JP2015118109A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用のロック部品を別途に設けることなく、繰出し側のメカ端を容易に決定できるとともに、外部からの衝撃やひねり力に対する強度を向上させる。【解決手段】光学機器は、固定カム環9と、固定カム環9の内周部に形成されたカム溝に追従して回転しながら光軸方向に移動する移動カム環8と、移動カム環8の内周部に形成されたカム溝に追従して光軸方向に移動する内側レンズ保持部1〜3と、移動カム環8の外周部に形成されたカム溝に追従して光軸方向に移動する外側レンズ保持部5と、外部レンズ保持部5の外周側で固定カム環9との間に設けられ、移動カム環8に固定されて移動カム環8と一体に回転しながら光軸方向に移動する外筒81とを備える。外側レンズ保持部5の外周部には、外筒81の内周部に形成された内周溝81bに挿入される突起5cが設けられ、内周溝81bの繰出し側の端部には、突起5cが周方向に当接可能な回転規制部81cが設けられる。【選択図】図8

Description

本発明は、レンズを移動可能に保持する光学機器に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置のレンズ鏡筒として、複数のレンズを保持する複数のレンズ保持部をカム筒の回転により光軸方向に移動させてレンズを所定の位置に移動させるズーム機構を備えるものが提案されている(特許文献1)。この提案では、カム筒の内周部及び外周部にそれぞれカム溝が形成されている。そして、カム筒の外周部に対して1群レンズ保持部を被写体側から位相をずらして組み付けることで、通常動作では脱落しないようになっている。
また、カメラの携帯時等のズーム操作筒の回転を規制する技術として、ズーム操作筒の外周側にロック部品を設けたものが提案されている(特許文献2)。この提案では、ロック時にズーム操作筒に対して規定以上の回転力が加えられた場合に、ロック部品によるロックが解除されるようになっている。
特開2010−156870号公報 特開2007−33504号公報
ところで、近年、デジタルカメラ等の撮像装置の小型化が進む一方で、レンズ鏡筒のズーム倍率の高倍率化が要求されている。このため、このようなレンズ鏡筒においても、外部からの衝撃やユーザの誤操作等によるひねり力に対して強度を向上させる必要がある。
しかし、上記特許文献1では、ユーザが1群レンズ保持部を誤って無理に回転させた場合、1群レンズ保持部が変形等してカム筒の組み込み位相まで回転し、カム筒から脱落してしまうおそれがある。
また、上記特許文献2では、ズーム操作筒の外周側に設けるロック部品が別途に必要になり、ロック操作も手動で行う必要がある。
そこで、本発明の目的は、専用のロック部品を別途に設けることなく、繰出し側のメカ端を容易に決定できるとともに、外部からの衝撃やひねり力に対する強度を向上させる点にある。
上記目的を達成するために、本発明の光学機器は、固定カム環と、前記固定カム環の内周部に形成されたカム溝に追従して回転しながら光軸方向に移動する移動カム環と、前記移動カム環の内周部に形成されたカム溝に追従して光軸方向に移動する内側レンズ保持部と、前記移動カム環の外周部に形成されたカム溝に追従して光軸方向に移動する外側レンズ保持部と、前記外側レンズ保持部の外周側で前記固定カム環との間に設けられ、前記移動カム環に固定されて前記移動カム環と一体に回転しながら光軸方向に移動する外筒とを備え、前記外側レンズ保持部の外周部には、前記外筒の内周部に形成された溝に挿入される突起が設けられ、前記溝の繰出し側の端部には、前記突起が周方向に当接可能な回転規制部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、専用のロック部品を別途に設けることなく、繰出し側のメカ端を容易に決定することができるとともに、外部からの衝撃やひねり力に対する強度を向上させることができる。
(a)は本発明のレンズ鏡筒を備える撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側から見た斜視図、(b)は(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た図である。 デジタルカメラの制御ブロック図である。 レンズ鏡筒の収納状態での光軸方向に沿う断面図である。 レンズ鏡筒の撮影状態(繰り出し状態)での光軸方向に沿う断面図である。 レンズ鏡筒の分解斜視図である。 レンズ鏡筒の斜視図である。 レンズ鏡筒の径方向に沿う断面図である。 (a)は外筒、5群レンズ保持部、及び移動カム環の分解斜視図、(b)は外筒を像面側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1(a)は本発明を実施した光学機器の一例であるレンズ鏡筒を備える撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側から見た斜視図、図1(b)は図1(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た図である。
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラ23は、正面側に、被写体の構図を決めるファインダ21、測光測距を行う場合の補助光源20、ストロボ装置22、及びレンズ鏡筒16が設けられる。レンズ鏡筒16は、撮影位置と収納位置との間を光軸方向に移動してズーム倍率を変更するズーム式とされている。
デジタルカメラ23の上面側には、レリーズボタン17、電源切換えボタン19、及びズームスイッチ18が設けられる。また、図1(b)に示すように、デジタルカメラ23の背面側には、操作ボタン26〜31、LCD等のディスプレイ25、及びファインダ接眼部24が設けられる。
図2は、本実施形態のデジタルカメラ23の制御ブロック図である。バス43には、CPU45、ROM44、RAM46、レリーズボタン17、操作ボタン26〜31、ディスプレイ25、電源切換えボタン19、ズームスイッチ18、メモリ39、圧縮伸張部40、メモリカードドライブ41及び駆動回路42が接続される。
駆動回路42には、レンズ鏡筒16をズーム駆動するズーム機構32、フォーカスレンズ6aを駆動するフォーカス駆動機構7、シャッタ2を駆動するシャッタ駆動機構33、絞り34を駆動する絞り駆動機構35が接続される。また、駆動回路42には、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子10及びストロボ装置22が接続される。駆動回路42に接続された各ユニットは、CPU45からの信号に基づいて該駆動回路42を介して駆動が制御される。
ROM44には、各種制御プログラム等が記憶され、RAM46には、各種制御プログラムに必要なデータが記憶されている。アナログ信号処理部36は、撮像素子10から出力された画像データにアナログ処理を施し、A/D変換部37に出力する。
A/D変換部37は、撮像素子10から取り込んだアナログデータをデジタルデータに変換して、デジタル信号処理部38に出力する。デジタル信号処理部38は、A/D変換部37で変換されたデジタルデータに対して所定の処理を行い、画像データとしてメモリ39に出力する。
メモリ39に記憶された画像データは、圧縮伸張部40によりJPEGやTIFF等の圧縮処理等が施された後、メモリカードドライブ41に装着されたメモリーカードに出力されて記憶される。
また、メモリ39に記憶された画像データやメモリカードドライブ41に記憶された画像データを圧縮伸張部40によって伸張処理を行い、その後、バス43を介してディスプレイ25に表示させることができる。ディスプレイ25に表示された画像をユーザが見て不要と判断した場合は、操作ボタン31の操作によって消去することができる。
次に、図3乃至図8を参照して、レンズ鏡筒16について詳述する。
図3は、レンズ鏡筒16の収納状態での光軸方向に沿う断面図である。図4は、レンズ鏡筒16の撮影状態(繰り出し状態)での光軸方向に沿う断面図である。図5は、レンズ鏡筒16の分解斜視図である。
図3乃至図5に示すように、レンズ鏡筒16は、2群レンズ1bを保持する2群レンズ保持部1を備える。2群レンズ保持部1の像面側には、3群レンズ2aを保持する3群レンズ保持部13が設けられ、3群レンズ保持部13の像面側には、シャッタ2が設けられる。3群レンズ保持部13、及びシャッタ2により3群レンズユニット2Aを構成している。
シャッタ2の像面側には、防振レンズとして機能する4群レンズ3aを保持する4群レンズ保持部3が設けられ、4群レンズ保持部3の像面側には、フォーカスレンズ6aを保持するフォーカスレンズ保持部6が設けられる。
フォーカスレンズ保持部6の像面側には、6群レンズ4cを保持する6群レンズ保持部4が設けられ、フォーカスレンズ保持部6、及び6群レンズ保持部4により、フォーカスユニットを構成している。6群レンズ保持部4には、フォーカスモータ7が固定され、フォーカスモータ7の駆動によりフォーカスレンズ保持部6が光軸方向に移動して合焦動作が行われる。また、6群レンズ保持部4の像面側には、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子10を保持するセンサ保持部11が設けられる。
このように、本実施形態では、被写体側から像面側に向けて2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、4群レンズ保持部3、及び6群レンズ保持部4が順番に配置されている。ここで、2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、及び4群レンズ保持部3は、本発明の内側レンズ保持部の一例に相当する。また、2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、4群レンズ保持部3、及び6群レンズ保持部4は、それぞれ本発明の第1レンズ保持部、第2レンズ保持部、第3レンズ保持部、及び第4レンズ保持部の一例に相当する。
図3及び図4に示すように、2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、4群レンズ保持部3、及び6群レンズ保持部4の外周側には、移動カム環8が設けられる。移動カム環8の内周部には、2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、及び4群レンズ保持部3に対応するカム溝が形成されている。
2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、及び4群レンズ保持部3は、移動カム環8の内周部に形成された対応するカム溝に追従することにより、光軸方向に進退移動できるようになっている。
移動カム環8の外周側には、1群レンズ5aを保持する1群レンズ保持部5が設けられる。1群レンズ5aは、2群レンズ1bの被写体側に配置される。1群レンズ保持部5は、移動カム環8の外周部に形成されたカム溝に追従することにより、光軸方向に進退移動できるようになっている。ここで、1群レンズ保持部5は、本発明の外側レンズ保持部の一例に相当する。
また、移動カム環8の外周側には、固定カム環9が1群レンズ保持部5の外周側に位置して設けられる。固定カム環9の内周部に形成されたカム溝に追従して移動カム環8が光軸方向に進退移動できるようになっている。固定カム環9の外周側には、駆動環14が設けられ、駆動環14の外周側は、カバー筒12によって覆われて保護される。
図4及び図5に示すように、6群レンズ保持部4の外周部には、カムフォロア4b及び直進キー4aがそれぞれ周方向に略等間隔で3ヶ所ずつ設けられている。カムフォロア4bは、駆動環14の内周部に形成されたカム溝14a(図4参照)に追従する。これにより、駆動環14がズーム機構32により回転駆動されることで、6群レンズ保持部4がカム溝14aに追従して光軸方向に進退移動する。このとき、直進キー4aは、固定カム環9の内周部に形成された直進溝に係合しており、これにより、6群レンズ保持部4の回転が規制される。
また、駆動環14の回転に伴って移動カム環8も回転しながら固定カム環9のカム溝に追従して光軸方向に進退移動する。そして、移動カム環8の回転に伴って、2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、4群レンズ保持部3、6群レンズ保持部4、及び1群レンズ保持部5が光軸方向に進退移動する。
図5に示すように、6群レンズ保持部4の外周部には、光軸と平行に被写体側に延びる回転規制部15が設けられる。また、3群レンズユニット2Aのシャッタ2には、被回転規制部2bが一体に設けられる。
被回転規制部2bは、鞘状に形成され、6群レンズ保持部4が光軸方向に進退移動する際に、回転規制部15が挿入されて、挿入された回転規制部15を保持する。このとき、6群レンズ保持部4は、固定カム環9により回転が規制されているため、結果として、3群レンズユニット2Aは、6群レンズ保持部4により回転規制される。ここで、被回転規制部2b、及び回転規制部15は、本発明の第1の回転規制手段の一例に相当する。
回転規制部15及び被回転規制部2bは、それぞれレンズ鏡筒16の周方向に略180°離間して一対ずつ配置されている。また、6群レンズ保持部4及び3群レンズユニット2は、それぞれ移動カム環8の異なるカム軌跡で光軸方向に相対移動するが、その際、被回転規制部2bに対する回転規制部15の挿入状態は維持されるようになっている。
被回転規制部2bのレンズ鏡筒16の周方向の両側には、回転規制用被当接部2cが設けられる。回転規制用被当接部2cには、4群レンズ保持部3に設けられた回転規制用当接部3bが周方向に当接する。これにより、4群レンズ保持部3が3群レンズユニット2Aによって回転規制される。ここで、回転規制用被当接部2c、及び回転規制用当接部3bは、本発明の第3の回転規制手段の一例に相当する。
また、2群レンズ保持部1の外周部には、光軸と平行に像面側に向けて延びる回転規制部1cが周方向に複数設けられる。回転規制部1cは、2群レンズ保持部1及び3群レンズ保持部13が光軸方向に相対移動する際、3群レンズ保持部13の外周部に設けられた直進溝13aに光軸方向に挿入される。これにより、2群レンズ保持部1が3群レンズユニット2Aによって回転規制される。ここで、回転規制部1c、及び直進溝13aは、本発明の第2の回転規制手段の一例に相当する。
更に、2群レンズ保持部1の外周部には、径方向外側に突出する回転規制用突起1aが周方向に複数設けられる。回転規制用突起1aは、2群レンズ保持部1及び1群レンズ保持部5が光軸方向に相対移動する際、1群レンズ保持部5の内周部に設けられた直進溝5bに対して径方向に挿入される。これにより、1群レンズ保持部5が2群レンズ保持部1によって回転規制される。ここで、回転規制用突起1a、及び直進溝5bは、本発明の第4の回転規制手段の一例に相当する。
図6は、レンズ鏡筒16の斜視図である。図7は、レンズ鏡筒16の径方向に沿う断面図である。図8(a)は外筒81、1群レンズ保持部5、及び移動カム環8の分解斜視図、図8(b)は外筒81を像面側から見た斜視図である。
図3、図4、図6乃至図8に示すように、移動カム環8の外周側には、外筒81が1群レンズ保持部5の外周側に位置して設けられる。外筒81の内周部には、図8に示すように、カム溝81bが周方向に略等間隔で3カ所形成される。カム溝81bは、移動カム環8の外周部に形成されるカム溝、すなわち1群レンズ保持部5が光軸方向に進退移動する際に追従するカム溝と略同一軌跡を有する。カム溝81bは、本発明の内周溝の一例に相当する。
1群レンズ保持部5の像面側の端部外周部には、径方向外側に突出するカム突起5cが周方向に略等間隔で3カ所設けられる。カム突起5cは、1群レンズ保持部5の移動カム環8の外周部のカム溝に追従するカムフォロアの対向する外径側に配置され、外筒81のカム溝81bに係合する。カムフォロアとカム突起5cは一体の部品で設けられていても良い。
外筒81は、移動カム環8に対して3カ所のスナップフィット部81aによって互いに固定されて移動カム環8と一体に光軸方向に進退移動する。また、移動カム環8の像面側の端部外周部には、図8に示すように、径方向外側に突出するカムフォロア8fが周方向に略等間隔で複数設けられる。スナップフィット部81aは、固定カム環9に対して移動カム環8が繰出し側の端部近傍に移動したときに、外部に露出するようになっている。
以下、レンズ鏡筒16の組立順に従って詳述する。まず、移動カム環8の内周部に2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、及び4群レンズ保持部3を組み込む。次に、固定カム環9の像面側から移動カム環8を組み込む。かかる組み込み状態では、移動カム環8のカムフォロア8fが固定カム環9の内周部に形成されたカム溝9a(図5参照)に係合する。
その際、固定カム環9には、移動カム環8が収納端よりさらに回転したカム溝9aの延長端に、像面側端部から被写体側に向けて光軸方向に延びる組立用の挿入溝9eが形成されている。従って、挿入溝9eに対して移動カム環8のカムフォロア8fを像面側から挿入することにより、固定カム環9と移動カム環8とを互いに連結することができる。
次に、6群レンズ保持部4を含むフォーカスユニット、駆動環14、及びカバー筒12を組み込み、センサ保持部11を背面側から覆うように組み付けて蓋をする。この状態で、2群レンズ保持部1、3群レンズユニット2A、4群レンズ保持部3、フォーカスレンズ保持部6及び6群レンズ保持部4の各レンズの倒れや偏心等を補正する等の光軸合わせのための光学調整を行うことができる。これにより、光学敏感度に優れたレンズ鏡筒16とすることができる。
その後、移動カム環8を繰出し側の組立位相まで繰出し方向に回転させ、この状態で移動カム環8の外周側に1群レンズ保持部5を組み付ける。そして、移動カム環8を一旦収納方向に回転させて繰出し側のメカ端へ移動させ、この状態で1群レンズ保持部5及び移動カム環8の外周側に外筒81を組み込む。
外筒81の内周部には、図8(b)に示すように、カム溝81bの繰出し側の周方向端部に接続される組立用の挿入溝81dが像面側端部から被写体側に向けて光軸方向に沿って設けられている。この挿入溝81dに対して1群レンズ保持部5のカム突起5cの位相を合わせて、互いに光軸方向に挿入して挿入溝81dのカム溝81b側の光軸方向の被写体側端部に向けて組みたてる。この状態で、スナップフィット部81aにより外筒81と移動カム環8とを互いに連結して固定する。
かかる固定状態において、移動カム環8の回転位相がレンズ鏡筒16の繰出し側のメカ端となる。このとき、移動カム環8のカムフォロア8fが固定カム環9のカム溝9aに係合し、移動カム環8は、繰出し側のメカ端で回転規制されて移動カム環8及び固定カム環9が脱落しないようになっている。
移動カム環8は、固定カム環9のカム溝9aに追従して回転しながら光軸方向に移動するが、1群レンズ保持部5のカム突起5cも外筒81のカム溝81bとの間に隙間を有した状態でカム溝81bに追従するようになっている。
また、レンズ鏡筒16の繰出し端では、図7及び図8(b)に示すように、1群レンズ保持部5のカム突起5cが外筒81のカム溝81bと挿入溝81dとの接続部分の周方向壁部である回転規制部81cに周方向に当接可能になっている。これにより、専用のロック部品を別途に設けることなく、1群レンズ保持部5のそれ以上の繰出し方向の回転が規制される。
以上説明したように、本実施形態では、専用のロック部品を別途に設けることなく、移動カム環8に対して1群レンズ保持部5を被写体側に脱落をしないように保持することができ、繰出し側のメカ端を容易に決定することができる。また、1群レンズ保持部5に対して外部からの衝撃やユーザの誤操作等によるひねり力が脱落方向に作用しても、1群レンズ保持部5及び移動カム環8と一体の外筒81が回転規制されているので、強度が向上してたわみによる脱落も起こりにくい。
特に、本実施形態では、各レンズ保持部1〜4の回転を規制する専用の部品を設けていないことから、レンズ鏡筒16に対する外部からのたわみ力が発生しやすい構成になっている場合に有利になる。
また、本実施形態では、レンズ鏡筒16の駆動中に、1群レンズ保持部5のカム突起5cは、常に外筒81のカム溝81bに係合している。このため、1群レンズ保持部5に衝撃等が加わったとき、カム突起5cがカム溝81bの幅方向の内側壁に当接して、1群レンズ保持部5の脱落を防止することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 2群レンズ保持部
2A 3群レンズユニット
2b 被回転規制部
2c 回転規制用被当接部
3 4群レンズ保持部
3b 回転規制用当接部
4 6群レンズ保持部
5 1群レンズ保持部
5c カム突起
8 移動カム環
9 固定カム環
15 回転規制部
81 外筒
81b カム溝
81c 回転規制部
81d 挿入溝

Claims (7)

  1. 固定カム環と、
    前記固定カム環の内周部に形成されたカム溝に追従して回転しながら光軸方向に移動する移動カム環と、
    前記移動カム環の内周部に形成されたカム溝に追従して光軸方向に移動する内側レンズ保持部と、
    前記移動カム環の外周部に形成されたカム溝に追従して光軸方向に移動する外側レンズ保持部と、
    前記外側レンズ保持部の外周側で前記固定カム環との間に設けられ、前記移動カム環に固定されて前記移動カム環と一体に回転しながら光軸方向に移動する外筒とを備え、
    前記外側レンズ保持部の外周部には、前記外筒の内周部に形成された内周溝に挿入される突起が設けられ、
    前記内周溝の繰出し側の端部には、前記突起が周方向に当接可能な回転規制部が設けられることを特徴とする光学機器。
  2. 前記内側レンズ保持部は、被写体側から像面側に向けて順番に配置される第1レンズ保持部、第2レンズ保持部、及び第3レンズ保持部を有し、
    前記第3レンズ保持部の像面側には、前記固定カム環により回転規制された状態の第4レンズ保持部が光軸方向へ移動が可能に設けられ、
    前記第2レンズ保持部と前記第4レンズ保持部との間には、前記第2レンズ保持部の回転を規制する第1の回転規制手段が設けられ、
    前記第2レンズ保持部と前記第1レンズ保持部との間には、前記第1レンズ保持部の回転を規制する第2の回転規制手段が設けられ、
    前記第2レンズ保持部と前記第3レンズ保持部との間には、前記第3レンズ保持部の回転を規制する第3の回転規制手段が設けられ、
    前記外側レンズ保持部と前記第1レンズ保持部との間には、前記外側レンズ保持部の回転を規制する第4の回転規制手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記外筒の内周部には、前記回転規制部の位置で前記内周溝に接続される挿入溝が像面側端部から被写体側に向けて光軸方向に沿って形成され、
    前記挿入溝には、前記外側レンズ保持部の外周部に対して前記外筒を被写体側から組み付ける際に、前記突起が光軸方向に挿入されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記移動カム環は、スナップフィット部により前記外筒と一体に固定され、
    前記スナップフィット部は、前記固定カム環に対して前記移動カム環が繰出し側の端部近傍に移動したときに、外部に露出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学機器。
  5. 前記外側レンズ保持部の前記突起は、前記移動カム環の外周部に形成された前記カム溝に追従するカムフォロアの対向する外径側に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学機器。
  6. 前記外筒の前記内周溝は、前記移動カム環の外周部に形成される前記カム溝と同一軌跡を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学機器。
  7. 前記外側レンズ保持部の前記突起は、前記外筒に形成された前記内周溝に対して隙間を有して係合することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学機器。
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