JP2015115155A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明管を保持する筺体に対して短時間で照明管を着脱することが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】氷点下の環境下で使用される照明装置1は、内部に光源を有する照明管3と、照明管3の両端側を保持する筺体4とを備えている。筺体4には、照明管3の端部が挿入される挿入孔27aが形成され、挿入孔27aの縁には、耐寒性を有する弾性材料で形成される保持部材28が取り付けられている。この照明装置1では、保持部材28が照明管3に密着することで、筺体4に照明管3が保持されている。
【選択図】図2
【解決手段】氷点下の環境下で使用される照明装置1は、内部に光源を有する照明管3と、照明管3の両端側を保持する筺体4とを備えている。筺体4には、照明管3の端部が挿入される挿入孔27aが形成され、挿入孔27aの縁には、耐寒性を有する弾性材料で形成される保持部材28が取り付けられている。この照明装置1では、保持部材28が照明管3に密着することで、筺体4に照明管3が保持されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、氷点下の環境下で使用される照明装置に関する。
従来、商品陳列用の冷蔵庫や冷凍庫として使用されるショーケースに取り付けられる照明装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の照明装置は、複数の発光素子と、複数の発光素子が実装される実装基板と、発光素子の光出射面側を覆うように配置される透光性カバーと、実装基板が固定される放熱部材と、発光素子の配列方向における透光性カバーおよび放熱部材の両端部に取り付けられる口金とを有する照明管を備えている。照明管は、ショーケースの本体に固定された複数のソケット(取付具)に取り付けられている。また、照明装置の中には、非常に温度が低く、かつ、比較的湿気の多い環境下で使用されるものがある。たとえば、照明装置の中には、冷凍品等が保管される倉庫(冷凍庫)で使用されるものがある。
冷凍品等が保管される倉庫等で使用される照明装置において照明管が故障した場合、作業員は、非常に温度が低い環境下で照明管を交換しなければならない。そのため、非常に温度が低い環境下で使用される照明装置の場合、照明管を短時間で交換できることが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の照明装置のように、ショーケースの本体に固定された複数のソケットに照明管が取り付けられていると、複数のソケットごとに着脱作業を行う必要があるため、本体に対する照明管の着脱に時間がかかる。
そこで、本発明の課題は、照明管を保持する筺体に対して短時間で照明管を着脱することが可能な照明装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の照明装置は、氷点下の環境下で使用される照明装置であって、内部に光源を有する照明管と、照明管の両端側を保持する筺体とを備え、筺体には、照明管の端部が挿入される挿入孔が形成され、挿入孔の縁には、耐寒性を有する弾性材料で形成される保持部材が取り付けられ、保持部材が照明管に密着することで、筺体に照明管が保持されていることを特徴とする。
本発明の照明装置では、照明管の端部が挿入される挿入孔が筺体に形成され、この挿入孔の縁に耐寒性を有する保持部材が取り付けられている。また、本発明では、保持部材が照明管に密着することで、照明管が筺体に保持されている。そのため、本発明では、照明管の両端部を順番に挿入孔に挿入すれば、筺体に照明管を取り付けることができ、照明管の両端部を順番に挿入孔から抜けば筺体から照明管を取り外すことができる。したがって、本発明では、筺体に対して短時間で照明管を着脱することが可能になる。なお、本発明では、保持部材が耐寒性を有する弾性材料で形成されているため、氷点下の環境下で照明装置が使用されても、照明管と保持部材との密着性を確保することが可能になる。
本発明において、照明管は、略円柱状に形成されていることが好ましい。このように構成すると、筺体に保持されている照明管を筺体に対して容易に回動させることが可能になり、照明管からの光の照射角度の微調整を容易に行うことが可能になる。したがって、照明装置が複数の照明管を備えている場合には、照明装置の照度分布の微調整を容易に行うことが可能になる。
本発明において、たとえば、保持部材は、シリコーンゴム、エチレンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、クロロプレーンゴムまたはニトリルゴムで形成されている。
本発明において、保持部材は、ゴムチューブを環状に繋ぐことで形成され、保持部材の外周側には、その周方向の全域に亘って、ゴムチューブの外周面からゴムチューブの内周側に通じる切れ目が形成され、挿通孔の縁が切れ目からゴムチューブの内周側に挿入されることで、保持部材が挿入孔の縁に取り付けられていることが好ましい。このように構成すると、挿入孔の縁に保持部材を容易に取り付けることが可能になる。
本発明において、筺体は、挿入孔が形成される照明管保持部を備え、照明管保持部は、照明装置の光の照射方向に向かうにしたがって照明管の軸方向の外側へ広がるように傾斜する平板状の斜面部を備えるとともに、光反射性を有する光反射部材で形成され、挿入孔の少なくとも一部は、斜面部に形成され、斜面部には、光源の光を反射する反射面が形成されていることが好ましい。このように構成すると、光源の光を反射する反射面が形成される斜面部に、挿入孔の少なくとも一部が形成されるため、挿入孔を形成するための部材が別途、設けられる場合と比較して、照明装置の構成を簡素化することが可能になる。また、このように構成すると、光の照射方向から照明装置を見たときに、挿入孔の少なくとも一部を目視で確認することが可能になるため、筺体に対する照明管の着脱作業が容易になる。
以上のように、本発明の照明装置では、照明管を保持する筺体に対して短時間で照明管を着脱することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(照明装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる照明装置1を底面側から示す斜視図である。図2は、図1に示す照明装置1の底面図である。図3は、図2のE−E断面の断面図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる照明装置1を底面側から示す斜視図である。図2は、図1に示す照明装置1の底面図である。図3は、図2のE−E断面の断面図である。
本形態の照明装置1は、氷点下の環境下で使用されるものである。具体的には、照明装置1は、冷凍品が保管される倉庫(冷凍庫)等の、非常に温度が低く、かつ、比較的湿気の多い環境下で使用されるものであり、たとえば、−60℃程度の低温環境下で使用される場合がある。また、照明装置1は、たとえば、倉庫等の天井側に設置されており、下側に向かって光を照射する。この照明装置1は、光源としての複数の発光素子2を内部に有する照明管3と、照明管3の両端側を保持する筺体4とを備えている。本形態の照明装置1は、4本の照明管3を備えている。なお、照明装置1は、上述のように、非常に温度が低く、かつ、比較的湿気の多い環境下で使用されるが、照明装置1の組立は、常温環境下で行われる。
本形態では、図1等に示すZ方向と鉛直方向とが一致するように、照明装置1が設置されている。具体的には、Z1方向側が上側に配置され、Z2方向側が下側に配置されるように、照明装置1が設置されている。したがって、以下の説明では、Z方向を上下方向とするとともに、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。また、Z方向に直交するX方向を左右方向、Z方向とX方向とに直交するY方向を前後方向とするとともに、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側とする。上述のように、照明装置1は、下側に向かって光を照射する。すなわち、下方向(Z2方向)は、照明装置1の光の照射方向である。
(照明管の構成)
図4は、図1に示す照明管3の分解斜視図である。図5は、図3に示す発光素子2の駆動および制御に関連する構成を示すブロック図である。図6は、図3に示す蓋部材9の斜視図である。図7は、図3に示す蓋部材10の斜視図である。
図4は、図1に示す照明管3の分解斜視図である。図5は、図3に示す発光素子2の駆動および制御に関連する構成を示すブロック図である。図6は、図3に示す蓋部材9の斜視図である。図7は、図3に示す蓋部材10の斜視図である。
照明管3は、細長い略円柱状に形成されている。この照明管3は、その軸方向と前後方向とが略一致するように配置されている。また、4本の照明管3は、左右方向に所定のピッチで配置されている。照明管3は、複数の発光素子2に加えて、複数の発光素子2が実装される基板7と、基板7が収容される筒状のカバー部材8と、蓋部材9および蓋部材10と、発光素子2を駆動するとともに制御する発光制御回路11(図5参照)が実装される基板12とを備えている。カバー部材8は、円筒状に形成されており、その両端に開口部8aが形成されている。カバー部材8の一方の開口部8aは蓋部材9によって塞がれ、カバー部材8の他方の開口部8aは蓋部材10によって塞がれている。本形態では、前後方向は、略円柱状に形成される照明管3の軸方向である。
基板7は、前後方向に細長い長方形の平板状に形成されている。この基板7は、その厚み方向と上下方向とが略一致するようにカバー部材8の内部に配置されている。発光素子2は、LED(Light Emitting Diode)である。複数の発光素子2は、基板7の下面に実装されている。また、複数の発光素子2は、前後方向に一定のピッチで配列されている。
カバー部材8は、細長い円筒状に形成されている。このカバー部材8は、その軸方向と前後方向とが一致するように配置されており、照明管3の外周面を構成している。また、カバー部材8は、発光素子2の光を透過する光透過性部材(光透過性材料)で形成されている。具体的には、カバー部材8は、ポリカーボネートで形成されている。
蓋部材9、10は、照明装置1の使用環境下において(すなわち、非常に温度の低い環境下において)弾性変形可能な耐寒性を有する弾性部材(弾性材料)で形成されている。具体的には、蓋部材9、10は、照明装置1の使用環境下において弾性変形可能な耐寒性を有するゴムで形成されている。たとえば、蓋部材9、10は、シリコーンゴム、エチレンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、クロロプレーンゴムまたはニトリルゴムで形成されている。本形態の蓋部材9、10は、シリコーンゴムで形成されている。
また、蓋部材9、10は、略円錐台状に形成されている。蓋部材9は、カバー部材8の前端に形成される開口部8aを塞ぎ、蓋部材10は、カバー部材8の後端に形成される開口部8aを塞いでいる。図3に示すように、略円錐台状に形成される蓋部材9、10は、その大径側が前後方向の外側に配置され、その小径側が前後方向の内側に配置されるように、カバー部材8の内周側に圧入されている。すなわち、蓋部材9の小径側が、後ろ側に配置されるようにカバー部材8の前端側部分の内周側に圧入され、蓋部材10の小径側が、前側に配置されるようにカバー部材8の後端側部分の内周側に圧入されている。カバー部材8の内部は、カバー部材8の内周側に圧入される蓋部材9、10によって密閉されている。
蓋部材9には、図6に示すように、基板7の前端部を保持する基板保持溝9aと、基板7から引き出される2本のケーブル14が挿通される2個の挿通孔9bとが形成されている。基板保持溝9aは、蓋部材9の小径側の端面に形成されている。すなわち、基板保持溝9aは、蓋部材9の後端面に形成されている。また、基板保持溝9aは、前側に向かって窪むスリット状に形成されている。基板保持溝9aは、左右方向における蓋部材9の略全域に形成されており、左右方向における基板7の略全体を保持している。
挿通孔9bは、前後方向で蓋部材9を貫通するように形成されている。また、挿通孔9bは、基板保持溝9aの上側に形成されている。ケーブル14の外周面は、フッ素樹脂の被膜によって構成されている。ケーブル14は、挿通孔9bに圧入されており、ケーブル14の外周面は、挿通孔9bの内周面に所定の圧力で密着している。
蓋部材10には、図7に示すように、基板7の後端部を保持する基板保持溝10aと、基板7から引き出される2本のケーブル15が挿通される4個の挿通孔10bとが形成されている。基板保持溝10aは、蓋部材10の小径側の端面に形成されている。すなわち、基板保持溝10aは、蓋部材10の前端面に形成されている。また、基板保持溝10aは、後ろ側に向かって窪むスリット状に形成されている。基板保持溝10aは、左右方向における蓋部材10の両端側の2箇所に形成されており、左右方向における基板7の両端側部分のみを保持している。2個の基板保持溝10aの間には、基板保持溝10aよりもさらに後ろ側に窪む長円形状の凹部10cが形成されている。
挿通孔10bは、前後方向で蓋部材10を貫通するように形成されている。また、挿通孔10bは、凹部10cが形成された部分に形成されている。ケーブル15の外周面は、フッ素樹脂の被膜によって構成されている。ケーブル15は、挿通孔10bに圧入されており、ケーブル15の外周面は、挿通孔10bの内周面に所定の圧力で密着している。
基板12は、基板7よりも小さな長方形の平板状に形成されている。この基板12は、カバー部材8の内部に配置されている。また、基板12は、基板7の上側に配置されている。基板12は、カバー部材8の内部に配置されるカバー部材16によって覆われている。
基板7と基板12とは、2本のケーブル15によって電気的に接続されている。2本のケーブル15の一端側は、基板7の後端側に接続されている。一端側が基板7の後端側に接続された2本のケーブル15は、蓋部材10の4個の挿通孔10bのうちの2個の挿通孔10bを後ろ側に向かって通過した後に折り返されて、残りの2個の挿通孔10bを前側に向かって通過するように引き回されている。また、2本のケーブル15の他端側は、基板12の後端側に接続されている。
基板12の前端側には、2本のケーブル14の一端側が接続されている。すなわち、2本のケーブル14は、ケーブル15および基板12を介して基板7から引き出されている。一端側が基板12の前端側に接続された2本のケーブル14は、蓋部材9の挿通孔9bを前側に向かって通過するように引き回されており、2本のケーブル14の他端側は、照明管3の外部へ引き出されている。4個の照明管3のそれぞれから引き出された合計8本のケーブル14の他端は、プラグ17に接続されており、プラグ17は、コンセント18に差し込まれている(図5参照)。本形態では、200Vの交流電力が照明装置1に供給されている。
基板12には、発光制御回路11に加えて、整流回路19が実装されている(図5参照)。整流回路19は、照明装置1に供給される交流電力を直流電力に変換する。発光制御回路11は、整流回路19と発光素子2との間に配置されており、複数の発光素子2に供給される電流値の調整と電流の振分とを行う。本形態の発光制御回路11は、ソウル半導体社製の「Acrich2(登録商標) Driver IC」であり、低温環境下において、照明装置1の起動時の発光素子2のちらつきを防止することが可能となっている。
(筺体の構成)
図8、図9は、図2に示す照明管3、反射板27および保持部材28を分解した状態の斜視図である。図10は、図3のF部の拡大図である。図11は、図3のG部の拡大図である。
図8、図9は、図2に示す照明管3、反射板27および保持部材28を分解した状態の斜視図である。図10は、図3のF部の拡大図である。図11は、図3のG部の拡大図である。
筺体4は、本体25と、2個の反射板26と、2個の反射板27とを備えている。本体25は、鋼板等の金属板によって形成されている。また、本体部25は、下面が開口する直方体の箱状に形成されている。反射板26、27は、光反射性を有する光反射部材(光反射性材料)で形成されている。たとえば、反射板26、27は、鋼板等の金属板で形成されている。また、反射板26、27は、金属板を所定形状に折り曲げることで形成されている。
2個の反射板26のそれぞれは、本体部25の左右両側面のそれぞれの内側に固定されている。また、反射板26は、左右方向における4個の照明管3の外側に配置されている。反射板26には、下方向に向かうにしたがって左右方向の外側へ広がるように傾斜する傾斜面が形成されている。この傾斜面は、発光素子2が発する光を反射する反射面26aとなっている。
2個の反射板27のそれぞれは、本体部25の前後両側面のそれぞれの内側に固定されている。反射板27は、下方向に向かうにしたがって前後方向の外側へ広がるように傾斜する平板状の斜面部27cと、斜面部27cの上端に繋がるとともに前後方向に直交する平板状の直交面部27dとを備えている。斜面部27cの下側の面は、発光素子2が発する光を反射する反射面27bとなっている。すなわち、斜面部27cには、発光素子2の光を反射する反射面27bが形成されている。
また、反射板27には、照明管3の端部が挿入される4個の挿入孔27aが形成されている(図8、図9参照)。すなわち、前側に配置される反射板27には、照明管3の前端部が挿入される4個の挿入孔27aが形成され、後ろ側に配置される反射板27には、照明管3の後端部が挿入される4個の挿入孔27aが形成されている。4個の挿入孔27aは、左右方向において一定ピッチで形成されている。また、挿入孔27aは、斜面部27cの上端側と直交面部27dの下端側とに跨るように形成されている。すなわち、挿入孔27aの上端側は、直交面部27dに形成され、挿入孔27aの下端側は、斜面部27cに形成されている。ただし、挿入孔27aの大半部分は、斜面部27cに形成されている。本形態の反射板27は、挿入孔27aが形成される照明管保持部である。
挿入孔27aの縁には、耐寒性を有する弾性部材(弾性材料)で形成される環状の保持部材28が取り付けられている。保持部材28は、照明装置1の使用環境下において弾性変形可能な耐寒性を有する弾性部材で形成されている。たとえば、保持部材28は、シリコーンゴム、エチレンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、クロロプレーンゴムまたはニトリルゴム等のゴムで形成されている。また、保持部材28は、ゴムチューブを環状に繋ぐことで形成されている。保持部材28の外周側には、その周方向の全域に亘って、切れ目28aが形成されている(図10、図11参照)。切れ目28aは、保持部材28を構成するゴムチューブの外周面からゴムチューブの内周側(内周面)に通じるように形成されている。保持部材28は、図10、図11に示すように、挿入孔27aの縁が切れ目28aからゴムチューブの内周側(保持部材28の内側)に挿入されることで、挿入孔27aの縁に取り付けられている。
保持部材28は、照明管3の端部に密着している。具体的には、環状に形成される保持部材28の内周側は、カバー部材8の端部の外周面に密着している。本形態では、保持部材28が照明管3に密着することで、照明管3が筺体4に対して動かないように筺体4に保持されている。照明管3を筺体4に取り付けるときには、まず、前側または後ろ側の一方に配置される保持部材28の内周側に照明管3の前端部または後端部の一方を挿入し、その後、前側または後ろ側の他方に配置される保持部材28の内周側に照明管3の前端部または後端部の他方を挿入する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、筺体4を構成する反射板27に照明管3の端部が挿入される挿入孔27aが形成されている。また、本形態では、挿入孔27aの縁に取り付けられる保持部材28が照明管3に密着することで、照明管3が筺体4に保持されている。そのため、本形態では、照明管3の両端部を順番に挿入孔27aに挿入すれば、筺体4に照明管3を取り付けることができ、照明管3の両端部を順番に挿入孔27aから抜けば筺体4から照明管3を取り外すことができる。したがって、本形態では、筺体4に対して短時間で照明管3を着脱することが可能になる。なお、本形態では、保持部材28が、照明装置1の使用環境下において弾性変形可能な耐寒性を有する弾性部材で形成されているため、照明装置1が非常に温度の低い環境下で使用されても、保持部材28と照明管3との密着性を確保することが可能である。
以上説明したように、本形態では、筺体4を構成する反射板27に照明管3の端部が挿入される挿入孔27aが形成されている。また、本形態では、挿入孔27aの縁に取り付けられる保持部材28が照明管3に密着することで、照明管3が筺体4に保持されている。そのため、本形態では、照明管3の両端部を順番に挿入孔27aに挿入すれば、筺体4に照明管3を取り付けることができ、照明管3の両端部を順番に挿入孔27aから抜けば筺体4から照明管3を取り外すことができる。したがって、本形態では、筺体4に対して短時間で照明管3を着脱することが可能になる。なお、本形態では、保持部材28が、照明装置1の使用環境下において弾性変形可能な耐寒性を有する弾性部材で形成されているため、照明装置1が非常に温度の低い環境下で使用されても、保持部材28と照明管3との密着性を確保することが可能である。
本形態では、照明管3は、略円柱状に形成されている。また、本形態では、保持部材28が照明管3に密着することで、照明管3が筺体4に保持されている。そのため、本形態では、筺体4に対して前後方向を軸方向として照明管3を容易に回動させることが可能になり、照明管3からの光の照射角度の微調整を容易に行うことが可能になる。したがって、本形態では、4本の照明管3を備える照明装置1の照度分布の微調整を容易に行うことが可能になる。
本形態では、保持部材28は、ゴムチューブを環状に繋ぐことで形成され、保持部材28の外周側には、その周方向の全域に亘って切れ目28aが形成されている。また、本形態では、挿入孔27aの縁が切れ目28aからゴムチューブの内周側(保持部材28の内側)に挿入されることで、保持部材28が挿入孔27aの縁に取り付けられている。そのため、本形態では、挿入孔27aの縁に保持部材28を容易に取り付けることが可能になる。
本形態では、挿入孔27aの下端側は、発光素子2の光を反射する反射面27bが形成される斜面部27cに形成されている。そのため、本形態では、挿入孔27aの下端側を形成するための部材が別途、設けられる場合と比較して、照明装置1の構成を簡素化することが可能になる。また、本形態では、斜面部27cに挿入孔27aの下端側が形成されているため、照明装置1を下側から見たときに、挿入孔27aの下端側を目視で確認することが可能になる。したがって、本形態では、筺体4に対する照明管3の着脱作業が容易になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、蓋部材9、10は、略円錐台状に形成されているが、蓋部材9、10は、円柱状に形成されても良い。また、上述した形態では、カバー部材8は、円筒状に形成されているが、カバー部材8は、六角筒や八角筒等の多角筒状に形成されても良い。この場合には、蓋部材9、10は、カバー部材8の形状に応じた多角錐台状や多角柱状に形成される。また、カバー部材8は、半円筒状や楕円筒状に形成されても良い。この場合には、蓋部材9、10は、カバー部材8の形状に応じた半円錐台状、楕円錐台状、半円柱状あるいは楕円柱状に形成される。すなわち、照明管3は、略六角柱や略八角柱等の略多角柱状に形成されても良いし、略半円柱状や略楕円柱状に形成されても良い。また、上述した形態では、カバー部材8の両端に開口部8aが形成されているが、カバー部材8の一端のみに開口部8aが形成されても良い。この場合には、カバー部材8の開口部8aは、たとえば、蓋部材9によって塞がれる。
上述した形態では、挿入孔27aの上端側が直交面部27dに形成され、挿入孔27aの下端側が斜面部27cに形成されている。この他にもたとえば、挿入孔27aの全体が斜面部27cに形成されても良いし、挿入孔27aの全体が直交面部27dに形成されても良い。また、上述した形態では、反射面27bが形成される反射板27に挿入孔27aが形成されているが、照明管3の端部が挿入される挿入孔が形成される部材が、反射板27に加えて、別途設けられても良い。また、上述した形態では、本体25と、反射板26、27とが別体で形成されているが、本体25と反射板26、27とが一体で形成されても良い。また、上述した形態では、照明装置1は、4本の照明管3を備えているが、照明装置1が備える照明管3の数は、1本または2本であっても良いし、5本以上であっても良い。
1 照明装置
2 発光素子(光源)
3 照明管
4 筺体
27 反射板(照明管保持部)
27a 挿入孔
27b 反射面
27c 斜面部
28 保持部材
28a 切れ目
Y 照明管の軸方向
Z1 照明装置の光の照射方向
2 発光素子(光源)
3 照明管
4 筺体
27 反射板(照明管保持部)
27a 挿入孔
27b 反射面
27c 斜面部
28 保持部材
28a 切れ目
Y 照明管の軸方向
Z1 照明装置の光の照射方向
Claims (5)
- 氷点下の環境下で使用される照明装置であって、
内部に光源を有する照明管と、前記照明管の両端側を保持する筺体とを備え、
前記筺体には、前記照明管の端部が挿入される挿入孔が形成され、
前記挿入孔の縁には、耐寒性を有する弾性材料で形成される保持部材が取り付けられ、
前記保持部材が前記照明管に密着することで、前記筺体に前記照明管が保持されていることを特徴とする照明装置。 - 前記照明管は、略円柱状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記保持部材は、シリコーンゴム、エチレンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、クロロプレーンゴムまたはニトリルゴムで形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
- 前記保持部材は、ゴムチューブを環状に繋ぐことで形成され、
前記保持部材の外周側には、その周方向の全域に亘って、前記ゴムチューブの外周面から前記ゴムチューブの内周側に通じる切れ目が形成され、
前記挿通孔の縁が前記切れ目から前記ゴムチューブの内周側に挿入されることで、前記保持部材が前記挿入孔の縁に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の照明装置。 - 前記筺体は、前記挿入孔が形成される照明管保持部を備え、
前記照明管保持部は、前記照明装置の光の照射方向に向かうにしたがって前記照明管の軸方向の外側へ広がるように傾斜する平板状の斜面部を備えるとともに、光反射性を有する光反射部材で形成され、
前記挿入孔の少なくとも一部は、前記斜面部に形成され、
前記斜面部には、前記光源の光を反射する反射面が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013255629A JP2015115155A (ja) | 2013-12-11 | 2013-12-11 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013255629A JP2015115155A (ja) | 2013-12-11 | 2013-12-11 | 照明装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-12-11 JP JP2013255629A patent/JP2015115155A/ja active Pending
Cited By (2)
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WO2017064977A1 (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社光波 | 照明装置、支持部材及び表示装置 |
JP2017076577A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社光波 | 照明装置、支持部材及び表示装置 |
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