JP2015122868A - 充電システム、及び電気車両用の充電ステーション - Google Patents

充電システム、及び電気車両用の充電ステーション Download PDF

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Abstract

【課題】安定した電力の供給に貢献すること。【解決手段】電力系統11を通じて供給される電力を複数の需要先で共有し、各需要先が受電した電力を各々の電力供給先に供給する充電システムにおいて、電力価格を定めた電力価格スケジュールを管理する管理装置13と、需要先に設けられ、管理装置13と通信回線16を通じて通信可能な制御装置23と、を備える。需要先の一つである電気車両用の充電ステーション20の制御装置23は、電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、その電力供給スケジュールにしたがって充電装置25へ分配する電力の制御を行う。電力供給スケジュールは、充電ステーション20全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限を、電力価格スケジュールに定められる時間帯毎の電力価格の高低に応じて算出したものである。【選択図】図2

Description

本発明は、電力系統を通じて供給される系統電力を複数の需要先で共有し、各需要先が受電した電力を各々の電力供給先に供給する充電システム、及び充電システムの需要先になるとともに、電気車両に搭載された蓄電池に電力を供給し、充電する電気車両用の充電ステーションに関する。
電力系統を通じて供給される電力を複数の需要先で共有する場合には、それぞれの需要先に分配される電力の合計が需給契約上の電力を超過しないように管理する必要がある。例えば、特許文献1には、工場や企業の事業所などにおいて電力を管理する給電システムが開示されている。
特開2012−249505号公報
ところで、近年においては、EV(Ele ctric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの電気車両が普及しており、これらの電気車両の利用者の利便性を図るために、例えば工場などの施設内に充電装置を設置することが行われている。このように充電装置を設置した場合は充電に必要な電力を新たに確保しなければならない。
しかしながら、電力系統を通じて供給される電力の供給量は有限である。このため、電気車両の普及に伴い、安定して電力を供給できる仕組みを作る必要性がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、安定した電力の供給に貢献し得る充電システム、及び電気車両用の充電ステーションを提供することにある。
上記課題を解決する充電システムは、電力系統を通じて供給される系統電力を複数の需要先で共有し、各需要先が受電した電力を各々の電力供給先に供給する充電システムであって、電力価格を定めた電力価格スケジュールを管理する管理装置と、需要先に設けられ、前記管理装置と通信回線を通じて通信可能な制御装置と、を備え、前記複数の需要先には、電気車両に搭載された蓄電池を充電する電気車両用の充電ステーションを含み、前記充電ステーションには、前記電気車両の蓄電池に電力を供給する1以上の充電装置を含み、前記充電ステーションの前記制御装置は、前記管理装置から送信された前記電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、その電力供給スケジュールにしたがって前記充電装置へ分配する電力の制御を行い、前記電力供給スケジュールは、前記充電ステーション全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限を、前記電力価格スケジュールに定められる時間帯毎の電力価格の高低に応じて算出したものである。
また、上記課題を解決する電気車両用の充電ステーションは、電力系統を通じて供給される系統電力を充電用の電力として電気車両に搭載された蓄電池に供給し、充電する電気車両用の充電ステーションであって、前記電気車両の蓄電池に電力を供給する1以上の充電装置と、前記充電装置が供給する電力を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置には、通信回線を通じて外部の管理装置と通信する通信部を含み、前記通信部は、電力価格を定めた電力価格スケジュールを前記管理装置から受信し、前記制御装置は、前記電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、その電力供給スケジュールにしたがって前記充電装置へ分配する電力の制御を行い、前記電力供給スケジュールは、前記充電ステーション全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限を、前記電力価格スケジュールに定められる時間帯毎の電力価格の高低に応じて算出したものである。
この構成によれば、電力価格スケジュールを変換した電力供給スケジュールにしたがうように充電ステーションの制御装置が、充電装置へ分配する電力の制御を行う。このため、系統電力を複数の需要先で共有する場合において、充電ステーションに供給される電力の占める割合が極端に大きくなるような事態の発生を抑制できる。したがって、安定した電力の供給に貢献できる。
上記した充電システム、及び電気車両用の充電ステーションにおいて、前記充電ステーションの前記制御装置は、実際に供給した電力の情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、受信した前記電力の情報をもとに前記電力価格スケジュールを算出すると良い。この構成によれば、電力需要の傾向をもとに電力価格スケジュールを算出し、その電力価格スケジュールをもとに変換された電力供給スケジュールにしたがって充電ステーションの制御装置が、充電装置へ分配する電力の制御を行う。このため、系統電力を複数の需要先で共有する場合において実際の電力需要の傾向に応じた電力の分配を行うことができる。
上記した充電システム、及び電気車両用の充電ステーションにおいて、前記充電装置は、前記電力価格と供給した電力をもとに算出される電力料金が利用者の指定した料金に達したことを契機に電力の供給を停止させると良い。この構成によれば、電力価格スケジュールに応じて時間帯毎の電力価格が変動する場合であっても、利用者の利便性を図った充電の制御を行うことができる。
本発明によれば、安定した電力の供給に貢献できる。
充電システムの構成を示すブロック図。 充電ステーションの構成を示すブロック図。 電力価格スケジュールを例示する説明図。 電力供給スケジュールを例示する説明図。 変換ステップを説明する説明図。
以下、充電システム及び電気車両用の充電ステーションを具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、充電システム10は、電力系統11を通じて供給される系統電力を受電する複数の需要先12a〜12dと、これらの需要先12a〜12dの電力需要を管理する管理装置13と、を備えている。電力系統11は、電力を送電するための送電システムである。
各需要先12a〜12dは、例えば図1において需要先12aに代表して図示するように、電力系統11を通じて受電した系統電力を各々の電力供給先14a,14bに分配して供給する。需要先12a〜12dの電力供給先は、単数でも良いし、複数でも良い。
管理装置13は、通信部15を有し、通信事業者などが提供する通信回線16を通じて各需要先12a〜12dと通信可能とされている。また、管理装置13及び各需要先12a〜12dは、送電線17を介して電力系統11と接続されている。
図2に示すように、充電システム10を構成する需要先の例として、電気車両用の充電ステーション20が挙げられる。電気車両21には、当該電気車両21の原動機となる図示しない電動機(モータ)などへ供給する電力を蓄える蓄電池22が搭載されている。蓄電池22は、充電ステーション20から供給される電力が充電に適した形態に変換され、その変換後の電力によって充電される。
充電ステーション20は、電気車両21の蓄電池22へ供給する電力を制御する制御装置23と、充電時に充電プラグ24を介して電気車両21へ接続される充電装置25と、を備えている。制御装置23は、通信部26を有し、通信回線16を通じて管理装置13と通信可能とされている。充電装置25は、電気車両21の蓄電池22を充電するための充電用の電力を供給する。図2の充電ステーション20は、図示の都合上、3台の充電装置25を示しているが、充電ステーション20が保有する充電装置の台数は1台でも良いし、2台でも良いし、あるいは4台以上でも良い。
充電ステーション20には、送電線17により、電力系統11からの電力を各充電装置25に送電する送電路が構築されている。また、制御装置23と各充電装置25は、信号線27を介して接続されている。充電プラグ24には、充電用の電力を送電するための電力線と、充電装置25と電気車両21との間で信号を送受信するための信号線と、が内蔵されている。各充電装置25は、充電時、電力系統11から送電された電力を電気車両21の蓄電池22の充電に適した形態に変換し、充電プラグ24を通じて電気車両21に供給する。また、充電ステーション20には、各充電装置25が電気車両21に供給している電力を計測する電力計28が備えられている。電力計28の計測結果は、制御装置23に送信される。
この実施形態において制御装置23は、充電ステーション20全体で供給可能な充電用の電力のピーク値を越えないようにピーク電力制御を行う。制御装置23は、ピーク電力制御において、充電対象とする電気車両21が接続されている充電装置25に分配する電力を、その電力の合計がピーク値を越えないように決定する。各充電装置25は、制御装置23が決定した電力にしたがって電気車両21に電力を供給し、充電を行う。
各充電装置25に分配する電力は、同時に充電する車両数などに応じて可変される。例えば、充電対象の車両数が多い場合などは、充電装置25に分配する充電用の電力を、車両数が少ない場合よりも少なくする。また、充電対象とする電気車両21の中に充電電流を可変制御できる電気車両21が存在する場合は、当該電気車両21の充電を行う充電装置25へ分配する電力を可変させ、充電ステーション20全体として供給する電力がピーク値を越えないように制御を行う。
以下、充電システム10及び充電ステーション20の制御内容を作用とともに説明する。
充電システム10の管理装置13は、電力価格を定めた電力価格スケジュールを管理する。
図3に示すように、電力価格スケジュールは、日付情報と、時間帯情報と、電力価格情報と、から構成されている。日付情報は、電力価格スケジュールで提示した電力価格を適用する日付を特定する。時間帯情報は、電力価格スケジュールで提示した電力価格を適用する時間帯を特定する。電力価格情報は、時間帯において適用する電力価格を特定する。例えば、図3に示す電力価格スケジュールでは、「○○○○年△△月□□日」の「0時00分〜0時30分」の電力価格が「X1(円/kWh)」であり、「0時30分〜1時00分」の電力価格が「X2(円/kWh)」である。電力価格は、時間帯によって異なる価格となる場合や、同じ価格となる場合がある。図3の電力価格スケジュールは、24時間を30分単位で区切り、30分毎の電力価格X1〜X48を例示している。
電力価格スケジュールにおける時間帯毎の電力価格は、電力需要の傾向をもとに定められる。つまり、電力価格は、電力需要の増減に合わせて変動する価格である。そして、電力価格は、例えば実際の電力需要をもとに変動させても良い。この場合は、例えば、電力需要が急激に増加した場合など発電量(供給量)と需要量のバランスが崩れたときに、電力価格を高く変動させる。また、電力価格は、過去の電力需要のデータや、その過去のデータと電力需要を変動させる要因となるデータ(例えば、季節や気象など)をもとに予測された情報でも良い。これにより、例えば、電力需要の多い時間帯の電力価格は、他の時間帯の電力価格よりも高く設定される場合がある。
管理装置13は、電力価格スケジュールを充電ステーション20の制御装置23に送信する。なお、電力価格スケジュールは、1日分のスケジュールでも良いし、数日分のスケジュールでも良い。
一方、充電ステーション20の制御装置23は、電力価格スケジュールを受信すると、その電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換する。電力供給スケジュールは、充電ステーション20全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限を、電力価格スケジュールに定められる時間帯毎の価格の高低に応じて算出したものである。充電ステーション20全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限は、充電ステーション20に設置されている充電装置25によって供給可能な電力の合計である。また、充電ステーション20全体で供給可能な電力は、充電用の電力として供給される電力である。
図4に示すように、電力供給スケジュールは、日付情報と、時間帯情報と、上限電力情報と、から構成されている。日付情報は、電力供給スケジュールで提示した上限電力を適用する日付を特定する。時間帯情報は、電力供給スケジュールで提示した上限電力を適用する時間帯を特定する。上限電力情報は、時間帯において適用する上限電力を特定する。例えば、図4に示す電力供給スケジュールは、「○○○○年△△月□□日」の「0時00分〜0時30分」の上限電力が「Y1(kw)」であり、「0時30分〜1時00分」の上限電力が「Y2(kw)」である。上限電力は、時間帯によって異なる値となる場合や、同じ値となる場合があり、電力価格に依存する。つまり、上限電力の変動は、電力価格の変動に一致する。図4の電力供給スケジュールは、図3の電力価格スケジュールに対応させて、24時間を30分単位で区切り、30分毎の上限電力Y1〜Y48を例示している。
上限電力の大小は、電力価格の高低に対応付けられる。具体的に言えば、電力価格が高いほど上限電力が小さくなるように変換される。この変換により、電力価格が高い時間帯、すなわち電力需要が増加する傾向にある時間帯は供給可能な電力を下げることによって充電ステーション20が充電に利用する電力を少なくする。一方で、この変換により、電力価格が安い時間帯、すなわち電力需要が減少する傾向にある時間帯は供給可能な電力を上げることによって充電ステーション20が充電に利用する電力を多くする。
以下、図5にしたがって、電力価格スケジュールから電力供給スケジュールへ変換する一例を記載する。なお、電力供給スケジュールの変換は、制御装置23が行う。
制御装置23は、変換ステップS1において、電力価格の平均μを式1にしたがって算出する。次に、制御装置23は、変換ステップS2において、電力価格の標準偏差σ(正の値)を式2にしたがって算出する。次に、制御装置23は、変換ステップS3において、電力価格を正規化した値Sを式3にしたがって算出する。そして、最後に、制御装置23は、変換ステップS4において、電力値Dを式4にしたがって算出する。式4のα,βは定数であり、例えば充電ステーション20の保有者の要望や充電ステーション20の仕様(ブレーカの容量など)を考慮して定めることができる。
αを大きくした場合は、時間帯に応じて供給可能な電力の差が大きくなる。つまり、充電ステーション20全体で供給可能な電力を、時間帯に応じて大きく変化させることができる。一方、αを小さくした場合は、時間帯に応じて供給可能な電力の差が小さくなる。つまり、充電ステーション20全体で供給可能な電力は、どの時間帯でも、大きな差が生じ得ない。
電力価格スケジュールを電力供給スケジュールへ変換した制御装置23は、電力供給スケジュールにしたがって時間帯毎の電力の上限をピーク電力値に設定し、各充電装置25へ分配する分配電力値を算出する。例えば、図4の電力供給スケジュールを用いる場合、制御装置23は、「0時00分〜0時30分」の上限電力が「Y1」であることから、ピーク電力値を「Y1」に設定し、この「Y1」を上限として分配電力値を算出する。分配電力値を算出する際、制御装置23は、ピーク電力値を越えない範囲で、充電を行っている充電装置25に対して電力を均等に配分し、その電力分を分配電力値としても良い。また、制御装置23は、例えば予め定めた優先順位などにしたがって、分配電力値に差を設けても良い。そして、制御装置23は、算出した分配電力値を充電装置25に指示する。各充電装置25は、指示された分配電力値をもとに、充電対象とする電気車両21の蓄電池22へ電力を供給し、充電を行う。
なお、制御装置23は、同じ時間帯において、充電を行っている充電装置25の台数に増減が生じると、ピーク電力値を越えない範囲で分配電力値を、再度算出し、充電装置25へ指示する。これにより、充電を行っている充電装置25が供給可能な電力は、充電を行っている充電装置25の台数の増減に応じて変化する場合がある。
また、制御装置23は、時間の経過によって時間帯が代わると、その時間帯に応じた上限電力を越えない範囲で分配電力値を、再度算出し、充電装置25へ指示する。これにより、充電を行っている充電装置25が供給可能な電力は、時間の経過によって変化する場合がある。
また、制御装置23は、電力計28の情報をもとに充電ステーション20全体で実際に供給している電力を算出し、その算出した電力の情報を充電システム10の管理装置13へ送信する。管理装置13は、受信した電力の情報から充電ステーション20における電力需要の傾向を取得し、電力価格スケジュールに反映させる。つまり、管理装置13は、充電ステーション20における電力需要の傾向に沿った電力価格スケジュールを算出し、充電ステーション20へ分配される電力の適正を図り得る。なお、管理装置13は、電力価格スケジュールを算出した場合、その電力価格スケジュールを都度、充電ステーション20の制御装置23に送信しても良いし、次回の送信時期に送信しても良い。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)充電ステーション20の制御装置23は、電力価格スケジュールを変換した電力供給スケジュールにしたがうように、充電装置25へ分配する電力の制御を行う。このため、系統電力を複数の需要先12a〜12dで共有する場合において、充電ステーション20に供給される電力の占める割合が極端に大きくなるような事態の発生を抑制できる。したがって、安定した電力の供給に貢献できる。
(2)つまり、電力価格が高い時間帯は、充電システム10全体における電力需要も多い時間帯であることから、充電ステーション20全体で供給可能な電力を少なくする。これにより、充電システム10が供給可能な最大の電力において充電ステーション20が占める割合を低下させ、安定した電力の供給に寄与し得る。充電システム10が供給可能な最大の電力は、例えば電力会社など電力を供給する側との需給契約によって定められる。
(3)一方、電力価格が低い時間帯は、充電システム10全体における電力需要も少ない時間帯であることから、充電ステーション20全体で供給可能な電力を多くすることによって充電に必要なコストを低下させることが可能である。
(4)また、電力価格スケジュールにしたがって充電ステーション20全体で供給可能な電力を制御するので、例えば電力需要が急激に増加した場合などでも、その電力需要の傾向に柔軟に対応し得るシステムを提供することができる。
(5)また、充電ステーション20の制御装置23において電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換することで、充電ステーション20が主導となって供給可能な電力の制御を行うことができる。
(6)充電ステーション20の制御装置23は、実際に供給した電力の情報を管理装置13に送信し、管理装置13は、受信した電力の情報をもとに電力価格スケジュールを新たに算出する。このため、系統電力を複数の需要先12a〜12dで共有する場合において実際の電力需要の傾向に応じた電力の分配を行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態の構成によれば、時間帯毎に電力価格や供給される電力が変動することになるので、同じ量を充電する場合であっても、利用者が負担する電力料金に差が生じることになる。このため、充電装置25に電力料金を設定する手段を設け、利用者が設定した電力料金に達したことを契機に充電を停止させるようにしても良い。この制御は、充電装置25で行っても良いし、制御装置23で行っても良い。例えば、充電装置25で行う場合、充電装置25は、電力価格と供給した電力から電力料金を算出し、その電力料金が設定された電力料金に達すると、電力の供給を機械的又は電気的に停止させ、充電を終了させる。また、制御装置23で行う場合、制御装置23は、電力価格と供給した電力から電力料金を算出し、その電力料金が設定された電力料金に達すると、充電装置25に対して充電終了信号を送信し、充電装置25が電力の供給を機械的又は電気的に停止させ、充電を終了させる。この構成によれば、電力価格スケジュールに応じて時間帯毎の電力価格が変動する場合であっても、利用者の利便性を図った充電の制御を行うことができる。また、同じ量で充電を行う場合において、時間帯に応じて利用者の負担(電力料金)が極端に変化するなどの事態が発生することを抑制できる。
○ また、実施形態の構成によれば、時間帯毎に電力価格や供給される電力が変動することになるので、利用者に対して充電に要する時間や電力料金を提示させるようにしても良い。この提示は、充電装置25に表示装置などを設けて行うと良い。また、時間や電力料金の算出は、充電装置25で行っても良いし、制御装置23で行っても良い。なお、時間や電力料金を提示する場合は、電気車両21の車種毎に蓄電池22の容量を制御装置23又は充電装置25に記憶しておく。また、利用者は、充電装置25などに設けられている入力装置を用いて車種を入力する。そして、制御装置23又は充電装置25は、車種から蓄電池22の容量を算出し、その蓄電池22を満充電するために必要な時間や電力料金を、電力価格スケジュールや電力供給スケジュールをもとに算出し、提示させる。この構成によれば、充電を行うか否かの判断を利用者に促すことができる。このため、利用者の利便性の向上を図ることができる。
○ 充電システム10を構成する需要先の全てが充電ステーション20であっても良い。この場合において、充電ステーション20は、公共施設(教育機関、公民館など)、商業施設(宿泊施設、ショッピング施設など)、又は家庭用の設備でも良い。
○ 充電システム10を構成する需要先に複数の充電ステーション20を含む場合において、何れか1つの充電ステーション20に主制御装置を備えるとともに、他の充電ステーション20に副制御装置を備え、主制御装置からの指示によって副制御装置が各々の充電ステーション20における電力を制御しても良い。例えば、主制御装置は、管理装置13から送信された電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、各充電ステーション20へ分配する電力を各充電ステーション20の副制御装置へ送信する。そして、各充電ステーション20の副制御装置は、主制御装置から送信された電力値をもとに電力を制御する。
○ また、充電システム10に複数の充電ステーション20を含む場合、各充電ステーション20に制御装置23を設け、管理装置13と各制御装置23の間に各制御装置23を統括的に制御する統括装置を配置させても良い。そして、統括装置は、管理装置13から送信された電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、各充電ステーション20へ分配する電力を各充電ステーション20の制御装置23へ送信する。
○ 充電システム10を構成する需要先として、充電ステーション20に加えて、企業の工場、ショッピングセンターなどの商業施設などを含んでも良い。
○ 充電ステーション20の制御装置23は、電力によって制御を行っているが、電流によって制御を行っても良い。
○ 実施形態において、充電装置25は、充電プラグ24を電気車両21に機械的に接続して充電を行う構成に具体化したが、充電プラグ24を使用せずに、車両と充電部(地上側設備)を電気的に接続して充電を行う非接触式の充電装置に具体化しても良い。非接触式の充電装置では、車両に取り付けられた受電側コイルと、充電ステーションなどの床に埋設された地上側設備の送電側コイルと、を整合させるようにして電気車両を停車させる。このとき、受電側コイルと送電側コイルは、離間して非接触の状態とされる。この状態において非接触式の充電装置は、車両と充電部が通電可能な状態で接続される。そして、非接触式の充電システムでは、送電側コイルからの電力を受電側コイルで受電することにより、電気車両の蓄電池に充電が行われる。このような非接触式の充電装置の方式には、共鳴方式や電磁誘導方式がある。
10…充電システム、11…電力系統、12a〜12d…需要先、13…管理装置、14a,14b…電力供給先、16…通信回線、20…充電ステーション、21…電気車両、22…蓄電池、23…制御装置、25…充電装置、26…通信部、X1〜X48…電力価格。

Claims (6)

  1. 電力系統を通じて供給される系統電力を複数の需要先で共有し、各需要先が受電した電力を各々の電力供給先に供給する充電システムであって、
    電力価格を定めた電力価格スケジュールを管理する管理装置と、
    需要先に設けられ、前記管理装置と通信回線を通じて通信可能な制御装置と、を備え、
    前記複数の需要先には、電気車両に搭載された蓄電池を充電する電気車両用の充電ステーションを含み、
    前記充電ステーションには、前記電気車両の蓄電池に電力を供給する1以上の充電装置を含み、
    前記充電ステーションの前記制御装置は、前記管理装置から送信された前記電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、その電力供給スケジュールにしたがって前記充電装置へ分配する電力の制御を行い、
    前記電力供給スケジュールは、前記充電ステーション全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限を、前記電力価格スケジュールに定められる時間帯毎の電力価格の高低に応じて算出したものであることを特徴とする充電システム。
  2. 前記制御装置は、実際に供給した電力の情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、受信した前記電力の情報をもとに前記電力価格スケジュールを算出する請求項1に記載の充電システム。
  3. 前記充電装置は、前記電力価格と供給した電力をもとに算出される電力料金が利用者の指定した料金に達したことを契機に電力の供給を停止させる請求項1又は請求項2に記載の充電システム。
  4. 電力系統を通じて供給される系統電力を充電用の電力として電気車両に搭載された蓄電池に供給し、充電する電気車両用の充電ステーションであって、
    前記電気車両の蓄電池に電力を供給する1以上の充電装置と、
    前記充電装置が供給する電力を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置には、通信回線を通じて外部の管理装置と通信する通信部を含み、
    前記通信部は、電力価格を定めた電力価格スケジュールを前記管理装置から受信し、
    前記制御装置は、前記電力価格スケジュールを電力供給スケジュールに変換し、その電力供給スケジュールにしたがって前記充電装置へ分配する電力の制御を行い、
    前記電力供給スケジュールは、前記充電ステーション全体で供給可能な時間帯毎の電力の上限を、前記電力価格スケジュールに定められる時間帯毎の電力価格の高低に応じて算出したものであることを特徴とする電気車両用の充電ステーション。
  5. 前記制御装置は、実際に供給した電力の情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、受信した前記電力の情報をもとに前記電力価格スケジュールを算出する請求項4に記載の電気車両用の充電ステーション。
  6. 前記充電装置は、前記電力価格と供給した電力をもとに算出される電力料金が利用者の指定した料金に達したことを契機に電力の供給を停止させる請求項4又は請求項5に記載の電気車両用の充電ステーション。
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