JP2015121077A - 供花木の飛散逸脱落下防止器具 - Google Patents

Abstract

【課題】強い風や野鳥等特にカラスの仕業による筒からの抜け落ち飛散を防止できる器具を提供する。
【解決手段】複数の穴を設けた取り外し可能な筒を既設の筒の中に供えて、花木を発生する摩擦力を利用し固定する事により強い風や野鳥等特にカラスの仕業による筒からの抜け落ち飛散を防止する。
【選択図】図２

Description

本案は花台に設置された筒に挿した花木の飛散の防止器具に関する。

従来は墓等に設置された筒に花木を束ねて挿すだけの物である。
（例えば特許文献１，２参照）

特開平８−１３８５５ 発明名称 墓花台） 特開平２００６−２９６７８３（Ｐ２００６−２９６７８３Ａ 発明名称 生花用装置）

従来は筒に水を入れそこに供え花木を挿していた。強風、野鳥特にカラスの仕業により筒からの抜け落ち飛散が発生し易すい。

本案は上記のような不具合の発生を防止するものであり抜け落ち飛散による供え花木の遺失と景観を損なう事を防止する目的とする。

本案は上記目標を達成するために、既に設置されてる筒に直接花木を挿さずに、その筒内に更に外周に花木を差し込む穴を有する筒体を挿入し、花木の抜け、飛散防止を図る器具を提供するものである。

上記の不具合を解決する目的で本案器具に花木の軸の撓みによる摩擦が最適になるように花木をセットし上部を持って従来の既設の筒に摩擦の程度を確認しながら差し込む。

筒の材質には耐水性の有る材質（塩ビ・ステンレス・陶磁器等）の中空筒で構成するもので、単品及び複数束ねた仕様、又はその様な形状の成型品で作成する事を特徴とする器具である。

本案は上述のように構成した結果従来の筒の内側面部と本案にセットされた花木の軸の撓みから発生する摩擦力により、強い風や鳥特にカラスの仕業による筒からの抜け落ち飛散が防止される。

単品の筒に比較して複数筒を一体とする事により内部での安定性の向上の効果及び隙間の形状も複数発生する事で摩擦力の設定条件が多種となる。

異径の筒複数を一体とする事又はその様な形状の成型品で作成する事により上記の内部での安定性の向上を図る効果及び隙間の範囲がより広く多様になり、より一層の摩擦力の設定が可能となる。

筒体の外周に複数の大小の穴を設けて軸の太い花木は大きい穴に、軸の細い花木は小さい穴に挿す選択する事が出来る。

（ａ）本案の草花木を固定する為の器具の一例を示す斜視図。（ｂ）花台に装備されている水を入れ草花木を挿す為の筒である。（ｃ）花台。

（ａ）本案に花木を差し図１（ｂ）にセットした透視図 （ｂ）本案に花木を差し図１（ｂ）にセットした断面図 （ａ）本案の同径の筒３ケ組み合わせた形状図 （ｂ）本案の異径の筒３ケ組み合わせた形状図

（ａ）図１（ｂ）の中に本案の筒の単品を入れた形状図 （ｂ）図１（ｂ）の中に本案の同径の筒３本を入れた形状図

図１、２、３に示す本案の草花木を固定する為の器具を装着する為の墓石を示す斜視図。

以下、本案の形態を図１〜図５に基づいて説明する。

図１においては、本案の草花木を固定する為の器具の実施形態の一例である。構造上はこの形態が基本であるが諸条件により組み合せ等は任意に選択する事が可能である。

図２（ａ）斜視図及び（ｂ）断面図の如く草花木をセットし筒の内面と本案の間に出来る隙間で最適な摩擦を発生する位置を適宜選ぶ事で固定する効果を得る。

図３においては花台の筒の太さに鑑み内部の供え花木の幹部を固定し撓みを持たせる為の隙間を得る為の筒径と本数の構成を設定する。

図４は図１（ｂ）の外筒の中に本案の単品及び複数個（３本）を組み込んだ時の外筒との間に発生する隙間の形状表示図

図５は草花木をお墓の花台に固定する為の本案の器具を装着する為の墓石を示す斜視図。

図１（ａ）本案の単体筒の基本設計の説明
直径 ２３ｍｍ 高さ１００ｍｍ
開ける穴計 ８ｍｍ、８ｍｍ、１０ｍｍ
穴の位置 底辺より２５ｍｍ間隔で３箇所に各４点開ける。
合計１２箇所となる。

１［図１］（ａ）供え草花木を装着する本案器具
２，３，４［図１］本案器具の穴（径の異なる穴計３点）
５［図１］（ｂ）筒部
６［図１］（ｂ）花台
７［図２］（ａ）本案器具に草木を装着し図１（ｂ）筒部にセットの透視図
８［図２］（ｂ）本案器具に草木を装着し図１（ｂ）筒部にセットの断面図
９［図３］（ａ）径の同じ筒３本接合された本案器具
１０［図３］（ｂ）径の異る筒３本接合された本案器具
１１，１２，１３［図３］（筒径の違う筒３本）
１４［図４］（ａ）図１（ｂ）に組み込まれた図１（ａ）との間に出来る隙間図
１５［図４］（ｂ）図１（ｂ）に組み込まれた図３（ａ）との間に出来る隙間図
１６［図５］墓石

Claims (2)

1. 墓等の花台に設置され水，花木を入れる筒の中に取り外し可能の筒を設け、その筒の外周に複数の径の違う大小の穴もしくは同径の複数の穴を設けたのを特徴とする花木の抜け落ち、飛散を防止する器具。
2. 墓等の花台に設置された水，花木を入れる筒の中に取り外し可能の同径の筒３本若しくは異径の筒を複数組み合わせ構成する事、又はその様な形状の成型品で作成する事を特徴とする。