JP2015109278A - 有機発光素子及び有機発光表示装置 - Google Patents

有機発光素子及び有機発光表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構造を単純化し、駆動電圧を減少させた多層スタック構造の有機発光素子及びこれを用いた有機発光表示装置を提供する。【解決手段】正極と負極との間にn(2以上の自然数)個のスタックを有する有機発光素子において、前記各スタックは、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含み、互いに異なる各スタックの間にはn型電荷生成層及びp型電荷生成層を含み、前記p型電荷生成層は、特定のインデノフルオレンジオン誘導体または特定のイミン誘導体からなることを特徴とする有機発光素子を構成する。【選択図】図3D

Description

本発明は、有機発光素子において、特に、構造を単純化し、駆動電圧を減少させた多層スタック構造の有機発光素子及びこれを用いた有機発光表示装置に関する。
最近、本格的な情報化時代に入ることによって、電気的情報信号を視覚的に表現するディスプレイ分野が急速に発展しており、これに応えて、薄型化、軽量化、低消費電力化の優れた性能を有する多様な平板表示装置が開発され、これが既存のブラウン管(Cathode Ray Tube:CRT)に取って代わるものとなっている。
このような平板表示装置の具体的な例としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display device:LCD)、プラズマ表示装置(Plasma Display Panel device:PDP)、電界放出表示装置(Field Emission Display device:FED)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Device:OLED)などを挙げることができる。
このうち、別途の光源を要求しないものとして、装置のコンパクト化及び鮮明なカラー表示のための有機発光表示装置が競争力のあるアプリケーションとして考慮されている。
このような有機発光表示装置には、有機発光層の形成が必須である。
前記有機発光層を画素別にパターニングせず、互いに異なる色相の有機発光層を含むスタック構造を積層することによって白色を表示する有機発光表示装置が提案された。
すなわち、有機発光表示装置は、発光ダイオードの形成時、正極と負極との間の各層をマスクなしで蒸着させるものであって、有機発光層を含む各有機膜は、その成分を異ならせて真空状態で蒸着することによって順次形成されることを特徴とする。
前記有機発光表示装置は、薄型光源、液晶表示装置のバックライトまたはカラーフィルターを採用したフルカラー表示装置への使用などのように、多くの用途を有している素子である。
一方、従来の有機発光表示装置は、互いに異なる色相の光を発光する各スタックが正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含む。そして、各発光層内には、単一ホスト及び発光する色相用ドーパントが含まれ、発光層内に流入した電子と正孔の結合作用によって該当の色相が発光される。また、各スタックに互いに異なる色相の発光層を含み、複数のスタックを積層して形成するが、この場合、各スタックの間に電荷生成層(CGL:Charge Generation Layer)を置き、隣接したスタックから電子を受け取ったり、あるいは隣接したスタックに正孔を伝達する。そして、前記電荷生成層は、n型電荷生成層とp型電荷生成層に区分されるが、従来の電荷生成層構造を適用したとき、駆動電圧と寿命が全て改善された例はなかった。
前記のような従来の有機発光表示装置は、次のような問題を有する。
各スタックを連結する電荷生成層は、主にn型とp型に分けて形成した。そして、n型電荷生成層は、電子輸送性有機物にアルカリ金属をドーパントとして形成し、p型電荷生成層は、正孔輸送性有機物にF4−TCNQと同じp型ドーパントを適用して形成した。
最近は、p型電荷生成層の材料をHAT−CNのように電子をより効率的に受け入れる性質の材料に変更することによって、単一層のp型電荷生成層を形成する方法と、単一層の正孔輸送層を形成する方法とが提案されたが、この場合、性能は向上するが、駆動電圧の増加及び寿命の低下を伴うという問題があるので、性能のみを考慮してこのような材料に変更することは難しいのが実情である。
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたものであって、構造を単純化し、駆動電圧を低下させた多層スタック構造の有機発光素子及びこれを用いた有機発光表示装置を提供することを目的とする。
前記のような目的を達成するための本発明の有機発光素子は、正極と負極との間にn(2以上の自然数)個のスタックを有する有機発光素子において、前記各スタックは、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含み、互いに異なるスタックの間にはn型電荷生成層及びp型電荷生成層を含み、前記p型電荷生成層は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体からなることを特徴とする。
Figure 2015109278
化学式(1)において、X、Xは、独立的に次の化学式(I)〜(V)のいずれか一つで、R〜R10は、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基またはシアノ基で、R〜RまたはR〜R10は、互いにリングをなして結合される。
Figure 2015109278
Figure 2015109278
Figure 2015109278
Figure 2015109278
Figure 2015109278
また、化学式(IV)〜(V)において、R51〜R53は、独立的に水素原子、フルオロアルキル基、アルキル基、アリール基またはヘテロ環で、R52及びR53は、互いにリングをなす。
Figure 2015109278
Figure 2015109278
化学式(2)または化学式(3)において、Y〜Yは、独立的に炭素原子または窒素原子で、R〜Rは、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基またはシアノ基で、RとR、またはRとRは、リングをなして結合される。
一方、前記p型電荷生成層は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体をホストとして含み、前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分をドーパントとして含む。
そして、前記p型電荷生成層は、前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分を、0.5体積%〜10体積%で含むことが好ましい。
前記p型電荷生成層の厚さは50Å〜200Åである。
前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の厚さは50Å〜700Åであり得る。
前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層は、三重項準位が2.5eV以上であり得る。
また、前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層のHOMO準位は、「前記の隣接したp型電荷生成層のホストのLUMO準位に0.3eVを加えた値」より小さいか同じであることが好ましい。
前記正極と負極との間に3個のスタックを含み、前記正極と隣接した第1のスタックと前記負極に隣接した第3のスタックの発光層は青色発光層で、前記第1のスタックと前記第3のスタックとの間の第2のスタックの発光層は、燐光発光層で、黄緑色、黄色がかかったグリーン色または赤緑色を発光するものである。
また、前記第2のスタックの燐光発光層は、少なくとも一つの正孔輸送物質のホストと、少なくとも一つの電子輸送物質のホストとを含むものであり得る。
そして、前記n型電荷生成層は、電子輸送特性の有機物にn型有機ドーパントを含んで構成されたり、あるいは、前記n型電荷生成層は、電子輸送特性の有機物にアルカリ金属またはアルカリ土類金属から選ばれる金属をドーパントとして含んで構成され得る。
前記n型電荷生成層をなす前記電子輸送特性の有機物は、ヘテロ環(heterocyclic)を含む縮合芳香族環(Fused Aromatic Ring)であり得る。
前記n型電荷生成層において、ドーパントは、0.4体積%〜3体積%の含量で含まれ得る。
前記n型電荷生成層は、50Å〜250Åの厚さであり得る。
また、各スタックの発光層に隣接した正孔輸送層と電子輸送層の三重項準位は、発光層のホストの三重項準位より0.01eV〜0.4eV高いことが好ましい。
同一の目的を達成するための本発明の有機発光表示装置は、マトリックス状に画素を定義し、各画素別に薄膜トランジスタを含む基板と、前記薄膜トランジスタに接続された第1の電極と、前記第1の電極上に、それぞれ正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含んで形成されたn(2以上の自然数)個のスタックと、前記互いに異なるスタックの間に順次形成されたn型電荷生成層及びp型電荷生成層と、n番目のスタック上に形成された第2の電極とを含み、前記p型電荷生成層は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体からなるものであり得る。ここで、化学式(1)〜(3)は、上述した通りである。
本発明の有機発光素子及びこれを用いた有機発光表示装置は、次のような効果を有する。
複数の発光ユニットを有する構造において、各ユニットの間に備えられる電荷生成層のうち、ユニットの正孔輸送層に隣接したp型正孔輸送層は、その材料が既存の単一物質で形成された材料に比べて小さいLUMO値を有するインデノフルオレンジオン誘導体またはイミン誘導体成分の単一層とし、隣接したスタックの発光層と電荷生成層との間に単一層の正孔輸送層のみを備えることによって、既存の単一物質のp型正孔輸送層に隣接し、正孔輸送層の他に別途の電子あるいは励起子阻止層をさらに備える構造と類似する水準の効率を有し、駆動電圧を低下させ得るという効果を有する。
あるいは、複数の発光ユニットを有する構造において、各ユニットの間に備えられる電荷生成層のうち、ユニットの正孔輸送層に隣接したp型正孔輸送層は、その材料が既存の単一物質で形成された材料に比べて小さいLUMO値を有する成分のインデノフルオレンジオン誘導体またはイミン誘導体をホストとし、あるいは、これに最も隣接した正孔輸送層の成分を少量ドーピングし、隣接したスタックの発光層と電荷生成層との間に単一層の正孔輸送層のみを備えることによって層構造を減少させると共に、既存の単一物質のp型正孔輸送層に隣接し、正孔輸送層以外に別途の電子あるいは励起子阻止層をさらに備える構造に比べても、高い効率を有し、駆動電圧と進行性駆動電圧(ΔV)を低下させ、寿命を向上させ得るという効果がある。
本発明の有機発光素子を示した断面図である。 図1のS部分の比較例1を示した断面図である。 図1のS部分の比較例2を示した断面図である。 図1のS部分の本発明の第1の実施例を示した断面図である。 図1のS部分の本発明の第2の実施例を示した断面図である。 図2Aの各層のエネルギーバンドギャップを示した図である。 図2Bの各層のエネルギーバンドギャップを示した図である。 図2Cの各層のエネルギーバンドギャップを示した図である。 図2Dの各層のエネルギーバンドギャップを示した図である。 装置A〜D及び比較例1、2のJV特性を示したグラフである。 装置A〜D及び比較例1、2のスペクトルを示したグラフである。 装置A〜D及び比較例1、2の輝度に対するEQE特性を示したグラフである。 装置A〜D及び比較例1、2の時間による輝度変化と、時間による駆動電圧上昇を示したグラフである。 本発明の有機発光素子を適用した有機発光表示装置を示した断面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の白色有機発光素子を詳細に説明する。
図1は、本発明の有機発光素子を示した断面図である。
図1に示すように、本発明の有機発光素子は、正極110と負極170との間にn(2以上の自然数)個のスタック120、140、160を有する。図面上には3個のスタックのみを図示したが、これに限定されることなく、2個あるいは4個以上のスタックにも適用可能である。
図示したように、各スタックを下側から第1の青色スタック120、燐光スタック140、第2の青色スタック160として順次備えるとき、前記有機発光素子は白色有機発光素子として具現可能である。例えば、前記燐光スタック140の発光層145は、黄緑色(Yellow Green)、黄色がかかったグリーン(Yellowish green)色または赤緑色(Red Green)を発光するものである。図面では、その一例として前記燐光スタック140の発光層145として黄緑色発光層を示す。
ここで、前記燐光スタック140の燐光発光層145は、少なくとも一つの正孔輸送物質のホストと、少なくとも一つの電子輸送物質のホストとを含み、ここで、黄緑色または黄色がかかったグリーン領域あるいは赤緑色領域の波長の光を発光するドーパントを含む。
前記燐光スタック140は、3個以上のスタックで少なくとも1個以上備えることができ、フルホワイト200nit以上の高輝度パネルを具現可能にする。この場合、黄緑色燐光発光層の適用時、発光ピーク波長は540nm〜580nmで、好ましくは550nm〜570nmでその最大発光ピークを有する。この場合、半値幅は80nm以上である。
また、前記燐光スタック140の燐光発光層145に含まれるドーパントは1個または2個であり、ドーパントが2個である場合は、互いに異なるドーピング濃度を有することができ、この場合のドーピング厚さはそれぞれ400Åを超えないようにする。
一方、前記第1及び第2の青色スタック120、160は、青色蛍光発光層125、165を備えたものであって、場合に応じて、材料の開発が可能であれば青色燐光発光層への変更が可能である。
また、本発明の有機発光素子の各スタックは、正孔輸送層123、143、163、発光層125、145、165及び電子輸送層127、147、167を順次備えている。ここで、各スタック120、140、160の発光層125、145、165に隣接した正孔輸送層123、143、163と電子輸送層127、147、167の三重項準位は、発光層125、145、165のホストの三重項準位より0.01eV〜0.4eV高いことが好ましい。これは、各発光層に発生した励起子が、該当の発光層に隣接した正孔輸送層や電子輸送層に移らないように制限するためである。
一方、前記正極110と第1の青色スタック120の正孔輸送層123との間には、別途に正孔注入層をさらに備えることもできる。
また、前記第2の青色スタック160と負極170との間には、図示したように、電子注入層169をさらに備えることもでき、これは、場合に応じて省略可能である。
そして、互いに異なるスタックの間にはn型電荷生成層133、153及びp型電荷生成層137、157を含み、前記p型電荷生成層137、157は、次の化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体からなる。
Figure 2015109278
化学式(1)において、X、Xは、独立的に次の化学式(I)〜(V)のいずれか一つで、R〜R10は、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基またはシアノ基で、R〜RまたはR〜R10は、互いにリングをなして結合され得る。
Figure 2015109278
Figure 2015109278
Figure 2015109278
Figure 2015109278
Figure 2015109278
また、化学式(IV)〜(V)において、R51〜R53は、独立的に水素原子、フルオロアルキル基、アルキル基、アリール基またはヘテロ環で、R52及びR53は、互いにリングをなすことができる。
ここで、X、Xは、互いに同一または異なり、R〜R10も互いに同一または異なり得る。
あるいは、前記p型電荷生成層137、157は、次の化学式(2)または化学式(3)のイミン誘導体からなることもある。
Figure 2015109278
Figure 2015109278
ここで、化学式(2)または化学式(3)において、Y〜Yは、独立的に炭素原子または窒素原子で、R〜Rは、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基またはシアノ基で、RとR、またはRとRは、リングをなして結合される。
また、上述した化学式(1)〜(3)からなる前記p型電荷生成層137、157の厚さは50Å〜200Åであり得る。
そして、前記p型電荷生成層137、157に最も隣接した正孔輸送層143、163の厚さは、50Å〜700Åであり得る。この場合、前記正孔輸送層143、163は、隣接した発光層に発生した電子あるいは励起子が流入することを防止できる電子あるいは励起子阻止機能を有する正孔輸送物質からなる。
また、前記p型電荷生成層137、157に最も隣接した正孔輸送層143、163は、三重項準位が2.5eV以上であり、例えば、単一の材料で一層構造に形成する。例えば、正孔輸送層143、163の材料としてはm−MTDATAが用いられるが、これに限定されることはない。
そして、正極に隣接した正孔輸送層123は、NPDなどの一般的な正孔輸送物質の第1の層と、m−MTDATAなどのHOMO値が低い物質の第2の層とを含んで形成することができる。
一方、上述した本発明の有機発光素子のp型電荷生成層137、157において、主材料として化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体や化学式(2)または化学式(3)のイミン誘導体を用いる理由は、隣接した正孔輸送層を単層化すると同時に、電荷分離(charge separation)で発生した正孔をより容易に正孔輸送層143、163に伝達するためである。
最近用いられるp型正孔輸送層の材料としてHAT−CNがあるが、これは、単一材料でp型正孔輸送層を形成可能であるが、p型正孔輸送層と隣接した発光層との間に二重の正孔輸送層を形成しなければならないという問題を有していた。したがって、本発明においては、前記p型正孔輸送層を上述した化学式(1)〜(3)の単一材料で形成したり、隣接したスタックの単一層の正孔輸送層の一部の成分をドーピングすることによって、正孔注入時のエネルギー障壁を低くし、駆動電圧を低下させることを特徴とする。後者の場合、前記p型電荷生成層137、157に最も隣接した正孔輸送層143、163のHOMO準位は、「前記の隣接したp型電荷生成層のホストのLUMO準位に0.3eVを加えた値」より小さいか同じであることが好ましい。この場合、前記p型電荷生成層137、157は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体をホストとして含み、前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層143、163の成分をドーパントとして含む。そして、前記p型電荷生成層137、157は、前記p型電荷生成層137、157に最も隣接した正孔輸送層143、163の成分を0.5体積%〜10体積%で含むことが好ましい。
ここで、本発明の化学式(1)〜(3)の成分を主成分にして構成されるp型電荷生成層は、有機発光素子に備えられた全てのスタックの間で適用することもでき、一部のスタックの間のみで適用することもできる。
一方、前記n型電荷生成層133、153は、電子輸送特性の有機物にn型有機ドーパントを含んで構成される。あるいは、前記n型電荷生成層133、153は、電子輸送特性の有機物にアルカリ金属(1A)またはアルカリ土類金属(2A)から選ばれる金属をドーパントとして含んで構成され得る。例えば、Liなどの金属を主にドーピングする。前記n型電荷生成層において、前記有機ドーパントあるいは金属成分のドーパントは0.4体積%〜3体積%の含量で含まれ得る。
そして、前記n型電荷生成層133、153をなす前記電子輸送特性の有機物は、ヘテロ環(heterocyclic)を含む縮合芳香族環(Fused Aromatic Ring)であり得る。
このような前記n型電荷生成層133、153は、50Å〜250Åの厚さで形成することができる。
一方、発光方向によって、前記正極110あるいは負極170が基板(図示せず)に接し得る。そして、基板側には、マトリックス状の複数の画素が定義され、各画素に薄膜トランジスタが形成され、それぞれの薄膜トランジスタは正極110または負極170と接続される。
具体的に、本発明のp型電荷生成層/正孔輸送層及びこれと比較される比較例のp型電荷生成層/正孔輸送層のエネルギー準位に対しては、次の図面を参照して説明する。
図2A〜図2Dは、図1のS部分の比較例1、2と本発明の第1及び第2の実施例を示した断面図で、図3A〜図3Dは、図2A〜図2Dの各層のエネルギーバンドギャップを示した図である。
図2A及び図3Aは、比較例1を示したものであって、図1のS部分がHAT−CN(下記化学式(4))の単一材料からなるp型電荷生成層37、第1の正孔輸送層(HTLA)43及び第2の正孔輸送層(HTLB)45からなっている。
Figure 2015109278
ここで、第1の正孔輸送層(HTLA)43と第2の正孔輸送層(HTLB)45は、いずれも正孔輸送性質の有機物であるが、第2の正孔輸送層(HTLB)45は、発光層145に隣接し、発光層145で発生した励起子やその内部の電子が発光層145内に制限されるように電子または励起子阻止層としての機能を有する。そして、前記第2の正孔輸送層(HTLB)45は、相対的にHOMO値が第1の正孔輸送層(HTLA)43に比べて低いという特性を示す。
比較例1で2個の正孔輸送層を適用した理由は、第1の正孔輸送層(HTLA)43が、p型電荷生成層37からの正孔注入を効果的に向上させると同時に、キャビティ(cavity)を調節するためである。また、第2の正孔輸送層(HTLB)45は、燐光スタックでの効率向上のための電子阻止及び三重項拡散防止の役割をするものである。このような第2の正孔輸送層(HTLB)45の役割は、第2の正孔輸送層(HTLB)45が隣接した発光層145より0.01eV〜0.4eV高い三重項エネルギー準位を有することから起因するものと判断される。
図2B及び図3Bは、比較例2を示したものであって、図1のS部分は、HAT−CN(上記化学式(4))の単一材料からなるp型電荷生成層37及び単一層の正孔輸送層45からなっている。以下の比較実験では、前記単一層の正孔輸送層45は、上述した比較例1の第2の正孔輸送層(HLTB)の材料と同一の材料を用いて形成した。
また、図2C及び図3Cは、本発明の第1の実施例を示したものであって、図1のS部分は、化学式(1)〜(3)のうち一つの単一材料からなるp型電荷生成層137及び単一層の正孔輸送層143からなっている。以下の比較実験では、前記単一層の正孔輸送層143は、上述した比較例1の第2の正孔輸送層(HLTB)の材料と同一の材料を用いて形成した。
ここで、正孔輸送層143が単一層として形成されたので、比較例2に比べて層減少の効果があり、二層構造の正孔輸送層を備える比較例1と類似する効果を得るために、隣接した正孔輸送層143は、電子または励起子阻止機能を有する正孔輸送物質を用いて形成し、各比較例で用いるHAT−CNよりLUMO値が相対的に低い材料でp型電荷生成層を形成し、電荷分離(charge separtaion)過程でエネルギーバリアをより低くし、p型電荷生成層137から隣接したスタックへの正孔伝達を円滑にした。
そして、図2D及び図3Dは、本発明の第2の実施例を示したものであって、図1のS部分は、化学式(1)〜(3)のうち一つの材料をホストとし、隣接した正孔輸送層143の成分をドーパントとして含むp型電荷生成層237及び単一層の正孔輸送層143からなっている。以下の比較実験では、前記単一層の正孔輸送層143は、上述した比較例1の第2の正孔輸送層(HLTB)の材料と同一の材料を用いて形成した。
本発明の第1及び第2の実施例において、p型電荷生成層137、237で共通的に用いる化学式(1)〜(3)の有機物は、比較例1及び2で用いられるHAT−CNに比べて相対的にLUMO値が0.1eV〜0.2eV小さい。すなわち、隣接した正孔輸送層143への正孔の輸送がより容易になる。
そして、前記p型電荷生成層137、237に最も隣接した正孔輸送層143のHOMO準位は、「前記の隣接したp型電荷生成層のホストのLUMO準位に0.3eVを加えた値」より小さいか同じである。すなわち、前記p型電荷生成層137、237と正孔輸送層143は、互いのLUMO値とHOMO値を考慮してその材料を選択する。
ここで、前記第2の実施例において、p型電荷生成層237に正孔輸送層143の成分をドーピングする理由は、第1の実施例の構造において、p型電荷生成層137と正孔輸送層143との間の界面に部分的にホール蓄積があり、効果的な電荷分離(charge separation)を妨害し得る。このような問題を解決するために、前記p型電荷生成層に正孔輸送層物質を少量ドーピングし、p型電荷生成層と正孔輸送層との界面でのバリアギャップを一部減少させ、効果的な電荷分離を起こし得る。このような結果により、駆動電圧を低下させ、寿命を改善する効果を有するようになる。
ここで、前記p型電荷生成層に含まれる正孔輸送層の成分は、0.5体積%〜10体積%で可変することができ、実験結果では、約3体積%ドーピング時、駆動電圧改善効果が最も良く表れることを確認することができた。本発明において、p型電荷生成層に含まれる正孔輸送層の成分の濃度が約0.5体積%〜3体積%の範囲であるとき、濃度範囲が増加し、駆動電圧が低下する傾向を示し、3体積%〜10体積%の範囲では、駆動電圧が再び増加する傾向を示した。ここで、正孔輸送層成分がドーピングされる濃度範囲を0.5体積%〜10体積%の範囲に定めた理由は、この範囲で比較例2より優れた駆動電圧特性(低い駆動電圧)を示すためである。
以下の表1及び図4〜図7の各グラフは、上述した比較例1、2及び本発明の第1の実施例に係る装置Aと本発明の第2の実施例に従い、ドーピング濃度を異ならせた装置B〜Dに対して実験したものであり、これらについて具体的に説明する。
ここで、実験において、各層は、次の材料を用いて形成した。各実験において、図1のS部分(p型電荷生成層及びこれに隣接した正孔輸送層)の材料を異ならせたこと以外に、他の層は、比較例1、2及び装置A〜Dで同一の成分にして実験した。以下の各実験から、HTLAに用いた成分は、NPD(N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン)で、HTLBに用いた成分は、次の化学式(5)のm−MTDATA(4,4’,4’’−ニトリロトリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアニリン])である。
一方、装置A〜D及び比較例2において、それぞれp型電荷生成層に隣接した正孔輸送層143、163を有する燐光スタック140と第2の青色スタック160においては、共通的に正孔輸送層143、163の材料としてm−MTDATA(4,4’,4’’−ニトリロトリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアニリン])を用い、正孔輸送層143、163を該当のスタックで単一層として形成した。これと異なり、比較例1では、前記燐光スタックと第2の青色スタックの正孔輸送層を、上述したHTLA(NPD)、HTLB(m−MTDATA)の二層構成で形成した。
また、装置A〜D及び比較例2、比較例1において、正極に隣接している第1の青色スタック120の正孔輸送層123は、共通的に上述したHTLA(NPD)、HTLB(m−MTDATA)の二層構成で形成した。
Figure 2015109278
そして、表1及びグラフにおいて、各値は、p型電荷生成層の主成分を化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体としたとき、そして、化学式(2)または化学式(3)のイミン誘導体としたとき、駆動電圧、効率、EQE特性及び寿命がほぼ類似する形に示されたので、表1及び各グラフにおいて、化学式(1)、(2)、(3)は区分していない。
一方、正極は、ITO(Indium Tin Oxide)を用いて形成し、負極は、アルミニウム(Al)またはアルミニウム合金を用いて形成した。
また、第1の青色スタックにある正極に隣接した正孔輸送層は、NPD(N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン)を用いて形成した。
青色発光層のホストは、ADN(9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン)とし、青色発光層のホストとしては、BCzSB(1,4−ビス(4−(9H−カルバゾール−9−イル)スチリル)ベンゼン)を用いた。
電子輸送層の材料としては、TPBi(1,3,5−トリス(1−フェニル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)ベンゼン)またはHNBphen(2−(ナフタレン−2−イル)−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン)を用いた。
n型電荷生成層のホストは、NBphen(2,9−ビス(ナフタレン−2−イル)−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン)とし、n型ドーパントとしてはLiまたはCaを用いた。実験の比較例は、同一のLiをドーピングして進めた。
燐光スタックの発光層のホストは、BCBP(2,2’−ビス(4−(カルバゾール−9−イル)フェニル)−ビフェニル)とし、ドーパントとしては、fac−ビス(2−(3−p−キシリル)フェニル)ピリジン−2−フェニルキノリンイリジウム(III)を用いた。
第2の青色スタックの負極に隣接した電子注入層は、LiFを用いて形成した。
Figure 2015109278
表1に示すように、実験において、各p型電荷生成層は、100Åの厚さで形成し、比較例1、2では、HAT−CNの単一成分を適用し、装置Aは、化学式(1)〜(3)の化合物の単一成分を適用し、装置B〜Dは、化学式1〜3の化合物をホストとし、隣接した単一正孔輸送層であるHTLBの成分をそれぞれ3体積%、5体積%、10体積%でドーピングした。
特に、比較例1では正孔輸送層をHTLA/HTLBの二層とし、比較例2では正孔輸送層をHTLBの単一層としたとき、駆動電圧、効率及び外部量子効率の面で著しい差が生じることが分かる。
すなわち、比較例2は、正孔輸送層の材料が本発明の正孔輸送層の材料と同一であり、ただし、p型電荷生成層の材料としてのみHAT−CNを用いる点において相違しているが、駆動電圧は、50mA/cmの電流密度にしたときは、本発明の装置A〜Dに比べて4.6V以上駆動電圧が高く、10mA/cmの電流密度にしたときは3.7V高いので、要求される駆動電圧が約31%以上大きいことが分かる。
また、効率特性(電流密度10mA/cmで実験)を比較してみると、比較例2は、72.9cd/A、装置A〜Dでは少なくとも86.5cd/Aになり、本発明の場合、少なくとも19%効率が増加したことが分かる。
そして、外部量子効率(EQE)(電流密度10mA/cmで実験)を比較してみると、比較例2は32.6%、装置A〜Dでは少なくとも35.2%であり、約8%以上効率が向上することが分かる。
一方、比較例1の場合、装置A〜Dと類似する駆動電圧特性を示すが、正孔輸送層を2層適用しなければならないという負担があり、この場合、材料および工程時間が増加するだけでなく、界面の個数が増加し、装置に実質的に適用したときに界面で不良が表れる危険がさらに発生する。したがって、比較例1と装置A〜Dとの直接的な比較は省略する。
図4は、装置A〜D及び比較例1、2のJV特性を示したグラフである。
図4に示すように、駆動電圧対電流密度の関係を比較例1、2と装置A〜Dで直接検討してみると、同一の電流密度で、装置B、装置C、装置A、比較例1、装置D、比較例2の順に駆動電圧が低いことを確認することができる。すなわち、p型電荷生成層内の正孔輸送層の成分を相対的に3体積%の濃度とし、その主成分を化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体としたとき、同一の電流密度で駆動電圧が最も低いことを確認することができる。すなわち、p型電荷生成層に含まれる正孔輸送層のドーピング量は、10体積%以下の水準で少量ドーピングしなければならないことが分かる。
図5は、装置A〜D及び比較例1、2のスペクトルを示したグラフである。
図5に示すように、装置A〜Dと比較例1の波長別強さを示すスペクトル特性はほぼ類似することが分かる。すなわち、青色と黄緑色の範囲でそれぞれ最大値の発光強さを示す。比較例2でも、このような傾向は類似するが、燐光スタックの効率が相対的に低下するので、燐光スタックの黄緑色発光層の発光強さが比較例1及び装置A〜Dより相対的に低い傾向を示す。
図6は、装置A〜D及び比較例1、2の輝度に対するEQE特性を示したグラフである。
図6に示すように、輝度に対する外部量子効率特性も、上述したスペクトル特性と同様に、比較例1、2と装置A〜Dで類似する傾向性を示す。ただし、比較例2の場合は、量子効率が初期輝度で最大値を示した後、残りの各例とは約5%以上の著しい差を有することが分かる。これは、p型電荷生成層と正孔輸送層との間のバリア障壁が相対的に大きいためであると予想される。
図7は、装置A〜D及び比較例1、2の時間による輝度変化と、時間による駆動電圧上昇を示したグラフである。
図7に示すように、電流密度50mA/cmの条件で、初期輝度(L0)に対する時間経過による輝度変化(L/L0)を約100%から95%に変化して観察してみると、比較例2では、他の各例と異なって、20時間より短い寿命を示すことが分かる。
残りの各例で最も優れた寿命を示すものは装置Bであって、装置A、比較例1、装置C、装置Dの順に減少する寿命特性を示す。
また、類似水準の約28時間の寿命を示す装置B、Aに比べて、比較例1は、約23時間の寿命を有するものであって、本発明の場合、ドーピング量を最適に調節したり、化学式1〜3の材料を用いて単一層のp型電荷生成層を形成するとき、比較例1に比べても寿命が20%向上することが分かる。
また、時間経過による駆動電圧の変化(ΔV)値を検討してみると、比較例1の場合は、ΔVが約0.58Vと最も大きく、装置C、D、A、Bの順にΔVが小さくなることが分かる。最も優れた装置Bの場合は、ΔVが約0.49Vと最も小さく、この場合、時間経過による駆動電圧変化が小さいので、信頼性が大きくなることを予想することができる。
一方、比較例2の場合は、時間の経過によって、むしろ、ΔVが−の値に低くなる特性があるが、寿命特性が脆弱であり、単純にΔVの値のみでこれを採択しにくく、これとの比較は省略する。
本発明の有機発光素子は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体の材料でp型電荷生成層を形成し、正孔輸送層の単純化が可能な構造を提案するものであって、p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分をp型電荷生成層に少量ドーピングし、p型電荷生成層のLUMOとこれに隣接した正孔輸送層のHOMOとの間の効果的なバリアーギャップ安定化を通じて、効果的な電荷分離を通じた電圧減少とΔV減少を可能にしたものである。
従来の場合は、スタック型素子の電荷生成層構造に関して、電子輸送物質にアルカリ金属がドーピングされたn型電荷生成層に多様なp型電荷生成層の材料を適用したとき、特に、HAT−CNの材料でp型電荷生成層を形成したときに性能に優れる。しかし、この場合も、駆動電圧や寿命などは解決されなかった。
本発明の有機発光素子は、層単純化を通じた駆動電圧改善効果に関するものであって、これは、p型電荷生成層構造の変更を通じた正孔輸送層の単純化を通じて2層構造の正孔輸送層を適用する場合に比べて同等あるいはそれ以上の効率及び高い寿命特性を維持しながら、寿命による進行性駆動電圧が改善されたことを示す。
図8は、本発明の有機発光素子を適用した有機発光表示装置を示した断面図である。
図8は、それぞれマトリックス状に画素が定義された基板10上に、各画素に設けられた薄膜トランジスタ50を備え、前記薄膜トランジスタ50と接続する第1の電極210と、これと対向した第2の電極270とを備え、それらの間に第1の青色スタック120、第1の電荷生成層130、燐光スタック140、第2の電荷生成層150及び第2の青色スタック160を順次備えた例を示す。
ここで、第1の青色スタック120、第1の電荷生成層130、燐光スタック140、第2の電荷生成層150及び第2の青色スタック160は、図1を参照して説明した通りである。
このような有機発光表示装置は、白色有機発光表示が可能なものであって、各スタックと電荷生成層を基板のアクティブ領域の全面に形成することができ、画素別に色相を駆動するために、カラーフィルターを適用することができる。
また、本発明の有機発光表示装置は、前記第1の電極から第2の電極まで少なくとも2500Å〜5000Åの厚さを有し、視野角及び赤色効率の確保のために、燐光スタックが黄緑色発光層あるいは黄緑色と緑色の二重発光層を有するとき、負極から黄緑色発光層及び隣接した正孔輸送層までの距離は少なくとも2000Åの厚さに形成する。
そして、層の節減のために、p型電荷生成層の材料として、上述した化学式(1)〜(3)のいずれか一つの誘導体の単一成分またはこれに最も隣接した正孔輸送層の成分を少量ドーピングすることによって、効率を向上させ、駆動電圧を低下させる効果を同時に達成しようとする。
一方、以上で説明した本発明は、上述した実施例及び添付の図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な置換、変形及び変更が可能であることは、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明白であろう。
10 基板
50 薄膜トランジスタ
110 正極
120 第1の青色スタック
123、143、163 正孔輸送層
125、145、165 発光層
127、147、167 電子輸送層
130、150 電荷生成層
133、153 n型電荷生成層
137、157 p型電荷生成層
140 燐光スタック
160 第2の青色スタック
169 電子注入層
170 負極
210 第1の電極
270 第2の電極

Claims (18)

  1. 正極と負極との間にn(2以上の自然数)個のスタックを有する有機発光素子において、
    前記各スタックは、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含み、
    互いに異なる各スタックの間にはn型電荷生成層及びp型電荷生成層を含み、
    前記p型電荷生成層は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体からなることを特徴とする有機発光素子。
    Figure 2015109278
    (化学式(1)において、X、Xは、独立的に次の化学式(I)〜(V)のいずれか一つで、R〜R10は、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基またはシアノ基で、R〜RまたはR〜R10は、互いにリングをなして結合される。)
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    (化学式(IV)〜(V)において、R51〜R53は、独立的に水素原子、フルオロアルキル基、アルキル基、アリール基またはヘテロ環で、R52及びR53は、互いにリングをなす。)
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    (化学式(2)または(3)において、Y〜Yは、独立的に炭素原子または窒素原子で、R〜Rは、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基またはシアノ基で、RとR、またはRとRは、リングをなして結合される。)
  2. 前記p型電荷生成層は、
    化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体をホストとして含み、
    前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分をドーパントとして含むことを特徴とする、請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 前記p型電荷生成層は、前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分を0.5体積%〜10体積%で含むことを特徴とする、請求項2に記載の有機発光素子。
  4. 前記p型電荷生成層の厚さは50Å〜200Åであることを特徴とする、請求項1に記載の有機発光素子。
  5. 前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の厚さは50Å〜700Åであることを特徴とする、請求項1または3に記載の有機発光素子。
  6. 前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層は、三重項準位が2.5eV以上であることを特徴とする、請求項1または3に記載の有機発光素子。
  7. 前記p型電荷生成層のLUMO準位と前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層のHOMO準位との差は、0.3eVより小さいか同じであることを特徴とする、請求項1または3に記載の有機発光素子。
  8. 前記正極と負極との間に3個のスタックを含み、
    前記正極と隣接した第1のスタックと前記負極に隣接した第3のスタックの発光層は青色発光層で、
    前記第1のスタックと 前記 第3のスタックのとの間の第2のスタックの発光層は、燐光発光層で、黄緑色、黄色がかかったグリーン色または赤緑色を発光することを特徴とする、請求項3に記載の有機発光素子。
  9. 前記第2のスタックの燐光発光層は、少なくとも一つの正孔輸送物質のホストと、少なくとも一つの電子輸送物質のホストとを含むことを特徴とする、請求項8に記載の有機発光素子。
  10. 前記n型電荷生成層は、電子輸送特性の有機物にn型有機ドーパントを含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の有機発光素子。
  11. 前記n型電荷生成層は、電子輸送特性の有機物にアルカリ金属またはアルカリ土類金属から選ばれる金属をドーパントとして含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の有機発光素子。
  12. 前記n型電荷生成層をなす前記電子輸送特性の有機物は、ヘテロ環(heterocyclic)を含む縮合芳香族環(Fused Aromatic Ring)であることを特徴とする、請求項11に記載の有機発光素子。
  13. 前記n型電荷生成層において、前記ドーパントは、0.4体積%〜3体積%の含量で含まれることを特徴とする、請求項11に記載の有機発光素子。
  14. 前記n型電荷生成層は、50Å〜250Åの厚さであることを特徴とする、請求項1に記載の有機発光素子。
  15. 各スタックの発光層に隣接した正孔輸送層と電子輸送層の三重項準位は、発光層のホストの三重項準位より0.01eV〜0.4eV高いことを特徴とする、請求項1に記載の有機発光素子。
  16. マトリックス状に画素を定義し、各画素別に薄膜トランジスタを含む基板と、
    前記薄膜トランジスタに接続された第1の電極と、
    前記第1電極上に、それぞれ正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含んで形成されたn(2以上の自然数)個のスタックと、
    前記互いに異なるスタックの間に順次形成されたn型電荷生成層及びp型電荷生成層と、
    n番目のスタック上に形成された第2の電極とを含み、
    前記p型電荷生成層は、化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体からなることを特徴とする有機発光表示装置。
    Figure 2015109278
    (化学式(1)において、X、Xは、独立的に次の化学式(I)〜(V)のいずれか一つで、R〜R10は、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基またはシアノ基で、R〜RまたはR〜R10は、互いにリングをなして結合される。)
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    (化学式(IV)〜(V)において、R51〜R53は、独立的に水素原子、フルオロアルキル基、アルキル基、アリール基またはヘテロ環で、R52及びR53は、互いにリングをなす。)
    Figure 2015109278
    Figure 2015109278
    (化学式(2)または(3)において、Y〜Yは、独立的に炭素原子または窒素原子で、R〜Rは、独立的に水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子、フルオロアルキル基またはシアノ基で、RとR、またはRとRは、リングをなして結合される。)
  17. 前記p型電荷生成層は、
    化学式(1)のインデノフルオレンジオン誘導体または化学式(2)もしくは化学式(3)のイミン誘導体をホストとして含み、
    前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分をドーパントとして含むことを特徴とする、請求項16に記載の有機発光表示装置。
  18. 前記p型電荷生成層は、前記p型電荷生成層に最も隣接した正孔輸送層の成分を0.5体積%〜10体積%で含むことを特徴とする、請求項17に記載の有機発光表示装置。
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