JP2015115853A - 無線通信装置システム、無線通信装置、差込側コネクタおよび無線特性測定方法 - Google Patents

無線通信装置システム、無線通信装置、差込側コネクタおよび無線特性測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置のアンテナ特性の劣化を低減し、かつ、無線特性を高精度に測定できるようにする。【解決手段】無線通信装置の受け側コネクタは、差込側コネクタを挿入されていない状態でアンテナと無線回路とを電気的に接続し、差込側コネクタを挿入された状態でアンテナと無線回路とを電気的に切断する、無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、を具備する。差込側コネクタは、受け側コネクタに挿入された状態で、スイッチ部に接して無線回路と同軸ケーブルとを電気的に接続し、かつ、スイッチ部の状態を、アンテナと無線回路とを電気的に切断する状態にする、同軸ケーブルに接続されたプローブと、プローブが受け側コネクタに挿入された状態で、無線回路のグラウンドに接してグラウンドとセル部とを電気的に接続するグラウンド接続端子と、を具備する。【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信装置システム、無線通信装置、差込側コネクタおよび無線特性測定方法に関する。
携帯電話機やスマートフォン(Smartphone)などの携帯無線機において、製造メーカにて無線特性を確認するためにRFコネクタを実装しているものが多い。このRFコネクタは、アンテナと無線回路の間に実装され、専用のコネクタ付同軸ケーブルの挿入を受けて無線機の送信電力や受信感度の測定に用いられる。特に、かかるRFコネクタとして、コネクタ付同軸ケーブルの挿入を受けて無線回路とアンテナとを電気的に切断するものが用いられることが多い。これにより、無線回路の特性をより高精度に測定することができる。
このような、無線回路とアンテナとの電気的な接続/切断を切り替えるRFコネクタに関連して幾つかの技術が提案されている。例えば、特許文献1には、接続された同軸プラグによる押圧力を切替端子を介して一対のコンタクトの一方に加えることにより、これらコンタクトの接触を解除させかつ一方のコンタクトを切替端子を介して同軸プラグ側のコンタクトに導通させる切替スイッチ付き同軸コネクタにおいて、前記切替端子を前記一対のコンタクトの接点接触を解除する方向に付勢する弾性体を皿バネまたは板バネで構成することが記載されている。
特許文献1では、これにより、低背化を図り、組み立てを容易とし、部品点数を削減する、とされている。
特開2001−185296号公報
RFコネクタを設置する際、当該コネクタのセル部分をグラウンド(Ground;GND)に接続することが望まれる。一方、アンテナ特性は、アンテナの周辺条件に大きく影響を受けることが知られており、アンテナにグラウンドが近づくと放射抵抗が小さくなり、アンテナ特性が劣化してしまう。
特に、上記のようにRFコネクタがアンテナと無線回路の間に実装される場合、アンテナの給電点近くに実装されることが考えられる。この場合、高周波電流が大きい場所にグラウンド接続されたRFコネクタが実装され、RFコネクタに逆相の高周波電流が流れることとなり、アンテナ特性が劣化してしまう。
かかるアンテナ特性の劣化を回避するために、アンテナと無線回路とを離すことで、RFコネクタをアンテナから離すことも考えられるが、通過ロスが増えてしまう。さらには、携帯無線機の多機能化に伴うアンテナ数の増加や携帯無線機の小型化により、各部の配置の自由度が制限される。このため、RFコネクタとアンテナとの間に充分な距離を取れない場合が考えられる。
また、特許文献1には、セル部分をグラウンド接続されたRFコネクタをアンテナ付近に配置することによるアンテナ特性の劣化に対する対策については記載されていない。
本発明は、上述の課題を解決することのできる無線通信装置システム、無線通信装置、差込側コネクタおよび無線特性測定方法を提供することを目的としている。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の第1の態様による無線通信装置システムは、無線通信装置と、差込側コネクタとを具備し、前記無線通信装置は、アンテナと、無線回路と、受け側コネクタと、を具備し、前記受け側コネクタは、前記差込側コネクタを挿入されていない状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、を具備し、前記差込側コネクタは、前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記スイッチ部に接して前記無線回路と同軸ケーブルとを電気的に接続し、かつ、前記スイッチ部の状態を、前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する状態にする、前記同軸ケーブルに接続されたプローブと、前記プローブが前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記無線回路のグラウンドに接して当該グラウンドと前記セル部とを電気的に接続するグラウンド接続端子と、を具備する。
また、本発明の第2の態様による無線通信装置は、アンテナと、無線回路と、受け側コネクタと、を具備し、前記受け側コネクタは、差込側コネクタを挿入されていない状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、を具備する。
また、本発明の第3の態様による差込側コネクタは、差込側コネクタを挿入されていない状態でアンテナと無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、を具備する受け側コネクタに挿入された状態で、前記スイッチ部に接して前記無線回路と同軸ケーブルとを電気的に接続し、かつ、前記スイッチ部の状態を、前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する状態にする、前記同軸ケーブルに接続されたプローブと、前記プローブが前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記無線回路のグラウンドに接して当該グラウンドと前記セル部とを電気的に接続するグラウンド接続端子と、を具備する。
また、本発明の第4の態様による無線特性測定方法では、差込側コネクタを挿入されていない状態でアンテナと無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部とを具備する受け側コネクタに、前記セル部と前記無線回路のグラウンドとを電気的に接続し、かつ、同軸ケーブルを接続された前記差込側コネクタを挿入することで、前記無線回路と前記同軸ケーブルとを電気的に接続し、前記セル部と前記無線回路のグランドとを電気的に接続し、かつ、前記アンテナと無線回路とを電気的に切断する。
本発明によれば、アンテナ特性の劣化を低減し、かつ、無線特性を高精度に測定することができる。
本発明の第1の実施形態における無線通信装置の内部の配置例を示す説明図である。 同実施形態における配置を基板の上方から見た例を示す説明図である。 同実施形態における無線通信装置の各部の、通常状態での接続関係の例を示す説明図である。 同実施形態における差込側コネクタの外観の例を示す概略外形図である。 同実施形態における差込側コネクタの装着例を示す説明図である。 同実施形態における無線通信装置と差込側コネクタとが接する部分の拡大例を示す説明図である。 同実施形態における無線通信装置および差込側コネクタの各部の、測定状態での接続関係の例を示す説明図である。 RFコネクタのセル部がグラウンドに常時接続されている無線通信装置の内部の配置例を示す説明図である。 図8の配置を基板の上方から見た例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態における差込側コネクタの外観の例を示す概略外形図である。 本発明の第3の実施形態における無線通信装置の内部の配置を基板の上方から見た例を示す説明図である。 同実施形態におけるグラウンド接続用ランドとグラウンド接続端子との接触位置の例を示す説明図である。 本発明の無線通信装置の最小構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1の実施形態>
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態における無線通信装置の各部の、通常状態での接続関係について説明する。ここでいう通常状態は、無線通信装置が無線通信機能を実行可能にするための接続関係となっている状態であり、具体的には、アンテナと無線回路とが電気的に接続された状態である。通常状態以外の状態として、測定状態について後述する。ここでいう測定状態は、無線回路の特性を測定するためにアンテナと無線回路とが電気的に切断された状態である。
図1は、本発明の第1の実施形態における無線通信装置の内部の配置例を示す説明図である。同図において、無線通信装置11は、アンテナ111と、基板グラウンド(Ground)部112と、基板グラウンドなし部113と、給電端子114と、整合回路115と、受け側コネクタ116(特に、セル部116a)と、無線回路117と、グラウンド接続用ランド118とを含んで構成される。
なお、図1では、実装条件をわかり易く示すため、アンテナ111を上方に移動している。実装状態(無線通信装置11の各部が実装された状態)において、アンテナ111は、給電端子114を介して基板グラウンドなし部113と電気的に接続(導通)している。また、通常状態において、アンテナ111は、整合回路115および受け側コネクタ116を介して、無線回路117と電気的に接続している。
図2は、図1の配置を基板の上方から見た例を示す説明図である。図2において、図1に示す各部のうち、基板グラウンド部112と、基板グラウンドなし部113と、給電端子114と、整合回路115と、受け側コネクタ116(特に、セル部116a)と、無線回路117と、グラウンド接続用ランド118とが示されている。
図3は、無線通信装置11の各部の、通常状態での接続関係の例を示す説明図である。同図において、アンテナ111と無線回路117とが、給電端子114と、整合回路115と、受け側コネクタ116のスイッチ部116bと、基板グラウンド部112の配線および基板グラウンドなし部113の配線とを介して接続されている。特に、スイッチ部116bは閉状態(接続状態)となっている。
無線回路117が送信信号を生成して出力すると、当該信号はアンテナ111へ伝達される。アンテナ111は、無線回路117からの電気信号による送信信号を、電波にて送信する。また、アンテナ111が、電波を受信し、電気信号による受信信号に変換して出力すると、当該信号は無線回路117へ出力される。無線回路117は、アンテナ111からの受信信号に対して復調等の処理を行って、受信データを抽出する。
整合回路115は、アンテナ111と無線回路117との整合(インピーダンスマッチング)を取る。
また、基板グラウンド部112には、グラウンドが配線されている。当該グラウンドは、無線回路117のグラウンドとして用いられる。また、基板グラウンド部112には、当該グラウンドに接続するためのグラウンド接続用ランド118が設けられている。
また、受け側コネクタ116のスイッチ部116bは、同じく受け側コネクタ116のセル部116aで囲われている。セル部116aは金属で構成されているが、基板グラウンド部112のグラウンドとは切り離されている。セル部116aがグラウンドから切り離されていることで、アンテナ111に対するグラウンドの影響を低減させることができる。より具体的には、セル部116aがグラウンドから切り離されていることで、セル部116aがグラウンドに接続されている場合との比較において、アンテナ111の特性劣化を低減させることができる。
一方、セル部116aがグラウンドから切り離された状態で無線回路117の無線特性の測定が行われた場合、測定精度が低下してしまう。そこで、測定状態(無線特性の測定時)においては、差込側コネクタがセル部116aをグラウンドに接続する。当該接続について、図4〜図7を参照して説明する。
図4は、差込側コネクタの外観の例を示す概略外形図である。
同図において、差込側コネクタ12は、プローブ121と、グラウンド接続端子122と、コネクタ本体123とを含んで構成される。また、差込側コネクタ12には、同軸ケーブル124が接続されている。
無線回路117(図1)の無線特性測定の際、差込側コネクタ12は、受け側コネクタ116に挿入される。
図5は、差込側コネクタ12の装着例を示す説明図である。同図において、無線通信装置システム1は、無線通信装置11と、差込側コネクタ12とを含んで構成される。また、同図には、無線通信装置11の基板グラウンド部112と、基板グラウンドなし部113と、受け側コネクタ116(特に、セル部116a)と、無線回路117と、グラウンド接続用ランド118とが示されている。加えて、同図には、差込側コネクタ12のプローブ121と、グラウンド接続端子122と、コネクタ本体123と、差込側コネクタ12に接続されている同軸ケーブル124が示されている。
図5に示すように、プローブ121が受け側コネクタ116(セル部116a)に挿入されて、無線通信装置11と差込側コネクタ12とが接して導通する。
受け側コネクタ116は、RFコネクタの受け側として機能し、差込側コネクタ12は、RFコネクタの差込側として機能する。
図6は、図5において無線通信装置11と差込側コネクタ12とが接する部分の拡大例を示す説明図である。図6において、プローブ121が、受け側コネクタ116に挿入されている。この状態において、プローブ121は、受け側コネクタ116に内部で接して導通する。加えて、プローブ121の外側は、受け側コネクタ116のセル部と接して導通する。
また、グラウンド接続端子122は、グラウンド接続用ランド118に接して導通する。
図7は、無線通信装置11および差込側コネクタ12の各部の、測定状態での接続関係の例を示す説明図である。図3の場合と異なり図7の例では、受け側コネクタ116に差込側コネクタ12が挿入されることで、スイッチ部116bが開状態(切断状態)となっている。これにより、無線回路117は、アンテナ111や給電端子114や整合回路115と電気的に切断(絶縁)されている。
一方、プローブ121の中心とスイッチ部116bとが接して導通している。プローブ121の中心には同軸ケーブル124の内部導体が接続されており、無線回路117と同軸ケーブル124の内部導体とが電気的に接続される。
また、グラウンド接続端子122には、同軸ケーブル124の外部導体と、プローブ121の外側とが電気的に接続されている。グラウンド接続端子122がグラウンド接続用ランド118に接して導通することで、同軸ケーブル124の外部導体がグラウンドに接続される。また、グラウンド接続端子122がグラウンド接続用ランド118に接して導通し、さらに、プローブ121の外側がセル部116aに接して導通することで、セル部116aがグラウンドに接続される。セル部116aがグラウンドに接続されることで、無線回路117の無線特性を高精度に測定することができる。
ここで、無線通信装置システム1との比較のために、RFコネクタのセル部をグラウンドに常時接続する例について、図8〜図9を参照して説明する。
図8は、RFコネクタのセル部がグラウンドに常時接続されている無線通信装置の内部の配置例を示す説明図である。同図において、無線通信装置1011は、アンテナ1111と、基板グラウンド部1112と、基板グラウンドなし部1113と、給電端子1114と、整合回路1115と、受け側コネクタ1116と、無線回路1117とを含んで構成される。受け側コネクタ1116は、RFコネクタの受け側の例に該当する。
図9は、図8の配置を基板の上方から見た例を示す説明図である。図9において、図8に示す各部のうち、基板グラウンド部1112と、基板グラウンドなし部1113と、給電端子1114と、整合回路1115と、受け側コネクタ1116と、無線回路1117とが示されている。
図8や図9に示されるように、受け側コネクタ1116は、基板グラウンド部1112に設けられており、セル部がグラウンドに接続されている。RFコネクタのセル部がグラウンドに接続されていることで、無線回路1117の無線特性を高精度に測定することができる。
但し、高周波電流が大きい場所であるアンテナ1111の給電点近くに、グラウンド接続された受け側コネクタ1116が配置されることで、受け側コネクタ1116に逆相の高周波電流が流れ、アンテナ1111のアンテナ特性が劣化してしまう。
かかるアンテナ特性の劣化を回避するために、アンテナ1111と無線回路1117とを離すことで、受け側コネクタ1116をアンテナ1111から離すことも考えられるが、通過ロスが増えてしまう。
これに対して、図1〜図7を参照して説明した無線通信装置システム1では、受け側コネクタ116のスイッチ部116bは、無線回路117と電気的に接続されている。また、スイッチ部116bは、差込側コネクタ12を挿入されていない状態でアンテナ111と無線回路117とを電気的に接続し、差込側コネクタ12を挿入された状態でアンテナ111と無線回路117とを電気的に切断する。また、受け側コネクタ116のセル部116aは、無線回路117のグラウンドと電気的に分離して配置されている。
また、差込側コネクタ12のプローブ121は、同軸ケーブル124に接続されている。そして、プローブ121は、受け側コネクタ116に挿入された状態で、スイッチ部116bに接して無線回路117と同軸ケーブル124とを電気的に接続し、かつ、スイッチ部116bの状態を、アンテナ111と無線回路117とを電気的に切断する状態にする。また、差込側コネクタ21のグラウンド接続端子122は、プローブ121が受け側コネクタ116に挿入された状態で、無線回路117のグラウンドに接して当該グラウンドとセル部116aとを電気的に接続する。
従って、無線通信装置システム1では、通信時には、アンテナ111に近接する受け側コネクタ116のセル部116aを無線回路117のグラウンドと切り離すことができる。これにより、グラウンドの影響によるアンテナ特性の劣化を低減し、良好なアンテナ特性を確保することが可能となる。また、通過ロスの増加も生じない。
また、無線回路117の無線特性を測定する際は、受け側コネクタ116のセルと無線回路117のグラウンドとを差込側コネクタ12で接続することができる。これにより、無線特性を高精度に測定することができる。
<第2の実施形態>
図10は、本発明の第2の実施形態における差込側コネクタの外観の例を示す概略外形図である。
同図において、差込側コネクタ22は、プローブ121と、グラウンド接続端子222と、コネクタ本体223とを含んで構成される。また、差込側コネクタ22には、同軸ケーブル124が接続されている。なお、図10において、図4の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(121、124)を付している。
また、コネクタ本体223には溝233が設けられている。グラウンド接続端子222は、溝233を矢印L11の方向に移動可能に設置されている。
なお、差込側コネクタ22は、上述した無線通信装置11に適用することも可能であるし、後述する無線通信装置31に適用することも可能である。
以上のように、グラウンド接続端子222は、プローブ121との距離を可変に設けられている。
ここで、無線通信装置における基板の実装条件によって、グラウンド接続可能位置が異なることが考えられる。具体的には、受け側コネクタとグラウンド接続用ランドとの位置関係(特に距離)が異なり得る。
これに対して、差込側コネクタ22では、プローブ121とグラウンド接続端子222を調節することで、受け側コネクタとグラウンド接続用ランドとの様々な位置関係に対応可能である。この点において、差込側コネクタ22は、多機種の無線通信装置に対応することができる。
<第3の実施形態>
図11は、本発明の第3の実施形態における無線通信装置31の内部の配置を基板の上方から見た例を示す説明図である。同図において、無線通信装置31は、基板グラウンド部112と、基板グラウンドなし部113と、給電端子114と、整合回路115と、受け側コネクタ116と、無線回路117と、グラウンド接続用ランド318とを含んで構成される。加えて、無線通信装置31は、アンテナ(不図示)を含んで構成され、図1の場合と同様、実装状態において、当該アンテナは、給電端子114を介して基板グラウンドなし部113と電気的に接続している。
図11の例は、グラウンド接続用ランド318が複数に分割されて配置されている点において図2の例と異なる。グラウンド接続用ランド318は、複数に分割され一部を無線回路117のグラウンド(すなわち、基板グラウンド部112のグラウンド)に電気的に接続されている。それ以外は、図2の場合と同様である。なお、図11において、図2の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(112〜117)を付している。
無線通信装置31に対して、差込側コネクタ12を適用することも可能であるし、差込側コネクタ22を適用することも可能である。以下では、差込側コネクタ12を無線通信装置31に対して適用する場合を例に説明するが、差込側コネクタ12を適用する場合も同様である。
図12は、グラウンド接続用ランド318とグラウンド接続端子122との接触位置の例を示す説明図である。同図において、グラウンド接続用ランド318と、グラウンド接続端子122の先端部分の位置とが示されている。
図12に示すように、グラウンド接続端子122が複数のグラウンド接続用ランド318にまたがって接することで、複数のグラウンド接続用ランド318が電気的に接続される。
ここで、グラウンド接続端子122が接するグラウンド接続用ランド318には、無線回路117のグラウンド(すなわち、基板グラウンド部112のグラウンド)に電気的に接続されたグラウンド接続用ランド318が含まれている。従って、グラウンド接続端子122が複数のグラウンド接続用ランド318にまたがって接することで、複数のグラウンド接続用ランド318がグラウンドに接続される。
グラウンド接続用ランドを一体的に構成した場合、グラウンド接続用ランドの面積などの条件によっては、プローブ121の外側とグラウンド接続端子122とを介してグラウンド接続しているセル部116aが、インダクタンス成分を持ってしまう可能性がある。
そこで、図11〜図12に示す例のようにグラウンド接続用ランド318を複数に分割し、グラウンド接続端子122が接触することで、分離されたグラウンド接続用ランド318が繋がるようにする。その結果、セル部116aは短い距離でグラウンドと接続し、インダクタンス成分を小さくすることが可能となる。これにより、無線回路117の無線特性をより高精度に測定することができる。
以上のように、グラウンド接続用ランド318は、複数に分割され一部を無線回路117のグラウンドに電気的に接続されている。そして、グラウンド接続端子122は、プローブ121が受け側コネクタ116に挿入された状態で、グラウンド接続用ランド318の、無線回路117のグラウンドに電気的に接続された部分を含む複数の部分に接する。
これにより、セル部116aのインダクタンス成分を小さくすることができ、無線回路117の無線特性をより高精度に測定することができる。
次に、図13を参照して本発明の最小構成について説明する。
図13は、本発明の無線通信装置システムの最小構成を示す説明図である。同図において、無線通信装置システム4は、無線通信装置41と、差込側コネクタ42とを含んで構成される。無線通信装置41は、アンテナ411と、受け側コネクタ416と、無線回路417とを含んで構成される。受け側コネクタ416は、セル部416aと、スイッチ部416bとを含んで構成される。差込側コネクタ42は、プローブ421とグラウンド接続端子422とを含んで構成される。
かかる構成において、スイッチ部416bは、無線回路417と電気的に接続されている。そして、スイッチ部416bは、差込側コネクタ42を挿入されていない状態でアンテナ411と無線回路417とを電気的に接続し、差込側コネクタ42を挿入された状態でアンテナ411と無線回路417とを電気的に切断する。また、セル部416aは、無線回路417のグラウンドと電気的に分離して配置されている。
また、プローブ421は、同軸ケーブル124に接続されている。そして、プローブ421は、受け側コネクタ416に挿入された状態で、スイッチ部416bに接して無線回路417と同軸ケーブル424とを電気的に接続し、かつ、スイッチ部416bの状態を、アンテナ411と無線回路417とを電気的に切断する状態にする。また、グラウンド接続端子422は、プローブ421が受け側コネクタ416に挿入された状態で、無線回路417のグラウンドに接して当該グラウンドとセル部416aとを電気的に接続する。
これにより、無線通信装置システム4では、上述した無線通信システム1と同様、通信時には、アンテナ411に近接する受け側コネクタ416のセル部416aを無線回路117のグラウンドと切り離すことができる。かかる切り離しにより、グラウンドの影響によるアンテナ特性の劣化を低減し、良好なアンテナ特性を確保することが可能となる。また、通過ロスの増加も生じない。
また、無線回路417の無線特性を測定する際は、受け側コネクタ416のセルと無線回路417のグラウンドとを差込側コネクタ42で接続することができる。これにより、無線特性を高精度に測定することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 無線通信装置システム
11、31 無線通信装置
111 アンテナ
112 基板グラウンド部
113 基板グラウンドなし部
114 給電端子
115 整合回路
116 受け側コネクタ
116a セル部
116b スイッチ部
117 無線回路
118、318 グラウンド接続用ランド
12、22 差込側コネクタ
121 プローブ
122、222 グラウンド接続端子
123、223 コネクタ本体
124 同軸ケーブル
233 溝

Claims (6)

  1. 無線通信装置と、差込側コネクタとを具備し、
    前記無線通信装置は、
    アンテナと、
    無線回路と、
    受け側コネクタと、
    を具備し、
    前記受け側コネクタは、
    前記差込側コネクタを挿入されていない状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、
    前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、
    を具備し、
    前記差込側コネクタは、
    前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記スイッチ部に接して前記無線回路と同軸ケーブルとを電気的に接続し、かつ、前記スイッチ部の状態を、前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する状態にする、前記同軸ケーブルに接続されたプローブと、
    前記プローブが前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記無線回路のグラウンドに接して当該グラウンドと前記セル部とを電気的に接続するグラウンド接続端子と、
    を具備する無線通信装置システム。
  2. 前記グラウンド接続端子は、前記プローブとの距離を可変に設けられている、請求項1に記載の無線通信装置システム。
  3. 前記無線通信装置は、複数に分割され一部を前記無線回路のグラウンドに電気的に接続されたグラウンド接続用ランドを具備し、
    前記グラウンド接続端子は、前記プローブが前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記グラウンド接続用ランドの、前記無線回路のグラウンドに電気的に接続された部分を含む複数の部分に接する、
    請求項1または請求項2に記載の無線通信装置システム。
  4. アンテナと、
    無線回路と、
    受け側コネクタと、
    を具備し、
    前記受け側コネクタは、
    差込側コネクタを挿入されていない状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、
    前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、
    を具備する無線通信装置。
  5. 差込側コネクタを挿入されていない状態でアンテナと無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部と、を具備する受け側コネクタに挿入された状態で、前記スイッチ部に接して前記無線回路と同軸ケーブルとを電気的に接続し、かつ、前記スイッチ部の状態を、前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する状態にする、前記同軸ケーブルに接続されたプローブと、
    前記プローブが前記受け側コネクタに挿入された状態で、前記無線回路のグラウンドに接して当該グラウンドと前記セル部とを電気的に接続するグラウンド接続端子と、
    を具備する差込側コネクタ。
  6. 差込側コネクタを挿入されていない状態でアンテナと無線回路とを電気的に接続し、前記差込側コネクタを挿入された状態で前記アンテナと前記無線回路とを電気的に切断する、前記無線回路と電気的に接続されたスイッチ部と、前記無線回路のグラウンドと電気的に分離して配置されたセル部とを具備する受け側コネクタに、
    前記セル部と前記無線回路のグラウンドとを電気的に接続し、かつ、同軸ケーブルを接続された前記差込側コネクタを挿入することで、
    前記無線回路と前記同軸ケーブルとを電気的に接続し、前記セル部と前記無線回路のグランドとを電気的に接続し、かつ、前記アンテナと無線回路とを電気的に切断する、無線特性測定方法。
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