JP2015114656A

JP2015114656A - 譜面立て

Info

Publication number: JP2015114656A
Application number: JP2013273758A
Authority: JP
Inventors: 憲正畑本; Norimasa Hatamoto
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-12-11
Filing date: 2013-12-11
Publication date: 2015-06-22

Abstract

【課題】ピアノ等の鍵盤楽器を演奏する際に使用する、譜面に折り目をつけることなく開いて立てることができる譜面立てを提供する。
【解決手段】譜面押さえ部１、譜面支え背面部２、底面部３からなる幅広Ｕ字型の構造物で、底面部３の中央において左右に分離し、蝶番留めで結合され、底面３外側の左右両端に小突起部５を設け、携帯する際は真ん中から二つ折りにしてコンパクトに収納できる。
【選択図】図３

Description

本発明は、ピアノ等の鍵盤楽器の譜面立てに関するものである。

従来、ピアノ等の鍵盤楽器の譜面台には譜面を押さえる機構がなく、譜面を立てる際は主に、譜面を開いた状態で力強く手で押し折り目をつけ、譜面を閉じないようにしていた。
また、譜面の上部に取付けるページオープナーやクリップはあったが、あまり使用されていなかった。
なお、電子ピアノの一部の機種には、譜面台に譜面押さえ機構が備わっている。

手で押して折り目をつける方法では、新たなページを開く際に再度折り目をつけなくてはならない。また、折り目のついた譜面は本棚に収納する際に、折り目のついた部分が広がり、場所を取りすぎてしまう。
また、ページオープナーやクリップでは、ページをめくることに多大な時間がかかってしまう。
そして、電子ピアノの一部の機種に備わる譜面押さえ機構は、全ての人が使用できるわけではない。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

樹脂板材等を用いて、幅広Ｕ字型に形成された譜面立てにおいて、正面に相対して向かい合った状態を仮定した場合、底面の手前縁からほぼ垂直に起立する壁面を譜面押さえ部と成し、底面の奥縁からほぼ垂直に起立する壁面を譜面支え背面部と成し、底面部の中央において左右に二分割する線に沿って分離しつつ、蝶番留めで結合される。底面外側の左右両端縁辺に、それぞれ数カ所に数ミリの高さで小突起部を設けるが、小突起部の位置は、折りたたまれて底面が向かい合わせに重なった際に、左右の小突起同士がピタッと符号的に重ならないように設置する。
以上の構成よりなる譜面立てである。

本発明により、譜面に折り目をつけることなく開いて立てることができる。
また、譜面を少し持ち上げるだけでページをめくることが可能であるので、従来からあるページオープナーやクリップを使用するよりも、ページめくりが容易にできる。
そして本発明は、譜面押さえ機構が備わっていなくても、全ての人が使用できる。また、自宅で使用するだけでなく、ピアノ教室や学校等へ携帯し使用することも可能である。

本発明の斜視図本発明の正面図本発明の折りたたみ途中を表す斜視図本発明の折りたたんだ状態を表す斜視図本発明の使用状態を表す斜視図本発明の折りたたんだ状態を表す斜視図

樹脂板材等を用いて、幅広Ｕ字型に形成された譜面立てにおいて、正面に相対して向かい合った状態を仮定した場合、底面の手前縁からほぼ垂直に起立する壁面を譜面押さえ部（１）と成し、底面の奥縁からほぼ垂直に起立する壁面を譜面支え背面部（２）と成し、底面部（３）の中央において左右に二分割する線に沿って分離しつつ、蝶番（４）留めで結合される。底面外側の左右両端縁辺に、それぞれ数カ所に数ミリの高さで小突起部（５）を設けるが、小突起部（５）の位置は折りたたまれて底面が向かい合わせに重なった際に、左右の小突起同士がピタッと符号的に重ならないように設置する。
なお、譜面押さえ部（１）と譜面支え背面部（２）は、底面部（３）との境界線において、それぞれ対面する相手方向へ（譜面押さえ部（１）は譜面支え背面部（２）の側へ、譜面支え背面部（２）は譜面押さえ部（１）の側へ）のみ折りたたみ可能であり、反対方向、即ち外側への折りたたみは不可能な形で形成することもできる。（図６参照）
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときは、ピアノ等の鍵盤楽器の譜面台に本発明を設置する。このとき譜面押さえ部（１）が手前にくるように置く。そして譜面を開いた状態でＵ字開口部（６）に立て置く。譜面は、譜面押さえ部（１）譜面支え背面部（２）底面部（３）の三つの面で支えられているので、開いた状態を維持できる。この時、底面外側左右両端に設けられた小突起部（５）の高さによって接地面との間にできた空間が、底面中央にある蝶番（４）の出っ張りより高いので底面がぐらついたりせず、また蝶番（４）の出っ張りが譜面台やピアノ等を傷つける心配もない。
譜面のページをめくるときは、Ｕ字開口部（６）から譜面が完全に出るまで持ち上げれば、容易にページをめくることができる。
また、自宅外に携帯する時は、真ん中から二つ折りにたたんで、ポーチ等に入れバッグに収納すれば、さほどかさばることもなく、軽量でもあるので便利である。

１譜面押さえ部、２譜面支え背面部、３底面部、
４蝶番、５小突起部、６Ｕ字開口部

Claims

樹脂板材等を用いて、幅広Ｕ字型に形成された譜面立てにおいて、正面に相対して向かい合った状態を仮定した場合、底面の手前縁からほぼ垂直に起立する壁面を譜面押さえ部と成し、底面の奥縁からほぼ垂直に起立する壁面を譜面支え背面部と成し、底面部の中央において左右に二分割する線に沿って分離しつつ、蝶番留めで結合され、底面外側の左右両端縁辺に、それぞれ数カ所に数ミリの高さで小突起部を設けるが、小突起部の位置は、折りたたまれて底面が向かい合わせに重なった際に、左右の小突起同士がピタッと符号的に重ならないように設置することを特徴とする譜面立て。
譜面押さえ部と譜面支え背面部は、底面部との境界線において、それぞれ対面する相手方向へ（譜面押さえ部は譜面支え背面部の側へ、譜面支え背面部は譜面押さえ部の側へ）のみ折りたたみ可能であり、反対方向、即ち外側への折りたたみは不可能であることを特徴とする請求項１における譜面立て。