JP2015116907A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生制動力が小さく設定されている場合に、強制充電が短い間隔で繰り返されるのを抑制することができるハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】ECU320は、バッテリ220のSOCが所定の閾値まで低下した場合に、バッテリ220のSOCの回復を開始する。ECU320は、回生制動力が小さく設定されている場合には、回生制動力が大きく設定されている場合よりも、バッテリ220のSOCを大きな値まで回復させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、特に回生制動力を可変で設定する機能を有するハイブリッド車両に関する。
特開2013−035336号公報(特許文献1)には、バッテリの充電率であるSOC(State Of Charge)が低下したらエンジンを始動して発電し、所定のSOCに達するまでエンジンを停止しないハイブリッド車両が開示されている。
特開平08−079907号公報(特許文献2)には、運転者の操作によって、回生制動力を設定するハイブリッド車両が開示されている。
特開2013−035336号公報 特開平08−079907号公報
しかしながら、特開2013−035336号公報(特許文献1)に記載のように、SOCが所定値まで低下したら、エンジンを始動して強制充電し、所定のSOCに達するまでエンジンを停止しないようにしたとしても、特開平08−079907号公報(特許文献2)に記載のように、回生制動力が小さく設定されると、回生発電量が小さくなるので、SOCが低下しやすくなる。その結果、すぐに再びエンジンを始動して強制充電をしなければならなくなり、運転者の違和感につながる。
それゆえに、本発明の目的は、回生制動力が小さく設定されている場合に、強制充電が短い間隔で繰り返されるのを抑制することができるハイブリッド車両を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、ハイブリッド車両であって、蓄電装置と、内燃機関と、内燃機関の動作よって電力を発生する発電機能と、ハイブリッド車両の制動に伴なって電力回生を行う回生機能とを有する少なくとも一つの電動機と、回生制動力の大きさを設定する設定部と、蓄電装置のSOCが所定の閾値まで低下した場合に、蓄電装置のSOCの回復を開始する制御部とを備える。制御部は、回生制動力が小さく設定されている場合には、回生制動力が大きく設定されている場合よりも、蓄電装置のSOCを大きな値まで回復させる。
これにより、回生制動力が小さく設定されている場合には、回生発電量が小さく蓄電装置のSOCが小さくなるが、強制充電でのSOCの回復終了値を大きくすることによって、強制充電が短い間隔で繰り返されるのを防止できる。
好ましくは、制御部は、内燃機関が負荷運転中において、蓄電装置のSOCが第1の閾値まで低下した場合に、蓄電装置のSOCの回復を開始する。制御部は、内燃機関が無負荷運転中または停止中において、蓄電装置のSOCが第1の閾値よりも小さな第2の閾値まで低下した場合に、蓄電装置のSOCの回復を開始する。
蓄電装置のSOC第1の閾値まで低下したときには、内燃機関が負荷運転中のときだけ強制充電が行なわれるので、内燃機関の熱効率がよい状態で強制充電を行なうことができる。
本発明は、ハイブリッド車両であって、蓄電装置と、内燃機関と、内燃機関の動作よって電力を発生する発電機能と、ハイブリッド車両の制動に伴なって電力回生を行う回生機能とを有する少なくとも一つの電動機と、回生制動力を標準の回生制動力から変更する設定部と、蓄電装置のSOCが回復開始値まで低下した場合に、内燃機関を動作させて蓄電装置のSOCの回復を開始する制御部とを備る。制御部は、設定部によって回生制動力が標準の回生制動力から小さい方向に変更されている場合には、蓄電装置のSOCの回復終了値を標準の回生制動力が設定されているときの蓄電装置のSOCの回復終了値から大きい方向に変更する。
これにより、回生制動力が標準の回生制動力から小さい方向に変更されている場合には、蓄電装置のSOCが小さくなるが、強制充電でのSOCの回復終了値を標準の回復終了値から大きい方向に変更することによって、強制充電が短い間隔で繰り返されるのを防止できる。
本発明によれば、標準の回生制動力から回生制動力を変更することによって、アクセルオン時にSOCが不足したり、過剰になることを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御ブロック図である。 回生レベルセレクタによって選択される回生レベルに対する、回生制動力およびSOC回復終了値を表わす図である。 本発明の実施形態の回生制御の手順を表わすフローチャートである。 実施の形態1のSOCの回復手順を表わすフローチャートである。 (a)は動作例1のアクセル開度を表わす図である。(b)は動作例1の車速を表わす図である。(c)は動作例1のバッテリのSOCを表わす図である。(d)は動作例1のエンジン負荷を表わす図である。 (a)は動作例2のアクセル開度を表わす図である。(b)は動作例2の車速を表わす図である。(c)は動作例2のバッテリのSOCを表わす図である。(d)は動作例2のエンジン負荷を表わす図である。 実施の形態2のSOCの回復手順を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御ブロック図を説明する。なお、本発明は図1に示すハイブリッド車両に限定されない。二次電池を搭載した
他の態様を有するハイブリッド車両であってもよい。また、二次電池ではなくキャパシタ等の蓄電機構であってもよい。また、二次電池である場合には、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などであって、その種類は特に限定されるものではない。
ハイブリッド車両は、駆動源としての、たとえばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関(以下、単にエンジンという)120と、第1MG(Motor Generator)
141と、第2MG142とを備える。
ハイブリッド車両には、この他に、エンジン120や第2MG142で発生した動力を駆動輪160に伝達したり、駆動輪160の駆動をエンジン120や第2MG142に伝達する減速機180と、エンジン120の発生する動力を駆動輪160と第1MG141との2経路に分配する動力分割機構(たとえば、遊星歯車機構)200と、第2MG142を駆動するための電力を充電するバッテリ220と、バッテリ220の直流と第2MG142および第1MG141の交流とを変換しながら電流制御を行なうインバータ240とを備える。
本実施の形態においては、バッテリ220とインバータ240との間には昇圧コンバータ242が設けられている。これは、バッテリ220の定格電圧が、第2MG142や第1MG141の定格電圧よりも低いので、バッテリ220から第2MG142や第1MG141に電力を供給するときには、昇圧コンバータ242で電力を昇圧する。
ハイブリッド車両には、さらに、駆動輪160に接続されるドライブシャフト400に設けられるブレーキディスク402と、ブレーキ機構404と、油圧コントローラ406とを含む。ブレーキ機構404は、油圧コントローラ406からブレーキ油圧を受け、その受けたブレーキ油圧に応じてブレーキディスク402を挟み込んで摩擦制動力を発生して、車両を減速させる。油圧コントローラ406は、ECU310からのブレーキ制御信号を受信し、ブレーキ制御信号に示される摩擦制動力(油圧ブレーキ)を発生させるためのブレーキ油圧を演算し、演算したブレーキ油圧をブレーキ機構404に出力する。
また、ハイブリッド車両は、エンジン120の動作状態を制御し、ハイブリッド車両の状態に応じて第1MG141と、第2MG142と、バッテリ220と、インバータ240等を制御するとともに、ハイブリッド車両が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御するECU320を備える。
動力分割機構200は、エンジン120の動力を、駆動輪160と第1MG141との両方に振り分けるために、遊星歯車機構(プラネタリーギヤ)が使用される。第1MG141の回転数を制御することにより、動力分割機構200は無段変速機としても機能する。エンジン120の回転力はプラネタリーキャリア(C)に入力され、それがサンギヤ(S)によって第1MG141に、リングギヤ(R)によってモータおよび出力軸(駆動輪160側)に伝えられる。回転中のエンジン120を停止させる時には、エンジン120が回転しているので、この回転の運動エネルギを第1MG141で電気エネルギに変換して、エンジン120の回転数を低下させる。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、発進時や低速走行時等であってエンジン120の効率が悪い場合には、第2MG142の力行制御のみによりハイブリッド車両の走行を行なう。
通常走行時には、たとえば動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分け、一方で駆動輪160の直接駆動を行ない、他方で第1MG141を駆動して発電を行なう。この時、発生する電力で第2MG142を力行制御して駆動輪160の駆動補助を行なう。
また、高速走行時には、さらにバッテリ220からの電力を第2MG142に供給して第2MG142の出力を増大させて駆動輪160に対して駆動力の追加を行なう。
一方、減速時には、駆動輪160により従動する第2MG142を回生制御して、ジェネレータとして機能させて回生発電を行ない、回収した電力をバッテリ220に蓄える。
なお、バッテリ220の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン120を始動またはエンジン120の出力を増加して第1MG141による発電によって、バッテリ220の充電量を増加させる(強制充電)。もちろん、低速走行時でも必要に応じてエンジン120の駆動量を増加する制御を行なう。たとえば、上述のようにバッテリ220の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン120の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
速度センサ128は、車両の速度(車速)Vを検出する。ブレーキセンサ126は、ブレーキペダルの踏み込みを検出する。アクセルセンサ125は、アクセル開度Accを検出する。
回生レベルセレクタ230は、ユーザのパドル操作に従って、回生レベルを選択する。本発明の実施形態では、回生レベルは、たとえばB0〜B5の5段階とし、回生レベルが小さいほど、第2MG142による回生制動力が小さいものとする。
図2は、回生レベルセレクタ230によって選択される回生レベル(ReL)に対する、回生制動力(ReF)およびSOC回復終了値(TH2)を表わす図である。
回生レベルセレクタ230によって回生レベルB0、B1、B2、B3、B4、B5が選択されたときには、アクセルのオフ時に、それぞれ回生制動力RB0,RB1,RB2,RB3,RB4,RB5で回生ブレーキが作動する。ここで、RB0<RB1<RB2<RB3<RB4<RB5である。
また、回生レベルセレクタ230によって回生レベルB0、B1、B2、B3、B4、B5が選択されたときには、それぞれSOC回復終了値a0,a1,a2,a3,a4,a5となる。ここで、a0>a1>a2>a3>a4>a5である。
回生レベルB2は、標準(デフォルト)レベルであり、回生制動力RB2は、標準(デフォルト)の回生制動力であり、SOC回復終了値a2は、標準(デフォルト)のSOC回復終了値である。
セレクトバー191によってDレンジ(前進)が選択され、回生レベルセレクタ230によって回生レベルが選択されなかったときには、回生レベルが標準(デフォルト)の回生レベルB2に維持される。
本実施の形態では、ECU320は、回生レベルセレクタ230によって回生制動力が標準の回生制動力RB2から変更されている場合には、SOC回復終了値を標準の回生制動力RB2が設定されているときのSOC回復終了値a2から変更する。
ECU320は、運転者がブレーキペダルを踏み込んでいる間は、ブレーキペダルの踏み込み量に応じた制動力が発生するように、回生ブレーキとともに油圧ブレーキを作動させる。あるいは、ECU320は、ブレーキペダルの踏み込み開始直後での回生制動力を回生レベルセレクタ230で選択された回生レベルに応じた大きさとし、その後、ブレーキペダルの踏み込み量に応じた制動力が発生するように、回生ブレーキとともに油圧ブレーキを作動させるものとしてもよい。
図3は、本発明の実施形態の回生制御の手順を表わすフローチャートである。
ステップS201において、運転者がアクセルペダルの踏み込み操作をした(アクセルオン)場合、処理がステップS202に進み、運転者がアクセルペダルの踏み込み操作をしない(アクセルオフ)場合には、処理がステップS203に進む。
ステップS202において、ECU320は、車両要求パワーに従って、エンジン120、第2MG142、および第1MG141を通常制御する。
ステップS203において、回生レベルセレクタ230で選択されている回生レベルで第2MG142を回生制御して、回生ブレーキを作動させる。
ステップS204において、運転者がブレーキペダルを踏み込む操作をした(ブレーキオン)場合、処理がステップS205に進み、運転者がブレーキペダルを踏み込む操作をしない(つまりブレーキオフ)場合には、処理がステップS203に戻る。
ステップS205において、ECU320は、第2MG142を回生制御して、回生ブレーキを作動させるとともに、油圧ブレーキとを作動させる。
図4は、実施の形態1のSOCの回復手順を表わすフローチャートである。
ステップS101において、ECU320は、回生レベルセレクタ230で選択されている回生レベルReLを検出する。
ステップS102において、バッテリ220のSOCが回復開始値TH1まで低下したときには、処理がステップS103に進む。
ステップS103において、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を実行させる。
ステップS104において、バッテリ220のSOCが回復終了値TH2(ReL)、つまり選択されている回生レベルReLでのSOC回復終了値TH2に達したきには、処理がステップS105に進む。
ステップS105において、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。
(動作例1)
次に、実施の形態1の動作例を説明する。この動作例は、エンジン120が停止、第2MG142の力行制御のみで車両が走行するEV走行中に、SOCが回復開始値まで低下する例である。
図5(a)は、アクセル開度ACCを表わし、図5(b)は、車速を表わし、図5(c)は、バッテリ220のSOCを表わし、図5(d)は、エンジン負荷を表わす。
時刻t0〜t8において、アクセルがオンで、車速が一定で、エンジン負荷が「0」である。この状態では、エンジン120が停止しているため、車速を維持するために、バッテリ220からの電力で第2MG142が力行制御されるので、SOCが低下する。
時刻t1において、SOCが回復開始値TH1に達すると、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。すなわち、動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分けられ、一方が駆動輪160の直接駆動を行ない、他方が第1MG141を駆動して発電を行なう。この時、発生する電力によって、第2MG142が力行制御されて駆動輪160の駆動補助が行なわれるともに、バッテリ220の充電が行なわれる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t2において、選択されている回生レベルがB5のときには、SOCが回生レベルB5に対応するSOC回復終了値a5に達するので、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。この状態では、エンジン120が停止しているため、車速を維持するために、バッテリ220からの電力で第2MG142が力行制御されるので、SOCは再び低下する。
時刻t3において、選択されている回生レベルがB4のときには、SOCが回生レベルB4に対応するSOC回復終了値a4に達するので、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、SOCは再び低下する。
時刻t4において、選択されている回生レベルがB3のときには、SOCが回生レベルB3に対応するSOC回復終了値a3に達するので、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、SOCは再び低下する。
時刻t5において、選択されている回生レベルがB2のときには、SOCが回生レベルB2に対応するSOC回復終了値a2に達するので、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、SOCは再び低下する。
時刻t6において、選択されている回生レベルがB1のときには、SOCが回生レベルB1に対応するSOC回復終了値a1に達するので、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、SOCは再び低下する。
時刻t7において、選択されている回生レベルがB0のときには、SOCが回生レベルB0に対応するSOC回復終了値a0に達するので、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、SOCは再び低下する。
時刻t8において、アクセルがオフとなると、惰行状態となり、車速が低下する。ECU320は、回生レベルセレクタ230で選択されている回生レベルで第2MG142を回生制御する。惰行状態において、エアコンなどの補機の使用によって、バッテリ220のSOCが減少するが、回生発電によってSOCの減少を補うことができる。選択された回生レベルが大きくなるほど、回生制動力が大きくなり、第2MG142による回生発電量が大きくなる。
したがって、惰行状態において、選択された回生レベルが小さいほど、SOCが低下する速度が大きくなる。図5(d)において、SOCの低下を表わす直線の傾き(すなわち、低下速度)が、回生レベルB0が最も大きく、B1、B2、B3、B4、B5の順に直線の傾きが小さくなることが示されている。
回生レベルが小さいほど、SOCが低下する速度が大きくなるが、SOCを大きな値まで回復させているので、SOCが再び回復開始値TH1まで低下しにくくすることができる。
(動作例2)
次に、実施の形態1の別の動作例を説明する。この動作例は、アクセルオフによって、第2MG142が回生発電を行なう惰行運転中にSOCが回復開始値まで低下する例である。
図6(a)は、アクセル開度ACCを表わし、図6(b)は、車速を表わし、図6(c)は、バッテリ220のSOCを表わし、図6(d)は、エンジン負荷を表わす。
時刻t0以降、アクセルがオフである惰行状態であり、車速が減少する。ECU320は、回生レベルセレクタ230で選択されている回生レベルで第2MG142を回生制御する。惰行状態において、エアコンなどの補機の使用によって、バッテリ220のSOCが減少するが、回生発電によってSOCの減少を補うことができる。選択された回生レベルが大きくなるほど、回生制動力が大きくなり、第2MG142による回生発電量が大きくなる。したがって、惰行状態において、選択された回生レベルが小さいほど、SOCが低下する速度が大きくなる。図4(d)において、SOCの低下を表わす直線の傾き(すなわち、低下速度)が、回生レベルB0が最も大きく、B1、B2、B3、B4、B5の順に直線の傾きが小さくなることが示されている。
時刻t1において、回生レベルがB0に設定されている場合に、SOCが回復開始値TH1に達する。回生レベルがB0に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。すなわち、動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分けられ、一方が駆動輪160の直接駆動を行ない、他方が第1MG141を駆動して発電を行なう。この時、発生する電力によって、第2MG142が力行制御されて駆動輪160の駆動補助が行なわれるともに、バッテリ220の充電が行なわれる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t2において、回生レベルがB1に設定されている場合に、SOCが回復開始値TH1に達する。回生レベルがB0に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t3において、回生レベルがB2に設定されている場合に、SOCが回復開始値TH1に達する。回生レベルがB2に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t4において、回生レベルがB3に設定されている場合に、SOCが回復開始値TH1に達する。回生レベルがB3に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t5において、回生レベルがB4に設定されている場合に、SOCが回復開始値TH1に達する。回生レベルがB4に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t6において、回生レベルがB5に設定されている場合に、SOCが回復開始値TH1に達する。回生レベルがB5に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を動作させて、強制充電を開始させる。これにより、SOCが減少から増加に変わる。
時刻t7において、回生レベルがB0に設定されているときには、SOCが回生レベルB0に対応するSOC回復終了値a0に達する。回生レベルがB0に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。この状態では、エンジン120が停止しているため、再度惰行状態となり、SOCは再び低下する。
時刻t8において、回生レベルがB1に設定されているときには、SOCが回生レベルB1に対応するSOC回復終了値a1に達する。回生レベルがB1に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、再度惰行状態となり、SOCは再び低下する。
時刻t9において、回生レベルがB2に設定されているときには、SOCが回生レベルB2に対応するSOC回復終了値a2に達する。回生レベルがB2に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、再度惰行状態となり、SOCは再び低下する。
時刻t10において、回生レベルがB3に設定されているときには、SOCが回生レベルB3に対応するSOC回復終了値a3に達する。回生レベルがB3に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、再度惰行状態となり、SOCは再び低下する。
時刻t11において、回生レベルがB4に設定されているときには、SOCが回生レベルB4に対応するSOC回復終了値a4に達する。回生レベルがB4に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、再度惰行状態となり、SOCは再び低下する。
時刻t12において、回生レベルがB5に設定されているときには、SOCが回生レベルB5に対応するSOC回復終了値a5に達する。回生レベルがB5に設定されている場合に、ECU320は、エンジン120を停止させて、強制充電を終了させる。これにより、再度惰行状態となり、SOCは再び低下する。
再度惰行状態となったときに、回生レベルが小さいほど、SOCの低下する速度は速いが、SOCを大きく回復させているので、SOCが再び回復開始値TH1まで低下しにくくすることができる。
以上のように、本実施の形態では、SOCが回復開始値TH1まで低下した場合に、回生レベルが小さく設定された場合には、強制充電でのSOCの回復終了値を大きくするので、惰行運転での回生発電量が小さくても、SOCが再び回復開始値TH1まで低下しにくくすることができる。これにより、強制充電が何度も繰り返されて、燃費が悪化するのを防止できる。
[実施の形態2]
本実施の形態には、エンジン120が負荷運転中か否かによって、強制充電の実施タイミングを変える。ここで、エンジン120が負荷運転中とは、エンジン120で発生した動力が動力分割機構200を経由して、出力軸(駆動輪160)に伝達されているときをいう。また、エンジンが無負荷運転中とは、エンジン120が自立運転しており、エンジン120で発生した動力が動力分割機構200を経由して、出力軸(駆動輪160)に伝達されていないときなどをいう。
図7は、第2の実施形態のSOCの回復手順を表わすフローチャートである。
まず、ステップS201において、ECU320は、回生レベルセレクタ230で選択されている回生レベルReLを検出する。
ステップS202において、エンジン120が負荷運転中のときには、処理がステップS203に進む。また、エンジン120が負荷運転中でないとき、すなわちエンジン120が無負荷運転中または停止しているときには、処理がステップS204に進む。
ステップS203において、バッテリ220のSOCが回復開始値TH1B(第1の閾値)まで低下したときには、処理がステップS205に進む。
ステップS204において、バッテリ220のSOCが回復開始値TH1A(第2の閾値)(TA1B>TH1A)まで低下したときには、処理がステップS205に進む。ここで、TH1Aは、実施の形態1のTH1と同じであってもよい。
ステップS205において、ECU320は、エンジン120によって、強制充電を実行させる。ここで、ECU320は、エンジン120が停止中の場合には、エンジン120を始動させて、強制充電を実行させる。
ステップS206において、バッテリ220のSOCが回復終了値TH2(ReL)、つまり選択されている回生レベルReLでのSOC回復終了値TH2に達したときには、処理がステップS207に進む。
ステップS207において、ECU320は、強制充電を終了させる。
以上のように、本実施の形態によれば、SOC低下による強制充電を開始する閾値をエンジン120が負荷運転中にはTH1Bとし、エンジン120が無負荷運転中または停止中にはTH1A(<TH1B)とする。したがって、SOCが相対的に大きさなTH1Bのときには、エンジン120の熱効率がよい状態で強制充電が行なわれる。また、SOCが相対的に小さなTH1Aのときには、たとえエンジン120の熱効率が若干悪くても、確実にバッテリ220のSOCを回復させることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
120 エンジン、125 アクセルセンサ、126 ブレーキセンサ、128 速度センサ、141 第1MG、142 第2MG、160 駆動輪、180 減速機、191 セレクトバー、200 動力分割機構、220 バッテリ、230 回生レベルセレクタ、240 インバータ、242 昇圧コンバータ、320 ECU、400 ドライブシャフト、402 ブレーキディスク、404 ブレーキ機構、406 油圧コントローラ。

Claims (3)

  1. ハイブリッド車両であって、
    蓄電装置と、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の動作よって電力を発生する発電機能と、前記ハイブリッド車両の制動に伴なって電力回生を行う回生機能とを有する少なくとも1つの電動機と、
    前記少なくとも1つの電動機の回生制動力の大きさを設定する設定部と、
    前記蓄電装置のSOCが所定の閾値まで低下した場合に、前記蓄電装置のSOCの回復を開始する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記回生制動力が小さく設定されている場合には、前記回生制動力が大きく設定されている場合よりも、前記蓄電装置のSOCを大きな値まで回復させる、ハイブリッド車両。
  2. 前記制御部は、前記内燃機関が負荷運転中において、前記蓄電装置のSOCが第1の閾値まで低下した場合に、前記蓄電装置のSOCの回復を開始し、前記内燃機関が無負荷運転中または停止中において、前記蓄電装置のSOCが前記第1の閾値よりも小さな第2の閾値まで低下した場合に、前記蓄電装置のSOCの回復を開始する、請求項1記載のハイブリッド車両。
  3. ハイブリッド車両であって、
    蓄電装置と、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の動作よって電力を発生する発電機能と、前記ハイブリッド車両の制動に伴なって電力回生を行う回生機能とを有する少なくとも一つの電動機と、
    前記少なくとも1つの電動機の回生制動力を標準の回生制動力から変更する設定部と、
    前記蓄電装置のSOCが回復開始値まで低下した場合に、前記内燃機関を動作させて前記蓄電装置のSOCの回復を開始する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記設定部によって前記回生制動力が前記標準の回生制動力から小さい方向に変更されている場合には、前記蓄電装置のSOCの回復終了値を前記標準の回生制動力が設定されているときの前記蓄電装置のSOCの回復終了値から大きい方向に変更する、ハイブリッド車両。
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