため、従前において、内側ビームユニットLUiを内側エクステンション23よりも所定間隔だけ車幅方向外方に離す必要があったが、本実施形態においては、光軸Lに対する照射光Liiの傾斜が小さくなった分、内側ビームユニットLUiが内側エクステンション23に近づけられている。
すなわち、外側ビームユニットLUoにおけるリフレクタ18oにサブリフレクタ部18osを備えた場合には、投影レンズ16oを通って出射される照射光Loiは、横方向内方側への広がりが抑制(外側ビームユニットLUoの光線と内側ビームユニットLUiとの干渉が抑制)されたものとなり、これに基づき、内側ビームユニットLUiにおける光(従来、内側エクステンション23等に干渉してしまっていた光)の有効利用を図りつつ、外側ビームユニットLUoと内側ビームユニットLUiとの間の間隔が狭めたものとされている。
この第2実施形態においては、内側ビームユニットLUiにおいて、リフレクタ18iと投影レンズ16iとの間に補助リフレクタ25が設けられている。この補助リフレクタ25は、リフレクタ18i及び投影レンズ16iよりも高い位置に配置され、内側ビームユニットLUiにおける発光素子17iに基づく光が、リフレクタ18i、遮光シェード19iを経て投影レンズ16iに入ることが補助リフレクタ25により阻害されないようにされている。その一方、その補助リフレクタ25にも、内側ビームユニットLUiにおける発光素子17iに基づく光が入射されるように設定されており、その入射光は補助リフレクタ25により反射されることになっている。このため、リフレクタ18iの前方開口端22iの上部分は、補助リフレクタ25に発光素子17iの光を入射すべく、後方に引っ込んだ形状とされている。
(1)第1実施形態において、外側ビームユニットLUoの主リフレクタ部18omの焦点位置(レンズホルダの鏡面上)に発光素子を設けること。
(2)第2実施形態において、外側ビームユニットLUoにおけるリフレクタ18oの光軸を加えることによって、ロービームを補ったり、オーバヘッドサインに使うこと。
6 灯室
16i,16o 投影レンズ
17i 発光素子
18i,18o リフレクタ
18os サブリフレクタ部
22i,22o 前方開口端
22i−1 内側ビームユニットにおける第1部分(前方開口端)
22i−2 内側ビームユニットにおける第2部分(前方開口端)
22o−1 外側ビームユニットにおける第1部分(前方開口端)
22o−2 外側ビームユニットにおける第2部分(前方開口端)
LUi 内側ビームユニット
LUo 外側ビームユニット
Claims (4)
- 灯室内に、投射型ビームユニットとして、内側ビームユニットと該内側ビームユニットよりも横方向外方側に配置される外側ビームユニットとが、該外側ビームユニットを該内側ビームユニットよりも後方側にずらした状態で配置され、該内側ビームユニット及び該外側ビームユニットに、少なくとも、投影レンズと、入射光を該投影レンズに向けて反射するリフレクタと、が備えられている車両用灯具において、
少なくとも前記内側ビームユニットに、光源が、構成部品として設けられ、
前記内側ビームユニットにおけるリフレクタの前方開口端が、前記外側ビームユニットを基準として、近い部分である第1部分と該第1部分よりも遠い部分である第2部分とに分けて構成され、
前記内側ビームユニットにおける第1部分が、該内側ビームユニットにおける第2部分よりも後方側に位置されている、
ことを特徴とする車両用灯具。 - 請求項1において、
前記外側ビームユニットにおけるリフレクタは、その内面に、前記内側ビームユニットにおける光源に基づく光のうち、前記第1部分の前方を横切る光が入射されるように配置されている、
ことを特徴とする車両用灯具。 - 請求項2において、
前記外側ビームユニットにおけるリフレクタに、前記内側ビームユニットにおける前記第1部分の前方開口端前方を横切る光が入射される領域において、該外側ビームユニットの主リフレクタ部に連続してサブリフレクタ部が備えられ、
前記サブリフレクタ部が、該サブリフレクタ部に対する前記入射光を前記外側ビームユニットにおける主リフレクタの焦点に向けて反射するように設定されている、
ことを特徴とする車両用灯具。 - 請求項2又は3において、
前記光源が、前記内側ビームユニットにだけ設けられている、
ことを特徴とする車両用灯具。
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JP2013268371A JP6211921B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 車両用灯具 |
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JP2015125842A true JP2015125842A (ja) | 2015-07-06 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024004957A1 (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276917A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-06 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具 |
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2013
- 2013-12-26 JP JP2013268371A patent/JP6211921B2/ja active Active
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WO2024004957A1 (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
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