JP2015116391A - 遊技機用チップ、遊技機用基板及び遊技機 - Google Patents

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功 辰野
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Jun Sasaki
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伊藤 隆司
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Abstract

【課題】基板間の通信において、データの盗聴、盗用及び改ざんなどを防止する遊技機を提供する。【解決手段】遊技機のメイン基板100と画像制御基板150の間において、暗号通信を行うことによって、データの盗聴、盗用及び改ざんなどを防止する。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機用チップ、遊技機用基板及び遊技機に関する。
遊技機として、パチンコ、回胴式遊技機とも称されるパチスロなどが知られている。回胴式遊技機において、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを押下することによって、ボーナス、小役、リプレイなどの内部抽選を行うと共にリールが回転し、遊技者がリールに対応するストップボタンを押下することによって、リールが停止する。回胴式遊技機は、この停止したリール上の図柄の組み合わせによって、入賞を判定し、入賞した場合、払出メダルの枚数を決定し、ホッパーを用いてメダルを払出す。
回胴式遊技機は、通常、リールを3個有しており、リールに対応するストップボタンも3個有するものが一般的である。近年、ART方式などの回胴式遊技機が知られており、本遊技機の所定の状態において、遊技者は、3つのストップボタンをどの順番で押すか、すなわち、「押し順」を間違えなければ、小役、リプレイの入賞を高い確率で得ることができる。
ART方式などの回胴式遊技機は、押し順に従って遊技を行うことを遊技者に促すために押し順を示す表示機(例えば、液晶ディスプレイ、ランプなど)を有する。回胴式遊技機は、遊技機全体を制御するメイン基板のメイン制御チップと遊技機の演出を制御する画像/音声制御基板の画像/音声制御プロセッサとを有する。
メイン制御チップは、「押し順」を含めた抽選結果を画像/音声制御プロセッサに通知する。抽選結果を画像/音声制御プロセッサはその結果を以て、「押し順」を間違えなければ入賞を高い確率で得ることができる状態の抽選を行う。その抽選に当選した場合は、画像/音声制御プロセッサは、表示機(例えば、液晶ディスプレイ、ランプなど)に小役、リプレイの「押し順」を表示させる。画像/音声制御プロセッサは、抽選結果と押し順を表示させて入賞を容易にする第1の状態と、押し順が表示されずに入賞させることが困難な第2の状態とを有しており、状態を第1の状態又は第2の状態とするかを決定する。また、上記の状態の抽選をメイン制御チップで行って、画像/音声制御プロセッサに通知することでも同等の遊技性能を得ることができる。
したがって、回胴式遊技機において、入賞を高い確率で得ることができる状態を制御するメイン制御チップによる制御、及び、第1の状態と第2の状態とを切り替える画像/音声制御プロセッサによる制御の組み合わせによって、入賞確率が決定される。すなわち、メイン基板におけるメイン制御チップ及び画像制御基板における画像/音声制御プロセッサの両方の制御によって、入賞確率が決定される。
ここで、従来の回胴式遊技機において、メイン基板と画像制御基板との間の通信は、暗号化などが行われておらず、セキュアな通信ではなかった。したがって、メイン基板と画像制御基板との間の通信において、入賞を高い確率で得ることができる状態の通知のタイミングの変更や、入賞を高い確率で得ることができる状態の終了の通知の盗聴、盗用及び改ざんなどが行われる可能性があり、入賞確率が不正に変更されるなどの不正行為が行われる恐れがあった。
また、従来、メイン基板の記憶装置は、改ざん防止のための暗号化コードによるセキュリティチェックなどによりセキュアであったが、画像制御基板における制御プログラムの記憶装置は改ざん防止のための暗号化コードによるセキュリティチェックなどが施されていなかった。したがって、画像制御基板における制御プログラムを不正に改ざんし、入賞確率が不正に変更されるなどの不正行為が行われる恐れもあった。
さらに、回胴式遊技機以外の遊技機であっても、メイン基板とメイン基板以外の基板の両方で抽選が行われる場合、上記の不正行為が行われる恐れが存在する。
メイン基板と画像制御基板であるサブ基板との間の通信、及び、サブ基板における制御プログラムの記憶装置をセキュアにし、遊技機における不正行為を防止する。
遊技機における基板間の通信において、データの盗聴、盗用及び改ざんなどを防止する。
遊技機の基板間において、暗号通信を行うことによって、データの盗聴、盗用及び改ざんなどを防止する。
本発明の実施例による遊技機用チップセットは、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、第2のチップと、抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行い、当該抽選の結果を第2のチップに供給する第3のチップとを備え、第1のチップは、抽選行うための情報を暗号化し、第3のチップに送信する第1の暗号通信部を有し、第3のチップは、第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部を有することができる。
本発明の実施例による遊技機用チップセットにおいて、第3のチップは、さらに、記憶装置を有しており、当該第3のチップは、当該記憶装置から所定のデータを取得し、取得したデータと当該第3のチップが予め有するチェックデータとを比較し、それらデータが等しいか否かを判定することができる。
本発明の実施例による遊技機用チップセットにおいて、第3のチップは、さらに、第2の抽選を実行する処理のためのプログラムを少なくとも記憶した記憶装置を有しており、当該記憶装置は暗号化されている。
本発明の実施例による遊技機用チップセットは、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップであって、情報を暗号化する第1の暗号通信部を有する第1のチップと、第2のチップと、プログラムを記憶した記憶装置、及び、第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部を有する第4のチップとを備え、第2のチップは、プログラムを記憶装置からバスを介して受け、当該プログラム及び第4のチップからの抽選行うための情報に基づいて、第2の抽選を実行することができる。
本発明の実施例による遊技機用チップセットにおいて、第4のチップは、記憶装置から所定のデータを取得し、取得したデータと当該第4のチップが予め有するチェックデータとを比較し、それらデータが等しいか否かを判定することができる。
本発明の実施例による遊技機用チップセットにおいて、記憶装置は暗号化されている。
第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する本発明の実施例による遊技機用第1のチップは、第1の暗号通信部を備え、第1の暗号通信部は、抽選行うための情報を暗号化し、暗号化された情報を受けて復号化することによって当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う第3のチップであって、抽選結果を第2のチップに供給する第3のチップに送信することができる。
第1の基板は、本発明の実施例による遊技機用第1のチップを備えることができる。
抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う本発明の実施例による遊技機用第3のチップは、第1の抽選を行うことによって抽選行うための情報を決定する第1のチップが有する第1の暗号通信部から、暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部を備え、第3のチップは、第2の抽選の結果を第2のチップに供給する、ことができる。
第2の基板は、本発明の実施例による遊技機用第3のチップを備えることができる。
本発明の実施例による遊技機用チップは、第1の抽選を行うことによって抽選行うための情報を決定する第1のチップが有する第1の暗号通信部から、暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う第1の制御部と、第2の制御部とを備え、第2の抽選の結果は、第1の制御部から第2の制御部に供給される。
第2の基板は、本発明の実施例による遊技機用チップを備えることができる。
第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する本発明の実施例による遊技機用第1のチップは、抽選行うための情報を暗号化する第1の暗号通信部を備え、第1の暗号通信部は、暗号化した情報を、抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を実行する第2のチップにバスを介してプログラムデータを供給する第4のチップの第2の暗号通信部に送信することができる。
第1の基板は、本発明の実施例による遊技機用第1のチップを備えることができる。
本発明の実施例による遊技機用第4のチップは、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する遊技機用第1のチップの第1の暗号通信部から、暗号化した当該抽選行うための情報を受け、復号化する第2の暗号通信部と、プログラムを記憶した記憶装置とを備え、遊技機用第4のチップは、抽選行うための情報を、当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を実行する第2のチップに供給し、さらに、記憶装置のプログラムデータをバスを介して当該第2のチップに供給することができる。
第2の基板は、本発明の実施例による遊技機用第4のチップを備えることができる。
本発明の実施例による遊技機用チップは、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する遊技機用第1のチップの第1の暗号通信部から、暗号化した当該抽選行うための情報を受け、復号化する第2の暗号通信部と、プログラムを記憶した記憶装置と、抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う第1の制御部と、
第2の制御部とを備え、抽選行うための情報及び記憶装置のプログラムデータは、第1の制御部から第2の制御部に供給される、遊技機用チップ。
第2の基板は、本発明の実施例による遊技機用チップを備えることができる。
本発明の実施例による遊技機用基板は、第1の基板と、第2の基板とを備え、第1の基板が、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、抽選行うための情報を暗号化し、第2の基板に送信する第1の暗号通信部とを有し、第2の基板が、第2のチップと、第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行い、当該抽選の結果を第2のチップに供給する第3のチップとを有することができる。
本発明の実施例による遊技機用基板は、第1の基板と、第2の基板とを備え、第1の基板が、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、抽選行うための情報を暗号化し、第2の基板に送信する第1の暗号通信部とを有し、第2の基板が、第2のチップと、第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、プログラムを記憶した記憶装置とを備えた第4のチップとを有し、第2のチップは、プログラムを記憶装置からバスを介して受け、当該プログラム及び第4のチップからの抽選行うための情報に基づいて、第2の抽選を実行することができる。
本発明の実施例による遊技機は、第1の基板と、第2の基板と、一又は二以上の操作部とを備え、第1の基板が、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、抽選行うための情報を暗号化し、第2の基板に送信する第1の暗号通信部とを有し、第2の基板が、第2のチップと、第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行い、当該抽選の結果を第2のチップに供給する第3のチップとを有することができる。
本発明の実施例による遊技機は、第1の基板と、第2の基板と、一又は二以上の操作部とを備え、第1の基板が、第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、抽選行うための情報を暗号化し、第2の基板に送信する第1の暗号通信部とを有し、第2の基板が、第2のチップと、第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、プログラムを記憶した記憶装置と備えた第4のチップとを有し、第2のチップは、プログラムを記憶装置からバスを介して受け、当該プログラム及び第4のチップからの抽選行うための情報に基づいて、第2の抽選を実行することができる。
図1は、本発明の実施例による回胴式遊技機を示す。 図2は、メイン制御チップ及び抽選チップの詳細を示した図である。 図3は、本発明の実施例の処理フローを示した図である。 図4は、図1に示した実施例の変形例を示す。
図1は、本発明の実施例による回胴式遊技機100を示す。回胴式遊技機100は、メイン基板110及び画像制御基板150を少なくとも有する。
メイン基板110は、メイン制御チップ115、入力回路125及び出力回路130を備えている。入力回路125及び出力回路130は、メイン制御チップ115に接続されている。入力回路125は、メダル投入部140、スタートレバー142及びストップボタン144に接続されている。メイン基板110は、遊技及び抽選の実行、リールの制御、メダルの払出、画像制御基板へのコマンドの送付などの遊技機全体の制御を行う。メイン制御チップ115は、メイン制御用暗号通信部120を有する。
メダル投入部140は、遊技者から一又は二以上のメダルが投入されたことを検知し、検知した信号を入力回路125を介してメイン制御チップ115に送る。
遊技者は、コイン投入後、スタートレバー142を押下することによって、遊技を開始することができる。具体的には、スタートレバー142の押下により、遊技機の抽選を行い後述するリール制御部146が、抽選に用いられる図柄表示の制御を行う。リールは、通常3つであるが、これは一例である。スタートレバー142は、押下されると、押下されたことを表す信号を入力回路125を介してメイン制御チップ115に送る。
遊技者は、遊技がスタートした後、各リールに対応するストップボタン144を押下することによって、押下されたことを表す信号を入力回路125を介してメイン制御チップ115に送る。これにより、リールに表示する図柄が決定される。
図1において、メダル投入部140、スタートレバー142及びストップボタン144は、それぞれ1つとして示されているが、これは、例示であり、メダル投入部140、スタートレバー142及びストップボタン144のそれぞれは、図柄を表示するリールの数分配置される。一般的には、リールは3つである。この場合、ストップボタンは3つとすることができる。
出力回路130は、リール制御部146及びホッパー制御部148に接続されている。リール制御部146は、スタートレバー142及びストップボタン144が押下されたことに応じて、抽選で用いられる各リールの図柄の表示を制御する。ホッパー制御部148は、抽選の結果、入賞があった場合、入賞に応じて、コインの払出を制御する。
画像制御基板150は、遊技機の演出に関する制御に加え、抽選の実行を行う。画像制御基板150は、抽選チップ155、画像/音声制御チップ175、グラフィックコントローラGPU180、画像制御基板プログラムメモリ185、及び、画像データメモリ190を備える。
抽選チップ155は、画像/音声制御チップ175とは離れて配置されており、画像制御基板150における抽選を制御する。抽選チップ155は、抽選用暗号通信部160及び抽選用通信部165を備えている。抽選チップ155の抽選用暗号通信部160は、メイン制御チップ115のメイン制御用暗号通信部120に接続されており、メイン基板110と画像制御基板150との間の暗号通信を実現する。これにより、メイン基板110と画像制御基板150との間の通信の盗聴、盗用及び改ざんを防止することができる。
抽選チップ155の抽選用通信部165は、抽選チップ155が行った抽選結果などの情報を表す信号を画像/音声制御チップ175に送り、画像/音声制御チップ175は、当該信号に応じて、画像制御基板プログラムメモリ185に記憶されているコンピュータプログラムに基づいて遊技機の演出を制御する。高度のセキュリティを要する場合にはこの通信も暗号化する事ができる。画像/音声制御チップ175は、バスを介して画像制御基板プログラムメモリ185に接続されている。
画像/音声制御チップ175は、所定の状態において、表示装置192にストップボタン133の押し順を示す。また、画像/音声制御チップ175は、グラフィックコントローラGPU180に演出制御の一部である画像の表示を実行させる。
グラフィックコントローラGPU180は、画像/音声制御チップ175の命令に応じて、画像データメモリ190に記憶されている画像などを用いて、演出に関する画像を画像表示装置194に表示する。これにより、画像/音声制御チップ175及びグラフィックコントローラGPU180を含む演出制御部170は、遊技機の演出を制御することができる。
従来、画像/音声制御チップ175は、遊技機の演出に加え、画像制御基板150における抽選を制御していた。しかしながら、本実施例において、抽選チップ155が画像制御基板150における抽選を制御することから、抽選に関するセキュリティレベルの向上を容易に行うことができる。
一実施例において、メイン制御チップ115、抽選チップ155及び画像/音声制御チップ175の一部又は全部は、チップが関連して動作を行うチップセットとして構成されていてもよい。又、抽選チップ155及び画像/音声制御チップ175は1つのチップとして構成されても良い。
図2は、メイン制御チップ115及び抽選チップ155の詳細を示した図である。メイン制御チップ115は、メイン制御用プロセッサ210、メイン制御用ROM215、メイン制御用RAM220、メイン制御用暗号通信部120、メイン制御用セキュリティチェック回路270及びメイン制御用乱数回路275を備えている。メイン制御用ROM215に記憶されている情報は、暗号化されていてもよい。
メイン制御用ROM215は、遊技機全体の制御するためのプログラムが格納されている。メイン制御用RAM220は、各プログラムを実行する際に用いられるワークRAMである。
メイン制御用プロセッサ210は、メイン基板110で行われる抽選として、ボーナス、小役、リプレイなどの入賞を決定することができる。入賞は、所定の確率で発生するよう制御されてもよい。メイン制御用乱数回路275が乱数を発生させ、メイン制御用プロセッサ210は、所定の確率をその乱数に基づいて決定することができる。他の実施例において、メイン制御用プロセッサ210が乱数回路を含んでおり、メイン制御用プロセッサ210が乱数を発生させてもよい。又、上記乱数はプログラム実行により疑似的に発生する乱数を用いても良い。
なお、以下の説明において、入賞高確率状態で入賞を得る方法の例として、遊技者がストップボタン144を所定の「押し順」で押下することによって入賞を得ることを挙げるが、これは例示であり、特定図柄を目押しするなどの他の方法によって入賞を得るようにしてもよい。
メイン制御用プロセッサ210は、入賞するためのストップボタン144の押し順を決定する。ストップボタンの押し順は、例示であり、遊技者が行える所定の操作とすることができる。メイン制御用プロセッサ210は、乱数に基づいて所定の操作を決定することができる。この場合、乱数回路を含んでいる場合のメイン制御用プロセッサ210又はメイン制御用乱数回路275が乱数を発生させることができる。
メイン制御用プロセッサ210は、入賞状態に基づいて、画像制御基板150で用いられる所定の操作の入賞確率を決定する。入賞確率は、乱数回路を含んでいる場合のメイン制御用プロセッサ210又はメイン制御用乱数回路275が生成した乱数に基づいて決定されてもよい。これにより、メイン制御チップ115は、他のチップで行われる抽選で必要な情報(少なくとも、所定の操作及び所定の操作の適正操作確率を含む)を生成する。
メイン制御用暗号通信部120は、情報を暗号化するとともに、暗号化した情報を抽選チップ155に送り、抽選チップ155への通信を暗号化する。メイン制御用暗号通信120は、入賞状態の情報、及び、ストップボタン144の押し順を暗号化して送ることができる。さらに、メイン制御用暗号通信120は、送信する情報が無い時でもオールゼロといった予め無意味と定義される内容、又、最後に送信した内容と同じ内容、といった有効でない内容を画像制御基板150のチップ(例えば、抽選チップ150又は後述する画像制御基板プログラムメモリチップ405)に連続して送る事も可能であり、これにより、画像制御基板150のチップは、通信のタイミングからその内容を推定して通信を妨害しての盗聴、盗用及び改ざんを防止する事も可能である。また、通信は連続で行われているので妨害すれば即時に妨害を検出できて、画像制御基板150のチップは、警報を出すといった事が可能となる。これにより、入賞状態の情報、及び、入賞するためのストップボタン144の押し順の盗聴、盗用及び改ざんを防止することができる。特に、入賞高確率状態が開始された後、入賞高確率状態から入賞低確率状態に変更することを妨げる不正を防止することによって、遊技機が常に入賞高確率状態になることを防止することができる。
抽選チップ155は、抽選用プロセッサ250、抽選用ROM255、抽選用RAM260、抽選用暗号通信部160、抽選用セキュリティチェック回路265及び抽選用乱数回路280、抽選用通信部165を備えている。
抽選用ROM255は、画像制御基板150において実行される抽選を制御するためのプログラムが格納されている。抽選チップ155は、プログラムに基づいて、少なくとも2つの状態、押し順が表示されて押し順に従ってストップボタンが押下された時に入賞する第1の状態と押し順が表示されずに入賞させることが困難な第2の状態とを決定することができる。他の実施例において、抽選チップ155は、プログラムに基づいて、第1及び2の状態以外の状態を決定するようにしてもよい。
第1の状態が押し順に従ってストップボタンが押下された時に入賞する状態、及び、第2の状態が押し順が表示されずに入賞させることが困難な状態であることは、例示である。ストップボタンの押し順は、遊技者が行える所定の操作とすることができる。第1の状態は、操作表示可状態として、所定の操作が行われた場合に入賞する状態とすることができる。また、第2の状態は、操作表示不可状態として、所定の操作が表示されずに入賞させることが困難な状態とすることができる。
抽選用ROM255に記憶されている情報は、暗号化されていてもよい。これにより、画像制御基板150における抽選処理についてのプログラムが改ざんされことを防止することができる。抽選用RAM260は、プログラムを実行する際に用いられるワークRAMである。
抽選用セキュリティチェック回路265は、遊技機100及び/又は画像制御基板150の電源投入後、セキュリティチェックとして、抽選用ROM255に記憶されている情報の内容をチェックすることができる。抽選用セキュリティチェック回路265は、抽選用ROM255から所定のデータを取得し、取得したデータを抽選用セキュリティチェック回路265が再計算を行い得た結果と予め抽選用ROM255のデータから計算されたセキュリティチェックデータ(セキュリティコード)とを比較し、それらデータが等しい場合、セキュリティが保たれていることを決定する。それらデータが等しくない場合、抽選用セキュリティチェック回路265は、抽選用プロセッサ250の実行停止、エラーメッセージを表示するなどのエラーハンドリングによって、セキュリティが保たれていないことを外部に通知することができる。
抽選用暗号通信部160は、メイン制御用暗号通信部120から情報を受け、暗号化されている情報を復号化する。抽選用プロセッサ250は、抽選用ROM255に格納されているプログラムに基づいて、メイン制御用暗号通信部120から受けた情報を用いて、画像制御基板150で行われる抽選として、操作表示可状態又は操作表示不可状態を決定する。操作表示可状態又は操作表示不可状態は、抽選用通信部165より画像表示情報として画像/音声制御チップ150の通信部177を介して画像/音声制御チップ175へ送信される。操作表示可状態又は操作表示不可状態の決定は、所定の確率で発生するよう制御されてもよい。所定の確率を変更することによって、操作表示可状態の発生確率が制御される。抽選用乱数回路280が乱数を発生させ、抽選用プロセッサ250は、所定の確率をその乱数に基づいて決定することができる。他の実施例において、抽選用プロセッサ250が乱数回路を含でおり、抽選用プロセッサ250が乱数を発生させてもよい。
操作表示可状態が決定された場合、演出制御部170は、画像制御基板プログラムメモリ185に格納されているプログラムに基づいて、演出制御を行い、さらに、メイン制御チップ115から受けた入賞するためのストップボタン144の押し順を表示装置192に示す。表示装置192は、例えば、液晶ディスプレイ、ランプなどによって、ストップボタン144の押し順を示す。
操作表示不可状態が決定された場合、演出制御部170は、メイン制御チップ115から受けた入賞するためのストップボタン144の押し順を表示装置192に示さない。これにより、遊技者は、入賞するためのストップボタン144の押し順を知ることができないため、入賞を得ることが困難となる。
遊技者が、ストップボタン144を押下した後、メイン制御用プロセッサ210は、遊技者が押下したストップボタン144の順序がメイン制御用プロセッサ210が決定した入賞するためのストップボタン144の押し順(すなわち、表示装置192に示された押し順)と同じであるか否かを判定する。遊技者が押下したストップボタン144の順序がメイン制御用プロセッサ210が決定した入賞するためのストップボタン144の押し順と同じである場合、メイン制御用プロセッサ210は、入賞を決定し、メダルの払出を行う。一実施例において、メイン制御用プロセッサ210は、ストップボタン144の押し順に加えて、リールに表示される図柄が所定の図柄であるかを判定し、所定の図柄である場合、入賞を決定することができる。
図3は、本発明の実施例の処理フローを示した図である。初めに、遊技機100に電源が投入されるとメイン基板と画像制御基板に電源が投入される(ステップ300及び302)。画像制御基板150の抽選用セキュリティチェック回路265は、セキュリティチェックを実行する(ステップ307)。一実施例において、メイン制御用セキュリティチェック回路270も、メイン基板110において、セキュリティチェックを実行する(ステップ305)ようにしてもよい。セキュリティチェック(ステップ305及び307)は、各ROMから所定のデータを取得し、取得したデータと各基板が予め有するチェックデータとを比較することによって実行される。セキュリティチェックは、セキュリティレベルに応じて、メイン基板110及び画像制御基板150の一方又は両方において、実行することができる。セキュリティが保たれていない場合、メイン基板及び又は画像制御基板を停止する(ステップ310及び又はステップ312)。このことにより遊技機が停止する。画像制御基板が停止する場合、停止についてのメセージが表示装置192及び/又は画像表示装置194に表示されてもよい。
画像制御基板でセキュリティが保たれている場合は、抽選チップ155はプログラムの実行を開始し(ステップ308)次にメイン基板からのコマンド待ち(ステップ342)となる。
メイン基板でセキュリティが保たれている場合、メイン制御チップ115は、遊技機制御プログラムを実行する(ステップ315)。メイン制御チップ115は、遊技者が遊技を開始したことを検出する(ステップ320)。遊技の開始は、スタートレバーの押下などによって検出される。
メイン制御チップ115は、メイン基板110における抽選を実行する(ステップ325)。本ステップにおいて、メイン制御チップ115は、入賞を高い確率で得ることができる状態である入賞高確率状態、入賞を得る確率が低い状態である入賞低確率状態、又は、抽選が外れた状態である入賞しない状態を入賞状態として決定する。一実施例において、メイン制御チップ115は、現在の状態を継続することを決定してもよい。入賞状態の決定は、乱数回路を含んでいる場合のメイン制御用プロセッサ210又はメイン制御用乱数回路275が生成した乱数に基づいて実行されてもよい。
メイン制御チップ115は、ステップ325の抽選結果に応じて、入賞を高い確率で得ることができる状態である入賞高確率状態、入賞を得る確率が低い状態である入賞低確率状態、又は、入賞しない状態を入賞状態として設定する(ステップ330)。
メイン制御チップ115は、入賞を得るために遊技者に行わせるための所定の操作を決定する(ステップ335)。一実施例において、所定の操作は、ストップボタンの押し順とすることができる。所定の操作は、乱数回路を含んでいる場合のメイン制御用プロセッサ210又はメイン制御用乱数回路275が生成した乱数に基づいて決定されてもよい。
メイン制御チップ115は、入賞状態に基づいて、所定の適正操作確率を決定する(ステップ340)。画像制御基板150において、当該所定の適正操作確率に基づいて、最終的な入賞確率が決定される。一実施例において、適正操作確率は、入賞高確率状態であれば、「2分の1」、入賞低確率状態であれば、「256分の1」、入賞しない状態であれば、「0」とすることができる。他の実施例において、メイン制御チップ115は、適正操作確率を継続して同じ値を用いるように決定することもできる。適正操作確率は、乱数回路を含んでいる場合のメイン制御用プロセッサ210又はメイン制御用乱数回路275が生成した乱数に基づいて決定されてもよい。
他の実施例において、メイン基板110における抽選は、入賞状態の決定と、所定の操作の決定と、所定の適正操作確率の決定との一部又は全部によって実行される。
メイン制御チップ115は、メイン基板における抽選結果である所定の操作を表す情報及び所定の適正操作確率を暗号化し、暗号化した情報を画像制御基板155に送る(ステップ345)。これにより、メイン制御チップ115は、他のチップで行われる抽選で必要な情報を他のチップに送ることができる。本実施例において、メイン基板における抽選結果は、所定の操作を表す情報及び所定の適正操作確率としたが、これは例示であり、画像制御基板150において、抽選によって入賞を決定することができる情報であれば、どのような情報であってもよい。
抽選チップ155は、メイン制御チップ115から受けた抽選結果を復号化する(ステップ350)。復号化により、抽選チップ155は、所定の操作を表す情報及び所定の適正操作確率を得る。
抽選チップ155は、所定の適正操作確率に基づいて、画像制御基板150における抽選を実行する(ステップ355)。これにより、抽選チップ155は、所定の操作を適正な操作手順として表示するか否かを決定する。本ステップにおいて、抽選チップ155は、遊技機の状態を所定の操作を表示する操作表示可状態又は所定の操作を表示しない操作表示不可状態にするかを決定する。操作表示可状態の決定は、メイン制御チップ115及び/又は抽選チップ155において生成された乱数、及び/又は、適正操作確率に基づいて実行されてもよい。抽選チップ155は、状態が操作表示可状態であるか否かを判定する(ステップ360)。
遊技機が操作表示可状態である場合、抽選チップ155は、所定の操作を表す情報を抽選チップ通信部165及び画像/音声制御チップ通信部177を介して画像/音声制御チップ175に供給する。画像制御基板150は、遊技者に所定の操作を行うよう促すために、所定の操作を、メイン基板110から得た所定の操作を表す情報に基づいて表示装置192に表示する(ステップ365)。遊技機が操作表示不可状態である場合、所定の操作は、抽選チップ通信部165及び画像/音声制御チップ通信部177を介して画像/音声制御チップ175に供給されるが、画像制御基板150は、表示装置192に所定の操作を表示しない(ステップ370)。所定の操作を表示装置192に表示しないことの例としては、表示装置192に表示を行わない、所定の操作と異なる操作を表示装置192に表示するなどとすることができる。
メイン基板110は、遊技者による遊技機への操作を待つ(ステップ375)。メイン基板110は、遊技者による遊技機への操作(例えば、ストップボタン144の押下)を受ける(ステップ380)。遊技者が、遊技機へ操作を行った後、メイン制御用プロセッサ210は、遊技者が遊技機に行った操作(例えば、遊技者が押下したストップボタン144の順序)がステップ335において決定された所定の操作を表す情報と同じであるか否かを判定する(ステップ385)。
遊技機がパチスロである場合、メイン基板110は、ストップボタン144押下後に、リール制御部146に押し順タイミングによりリール動作を停止し図柄を確定後、図柄が所定の図柄であるか否か(例えば、チェリーや7(セブン)などが対象ライン上に揃っているか否か)を判定する(ステップ390)。他の実施例において、本ステップは、各遊技機の遊技内容に合わせて変更することができる。
遊技者が所定の操作を行い、かつ、所定の図柄が表示された場合、メイン基板110は、入賞を決定し、入賞処理を行う(ステップ395)。入賞処理において、メイン制御チップ115は、ホッパー制御部148を用いてメダルの払出を行う。
一実施例において、入賞状態が入賞しない状態である場合、遊技者による遊技機への操作を受けた(ステップ380)後、メイン制御用プロセッサ210は、ステップ385ないし395の処理をスキップしてもよい。
図4は、図1に示した実施例の変形例を示す。本実施例は、図1に示した実施例とは異なり、画像制御基板150において、抽選チップを有していない。画像制御基板プログラムメモリチップ405は、メモリ制御部400、画像制御基板プログラムメモリ185、メモリ暗号通信部410及びメモリ通信部415を備えている。
メモリ制御部400は、画像制御基板プログラムメモリチップ405全体を制御する。メモリ暗号通信部410は、メイン基板110と通信を行う。画像制御基板プログラムメモリチップ405は、通信路420及びバス430を介して画像/音声制御チップ175に接続されており、メモリ通信部415は、画像/音声制御チップ175と通信路420を介して通信を行う。
画像制御基板プログラムメモリ185には、演出制御プログラム及び画像制御基板における抽選の制御をおこなうためのプログラムが格納されている。画像/音声制御チップ175は、画像制御基板プログラムメモリチップ405にバス430を介してアクセスし、プログラムデータを取得する。
メモリ暗号通信部410は、メイン制御用暗号通信部120から情報を受け、暗号化されている情報を復号化する。これにより、画像制御基板プログラムメモリチップ405は、所定の操作を表す情報及び所定の適正操作確率を得て、メモリ通信部415を用いて画像/音声制御チップ175に送る。画像/音声制御チップ175は、抽選に関する処理(例えば、図3のステップ335ないし370)を、画像制御基板プログラムメモリ185に格納されている演出制御プログラム及び画像制御基板における抽選の制御をおこなうためのプログラムに基づいて実行する。
画像制御基板プログラムメモリ185に記憶されている情報は、暗号化されていてもよい。これにより、画像制御基板150における抽選処理についてのプログラムが改ざんされることを防止することができる。
メモリ制御部400は、遊技機100及び/又は画像制御基板150の電源投入後、セキュリティチェックとして、画像制御基板プログラムメモリ185に記憶されている情報の内容をチェックすることができる。メモリ制御部400は、画像制御基板プログラムメモリ185から所定のデータを取得し、取得したデータとメモリ制御部400が予め有するチェックデータとを比較し、それらデータが等しい場合、セキュリティが保たれていることを確認する。それらデータが等しくない場合、メモリ制御部400は、画像/音声制御チップ175をリセット、エラーメッセージを表示するなどのエラーハンドリングによって、セキュリティが保たれていないことを外部に通知することができる。
他の実施例において、メモリ制御部400は、セキュリティが保たれていないときの処理として画像制御基板プログラムメモリ185のアクセス可能エリアをエラーハンドリングに必要なエリアに制限し、エラーメッセージ等の異常表示のみの動作に制限することもできる。さらに、他の実施例として、画像制御基板プログラムメモリ185のアクセス可能エリアを制限しなくても、メモリ制御部400又は暗号通信部410は、暗号通信機能を停止することにより、画像制御基板の機能を停止することもできる。
一実施例において、メイン制御チップ115、画像制御基板プログラムメモリチップ405及び画像/音声制御チップ175の一部又は全部は、チップが関連して動作を行うチップセットとして構成されていてもよい。又、画像制御基板プログラムメモリチップ405及び画像/音声制御チップ175は1つのチップとして構成されても良い。
本明細書において、メイン基板115と画像制御基板150とを用いて説明したが、当業者であれば明らかなように、画像制御基板150は、メイン基板115以外の基板に置き換えることができる。すなわち、本明細書に示した実施例は、メイン基板とメイン基板以外のサブ基板の両方において抽選を制御する技術においても用いることができる。
本明細書において、各実施例の説明は、回胴式遊技機を用いて説明したが、当業者であれば明らかなように、本実施例を、メイン基板とメイン基板以外の基板の両方において抽選を制御する遊技機においても用いることができる。この場合、メイン基板以外の基板において、メイン基板から受けた情報に基づいて抽選が行われる。例えば、遊技機が、パチンコ台である場合、メイン基板以外の基板(サブ基板とも称される)の例としては、表示装置を制御する表示基板、払出基板、玉貸し装置又はサンド用の基板とすることができる。サブ基板が表示基板である場合、表示基板で行われた抽選結果である所定の操作が表示装置に表示され、所定の操作に基づく遊技者の実際の操作によって、入賞確率の変動する形態の遊技機とすることができる。
上記の実施例において示した各記憶装置に記憶されている情報が暗号化されている場合、プロセッサ又は制御部は、暗号化されている情報をブロック毎に読み取り、ブロック毎に復号化を行うことができる。他の実施例において、プロセッサ又は制御部は、暗号化されている情報をバッファメモリに格納し、復号化を行い、復号化された情報をバッファメモリから読み出すことができる。
上記の実施例において示したメイン基板110は、特許請求の範囲に記載した「第1の基板」の一例である。
上記の実施例において示した画像制御基板150は、メイン基板110以外において実行される処理を実現する基板の例として記載した。これは、例示であり、画像制御基板150は、メイン基板110以外において実行される処理を制御するサブ基板とすることができる。特許請求の範囲に記載した「第2の基板」は、上記の実施例において示した画像制御基板150又はサブ基板の一例である。
上記の実施例において示したメイン制御チップ115は、特許請求の範囲に記載した「第1のチップ」の一例である。
上記の実施例において示した画像/音声制御チップ175は、特許請求の範囲に記載した「第2のチップ」の一例である。メイン基板以外の基板であるサブ基板において、画像/音声制御以外の処理が実行される場合、第2のチップは、画像/音声制御以外の処理を実行することができる。
上記の実施例において示した抽選チップ155は、特許請求の範囲に記載した「第3のチップ」の一例である。
上記の実施例において示した画像制御基板プログラムメモリチップ405は、特許請求の範囲に記載した「第4のチップ」の一例である。
上記の実施例において示したメダル投入部140、スタートレバー142、ストップボタン144は、遊技者が遊技機に操作を行う操作部として説明した。
上記の実施例において示した押し順は、所定の操作の一例である。所定の操作は、各遊技機で遊技者が行うことができる操作とすることができる。
以上に説明した処理又は動作において、あるステップにおいて、そのステップではまだ利用することができないはずのデータを利用しているなどの処理又は動作上の矛盾が生じない限りにおいて、処理又は動作を自由に変更することができる。
以上に説明してきた各実施例は、組み合わせることが可能である。これにより、二以上の実施例を組み合わせて一つの実施例にすることができる。
以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
100 回胴式遊技機
110 メイン基板
115 メイン制御チップ
125 入力回路
130 出力回路
140 メダル投入部
142 スタートレバー
144 ストップボタン
146 リール制御部
148 ホッパー制御部
150 画像制御基板
155 抽選チップ
160 抽選用暗号通信部
165 抽選用通信部
170 演出制御部
175 画像/音声制御チップ
177 通信部
180 グラフィックコントローラGPU
185 画像制御基板プログラムメモリ
190 画像データメモリ
192 表示装置
194 画像表示装置
210 イン制御用プロセッサ
215 メイン制御用ROM
220 メイン制御用RAM
270 メイン制御用セキュリティチェック回路
275 メイン制御用乱数回路
250 抽選用プロセッサ
255 抽選用ROM
260 抽選用RAM
265 抽選用セキュリティチェック回路
280 抽選用乱数回路
400 メモリ制御部
405 画像制御基板プログラムメモリチップ
410 メモリ暗号通信部
415 メモリ通信部
420 通信路
430 バス

Claims (22)

  1. 遊技機用チップセットであって、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、
    第2のチップと、
    前記抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行い、当該抽選の結果を第2のチップに供給する第3のチップと、
    を備え、
    前記第1のチップは、前記抽選行うための情報を暗号化し、前記第3のチップに送信する第1の暗号通信部を有し、
    前記第3のチップは、前記第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部を有する、遊技機用チップセット。
  2. 前記第3のチップは、さらに、記憶装置を有しており、当該第3のチップは、当該記憶装置から所定のデータを取得し、取得したデータと当該第3のチップが予め有するチェックデータとを比較し、それらデータが等しいか否かを判定する、請求項1に記載の遊技機用チップセット。
  3. 前記第3のチップは、さらに、前記第2の抽選を実行する処理のためのプログラムを少なくとも記憶した記憶装置を有しており、当該記憶装置は暗号化されている、請求項1又は2に記載の遊技機用チップセット。
  4. 遊技機用チップセットであって、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップであって、情報を暗号化する第1の暗号通信部を有する第1のチップと、
    第2のチップと、
    プログラムを記憶した記憶装置、及び、前記第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部を有する第4のチップと、
    を備え、
    前記第2のチップは、前記プログラムを前記記憶装置からバスを介して受け、当該プログラム及び前記第4のチップからの前記抽選行うための情報に基づいて、第2の抽選を実行する、遊技機用チップセット。
  5. 前記第4のチップは、前記記憶装置から所定のデータを取得し、取得したデータと当該第4のチップが予め有するチェックデータとを比較し、それらデータが等しいか否かを判定する、請求項4に記載の遊技機用チップセット。
  6. 前記記憶装置は暗号化されている、請求項4又は5に記載の遊技機用チップセット。
  7. 第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する遊技機用第1のチップであって、
    第1の暗号通信部を備え、
    前記第1の暗号通信部は、前記抽選行うための情報を暗号化し、暗号化された情報を受けて復号化することによって当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う第3のチップであって、抽選結果を第2のチップに供給する第3のチップに送信する、遊技機用第1のチップ。
  8. 請求項7に記載の遊技機用第1のチップを備えた第1の基板。
  9. 抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う遊技機用第3のチップであって、
    第1の抽選を行うことによって前記抽選行うための情報を決定する第1のチップが有する第1の暗号通信部から、暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部を備え、
    前記第3のチップは、前記第2の抽選の結果を第2のチップに供給する、遊技機用第3のチップ。
  10. 請求項9に記載の遊技機用第3のチップを備えた第2の基板。
  11. 遊技機用チップであって、
    第1の抽選を行うことによって前記抽選行うための情報を決定する第1のチップが有する第1の暗号通信部から、暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、
    前記抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う第1の制御部と、
    第2の制御部と、
    を備え、
    前記第2の抽選の結果は、前記第1の制御部から前記第2の制御部に供給される、遊技機用チップ。
  12. 請求項11に記載の遊技機用チップを備えた第2の基板。
  13. 第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する遊技機用第1のチップであって、
    前記抽選行うための情報を暗号化する第1の暗号通信部を備え、
    前記第1の暗号通信部は、暗号化した情報を、前記抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を実行する第2のチップにバスを介してプログラムデータを供給する第4のチップの第2の暗号通信部に送信する、遊技機用第1のチップ。
  14. 請求項11に記載の遊技機用第1のチップを備えた第1の基板。
  15. 遊技機用第4のチップであって、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する遊技機用第1のチップの第1の暗号通信部から、暗号化した当該抽選行うための情報を受け、復号化する第2の暗号通信部と、
    プログラムを記憶した記憶装置と、
    を備え、
    前記遊技機用第4のチップは、前記抽選行うための情報を、当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を実行する第2のチップに供給し、さらに、前記記憶装置のプログラムデータをバスを介して当該第2のチップに供給する、遊技機用第4のチップ。
  16. 請求項13に記載の遊技機用第4のチップを備えた第2の基板。
  17. 遊技機用チップであって、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する遊技機用第1のチップの第1の暗号通信部から、暗号化した当該抽選行うための情報を受け、復号化する第2の暗号通信部と、
    プログラムを記憶した記憶装置と、
    前記抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行う第1の制御部と、
    第2の制御部と、
    を備え、
    前記抽選行うための情報及び前記記憶装置のプログラムデータは、前記第1の制御部から前記第2の制御部に供給される、遊技機用チップ。
  18. 請求項17に記載の遊技機用チップを備えた第2の基板。
  19. 遊技機用基板であって、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    を備え、
    前記第1の基板が、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、
    前記抽選行うための情報を暗号化し、前記第2の基板に送信する第1の暗号通信部と、
    を有し、
    前記第2の基板が、
    第2のチップと、
    前記第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、
    当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行い、当該抽選の結果を第2のチップに供給する第3のチップと、
    を有する、遊技機用基板。
  20. 遊技機用基板であって、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    を備え、
    前記第1の基板が、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、
    前記抽選行うための情報を暗号化し、前記第2の基板に送信する第1の暗号通信部と、
    を有し、
    前記第2の基板が、
    第2のチップと、
    前記第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、プログラムを記憶した記憶装置とを備えた第4のチップと、
    を有し、
    前記第2のチップは、前記プログラムを前記記憶装置からバスを介して受け、当該プログラム及び前記第4のチップからの前記抽選行うための情報に基づいて、第2の抽選を実行する、遊技機用基板。
  21. 遊技機であって、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    一又は二以上の操作部と、
    を備え、
    前記第1の基板が、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、
    前記抽選行うための情報を暗号化し、前記第2の基板に送信する第1の暗号通信部と、
    を有し、
    前記第2の基板が、
    第2のチップと、
    前記第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、
    当該抽選行うための情報に基づいて第2の抽選を行い、当該抽選の結果を第2のチップに供給する第3のチップと、
    を有する、遊技機。
  22. 遊技機であって、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    一又は二以上の操作部と、
    を備え、
    前記第1の基板が、
    第1の抽選を行うことによって他のチップにおいて抽選行うための情報を決定する第1のチップと、
    前記抽選行うための情報を暗号化し、前記第2の基板に送信する第1の暗号通信部と、
    を有し、
    前記第2の基板が、
    第2のチップと、
    前記第1の暗号通信部から暗号化された情報を受け、情報を復号化することによって、前記抽選行うための情報を得る第2の暗号通信部と、プログラムを記憶した記憶装置と備えた第4のチップと、 を有し、
    前記第2のチップは、前記プログラムを前記記憶装置からバスを介して受け、当該プログラム及び前記第4のチップからの前記抽選行うための情報に基づいて、第2の抽選を実行する、遊技機。
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