JP2015115537A - 受光部材および光学モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 光導波路と受光素子との距離が大きく、光導波路の出射端と受光素子の受光面との高さが異なる場合においても、高周波応答特性を維持しつつ、光導波路から出射された光信号を受光素子の受光面に集光できるようにする。
【解決手段】 本発明の受光部材10は、入射した光信号を方向変換手段30に向けて出射することによって、光信号を受光素子40の受光面41に集光する集光手段20、出射された光信号の進行方向を、出射方向から受光素子40に向かう集光方向に変換する方向変換手段30、および、出射方向および集光方向と直交する幅方向の長さが大きく形成されると共に出射方向の長さが小さく形成された受光面41を備え、受光面41に集光された光信号を光電変換して電気信号を出力する受光素子40、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受光部材および光学モジュールに関し、特に、光信号を光電変換して出力する受光部材および光学モジュールに関する。
光通信の大容量化に伴い、位相干渉によって容量を拡大できるデジタルコヒーレント方式の導入が進められている。デジタルコヒーレント方式では、光信号を受光素子で光電変換し、デジタル回路で分散補償等の処理を高速に行うことによって、長距離・大容量の伝送を実現する。デジタルコヒーレント方式では、一般的に、100Gbpsの高速信号が扱われるため、受光素子には高速応答性能が求められる。
受光素子を高速化するための一つの手段として、受光素子の受光エリアを小さくすることが挙げられる。光の吸収層を薄く受光径を小さくすることで、応答速度が高速化される。
さらに、受光素子を高速化するための別の手段として、受光素子とトランスインピーダンス増幅器(TIA:trans impedance amplifier)とを近接配置することが挙げられる。TIAは、受光素子から入力した低レベルの電気信号(電流)を、使用可能な電圧信号に変換して出力する。受光素子とTIAとを近接配置することにより、望まないインダクタンスの寄生を防ぎ、受光素子が高速化される。
しかし、TIAは高速な電気信号を扱うため配線の自由度が少なく、光信号を出射する光導波路から物理的に離れた位置に置かれることが多い。この場合、光導波路から出射された光信号を受光素子まで導くことが困難になる。
例えば、特許文献1には、光信号を出射する光ファイバと受光素子との間にスポットサイズコンバータを備えた平面光導波路回路を配置することにより、光ファイバから出射された光信号を受光素子まで導くことが提案されている。特許文献1においてはさらに、平面光導波路回路がスポットサイズコンバータを備えることから、光信号の断面積を小さくして受光素子に入射させることができる。なお、光信号の断面積を小さく技術は、特許文献2にも開示されている。
特開2010−266509号公報 特開平8−271765号公報
光導波路から出射された光信号を、TIAに近接配置された受光素子の受光面に集光させる場合において、光導波路の出射面と受光素子の受光面との高さが大きく異なる場合、特許文献1の技術のスポットサイズコンバータ付き平面光導波路回路を適用することは困難である。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、光導波路と受光素子との距離が大きく、光導波路の出射端と受光素子の受光面との高さが異なる場合においても、高周波応答特性を維持しつつ、光導波路から出射された光信号を受光素子の受光面に集光して、受光部材および光学モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る受光部材は、入射した光信号を方向変換手段に向けて出射することによって、光信号を受光素子の受光面に集光する集光手段と、出射された光信号の進行方向を、出射方向から受光素子に向かう集光方向に変換する方向変換手段と、出射方向および集光方向と直交する幅方向の長さが大きく形成されると共に出射方向の長さが小さく形成された受光面を備え、受光面に集光された光信号を光電変換して電気信号を出力する受光素子と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る光学モジュールは、出射面から光信号を出射する光導波路と、出射された光信号が入射することによって電気信号を出力する上記の受光部材と、受光部材の受光素子の近傍に配置され、出力された電気信号を増幅して出力する増幅器と、を備える。
上述した本発明の態様によれば、光導波路と受光素子との距離が大きく、光導波路の出射端と受光素子の受光面との高さが異なる場合においても、高周波応答特性を維持しつつ、光導波路から出射された光信号を受光素子の受光面に集光できる。
第1の実施形態に係る受光部材10の、(a)側面図、(b)上面図、である。 (a)一般的な受光面41’の上面図、(b)第1の実施形態に係る受光面41の上面図である。 第1の実施形態に係る光学モジュール50の側面図である。 第2の実施形態に係る受光部材100の側面図である。 第2の実施形態に係る受光素子130の上面に、(a)長円形に形成された受光面131を配置した時の上面図、(b)長方形に形成された受光面131を配置した時の上面図、(c)一方向に伸びるグ数角形に形成された受光面131を配置した時の上面図、である。 第2の実施形態に係る光学モジュール200の(a)側面図、(b)上面図である。 第3の実施形態に係る受光部材100Bの側面図である。 第4の実施形態に係る光学モジュール200Cの上面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る受光部材の側面図を図1(a)に、上面図を図1(b)に示す。受光部材10は、集光手段20、方向変換手段30および受光素子40を備える。図1(a)、(b)において、集光手段20および方向変換手段30はY方向に配置され、方向変換手段30および受光素子40はZ方向に配置される。ここで、Y方向が請求項の出射方向に、Z方向が請求項の集光方向に、X方向が請求項の幅方向に対応する。
集光手段20は、受光部材10に入射した光信号を方向変換手段30に向けて出射することによって、光信号を受光素子40の受光面41に集光する。すなわち、本実施形態に係る集光手段20は、光信号をY方向に出射する。本実施形態では、集光手段20を1枚のレンズとし、光信号の入射位置と方向変換手段30との間で、且つ、光信号の入射位置寄りに配置した。受光部材10に入射した光信号を受光面41に集光することで、受光面41における受光エリアを小さくすることが可能になるので、受光素子40の応答速度を高速化できる。
なお、集光手段20として、例えば、入射した光信号をコリメートしてコリメート光を出射する第1レンズ部材と、コリメート光を受光素子40の受光面41に集光する第2レンズ部材とによって構成することもできる。入射した光信号をコリメートして出射することにより、集光手段20と方向変換手段30とのY方向の距離が大きい場合でも、損失をほとんど発生させることなく、コリメート光を方向変換手段30まで導くことができる。さらに、集光手段20として、複数のレンズを方向変換手段30の前段または前後段に配置された複数のレンズから成るレンズ群を適用することもできる。
方向変換手段30は、集光手段20から入射された光線の進行方向を、Y方向から受光素子41に向かう方向(Z方向)に変換する。方向変換手段30と受光素子40とをZ方向に配置して、光線の進行方向をY方向からZ方向に変換することにより、集光手段20と受光素子40との高さ(Z方向位置)が異なる場合でも、光線を受光素子40の受光面41まで導くことができる。
受光素子40は、方向変換手段30と対向する面に、光の吸収層である受光面41が配置されている。受光素子40は、受光面41に集光された光信号を光電変換して電気信号を出力する。図1(b)に示すように、本実施形態に係る受光面41は、X方向の長さが大きく形成されると共にY方向の長さが小さく形成されている。
ここで、受光素子40の高周波応答特性は、受光面41の面積が大きくなるほど劣化することから、受光面41の面積は一般的な円形の受光面と同等以下であることが望ましい。図2(a)に、一般的な円形の受光面41’を、図2(b)に、本実施形態に係る受光面41を示す。図2に示すように、受光面41のX方向の長さを一般的な受光面41’のそれと比較して大きくし、Y方向の長さを一般的な受光面41’のそれと比較して小さくすることにより、本実施形態に係る受光面41の面積を一般的な受光面41’の面積と同等にした。
受光面41のX方向の長さを大きく形成することにより、図1(b)に示すように、集光手段20と受光素子40のX方向の位置を一致させなくても、光信号を受光面41に集光することができる。さらに、受光面41のY方向の長さを小さく形成して受光面41の面積を同等に維持することにより、受光素子40の高周波応答特性が劣化することを避けることができる。
以上のように、本実施形態に係る受光部材10は、光信号の入射位置と受光素子40との距離が大きく、光信号の入射位置と受光素子40との高さが異なる場合においても、高周波応答特性を維持しつつ、入射した光信号を受光素子40の受光面41に集光することができる。
なお、本実施形態に係る受光部材10を光学モジュール内に配置することもできる。受光部材10を備えた光学モジュールの側面図を図3に示す。図3において、本実施形態に係る光学モジュール50は、光導波路60、受光部材10および増幅器70を備える。
光導波路60は、出射面61から光信号を出射する。ここで、光導波路60は、光信号をY方向に出射する。
受光部材10は、上述の受光部材10をそのまま適用することができ、光導波路60から入射された光信号を受光して光電変換し、電気信号を増幅器70へ出力する。
増幅器70は、受光部材10から出力された電気信号を増幅して出力する。本実施形態では、増幅器70を受光素子40の近傍に配置した。受光素子40と増幅器70とを近接配置することにより、望まないインダクタンスの寄生を防ぐことができ、受光素子40が高速化される。
本実施形態に係る光学モジュール50においても、方向変換手段30と受光素子40とをZ方向に配置し、光信号の進行方向をY方向からZ方向に変換する。これにより、光導波路60と受光素子40との高さ(Z方向)が異なる場合でも、出射された光信号を受光素子40の受光面41まで導くことができる。
また、集光手段20が入射した光信号を方向変換手段30に向けて出射し、光信号を受光素子40の受光面41に集光することにより、光導波路60と増幅器70との距離(Y方向)が大きい場合でも、損失をほとんど発生させることなく、光信号を増幅器70の近傍に配置された受光素子40の受光面41に集光することができる。
さらに、受光素子40の受光面41は、X方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さく形成されている。これにより、光導波路60と増幅器70(受光素子40)とがX方向にずれている場合でも、光導波路60から出射された光信号を、高周波応答特性を維持しつつ受光面41に集光することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る受光部材の側面図を図4に示す。図4において、受光部材100は、コリメートレンズ110、反射機構付き収束レンズ120および受光素子130を備える。
図4に示すように、コリメートレンズ110から出射されるコリメート光の光路上に反射機構付き収束レンズ120が配置され、反射機構付き収束レンズ120の下方に受光素子130が配置される。以下、コリメート光の出射方向をY方向、反射機構付き収束レンズ120と受光素子130の配置方向をZ方向、YZ平面に直交する方向をX方向とする。
コリメートレンズ110は、入射した光信号が平行状態になるよう光学調整(コリメート)を行い、コリメート光をY方向に出射する。入射した光をコリメートして出射することにより、コリメートレンズ110と反射機構付き収束レンズ120とのY方向の距離が大きい場合でも、損失をほとんど発生させることなく、入射光を反射機構付き収束レンズ120まで導くことができる。
反射機構付き収束レンズ120は、コリメート光の光路上の受光素子130の上方に配置され、入射されたコリメート光の進行方向をY方向からZ方向に変換する反射部121と、コリメート光を集光する集光部122とを備える。コリメートレンズ110から反射機構付き収束レンズ120に入射したコリメート光は、反射部121および集光部122によって、反射機構付き収束レンズ120の下方に配置された受光素子130の受光面131に集光される。集光部122によってコリメート光を受光面131に集光することで、受光エリアを縮小することが可能になるので、受光素子130の応答速度が高速化される。
ここで、コリメートレンズ110および反射機構付き収束レンズ120の集光部122が請求項の集光手段に、反射機構付き収束レンズ120の反射部121が請求項の方向変換手段に相当する。
受光素子130は、反射機構付き収束レンズ120の下方に配置され、反射機構付き収束レンズ120と対向する上面に、光の吸収層である受光面131が形成されている。受光素子130は、受光面131に集光された光信号を光電変換して電気信号を出力する。
本実施形態において、受光面131は、X方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さい形状に形成されている。受光素子130の上面図の一例を、図5(a)、(b)、(c)に示す。図5(a)は、長円形に形成された受光面131を受光素子130の上面に配置した時の上面図、図5(b)は、長方形に形成された受光面131を配置した時の上面図、図5(c)は、一方向に伸びる多角形(八角形)に形成された受光面131を配置した時の上面図である。
ここで、受光素子130の高周波応答特性は、受光面131の面積が大きくなるほど劣化することから、受光面131は、面積が大きくならないように、X方向の長さを大きくしつつ、Y方向の長さを小さくすることが望ましい。また、受光素子130の応答速度をさらに高速化するために、受光面131の厚さを薄くすることが望ましい。
上記のように構成された受光部材100は、例えば、光導波路とトランスインピーダンス増幅器(TIA)との間に配置される。図6(a)に、光導波路300およびTIA400の間に受光部材100を配置することによって構成された光学モジュール200の側面図を示す。また、図6(b)に、光学モジュール200の上面図を示す。光学モジュール200において、受光部材100、光導波路300およびTIA400は、図示しないキャリアにそれぞれ固定されることによって、互いの位置関係を維持している。
光導波路300は、各種光信号を伝播し、伝播した光信号を出射端310から出射する。TIA400は、受光部材100から入力した低レベルの電気信号(電流)を、使用可能な電圧信号に変換して出力する。
そして、光導波路300とTIA400との間に受光部材100を配置する場合、先ず、TIA400の近傍に受光素子130を固定し、光導波路300の出射端310にコリメートレンズ110を貼り付ける。受光素子130をTIA400の近傍に配置することにより、望まないインダクタンスが寄生することが抑制され、応答速度が高速化される。
コリメートレンズ110および受光素子130を固定した後、受光素子130の上方に、反射機構付き収束レンズ120を配置する。そして、受光素子130からの出力電流をモニタしながら、コリメート光が受光素子130の受光面131に集光するように、反射機構付き収束レンズ120のY方向位置を決定する。本実施形態に係る受光面131は、Y方向の長さが小さく形成されているが、集光部122によって受光エリアを縮小させ、反射機構付き収束レンズ120のY方向の位置を微調整することにより、コリメート光を受光面131に集光することができる。
反射機構付き収束レンズ120のY方向の位置が決まった後さらに、受光素子130からの出力電流が最大となるように、反射機構付き収束レンズ120の高さ(Z方向位置)を決定する。
ここで、反射機構付き収束レンズ120のX方向の位置は、受光面131をX方向に伸びる形状に形成したことから、厳密に調整しなくても良い。すなわち、反射機構付き収束レンズ120のZ方向およびY方向を、受光素子130からの出力電流が最大となるように位置決めすることにより、光導波路300から出射された光信号を受光素子130の受光面131に集光することができる。
以上のように、本実施形態に係る受光部材100および光学モジュール200は、入射光を、コリメートレンズ110によってコリメートし、反射機構付き収束レンズ120によって受光素子130の受光面131に反射・集光させると共に、受光素子130の受光面131をX方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さい形状に形成した。
入射光をコリメートすることにより、コリメートレンズ110と反射機構付き収束レンズ120(受光素子130)との距離(Y方向)が大きい場合でも、損失をほとんど発生させることなく、入射光を反射機構付き収束レンズ120まで導くことができる。また、反射機構付き収束レンズ120によってコリメート光を受光素子130の受光面131に反射・集光させることにより、光導波路300と受光素子130との高さ(Z方向)が異なる場合でも、コリメート光を受光面131に容易に集光させることができる。そして、受光素子130の受光面131をX方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さい形状に形成することにより、高周波応答特性を維持しつつ、光導波路300と受光素子130とのX方向の位置ズレを吸収することができる。
従って、本実施形態に係る受光部材100および光学モジュール200は、光導波路300と受光素子130との距離が大きく、高さが異なる場合でも、光導波路300から出射された光信号を受光素子130において高精度に検出することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。第2の実施形態では、コリメート光を受光面131に反射・集光するために、反射部121および集光部122を備える反射機構付き収束レンズ120を用いた。本実施形態では、反射部121および集光部122を別部材で形成する。
本実施形態に係る受光部材の側面図を図7に示す。図7において、受光部材100Bは、コリメートレンズ110B、集光レンズ140B、ミラー150Bおよび受光素子130Bを備える。以下、コリメートレンズ110B、集光レンズ140Bおよびミラー150Bの配置方向をY方向、ミラー150Bおよび受光素子130Bの配置方向をZ方向、YZ平面に直交する方向をX方向とする。なお、コリメートレンズ110Bおよび集光レンズ140Bが請求項の集光手段に、ミラー150Bが請求項の方向変換手段に相当する。
コリメートレンズ110Bおよび受光素子130Bは第2の実施形態で説明したコリメートレンズ110および受光素子130と同様に機能する。本実施形態においても、受光素子130Bは、X方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さく形成された図示しない受光面131Bを備える。
集光レンズ140Bは、コリメートレンズ110Bから出射されたコリメート光がミラー150Bを介して受光素子130Bに集光するように、コリメート光の光路を調整する。
ミラー150Bは、集光レンズ140Bから出射された光の入射軸方向を90度回転させて受光素子130B側へ出射する。従って、コリメートレンズ110Bから出射されたコリメート光は、集光レンズ140Bおよびミラー150Bを通過することによって、受光素子130Bの受光面131Bに集光される。
上記のように構成された受光部材100Bを光導波路300およびTIA400間に配置することによって光学モジュールを形成することもできる。受光部材100Bを配置した光学モジュール200Bは、第2の実施形態で図6において、一点鎖線で囲んだ受光部材100を図7に示した受光部材100Bに置き換えることによって得ることができる。
そして、光導波路300とTIA400との間に受光部材100Bを配置する場合、先ず、TIA400の近傍に受光素子130Bを固定し、光導波路300の出射端310にコリメートレンズ110Bを貼り付ける。その状態で、受光素子130Bの上方にミラー150Bを配置し、ミラー150Bのコリメートレンズ110B側に集光レンズ140Bを配置する。
そして、受光素子130Bからの出力電流が最大となるように集光レンズ140Bおよびミラー150BのY方向およびZ方向を位置決めし、キャリア上の調整位置に集光レンズ140Bおよびミラー150Bを固定する。
本実施形態に係る受光素子130BもX方向に伸びる受光面131Bを有することから、集光レンズ140Bおよびミラー150BのZ方向およびY方向を、受光素子130Bからの出力電流が最大となるように位置決めすることにより、光導波路300から出射された光を受光素子130Bによって高精度に検出することができる。
本実施形態に係る受光部材100Bおよび光学モジュール200Bは、第2の実施形態で説明した受光部材100および光学モジュール200と同様の効果を奏する。すなわち、入射光をコリメートすることにより、コリメートレンズ110Bと受光素子130Bとの距離(Y方向)が大きい場合でも、損失をほとんど発生させることなく、入射光を受光素子130Bまで導くことができる。また、集光レンズ140Bおよびミラー150Bによってコリメート光を受光素子130Bの受光面131Bに反射・集光させることにより、光導波路300Bと受光素子130Bとの高さ(Z方向)が異なる場合でも、コリメート光を受光面131Bに容易に集光させることができる。さらに、受光素子130Bの受光面131BをX方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さい形状に形成することにより、高周波応答特性を維持しつつ、光導波路300と受光素子130BとのX方向の位置ズレを吸収することができる。
従って、本実施形態に係る受光部材100Bおよび光学モジュール200Bは、光導波路300と受光素子130Bとの距離が大きく、高さが異なる場合でも、光導波路300から出射された光信号を受光素子130Bにおいて高精度に検出することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る光学モジュールを上方から見た時の図を図8に示す。図8において、光学モジュール200Cは、受光部材100C、4CH光導波路300CおよびTIA400を備える。また、受光部材100Cは、コリメートレンズ110C、反射機構付き収束レンズ120Cおよび受光素子130Cを備える。
ここで、受光部材100C、4CH光導波路300CおよびTIA400は、図示しないキャリアに固定されることによって、高精度な位置関係が維持される。また、図8において、コリメート光の出射方向をY方向、反射機構付き収束レンズ120Cおよび受光素子130Cの配置方向をZ方向、YZ平面に直交する方向をX方向とする。
4CH光導波路300Cは、4つの異なる光信号を伝播し、伝播した光信号を4つの出射端310C〜340Cからそれぞれ出射する。ここで、4つの出射端はX方向に並列配置されている。
受光部材100Cは、4CH光導波路300Cから出射された4つの光信号を光電変換し、電気信号をTIA400へ出力する。
コリメートレンズ110Cは、入射面上の4CH光導波路300Cの出射端310C〜340Cとそれぞれ対向する位置に、4つのレンズ領域111Ca〜111Cdが配置されている。4CH光導波路300Cから出射された4つの光信号が、レンズ領域111Ca〜111Cdを通過することによって、4束のコリメート光が出射される。
反射機構付き収束レンズ120Cは、コリメートレンズ110Cから出射された4束のコリメート光の進行方向をY方向からZ方向に変化させる反射部121Cと、4つのコリメート光を受光素子130Cの受光面131Ca〜131Cdへそれぞれ集光する4つの集光部122Ca〜122Cdと、を備える。
ここで、コリメートレンズ110Cのレンズ領域111Ca〜111Cdおよび反射機構付き収束レンズ120Cの集光部122Ca〜122Cdが請求項の集光手段に、反射機構付き収束レンズ120Cの反射部121Cが請求項の方向変換手段に相当する。
受光素子130Cは、高周波応答特性を維持するため、受光素子130CはTIA400の近傍に配置され、集光された4つの光をそれぞれ光電変換してTIA400へ電気信号を出力する。受光素子130Cは、反射機構付き収束レンズ120Cと対向する面上に、4つの受光面131Ca〜131Cdが形成されている。本実施形態において、受光面131Ca〜131Cdはそれぞれ、X方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さく形成され、互いに離れた状態でX方向に並列配置されている。
TIA400は、第2の実施例で説明したTIA400と同様の機能を有する。すなわち、受光部材100Cから入力した低レベルの電気信号(電流)を、使用可能な電圧信号に変換して出力する。
光導波路300CとTIA400との間に受光部材100Cを配置する手順は、第2の実施形態で説明した光導波路300とTIA400との間に受光部材100を配置する手順と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る受光部材100Cおよび光学モジュール200Cも、第2の実施形態で説明した受光部材100および光学モジュール200と同様の効果を奏する。そして、受光素子130Cが、X方向の長さが大きく、Y方向の長さが小さく形成され、互いに離れた状態でX方向に並列配置された4つの受光面131Ca〜131Cdを備える場合はさらに、出射端310C〜340C、レンズ領域111Ca〜111Cdおよび集光部122Ca〜122Cdの隣接チャンネル同士のピッチに誤差が生じている場合でも、受光面131Ca〜131CdのX方向長さによってその誤差を吸収することができる。
なお、本実施形態では、出射端310C〜340C、レンズ領域111Ca〜111Cdおよび集光部122Ca〜122CdをX方向に1列に並列配置したが、X方向に複数列配置することもできる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
10 受光部材
20 集光手段
30 方向変換手段
40 受光素子
41 受光面
50 光学モジュール
60 光導波路
61 出射面
70 増幅器
100、100B、100C 受光部材
110、110B、110C コリメートレンズ
111Ca〜111Cd レンズ領域
120、120C 反射機構付き収束レンズ
121、121C 反射部
122、122Ca〜122Cd 集光部
130、130B、130C 受光素子
131、131B、131Ca〜131Cd 受光面
140B 集光レンズ
150B ミラー
200、200B、200C 光学モジュール
300 光導波路
300C 4CH光導波路
310、310C〜340C 出射端
400 TIA

Claims (7)

  1. 入射した光信号を方向変換手段に向けて出射することによって、前記光信号を受光素子の受光面に集光する集光手段と、
    前記出射された光信号の進行方向を、出射方向から受光素子に向かう集光方向に変換する方向変換手段と、
    前記出射方向および集光方向と直交する幅方向の長さが大きく形成されると共に前記出射方向の長さが小さく形成された受光面を備え、前記受光面に集光された光信号を光電変換して電気信号を出力する受光素子と、
    を備える受光部材。
  2. 前記集光手段は、前記入射した光信号をコリメートしてコリメート光を出射する第1レンズ部材および前記コリメート光を前記受光素子の受光面に集光する第2レンズ部材によって構成される、請求項1記載の受光部材。
  3. 前記集光手段は、前記方向変換手段の前段に配置され、前記入射した光信号を前記方向変換部を介して前記受光素子の受光面に集光するレンズである、請求項1記載の受光部材。
  4. 前記集光手段は、前記入射した光信号を前記方向変換手段に向けて出射するレンズを含み、前記光信号を前記方向変換部を介して前記受光素子の受光面に集光するレンズ群である、請求項1記載の受光部材。
  5. 前記受光面は、長円形、長方形、または、対向する一組の辺の長さが大きく形成された偶数角形、のいずれかに形成されている、請求項1乃至4のいずれか1項記載の受光部材。
  6. 出射面から光信号を出射する光導波路と、
    前記出射された光信号が入射することによって電気信号を出力する請求項1乃至5のいずれか1項記載の受光部材と、
    前記受光部材の受光素子の近傍に配置され、前記出力された電気信号を増幅して出力する増幅器と、
    を備える光学モジュール。
  7. 前記光導波路は、光信号をそれぞれ出射する前記幅方向に並列配置された複数の出射面を備え、
    前記受光部材の受光素子は、前記幅方向に並列配置された複数の前記受光面を備え、
    前記受光部材の集光手段は、入射された複数の光信号を方向変換手段に向けて出射することによって前記複数の光信号を前記複数の受光面にそれぞれ集光し、
    前記受光部材の方向変換手段は、前記出射された複数の光信号の進行方向を前記出射方向から複数の受光面にそれぞれ向かう集光方向に変換する、
    請求項6記載の光学モジュール。
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