JP2015124863A - シール部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1部品に嵌合する第1環状凹条が一面に設けられ、第2部品に嵌合する第2環状凹条が他面に設けられ、前記第1及び第2環状凹条に第1及び第2圧入代を備えるシール部材において、前記シール部材を単体で扱うときに、前記第1圧入代に挿入する第1環状凸条が設けられた第1保護キャップと、前記第2圧入代に挿入する第2環状凸条が設けられた第2保護キャップとを備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、図9に示すように、配管前に継手本体200(特に先端部)に傷等が付くのを防止するために、継手本体200に装着する保護キャップ201が開示されている。また、特許文献2には、図10に示すように、ガスケット300のシール面を保護するため、ガスケット300に組み付けられたリテーナ301が開示されている。
特に、半導体、液晶製造装置等の薬液を扱う流体機器では、フッ酸等の浸透性の高い薬液なども扱うため、高いシール性を確保することが大きな課題である。
(1)第1部品に嵌合する第1環状凹条が一面に設けられ、第2部品に嵌合する第2環状凹条が他面に設けられ、前記第1及び第2環状凹条に第1及び第2圧入代を備えるシール部材において、前記シール部材を単体で扱う際に、前記第1圧入代に挿入する第1環状凸条が設けられた第1保護キャップと、前記第2圧入代に挿入する第2環状凸条が設けられた第2保護キャップとを備えること、を特徴とする。
上記態様により、保護キャップには、空気を抜くための空気抜穴が形成されているので、保護キャップをシール部材に挿入する際、空気の圧縮による反発がなく、保護キャップをシール部材に容易に取り付けることができる。特に、保護キャップの中央部に中央空気抜穴、環状凸条に溝部空気抜穴が形成されているため、シール部材の内部や環状凹条に閉じ込められた空気が排出され、空気の圧縮による反発がなく、保護キャップをシール部材に容易に取り付けることができる。
上記態様により、保護キャップとシール部材が係止されるので、シール部材を輸送する際に保護キャップが外れたり、ずれたりすることがなく、異物が進入することはない。
上記態様により、保護キャップに、シール部材の外径より張り出している把持部が設けられているため、把持部に力を加えることにより、容易に保護キャップをシール部材から取り外すことができる。
シール部材1は、図6に示すように、本体部10と把持部12と張出部13とを備える。本体部10は円筒形状に形成されている。また、本体部10は、図7に示すように、第1部品100Aの環状突起101Aに嵌合する第1環状溝11A(環状凹条の一例)が一面に形成され、第2部品100Bの環状突起101Bに嵌合する第2環状溝11Bが他面に形成されている。
シール部材1の断面は、H型をなし、図6において、左右方向の中心線Mに対して線対称形状に、上下方向の中心線Nに対して線対称形状になっている。そのため、第1部品100A側のシール部材1の形状と第2部品100B側のシール部材1の形状は同じである。よって、以下の説明において、第1部品100A側のシール部材1の形状の説明をすることで、第2部品100B側のシール部材の形状の説明を割愛する。この際、「A」、「B」の符号は、説明文が煩雑になるため、適宜省略する。
本体部10は、内周面と外周面に、図7に示すシール溝の底部に設けた傾斜103と対応するように傾斜10a、10bが設けられている。環状溝11に部品100の環状突起101を挿入すると、環状突起101は、圧入代11b、11bの幅W1を拡大させながら圧入される。
保護キャップ2は、異物などを発生させない形状で、バリや欠陥のない仕上がりとし、樹脂を材質とする。シール部材1を単体で扱うとき、シール部材1の両面にそれぞれ第1保護キャップ2Aと第2保護キャップ2Bを取り付けるが、第1保護キャップ2Aと第2保護キャップ2Bは同一形状であるため、第1保護キャップ2Aを説明することで第2保護キャップ2Bの説明を割愛する。なお、「A」、「B」の符合は、説明文が煩雑となるため、適宜省略する。
図1に示すように、保護キャップ2は、本体部21と環状突起22(環状凸条の一例)とを備える。環状突起22の肉厚方向幅W4は、シール部材1の圧入代11b、11bの幅W1より大きく形成され、部品100の環状突起101の肉厚方向幅W3より小さく形成されている(W1<W4<W3)。
なお、本実施形態では、W4は、W1より大きく、W3より小さく形成されているが(W1<W4<W3)、W4は、W3と同等の幅を含んでも良い(W1<W4≦W3)。
保護キャップ2をシール部材1に取り付ける手順について説明する。
図1の(A)、(B)に示すように、保護キャップ2の環状突起22の先端をガイド部11a、11aに挿入することにより、環状突起22は圧入代11b、11bと平行に位置決めされる。次に、図1の(C)に示すように、環状突起22を圧入代11b、11bまで圧入する。このとき、環状突起22の肉厚方向幅W4は、部品100の環状突起101の肉厚方向幅W3より小さいが、シール部材1の圧入代11b、11bの幅W1より大きい(W1<W4<W3)。そのため、環状突起22と圧入代11b、11bとは、密着して異物が進入できなくしている。
このとき、シール部材1の内部(中央の空洞)に閉じ込められた空気は、中央空気抜穴23から排出される。また、環状溝11に閉じ込められた空気は、図3に示すように、環状突起22に形成された溝部空気抜穴26から排出される。これにより、空気の圧縮による反発がなく、保護キャップ2をシール部材1に容易に取り付けることができる。図1(C)及び図3(C)は、保護キャップ2をシール部材1に取り付けた状態を示している。
また、シール部材1から保護キャップ2を取り外す際、保護キャップ2には、シール部材1の外径より張り出している把持部12が設けられているため、把持部12に力を加えることにより、容易に保護キャップ2をシール部材から取り外すことができる。
(1)第1部品100Aに嵌合する第1環状溝11Aが一面に設けられ、第2部品100Bに嵌合する第2環状溝11Bが他面に設けられ、第1及び第2環状溝11A、11Bに第1及び第2圧入代11b、11bを備えるシール部材1において、シール部材1を単体で扱う際に、第1圧入代11bAに挿入する第1環状突起22Aが設けられた第1保護キャップ2Aと、第2圧入代11bBに挿入する第2環状突起22Bが設けられた第2保護キャップ2Bとを備えること、を特徴とするので、シール部材1を単体で扱う際、保護キャップ2の環状突起22がシール部材1の環状溝11に挿入するため、シール部材1のシール部にごみなどの異物が進入することがない。よって、シール部材1を圧入するときに、シール部に連続的な傷を発生させる恐れがなく、シール部材1の高いシール性を確保することができる。
26であること、を特徴とするので、保護キャップ2をシール部材1に挿入する際、空気
の圧縮による反発がなく、保護キャップ2をシール部材1に容易に取り付けることができる。特に、保護キャップ2の中央部に中央空気抜穴23、環状突起22に溝部空気抜穴26が形成されているため、シール部材1の内部や環状溝11に閉じ込められた空気が排出され、空気の圧縮による反発がなく、保護キャップ2をシール部材1に容易に取り付けることができる。
2 保護キャップ
10 本体部
11 環状溝(環状凹条)
11a ガイド部
11b 圧入代
12 把持部
12a 引掛部
21 本体部
22 環状突起(環状凸条)
23 中央空気抜穴
24 係止部
25 把持部
26 溝部空気抜穴
Claims (5)
- 第1部品に嵌合する第1環状凹条が一面に設けられ、第2部品に嵌合する第2環状凹条が他面に設けられ、前記第1及び第2環状凹条に第1及び第2圧入代を備えるシール部材において、
前記シール部材を単体で扱う際に、前記第1圧入代に挿入する第1環状凸条が設けられた第1保護キャップと、前記第2圧入代に挿入する第2環状凸条が設けられた第2保護キャップとを備えること、
を特徴とするシール部材。 - 請求項1に記載のシール部材において、
前記第1及び第2保護キャップには、空気を抜くための空気抜穴が形成されていること、
を特徴とするシール部材。 - 請求項2に記載のシール部材において、
前記空気抜穴は、前記第1及び第2保護キャップの中央部に形成された中央空気抜穴、及び前記第1及び第2環状凸条に形成された溝部空気抜穴であること、
を特徴とするシール部材。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のシール部材において、
前記第1及び第2保護キャップは、前記シール部材の外周に設けられた引掛部により前記シール部材に係止されること、
を特徴とするシール部材。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のシール部材において、
前記第1及び第2保護キャップには、前記シール部材から取り外すため把持部が形成され、
前記把持部は、前記シール部材の外径より張り出していること、
を特徴とするシール部材。
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