JP2015121048A - 浸水拡大防止用チューブ及びその結束構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】水の堰止めを確実に行いつつ、水位変動にも迅速に対応する。
【構成】本発明に係る浸水拡大防止用チューブ1は、チューブ本体2と、該チューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けて延設したアンカーシート3とで構成してあり、チューブ本体2は、基材である円筒体5の外周面に周方向引張力に抵抗する引張補強体としての引張補強シート6を溶着するとともに、引張補強シート6のうち、アンカーシート3のチューブ側縁部4を挟んで周方向に互いに離間する位置に連結部7a,7bをそれぞれ設けて構成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として台風や集中豪雨による緊急浸水対策に適用される浸水拡大防止用チューブ及びその結束構造に関する。
台風や局地的な集中豪雨によって洪水が起きると、建物や家財が浸水で大きな損失を受けるばかりか、地下構造物に雨水が流入すれば、甚大な被害が発生するおそれがある。
そのため、都心部では、地下調節池を構築するなどして洪水被害の軽減を図る措置が講じられているが、地下調節池のようなインフラ対策による洪水被害の抑制はコスト面からおのずと限界があり、洪水が起きたときの緊急対策は、依然として必要不可欠である。
従来、洪水時の緊急対策として、河川堤防の決壊が洪水の原因になる場合には、越流を防止すべく、堤防の上面に土嚢を積み上げる措置が一般的に採用されてきたが、土嚢積上げによる堰止めは、あらゆる場所に構築することができるため、河川堤防以外の場所でも広く採用されてきた。
一方、台風や集中豪雨による水害は、気候変動等によって年々増加しており、重量が大きい土嚢では、設置時の迅速性に欠ける場合が少なくない。
かかる状況下、昨今は、空気や水が充填されたチューブを地盤面に載置することで水を堰き止める対策が採用されるようになってきた(特許文献1,2、非特許文献1)。
これらのうち、非特許文献1記載の発明は、空気充填によってチューブ本体を膨らませる方式であるため、取り扱い容易性に優れるとともに、軽量ゆえに堰止め作用が不十分となる点についても、チューブ本体の外周面から延設されたスカートと呼ばれるアンカーシートが水圧で地盤面に押し付けられることで生じる摩擦力で補うようになっており、今後の活用が期待されている。
特開2004−183451号公報 特開2000−303425号公報
ノアック社、"土嚢に代わる次世代型緊急洪水防護システム 「チューブウォール」"、[online]、[平成25年12月11日検索]、インターネット<URL :http://www.gadelius.com/products/disaster_relief/flood_protection_system/09.html>
ここで、洪水時の水位は一定ではなく時々刻々変化するため、その変動への対応が重要となるが、特許文献1,2記載の発明では、設置高さの変更が難しいため、当初から十分な高さで設置せざるを得ず、その結果、対策が過剰になってコスト高になるという問題を生じていた。
また、非特許文献1記載の発明では、水位上昇に対応すべく、複数のチューブを全体横断面が例えば三角形状になるように積み上げようとしても、チューブ本体にアンカーシートが接合されており、そのアンカーシートを浸水側の地盤面に拡げておく必要があるため、ベルト等の結束部材を複数のチューブ全体に掛け回すことができないという問題を生じていた。
この問題は、アンカーシートに貫通孔を設けて該貫通孔に結束部材を挿通するようにすれば解決するものの、かかる解決策では、貫通孔での漏水発生を余儀なくされるため、水の堰止めが困難になるという別の問題を生じる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、水の堰止めを確実に行いつつ、水位変動にも迅速に対応することが可能な浸水拡大防止用チューブ及びその結束構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る浸水拡大防止用チューブは請求項1に記載したように、内部空間への水又は空気の充填によって横断面がほぼ円筒状又は角筒状になるように構成されたチューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けてアンカーシートを延設した浸水拡大防止用チューブにおいて、
前記チューブ本体の一部を周方向引張力に抵抗する引張補強体で構成するとともに該引張補強体のうち、前記アンカーシートのチューブ側縁部を挟んで周方向に互いに離間する位置に2つの連結部をそれぞれ設けてなり、該2つの連結部はそれぞれ結束部材を連結できるようになっているものである。
また、本発明に係る浸水拡大防止用チューブの結束構造は請求項2に記載したように、内部空間への水又は空気の充填によって横断面がほぼ円筒状又は角筒状になるように構成されたチューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けてアンカーシートを延設した第1の浸水拡大防止用チューブと、内部空間への水又は空気の充填によって横断面がほぼ円筒状又は角筒状になるように構成されたチューブ本体からなる第2の浸水拡大防止用チューブとを抱き合わせて結束する浸水拡大防止用チューブの結束構造であって、
前記第1の浸水拡大防止用チューブを構成する前記チューブ本体の一部を周方向引張力に抵抗する引張補強体で構成するとともに該引張補強体のうち、前記アンカーシートのチューブ側縁部を挟んで周方向に互いに離間する位置に2つの連結部をそれぞれ設け、
前記第1の浸水拡大防止用チューブを前記アンカーシートが浸水側の地盤面に拡がるように該地盤面に載置するとともに該第1の浸水拡大防止用チューブと抱き合わせた状態となるように前記第2の浸水拡大防止用チューブを配置し、該第2の浸水拡大防止用チューブに掛け回した結束部材を前記2つの連結部に連結したものである。
本発明に係る浸水拡大防止用チューブにおいては、チューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けてアンカーシートを延設して構成してあるとともに、上述のチューブ本体の一部を周方向引張力に抵抗する引張補強体で構成し、該引張補強体のうち、アンカーシートのチューブ側縁部を挟んで周方向に互いに離間する位置に2つの連結部をそれぞれ取り付けてあり、該浸水拡大防止用チューブを第1の浸水拡大防止用チューブ、アンカーシートが延設されていない増設用の浸水拡大防止用チューブを第2の浸水拡大防止用チューブとし、これらを抱き合わせて結束するには、第1の浸水拡大防止用チューブを、そのアンカーシートが浸水側の地盤面に拡がるように該地盤面に載置するとともに、該第1の浸水拡大防止用チューブと抱き合わせた状態となるように第2の浸水拡大防止用チューブを配置し、該第2の浸水拡大防止用チューブに掛け回した結束部材を上述した2つの連結部に連結する。
このようにすると、第2の浸水拡大防止用チューブを第1の浸水拡大防止用チューブに抱き合わせて結束するために必要な引張力は、引張補強体を介して相互に伝達される、すなわち第1の浸水拡大防止用チューブの引張補強体に設けられた2つの連結部のうち、一方の連結部に作用する引張力が引張補強体を介して他方に伝達するとともに該引張力が他方の連結部に作用する引張力に支持されることとなり、結束部材をアンカーシートに貫通させた上で第2の浸水拡大防止用チューブに掛け回した場合と同様の荷重伝達状況となる。
そのため、結束部材をアンカーシートに貫通させずとも、第2の浸水拡大防止用チューブを第1の浸水拡大防止用チューブに確実に結束することが可能となり、アンカーシートに貫通孔を設けることによる漏水が未然に防止される。
アンカーシートは、チューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けて延設された構成であれば足りるものであって、別部材としてチューブ本体に接合する形態でもよいし、チューブ本体と一体成形されたものでもかまわない。
チューブ状本体は、横断面が円筒状である場合が典型例となるが、例えば5角形、6角形等の角筒状断面としてもかまわない。
引張補強体は、チューブ本体を構成する基材の厚みを利用してその断面内に埋め込む、同じく基材の外周面に貼着するといった任意の方法で設置することが可能であるし、線材、面材その他任意の部材で構成することが可能であるが、引張補強体を短冊状の引張補強シートで構成しこれを基材の外周面に貼着する形態が典型例となる。
結束部材は、ベルト、バンド、ロープその他結束に適した任意の部材を適宜選定すればよい。
引張補強体に設けられる連結部は、結束部材がその端部や中間部といった任意位置で連結できる限り、その構成は任意であり、結束部材の端部を連結する場合には、例えばその端部に設けられたラッチ付きフックを掛けることができるリング状部材で構成することができるし、結束部材をその長さ方向移動が許容されるように単に挿通する形で中間部で連結する場合には、結束部材を挿通するためのリング状部材で、挿通箇所でその長さ方向移動が拘束される形で中間部で連結する場合には、挿通された結束部材を長さ調整自在に固定可能な公知の固定具で適宜構成可能である。
本実施形態に係る浸水拡大防止用チューブの斜視図。 本実施形態に係る浸水拡大防止用チューブの横断面図。 連結部7a,7bを示した図であり、(a)は、A−A線方向から見た矢視図、(b)は連結部7bにベルト31を連結した状況を示した斜視図、(c)はB−B線方向から見た矢視図。 浸水拡大防止用チューブ1を用いて浸水拡大を防止する様子を示した図であり、(a)は平面配置図、(b)はC−C線に沿う鉛直断面図。 浸水拡大防止用チューブ1に浸水拡大防止用チューブ51,51を抱き合わせた様子を示した鉛直断面図。 浸水拡大防止用チューブの結束構造における作用を示した説明図。
以下、本発明に係る浸水拡大防止用チューブ及びその結束構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る浸水拡大防止用チューブを示した斜視図、図2は同じく断面図である。これらの図でわかるように、本実施形態に係る浸水拡大防止用チューブ1は、チューブ本体2と、該チューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けて延設したアンカーシート3とで構成してあり、アンカーシート3は、チューブ本体2の長さを幅として、そのチューブ側縁部4をチューブ本体2に溶着してある。
チューブ本体2は、内部空間への水の充填によって横断面がほぼ円筒状になるように構成してあり、例えば長さが10〜20m、直径が50cm〜100cmとなるように構成することが可能である。
ここで、チューブ本体2は、基材である円筒体5の外周面に周方向引張力に抵抗する引張補強体としての引張補強シート6を溶着するとともに、引張補強シート6のうち、アンカーシート3のチューブ側縁部4を挟んで周方向に互いに離間する位置に連結部7a,7bをそれぞれ設けて構成してある。
チューブ本体2、アンカーシート3及び引張補強シート6はそれぞれ、PVC(ポリ塩化ビニル)で形成することが可能である。
連結部7bは図3(a)、(b)に示すように、引張補強シート6の一方の端部を折り返してなるリング挿通部33にリング部材32,32を挿通して構成してあり、結束部材であるベルト31を一方のリング部材32から他方のリング部材32に挿通させた上、再び一方のリング部材32に通すことで、ベルト31の任意箇所を固定状態で連結できるようになっている。
一方、連結部7aは図3(c)に示すように、引張補強シート6の他方の端部を折り返してなるリング挿通部34にリング部材35を挿通して構成してあり、該リング部材にベルト31の端部に取り付けられたラッチ付きフック(図示せず)を掛けることで、ベルト31の端部を固定状態で連結できるようになっている。
浸水拡大防止用チューブ1を用いて浸水拡大を防止するには、図4(a)に示すように、浸水拡大防止用チューブ1を、それらのアンカーシート3が浸水側領域41を向いてその地盤面43に敷設されるように、換言すればチューブ本体2が非浸水側領域42を向くように、かつ各チューブ本体2の端面が互いに当接されるように、地盤面43に連続載置する。
浸水拡大防止用チューブ1を地盤面43に載置するにあたっては、まずは水が充填されていない状態で所望位置に列状に配置し、しかる後、各チューブ本体2の内部空間に水をそれぞれ充填するようにすればよい。
このように浸水拡大防止用チューブ1が載置された状態では、同図(b)に示す水位44までの洪水を堰き止めて非浸水側領域42への浸水を防止することができる。
次に、水位44の上昇が懸念されるときには、第2の浸水拡大防止用チューブである増設用の浸水拡大防止用チューブ51を、図5に示すように第1の浸水拡大防止用チューブである上述の浸水拡大防止用チューブ1に抱き合わせる。なお、浸水拡大防止用チューブ51は、浸水拡大防止用チューブ1からアンカーシート3及び引張補強シート6が省略されている点を除き、浸水拡大防止用チューブ1とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
同図に示すように、2つの浸水拡大防止用チューブ51を浸水拡大防止用チューブ1に抱き合わせるには、まず、地盤面43に載置された浸水拡大防止用チューブ1の連結部7aを構成するリング部材35にベルト31の端部に取り付けられたラッチ付きフック52を掛けることで、ベルト31を予め連結部7aに連結する。
次に、結束に備えてベルト31を非浸水側領域42側に延ばしておき、かかる状態で1つ目の浸水拡大防止用チューブ51を浸水拡大防止用チューブ1の非浸水側領域42側に隣接配置する。
次に、ベルト31を下から上に向けて浸水拡大防止用チューブ51に掛け回した上、浸水拡大防止用チューブ1の連結部7bを構成するリング部材32,32に挿通してベルト31を引き上げる。
このようにすれば、浸水拡大防止用チューブ1と浸水拡大防止用チューブ51とが結束された状態でベルト31が連結部7bに固定される。
次に、浸水拡大防止用チューブ1及び浸水拡大防止用チューブ51を下段として、それらの上に2つ目の浸水拡大防止用チューブ51を横断面が三角形状になるように段重ねする。
次に、ベルト31を下から上に向けて上段の浸水拡大防止用チューブ51に掛け回した上、該ベルト31の先端をベルト31に設けられたD環53に挿通し、その上でベルト31に設けられた固定具54で該ベルトに固定する。
固定具54は、鞄やリュックサックあるいは土木建築工事で用いる安全帯に採用されている類の固定具から適宜採用することが可能であり、例えば2つのベルト挿通孔が隣接配置されその一方から他方に抜けるように挿通されたベルトの先端を逆方向からさらに重ねるように通すことで任意位置で固定できるように構成された固定具を用いることができる。なお、固定具54に代えて、D環53に通されたベルト31を単に結ぶようにしてもかまわない。
このように浸水拡大防止用チューブ1及び2つの浸水拡大防止用チューブ51を結束すると、2つの浸水拡大防止用チューブ51を浸水拡大防止用チューブ1に抱き合わせて結束するために必要な引張力T1,T2,T3は図6に示すように、引張補強シート6を介して相互に伝達される、すなわち浸水拡大防止用チューブ1の引張補強シート6に設けられた2つの連結部7a,7bのうち、連結部7aに作用する引張力T1が引張補強シート6を介して他方に伝達するとともに該引張力が連結部7bに作用する引張力T2,T3に支持されることとなり、ベルト31をアンカーシート3に貫通させた上で浸水拡大防止用チューブ51,51に掛け回した場合と同様の荷重伝達状況となる。
以上説明したように、本実施形態に係る浸水拡大防止用チューブ及びその結束構造によれば、浸水拡大防止用チューブ51を浸水拡大防止用チューブ1に抱き合わせて結束するために必要な引張力T1,T2,T3が引張補強シート6を介して相互に伝達され、ベルト31をアンカーシート3に貫通させた上で浸水拡大防止用チューブ51,51に掛け回した場合と同様の荷重伝達状況となる。
そのため、ベルト31をアンカーシート3に貫通させずとも、浸水拡大防止用チューブ51,51を浸水拡大防止用チューブ1に確実に結束することが可能となり、アンカーシート3に貫通孔を設けることによる漏水が未然に防止されるとともに、その結果として水位変動への迅速な対応が可能となる。
本実施形態では、チューブ本体2に水を充填するようにしたが、水に代えて空気を充填するようにしてもかまわない。かかる変形例においては、全体重量が小さくなる分、チューブ本体2と地盤面43との摩擦力が小さくなり、浸水側領域41からの水圧に抵抗できない場合が想定されるが、その場合には、アンカーシート3の延設方向長さを大きくすることにより、該アンカーシートと地盤面43との摩擦力を大きくすればよい。
1 浸水拡大防止用チューブ(第1の浸水拡大防止用チューブ)
2 チューブ本体
3 アンカーシート
4 アンカーシートのチューブ側縁部
6 引張補強シート(引張補強体)
7a,7b 連結部
31 ベルト(結束部材)
51 浸水拡大防止用チューブ(第2の浸水拡大防止用チューブ)

Claims (2)

  1. 内部空間への水又は空気の充填によって横断面がほぼ円筒状又は角筒状になるように構成されたチューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けてアンカーシートを延設した浸水拡大防止用チューブにおいて、
    前記チューブ本体の一部を周方向引張力に抵抗する引張補強体で構成するとともに該引張補強体のうち、前記アンカーシートのチューブ側縁部を挟んで周方向に互いに離間する位置に2つの連結部をそれぞれ設けてなり、該2つの連結部はそれぞれ結束部材を連結できるようになっていることを特徴とする浸水拡大防止用チューブ。
  2. 内部空間への水又は空気の充填によって横断面がほぼ円筒状又は角筒状になるように構成されたチューブ本体の外周面から該チューブ本体の材軸直交方向に向けてアンカーシートを延設した第1の浸水拡大防止用チューブと、内部空間への水又は空気の充填によって横断面がほぼ円筒状又は角筒状になるように構成されたチューブ本体からなる第2の浸水拡大防止用チューブとを抱き合わせて結束する浸水拡大防止用チューブの結束構造であって、
    前記第1の浸水拡大防止用チューブを構成する前記チューブ本体の一部を周方向引張力に抵抗する引張補強体で構成するとともに該引張補強体のうち、前記アンカーシートのチューブ側縁部を挟んで周方向に互いに離間する位置に2つの連結部をそれぞれ設け、
    前記第1の浸水拡大防止用チューブを前記アンカーシートが浸水側の地盤面に拡がるように該地盤面に載置するとともに該第1の浸水拡大防止用チューブと抱き合わせた状態となるように前記第2の浸水拡大防止用チューブを配置し、該第2の浸水拡大防止用チューブに掛け回した結束部材を前記2つの連結部に連結したことを特徴とする浸水拡大防止用チューブの結束構造。
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