JP2015115020A - 表示制御装置、表示制御方法、および表示制御用プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、および表示制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる際に、各端末との通信量を抑えつつ高い精度で処理を行うことが可能な表示制御装置、表示制御方法、および表示制御用プログラムを提供する。【解決手段】操作クライアント端末10におけるスクロール操作の初期のスクロール速度に基づいて、操作クライアント端末10における以降のスクロール操作のスクロール速度を推定し、推定された操作クライアント端末10におけるスクロール速度から、制御先クライアント端末20におけるスクロール速度を所定時間間隔で算出して制御先クライアント端末に送信するスクロール速度更新部35を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる表示制御装置、表示制御方法、および表示制御用プログラムに関する。
従来、情報システムを利用して複数の利用者が同一のコンテンツを閲覧する場合に、一の利用者(例えば講義を行う講師)の端末上で表示コンテンツがスクロールされたときに、当該スクロール動作に連動して、他の利用者(例えば講義を受ける受講者)の端末上の表示コンテンツを自動でスクロールさせるための技術がある(例えば、非特許文献1)。
非特許文献1に記載の技術は、個々の端末(クライアント端末)をWebサーバに接続してサーバ・クライアント型モデルによるシステムを構築し、一の端末のブラウザにより表示されているコンテンツ上で行われたスクロール操作に関する情報を、Webサーバを介して他の端末に送信することで、送信先の端末において表示されているコンテンツを同期してスクロールさせる。
具体的には、WebSocket(\url{http://www.websocket.org/})などの通信プロトコルを用いて個々の端末におけるブラウザのスクロールイベントとスクロール量の変換に必要なブラウザの情報をWebサーバに通知し、Webサーバ上でJavaScript(\url{https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript})を実行してスクロール量の変換をおこない、他の端末ブラウザにWebSocketを用いてスクロール量の変換値を通知し、個々の端末のブラウザでスクロールバーの移動を行う。
中村大介、疋田輝雄、"実際的なページ操作の共有を実現したウェブブラウジング協調システム"、FIT2009(第8回情報科学技術フォーラム)
しかしながら、上述したようなサーバ・クライアント型モデルのシステムにおいて、複数端末間で表示コンテンツのスクロール動作を同期させようとすると、あるクライアント端末上でスクロール操作が行われている間、当該クライアント端末は、スクロール操作に関する情報を絶えず所定時間間隔でWebサーバに通知する必要がある。
そのため、スクロール操作が行われているクライアント端末からWebサーバへの操作情報の通知回数が膨大になり、システム内における通信量が多くなって通信に支障をきたす場合があるという問題があった。
また当該システムにおいては、同期制御先のクライアント端末に、Webサーバからクスロール量を指示する情報が絶えず所定時間間隔で通知される。
そのため、Webサーバから同期制御先のクライアント端末へのスクロール量を指示する情報の通知回数が膨大になり、システム内における通信量が多くなって通信に支障をきたす場合があるという問題があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる際に、各端末との通信量を抑えつつ高い精度で処理を行うことが可能な表示制御装置、表示制御方法、および表示制御用プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための、本発明の表示制御装置は、接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる表示制御装置において、前記一の端末で実行されたスクロール操作初期の操作情報を取得するスクロール情報取得部と、前記スクロール情報取得部で取得された、前記スクロール操作初期の操作情報に基づいて、前記一の端末における以降のスクロール操作のスクロール速度を推定し、推定された前記一の端末におけるスクロール速度から、前記他の端末におけるスクロール速度を所定時間間隔で算出して前記他の端末に送信するスクロール速度更新部とを備えることを特徴とする。
また本発明の表示制御方法は、接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる表示制御装置が、前記一の端末で実行されたスクロール操作初期の操作情報を取得するステップと、取得された前記スクロール操作初期の操作情報に基づいて、前記一の端末における以降のスクロール操作のスクロール速度を推定し、推定された前記一の端末におけるスクロール速度から、前記他の端末におけるスクロール速度を所定時間間隔で算出して前記他の端末に送信するステップとを有することを特徴とする。
本発明の表示制御装置、表示制御方法、および表示制御用プログラムによれば、接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせることが可能になる。
本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置を利用した表示システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置に接続された操作クライアント端末の表示画面と制御先クライアント端末の表示画面とを示す説明図である。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置のスクロール情報通知部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置のブラウザ情報DBに格納されたブラウザ情報の一例を示す表である。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置の操作情報DBに格納された操作情報の一例を示す表である。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置内の初期スクロール量算出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置内のスクロール速度更新部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置のスクロール速度更新部において、取得された操作情報から算出された回帰直線を示すグラフである。 本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置内のスクロール終了処理部の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態として、利用者Aが利用する一のクライアント端末と利用者Bが利用する他のクライアント端末とで同一のコンテンツを表示させ、利用者Aがクライアント端末を用いて行ったスクロール操作に連動して、利用者Bのクライアント端末の表示を自動スクロールさせる表示システムについて説明する。
以下、利用者Aがスクロール操作を行うクライアント端末を「操作クライアント端末」と称し、利用者Bが閲覧する端末であり、スクロール制御先のクライアント端末を、「制御先クライアント端末」と称する。
また下記実施形態において、ある時刻の「スクロール量」とは、表示画面の所定位置に関し、スクロール操作開始直前に表示していたコンテンツ内の位置から、スクロール操作中の当該時刻に表示しているコンテンツ内の位置までの移動量を示す。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置を利用した表示システムの構成〉
本発明の第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置を利用した表示システムの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態による表示システム1は、利用者A(例えば、講義を行う講師)により操作される操作クライアント端末10と、利用者B(例えば、講義を受講する受講者)により操作される制御先クライアント端末20と、操作クライアント端末10および制御先クライアント端末20に接続されたコンテンツ表示制御装置30とを有する。
操作クライアント端末10は、コンテンツを表示するモニタ11と、モニタ11へのコンテンツの表示制御を行うブラウザ12(システム内におけるブラウザIDが「A」であり、以下「ブラウザA」と称する)と、利用者Aによりモニタ11内の表示ウィンドウに表示されたコンテンツをスクロールさせるための操作が行われるとこれを検知し、当該スクロール操作のスクロール量を算出するために要するスクロール情報を所定時間間隔で取得するスクロール情報取得部13と、スクロール情報取得部13で取得したスクロール情報をコンテンツ表示制御装置30に送信するスクロール情報送信部14とを有する。
スクロール情報取得部13で取得されるスクロール情報は、当該スクロール操作開始からt秒経過した時刻tにおける操作情報I(t)を含む。操作情報I(t)はスクロール操作中に時間経過とともに変化する情報であり、例えば、画面に表示されたスクロールバーを移動させるスクロール操作の場合は、画面上の操作位置を示す座標情報、マウスのホイールボタンを回転させるスクロール操作の場合は、ホイールボタンの目盛り位置情報である。また、スクロール情報は、操作対象の表示ウィンドウの所定位置にコンテンツのどの部分が表示されているかを算出するための情報や、スクロール操作が終了したことを検知したときのスクロール終了通知を含む。
制御先クライアント端末20は、コンテンツを表示するモニタ21と、モニタ21へのコンテンツの表示制御を行うブラウザ22(システム内におけるブラウザIDが「B」であり、以下「ブラウザB」と称する)と、コンテンツ表示制御装置30から操作クライアント端末10に関するスクロール量情報を受信するスクロール速度情報受信部23と、受信したスクロール量情報に基づいた速度でモニタ21に表示されているコンテンツをスクロールさせる表示制御部24とを有する。
コンテンツ表示制御装置30は、スクロール情報通知部31と、操作情報記憶部32と、ブラウザ情報記憶部33と、初期スクロール量算出部34と、スクロール速度更新部35と、スクロール終了処理部36とを有する。
スクロール情報通知部31は、操作クライアント端末10から送信されたスクロール情報を取得する。
操作情報記憶部32は、スクロール情報通知部31で取得された操作クライアント端末10に関するスクロール情報に含まれる、操作情報I(t)を格納した操作情報DBを記憶する。
ブラウザ情報記憶部33は、操作クライアント端末10、および制御先クライアント端末20それぞれのブラウザ情報を格納したブラウザ情報DBを記憶する。ブラウザ情報には、各ブラウザによりコンテンツXを表示している表示ウィンドウのサイズ情報が含まれる。
初期スクロール量算出部34は、操作クライアント端末10でスクロール操作が開始されてから、所定期間Tが経過するまでの間、スクロール情報通知部31で取得された操作情報Iに基づいて、制御先クライアント端末20におけるスクロール量を算出する。算出したスクロール量の情報は、制御先クライアント端末20に送信する。
スクロール速度更新部35は、スクロール操作の開始から所定期間Tが到来した時点で、操作情報DBに格納されているすべての操作情報Iに基づいて、所定期間T以降の、ブラウザAにおける推定スクロール速度を算出し、算出したブラウザAにおける推定スクロール速度に基づいて制御先クライアント端末における制御スクロール速度を所定時間間隔で算出する。算出した制御スクロール速度の情報は、制御先クライアント端末20に送信する。
スクロール終了処理部36は、スクロール情報通知部31で取得されたスクロール情報に基づいて、スクロール操作が終了したと判断すると、スクロール終了処理を行う。
〈第1実施形態によるコンテンツ表示制御装置を利用した表示システムの動作〉
次に、本実施形態による表示システム1において、操作クライアント端末10のモニタ11に表示されているコンテンツに対して実行されたスクロール操作に連動させて、制御先クライアント端末20のモニタ21に表示されているコンテンツをスクロールさせる動作について説明する。
まず図2に示すように、表示システム1の操作クライアント端末10においてブラウザAが起動されてモニタ11内の表示ウィンドウに所定のコンテンツが表示され、制御先クライアント端末20においてブラウザBが起動されてモニタ21内の表示ウィンドウに所定のコンテンツが表示される。本実施形態において、操作クライアント端末10のモニタ11と制御先クライアント端末20のモニタ21とには、同一のコンテンツXが表示されている。
操作クライアント端末10のモニタ11内の表示ウィンドウにコンテンツXが表示された状態で、利用者Aにより、マウス等のユーザインタフェース装置を用いて当該表示ウィンドウ内でコンテンツXの表示に対しスクロール操作が行われると、スクロール情報取得部13においてこの操作が検知される。
スクロール情報取得部13においてスクロール操作が検知されると、スクロール情報取得部13においてスクロール情報が所定時間間隔(例えば、0.01秒間隔)で取得される。
スクロール情報取得部13で取得されたスクロール情報は、スクロール情報送信部14によりコンテンツ表示制御装置30に送信される。
操作クライアント端末10から送信されたスクロール情報は、コンテンツ表示制御装置30のスクロール情報通知部31で取得される。
スクロール情報が取得されたときにスクロール情報通知部31で実行される処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、スクロール情報通知部31において、操作クライアント端末10からスクロール操作開始直後の時刻t(0.01)に送信されたスクロール情報が取得される(S1)。
次に、ブラウザ情報記憶部33内のブラウザ情報DBのレコード数が「0」であるか否かが判定される(S2)。
ここではスクロール操作開始直後であるためにレコード数が「0」であり(S2の「YES」)、全てのクライアント端末(操作クライアント端末10および制御先クライアント端末20)からそれぞれのブラウザ情報が取得され、ブラウザ情報DBに格納される(S3)。ブラウザ情報には、各ブラウザによりコンテンツXを表示している表示ウィンドウのサイズ情報が含まれる。
ブラウザ情報DBに格納されたブラウザ情報の例を、図5に示す。図5では、操作クライアント端末10のブラウザ情報として、ブラウザAでコンテンツXを表示している表示ウィンドウのウィンドウサイズwa(wax,way)が格納され、制御先クライアント端末20のブラウザ情報として、ブラウザBでコンテンツXを表示している表示ウィンドウのウィンドウサイズwb(wbx,wby)が格納されている。ここで、wax、wbxはそれぞれ、表示ウィンドウの横方向のウィンドウサイズを示し、way、wbyはそれぞれ、表示ウィンドウの縦方向のウィンドウサイズを示す。
また、ステップS1にて取得されたスクロール情報には時刻t(0.01)のスクロール量を算出するための操作情報I(0.01)と、ブラウザID「ブラウザA」の情報とが含まれており、これらの情報が図4に示すように操作情報記憶部32の操作情報DBに格納される(S4)。
操作情報I等が操作情報DBに格納されると、スクロール情報通知部31から初期スクロール量算出部34に、ブラウザAの操作情報I(0.01)と時刻t(0.01)とが通知される(S5)。
以上でスクロール操作開始直後のスクロール情報が取得されたときにスクロール情報通知部31において実行される処理が終了し、ステップS1に戻って処理が継続される。
スクロール操作継続中に操作クライアント端末10から順次スクロール情報が送信されると、スクロール情報通知部31で取得される(S1)。
このときはブラウザ情報DBにはすべてのブラウザのブラウザ情報が既に格納されておりレコードは「0」ではないため(S2の「NO」)、ステップS6に進み、時刻tが、予め設定された閾値Tを超えたか否かが判定される(S6)。閾値Tは、時刻tが初期スクロール量の算出処理対象期間内であるか否かを判定するために、予め設定された期間を示す値である。
取得された時刻tが閾値Tを超えていないとき(S6の「NO」;スクロール操作開始初期の期間)には、取得されたスクロール情報に含まれる操作情報I(0.02、0.03・・・t1)が、ブラウザID「ブラウザA」とともに操作情報記憶部32の操作情報DBに格納される(S4)。
また、スクロール情報通知部31から初期スクロール量算出部34に、ブラウザAの操作情報I(t)と時刻tとが通知される(S5)。
またステップS6において、取得された時刻tが閾値Tを超えていると判定されたとき(S6の「YES」;スクロール操作開始初期の期間経過後)には、取得されたスクロール情報にスクロール終了通知が含まれるか否かが判定される(S7)。スクロール情報にスクロール終了通知が含まれていない場合(S7の「NO」)は、ステップS1に戻り、スクロール終了通知が取得されるまでステップS1、S2、S6、S7が繰り返される。
また、スクロール操作終了時(t2)のスクロール情報が取得され、ステップS7においてスクロール終了通知が含まれると判定されたときには(S7の「YES」)、スクロール速度更新部35にスクロール操作が終了したことが通知されるとともに、当該スクロール情報に含まれる操作情報Iがスクロール終了処理部に通知される(S8)。
上述したステップS5の処理によりブラウザAの操作情報I(t)と時刻tとが通知されたときに、初期スクロール量算出部34で実行される初期スクロール量算出処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
スクロール情報通知部31から操作情報I(t)と時刻tとが取得されると(S11)、初期スクロール量算出処理が開始され、当該時刻tが閾値Tに達したか否かが判定される(S12)。
時刻tが閾値Tに達してなく、初期スクロール量の算出処理対象期間内であるとき(S12の「NO」)は、ブラウザAのブラウザ情報と、ブラウザA以外の未処理のブラウザBのブラウザ情報がブラウザ情報DBから取得される(S13)。
次に、取得したブラウザAの操作情報I(t)と、ブラウザAおよびBのブラウザ情報とを用いて、ブラウザAにおける当該時刻tまでのスクロール操作量sAが算出され、さらにこのスクロール操作量sAに対応する、ブラウザB内での時刻tにおける制御スクロール量sB(スクロール速度)が算出される(S14)。
この制御スクロール量sBは既知の方法を用いて容易に算出可能であり、例えば、図5に示したように、ブラウザAで表示されている表示ウィンドウのウィンドウサイズがwa(wax、way)であり、時刻t(0.01)におけるスクロール操作量sAのうちのx軸方向のスクロール量がXAであり、y軸方向のスクロール量がYAであり、ブラウザBで表示されているウィドウのウィンドウサイズがwb(wbx、wby)である場合、ブラウザBにおける制御スクロール量sBのうちのx軸方向の制御スクロール量XB、およびy軸方向の制御スクロール量YBは、下記式(1)および(2)により算出される。
Figure 2015115020
ここで、ブラウザ情報DBに、他の制御先クライアント端末のブラウザに関する未処理のレコードがあれば、同様にステップS13、S14の処理が実行される(S15の「YES」)。
算出された制御スクロール量sB(スクロール速度)は該当する制御先クライアント端末20に送信される(S16)。
制御先クライアント端末20では、コンテンツ表示制御装置30から送信されたスクロール速度がスクロール速度情報受信部23で受信され、このスクロール速度に基づいて表示制御部24で以降の制御スクロール量sBが所定時間間隔で算出される。そして、算出された制御スクロール量sBに基づくスクロール速度で、ウィンドウに表示されたコンテンツXが自動スクロールされる。
またステップS12において、時刻tが閾値Tに到達したと判定されたとき(S12の「YES」)には、時刻t(=T)がスクロール速度更新部35に通知される(S17)。
以上で、初期スクロール量算出処理対象期間にスクロール情報が取得されたときに、初期スクロール量算出部34において実行される処理が終了する。
上述したステップS17の処理により、時刻tが通知されたときに、スクロール速度更新部35で実行されるスクロール量推定処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
初期スクロール量算出部34から時刻tが取得されると(S21)、ブラウザAのブラウザ情報と、ブラウザA以外の未処理のブラウザBのブラウザ情報がブラウザ情報DBから取得される(S22)。
次に、通知された時刻tまでの、ブラウザAの操作情報Iが操作情報DBからすべて取得され、このブラウザAの操作情報Iと、ブラウザAのブラウザ情報とを用いて、ブラウザAでの期間T以降の任意の時刻t3(T≦t3)における推定スクロール量cA(スクロール速度)が算出される(S23)。
ここで、経過時間とスクロール操作量とが比例の関係にあるとすると、操作情報DBに格納されているスクロール操作の開始から期間Tの操作情報Iに基づいて、時刻t3における推定スクロール量cAが次のように求められる。例えば、推定スクロール量cAのうち、x軸方向の推定スクロール量がCAxであり、y軸方向の推定スクロール量がCAyであるとすると、時刻t3における推定スクロール量CAx、CAyが、回帰直線CAx(t3)=ax×t3+bx、CAy(t3)=ay×t3+byから求められる。
例えば、ブラウザAによる操作情報Iから算出されるスクロール量が図8の実線で示すグラフのように得られる場合、このグラフの値に近似した直線として、点線で示すような回帰直線が算出される。
回帰直線の算出には、既知の手法を適用することができ、経過時間とスクロール操作量との間に比例関係がない場合でも、既知のロジスティック回帰などの非線形回帰手法を用いることで、時刻t=T以降の、ブラウザAにおける推定スクロール量を容易に求めることができる。
ブラウザAにおける推定スクロール量が算出されると、ブラウザA以外の未処理のブラウザBのブラウザ情報がブラウザ情報DBから取得される(S24)。
次に、推定されたブラウザAの推定スクロール量cと、ブラウザAおよびBのブラウザ情報とを用いて、当該時刻tにおけるブラウザBの制御スクロール量sB(スクロール速度)が算出される(S25)。
ここで、ブラウザ情報DBに、他の制御先クライアント端末のブラウザに関する未処理のレコードがあれば、同様にステップS24、S25の処理が実行される(S26)。
算出された制御スクロール量sB(スクロール速度)は該当する制御先クライアント端末20に送信される(S27)。
次に、制御スクロール量の送信から、予め設定された所定時間が経過した後(S28の「YES」)、スクロール情報通知部31からステップS8によりスクロール操作が終了したことが通知されていない間は(S29の「NO」)、ステップS24〜S28の処理が繰り返され、定期的(所定時間毎)に制御スクロール量が算出され送信される。このとき、スクロール情報通知部31においてスクロール情報が取得される時間間隔よりも長い間隔でスクロール情報がコンテンツ表示制御装置30から送信されるように設定することで、コンテンツ表示制御装置30と制御先クライアント端末20との間の通信量を減らすことができる。
ステップS29においてスクロール操作が終了したことが通知されていたとき(S29の「YES」)は、処理を終了する。
また、ステップS8の処理によりスクロール情報通知部31からブラウザAの操作情報I(t2)が通知されたときに、スクロール終了処理部36で実行されるスクロール終了処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
スクロール情報通知部31から操作情報I(t2)が取得されると(S31)、スクロール終了処理が開始され、ブラウザAのブラウザ情報と、ブラウザA以外の未処理のブラウザBのブラウザ情報がブラウザ情報DBから取得される(S32)。
次に、取得したブラウザAの操作情報I(t2)と、ブラウザAおよびBのブラウザ情報とを用いて、ステップS14と同様の処理により、ブラウザBでの当該時刻t2の制御スクロール量sBが算出される(S33)。
ここで、ブラウザ情報DBに、他の制御先クライアント端末のブラウザに関する未処理のレコードがあれば、同様にステップS32、S33の処理が実行される(S34)。
算出された制御スクロール量sBは、該当する制御先クライアント端末20に送信される(S35)。
制御先クライアント端末20では、ステップS35の処理により送信された制御スクロール量sBにより、ブラウザAにおけるスクロール操作終了時点の表示位置と同位置でコンテンツXが表示されるように、ブラウザBにおける表示が制御され、自動スクロールが停止される。
またスクロール終了処理部36により、ブラウザ情報DBおよび操作情報DBのレコードが削除され空状態にされる(S36)。
以上の本実施形態によるコンテンツ表示制御装置では、操作クライアント端末でのスクロール操作に連動して制御先クライアント端末での表示を自動スクロールさせるときに、操作クライアント端末における操作開始初期の所定期間のスクロール速度から、当該期間以降の操作クライアント端末におけるスクロール速度を推定し、推定結果に基づいて所定時間間隔で制御先クライアント端末での自動スクロールを行うようにしたため、コンテンツ表示制御装置から制御先クライアント端末への通信量を低減させることができる。
またスクロール終了処理において、スクロール操作終了時のブラウザAによる表示位置に、ブラウザBの表示が合わせられてスクロール制御が停止するため、スクロール操作が行われている間の近似処理により表示位置に多少のずれが生じていても、スクロール終了時にはすべてのクライアント端末で同じ表示位置で停止させることができる。
また上記実施形態においてコンテンツ表示制御装置30は、ステップS12で時刻tが閾値Tに到達したと判定されたときに、操作クライアント端末10からコンテンツ表示制御装置30へのスクロール操作中のスクロール情報の送信を停止させるかまたは送信間隔を長くし、スクロール操作が終了したときのスクロール情報は迅速に送信させるように、操作クライアント端末10に指示を送出してもよい。
このように指示を行うことにより、操作クライアント端末10からコンテンツ表示制御装置30への通信量も低減させることができ、システム全体としてさらに通信負荷を低減させることができる。
また、上記の実施形態におけるコンテンツ表示制御装置の機能構成をプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータをコンテンツ表示制御装置として機能させるコンテンツ表示制御用プログラムを構築することも可能である。
1…表示システム
10…操作クライアント端末
11…モニタ
12…ブラウザ
13…スクロール情報取得部
14…スクロール情報送信部
20…制御先クライアント端末
21…モニタ
22…ブラウザ
23…スクロール速度情報受信部
24…表示制御部
30…コンテンツ表示制御装置
31…スクロール情報通知部
32…操作情報記憶部
33…ブラウザ情報記憶部
34…初期スクロール量算出部
35…スクロール速度更新部
36…スクロール終了処理部

Claims (4)

  1. 接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる表示制御装置において、
    前記一の端末で実行されたスクロール操作初期の操作情報を取得するスクロール情報取得部と、
    前記スクロール情報取得部で取得された、前記スクロール操作初期の操作情報に基づいて、前記一の端末における以降のスクロール操作のスクロール速度を推定し、推定された前記一の端末におけるスクロール速度から、前記他の端末におけるスクロール速度を所定時間間隔で算出して前記他の端末に送信するスクロール速度更新部と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記スクロール速度更新部は、前記一の端末におけるスクロール速度を、前記スクロール操作初期の操作情報から求めた回帰直線を用いて算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 接続された複数の端末のうち、一の端末の画面領域内の表示に対して実行されたスクロール操作に連動させて、他の端末の画面領域内の表示を自動スクロールさせる表示制御装置が、
    前記一の端末で実行されたスクロール操作初期の操作情報を取得するステップと、
    取得された前記スクロール操作初期の操作情報に基づいて、前記一の端末における以降のスクロール操作のスクロール速度を推定し、推定された前記一の端末におけるスクロール速度から、前記他の端末におけるスクロール速度を所定時間間隔で算出して前記他の端末に送信するステップと
    を有することを特徴とする表示制御方法。
  4. 請求項1または2に記載の表示制御装置を、コンピュータで構成するための表示制御用プログラム。
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