JP2015114230A - パーティクル集束方法、パーティクル集束機構、パーティクル濃縮機構、およびそれらを備えるパーティクル測定装置 - Google Patents

パーティクル集束方法、パーティクル集束機構、パーティクル濃縮機構、およびそれらを備えるパーティクル測定装置 Download PDF

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【課題】気体に分散しているナノサイズからミクロンサイズまでのパーティクルを、非接触な状態で集束させることが可能なパーティクル集束方法を提供すること。【解決手段】気体中のパーティクルPを帯電させ、帯電させたパーティクルCPを、電極103、104となる部分を有した2つの円筒102a、102bを、互いの間に絶縁部102cを介して連結して構成した管102に導入し、一方の電極103には高電圧を、他方の電極104には低電圧を印加した状態で管102内に生じる静電界によって、帯電させたパーティクルCPを管102の中心軸Cの部分に集束させる。【選択図】図1

Description

本発明は、パーティクル集束方法、パーティクル集束機構、パーティクル濃縮機構、およびそれらを備えるパーティクル測定装置に関する。より詳しくは、空間中のパーティクルを測定するための前段階として用いられるパーティクル集束方法、パーティクル集束機構、パーティクル濃縮機構、およびそれらを備えるパーティクル測定装置に関する。
半導体製造工程では、成膜、フォトリソグラフィ、エッチング等の種々の工程が存在し、これらの工程においては、歩留まり向上、および製品の精密度や信頼性向上の観点から、半導体基板への塵(パーティクル)の付着はあってはならない。そのため、半導体製造工程において、クリーンルームおよび処理装置内の清浄を保つことは非常に重要である。
クリーンルームおよび処理装置内の清浄度を保つためには、その空間内の除塵、およびその他様々な発塵源の流入を防止することが必要であると同時に、空間内の清浄度を測定し、測定されたデータに基づいて清浄度を管理することが必要である。
クリーンルームおよび処理装置内の清浄度を測定するためには、これらの空間に浮遊するパーティクルの数と大きさを測定する必要がある。このためには、一般に光学パーティクル測定器が用いられる。
光学パーティクル測定器は、レーザ光線を放出するレーザ光源と、レーザ光源に対向する位置に取り付けられてレーザ光線を遮断する遮断壁と、レーザ光源から遮断壁へ向かうレーザ光線の経路に対して垂直に取り付けられた感知器とから構成されている。光学パーティクル測定器は、レーザ光線の通過する経路中に存在するパーティクルによるレーザ光の散乱の程度から、パーティクルの数と大きさを測定する。
光学パーティクル測定器として、測定用途に応じた数種の測定器が開発されており、市販品として入手可能である。例えば処理装置の排気管に設置され、排気管内を流れるパーティクルを測定する用途では、ISPM(インサイチューパーティクルモニタ)があり、また、例えばクリーンルーム内の任意の位置で空気をサンプリングし、空気中に含まれるパーティクルを測定する用途では、LPC(レーザーパーティクルカウンタ)がある。
ISPMにおいては、レーザ光源から放出されるレーザ光線の断面積が、排気管の断面積に比べて小さいため、排気管内を流れるパーティクルのごく一部しかレーザ光線を通過せず、結果として、データの信頼性が著しく低下するという問題点があった。
LPCにおいては、測定できる空気の量に限界があり、クリーンルーム全体が有する総空気量に比べて測定されるサンプル量は非常に少ない。このため、非常に少ないサンプルの測定によってクリーンルーム全体を管理することになり、結果として、不合理かつデータの信頼性が著しく低下するという問題点があった。
このようなことから、空間中のパーティクルを測定するための前段階として、気体中に含まれるパーティクルを集束および濃縮させる必要がある。
そこで、特許文献1には、荷電装置を用いてパーティクルを帯電させ、帯電させたパーティクルを静電気力によって針状電極に引き寄せ、より多くのパーティクルを測定することを可能にしたISPMが記載されている。
また、特許文献2には、サイクロンを用いて空気中のパーティクルを濃縮し、大容量の空気に対してパーティクルを測定することを可能にしたLPCが記載されている。
特開2008−175590号公報 特開平10−90162号公報
特許文献1に開示された技術によれば、帯電させたパーティクルを静電気力によって針状電極に引き寄せるので、パーティクルを針状電極に引き寄せない場合に比較して、より多くのパーティクルを計測することができる。
また、特許文献2に開示された技術によれば、サイクロンによって空気中に含まれるパーティクルを濃縮させるため、濃縮しない場合に比較して、より大容量の空気に対してパーティクルを測定することができる。
しかし、特許文献1では、針状電極に引き寄せられたパーティクルが、時間の経過とともに針状電極の先端に堆積するため、電極性能の劣化とともに静電気力が弱くなり、パーティクルを引き寄せる効果が衰えるという事情があった。さらに、静電気によって多少のパーティクルが針状電極に捉えられるため、測定結果として、パーティクルの数が実際よりも少なめに評価される可能性や、堆積したパーティクルが、意図しないタイミングで突発的に剥がれ、パーティクル計測器内に流入する可能性もあるため、測定の信頼性に支障をきたすという事情もあった。
また、特許文献2では、パーティクルを濃縮するのにサイクロンを利用するが、サイクロンでは濃縮できるパーティクルの最小径は通常1μm程度とされており、ナノサイズのパーティクルに対しては、濃縮の機能が果たせないという事情があった。さらに、サイクロンは、パーティクルを遠心力でサイクロン内壁へ押し付けて捕集するという原理を持つため、サイクロン内壁にパーティクルが付着したまま残りやすく、測定結果として、パーティクルの数が実際よりも少なめに評価される可能性や、付着したパーティクルが意図しないタイミングで突発的に剥がれ、パーティクル計測器内に流入する可能性もあるため、測定の信頼性を著しく低下させるという事情もあった。
本発明は、気体に分散しているナノサイズからミクロンサイズまでのパーティクルを、非接触な状態で集束させることが可能なパーティクル集束方法およびパーティクル集束機構を提供することを第一の課題とする。
また、本発明は、上記パーティクル集束機構を用いて集束されたパーティクルを捕集することによって、気体に分散しているパーティクルを元の状態よりも濃縮された状態にすることが可能なパーティクル濃縮機構を提供することを第二の課題とする。
また、本発明は、上記パーティクル集束機構を備えることによって、従来よりもパーティクルを高効率かつ高確率で測定できるパーティクル測定装置を提供することを第三の課題とする。
また、本発明は、上記パーティクル濃縮機構を備えることによって、従来よりも大容量の気体に対してパーティクルを測定できるパーティクル測定装置を提供することを第四の課題とする。
第一の課題を達成すべく、本発明のパーティクル集束方法およびパーティクル集束機構では、気体中のパーティクルを帯電させ、前記帯電させたパーティクルを、電極となる部分を有した2つの筒を、互いの間に絶縁部を介して連結して構成した管に導入し、一方の電極には高電圧を、他方の電極には低電圧を印加した状態で前記管内に生じる静電界によって、前記帯電させたパーティクルを前記管の中心軸部分に集束させることを特徴とする。
このとき、前記高電圧が印加される電極と、前記低電圧が印加される電極との位置関係は、前記パーティクルをプラスかマイナスかのどちらに帯電させるかによって切り替えることが望ましい。
また、このとき、前記高電圧が印加される電極、前記低電圧が印加される電極は、円筒型、又は平行平板型とすることができる。
本発明のパーティクル集束方法およびパーティクル集束機構では、静電気力をパーティクルに作用させてパーティクルの集束を行う。静電気力は、微小なパーティクルほど効果が大きくなるため、ミクロンサイズより小さなサイズのパーティクルまでも集束することが可能である。
また、本発明のパーティクル集束方法およびパーティクル集束機構では、前記管内に静電界をつくり、パーティクルを非接触な状態で集束させるため、前記管内におけるパーティクルの付着も防ぐことができる。
第二の課題を達成すべく、本発明のパーティクル濃縮機構では、前記パーティクル集束機構の管内に、捕集ノズルを設け、前記パーティクル集束機構によって前記管の中心軸部分に集束されたパーティクルを前記捕集ノズルによって捕集し、気体中のパーティクルを濃縮させた状態で抽出するようにしたことを特徴とする。
このとき、前記捕集ノズルの内径は、前記管の内径よりも小さく、前記集束されたパーティクルの集束径よりも大きいことが望ましい。
また、このとき、前記管内に流れる気体のうち、前記集束されたパーティクルを含む気体は、前記捕集ノズルにより吸引し、前記捕集ノズルに吸引された以外の気体は、前記捕集ノズルの外表面と前記管の内表面との間から排気することが望ましい。
また、このとき、前記捕集ノズルの吸引口は、前記パーティクルが流れる方向に交差する方向に開口が向くように配置されていることが望ましい。そして、前記捕集ノズルの吸引口は、前記パーティクル捕集機構が備えている絶縁部の下方に設けられていることが望ましい。
また、このとき、前記捕集ノズルは、導電物により構成されていることが望ましい。
第三の課題を達成すべく、本発明のパーティクル測定装置では、前記パーティクル集束機構を備え、前記パーティクル集束機構の管の中心軸部分にパーティクルを集束させ、前記パーティクルが集束した部分をパーティクル測定器の測定箇所としたことを特徴とする。
このとき、パーティクル測定器にはISPM(インサイチュパーティクルモニタ)を用いることができる。
第四の課題を達成すべく、本発明のパーティクル測定装置では、パーティクル測定装置のサンプリング吸入口に、前記パーティクル濃縮機構を備えた管を備え、前記パーティクル濃縮機構によって濃縮されたパーティクルを含む気体をパーティクル測定器に導入させ、それ以外の気体はパーティクル測定装置外に排気することを特徴とする。
このとき、パーティクル測定器にはLPC(レーザパーティクルカウンタ)およびCNC(凝縮核計数器)を用いることができる。
本発明によれば、気体に分散しているナノサイズからミクロンサイズまでのパーティクルを、非接触な状態で集束させることが可能なパーティクル集束方法およびパーティクル集束機構を提供できる。
また、本発明によれば、上記パーティクル集束機構を用いて集束されたパーティクルを捕集することによって、気体に分散しているパーティクルを元の状態よりも濃縮された状態にすることが可能なパーティクル濃縮機構を提供できる。
また、本発明によれば、上記パーティクル集束機構を備えることによって、従来よりもパーティクルを高効率かつ高確率で測定できるパーティクル測定装置を提供できる。
また、本発明によれば、上記パーティクル濃縮機構を備えることによって、従来よりも大容量の気体に対してパーティクルを測定できるパーティクル測定装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るパーティクル集束機構の一例を概略的に示す断面図である。 図1に示すパーティクル集束機構の一例が備える管を分解して示す斜視図である。 流体解析ソフトウェアによる管内の電位分布の解析結果を示す図である。 流体解析ソフトウェアによる管内の電位分布の解析結果を示す図である。 流体解析ソフトウェアによる帯電したパーティクルの流れの解析結果を示す図である。 流体解析ソフトウェアによる帯電したパーティクルの流れの解析結果を示す図である。 流体解析ソフトウェアによる帯電したパーティクルの流れの解析結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るパーティクル集束機構の第1の変形例を概略的に示す断面図である。 図5に示すパーティクル集束機構の第1の変形例が備える管を分解して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構の一例を概略的に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るパーティクル測定装置の一例を概略的に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るパーティクル測定装置を適用した処理システムの一システム構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るパーティクル測定装置の一例を概略的に示す断面図である。
(第1の実施形態)
<パーティクル集束方法および集束機構>
図1は本発明の第1の実施形態に係るパーティクル集束機構の一例を概略的に示す断面図、図2は図1に示すパーティクル集束機構の一例が備える管を分解して示す斜視図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100は、気体中のパーティクルP(図中黒丸にて示す)を帯電させる帯電装置101と、帯電装置101によって帯電させたパーティクルCP(図中白丸にて示す)が導入される管102とを有している。管102は、図2に示すように、電極となる部分を有した2つの筒102a、102bを、互いの間に絶縁部102cを介して連結することで構成されている。筒102a、102b、および絶縁部102cは、本例においては、例えば、円筒である。また、本例においては、筒102a、102bが有する電極103、104となる部分は、筒102a、102bの全体である。これにより、本例においては、電極103、104は円筒型電極となる。絶縁部102cも円筒型絶縁部となる。
筒102a、102bの全体で構成される電極103、104には、電圧印加機構、例えば直流電源105から、一方の電極には高電圧が、他方の電極には低電圧が印加される。高電圧が印加される電極と、低電圧が印加される電極との位置関係は、パーティクルPをプラスかマイナスかのどちらに帯電させるかによって切り替えられる。本例においては、帯電装置101によって、パーティクルPをプラスに帯電させる。このため、気体の流れの上流側に位置する電極103には高電圧が、下流側に位置する電極104には低電圧が印加される。電極103に印加される高電圧の一例は10kV(10000V)であり、電極104に印加される低電圧の一例は0V(接地電位)である。もしも、パーティクルPをマイナスに帯電させたならば、上流側に位置する電極103には低電圧が、下流側に位置する電極104には高電圧が印加される。
このような第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100によれば、一方の電極、本例においては電極103には高電圧を、他方の電極、本例においては電極104には低電圧を印加する。電極103、104間を絶縁部102cで絶縁した状態とすると、管102内には静電界が生じる。この静電界によって、帯電させたパーティクルCPを管102の中心軸Cの部分に集束させることができる。以下、集束原理について説明する。
<集束原理>
図3Aおよび図3Bは、流体解析ソフトウェアによる管102内の電位分布の解析結果を示す図である。なお、図3Aおよび図3Bにおいては中心軸Cを境界として上半分のみを示しているが、電位分布は、上半分と下半分とで対称である。
図3Aに示すように、管102に1つの電極103aのみを設け、1つの電極103aに高電圧、例えば、10kVを印加したとする。この場合、管102内の電位分布は、10kVの一様でフラットなものとなる。つまり、管102内には電位差が生じない。
これに対して、図3Bに示すように、管102に2つの電極103、104を設け、これらの電極103、104間を絶縁部102cで絶縁した状態で電極103に高電圧、例えば、10kV、電極104に低電圧、例えば0Vを印加したとする。この場合、管102内には、気体の流れに沿って静電界の電位差が生じる。ここに帯電した、例えば、プラスに帯電したパーティクルCPが流れてくると、10kVの高電圧が印加されている電極102に面した領域においては、管102の中心軸Cに向いたクーロン力が加わるようになる。
また、0Vの低電圧が印加されている電極104に面した領域においては、クーロン力の向きが変わり、管102の内表面に向いたクーロン力が加わるようになる。これらの結果、帯電したパーティクルCPは、例えば、電極103と電極104との間にある絶縁部102cの下方の領域に集束点を持つようにして集束するようになる。以下、流体解析ソフトウェアによる帯電したパーティクルCPの流れの解析結果を説明する。
<流体解析ソフトウェアによる解析結果>
図4A〜図4Cは、流体解析ソフトウェアによる帯電したパーティクルCPの流れの解析結果を示す図である。図4Aには管102内に静電界を印加しなかった場合、図4Bには管102内に10kVの電位差がない静電界を印加した場合、図4Cには管102内に10kV〜0Vの電位差がある静電界を印加した場合がそれぞれ示されている。なお、図4A〜図4Cにおいては中心軸Cを境界として上半分のみを示しているが、帯電したパーティクルCPの流れの状態は、上半分と下半分とで対称である。
<<電界なし>>
図4Aに示すように、管102内に静電界を印加しなかった場合には、帯電したパーティクルCPは集束しない。
<<電位差なしの静電界>>
図4Bに示すように、管102内に電位差がない静電界を印加した場合にも、帯電したパーティクルCPは集束しない。
<<電位差ありの静電界>>
図4Cに示すように、管102内に電位差がある静電界を印加した場合にのみ、帯電したパーティクルが中心軸Cの部分に集束する。
以上のような解析結果が得られた。
したがって、第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100によれば、一方の電極、本例においては電極103には高電圧を、他方の電極、本例においては電極104には低電圧を印加する。この状態で管102内に生じる静電界によって、帯電させたパーティクルCPを管102の中心軸Cの部分に集束させることができる。
このように、帯電させたパーティクルCPを集束させることができる結果、例えば、半導体装置の製造工程に使用される各種の処理装置や、クリーンルーム内の清浄度を管理するために行われるパーティクル測定に際して、より多くのパーティクルを測定することが可能となる。より多くのパーティクルを測定できる結果、パーティクル測定の精度をさらに向上させることが可能となる。このような第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100、およびパーティクル集束機構100が実行するパーティクルの集束方法は、クリーンルームおよび処理装置内の清浄度の更なる向上に有用である。
また、第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100、およびパーティクル集束機構100が実行するパーティクルの集束方法では、静電気力をパーティクルに作用させてパーティクルの集束を行う。静電気力は、微小なパーティクルほど効果が大きくなるため、ミクロンサイズより小さなサイズのパーティクルまでも集束することが可能である。
さらに、第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100、およびパーティクル集束機構100が実行するパーティクルの集束方法では、管102内に静電界をつくり、パーティクルを非接触な状態で集束させるため、管102内におけるパーティクルの付着も防ぐことができる、という利点を得ることができる。
<第1の変形例>
図1および図2を参照して説明したパーティクル集束機構100においては、2つの筒102a、102bが有する電極103、104となる部分が、筒102a、102b全体であった。これにより、パーティクル集束機構100においては、電極103、104が円筒型電極とされていた。
しかしながら、電極103、104は、円筒型電極に限られるものではない。例えば、平行平板型電極であってもよい。第1の変形例は、電極103、104を平行平板型電極とした場合の一例である。
図5は本発明の第1の実施形態に係るパーティクル集束機構の第1の変形例を概略的に示す断面図、図6は図5に示すパーティクル集束機構の第1の変形例が備える管を分解して示す斜視図である。
図5および図6に示すように、第1の変形例に係るパーティクル集束機構100aが、図1および図2に示したパーティクル集束機構100と異なるところは、電極103、および電極104がともに円筒型電極であったところ、例えば、上下に互いに対向した平行平板型の電極103U、103L、並びに104U、104Lとしたところである。電極103Uと103Lとは、例えば、絶縁部材106によって絶縁され、同じく電極104Uと104Lとは、例えば、絶縁部材107によって絶縁されている。また、平行平板型の電極103U、103L、並びに104U、104Lを用いた場合には、筒102a、102b、および絶縁部102cは、例えば、図6に示すように、角筒とすることもできる。筒102a、102b、および絶縁部102cを角筒とした場合には、例えば、矩形の短軸方向の長さ“a”を、長軸方向の長さ“b”よりも十分に短くすることがよい(a<<b)。そして、電極103U、103Lは長軸方向に配置し、絶縁部材107は短軸方向に配置する。これにより、電極103Uと電極103Lとは、広い面積、かつ、短い距離で対向させることができ、より強い静電界を管102の内部に生じさせることができる。
パーティクル集束機構100aにおいては、直流電源105からの高電圧は、例えば、気体の流れの上流側に位置する電極103U、103Lの双方に印加され、低電圧は、下流側に位置する電極104U、104Lに印加される。もちろん、高電圧が印加される電極と、低電圧が印加される電極との位置関係については、パーティクルPをプラスかマイナスかのどちらに帯電させるかによって切り替えられる。その他の構成は、図1および図2に示したパーティクル集束機構100と同様である。
このように、電極103、104については、例えば、上下に絶縁されて対向した平行平板型の電極103U、103L、並びに104U、104Lとすることができる。なお、この変形は、本明細書において説明する全ての実施形態において適用できる。
また、第1の実施形態の一例および第1の変形例においては、低電圧を0V(接地)にしたが、低電圧は負電圧であってもよい。低電圧を負電圧としても、管102内には、気体の流れに沿って、例えば、+10kV〜−10kVといった静電界の電位差を生じさせることができる。したがって、上記第1の実施形態の一例および第1の変形例と同様に、帯電したパーティクルCPを、管102内の中心軸Cの部分に集束させることができる。この変形も、本明細書において説明する全ての実施形態において適用できる。
(第2の実施形態)
<パーティクル濃縮機構>
図7は、本発明の第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構の一例を概略的に示す断面図である。
図7に示すように、第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構200は、第1の実施形態において説明したパーティクル集束機構100の管102を備えている。管102内には、管102の中心軸Cの部分に集束された帯電したパーティクルCPを捕集する捕集ノズル201が設けられている。捕集ノズル201は、例えば、管102内において屈曲され、管102外へと導出されている。管102外へと導出された捕集ノズル201は、例えば、図示せぬ配管に接続され、帯電したパーティクルCPを含む気体は、配管を介して、例えば、パーティクル測定器へと送られる。
捕集ノズル201の吸引口202は、気体の流れに対して交差した方向に開口が向くように配置され、吸引口202は、例えば、パーティクル集束機構100が備えている絶縁部102cの内表面に面した部分に設けられている。帯電したパーティクルCPは、管102内のうち、絶縁部102cの内表面に面した部分に集束するためである。
管102の、捕集ノズル201より下流側は、例えば、図示せぬ排気機構に接続されている。これにより、管102内に流れる気体のうち、集束された帯電したパーティクルCPを含む気体は、捕集ノズル201により吸引されるが、捕集ノズル201に吸引された以外の気体については、捕集ノズル201の外表面と管102の内表面との間を介して、捕集ノズル201よりも下流に流れ、排気機構によって排気される。
このような第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構200によれば、管102内に捕集ノズル201を設け、パーティクル集束機構100によって集束された帯電したパーティクルCPを捕集するようにしたことによって、気体中のパーティクルPを、より濃縮させた状態で抽出することが可能となる。
したがって、第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構200によれば、パーティクル集束機構100を用いて集束されたパーティクルを捕集することによって、気体に分散しているパーティクルを元の状態よりも濃縮された状態にすることが可能となる、という利点を得ることができる。
本例において、捕集ノズル201の内径は管102の内径よりも小さく、帯電したパーティクルCPの集束径よりも大きくすることが望ましい。捕集ノズル201の内径を、このように設定することによって、集束された帯電したパーティクルCPを、ほぼ取りこぼすことなく捕集することが可能となる。
また、捕集ノズル201は、導電物により構成されていることが望ましい。これは、捕集ノズル201内におけるパーティクルの付着を防ぐためである。捕集ノズル201を構成する材料は誘電体よりも、導電物の方がパーティクルの付着を、より効果的に防ぐことができる。
(第3の実施形態)
<パーティクル測定装置:パーティクル集束機構100を利用した例>
次に、第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100を利用したパーティクル測定装置を、第3の実施形態として説明する。
図8は本発明の第3の実施形態に係るパーティクル測定装置の一例を概略的に示す断面図である。
図8に示すように、第3の実施形態に係るパーティクル測定装置300は、第1の実施形態に係るパーティクル集束機構100を備えている。パーティクル測定装置300は、パーティクル集束機構100の管102の中心軸Cの部分に帯電したパーティクルCPを集束させ、帯電したパーティクルCPが集束した部分を、パーティクル測定器301のパーティクル感知領域(測定箇所)302とする。
パーティクル測定器301の一例は、光学パーティクル測定器である。パーティクル測定器301を光学パーティクル測定とした場合には、例えば、パーティクル集束機構100の管102の絶縁部102c上にレーザ光源303が備えられ、レーザ光源303と対向した絶縁部102c上の位置には、レーザ光源303から照射されたレーザ光線Lを遮断する遮断壁304が設けられる。このようなパーティクル測定器301は、光学的にパーティクルを測定するものであり、レーザ光線Lの通過する経路中に存在するパーティクルによるレーザ光の散乱の程度から、パーティクルの数と大きさを測定する。レーザ光の散乱を感知する感知器は、図8中には示されていないが、例えば、レーザ光線Lの経路に対して垂直に取り付けられている(例えば、紙面に対して垂直な方向)。感知器が感知する領域が、図8中に破線円で示す感知領域302である。
このような第3の実施形態に係るパーティクル測定装置300は、例えば、排気管中を流れる気体中のパーティクルの測定など、比較的狭い空間におけるパーティクルの測定に有利である。
また、図8に示すようなパーティクル測定器301を備えたパーティクル測定装置300は、配管、例えば、排気管中において、直接にパーティクルを測定するISPM(インサイチュパーティクルモニタ)として構成することができる。例えば、管102の上流側を、絶縁部材305を介して排気管306に接続する。これにより、管102には、排気管306中を流れてきた気体中のパーティクルPを導くことができる。そして、排気管306中を流れてきた気体中のパーティクルPを集束させて、その数を測定することができる。ISPMが用いられた処理システムの一例を以下説明する。
<ISPMが用いられた処理システムの例>
ISPMが用いられた処理システムの一例として、例えば、半導体装置等の製造工程に使用される処理装置において、被処理体(半導体ウエハ)に処理を施す処理室内のパーティクルを測定するパーティクル測定装置として、第3の実施形態に係るパーティクル測定装置300を用いた例を図9に示す。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るパーティクル測定装置を適用した処理システムの一システム構成例を示すブロック図である。なお、図9においては、処理装置については概略的な断面にて示されている。
図9に示すように、処理システム350は、被処理体に処理を施す処理装置351を備えている。被処理体の一例は、半導体集積回路装置の製造に用いられる半導体ウエハ、例えば、シリコンウエハ(以下ウエハという)Wである。処理装置351は、ウエハWに対して、成膜処理、エッチング処理、アニール処理などの処理を施す。
処理装置351は、ウエハWを収容し、収容されたウエハWに対して処理を施す処理室352を備えている。処理室352の床部には、ウエハWを載置する載置台353が配置されている。載置台353には、載置されたウエハWをチャックするチャック機構、例えば、静電チャックや、ウエハWを加熱する加熱機構などが設けられる。なお、これらの機構については、図9では省略している。処理室352の天井部には、ウエハWに対して処理ガスを吐出するシャワーヘッド354が配置されている。シャワーヘッド354は、ウエハWと対向する位置に設けられており、シャワーヘッド354とウエハWとの間の空間が処理空間355となる。
シャワーヘッド354には、処理ガス供給機構356が接続されている。処理ガス供給機構356は、ウエハWの処理の際に用いられる処理ガスを、シャワーヘッド354を介して処理空間355に供給する。
処理室352の床部、例えば、載置台353の周囲の床部には、排気口357が設けられている。排気口357は排気管358に連通されている。排気管358は処理室352内の処理空間355と排気機構359とを接続する。排気機構359は、排気管358を介して処理室352内を排気する。これにより、処理室352内から処理ガスを排気したり、処理室352内の圧力を所定の処理圧力に設定したりする。
本例の処理室352には、処理室352内に存在するパーティクルをモニタするためのパーティクルモニタ用排気管306が接続されている。パーティクルモニタ用排気管306は、処理室352に形成された開口360に接続されている。パーティクルモニタ用排気管306には、この排気管306を開閉する開閉バルブ361が設けられている。開閉バルブ361の後段は排気管358に接続されており、開閉バルブ361の後段と排気管358との間には、第3の実施形態に係るパーティクル測定装置300が設けられている。なお、本例においては、排気管358とは別にパーティクルモニタ用排気管306を設けて、パーティクル測定装置300をパーティクルモニタ用排気管306にしているが、パーティクル測定装置300は排気管358に設けることも可能である。
例えば、第3の実施形態に係るパーティクル測定装置300は、図9に示すような処理システム中に組み込んでの使用が可能である。
(第4の実施形態)
<パーティクル測定装置:パーティクル濃縮機構200を利用した例>
次に、第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構200を利用したパーティクル測定装置を、第4の実施形態として説明する。
図10は本発明の第4の実施形態に係るパーティクル測定装置の一例を概略的に示す断面図である。
図10に示すように、第4の実施形態に係るパーティクル測定装置400は、第2の実施形態に係るパーティクル濃縮機構200を備えている。第4の実施形態に係るパーティクル測定装置400のサンプリング吸入口401には、パーティクル濃縮機構200が有するパーティクル集束機構100の管102が備えられている。本例においては、管102の先端が、そのままサンプリング吸入口401を構成しているが、管102の先端に、サンプリング吸入口を、別途接続するようにすることも可能である。また、この場合、サンプリング吸入口には、パーティクルを、より広く捕集するために、パーティクル捕集機構を取り付けるようにしてもよい。
パーティクル測定装置400は、パーティクル濃縮機構200によって濃縮されたパーティクルを含む気体を、捕集ノズル201を介してパーティクル測定器402に導入させる。それ以外の気体はパーティクル測定装置400に、管102の下流に真空ポンプなどを備えた排気機構403を接続し、排気する。
パーティクル測定器402の例としては、LPC(レーザーパーティクルカウンタ)や、送られてきた微細なパーティクルを凝縮させ、そのサイズをより大きくしてから測定するようにしたCNC(凝縮核計数器)を挙げることができる。第4の実施形態に係るパーティクル測定装置400は、そのパーティクル測定器402を、測定するパーティクルの大きさ、量等に応じて、最適なパーティクル測定器に適宜交換することが可能である。さらに、パーティクル測定においては、気中にてパーティクル数を測定するものの他、液中にてパーティクル数を測定するものなど、様々な測定手法を選択することもできる。
このような第4の実施形態に係るパーティクル測定装置400は、例えば、大気中や、半導体装置の製造設備であるクリーンルーム中に含まれたパーティクルの測定など、比較的広い空間におけるパーティクルの測定に有効である。
以上、本発明をいくつかの実施形態と変形例によって説明したが、本発明は、上記実施形態および変形例に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々に変形することが可能である。
100;パーティクル集束機構
101;帯電装置
102;管
102a、102b;筒
102c;絶縁部
103、103U、103L、104、104U、104L;電極
105;電圧印加機構(直流電源)
200;パーティクル濃縮機構
201;捕集ノズル
202;吸引口
300;パーティクル測定装置
301;パーティクル測定器
302;感知領域
305;絶縁部材
306;排気管
400;パーティクル測定装置
401;サンプリング吸入口
402;パーティクル測定器
403;排気機構

Claims (16)

  1. 気体中のパーティクルを帯電させ、
    前記帯電させたパーティクルを、電極となる部分を有した2つの筒を、互いの間に絶縁部を介して連結して構成した管に導入し、
    一方の電極には高電圧を、他方の電極には低電圧を印加した状態で前記管内に生じる静電界によって、前記帯電させたパーティクルを前記管の中心軸部分に集束させることを特徴とするパーティクル集束方法。
  2. 前記高電圧が印加される電極と、前記低電圧が印加される電極との位置関係は、前記パーティクルをプラスかマイナスかのどちらに帯電させるかによって切り替えることを特徴とする請求項1に記載のパーティクル集束方法。
  3. 前記高電圧が印加される電極、前記低電圧が印加される電極は、円筒型、又は平行平板型とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーティクル集束方法。
  4. 気体中のパーティクルを帯電させる帯電装置と、
    前記帯電させたパーティクルが導入され、電極となる部分を有した2つの筒を、互いの間に絶縁部を介して連結して構成した管と、
    一方の電極には高電圧を、他方の電極には低電圧を印加する電圧印加機構と、を具備し、
    前記一方の電極には高電圧を、前記他方の電極には低電圧を印加した状態で前記管内に生じる静電界によって、前記帯電させたパーティクルを前記管の中心軸部分に集束させることを特徴とするパーティクル集束機構。
  5. 前記高電圧が印加される電極と、前記低電圧が印加される電極との位置関係は、前記パーティクルをプラスかマイナスかのどちらに帯電させるかによって切り替えることを特徴とする請求項4に記載のパーティクル集束機構。
  6. 前記高電圧が印加される電極、前記低電圧が印加される電極は、円筒型、又は平行平板型とすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のパーティクル集束機構。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載されたパーティクル集束機構の管内に、捕集ノズルを設け、前記パーティクル集束機構によって前記管の中心軸部分に集束されたパーティクルを前記捕集ノズルによって捕集し、気体中のパーティクルを濃縮させた状態で抽出するようにしたことを特徴とするパーティクル濃縮機構。
  8. 前記捕集ノズルの内径は、前記管の内径よりも小さく、前記集束されたパーティクルの集束径よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のパーティクル濃縮機構。
  9. 前記管内に流れる気体のうち、前記集束されたパーティクルを含む気体は、前記捕集ノズルにより吸引し、前記捕集ノズルに吸引された以外の気体は、前記捕集ノズルの外表面と前記管の内表面との間から排気することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のパーティクル濃縮機構。
  10. 前記捕集ノズルの吸引口は、前記パーティクルが流れる方向に交差する方向に開口が向くように配置されていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載のパーティクル濃縮機構。
  11. 前記捕集ノズルの吸引口は、前記パーティクル捕集機構が備えている絶縁部の下方に設けられていることを特徴とする請求項10に記載のパーティクル濃縮機構。
  12. 前記捕集ノズルは、導電物により構成されていることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか一項に記載のパーティクル濃縮機構。
  13. 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載されたパーティクル集束機構を備え、前記パーティクル集束機構の管の中心軸部分にパーティクルを集束させ、前記パーティクルが集束した部分をパーティクル測定器の測定箇所としたことを特徴とするパーティクル測定装置。
  14. 前記パーティクル測定器は、ISPMであることを特徴とする請求項13に記載のパーティクル測定装置。
  15. パーティクル測定装置のサンプリング吸入口に、請求項7から請求項12のいずれか一項に記載されたパーティクル濃縮機構を備えた管を備え、前記パーティクル濃縮機構によって濃縮されたパーティクルを含む気体をパーティクル測定器に導入させ、それ以外の気体はパーティクル測定装置外に排気することを特徴とするパーティクル測定装置。
  16. 前記パーティクル測定器は、LPC又はCNCであることを特徴とする請求項15に記載のパーティクル測定装置。
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