JP2015118432A - 投稿情報管理システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】投稿情報の信頼度の差異を参照者に伝達することが可能な技術の提供。【解決手段】投稿情報の投稿位置と前記投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得手段と、前記投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得手段と、投稿された前記投稿情報を参照する参照端末において前記投稿情報を案内する場合の案内態様を前記投稿端末距離および前記投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御手段と、を備える投稿情報管理システムを構成する。【選択図】図1
Description
本発明は、投稿情報管理システム、方法およびプログラムに関する。
従来、多数の端末から送信される投稿情報をサーバ等で管理するシステムが知られている。例えば、特許文献1においては、自車両の位置を検出し、地物までの距離を測定し、当該距離が地図データから予測される値と異なる場合にエラー箇所とする構成において、エラー箇所と自車両との間の距離が短いほど信頼度をより大きくする技術が開示されている。
上述した従来技術においては、自車両の位置と地図データに登録された地物との距離に基づいて投稿情報(エラー箇所であることを示す情報)の信頼度を決定しているが、投稿情報についての処理を行う場合に2地点間の距離のみを評価すると、投稿情報の参照者が投稿情報の価値を誤認識する場合がある。例えば、自車両が地物に対して接近することができない場合には信頼度を正しく評価することができず、この場合に距離のみによって評価された信頼度が参照者に伝達されると、信頼に足る投稿情報の信頼度が低いと参照者が誤認識する可能性がある。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、投稿情報の信頼度の差異を参照者に伝達することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、投稿情報の信頼度の差異を参照者に伝達することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、投稿情報管理システムは、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得手段と、投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得手段と、投稿された投稿情報を参照する参照端末において投稿情報を案内する場合の案内態様を投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御手段と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、投稿情報管理方法は、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得工程と、投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得工程と、投稿された投稿情報を参照する参照端末において投稿情報を案内する場合の案内態様を投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御工程と、を含む様に構成される。
さらに、上記の目的を達成するため、投稿情報管理プログラムは、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得機能と、投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得機能と、投稿された投稿情報を参照する参照端末において投稿情報を案内する場合の案内態様を投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御機能と、をコンピュータに実現させる。
以上のように、投稿情報管理システム、方法、プログラムは、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて投稿情報の案内態様を変化させる。すなわち、投稿情報の種類が異なると、投稿端末距離による投稿情報の信頼度が変動し得る。例えば、災害等によって投稿位置に近づくことが困難である場合、投稿情報の投稿位置の正確性は重要ではなく、当該災害等の存在(発生)が重要であり、災害等が投稿位置または投稿位置の周辺で発生していること自体が正しければ、投稿情報は信頼に足る情報である。一方、交通規制を示す投稿情報においては交通規制の位置を示す投稿位置が正確であることが重要である。従って、投稿位置の正確性が重要である種類の投稿情報と存在自体が重要である種類の投稿情報とで比較すると、後者は、投稿端末距離が大きくても、投稿情報の信頼度は高い。そこで、投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて投稿情報の案内態様を変化させれば、上述のように投稿情報の種類に応じて変化する投稿情報の信頼度の差異を参照者に伝達することが可能になる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)投稿情報管理システムの構成:
(2)投稿情報管理処理:
(3)参照端末での案内:
(4)他の実施形態:
(1)投稿情報管理システムの構成:
(2)投稿情報管理処理:
(3)参照端末での案内:
(4)他の実施形態:
(1)投稿情報管理システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である投稿情報管理システム10の構成を示すブロック図である。投稿情報管理システム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。通信部40は、外部に存在する端末と無線によって通信を行うための回路を備えている。
図1は、本発明の一実施形態である投稿情報管理システム10の構成を示すブロック図である。投稿情報管理システム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。通信部40は、外部に存在する端末と無線によって通信を行うための回路を備えている。
本実施形態において制御部20は、記録媒体30に記録されたプログラムの一つとして投稿情報管理プログラム21を実行可能である。当該投稿情報管理プログラム21は、投稿情報の投稿者が操作する投稿端末50から投稿情報を取得し、投稿情報の参照者が操作する参照端末51からの投稿情報の配信要求に応じて投稿情報を配信する機能を制御部20に実現させることができる。すなわち、制御部20は、投稿情報管理プログラム21が備える通信制御部21aの処理により、通信部40を介して投稿端末50から投稿情報を取得して記録媒体30に投稿情報30aとして記録することができる。また、制御部20は、通信制御部21aの処理により、記録媒体30に記録された投稿情報30aを取得し、通信部40を介して参照端末51に投稿情報30aを配信することができる。
さらに、制御部20は、投稿情報管理プログラム21の処理により、参照端末における投稿情報30aの案内態様を制御する機能を制御部20に実現させることができる。なお、本実施形態においては、制御部20が、投稿情報30aに信頼度を対応付けることによって投稿情報30aの案内態様を制御する。すなわち、参照端末51においては、配信された投稿情報30aに対応づけられた信頼度に応じて案内態様を決定し、決定された案内態様で投稿情報30aを案内する。
なお、投稿情報30aは、投稿端末50の利用者(投稿者)によって生成され、参照端末51の利用者(参照者)によって利用され得る情報であれば良く、本実施形態においては、アイコンに関連する情報が投稿情報30aである。すなわち、本実施形態においては、参照端末51の表示部に表示された地図上の投稿位置にアイコンを表示する構成が採用されており、参照者はアイコンを視認することでアイコンが意味する内容(投稿情報30aとして案内すべき内容)を把握することができる。このように、アイコンを地図上に表示することで投稿情報30aを案内するため、本実施形態において投稿端末50は、アイコンを示す情報と、アイコンの表示位置となる投稿位置を示す情報と、投稿端末50の位置を示す情報と、投稿者を示す情報を含む投稿情報30aを投稿者の投稿指示に応じて投稿情報管理システム10に送信する。
なお、アイコンは投稿情報30aとして案内すべき内容を示す画像であり、例えば、渋滞の画像等である。また、投稿端末50が投稿情報30aを生成する際、投稿端末50は、投稿端末50の表示部に表示されたUI上で投稿者が指定したアイコンを取得し、投稿端末50の表示部に表示された地図上で投稿者が指定した位置を投稿位置として取得して、投稿情報30aに含める。さらに、投稿端末50は、図示しない現在位置特定手段(GPS受信部、車速センサ、ジャイロセンサ等)によって投稿端末50の現在位置を取得可能であり、投稿者が投稿位置を指定した場合における投稿端末50の現在位置を投稿端末50の位置として取得して投稿情報30aに含める。
さらに、投稿端末50には投稿者を識別するためのIDが予め対応づけられており、投稿端末50は、当該IDが投稿者を示す情報であると見なして取得し、投稿情報30aに含める。また、記録媒体30には、高い信頼度の投稿情報30aを投稿すると期待される特定の職業の投稿者が利用する投稿端末50のIDを示す情報ID情報30bが記録されている。
投稿情報管理プログラム21は、投稿情報30aの案内態様を制御する機能を制御部20に実現させるため、投稿端末距離取得部21bと投稿情報種類取得部21cと投稿者取得部21dと標高差取得部21eと案内制御部21fとを備えている。投稿端末距離取得部21bは、投稿情報30aの投稿位置と投稿情報30aを投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、記録媒体30に記録された投稿情報30aを投稿端末距離取得部21bの処理によって参照し、投稿位置および投稿端末50の位置を取得する。さらに、制御部20は、投稿端末距離取得部21bの処理により、投稿位置および投稿端末50の間の距離を投稿端末距離として取得する。
投稿情報種類取得部21cは、投稿情報30aの種類を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、アイコンが投稿情報30aとして案内すべき内容を画像で示している。従って、投稿情報30aとして案内すべき内容とアイコンとは一対一に対応している。そこで、本実施形態においては、予めアイコンが複数の種類に分類されている。なお、このような、アイコンの分類は、個別のアイコンを識別するためのIDとアイコンの種類とを対応づけておくことによって定義可能である。本実施形態においては、このようにアイコンが予め複数の種類に分類されているため、制御部20は、記録媒体30に記録された投稿情報30aを投稿情報種類取得部21cの処理によって参照してアイコンを特定し、アイコンがいずれの分類に属するか特定することでアイコンの種類を取得する。すなわち、このようにアイコンの種類が特定された状態が投稿情報30aの種類が特定された状態である。
なお、本実施形態において、アイコンは、投稿位置に存在する事象に応じて点、面、接近困難の3種類に分類されている。すなわち、投稿情報30aが道路上での取り締まりや規制などを示す場合、これらの事象は特定の地点で発生するため、これらの投稿情報30aを示すアイコンは点分類に分類される。投稿情報30aが渋滞区間や工事区間などを示す場合、これらの事象は点より広い範囲に広がりを持つため、これらの投稿情報30aを示すアイコンは面分類に分類される。投稿情報30aが火災や水害などを示す場合、これらの事象には接近することが困難であるため、これらの投稿情報30aを示すアイコンは接近困難分類に分類される。
投稿者取得部21dは、投稿情報30aを投稿した投稿者を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールであり、本実施形態において制御部20は、投稿者取得部21dの処理により、投稿情報30aの投稿者が、高い信頼度の投稿情報30aを投稿する投稿者として予め決められた特定の投稿者であるか否かを判定する。すなわち、制御部20は、投稿者取得部21dの処理により、投稿情報30aを参照し、投稿情報30aの送信元となった投稿端末50の投稿者を識別するためのID情報を取得する。そして、制御部20は、投稿者取得部21dの処理により、記録媒体30を参照し、投稿端末50の投稿者を識別するためのID情報がID情報30bとして記録されている場合、投稿者が特定の投稿者であると判定する。
標高差取得部21eは、投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、記録媒体30には、予め地図情報30cが記録されており、制御部20は、当該地図情報30cを参照して、投稿位置の標高と投稿端末の位置の標高を取得し、両者の差によって標高差を取得する。なお、本実施形態において、標高差は、投稿端末の位置の標高−投稿位置の標高であり、投稿端末の位置の標高が投稿位置の標高よりも高い場合に正の値となるように構成されている。また、本実施形態において、地図情報30cは、道路区間の端点に対応するノードの位置、標高等を示すノードデータを含んでおり、制御部20は、投稿端末の位置に最も近いノードのノードデータが示す標高と、投稿位置に最も近いノードのノードデータが示す標高の差分によって標高差を取得する。
案内制御部21fは、投稿された投稿情報30aを参照する参照端末51において投稿情報30aを案内する場合の案内態様を変化させる機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールであり、本実施形態においては、投稿情報30aに対して信頼度を対応づけることによって案内態様を変化させる。さらに、本実施形態において、制御部20は、投稿端末距離および投稿情報30aの種類の組み合わせと、投稿情報30aの投稿者と、投稿端末距離および標高差の組み合わせと、に応じて案内態様を変化させる。
具体的には、点分類に分類されるアイコンが示す事象と面分類に分類されるアイコンが示す事象とを比較すると、前者の方が遠方から視認しづらいため、正確に投稿位置を定義するためには、前者の方が投稿位置に近い位置から投稿位置が特定される必要がある。従って、点分類に分類されるアイコンが示す投稿情報30aの方が、面分類に分類されるアイコンが示す投稿情報30aよりも投稿端末距離の増大に対する信頼度の低下が大きい。そこで、本実施形態においては、点分類に分類されるアイコンが示す投稿情報30aの方が、面分類に分類されるアイコンが示す投稿情報30aよりも投稿端末距離の増大に対する信頼度の低下が大きくなるように信頼度が定義されている。
さらに、災害等によって投稿位置に近づくことが困難な状況においては、災害等の発生位置ではなく災害等が発生している事実が重要であり、災害等が発生しているか否かが正しければ信頼度が高い。また、この場合、投稿者は、投稿位置に近づくことなく災害等の発生の有無を正確に特定することができる。そこで、接近困難分類に分類されるアイコンが示す投稿情報30aにおいては、面分類に分類されるアイコンが示す投稿情報30aよりも投稿端末距離の増大に対する信頼度の低下が小さくなるように信頼度が定義されている。
表1は、投稿端末距離とアイコンの種類との組み合わせによって特定される信頼度の例を示している。
本実施形態において、信頼度は0〜1まで変化するように定義され、最も信頼度が高い場合の値は1である。そして、表1に示す例において、投稿端末距離は、0.1m以下、0.1mより大きくかつ1km以下、1kmより大きくかつ4km以下、4kmより大きい、という4個の値域に分類され、各値域とアイコンの種類との組み合わせに信頼度が対応づけられている。従って、制御部20は、表1のような信頼度の定義を参照すれば、投稿端末距離とアイコンの種類との組み合わせに対応する信頼度を取得することができる。
さらに、特定の投稿者が他の一般的な投稿者と比較して投稿情報30aを詳細に知り得る場合、当該特定の投稿者による投稿情報30aの信頼度が他の一般的な投稿者による投稿情報30aの信頼度よりも高いと見なすことができる。例えば、災害救助隊員は災害の発生を高い信頼性で知り得る。そこで、本実施形態においては、高い信頼度の投稿情報30aを投稿する投稿者を特定の投稿者として予め決めてあり、制御部20は、投稿端末50の投稿者を識別するためのID情報がID情報30bとして記録されている場合、投稿者が特定の投稿者であると判定する。そして、本実施形態において制御部20は、投稿者が特定の投稿者である場合に、他の条件(投稿端末距離、投稿情報の種類、標高差)に関わらず、信頼度を1とする。
さらに、投稿端末が高所にあることにより、当該投稿端末の利用者が低所に関する投稿情報30aを容易に視認可能である場合に、標高差が大きいほど投稿情報30aの信頼度が高くなると見なせる場合もある。そこで、本実施形態においては、投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差(本実施形態においては、投稿端末の位置の標高−投稿位置の標高)が大きいほど信頼度が大きくなるように定義される。
表2は、投稿端末距離と標高差との組み合わせによって特定される信頼度の例を示している。
表2に示す例においても投稿端末距離は、0.1m以下、0.1mより大きくかつ1km以下、1kmより大きくかつ4km以下、4kmより大きい、という4個の値域に分類され、各値域と標高差との組み合わせに信頼度が対応づけられている。従って、制御部20は、表2のような信頼度の定義を参照すれば、投稿端末距離と標高差との組み合わせに対応する信頼度を取得することができる。
参照端末51における投稿情報30aの案内態様は、投稿情報30aの信頼度の変化が伝達されるように変化すれば良く、本実施形態においては、参照端末51が備える表示部に表示するアイコンの表示態様を信頼度に応じて変化させることによって案内態様の変化を実現する。このため、制御部20は、案内制御部21fの処理により、投稿情報30aの投稿者に基づいて取得された信頼度、または、投稿端末距離および投稿情報30aの種類の組み合わせに基づいて取得された信頼度と投稿端末距離および標高差の組み合わせに基づいて取得された信頼度に基づいて、投稿情報30aの信頼度を確定し、確定された信頼度を投稿情報30aに対応づける。
そして、参照端末51が、投稿情報30aの配信を受け付け、当該投稿情報30aに基づいて表示部の地図上にアイコンを表示する際に、当該投稿情報30aに対応づけられた信頼度に基づいてアイコンの透過性を特定して当該透過性でアイコンを表示することで、信頼度に応じた表示態様での表示を行う。具体的には、透過性は(1−信頼度)で定義され、参照端末51が、投稿情報30aに含まれる投稿位置に、アイコンの画像データ×信頼度+アイコンの背景における地図の画像データ×(1−信頼度)を各画素について計算して生成された画像データを表示することにより、信頼度が高いほど高い視認性(低い透過性)で投稿位置にアイコンを表示する。
この構成によれば、参照者は、投稿端末距離に応じた投稿情報30aの信頼度の変化を直感的に認識することができる。また、参照者は、アイコンの種類に応じた投稿情報30aの信頼度の変化を直感的に認識することができる。さらに、参照者は、投稿者に応じた投稿情報30aの信頼度の変化を直感的に認識することができる。さらに、参照者は、標高差に応じた投稿情報30aの信頼度の変化を直感的に認識することができる。
(2)投稿情報管理処理:
次に、投稿情報管理処理について詳細に説明する。図2は、投稿情報管理処理のフローチャートである。投稿情報管理処理は、通信制御部21aの処理によって制御部20が投稿端末50から投稿情報30aを取得して記録媒体30に記録した後に実行される。投稿情報管理処理が開始されると、制御部20は、投稿者取得部21dの処理により、投稿情報30aが特定の投稿者から投稿されたか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、記録媒体30を参照し、投稿情報30aを投稿した投稿端末50の投稿者を識別するためのID情報がID情報30bとして記録されている場合、投稿者が特定の投稿者であると判定する。投稿者が特定の投稿者である場合、当該特定の投稿者が投稿した投稿情報30aは信頼度が高いと見なされる。そこで、ステップS100において、投稿情報30aが特定の投稿者から投稿されたと判定された場合、制御部20は、案内制御部21fの処理により、投稿情報30aの信頼度を1に設定する(ステップS105)。
次に、投稿情報管理処理について詳細に説明する。図2は、投稿情報管理処理のフローチャートである。投稿情報管理処理は、通信制御部21aの処理によって制御部20が投稿端末50から投稿情報30aを取得して記録媒体30に記録した後に実行される。投稿情報管理処理が開始されると、制御部20は、投稿者取得部21dの処理により、投稿情報30aが特定の投稿者から投稿されたか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、記録媒体30を参照し、投稿情報30aを投稿した投稿端末50の投稿者を識別するためのID情報がID情報30bとして記録されている場合、投稿者が特定の投稿者であると判定する。投稿者が特定の投稿者である場合、当該特定の投稿者が投稿した投稿情報30aは信頼度が高いと見なされる。そこで、ステップS100において、投稿情報30aが特定の投稿者から投稿されたと判定された場合、制御部20は、案内制御部21fの処理により、投稿情報30aの信頼度を1に設定する(ステップS105)。
一方、ステップS100において、投稿情報30aが特定の投稿者から投稿されたと判定されない場合、制御部20は、投稿端末距離取得部21bの処理により、記録媒体30を参照し、投稿情報30aに含まれる投稿位置を取得し(ステップS110)、投稿端末50の位置を取得する(ステップS115)。そして、制御部20は、投稿端末距離取得部21bの処理により、投稿位置と投稿端末50の位置との間の距離を投稿端末距離として取得する(ステップS120)。
次に、制御部20は、投稿情報種類取得部21cの処理により、投稿情報30aの種類を取得する(ステップS125)。すなわち、本実施形態においては、アイコンの種類が投稿情報30aの種類であると見なすことができるため、制御部20は、記録媒体30を参照し、投稿情報30aに含まれるアイコンを示す情報から、アイコンが点分類、面分類、接近困難分類のいずれに分類されるか判定することで、アイコンの種類を取得する。
次に、制御部20は、標高差取得部21eの処理により、標高差を取得する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、地図情報30cを参照し、投稿位置の標高と投稿端末の位置の標高を取得し、投稿端末の位置の標高−投稿位置の標高によって標高差を取得する。
次に、制御部20は、案内制御部21fの処理により、投稿端末距離と投稿情報30aの種類から信頼度Aを取得する(ステップS135)。すなわち、制御部20は、ステップS120で取得した投稿端末距離と、ステップS125で取得した投稿情報30aの種類(アイコンの種類)との組み合わせに対応する信頼度を表1に基づいて取得する。ここでは、取得された信頼度を信頼度Aと呼ぶ。
次に、制御部20は、案内制御部21fの処理により、投稿端末距離と標高差から信頼度Aを取得する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、ステップS120で取得した投稿端末距離と、ステップS130で取得した標高差との組み合わせに対応する信頼度を表2に基づいて取得する。ここでは、取得された信頼度を信頼度Bと呼ぶ。
次に、制御部20は、案内制御部21fの処理により、信頼度Aと信頼度Bの積を投稿情報30aの信頼度として確定する(ステップS145)。そして、制御部20は、案内制御部21fの処理により、投稿情報30aの信頼度を投稿情報30aに対応づけて記録する(ステップS150)。すなわち、制御部20は、ステップS105で取得された信頼度、またはステップS145で取得された信頼度を投稿情報30aに対応づけて記録媒体30に記録する。
(3)参照端末での案内:
図3Aは、3種の投稿情報30aについての投稿位置と複数の投稿端末50の位置を例示した図であり、細い線は道路、太い線は渋滞区間を示している。また、位置Psにおいては交通規制が発生しており、位置Pfにおいては火災が発生していることを想定している。ここでは、この場合において、特定の投稿者ではない投稿端末50の利用者が、複数の位置で投稿情報30aを投稿する場合の例について説明する。
図3Aは、3種の投稿情報30aについての投稿位置と複数の投稿端末50の位置を例示した図であり、細い線は道路、太い線は渋滞区間を示している。また、位置Psにおいては交通規制が発生しており、位置Pfにおいては火災が発生していることを想定している。ここでは、この場合において、特定の投稿者ではない投稿端末50の利用者が、複数の位置で投稿情報30aを投稿する場合の例について説明する。
すなわち、ここでは、位置Psが投稿位置であるとともに交通規制を示すアイコンが含まれる投稿情報30aが投稿される例を想定し、当該投稿情報30aを投稿した投稿端末50の位置として、投稿位置Psから0.1m以内の位置Ps1、投稿位置Psから0.1mより遠くかつ1km以内の位置Ps2,投稿位置Psから1kmより遠くかつ4km以内の位置Ps3,投稿位置Psから4kmより遠い位置Ps4の4地点を想定する。
また、渋滞区間内の位置Pjが投稿位置であるとともに渋滞区間を示すアイコンが含まれる投稿情報30aが投稿される例を想定し、当該投稿情報30aを投稿した投稿端末50の位置として、投稿位置Pjから0.1m以内の位置Pj1、投稿位置Pjから0.1mより遠くかつ1km以内の位置Pj2,投稿位置Pjから1kmより遠くかつ4km以内の位置Pj3,投稿位置Pjから4kmより遠い位置Pj4の4地点を想定する。
さらに、位置Pfが投稿位置であるとともに火災を示すアイコンが含まれる投稿情報30aが投稿される例を想定し、当該投稿情報30aを投稿した投稿端末50の位置として、投稿位置Pfから0.1m以内の位置Pf1、投稿位置Pfから0.1mより遠くかつ1km以内の位置Pf2,投稿位置Pfから1kmより遠くかつ4km以内の位置Pf3,投稿位置Pfから4kmより遠い位置Pf4の4地点を想定する。
さらに、ここでは、投稿位置と投稿端末50の位置との標高差が25mより大きい場合を想定する。従って、投稿端末50の位置が各投稿位置から4kmより遠い位置である場合のみ上述の信頼度Bが0.4となり、他の場合は信頼度が1となる(表2参照)。一方、上述の信頼度Aは、投稿端末50の位置と投稿位置との間の距離(投稿端末距離)およびアイコンの種類によって変化する(表1参照)。
具体的には、交通規制を示すアイコンは点分類に分類されるため、位置Ps1、位置Ps2,位置Ps3,位置Ps4のそれぞれから投稿された場合の信頼度Aは、それぞれ、1、0.8、0.6、0.4となる。従って、信頼度A×信頼度Bで確定される信頼度は、それぞれ、1、0.8、0.6、0.16となる。
また、渋滞区間を示すアイコンは面分類に分類されるため、位置Pj1、位置Pj2,位置Pj3,位置Pj4のそれぞれから投稿された場合の信頼度Aは、それぞれ、1、1、0.8、0.4となる。従って、信頼度A×信頼度Bで確定される信頼度は、それぞれ、1、1、0.8、0.16となる。
さらに、火災を示すアイコンは接近困難分類に分類されるため、位置Pf1、位置Pf2,位置Pf3,位置Pf4のそれぞれから投稿された場合の信頼度Aは、それぞれ、1、1、1、0.4となる。従って、信頼度A×信頼度Bで確定される信頼度は、それぞれ、1、1、1、0.16となる。
さらに、本例においては、参照端末51が表示部に表示される地図に含まれる投稿情報30aの配信を要求し、配信された投稿情報30aが示すアイコンを表示することによって投稿情報30aを案内する例を想定する。この場合において、参照端末51は、投稿情報30aに対応づけられた信頼度が高いほど、視認性が高くなるようにアイコンを表示する。
図3B〜図3Eは、アイコンの表示例を示す図であり、図3Bにおいては表示部に表示される地図にアイコンが表示された状態を示し、図3C〜図3Eにおいてはアイコンが表示される部位の拡大図を示している。なお、各図において、Sと記されたアイコンIsは交通規制を示すアイコンの模式図であり、Jと記されたアイコンIjは渋滞区間を示すアイコンの模式図であり、Fと記されたアイコンIfは火災を示すアイコンの模式図である。
さらに、図3Bにおいては、位置Ps、位置Pj、位置Pfを投稿位置とした投稿情報30aが位置Ps1、位置Pj1、位置Pf1から投稿された場合を示している。さらに、図3Cは位置Ps2、位置Pj2、位置Pf2から、図3Dは位置Ps3、位置Pj3、位置Pf3から、図3Eは位置Ps4、位置Pj4、位置Pf4から、位置Ps、位置Pj、位置Pfを投稿位置とした投稿情報30aが投稿された例を示している。
これらの図3B〜図3Eに示すように、同一の種類のアイコン同士で比較すると、投稿位置と投稿端末50の位置との間の距離である投稿端末距離が大きくなるほどアイコンの視認性が低下し、投稿情報30aの信頼度が低下する様子を反映した状態でアイコンを参照者に対して示すことができる。また、点分類のアイコンIsと面分類のアイコンIjとで比較すると、前者の方が後者と比較して投稿端末距離の増大とともに急激にアイコンの視認性が低下している。このように、点分類のアイコンIsの方が、面分類のアイコンIjよりも投稿端末距離の増大に対して大きく信頼度が低下する様子を反映した状態でアイコンを参照者に案内することができる。
さらに、接近困難分類に分類されるアイコンIfは、他の分類のアイコンと比較して、アイコンの視認性が低下し始める投稿端末距離が大きいため、投稿端末距離が比較的大きな値となるまでアイコンの視認性が低下することはないが、投稿端末距離が所定距離(本例では4km)を超えると急激に視認性が低下する。すなわち、接近困難分類は、遠方から視認できるとともに、投稿位置の正確性よりは災害等の事象が発生している事実が正確であることが重要である。従って、投稿端末距離が比較的長距離であっても投稿情報30aの信頼度が高いと見なすことができるが、過度に遠方になると投稿者が事象の発生を視認できる可能性は低く、信頼性できないと見なすことができ、本例においては、このような事象の信頼度を反映したアイコンを参照者に案内することができる。
(4)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて案内態様を変化させる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。投稿端末距離取得手段は、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得することができればよく、投稿情報を参照して当該投稿情報に含まれる投稿位置および投稿端末の位置を取得し、両者の間の距離を投稿端末距離として取得することができればよい。投稿情報は、投稿端末の利用者(投稿者)によって生成され、参照端末の利用者(参照者)によって利用され得る情報であれば良く、少なくとも、投稿情報として案内すべき内容と、当該内容に対応づけられる投稿位置と、投稿端末の位置とが含まれる。投稿情報として案内すべき内容は、例えば、画像による案内対象となるアイコンや音声案内の内容、投稿者、投稿時刻等で構成され得る。
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて案内態様を変化させる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。投稿端末距離取得手段は、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得することができればよく、投稿情報を参照して当該投稿情報に含まれる投稿位置および投稿端末の位置を取得し、両者の間の距離を投稿端末距離として取得することができればよい。投稿情報は、投稿端末の利用者(投稿者)によって生成され、参照端末の利用者(参照者)によって利用され得る情報であれば良く、少なくとも、投稿情報として案内すべき内容と、当該内容に対応づけられる投稿位置と、投稿端末の位置とが含まれる。投稿情報として案内すべき内容は、例えば、画像による案内対象となるアイコンや音声案内の内容、投稿者、投稿時刻等で構成され得る。
投稿位置は、種々の手法で指定することが可能であり、例えば、投稿端末の表示部に表示された地図上で投稿者が投稿位置を指定する構成等を採用可能である。なお、投稿端末距離取得手段は、投稿情報が取得される度に投稿位置を取得しても良いし、所定の期間に投稿情報を取得するとともに所定の期間が経過した場合に当該期間内に取得した全ての投稿情報から投稿位置を取得しても良い。投稿端末の位置は、投稿端末で種々の手法によって投稿端末の現在位置を取得することで定義されれば良く、例えば、投稿位置を指定した場合に投稿端末が存在する現在位置を投稿端末の位置とする構成等を採用可能である。
投稿情報種類取得手段は、投稿情報の種類を取得することができればよく、投稿情報を参照して投稿情報の種類を取得すれば良い。投稿情報の種類は、投稿端末距離による信頼度の変化度合いが変化し得るように定義されていれば良く、例えば、地点などの狭域についての投稿情報と、区間や範囲などの広域についての投稿情報とを比較すると、正確に投稿情報として定義するためには、前者の方が投稿位置に近い位置から投稿内容が確認される必要がある。従って、狭域についての投稿情報の方が、広域についての投稿情報よりも投稿端末距離の増大に対する信頼度の低下が大きい。そこで、狭域についての投稿情報と広域についての投稿情報とを異なる種類に分類する構成を採用可能である。
また、災害等によって投稿位置に近づくことが困難な状況においては、災害等の発生位置ではなく災害等が発生している事実が重要であり、災害等が発生しているか否かが正しければ信頼度が高い。また、この場合、投稿者は、投稿位置に近づくことなく災害等の発生の有無を特定することができる。そこで、投稿情報に対応づけられるべき投稿位置に近づくことが困難な場合における投稿情報と、投稿位置に近づくことが容易な場合における投稿情報とを異なる種類に分類する構成を採用可能である。なお、投稿情報の種類は、投稿情報として案内すべき内容に基づいて取得されても良いし、投稿情報に投稿情報の種類自体を示す情報が含まれていても良い。
案内制御手段は、投稿された投稿情報を参照する参照端末において投稿情報を案内する場合の案内態様を投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて変化させることができればよい。すなわち、参照端末における投稿情報の案内手段を直接的にまたは間接的に制御することによって、投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて変化させることができればよい。
案内手段を直接的に制御するためには、例えば、投稿情報管理システムから参照端末の案内手段に案内態様を指定した制御信号を出力することによって案内態様を変化させる構成等を想定可能である。案内手段を間接的に制御するためには、例えば、参照端末の案内手段における案内内容を示す情報に案内態様を対応づけて記録媒体に蓄積しておき、案内を行う場合に参照端末から当該情報の送信要求が行われる構成において、送信要求が行われた情報が参照端末に送信され、当該案内態様で案内手段が案内を行う構成等を採用可能である。
なお、案内態様は、投稿情報の信頼度の変化が伝達されるように変化すれば良く、例えば、画像や音声による案内において、強調度合い高いほど信頼度が高いことが示されるように案内態様を変化させる構成等を採用可能である。また、案内態様は、投稿端末距離と投稿情報の種類との組み合わせによって変化すれば良く、投稿情報の種類が、投稿端末距離に対して信頼度が大きく変化する種類であれば、信頼度がより小さく変化する種類の投稿情報よりも、大きく案内態様を変化させる構成等を採用可能である。また、信頼度の投稿端末距離に対する依存性が他の投稿情報よりも小さい種類の投稿情報においては、当該他の投稿情報よりも案内態様の変化を小さくする構成を採用可能である。
ここで、画像による案内の場合は、投稿情報が投稿内容を示すアイコンであり、アイコンを表示部に表示する案内を行う構成が想定され、この構成で案内態様を変化させる例としては、投稿端末距離が大きいほど投稿情報を表示部に表示して案内する場合の視認性を低下させる構成を採用可能である。この構成によれば、投稿端末距離が大きいほど投稿情報の信頼度が低下することを、参照者に直感的に認識させることができる。むろん、ここでは、投稿端末距離以外の要素(投稿情報の種類等)の組み合わせに応じて投稿情報の視認性が低下するように構成しても良い。
さらに、案内態様は、投稿端末距離および投稿情報の種類以外の要素に依存して変化しても良く、例えば、投稿情報を投稿した投稿者を取得する投稿者取得手段を備える構成において、案内制御手段が、投稿情報の投稿者に応じて投稿情報を案内する場合の案内態様を変化させるように構成しても良い。すなわち、特定の投稿者が他の一般的な投稿者と比較して投稿情報を詳細に知り得る場合には、当該特定の投稿者による投稿情報の信頼度が他の一般的な投稿者による投稿情報の信頼度よりも高いと見なすことができる(例えば、災害救助隊員は災害の発生を高い信頼性で知り得る等)。そこで、投稿情報の投稿者に応じて案内態様を変化させれば、投稿者に応じた投稿情報の信頼度の差異を参照者に伝達することが可能になる。なお、投稿情報の投稿者に応じて案内態様を変化させる場合においては、投稿端末距離および投稿情報の種類を考慮しないで案内態様を変化させる構成であっても良いし、投稿情報の投稿者、投稿端末距離の少なくとも1個と投稿情報の種類との組み合わせによって案内態様を変化させる構成であっても良い。
さらに、投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差を取得する標高差取得手段を備える構成において、案内制御手段が、投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差に応じて投稿情報を案内する場合の案内態様を変化させるように構成しても良い。すなわち、投稿端末が高所にあることにより、当該投稿端末を利用する投稿者が低所に関する投稿情報を容易に視認可能である場合に、標高差が大きいほど投稿情報の信頼度が高くなると見なせる場合もある。そこで、投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差に応じて案内態様を変化させれば、標高差に応じた投稿情報の信頼度の差異を参照者に伝達することが可能になる。なお、投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差に応じて案内態様を変化させる場合においては、投稿端末距離、投稿情報の種類、投稿情報の投稿者を考慮しないで案内態様を変化させる構成であっても良いし、投稿端末距離、投稿情報の種類、投稿情報の投稿者の少なくとも1個と投稿位置と投稿端末の位置との間の標高差との組み合わせによって案内態様を変化させる構成であっても良い。
さらに、参照端末において投稿情報の案内を行う条件としては、種々の条件を採用可能である。例えば、投稿位置と参照端末の位置との間の距離である参照端末距離が閾値以下である場合に参照端末において投稿情報を案内するとともに、投稿端末距離が大きいほど閾値を大きくする構成を採用しても良い。すなわち、多くの場合、投稿端末距離が大きいほど投稿位置の精度が低下する。従って、投稿内容を示す位置と投稿位置とが実空間でずれる可能性が高くなる。そこで、投稿端末距離が大きいほど閾値を大きくし、参照端末距離が大きい段階で投稿情報を案内する構成とすれば、投稿内容を示す位置と投稿位置とがずれていたとしても投稿位置に近づく過程で早期に投稿位置が案内されるようにすることができる。また、投稿位置に接近した後、遠ざかる過程で投稿位置が案内されることを防止することができる。むろん、閾値の大きさは投稿情報管理システムによって指示されても良いし、参照端末において特定しても良い。また、閾値の大きさは、投稿端末距離に応じて連続的に変化しても良いし、段階的に変化しても良い。
このような構成は、例えば、図1に示す構成と同様の構成の投稿情報管理システム10から投稿情報30aの配信を受け、当該投稿情報30aに対応づけられた信頼度が低いほど大きくなるように参照端末51が閾値を決定するように構成することで実現可能である。すなわち、図1に示す構成においては、表1、表2に示されるように投稿端末距離が大きくなるほど信頼度が低くなるように定義されるため、信頼度が低いほど閾値を大きくすれば、投稿端末距離が大きいほど閾値が大きくなるように当該閾値が決定される。
図4A〜図4Cは、この例にかかる動作を説明する説明図であり、図4Aにおいて、細い線は道路を示し、位置Psにおいては交通規制が発生している例を想定している。すなわち、ここでは、位置Psが投稿位置であるとともに交通規制を示すアイコンが含まれる投稿情報30aが投稿される例を想定する。そして、当該投稿情報30aを投稿した投稿端末50の位置として、投稿位置Psから0.1m以内の位置Ps1、投稿位置Psから0.1mより遠くかつ1km以内の位置Ps2を想定する。
この例において、投稿情報30aが位置Ps1から投稿された場合の閾値L1は投稿情報30aが位置Ps1から投稿された場合の閾値L2よりも小さい。そして、投稿情報30aが位置Ps1から投稿された場合において、参照端末51は、参照端末51の位置と投稿位置Ps1との間の距離である投稿端末距離が閾値L1以下となった場合に、図4Bに示すように交通規制を示すアイコンを表示する。投稿情報30aが位置Ps2から投稿された場合において、参照端末51は、参照端末51の位置と投稿位置Ps2との間の距離である投稿端末距離が閾値L2以下となった場合に,図4Cに示すように交通規制を示すアイコンを表示する。
従って、投稿端末距離が大きく信頼度が低い場合の方が、早期にアイコンが表示され始める。しかし、投稿端末距離が大きく信頼度が低い場合、参照端末51は、信頼度が低いことを示すためにアイコンの視認性を低下させて表示する。従って、信頼度が低い場合の図4Cは、信頼度が高い場合の図4Bよりも早期に表示され始めるが、信頼度が低いため、参照者は、図4Cの表示に基づいて投稿位置の正確性を過度に期待することはなく、交通規制の位置をおおよそ把握した上で対処することが可能になる。一方、図4Bの表示は図4Cの表示よりも遅く表示され始めるが、信頼度が高いため、参照者は投稿位置が正確であることを期待して、交通規制に対処することが可能になる。
さらに、この場合、投稿端末距離が上限距離よりも大きい場合には参照端末において投稿情報を案内しないように構成しても良い。すなわち、多くの場合、投稿端末距離が大きいほど投稿位置の精度が低下するため、投稿端末距離が上限距離よりも大きい場合には投稿情報の案内が有益ではないと見なし、案内をしないように構成する。この構成によれば、不正確な投稿情報に基づいて案内がされることを防止することができる。
さらに、案内制御手段が、投稿情報の投稿後の経過時間が所定の有効期間内である場合に投稿情報を案内するとともに、投稿端末距離が大きいほど有効期間を短くするように構成しても良い。すなわち、参照端末において、投稿情報を利用可能な期間を有効期間として定義する構成とし、投稿情報の投稿後の経過時間が有効期間内である場合には投稿情報が案内され、投稿情報の投稿後の経過時間が有効期間を越えた場合には投稿情報が案内されないように構成する。
このような構成は、例えば、以下のように実現させる。すなわち、上述の図1と同様な構成において、制御部20が、通信制御部21aの処理によって投稿情報30aを取得した時刻である投稿時刻を特定して投稿情報30aに対応づける構成とする。そして、参照端末51から投稿情報30aの配信要求がなされた場合に、制御部20が投稿端末距離取得部21bの処理により、配信要求対象の投稿情報30a(参照端末51の現在位置周辺の投稿位置が対応づけられた投稿情報30a等)を参照して投稿端末距離を取得する構成とする。さらに、制御部20が、案内制御部21fの処理によって、投稿端末距離が大きいほど短い有効期間を設定し、投稿情報30aに対応づけられた投稿時刻からの経過時間を取得し、経過時間が有効期間内であるか否かを判定する構成とする。そして、制御部20が、通信制御部21aの処理により、経過時間が有効期間内である場合には配信要求対象の投稿情報30aを参照端末51に配信し、経過時間が有効期間内でない場合には配信要求対象の投稿情報30aを参照端末51に配信しない構成とする。
この構成によれば、投稿情報の投稿後の経過時間が有効期間内である場合には投稿情報が案内され、投稿情報の投稿後の経過時間が有効期間を越えた場合には投稿情報が案内されないように構成することができる。そして、多くの場合、投稿端末距離が大きいほど投稿位置の精度が低下するため、以上の構成のように、投稿端末距離が大きいほど有効期間を短くすれば、精度が低い投稿情報の利用期間を短くし、精度が高い投稿情報の利用期間を長くすることができ、投稿情報が正確である可能性を高めることができる。なお、有効期間の大きさは、投稿端末距離に応じて連続的に変化しても良いし、段階的に変化しても良い。むろん、有効期間の決定や有効期間に基づく案内の可否は、信頼度に基づいて参照端末51が行ってもよい。
さらに、投稿情報の投稿位置と投稿情報を投稿する投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得手段と、投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得手段と、投稿された投稿情報の信頼度を投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて変化させる信頼度制御手段と、を備える投稿情報管理システムを構成しても良い。すなわち、このようにして投稿情報の信頼度を決定すれば、信頼度に応じて投稿情報の利用手法を変化させることができ、案内態様、案内タイミング、有効期間等を変化させることができる。むろん、信頼度を案内するなど、信頼度を利用する構成であっても良い。
さらに、本発明のように、投稿端末距離および投稿情報の種類に応じて案内態様を変化させる手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような手段を備えたサーバシステムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…投稿情報管理システム、20…制御部、21…投稿情報管理プログラム、21a…通信制御部、21b…投稿端末距離取得部、21c…投稿情報種類取得部、21d…投稿者取得部、21e…標高差取得部、21f…案内制御部、30…記録媒体、30a…投稿情報、30b…情報、30c…地図情報、40…通信部、50…投稿端末、51…参照端末
Claims (10)
- 投稿情報の投稿位置と前記投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得手段と、
前記投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得手段と、
投稿された前記投稿情報を参照する参照端末において前記投稿情報を案内する場合の案内態様を前記投稿端末距離および前記投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御手段と、
を備えること特徴とする投稿情報管理システム。 - 前記投稿情報を投稿した投稿者を取得する投稿者取得手段をさらに備え、
前記案内制御手段は、
前記投稿情報の投稿者に応じて前記投稿情報を案内する場合の案内態様を変化させる、
請求項1に記載の投稿情報管理システム。 - 前記投稿位置と前記投稿端末の位置との間の標高差を取得する標高差取得手段をさらに備え、
前記案内制御手段は、
前記前記投稿位置と前記投稿端末の位置との間の標高差に応じて前記投稿情報を案内する場合の案内態様を変化させる、
請求項1または請求項2のいずれかに記載の投稿情報管理システム。 - 前記案内制御手段は、
前記投稿端末距離が大きいほど前記投稿情報を表示部に表示して案内する場合の視認性を低下させる、
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の投稿情報管理システム。 - 前記参照端末においては、
前記投稿位置と前記参照端末の位置との間の距離である参照端末距離が閾値以下である場合に前記投稿情報を案内するとともに、前記投稿端末距離が大きいほど前記閾値を大きくする、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の投稿情報管理システム。 - 前記参照端末においては、
前記投稿端末距離が上限距離よりも大きい場合には前記投稿情報を案内しない、
請求項5に記載の投稿情報管理システム。 - 前記案内制御手段は、
前記投稿情報の投稿後の経過時間が所定の有効期間内である場合に前記投稿情報を案内するとともに、前記投稿端末距離が大きいほど前記有効期間を短くする、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の投稿情報管理システム。 - 投稿情報の投稿位置と前記投稿情報を投稿する投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得手段と、
前記投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得手段と、
投稿された前記投稿情報の信頼度を前記投稿端末距離および前記投稿情報の種類に応じて変化させる信頼度制御手段と、
を備えることを特徴とする投稿情報管理システム。 - 投稿情報の投稿位置と前記投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得工程と、
前記投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得工程と、
投稿された前記投稿情報を参照する参照端末において前記投稿情報を案内する場合の案内態様を前記投稿端末距離および前記投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御工程と、
を含むことを特徴とする投稿情報管理方法。 - 投稿情報の投稿位置と前記投稿情報を投稿した投稿端末の位置との間の距離である投稿端末距離を取得する投稿端末距離取得機能と、
前記投稿情報の種類を取得する投稿情報種類取得機能と、
投稿された前記投稿情報を参照する参照端末において前記投稿情報を案内する場合の案内態様を前記投稿端末距離および前記投稿情報の種類に応じて変化させる案内制御機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする投稿情報管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013259914A JP2015118432A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 投稿情報管理システム、方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013259914A JP2015118432A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 投稿情報管理システム、方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015118432A true JP2015118432A (ja) | 2015-06-25 |
Family
ID=53531125
Family Applications (1)
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JP2013259914A Pending JP2015118432A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 投稿情報管理システム、方法およびプログラム |
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JP (1) | JP2015118432A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017122277A1 (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 楽天株式会社 | 情報提供システム、情報提供方法、及びプログラム |
JP2020035021A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 日本電信電話株式会社 | 評価装置、方法、及びプログラム |
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2013
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