JP2015114298A - 分光光度計および分析システム - Google Patents

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直貴 笹野
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大輔 栗本
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隆行 和久井
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Abstract

【課題】積分球付属装置を設置した状態において、液体試料を測定したい場合に、容易かつ精度よく液体用試料ホルダに切り替えを行う技術を提供する。
【解決手段】積分球12を備えた分光光度計であって、光束を積分球12に向けるための参照側光束用ミラー11、および、測定対象の試料を設置する試料ホルダ14が配置された参照側選択部15と、参照側光束用ミラー11または試料ホルダ14の一方を選択的に光束の光路に位置付けるように、参照側選択部15の移動を制御する参照側制御部18と、を有する。より好ましくは、積分球12に取り付けおよび取り外しが可能なアタッチメント16をさらに有する。そして、積分球12にアタッチメント16を取り付けた状態では積分球12内の光束をアタッチメント16で遮光し、積分球12からアタッチメント16を取り外した状態では積分球12内を光束が透過する。
【選択図】図3

Description

本発明は、分光光度計および分析システムに関し、特に、積分球付属装置を設置した状態での、本体検出器用光路と積分球付属装置用光路との切り替え技術に関する。
中形の分光光度計においては、液体試料が主な測定対象となっており、液体用の試料ホルダなどが設置されている。この中形の分光光度計においては、固体試料などの測定対象の違いに対応するため、試料を設置する試料室に付属装置を設置する。主に固体試料に対しては、試料による光散乱の影響があるため、積分球付属装置が使用される。この積分球付属装置により、中形の分光光度計においても固体試料の特性評価が可能となっている。
一方、積分球付属装置を設置した場合、光量が減少するため、液体試料の測定においては、積分球付属装置を設置していない場合と比較して測定精度が悪化する。これを解決するために、例えば、特許文献1や特許文献2に記載された技術などがある。
特許文献1には、分光光度計において、誤操作することなく積分球付属装置による測定が可能な技術が記載されている。この技術では、装置内蔵検出器または積分球内検出器からの測定データと閾値との比較結果に基づいて、いずれの検出器が測定光の受光が可能な状態かを認識するような構成となっている。
また、特許文献2には、分光光度計において、水平置き状態で大形の試料を測定可能とする技術が記載されている。この技術では、試料側光束は試料を透過して検出器へ入射し、また、参照側光束は試料を透過せず、迂回するように屈曲されて検出器に入射するような構成となっている。
特開2013−11518号公報 特開2007−24906号公報
前述したような中形の分光光度計において、固体試料の測定のために積分球付属装置を取り付ける際には、設置されている液体用試料ホルダおよび試料室を取り外し、積分球付属装置を設置し、配線を接続する必要がある。液体試料を測定したい場合は再度、積分球付属装置の配線を外し、積分球付属装置を取り外し、液体用試料ホルダおよび試料室を取り付ける作業が生じる。これらの作業は装置性能に影響してくるため、精度よく行われる必要があり、装置使用者にとって面倒である。
また、前述した特許文献1には、ダブルビーム分光光度計において、試料室の光路上に試料ホルダがあるときは直進した光が内蔵検出器で検出され、試料ホルダに代えて切換ミラーを設置すれば光束が積分球に向けられることが開示されている。しかしながら、光束を積分球に向けるか、試料に向けるかを選ぶときには、切換ミラーを人手によって取り付ける必要がある。
また、前述した特許文献2には、ダブルビーム分光光度計において、光束に可動反射鏡が挿入されないときは積分球に光が入射され、可動反射鏡を光路上に挿入すれば試料に向けて光が進むことが開示されている。この特許文献2では、光路上に可動反射鏡を移動させることができ、これによって積分球にするか試料にするかを選択できる。しかしながら、光路上に可動反射鏡を移動させるための機構などについては検討されていない。
そこで、本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものであり、その代表的な目的は、積分球付属装置を設置した状態において、液体試料を測定したい場合に、容易かつ精度よく液体用試料ホルダに切り替えを行う技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的な分光光度計は、積分球を備えた分光光度計である。前記分光光度計は、光束を前記積分球に向けるためのミラー、および、測定対象の試料を設置する試料ホルダが配置された可動部と、前記ミラーまたは前記試料ホルダの一方を選択的に前記光束の光路に位置付けるように、前記可動部の移動を制御する制御部と、を有する。
より好ましくは、前記分光光度計において、前記積分球に取り付けおよび取り外しが可能な遮光部材をさらに有する。そして、前記積分球に前記遮光部材を取り付けた状態では前記積分球内の光束を前記遮光部材で遮光し、前記積分球から前記遮光部材を取り外した状態では前記積分球内を光束が透過する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的な効果は、積分球付属装置を設置した状態において、液体試料を測定したい場合に、容易かつ精度よく液体用試料ホルダに切り替えを行うことが可能となる。
本発明の前提となる一般的な分光光度計の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における積分球付属装置を設置した分光光度計の構成の一例を示すブロック図である。 図2に示した積分球付属装置を設置した分光光度計において、積分球付属装置を選択した時の一例を説明するための図である。 図2に示した積分球付属装置を設置した分光光度計において、試料ホルダを選択した時の一例を説明するための図である。 図4に示した試料ホルダを選択した時において、参照側選択部の構成の一例を示す図である。 図2〜図5に示した積分球付属装置を設置した分光光度計による測定時の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6に対して、位置決めを高速化した場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における積分球付属装置を設置した分光光度計において、積分球付属装置を選択した時の一例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2における積分球付属装置を設置した分光光度計において、試料ホルダを選択した時の一例を説明するための図である。 図8および図9に示した参照ミラー駆動部の構成の一例を示す図である。
以下の実施の形態においては、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
[実施の形態の概要]
まず、実施の形態の概要について説明する。本実施の形態の概要では、一例として、括弧内に実施の形態の対応する構成要素の符号等を付して説明する。
本実施の形態の代表的な分光光度計は、積分球(積分球12)を備えた分光光度計である。前記分光光度計は、光束を前記積分球に向けるためのミラー(参照側光束用ミラー11)、および、測定対象の試料を設置する試料ホルダ(試料ホルダ14)が配置された可動部(参照側選択部15)と、前記ミラーまたは前記試料ホルダの一方を選択的に前記光束の光路に位置付けるように、前記可動部の移動を制御する制御部(参照側制御部18)と、を有する。
より好ましくは、前記分光光度計において、前記積分球に取り付けおよび取り外しが可能な遮光部材(アタッチメント16)をさらに有する。そして、前記積分球に前記遮光部材を取り付けた状態では前記積分球内の光束を前記遮光部材で遮光し、前記積分球から前記遮光部材を取り外した状態では前記積分球内を光束が透過する。
以下、上述した実施の形態の概要に基づいた実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、実施の形態で用いる図面においては、断面図であっても図面を見易くするためにハッチングを省略する場合もある。また、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。
[実施の形態1]
本実施の形態においては、本発明の分光光度計の特徴を分かり易くするために、本発明の前提となる一般的な分光光度計と比較して説明する。まず、図1を用いて、本発明の前提となる一般的な分光光度計を説明し、次に、図2〜図7を用いて、本実施の形態における分光光度計および分析システムについて説明する。
〈一般的な分光光度計〉
図1は、本発明の前提となる一般的な分光光度計の構成の一例を示すブロック図である。一般的な分光光度計として、ここでは、中形の二光束(ダブルビーム)分光光度計を例に説明する。
分光光度計は、光源1、分光器2、光分割器3、参照側試料設置部5、試料設置部7、光検出器8、データ処理部9などから構成される。参照側試料設置部5および試料設置部7は、試料室部10に設置されている。
光源1は、測定対象の試料に対して、測定目的に応じた波長範囲の測定光の光束を発するための光源である。この光源1には、例えば、重水素ランプおよびハロゲンランプが一般に用いられる。
分光器2は、光源1から発せられた測定光の光束を分光して、単色光にするための分光器である。
光分割器3は、分光器2で分光された単色光を参照側光束4と試料側光束6との2つの光路に分けるための光分割器である。この光分割器3には、例えば、ミラーが回転することによって参照側と試料側に分割する方式や、ビームスプリッタ等のハーフミラーによって光を分割する方式がある。
参照側試料設置部5は、光分割器3で分割された参照側光束4が入射され、試料を透過して光検出器8に出射するための参照側の試料設置部である。
試料設置部7は、光分割器3で分割された試料側光束6が入射され、試料を透過して光検出器8に出射するための試料側の試料設置部である。
光検出器8は、参照側試料設置部5からの参照側光束4と、試料設置部7からの試料側光束6とがそれぞれミラーを介して入射され、試料からの透過光を検出するための光検出器である。この光検出器8には、例えば、紫外可視領域では光電子増倍管を使用し、赤外領域ではPbS光導電素子やInGaAsフォトダイオードなどの検出器が使用される。また、例えば、ミラーが回転することによる光分割方式では、一つの光電子増倍管や赤外領域用検出器で試料側光束と参照側光束との測定を交互に行い、ビームスプリッタ等のハーフミラーで光を分割する方式では2つの検出器を使用する。
データ処理部9は、光検出器8からの検出信号を処理するためのデータ処理部である。このデータ処理部9では、例えば、光検出器8からの検出信号を処理して、試料の透過率や吸光度などを算出する。
以上のような構成からなる分光光度計は、以下のような動作となる。
光源1から、測定対象の試料に対して測定光の光束を発する。この光源1から発せられた測定光の光束は、分光器2で分光されて単色光となる。この単色光は、光分割器3によって参照側光束4と試料側光束6との2つの光路に分けられる。
さらに、参照側光束4は参照側試料設置部5に入射し、試料側光束6は試料設置部7に入射し、ミラーを介して光検出器8に入射する。この光検出器8では、参照側光束4と試料側光束6とに基づいた試料からの透過光を検出する。そして、データ処理部9は、光検出器8からの検出信号を処理して、試料の透過率や吸光度などを算出する。
〈本実施の形態における積分球付属装置を設置した分光光度計〉
図2は、本実施の形態における積分球付属装置を設置した分光光度計の構成の一例を示すブロック図である。図2に示す積分球付属装置を設置した分光光度計では、図1に示した一般的な分光光度計と異なる点を主に説明する。
積分球付属装置を設置した分光光度計は、光源1、分光器2、光分割器3、参照側光束用ミラー11、積分球12、光検出器8、データ処理部9などから構成される。参照側光束用ミラー11および積分球12は、積分球付属装置13に含まれる。この積分球付属装置13は、試料室部10に設置されている。
積分球付属装置13において、参照側光束4には参照側光束用ミラー11が設置され、参照側光束4は参照側光束用ミラー11を介して積分球12内に入射される。一方、試料側光束6には積分球12が設置され、この積分球12に取り付けられた図示しない検出器によって参照側光束4が検出され、データ処理部9により処理される。
本実施の形態における積分球付属装置を設置した分光光度計は、より詳細には、後述(図3〜図5)するような構成となっている。本実施の形態における積分球付属装置を設置した分光光度計では、固体試料が測定対象の場合には積分球付属装置13(積分球12)を選択し、液体試料が測定対象の場合には試料ホルダ14を選択する。以下において、詳細に説明する。
〈積分球付属装置を選択した時〉
図3は、図2に示した積分球付属装置を設置した分光光度計において、積分球付属装置を選択した時の一例を説明するための図である。
本実施の形態における積分球付属装置13内には、試料ホルダ14または参照側光束用ミラー11を選択する参照側選択部15を有する。この参照側選択部15は、図3において上下方向(矢印方向)に移動可能であり、この上下方向への移動は参照側制御部18により制御される。また、積分球12には遮光部材として機能するアタッチメント16が設けられ、このアタッチメント16は取り付けおよび取り外しが可能である。
積分球付属装置13を選択した時には、参照側制御部18により、参照側選択部15を図3において上方向に移動させる。これにより、参照側選択部15において、参照側光束用ミラー11を選択し、アタッチメント16が取り付けられている状態において積分球12を使用することが可能となる。この積分球付属装置13(積分球12)を選択した時には、測定対象は固体試料になる。
この場合に、参照側光束4は、参照側の試料ホルダ14に設置された試料を透過せずに、参照側光束用ミラー11を介して積分球12に入射する。一方、試料側光束6は、試料側の試料ホルダ14に設置された試料を透過して積分球12内に入射する。この試料側光束6の入射光は、積分球12内に入射するが、アタッチメント16により遮光される。そして、積分球12に取り付けられた図示しない検出器において、参照側光束4による入射光と試料側光束6による入射光とが検出される。さらに、この積分球12に取り付けられた検出器によって検出された検出信号はデータ処理部9に入力され、このデータ処理部9において信号処理される。
本実施の形態における積分球付属装置13を設置した分光光度計においては、データ処理部9は参照側制御部18に接続され、この参照側制御部18は、さらに、積分球付属装置13を設置した分光光度計の装置全体を制御する制御装置28に接続されて使用される。この制御装置28は、例えば、コンピュータシステムから構成される。例えば、データ処理部9で信号処理されたデータは、参照側制御部18を通じて制御装置28のモニタやプリンタなどの出力部に検出結果として出力することができる。また、制御装置28のキーボードやマウスなどの入力部から、各制御や各処理の指示を行うことなども可能となっている。
本実施の形態においては、積分球付属装置13を設置した分光光度計と、この分光光度計の参照側制御部18に接続された制御装置28なども含めて分析システムと呼ぶ。
〈試料ホルダを選択した時〉
図4は、図2に示した積分球付属装置を設置した分光光度計において、試料ホルダを選択した時の一例を説明するための図である。
試料ホルダ14を選択した時には、参照側制御部18により、参照側選択部15を図4において下方向に移動させる。この参照側選択部15の位置は、位置検知器22により検知され、所定の位置に位置決めできるようになっている。これにより、参照側選択部15において、試料ホルダ14を選択し、アタッチメント16が取り外されている状態において装置内の光検出器8を使用することが可能となる。この試料ホルダ14を選択した時には、測定対象は液体試料になる。
この場合に、参照側光束4は、参照側の試料ホルダ14に設置された試料を透過して、2段の検出器用ミラー17を介して光検出器8に入射する。一方、試料側光束6は、試料側の試料ホルダ14に設置された試料を透過して、さらにアタッチメント16が取り外されている状態の積分球12を透過して、2段の検出器用ミラー17を介して光検出器8に入射する。そして、光検出器8において、参照側光束4による透過光と試料側光束6による透過光とが検出される。さらに、この光検出器8によって検出された検出信号はデータ処理部9に入力され、このデータ処理部9において信号処理される。
そして、例えば、データ処理部9で信号処理されたデータは、参照側制御部18を通じて制御装置28のモニタやプリンタなどの出力部に検出結果として出力することができる。
〈参照側選択部の構成〉
図5は、図4に示した試料ホルダを選択した時において、参照側選択部の構成の一例を示す図である。図5に示す参照側選択部15の構成では、参照側制御部18により、参照側選択部15において、試料ホルダ14を選択し、アタッチメント16が取り外されている状態において装置内の光検出器8が使用可能となる。さらに、試料ホルダ14に設置された試料を透過した光は積分球12内に入射し、アタッチメント16の取り付けられていた箇所を通過する状態である。
図5に示すように、試料ホルダ14または参照側光束用ミラー11を選択する参照側選択部15の駆動機構は、ラック19とピニオン20とから構成されている。これに限らず、リニアレールやベルトを使用した駆動機構でも実現可能である。ピニオン20のピニオン軸21はモータ29によって駆動され、このモータ29は参照側制御部18により制御される。モータ29を駆動してピニオン20の回転を制御することで、ラック19を図5において左右方向に移動させる。ラック19には、試料ホルダ14および参照側光束用ミラー11を配置した参照側選択部15が取り付けられている。このラック19の図5における左右方向への移動は、参照側選択部15の図3における上下方向への移動に対応する。また、ラック19の位置は、位置検知器22により検知され、所定の位置まで移動し、この所定の位置で停止できるようになっている。
〈積分球付属装置を設置した分光光度計による測定時の処理手順〉
図6は、図2〜図5に示した積分球付属装置を設置した分光光度計による測定時の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、参照側制御部18により自動で制御される。例えば、参照側制御部18は、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどを有し、メモリに記憶されている制御プログラムを読み出してCPUにより実行することで、測定時の処理を自動的に行うことができる。
まず、参照側制御部18は、位置決めが開始されると、参照側選択部15において、積分球12が選択されているか、試料ホルダ14が選択されているかを判定する(ステップS1)。製品出荷時には、参照側選択部15は積分球12が選択されているので、この場合には位置決め終了となる。
ステップS1の判定の結果において、参照側選択部15において試料ホルダ14が選択された場合、次に、参照側制御部18は、参照側選択部15を移動させるモータ29を駆動するためのPI(Pulse Input)信号がONか否かを判定する(ステップS2)。この判定の結果、PI信号がONの場合(YES)は、モータ29を駆動して参照側光量Erを測定する(ステップS3,S4)。
次に、参照側制御部18は、この測定した参照側光量Erが参照側光量の最大値Emaxより大きいか否かを判定する(ステップS5)。この判定の結果、測定した参照側光量Erが参照側光量の最大値Emaxより大きい場合(YES)、EmaxをErとし、現在のパルス数を参照側制御部18内のメモリなどに記憶する(ステップS6,S7)。Emaxの初期値は、ゼロまたはある閾値が設定可能である。その後、ステップS2に戻り、PI信号がONか否かの判定から、ステップS7の現在のパルス数を記憶するまでの処理を繰り返す。
そして、ステップS2の判定の結果において、PI信号がONでなくなった場合(NO)、ステップS8の処理に移行する。PI信号がONでなくなった場合とは、モータ29により駆動されるラック19が所定の位置決め位置まで移動して、このラック19が位置検知器22により検知された状態である。このようにして、モータ29は、PI信号などの位置検知器22が検知されるまで駆動される。
そして、モータ29により駆動されるラック19が位置検知器22まで駆動した後、光量が最大であり、記憶されているパルス数へ移動する(ステップS8)。この際の移動は、バックラッシュを考慮した移動である。この移動後に、参照側選択部15の位置決めは終了となる。
また、ステップS1の判定の結果において、参照側光束4に積分球12が選択されており、参照側選択部15において積分球12が選択された場合は、現在位置からの移動はない。
以上のようにして、試料ホルダ14が選択された場合に、参照側光量の測定結果に基づいて参照側選択部15の位置決めを行うことができる。
〈位置決めを高速化した場合の処理手順〉
図7は、図6に対して、位置決めを高速化した場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7の例においては、光量を測定しながら行う位置決めは図6と同じであるが、一度光量が最大となるパルス数が記憶されたならば、次回以降はその記憶されたパルス数へ移動することができ、位置決めを高速化することが可能である。
すなわち、図7において、まず、参照側制御部18は、位置決めが開始されると、参照側選択部15において、積分球12が選択されているか、試料ホルダ14が選択されているかを判定する(ステップS1)。このステップS1の判定の結果、試料ホルダ14が選択された場合、次に、参照側制御部18は、パルス数が記憶されているか否かを判定する(ステップS11)。このステップS11の判定の結果、パルス数が記憶されている場合(YES)、光量が最大であり、記憶されているパルス数へバックラッシュを考慮して移動する(ステップS8)。この移動後に、参照側選択部15の位置決めは終了となる。
また、ステップS11の判定の結果において、パルス数が記憶されていない場合(NO)は、図6と同様にして、ステップS2〜S7の処理を繰り返す。
以上のようにして、一度光量が最大となるパルス数が記憶された場合には、次回以降の参照側選択部15の位置決めを高速化することができる。
〈実施の形態1の効果〉
以上説明したように、本実施の形態における積分球付属装置13を設置した分光光度計によれば、代表的には、積分球付属装置13を設置した状態において、液体試料を測定したい場合に、容易かつ精度よく試料ホルダ14に切り替えを行うことが可能となる。より詳細には、以下のような効果を得ることができる。
(1)参照側光束用ミラー11および試料ホルダ14が配置された参照側選択部15と、参照側制御部18とを有する。これによって、参照側制御部18により、参照側光束用ミラー11または試料ホルダ14の一方を選択的に光束の光路に位置付けるように、参照側選択部15の移動を制御することができる。この結果、固体試料または液体試料の測定を選択的に行うことが可能となる。
(2)積分球12に取り付けおよび取り外しが可能なアタッチメント16を有する。これによって、積分球12にアタッチメント16を取り付けた状態では、積分球12内の光束をアタッチメント16で遮光することができる。一方、積分球12からアタッチメント16を取り外した状態では、積分球12内を光束が透過するようにすることができる。この結果、積分球12を接続した状態でも、直入射にて測定を行うことが可能となる。
(3)参照側光束用ミラー11を参照側光束4の光路に位置付けた場合は、参照側光束4は参照側光束用ミラー11を介して積分球12に入射する。一方、試料側光束6は試料側の試料ホルダ14に設置された試料を透過して積分球12に入射し、この入射光をアタッチメント16で遮光する。これによって、参照側光束4による入射光と試料側光束6による入射光とを積分球12の検出器で検出することができる。この結果、積分球12を使用可能にして、固体試料の測定を行うことが可能となる。
(4)試料ホルダ14を参照側光束4の光路に位置付けた場合は、参照側光束4は参照側の試料ホルダ14に設置された試料を透過する。一方、試料側光束6は試料側の試料ホルダ14に設置された試料を透過する。これによって、参照側光束4による透過光と試料側光束6による透過光とを分光光度計の光検出器8で検出することができる。この結果、光検出器8を使用可能にして、液体試料の測定を行うことが可能となる。
(5)参照側光束用ミラー11を参照側光束4の光路に位置付ける場合は、参照側光束用ミラー11の位置を移動して光量を測定し、この測定による光量が最大となる位置に参照側光束用ミラー11を調整することができる。この結果、試料ホルダ14への切り替え時に生じる誤差を低減し、精度よく測定することが可能となる。
(6)参照側光束用ミラー11を参照側光束4の光路に位置付ける場合は、参照側光束用ミラー11の移動に基づく光量が最大となる位置を記憶しておき、この記憶しておいた位置に参照側光束用ミラー11を移動することができる。この結果、試料ホルダ14への切り替えを高速に行うことが可能となる。
(7)参照側選択部15にラック19とピニオン20とを使用した駆動機構が設けられることで、この駆動機構により、参照側選択部15を移動させることができる。特に、参照側選択部15を、参照側光束4の光路に対して交差する方向に移動させることができる。
(8)参照側選択部15にリニアレールまたはベルトを使用した駆動機構が設けられる場合は、この駆動機構により、参照側選択部15を参照側光束4の光路に対して交差する方向に移動させることができる。
(9)データ処理部9を有することで、このデータ処理部9により、積分球12の検出器または分光光度計の光検出器8からの検出信号を処理して、試料の透過率や吸光度などを算出することができる。
(10)参照側制御部18に接続される制御装置28を有することで、分光光度計による検出結果を出力部に出力することができ、また、分光光度計に対して制御や処理を入力部から指示することができる。
[実施の形態2]
本実施の形態における分光光度計および分析システムについて、図8〜図10を用いて説明する。本実施の形態において、積分球付属装置を設置した分光光度計の構成などは前述した実施の形態1に示した図2と同様であるので、ここでは実施の形態1と異なる点を主に説明する。主な異なる点は、参照側光束用ミラー11の駆動機構である。
〈積分球付属装置を選択した時〉
図8は、前述した図2と同様の積分球付属装置を設置した分光光度計において、積分球付属装置を選択した時の一例を説明するための図である。
本実施の形態による積分球付属装置13内には、参照側光束用ミラー11を回転させる参照ミラー駆動部23を有する。積分球付属装置13を選択した時には、参照ミラー駆動部23は、参照ミラー回転軸24を中心に回転し、参照側光束4を積分球12内に入射させる。参照ミラー回転軸24の回転角は、前述した図6および図7に記述した通り、光量の最大となる位置に位置決めされる。
また、参照側光束用ミラー11と参照ミラー回転軸24との距離は、参照側光束用ミラー11の曲率半径と同じとした場合に、高い再現性が得られる。このように、積分球付属装置13(積分球12)を選択した時には、参照ミラー駆動部23が回転し、参照側光束用ミラー11が参照側光束4を積分球12内に入射し、アタッチメント16が取り付けられている状態において積分球12を使用することが可能となる。
〈試料ホルダを選択した時〉
図9は、前述した図2と同様の積分球付属装置を設置した分光光度計において、試料ホルダを選択した時の一例を説明するための図である。
試料ホルダ14を選択した時には、参照ミラー駆動部23は参照ミラー回転軸24を中心に回転し、参照側光束4が参照側光束用ミラー11に干渉することのないように位置検知器22の信号より位置決定される。その他の位置決め方法として、参照側光束4の光量を見て最大となるように参照ミラー駆動部23を回転させる方法もある。参照側光束4は、装置内の光検出器8に入射する。これにより、アタッチメント16が取り外されている状態において、装置内の光検出器8を使用することが可能となる。
〈参照ミラー駆動部の構成〉
図10は、図8および図9に示した参照ミラー駆動部の構成の一例を示す図である。
図10に示す参照ミラー駆動部23は、参照ミラー回転モータ25、参照ミラーステージ27、参照側光束用ミラー11、位置検知板26から構成されている。参照ミラーステージ27上には、参照側光束用ミラー11が設置されている。参照側光束用ミラー11が設置された参照ミラーステージ27の反対側には、位置検知板26と、参照ミラー回転軸24を介した参照ミラー回転モータ25が設置されている。
参照側制御部18により、参照ミラー回転モータ25の駆動を制御することで、参照ミラーステージ27上に設置された参照側光束用ミラー11を、参照ミラー回転軸24を中心に回転させる。この回転による参照側光束用ミラー11の位置検知は、参照ミラーステージ27に設置された位置検知板26を位置検知器22により検知することで、参照側光束用ミラー11の位置を検知することが可能となる。
〈実施の形態2の効果〉
以上説明したように、本実施の形態における積分球付属装置13を設置した分光光度計によれば、参照側光束用ミラー11の駆動機構が異なるものの、代表的には、前述した実施の形態1と同様に、積分球付属装置13を設置した状態において、液体試料を測定したい場合に、容易かつ精度よく試料ホルダ14に切り替えを行うことが可能となる。より詳細には、前述した実施の形態1と異なる効果は、以下となる。
(1’)参照側光束用ミラー11が配置された参照ミラー駆動部23と、試料ホルダ14と、参照側制御部18とを有する。これによって、参照側制御部18により、参照側光束用ミラー11または試料ホルダ14の一方を選択的に光束の光路に位置付けるように、参照ミラー駆動部23の回転を制御することができる。
(7’,8’)参照ミラー駆動部23に参照ミラー回転モータ25を使用した駆動機構が設けられることで、この駆動機構により、参照側光束用ミラー11が配置された参照ミラー駆動部23を回転させることができる。
他の効果((2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(9)、(10))は、前述した実施の形態1と同様である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
[付記]
本発明は、特許請求の範囲に記載の分光光度計の他、代表的には、例えば以下のような特徴を有するものである。一例として、括弧内に実施の形態の対応する構成要素の符号等を付している。
(1)積分球(積分球12)を備えた分光光度計であって、
光束を前記積分球に向けるためのミラー(参照側光束用ミラー11)が配置された可動部(参照ミラー駆動部23)と、
測定対象の試料を設置する試料ホルダ(試料ホルダ14)と、
前記ミラーまたは前記試料ホルダの一方を選択的に前記光束の光路に位置付けるように、前記可動部の回転を制御する制御部(参照側制御部18)と、
を有する、分光光度計。
(2)前記(1)記載の分光光度計において、
前記積分球に取り付けおよび取り外しが可能な遮光部材(アタッチメント16)をさらに有し、
前記積分球に前記遮光部材を取り付けた状態では前記積分球内の光束を前記遮光部材で遮光し、前記積分球から前記遮光部材を取り外した状態では前記積分球内を光束が透過する、分光光度計。
(3)前記(2)記載の分光光度計において、
前記可動部には、モータを使用した駆動機構が設けられ、
前記駆動機構により、前記ミラーが配置された前記可動部を回転させる、分光光度計。
1 光源
2 分光器
3 光分割器
4 参照側光束
5 参照側試料設置部
6 試料側光束
7 試料設置部
8 光検出器
9 データ処理部
10 試料室部
11 参照側光束用ミラー
12 積分球
13 積分球付属装置
14 試料ホルダ
15 参照側選択部
16 アタッチメント
17 検出器用ミラー
18 参照側制御部
19 ラック
20 ピニオン
21 ピニオン軸
22 位置検知器
23 参照ミラー駆動部
24 参照ミラー回転軸
25 参照ミラー回転モータ
26 位置検知板
27 参照ミラーステージ
28 制御装置
29 モータ

Claims (15)

  1. 積分球を備えた分光光度計であって、
    光束を前記積分球に向けるためのミラー、および、測定対象の試料を設置する試料ホルダが配置された可動部と、
    前記ミラーまたは前記試料ホルダの一方を選択的に前記光束の光路に位置付けるように、前記可動部の移動を制御する制御部と、
    を有する、分光光度計。
  2. 請求項1記載の分光光度計において、
    前記積分球に取り付けおよび取り外しが可能な遮光部材をさらに有し、
    前記積分球に前記遮光部材を取り付けた状態では前記積分球内の光束を前記遮光部材で遮光し、前記積分球から前記遮光部材を取り外した状態では前記積分球内を光束が透過する、分光光度計。
  3. 請求項2記載の分光光度計において、
    前記光束は、参照側光束と試料側光束との二光束からなり、
    前記ミラーを前記参照側光束の光路に位置付けた場合は、前記参照側光束は前記ミラーを介して前記積分球に入射し、前記試料側光束は試料側試料ホルダに設置された試料を透過して前記積分球に入射し、この入射光を前記遮光部材で遮光し、前記参照側光束による入射光と前記試料側光束による入射光とを前記積分球の検出器で検出する、分光光度計。
  4. 請求項3記載の分光光度計において、
    前記試料ホルダを前記参照側光束の光路に位置付けた場合は、前記参照側光束は参照側試料ホルダに設置された試料を透過し、前記試料側光束は試料側試料ホルダに設置された試料を透過し、前記参照側光束による透過光と前記試料側光束による透過光とを前記分光光度計の検出器で検出する、分光光度計。
  5. 請求項4記載の分光光度計において、
    前記ミラーを前記参照側光束の光路に位置付ける場合は、前記ミラーの位置を移動して光量を測定し、この測定による光量が最大となる位置に前記ミラーを調整する、分光光度計。
  6. 請求項4記載の分光光度計において、
    前記ミラーを前記参照側光束の光路に位置付ける場合は、前記ミラーの移動に基づく光量が最大となる位置を記憶しておき、この記憶しておいた位置に前記ミラーを移動する、分光光度計。
  7. 請求項4記載の分光光度計において、
    前記可動部には、ラックとピニオンとを使用した駆動機構が設けられ、
    前記駆動機構により、前記可動部を移動させる、分光光度計。
  8. 請求項7記載の分光光度計において、
    前記駆動機構により、前記可動部を前記参照側光束の光路に対して交差する方向に移動させる、分光光度計。
  9. 請求項4記載の分光光度計において、
    前記可動部には、リニアレールまたはベルトを使用した駆動機構が設けられ、
    前記駆動機構により、前記可動部を前記参照側光束の光路に対して交差する方向に移動させる、分光光度計。
  10. 請求項4記載の分光光度計において、
    前記積分球の検出器または前記分光光度計の検出器からの検出信号を処理する処理部をさらに有する、分光光度計。
  11. 積分球を備えた分光光度計と、前記分光光度計を制御する制御装置と、を有する分析システムであって、
    前記分光光度計は、
    光束を前記積分球に向けるためのミラー、および、測定対象の試料を設置する試料ホルダが配置された可動部と、
    前記ミラーまたは前記試料ホルダの一方を選択的に前記光束の光路に位置付けるように、前記可動部の移動を制御する制御部と、
    を有する、分析システム。
  12. 請求項11記載の分析システムにおいて、
    前記積分球に取り付けおよび取り外しが可能な遮光部材をさらに有し、
    前記積分球に前記遮光部材を取り付けた状態では前記積分球内の光束を前記遮光部材で遮光し、前記積分球から前記遮光部材を取り外した状態では前記積分球内を光束が透過する、分析システム。
  13. 請求項12記載の分析システムにおいて、
    前記光束は、参照側光束と試料側光束との二光束からなり、
    前記ミラーを前記参照側光束の光路に位置付けた場合は、前記参照側光束は前記ミラーを介して前記積分球に入射し、前記試料側光束は試料側試料ホルダに設置された試料を透過して前記積分球に入射し、この入射光を前記遮光部材で遮光し、前記参照側光束による入射光と前記試料側光束による入射光とを前記積分球の検出器で検出する、分析システム。
  14. 請求項13記載の分析システムにおいて、
    前記試料ホルダを前記参照側光束の光路に位置付けた場合は、前記参照側光束は参照側試料ホルダに設置された試料を透過し、前記試料側光束は試料側試料ホルダに設置された試料を透過し、前記参照側光束による透過光と前記試料側光束による透過光とを前記分光光度計の検出器で検出する、分析システム。
  15. 請求項14記載の分析システムにおいて、
    前記制御装置は、前記分光光度計による検出結果を出力する出力部と、前記分光光度計に対して制御や処理を指示する入力部と、を有する、分析システム。
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